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始動。 - 横浜市
採用の流れ② 平成23年度横浜市採用試験スケジュール 試験の種類 試験区分 受験案内配布 大学卒程度等 採用試験 ●事務、社会福祉、技術 系、消防など ●免許や資格を必要とす る職 平成23年 4月下旬 (予定) 高校卒程度、 免許資格職など 採用試験 ●事務、消防など ●免許や資格を必要とす る職 社会人 採用試験 平成23年 7月上旬 (予定) インターネット・郵送申込受付期間 平成23年4月28日 (木) ∼5月11日 (水) 【郵送は消印有効】 平成23年8月1日 (月) ∼8月10日 (水) 第一次試験 最終合格発表 平成23年 6月26日 (日) 平成23年 9月上旬 (予定) 平成23年 9月25日 (日) 【郵送は消印有効】 ●事務系、技術系など まだ見たことのない未来を、横浜から。 横浜市採用試験スケジュール 平成23年 11月下旬 (予定) 平成23年 12月上旬 (予定) ※上記の試験区分・日程は、変更になる場合があります。受験資格、試験日程の詳細については、必ず、各試験の受験案内で確認してください。 ※上記試験のほかに採用試験・選考を実施する場合は、採用案内ホームページ等でお知らせいたします。 受験申込は、便利なインターネット申込をぜひ御利用ください! インターネット 申込は こんなに便利! ●受付期間中なら24時間いつでも申込みができます。●インターネット上で申込み完了。申込書の入手・郵送の手間がかかりま せん。●受験票はダウンロードで入手。受験票送付用切手は不要です。 郵送申込をする場合は、受験案内 (申込書) を入手する必要があります。申込みはインターネット又は郵送のいずれか一方で行ってください (重複して申し込むことは できません) 。 それぞれの申込方法については、採用案内ホームページ 「始動。」 または各試験の受験案内で御確認ください。 ※インターネット申込は、パソコンの機種や環境等により利用できない場合があります。 横浜市採用案内 ホームページ 「始動。 」 採用試験に関することなら、 まずはここをチェック! http://www.city.yokohama.lg.jp/jinji/saiyou.html 「始動。」 横浜市採用情報 メルマガ 好評配信中 月に1∼2回、 あなたの携帯に! パソコンに! 気になる採用関連情報・市政情報など、横浜市の魅力をお届けします ! 登録は、専用ホームページから (モバイル対応) http://m.city.yokohama.lg.jp/ji/sjmail/ インターネット以外での受験案内 (申込書) の入手方法 横浜市人事委員会 事務局任用課 行 朱書きする 横浜市中区日本大通 横浜朝日会館 階 2 3 1 0 0 2 1 切手 大学卒程度事務 受験案内 ︵申込書︶ 請求 送付先の住所 0 0 0 ×××× 氏 名 ●郵送で請求する場合 封筒の表面に受験を希望する試験区分名と 「受験案内 (申込書) 請求」 と朱書きし、裏面に御自分の住所・氏名を明記のうえ、返信用封筒 (角形2 号、郵便番号及び宛先を明記し、140円切手を貼り付けたもの) を入れ て、人事委員会事務局任用課あてに請求してください。 140円 切手 返信用封筒を入れる ※配布期間は各試験により異なります (上記参照) 。 ●直接入手する場合 配布期間中に次の場所で入手することができます (各施設の開庁・開所 時間内に限ります) 。 ・市内各区役所広報相談係 ・市内各行政サービスコーナー ・市庁舎1階市民情報センター ・横浜市東京事務所 ・人事委員会事務局 7 15 裏面に自分の 住所・氏名を書く 返信用封筒 (角形2号) 横浜市人事委員会事務局任用課 お問い 合わせ先 16 〒231-0021 横浜市中区日本大通15 横浜朝日会館7階 Tel.045-671-3347∼8 Fax.045-641-2757 ●看護職員希望の方はこちらまで 横浜市病院経営局 人事課 0120-74-4174(フリーダイヤル) E-mail:[email protected] http://www.city.yokohama.jp/me/byouin/ns-senkou/ ●教員希望の方はこちらまで 横浜市教育委員会事務局 教職員人事課 任用係 採用担当 Tel.045-671-3246 http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/index.html 横浜市人事委員会事務局任用課 平成23年3月発行 平成23年度 横浜市職員採用案内『始動。』 昔も今も新しい街、横浜 。 自ら考え、行動する人材 、 横 浜の未来を拓く力を求め て います 。 横浜市には、368万人の市民の力をはじめ、歴史と国際性あふれる港や都心部の景観、 質の高い文化・集客施設、高度な技術を持つ企業の集積、大学や研究機関などの知的資源、 かつて100軒足らずの規模であった横浜村は、 1859年の開港をきっかけに、日本の社会経済発展とともに 横浜市 中期4か年 計画 368万人都市へと成長してきました。 学校・コミュニティ施設・商店街などの豊富な地域資源など、 長い歴史の中で蓄積された多くの財産があります。 横浜市では現在、中期4か年計画として、 これらの素晴らしい財産を活かした 「つながり」の構築と、 つながる効果による 「安心と活力」 があふれるまちを目指しています。 国内最大級の貿易港を有する横浜は、 常に世界の多様な文化を受け入れ、融合させながら 国際都市として時代の最先端を歩み続けてきました。 「新たな横浜の創造に挑み続ける」 いつの時代も揺るぐことのない横浜市職員の精神。 計画の構成 本市の未来図、横浜版成長戦略、 基本政策、行財政運営の 4つから構成されています。 本市の未来図 時代の動きを捉え、様々な課題を解決し 常に誰もが希望を持って生活できるよう、新しい仕組みを作り続ける― 。 P4にて紹介 世界へつながる窓口「横浜」 という広く大きなフィールドで、 将来を見据え、今から着手する2013年度までの計画期間を超えた政策 横浜版成長戦略 現在の様々な課題に4か年で取り組む政策 基本政策 私たちと共に、新たな挑戦者となってくれる力を求めています。 