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開発パイプラインの進捗 - 田辺三菱製薬株式会社
田辺三菱製薬株式会社 開発パイプラインの進捗 2010年5月14日 2010年3月期 決算説明会 於:LEVEL XXI 東京會舘 執行役員 開発本部長 村上 誠一 本日の話題 1.開発パイプラインの進捗 2.主要な開発プロジェクトの推進 ・海外での開発状況 ・糖尿病領域 ・自己免疫疾患領域 ・その他 Page.1 1.開発パイプラインの進捗 Page.2 1.パイプライン進捗 2009年10月29日から2010年5月12日までの変更点 承認 <国内> ラジカット(バッグ製剤) :ステージアップ レミケード(乾癬) MP-513(2型糖尿病) メインテート 代謝・循環 レミケード (クローン病、用法用量) 国 中枢 (心不全) CNTO148(関節リウマチ) 炎症 APTA-2217 (COPD) APTA-2217 (喘息) その他 VG-IH (重症筋無力症) 内 TA-7284(糖尿病) コレバイン (高リン血症) VG-IH (強皮症) モディオダール (OSAS) ラジカット (ALS) MP-435(関節リウマチ) FTY720(多発性硬化症) MP-424(C型慢性肝炎) MT-4666(アルツハイマー病) MP-214(統合失調症) BK-4SP(4種混合ワクチン *) Phase 1 中止 コレバイン(2型糖尿病) TA-6666 (2型糖尿病) Phase 2 レミケード(強直性脊椎炎) Phase 3 パズクロス (用量、敗血症・肺炎球菌) レミケード (潰瘍性大腸炎) VG-IH (低・無ガンマグロブリン血症・用 量) VG-IH (免疫グロブリンG2欠乏症) VG-IH (多発性筋炎・皮膚筋炎) オメプラゾン (公知申請除菌治療の補助に伴う3疾患) TA-8317/アクレフ (癌性突出痛) 申請 MCC-847 (アレルギー性鼻炎、喘息) Page.3 2009年10月29日から2010年5月12日までの変更点 <海外> 海外( 自社開発) 代謝・循環 炎症 中枢 その他 (自社開発、主な導出品) :ステージアップ MP-124 (脳梗塞) MP-136 (高TG血症) TA-8995 (脂質異常症) (脳梗塞) MP-513 (2型糖尿病) TA-5493 MT-2832 (関節リウマチ, 乾癬) (二次性副甲状腺機能亢進症) GB-1057 MCC-257 (安定化剤) (糖尿病性神経障害) Phase 1 * 申請準備中 MCI-186 Phase 2 MCI-196 (高リン血症) MP-146 (慢性腎臓病) Phase 3 海外 (主な導出品) TA-7284 (肥満) TA-7284 (糖尿病) T-0047 (多発性硬化症) TA-1790 (米国) (勃起不全) アルガトロバン* (HIT)(欧州) 申請 FTY720 (多発性硬化症) TA-1790 (韓国) (勃起不全) TA-6666 (2型糖尿病) TA-5538 (過活動膀胱) 中止 MCC-135 (心筋梗塞) Page.4 2.主要な開発プロジェクトの推進 海外での開発状況 Page.5 海外での開発状況 2008 2009 2010 中期経営計画 自社展開 MCI-196 (高リン血症) 2010年度に申請目標 MP-146 (慢性腎臓病) フェーズ3の着実な推進 MT-2832 (副甲状腺機能亢進症) フェーズ2の着実な推進 導出 FTY720 (多発性硬化症) 2015 ノバルティス社が開発 2009年12月申請 申請 TA-7284(糖尿病) ジョンソン・エンド・ ジョンソン社 が開発 承認 Page.6 糖尿病領域 Page.7 糖尿病領域 日米欧において、糖尿病薬(経口)市場は拡大 40,000 35,000 30,000 $ MM 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 2008 2009 2010 2011 Japan 2012 US 2013 2014 2015 2016 2017 2018 5European countries Data Source; Data Monitor “Commercial Insight: Antidiabetics Forecast Data Summary, IMHC0297, 09/2009” Page.8 MP-513 (Teneligliptin) 