政策を進める土台 行政運営・財政運営 「つながるしあわせ」∼安心と活力があふれるまち・横浜∼ 本市の未来図 長い歴史の中で蓄積された多くの財産 (市民活動、港や都心部の景観、企業の集積など) が、 互いの強みをいかし、新しい「つながり」 を創ることにより、大きな相乗効果を生み出し、社会的 課題の解決や、新しい価値の創造を促し、 「安心と活力」 を生み出していきます。 Index 横浜版成長戦略 職員紹介 人事給与制度 勤務条件・福利厚生・研修制度 組織図 申込みから採用まで・実施結果 平成23年度試験日程 04 06 12 13 14 15 16 横浜版成長戦略 8つの戦略を進めることで、 「経済の活性化」と「人々の活力づくり」の好循環を構築していきます。 横浜だから、 できる。 成長戦略の数々。 成長産業の強化 地域で暮らす人々の活力づくり 成長を支える基盤づくり 成長産業の強化 戦略2 観光・創造都市戦略 戦略3 戦略4 戦略5 「未来の人材」子ども戦略 100万人の健康づくり戦略 女性による市民力アップ戦略 戦略6 戦略7 戦略8 海と空のハブ戦略 中小企業の技術・経営革新戦略 海外ビジネス展開戦略 経済の 活性化 人々の 活力 地域で暮らす人々の活力づくり 環境最先端都市戦略 女性による市民力アップ戦略 気候変動に端を発する低炭素社会づくりに向け、社会全体が課題解決に動き出してお り、本市としても、国が新たに掲げる 「温室効果ガス排出量を2020年までに25%、2050 年までに80%削減達成 (1990年比) 」 に向け取組を始めています。 環境未来都市を目指す本市には、製造業やサービス業、研究開発機関などが集積して おり、 この機会をとらえて、経済活性化への貢献が期待されています。低炭素社会に向 け、需要の創出を通じてビジネスチャンスを提供し、市内企業の技術革新(イノベーショ ン) を促すことで、市内経済の活性化につなげます。 一人ひとりの女性は、自分らしい生き方を選択し、他の人たちの多様な価値観を受 け入れつつ、前向きに生活していくことを望んでいます。 そして、少子高齢化が進展する社会・経済の中では、あらゆる分野において更なる 女性の活躍が不可欠です。 男女がともに家庭生活を大切にしながら、女性が持てる能力を発揮して仕事や地 域活動を行う中で、新たなニーズ、すなわち新たなビジネスチャンスが生まれます。 まさに、女性の持つ、多様で柔軟な視点が、 これからの成長の鍵となります。 成長産業の強化 成長を支える基盤づくり 観光・創造都市戦略 海と空のハブ戦略 ※ 社会の潮流等を受けて、観光・MICE ・創造都市を新たな成長分野として位置付け、 本市の強みをいかして重点的に取り組んでいきます。 国際コンベンションの開催実績をいかし、MICEの拠点都市として国際的な地位を確立 するほか、経済成長が見込まれるアジアからの誘客を促進し、経済活性化につなげます。 また、都市としての魅力の向上を図り、 アジアにおける文化芸術活動に関わる人、 モノ、 情報の拠点都市を目指します。 ※MICE:Meeting、 Incentive Travel、 Convention、 Event/Exhibitionの頭文字を表し、 多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称 地域で暮らす人々の活力づくり 開港以来、国際貿易港として日本の近代化に多大な貢献をしてきた横浜港は、本市が 持つ「強み」 であり、地域経済の活性化に大きく貢献してきています。 また、2010年10月に は羽田空港が国際化され、 これを契機に本市への外国人観光客の誘客、企業誘致など が期待されているところです。横浜港のハブポート化、羽田空港の国際ハブ空港化は、横 浜の国際競争力を強化し、地域経済を更に活性化させる大きなチャンスです。海と空の ハブを支える、港湾施設や道路施設の整備、都心臨海部のまちづくり等を進め、横浜の 経済発展を強烈にバックアップします。 成長を支える基盤づくり 「未来の人材」子ども戦略 中小企業の技術・経営革新戦略 子どもは家族にとっても、社会にとっても希望であり、未来の力です。横浜が将来にわ たり発展し続けるためには、 その発展を支える 「子ども」 が個として自立し、創造性をもった 大人になり、意欲を持って働くことができる社会環境を整えることが大切です。 子どもの成長段階や家庭環境等に応じた適切な支援策の充実や、大人が子どもの成 長に積極的に関わる仕組みをつくり、子ども・若者が未来に夢をもち、積極的に社会に参 加し、社会を形づくることのできる環境を整えます。 そして、 より多くの人が、 「産み・育て」、 「学び・育ち」、 「働き・暮らす」 ことを希望する都市・横浜となることを目指します。 市内中小企業が高い技術力などの強みをいかし、時代の潮流や環境変化に果敢に挑 戦し、技術・経営革新などの「イノベーション」 を次々と生み出していくことが、横浜経済の 持続的発展のための源泉となります。 そこで、社会課題を背景に今後市場拡大が見込まれる 「環境」 「 健康」等の成長分野 を中心に、中小企業の「イノベーション」 を多様な視点から促進します。 また、企業が積極的にイノベーションに取り組むうえで、 その土台となる経営基盤強化 など 「基礎的支援」の充実を図ります。 地域で暮らす人々の活力づくり 04 戦略1 環境最先端都市戦略 成長を支える基盤づくり 100万人の健康づくり戦略 海外ビジネス展開戦略 高齢者が毎日の生活の舞台である身近な地域において、障害や持病の有無にかかわら ずいきいきと暮らす姿、子どもたちや若い世代とも交流しながら活動的な生活を送る姿こそ が、 これからの地域社会の活力そのものです。 市民一人ひとりが、壮年期から高齢期に至るまで楽しみながら健康を維持し、地域の高 齢者・障害者等を支える活動にも幅広く参加できる仕組みづくりを進めることが重要です。 高齢者の健康づくりに積極的に取り組み、誰もがいつまでもいきいきと活躍できる健康 長寿日本一の都市を目指します。 国際的な成長市場はアジアを中心とした新興国にシフトする傾向です。本市の強み は、市内企業の技術力、市が持つ都市インフラに関するノウハウ、海外ネットワーク、国 際貢献や環境都市としての実績などであり、 これらをいかした海外展開の可能性が期 待できます。 そのため、市内企業の海外ビジネス展開の支援、都市インフラ技術の海外展開やグ ローバル企業の誘致などにより、国際都市としての本市の優位性を高めるとともに、市 内経済の活性化につなげていきます。 05 職員紹介① シュン イチ イチ 平成 年入庁 年入庁 PROJECT S T O R Y ナベ ケン 平成 4 タ セ 2017 田邊 俊一 ︻現在の所属部署︼ APEC・創造都市事業本部 創造都市推進課 ︻これまでのキャリア︼ 平成 年╱泉区役所 戸籍課 平成 年╱財団法人横浜開港150周年協会 市民参加事業部 フル 古瀬 謙一 ︻現在の所属部署︼ 経済観光局 コンベンション振興課 ︻これまでのキャリア︼ 平成4年╱鶴見区役所 保険年金課 平成8年╱港湾局 海務課 平成 年╱港南区役所 総務課 平成 年╱神奈川区役所 区政推進課 平成 年╱経済観光局 観光交流推進課 211612 17 観光・MICEと文化芸術は、横浜市最大の ソフト。 それを活かし、 さらなる発展を目指す。 羽田空港の国際化やAPEC横浜の開催など、横浜市は今、 さらな る飛躍に向けて大きな変化を遂げようとしています。一方で、 日本の生 産年齢人口は2020年に向けて急速な減少が予測されるなど、内需の 地位の確立を目指しています。 【田邊】古瀬さんが国内外からの横浜の経済波及効果を目指してい るとすれば、私が携わっているのは市内からの効果です。 縮小という大きな問題も抱えています。 こうした課題の解決に向けて、 「 文 化 芸 術を活かした街の活 性 化 」を掲げ、具 体 的には 現在、横浜市が取り組んでいるのが、国内外からの交流人口増を通じ ンの誘致に成功した時には、 思わず「やった!」 と声を出してしま いますね。 田邊さんのプロジェクトは平成22年に始まったばかり ですよね? 手応えはどうでした? 【田邊】横浜はもともと創造性が高く、 アーティストを招いたイベント 非常に特殊な業務。田邊さんもまた、企業からの広告協賛か ら広報活動、 さらには市のプロモーションまでを一手に引き受 “INVITATION to OPEN YOKOHAMA” という事業を行 やワークショップなど、多くの文化活動が行われていました。 ける、 いわばプロデューサー的な立場。手掛ける内容は違いま て横浜経済の活性化を目指す 「観光・創造都市戦略」 です。 いました。横浜都心臨海部における、文化・芸術・街に根ざし ただ、 これらは、ばらばらに点在していて、観光客にあまり知 すが、 互いに刺激し合いながら取り組んでいきたいですね。 今回、 この横浜の未来を担うプロジェクトに関わっているお二人の たイベント・食などをまとめて広報し、地域の方、観光客、 いろ られていないものもありました。今回のキャンペーンは、街歩 職員に登場いただき、彼らがどんな役割を担い、横浜市をどう変えて いろな人たちに横浜の街を楽しんでもらうキャンペーンです。 きツアーや、 ガイドブックの配布などを通じて商店街や店舗 と感じています。世界中のどの都市にも負けない「横浜らしさ」 【古瀬】私たちが共通して担う役割は、 まさに横浜市のシティプロ など、街同士のつながりを増やし、横浜の文化を一本の線と を実現するために、 一緒に頑張りましょう! モーションという業 務 。 どちらも「 賑わいの創 造 」を通して して多くの人へ伝えることが目的でした。地域の方と観光客 いこうとしているのかについて語っていただきました。 観光・創造都市戦略でのお二人の担当は ? 【古瀬】近年はアジア諸国の経済成長が著しく、 日本への誘客が期 待されています。そんな中、平成22年に行われた羽田空港 の国際化は、横浜市への観光需要にとって大きな影響を与 えました。 【田邊】交通アクセスの向上と同時に、 APEC横浜の開催によって国際 都市としての知名度も上がるなど、 現在は横浜市が観光・創造 都市へさらなる飛躍を遂げるチャンスですね。 「横浜経済の活性化」を手掛けているわけですね。 最大のやりがいは ? 【田邊】古瀬さんの手掛けるMICEは国内の都市だけでなく、世界 中が狙っているイベントのはず。世界を舞台におそらく熾烈 な競争があるのでは ? 【古瀬】 まず国内での都市間競争に勝たなくてはいけませんし、 シンガ ポールをはじめ韓国、 中国などの世界各都市との競争が待っ の距離が近づいたのはもちろんですが、主体的に自分たち の街を変えていく気風が生まれ、横浜に新しい風が吹き始 めていることを肌で実感しています。 今後の展望を教えてください。 【古瀬】横浜は、 国内の都市別国際会議参加者数が1位、 開催件数3 位ですが、世界の都市別国際会議開催件数では34位です。 ですから、MICEに関する誘致・開催支援の取組を通じて、開 【古瀬】私が手掛けているのは、MICE(マイス:Meeting、Incentive ています。 また他都市よりも優位に立ちコンベンション開催を決 催件数を着実に積み重ね、 世界での順位を上げたいと考えて Travel、Convention、Event/Exhibitionの頭文字を取った 定してもらうためには、主催者のニーズに応える必要がありま います。 ビジネスイベントの総称)の誘致・開催支援。APEC開催に代 す。数年先を見据えて、誘致の段階から横浜市ならではの魅 【田邊】 みなとみらいなどの臨海部に比べると、 それより内陸側の商店 表されるように、数多くの国際コンベンションを成功させてきた 力や開催支援内容をしっかりと伝えるなど、入念なシティセー 街や文化活動などを知っていただく機会が少ないのが現状だ 実績から、横浜市は今、MICEの拠点都市としての国際的な ルスを行っています。苦労が大きい分、 大型の国際コンベンショ と感じています。双方の地域の良さをPRして、 いらっしゃった 06 方々にどのように回遊していただくかが、 次のテーマですね。 