【開発状況】 日本: Phase 3 、自社開発 欧米: Phase 2 、導出交渉中 日本でのDPP4阻害剤の開発状況 上市 承認 Phase3 シタグリプチン ビルダグリプチン アログリプチン リナグリプチン MP-513 SK0403 サキサグリプチン 本剤の特徴 ・1日1回の低用量経口投与で高血糖を改善 ・低い腎排泄率(腎機能低下で用量調節不要の可能性) 臨床試験結果: ・日本糖尿病学会(5月) ・米国糖尿病学会(6月) Page.9 TA-7284 (Canagliflozin) 【開発状況】 日本: Phase 2 、自社開発 米欧: Phase 3 、導出 (ジョンソン・エンド・ジョンソン、2012年申請予定) SGLT2阻害剤開発状況 (国内) (海外) Phase 3 ASP-1941 Phase 2 ダパグリフロジン RG7201/CSG452 TA-7284 BI10773 ダパグリフロジン Phase 3 TA-7284 BI10773 Phase 2 RG7201/CSG452 ASP1941 本剤の特徴 ・確実な血糖低下作用、体重減少効果 ・インスリン分泌能・抵抗性に関係なく有効性が期待できる 臨床試験結果 ・日本糖尿病学会(5月) ・米国糖尿病学会(6月) Page.10 自己免疫疾患領域 Page.11 FTY720 (多発性硬化症) 【開発状況】 ・海外:2009年12月にノバルティスファーマが欧米申請済み ・国内:2010年申請予定*1(ノバルティスファーマと共同開発) 【競合品】 *1: 現在進行中のフェーズ2試験で想定通りの結果が得られた場合 ・市販製品(注射剤) 薬剤名 アボネックス レビフ ベタフェロン 用法・用量 筋注 週1回 皮下注 週3回 皮下注 隔日 コパキソン タイサブリ (glatiramer acetate) (natalizumab) 皮下注 毎日 点滴静注 月1回 【AAN、2010年4月ポスター発表】 TRANSFORMS extension study ARR 0.3 0.31 -29% 29% 0.22 0.2 Cumulative number *2 ARR 2 MS activities 2.1 -67% 67% 1 0.1 0 IFN 1y IFN → ⇒ FTY720 FTY720 0.5mg 1y IFN1y1y 切替1y 0.7 0 0.5mg 1y *2 : Cumulative number of new/newly enlarged T2 lesions Page.12 IFN 1y IFN IFN1y1y⇒ FTY720切 → FTY720 替1y レミケード (LCMの取り組み) ベーチェット病(眼) クローン病 (2007年1月) (2002年1月) (用法・用量拡大) (2009年7月) (2007年11月) 関節リウマチ (2003年7月) 強直性脊椎炎 レミケード TNFα その他 (2010年4月 承認) (2010年1月 承認) 申請中 クローン病(用量拡大) Phase 3 潰瘍性大腸炎 (2009年6月 申請) 乾癬 承認済 消化器関連 クローン病(維持治療) 膠原病関連 関節リウマチ 治験中 その他 検討中 Page.13 レミケード (乾癬) 2010年1月承認 各乾癬のPASIスコア改善率の推移 (長期投与試験) ●:全体 ○:尋常性乾癬(n=37) △:関節症性乾癬(n=12) □:膿疱性乾癬(n=7) ◇:乾癬性紅皮症(n=8) The Journal of Dermatology 掲載予定 Page.14 レミケード (強直性脊椎炎) 正常の脊椎 可動制限がない 2010年4月承認 本症の脊椎 可動制限がある http://www.nurs.or.jp/~academy/igaku/s9/s9521.htm より Little H. et al. Am J. Med 1976より http://basdai.com/ 欧州は2003年5月,米国は2004年12月に強直性脊椎炎の治療薬として承認 Page.15 国内臨床試験結果 ASAS基準20%以上改善率 (%) 100 80 5m g/kg 60 40 20 0 0 2 6 12 18 24 30 36 42 48 50 (W) ASAS基準の構成項目: 患者全般評価、脊椎痛評価、機能評価、炎症評価 日本リウマチ学会 2010年4月 Page.16 レミケード (潰瘍性大腸炎) 海外Phase 3結果 【申請】 2009年6月申請 ACT1 100 ACT2 *:p<0.001 **:p=0.002 80 * 69.4 Primary Endpoint Primary Endpoint Clinical response(%) * 6 1 .5 60 * * * 69.2 6 4 .5 ** 5 2 .1 5 0 .8 * * * 4 7 .1 45.5 44.3 40 * 6 0. 