【古瀬】私の仕事は行政の中でも、国内外の都市と競争するといった 【田邊】行政に今求められているのは、 まさにソフトを生み出す能力だ 街歩きツアー(観光イベント)の開催 “INVITATION to OPEN YOKOHAMA”のプログ ラムとして、普段は入れない市長公舎を公開。駅か らも遠く、 どれだけ人が来るのか不安だったが、ふた を開ければ大成功で、1日に1,800人が集まった。 “INVITATION to OPEN YOKOHAMA” ガイドブック 田邊さんが手掛ける仕事には、ポ スター、ガイドブック、フライヤー、 W e bサイト等 のプロモーション ツールの制作も含まれる。 MICE拠点都市を目指す横浜市 平成22年11月に開催されたAPEC 横浜の成功は、横浜市の国際都市 としての地位向上に大きく貢献。 会場となったパシフィコ横浜では、 会議に出席される海外の方やメ ディアに向けて日本の先端技術な どを紹介する展示事業「JAPAN EXPERIENCE」の開所式が行わ れた。 ※このページで紹介している内容は、平成23年1月現在のものです。 07 横浜市で働く先輩職員メッセージ 職員紹介② 市民生活を支える様々なフィールドで、 活躍しています。 災害に備え、栄区に住む13万人の安全を守る責任 事務 ■横浜市に入庁した理由は? 私が入庁した決め手は、学生時代に出会った職員の人柄です。自分の話に真剣に耳を 傾けてくれる職員の姿勢に心を打たれ、それまで固い印象を抱いていた公務員という イメージが大きく変化しました。そして、その熱意や誠実さに私も憧れを持つようにな り、最終的に横浜市役所での仕事を選びました。 横浜市は国内最大の人口を誇る政令指定都市です。 そこには多様な市民ニーズに応えるため幅広い分野の職場があり、 ■現在の仕事内容とやりがいは? 各分野で自らをステップアップさせる機会に恵まれています。 トモ どのようなやりがいを感じているのか。 その声をお届けします。 Profile 事務 ダ ヨシ ハル 友田 義治 市民の生活を支え、いきいきとして魅力的な横浜市を創造するために、先輩職員はどんな職場で、 子育て支援を通じて市政に貢献 栄区役所 総務部 総務課 平成22年入庁 FILE 01 ベ ミ オ コ 岡部 実生子 Profile 緑区役所 福祉保健センター こども家庭支援課 平成15年入庁 社会福祉 イイ ダ マナブ 飯田 学 Profile 08 都市経営局 政策部 政策課 平成14年入庁 FILE 04 ■横浜市に入庁した理由は? ■横浜市に入庁した理由は? 横浜市役所の職員を志した理由は2つ。1つ目は、生まれ育った市で働きたかったから。 2つ目は、祖母に介護が必要になった際に「仕事を続けながら自宅介護を行いたい」と いう母や私たちの相談に親身に乗ってくれた職員との出会いでした。以来、私も市民生 活を支える仕事に就きたいと思い、今の道に進みました。 横浜で生まれ育ち、将来は横浜市の発展につながる仕事がしたいと考えつつも、 しばら くは自分の将来を模索する日々が続いていました。そんな中、横浜市の特徴でもある社 会福祉職の存在を知り、福祉の専門家として知識や技術を高め、福祉を必要としている 横浜市民のために働きたいと考えるようになりました。 ■現在の仕事内容とやりがいは? 子育て支援に関する業務を行っています。具体的には、①食育や育児などに関する親子 参加型のイベントの開催、 ウェブサイトの企画やメールマガジンの配信など、広報を通じ た地域子育て支援業務、②市立保育所運営の予算などに関する経理事務、③子ども手当 受付や母子手帳交付などの窓口業務です。イベントや窓口での対応を通じて、保護者や 保育所の先生方から子育てに関するニーズを少しでも多く汲み取るよう努めています。 子育て支援を通じて市政に貢献できるこの仕事に、大きなやりがいを感じています。 市政の方向性を決める政策立案を支援 事務 私の担当は防災に関わる業務全般。いつ起こるかわからない震災に備え、区内の各地 域防災拠点の訓練指導や、防災に関する地域の声を取りまとめ、防災力の向上を図って います。一方で、河川の水害に備えるのも大切な仕事。大雨や洪水などの災害が発生し た際には、区民へ防災情報を提供します。そのため、 どんな時でも現場へ向かえる体制 をとり、発生した被害の情報収集を行います。気が休まることのない職務ですが、栄区 に住む13万人の安全を守る使命と責任に大きなやりがいを感じています。 福祉の専門職ならではの支援を目指して ■現在の仕事内容とやりがいは? オカ FILE 03 イノ ウエ マン サク 井上 万作 Profile 神奈川区役所 福祉保健センター 保護課 平成15年入庁 FILE 02 福祉の根幹となる貧困対策として、最後のセーフティネットと呼ばれる生活保護制度に関 わっています。やむなく生活困窮に陥ってしまった区民の方や路上生活をしている方からの 生活相談を受け、相談者が納得した上で円滑に保護申請をできるよう必要な助言を行うほ か、状況に応じて、その方に必要とされるサービスや施策の案内を行っています。厳しい社 会情勢の影響を直接受ける現場で、つらいこともありますが、職員同士でよく相談し、組織 として支えてくれる風土があるおかげで、 日々自信を持って業務に取り組んでいます。 赤ちゃんとお母さんの絆づくりに関わる喜び 保健師 FILE 05 ■横浜市に入庁した理由は? ■横浜市に入庁した理由は? 横浜市の仕事は、一人ひとりの市民と接する業務から、大都市として国をリードするよう な施策の立案実行まで、幅広く行うことができる魅力があります。扱う分野も多様性に 富んでおり、様々な業務を経験しながら自分の力をつけ、その力をより良い市民サービ スにつなげていきたいと考えたからです。 横浜市は政令指定都市なので、保健所機能と市町村保健センター機能を併せ持った福 祉保健センターがあり、保健師として双方の業務に一貫して取り組めることに魅力を感 じていました。また、私自身が横浜市出身のため、地元での行政を通じて、地域の人たち の生活がより健康になるような仕事ができたらと思い、 この仕事に就きました。 ■現在の仕事内容とやりがいは? ■現在の仕事内容とやりがいは? 市役所内の各区局が円滑に事業を推進できるよう支援しています。市の中期4か年計 画策定の年であったため、横浜版成長戦略や中長期的な政策課題の取りまとめなど、市 政全体の計画づくりを行いました。私たちがやるべき仕事は、抽象的な政策議論ではな く、市民のために何ができるかを現場の職員と同じ目線で考えて実行すること。これま で一緒に仕事をしたことのない職種の職員と接する機会も多くあり、新たな人脈の構 築や視野を広げられるのが、 この仕事の最大の魅力だと感じています。 タ ダ ナオ コ 多田 直子 Profile 港北区役所 福祉保健センター こども家庭支援課 平成15年入庁 私は現在、母子保健関係の業務に携わっています。具体的には家庭訪問や乳幼児健康診査、赤 ちゃん会(原則第一子のお子さんと保護者を対象にした保護者同士の交流・情報交換会)など の事業実施を通して育児相談にのり、お子さんと、その家族が地域で健康に過ごせるよう努め ています。育児で悩むお母さんを支え、赤ちゃんの成長を一緒に喜ぶ。そうした人とのつなが りの中で、自分も成長させてもらえていると感じられることが、 この仕事の魅力だと思っていま す。今後も、お母さんが気軽に相談できる身近な保健師を目指して頑張っていきたいです。 ※このページで紹介している内容は、平成23年1月現在のものです。 09 横浜市で働く先輩職員メッセージ 職員紹介③ 道路という市民生活に直結する仕事の緊張とやりがい 土木 タカ ニシ ユウ コ 高西 悠子 Profile 青葉区役所 青葉土木事務所 平成16年入庁 チームワークを活かして、水というライフラインを守る 機械 ■横浜市に入庁した理由は? 学んできた土木の知識をいかして「まちづくり」 に携わりたいと思っていたところ、地方自 治体なら、多様な「まちづくり」ができると大学の先輩からアドバイスされました。 しかも、 政令指定都市である横浜なら、 より幅広い仕事ができると感じました。実際、 まだ一部にし か携わっていませんが、 学生時代には想像もつかなかった幅広い仕事がありました。 学生時代に学んだ機械に関する知識を活かせると感じたことが入庁の動機でした。も ちろん、生まれ育ったこの横浜市で自分の力を発揮したかったことも大きな理由の一つ です。街のインフラを自分が培った知識と技術で支え、市政に貢献できるなら、 これほど 嬉しいことはありません。迷わず入庁を決めました。 ■現在の仕事内容とやりがいは? ■現在の仕事内容とやりがいは? 私は道路係として主に、①傷んだ道路の補修箇所の選定と補修工事の監督、②路面やガー ドレールなどの損傷や不法投棄物の確認、③街路樹の維持管理、④交差点改良・カーブミ ラー、路面標示の設置などによる交通安全対策の検討と実施などを行っています。私たち の身近にある道路。市民生活に直結する仕事であり、課題が解決した時には、市民の安全な 暮らしを支える一助となれたことに、嬉しさを感じます。また、 この仕事に就いて、道路など を新しくつくるだけでなく、改善しながら長く維持することも大切なのだと学びました。 キノ シタ トモ フミ 木下 智文 Profile 環境創造局 施設管理部 北部第一水再生センター 平成10年入庁 FILE 07 ジマ ゴウ Profile 建築局 企画部 企画課 平成18年入庁 衛生監視員 ■横浜市に入庁した理由は? 大学では商店街の活性化について研究してきました。商店街・大学・市役所の三者協働 の活動に参加する中で、市の職員に出会い、建築分野で地域に深く関わりたいと考えは じめました。また、民間企業と比較して、営繕や都市計画、住宅、法手続など幅広く建築 に関われることも、入庁した理由の一つです。 生まれも育ちも横浜であり愛着があったため、少しでもこの市に貢献できればと思って いました。きっかけは学生時代、職場を訪問する機会があり、職員のみなさんが親切に 応対してくださり、横浜市役所で働いてみたいという思いが強くなりました。衛生監視 員として様々な経験を積むべく、 この横浜市への就職を志望しました。 水環境を守る「砦」、それが水再生センター 環境 ■現在の仕事内容とやりがいは? サ キ フミ 佐々木 史 Profile 10 環境創造局 施設管理部 水再生水質課 平成19年入庁 ナリ タ トシ ユキ 成田 俊之 Profile 磯子区役所 福祉保健センター 生活衛生課 平成15年入庁 区役所福祉保健センターの業務には、ハチ・ネズミなどの防除相談や、理容・美容所、旅館など を利用者が衛生的に使用できるように監視指導を行う環境衛生の仕事と、狂犬病予防法に 基づく犬の登録・予防注射の推進、ペットショップなどの営業施設に適正で衛生的な動物の取 り扱いを指導する動物業務の2つがあります。市民のニーズを捉え、専門的な立場から新し い取組を企画することもできます。小学校などで動物とのふれあい教室を行った後日に、子 どもたちから絵や作文をもらった時は、 とても嬉しく、実施して良かったと感じました。 FILE 08 ■横浜市に入庁した理由は? サ FILE 10 ■横浜市に入庁した理由は? 横浜市の業務は基本的に局ごとに事業を行っていますが、中には複数の局が連携して取り組む業 務もあります。こうした業務の橋渡しを行うのが、私の所属する企画課。例えば、他局の事業で建 物の利用方法を変える場合、私たちが建築基準法などの専門知識を活かして窓口となり、課題を 整理し、局内外問わず調整を行います。また、市民ニーズや社会の変化に応じて新たに取り組むべ き内容を企画して事業化の土台を作ることも仕事の一つです。様々な部署と連絡を取りながら進 める難しい立場ですが、それだけに計画が形になった時の充実感は大きなものがあります。 田島 剛 私は現在、水再生センターにある機器の点検や修理をしながら、水処理が常に良好に行われてい るかを監視しています。計画的に点検しているとはいえ、いつ機器に故障が発生するか分かりま せん。昼夜、休日を問わず常に最低2人体制で業務を行っています。水というライフラインを支え ているのですから、故障や台風など突発的な災害に、適切かつ迅速に対応しなければなりませ ん。職員同士で協力しあい、事態を乗り切った時は、 とても達成感があります。流入した汚水がき れいになって河川に放流されるため、成果が目に見えるのも、 この仕事の魅力だと思います。 