0 3 7 .2 2 9 .8 2 9 .3 2 6 .0 1 9 .8 20 0 8週 30週 54週 placebo 8週 5mg of infliximab 30週 10mg of infliximab Rutgeerts P et al., NEJM. 2005:323(23):2462-2476 Page.17 より一部改変 レミケード競合品情報 (国内) 製品名 開発販売 適応症 申請・開発中 製品名 開発販売 レミケード エンブレル ヒュミラ 田辺三菱 ワイス(ファイザー)/武田 エーザイ/アボット ・クローン病, ・関節リウマチ ・ベーチェット病 ・乾癬 ・強直性脊椎炎 ・関節リウマチ ・若年性突発性関節炎 申請中:潰瘍性大腸炎 P3:クローン病増量 ・関節リウマチ ・乾癬 申請中:クローン病、 強直性脊椎炎 P2/3:潰瘍性大腸炎, 若年性突発性関節炎 アクテムラ オレンシア シムジア 中外 BMS UCB/大塚 - - 適応症 ・関節リウマチ ・若年突発性関節炎 ・キャッスルマン病 申請・開発中 P1/2: 関節リウマチのSC 製剤 申請中:関節リウマチ (2010/4 部会審議) P3:クローン病, 関節リウマチ Page.18 CNTO148(関節リウマチ) 【開発状況】 ・国内;共同開発(ヤンセン ファーマ) Phase2/3 申請作業実施中 ・海外;欧米で上市済(ジョンソン・エンド・ジョンソン/MSD) 【作用機序・製品プロファイル】 ・完全ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤 ・皮下投与 ・月1回投与 Page.19 海外臨床試験(GO-FORWARD試験) ~症状改善効果(ACR20)~ 対象:メトトレキサート(MTX)治療に効果不十分な関節リウマチ患者 主要評価項目:14週のACR20 CNTO148+MTX群: 55% プラセボ+MTX群: 33% (p=0.001) ■ ○ : CNTO148 50㎎ +MTX : プラセボ + MTX E C Keystone et al., Ann Rheum Dis 2009;68:789-796 より一部改変 Page.20 MP-435 (関節リウマチ) 【開発状況】 ・国内:自社開発。Phase 2開始準備中 ・海外:ヤンセン ファーマシューティカ社へ導出(2009年)。 【作用機序】 C5a受容体拮抗作用による抗免疫抑制作用、抗炎症作用 MP-435 C5a C5a受容体 肥満細胞 好中球 マクロファージ 等 免疫活性化 炎症促進 Page.21 その他 Page.22 MP-424 (C型慢性肝炎) < Phase3 試験スケジュール > 2008年 2009年 2010年 PEG: PEG-Interferon Alfa- 2b RBV: Ribavirin 〔試験対象〕 初回治療例 2011年 424/PEG/RBV PEG/RBV 12W 12W Follow up Follow up PEG/RBV 48W 再燃例 424/PEG/RBV 12W PEG/RBV 12W Follow up 無効例 424/PEG/RBV PEG/RBV 12W 12W Follow up 日本 : 優先対面助言品目(2008年2月指定) SVR*結果 * : Sustained Viral Response ( 血清HCV-RNA陰性化率) Page.23 BK-4SP (4種混合ワクチン) 現行 新規開発 ジフテリア 百日咳 破傷風 ポリオ ジフテリア 百日咳 破傷風 ポリオ(不活化ワクチン) (経口/生ワクチン) ・不活化ポリオワクチンを使用。生ワクチンによる副 反応(麻痺症状)や二次感染の回避が可能* ・同時接種により、被接種者の負担軽減に貢献 【開発状況】 一般財団法人阪大微生物病研究会との共同開発を開始(Phase 3) Page.24 注意事項 本資料に記載した一切の記述内容は、現時点での入手可能な情報に 基づき、当社が一部主観的前提をおいて合理的に判断したものであり、 将来の結果はさまざまな要素により大きく異なる可能性がございますので、 ご了承ください。 Page.25