環境衛生と動物業務で健康被害を未然に防ぐ ■現在の仕事内容とやりがいは? タ FILE 09 ■横浜市に入庁した理由は? 横浜市に、新たな街づくりの土台を築く 建築 FILE 06 横浜市は、 こんな人材を求めています。 水を使ったりゴミを出した際に、 「この後、 どうなるのかな?」 と、ふと気になったことが市の 仕事に興味を持ったきっかけでした。自分が育った横浜の街がどのように環境を守ってい るのか興味を抱くと同時に、豊かな自然に囲まれた横浜の街を育む手伝いをしたいと思 うようになりました。より地域に密着した形で仕事ができると感じ、入庁を決めました。 横浜市には、 368万人の市民を支えるという大きな社会的使命が託されています。 ここに登場した先輩職員の声にもあるように、 市民生活に不可欠なたくさんの行政サービスがあります。 事務・社会福祉・保健師・土木・建築・環境・機械・ 衛生監視員・ ・ ・多様なフィールドにおいて、 どの職員にも根づいているものがあります。 それは「市民満足度の向上のため、 横浜市職員として、 使命感、 責任感、 誇りを持って行政のプロフェッショナルを目指す」 という精神です。 だからこそ、 横浜市では「ヨコハマを愛し、 市民に信頼され、 自ら考え行動する 職員」 という職員像を掲げています。 ■現在の仕事内容とやりがいは? ヨコハマを愛し ●横浜と横浜市民に対して強い関心を持つ。 ●市民の目線で考え、相手の立場や気持ちを察して能動的に行動する。 ●国際港都・横浜にふさわしい、国際社会へ対応できる人材を目指す。 市民に信頼され ●服務を遵守し、誠実・公正に行動する。 ●市民の皆様と共感とゆるぎない信頼関係を築く。 ●業務知識と実務能力を備え、自信を持って行政サービスの提供に努める。 自ら考え行動する ●課題解決に向けて主体的に考え、タイミングを逃さずに実行する。 ●今後のキャリアを自ら考え、自己の能力開発に取り組む。 ●日々の業務におけるチャレンジを通じて、自らの成長を実感する。 水再生センターでは、工場や家庭などから出る下水を浄化処理しています。私は、主に下水や処理 過程、処理後の水質分析を行い、処理された下水がきれいになって川や海に放流されていること を確認しています。 「汚した水をきれいにして元に戻す」。一見、当たり前のように思えることだから こそ、暮らしに不可欠な仕事だと日々実感しています。横浜市の水環境を守る「砦」として、市民の みなさんが安心できる水環境を作ることに、とてもやりがいを感じています。 「横浜の下水のこと は任せてください!」といい切れる知識を持った、経験豊富な職員になることが、今後の目標です。 私たちは、 横浜市の未来を担う意欲と、 チャレンジ精神を持つ、 みなさんをお待ちしています。 ※このページで紹介している内容は、平成23年1月現在のものです。 11 横浜市の人事給与制度 勤務条件・福利厚生・研修制度 横浜市の各種制度 勤務条件 意欲・能力・実績に基づく人事給与制度の実施 横浜市では、一人ひとりの職員がいきいきと働くことのできる組織を目指し、職員の意欲や能力、実績をきちんと把握し、昇任や昇給など を行っています。 ここでは、横浜市の主な人事給与制度や取組についてご紹介します。 人事考課制度 人事考課は、職務を通じて発揮された職員の意欲や能力、実績を公正か 【初任給】 【期末・勤勉手当(ボーナス)】 採用試験の種類 初任給 (給料+地域手当) 大学卒程度採用試験 199,024円 高校卒程度採用試験 167,664円 ※上記は、事務区分の場合です。学校事務・消防などは異なります。 は年度を通じて部下の業務に対する取組姿勢・能力等を把握し、業務を通 つ客観的に評価し、 その結果に基づいて指導・助言を行うことで、人材育成 じて適切な指導・助言を行っていきます。また、12月には面談を実施し、 目標 それぞれ相当学歴の新規学卒者を例にとったもので、卒業後に職歴 や能力開発をねらいとしています。平成19年度からは、人事考課の結果が や担当業務の取組状況を振り返り、評価を通じて明らかになった強み・弱み がある場合や、大学院・短期大学などを卒業した場合には、一定の基準 昇任や昇給といった処遇に反映されるよう人事給与制度が改められました。 をフィードバックし、職員の能力開発や意欲の向上につなげています。 に基づいた額が加算され、次の例のようになります。 職員は、年度当初に自己申告や上司との面談を通じて担当業務・目標を こうした上司と部下のコミュニケーションにより、職場における目標の共有 設定し、上司と部下が共通認識を持ったうえで、業務に取り組みます。上司 化が進み、 より円滑で連携のとれた業務遂行が可能になります。 (平成22年度実績) の期末・勤勉手当が支給されます (採用初年度に ついては、採用される月によって異なります) 。 【諸手当】 通勤状況・住まいの状況・家族の状況・勤務状況などに応じて、通勤 手当、住居手当、扶養手当、超過勤務手当などが支給されます。 【休暇など】 年次有給休暇 (年間20日間) のほか、夏季休暇、病気休暇、結婚休 215,712円 例 大学院修士課程修了者の場合 180,656円 短大卒で高校卒程度採用試験に合格した場合 昇任制度 給料+扶養手当+地域手当の1か月分をベースに、年間4.00か月分 暇、出産休暇などの休暇制度があります。 また、育児休業制度、育児短 時間勤務制度、 自己啓発等休業制度などもあります。 ※勤務条件等の内容は平成23年1月1日現在のものであり、変更になる場合があります。 また、市長部局の例を紹介していますので、水道局、交通局、病院経営局などは一部異なることがあります。 昇任は、職員の意欲や能力、実績に基づき実施しており、一般職員の昇任 し、公平・平等に受験の場を与えるものとなっています。最も早い人では、29 については経験年数や人事考課等を反映し、3段階に編成されています。 歳で係長に昇任します。 責任職への登竜門となる係長昇任試験は、成績主義による能力実証を また、特定分野・業務のスペシャリストとして能力を発揮する専任職制度も 理念として、職種・学歴・年齢・性別等にとらわれることなく、広く門戸を開放 あり、 それぞれの能力や適性を活かして昇任することができます。 福利厚生 【福利厚生施設】割引利用施設 (宿泊施設、 スポーツクラブ、 レジャー施設など) 【福利厚生制度】財形貯蓄、各種資金貸付、団体保険、慶弔給付、割引購入指定店制度など 係長昇任試験 職員Ⅰ 選考 係長 6年 係長昇任選考 職員Ⅱ 選考 課長補佐 選考 2年 課長 選考 6年 部長 選考 3年 選考 区局長 文科系サークル活動╱まちづくり研究、美術、将棋、合唱など スポーツ系サークル活動╱テニス、水泳、バレーボール、陸上競技、バドミントン、サッカー、 スキー、 ラグビー、 ヨット、釣り、 オートバイ、乗馬、登山など 職員Ⅲ 専任職昇任選考 専任職 ※年数は昇任にかかる必要最低在級年数 責任職 一般職員 人材育成・能力開発∼横浜市人材育成ビジョン∼ 人事異動 人事異動は、 キャリア形成の観点から、一人ひとりの職員が自身の力 年をめどに実施しています。 を高め (能力開発)、適材適所の配置により職員の力を有効活用する 新採用職員は、複雑・多様化する市民ニーズに的確に対応するための (能力活用) ことで、横浜市の組織力を高め、市民満足度の向上を目指 基本的な業務知識を習得すると共に、市民目線の感覚を身につけるた して実施しています。職員は毎年、異動希望の有無や希望する業務内 め、区・局それぞれの“市民と直接接する職場” を中心に配置されます。 な 容などを意向調書に記入し、上司と面談を行います。 その上で、本人の お、若手職員については、年齢や経験、勤務状況等を考慮しながら、早期 人材育成や能力開発、組織の活性化や人材の有効活用等の観点か に様々な業務を経験し、幅広い視野を持つことができるよう、採用後10年 ら、職員一人ひとりの経験や能力・適性に着目しながら概ね2年から6 程度の間に、複数の性質の異なる職務を経験する異動を行っています。 「人材こそが最も重要な経営資源である」 という理念のもと、性別にかか わらず、 すべての職員が意欲と能力を十分発揮し、いきいきと活躍できる組 織の実現を目指し、女性の人材育成・登用 (活用) を進めています。その方 針や具体的な取組をまとめたものが「女性ポテンシャル発揮プログラム」 (平成20年11月策定) です。市民サービスの受け手の半分は女性であるこ とから、女性職員の登用を進め政策決定の場への女性の参画を促進する ことで、女性の視点を取り入れた 「市民満足度の高い行政」 を目指します。 市民満足度の向上のためには、行政に携わる本市職員一人ひとりが 使命感を強く意識し、責任感と誇りを持って仕事に取り組むとともに、 新採用職員研修 個々の職員の能力開発を通じて、組織全体の力を向上させていくこと 採用試験合格から入庁までの間、横浜市職員として働く意識を高めるための 「採用前プログラム」 を実施しています。 採用後、概ね2年間を新採用職員の重点育成期間としており、横浜市職員と しての役割を認識し、仕事を進めるうえでのルール等を学びます。 が重要となります。 人材育成に関する基本的な考え方 時 期 ①職員の「成長実感=やりがい」 を支援する 採用前 ②職員の能力を向上させ、 「自信」 を育む 女性ポテンシャル発揮プログラム 総合的に推進 3つのUP 意識 UP! 【責任職の意識改革】 責任職一人ひとりが、将来の横浜市を担う人材として、部下の育成・登用についてより積極 的に取り組みます。 バランス UP! 【仕事と家庭生活の両立支援╱ワーク・ライフ・バランスの推進】 誰もがいきいきと働くことができる職場づくりの推進のため、各種制度の充実や制度を利用し やすい職場づくりを進めます。 キャリア UP! 【女性のチャレンジ・キャリア形成支援】 職員一人ひとりがキャリアについて考えることなどにより、昇任へのチャレンジや、 キャリア形 成への意欲を高めます。 内 容 採用予定者説明会 職場訪問・懇談会等 新採用職員研修 (4月の約2週間) ③「人を育てる組織風土」 を醸成し、組織全体の力を高める ワーク・ライフ・バランスの推進 12 【サークル活動】文科系5、 スポーツ系20 (平成22年度現在) のサークルがあり、盛んに活動しています。 採用後 (1年目) 人事交流 広い視野や柔軟な発想力等を身に付け、将来の横浜市を担う人材 を育成するため、横浜市とは規模や環境・組織風土の異なる団体へ一 危機管理研修 (10月) フォローアップ研修 (1月∼2月) ※試験の種類・区分によっ て、内容・実施時期が異 なります。 【育成者・ トレーナー制度】 新採用職員が各職場に配属されると、育成者 (直属の係長) とトレーナー (指 導を担当する先輩職員) がつきます。身に付けてほしい業務知識や技術などに ついて、年間を通じた組織的・計画的な指導を職場で受けることができます。 定期間派遣しています (平成22年度は59人を派遣) 。 職員研修体系イメージ [ 基 礎 研 修 ]それぞれの昇任段階に必要な能力を身に付けるため、全職員を対象とし 入庁 職員Ⅰ 職員Ⅱ 職員Ⅲ 新採用職員研修 中堅職員研修 職員Ⅲ昇任研修 横浜市役所では、職場全体で仕事と子育ての両立を支えていくこと それぞれのライフステージにおいて、家族の介護やボランティア、地域 基礎研修 を目的とし、次世代育成支援対策推進法 (平成15年法律第120号) に 活動など自分らしい生活ができるよう、 ワーク・ライフ・バランスを推進す 業務研修 業務主管部門研修・所属研修 基づく行動計画を策定し、 「仕事と子育て」の両立支援に取り組んでい るための計画へリニューアルされ、 「 仕事と家庭生活」の両立支援に取 ステップアップ・カレッジ 業務能力向上コース・技術コース・選抜コースなど ます。平成22年度から子育て中の職員だけではなく、すべての職員が り組んでいます。 た研修を、昇任の時期に合わせて実施しています。 また、横浜市では、仕 事を通じてどういう自分になりたいか (=キャリア) について、職員自らが主 体的に考えながら、能力開発に取り組むことにも力を入れています。 [ 業 務 研 修 ]業務の遂行上必要とされる知識及び技能の習得を目的として実施する 研修です。 実施例:市民税初級研修、道路技術研修、衛生監視員研修、人権研修など [ステップアップ・カレッジ]職員の能力開発段階やキャリア段階に応じて、必要とされる能力の向上 を目的として実施する課題別の選択制研修です。 実施例:資料作成力、 タイムマネジメントなど 13 横浜市の組織 申込みから採用まで・実施結果 組織図 申込みから採用まで 執行機関 市長 採用の流れ① 副市長 区役所 (18区)総務、区政推進、地域振興、戸籍、税務、福祉保健、保険年金、生活衛生、道路・下水道及び公園等の維持管理 市民活動及び区政に関する事項 広報、広聴、 スポーツ及び人権・男女共同参画に関する事項 文化観光局 文化、観光及び創造都市の形成に関する事項 経済局 商業及び工業の振興並びに中小企業等の支援に関する事項 市場、消費生活及び雇用に関する事項 1 こども青少年局 こども及び青少年育成に関する事項 健康福祉局 社会福祉、保健及び衛生に関する事項 環境創造局 環境の創造及び保全に関する総合的な企画、調整及び実施に関する事項 資源循環局 廃棄物の減量、資源化及び適正処理に関する事項 建築局 都市計画、建築及び住宅に関する事項 都市整備局 都市の整備に関する総合的な企画、調整及び推進に関する事項 道路局 道路に関する事項 河川に関する事項 港湾局 港湾に関する事項 臨海開発に関する事項 消防局 危機管理及び市民の安全に関する事項 会計室 現金の出納保管及び決算等会計事務 水道局 経営計画、水道水・工業用水の供給、水道施設等の整備や維持管理、水のプロモーション、国際貢献等 交通局 経営計画、市営バスの運行、市営地下鉄の運行・建設改良、運輸サービス等 病院経営局 経営計画、市立病院 (市民病院、脳血管医療センター、みなと赤十字病院) の運営等 教育委員会 事務局 市立学校や図書館等の教育機関の設置・管理、生涯学習・文化財等に関する事項 選挙管理委員会 事務局 各種選挙の執行及び管理、選挙時の啓発等 人事委員会 事務局 人事行政制度の調査研究、企画立案、勧告及び申出 職員の採用試験及び昇任試験の立案及び実施等 監査委員 事務局 定期監査、決算審査、住民監査請求、外部監査等 インターネットまたは郵送によって申 込みをします。郵 送による申 込みに は、受験案内(申込書) が必要になり ます。入手方法は16ページを確認し てください。 実施結果 2 4 6 本市の採用試験では、二次試験制ま たは三次試験制をとっています。試験 区分によって異なりますので、詳細は 受験案内または採用案内ホームペー ジをご覧ください。 7 採 用 市民局 5 採用関係書類提出 財務に関する事項 4 5 ∼ 財政局 3 最終合格発表 議会に関する事項 条例の審査、立案その他の市の行政一般に関する事項 職員の進退、身分、給与及び福利厚生に関する事項 他の局の主管に属しない事項 2 第三次試験 総務局 1 ∼ 市政運営に係る総合的な調整並びに重要な政策の立案及び調整に関する事項 第二次試験 政策局 便利なインターネット申込をぜひ御利用ください ! 第一次試験 地球温暖化対策に係る総合的な企画、調整及び推進に関する事項 受験申込み 市長の事務部局 温暖化対策 統括本部 7 最終合格発表後、合格者は採用関係 書類を提出する必要があります。採用 の時期は、原則として平成24年4月と なりますが、状況により、本人の同意を 得て随時採用されます。 平成23年度に実施する試験区分や試験内容などの詳細は、各試験の受験案内配布時期に決定します。 各区分の受験資格は、 それぞれの受験案内で必ず確認してください。 21年度 22年度 試験の種類 会 計 管理者 大学卒程度 公営企業 免許資格職 行政委員会及び委員 高校卒程度 免許資格職 農業委員会 試験区分 事務 社会福祉 土木 建築 環境※ 農業 機械 電気 造園 情報処理 学校事務 消防 司書 薬剤師 衛生監視員 事務 土木 機械 電気 消防 保育士 保健師 学校栄養職員 国際貢献活動経験者 固定資産評価 審査委員会 社会人 議決機関 市会 14 議会局 本会議、常任委員会、特別委員会等の開催・運営、請願・陳情書の受理、会議録等、調査研究、 情報・資料の収集、法制、広報等 ※上記の組織は平成23年度から実施となります。 民間企業等職務経験者 社会福祉職経験者 [事務] [土木] [建築] [機械] [電気] [造園] 受験者 (人) 一次 合格者 (人) 二次 合格者 (人) 最終 合格者 (人) 競争率 (倍) 受験者 (人) 最終 合格者 (人) 競争率 (倍) 2,900 368 163 154 126 40 47 68 28 30 204 606 184 26 139 413 17 2 4 627 394 152 79 39 1,240 216 77 64 43 30 41 952 186 128 82 28 15 31 53 23 6 98 347 24 18 61 245 7 1 1 302 236 80 23 7 169 67 23 16 16 9 34 564 4 84 32 15 8 8 4 23 310 94 84 39 12 5 17 21 12 1 41 134 7 9 29 122 2 1 0 105 106 39 4 1 34 17 5 4 6 2 13 9.4 3.9 1.9 3.9 10.5 8.0 2.8 3.2 2.3 30.0 5.0 4.5 26.3 2.9 4.8 3.4 8.5 2.0 6.0 3.7 3.9 19.8 39.0 36.5 12.7 15.4 16.0 7.2 15.0 3.2 2,524 234 145 111 106 27 43 60 42 25 158 601 379 80 64 38 13 7 6 13 9 1 9 110 15 74 2 1 108 81 30 6 6 28 28 6 2 4 2 16 6.7 2.9 2.3 2.9 8.2 3.9 7.2 4.6 4.7 25.0 17.6 5.5 ※環境区分は平成22年度に 「化学」区分と 「生物」区分を統合し、新設しました。なお、平成21年度の結果は 「化学」区分のものです。 169 322 10 0 5 415 427 171 78 49 1,481 203 88 58 42 42 59 11.3 4.4 5.0 5.0 3.8 5.3 5.7 13.0 8.2 52.9 7.3 14.7 29.0 10.5 21.0 3.7 15