適切な指定期間の長さ（PDF形式 37 キロバイト）

検討テーマ２
適切な指定期間の長さ
●
現在ほとんどの施設で、３年間の指定期間となっている。
競争性の確保と安定したサービスの提供の観点から、施設の特性に応じた期間
設定の考え方を整理する。
《検討の視点》
○
競争性が確保されること。
○
安定したサービスの提供には、職員体制の維持や経営資源の確保等により指定
管理者が安定的な経営を行えることが必要。
○
施設の特性や規模等を勘案する必要がある。
○
県の財政状況により、毎年度指定管理料が変動（減少）する可能性がある。
《新潟県の状況》
【基本方針】
効果的な業務運営、効率的な施設管理とともに適切な競争性の確保の観点から
３年∼５年程度
【指定期間の状況】（今後予定の施設を含む）※各施設の指定期間は次頁のとおり
指定期間３年以下
２９施設
〃
３年超
７施設
【指定期間を３年超とした７施設の設定理由】
施設名
期間
設定の理由
柏崎マリーナ
５年 経営上の観点から、できるだけ長期に設定
県立野球場
５年半 隣接する東北電力ビッグスワンスタジアムの指
程度 定期間を勘案
長岡屋内総合プール
１４年 ＰＦＩ事業としての事業期間と一致
（ﾀﾞｲｴｰﾌﾟﾛﾋﾞｽﾌｪﾆｯｸｽﾌﾟｰﾙ） ８か月 （施設の建設から維持管理・運営まで実施）
柏崎原子力広報センター
５年 特定施設であり、競争性を考慮する必要性が低
いこと。また再指定の作業負担を考慮
新潟東港コンテナターミナル
県立植物園
７年
５年
荷役機械の原価償却の期間を考慮
植物の調査研究、都市緑化の普及・啓発等を行
うためには安定的な体制が必要
埋蔵文化財センター
５年
特定施設であり、競争性を考慮する必要性が低
いこと。また再指定の作業負担を考慮
-1-
指定期間の状況 (予定含む）
区分
№
1 柏崎マリーナ
ー
2
レ
ク
・ 3
ス
ポ
4
ツ 5
施
設 6
指定期間
施 設 名
選定
５年
18.4.1∼23.3.31
公募
県立紫雲寺記念公園（屋内体育施設）
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
東北電力ビッグスワンスタジアム
３年
19.4.1∼22.3.31
公募
関岬キャンプ場
３年
18.4.1∼21.3.31
特定
健康づくり・スポーツ医科学センター
３年
20.4.1∼23.3.31
公募
14年8か月
20.8月 ∼35.3.31
特定
長岡屋内総合プール
（ﾀﾞｲｴｰﾌﾟﾛﾋﾞｽﾌｪﾆｯｸｽﾌﾟｰﾙ）
7 県立野球場
5年半程度 21.供用開始 ∼27.3.31
公募
8 起業化支援・交流拠点施設
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
産 9 朱鷺メッセ展望室
業
10 新潟コンベンションセンター
振
興 11 柏崎原子力広報センター
施
設
12 新潟ふるさと村アピール館
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
３年
19.4.1∼22.3.31
公募
５年
18.4.1∼23.3.31
特定
３年
20.4.1∼23.3.31
公募
７年
18.4.1∼25.3.31
公募
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
13 新潟東港コンテナターミナル
14
15 県立奥只見ﾚｸﾘｴｰｼｮﾝ都市公園
16
17
(６地域)
18
19
20 県立大潟水と森公園
基 21 県立島見緑地
盤
施 22 県立聖籠緑地
設
23 県立植物園
24 県立紫雲寺記念公園
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
５年
３年
18.4.1∼23.3.31
18.4.1∼21.3.31
公募
公募
25 県立鳥屋野潟公園
３年
19.4.1∼22.3.31
公募
26 万代島駐車場
27 万代島港湾緑地
３年
３年
19.4.1∼22.3.31
19.4.1∼22.3.31
公募
公募
28 県政記念館
２年半
18.10.12∼21.3.31
公募
文 29 県民会館
教
施
設 30 県立自然科学館
３年
19.4.1∼22.3.31
公募
３年
19.4.1∼22.3.31
公募
31 埋蔵文化財センター
５年
18.4.1∼23.3.31
特定
32 障害者リハビリテーションセンター
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
33 障害者交流センター
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
34 点字図書館
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
35 聴覚障害者情報センター
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
36 ユニゾンプラザ
３年
18.4.1∼21.3.31
公募
医
療
・
社
会
福
祉
施
設
指定期間の考え方(全国の状況)
１
全国都道府県の状況
指定期間
（平成20年２月現在：広島県調査）
都道府県数
３年
１４
４年
２
５年
７
３年∼５年
施設ごとの性格や特殊性を勘案
〔４７都道府県〕
２３
１
〔２年１０か月∼７年で設定〕
※
２
指定期間を定めていても、施設の特殊性等を考慮した取扱いをしている例は多い。
指定期間の考え方
指定期間
３年
５年
３
設定の理由（例）
・ 施設や設備の維持管理が主たる業務の場合
・ 社会情勢の変化や技術革新・新しいノウハウの開発の可能性、
事業者の新規参入機会の確保等を勘案
・ 制度導入時の試行
・ 施設や設備の維持管理とソフト事業を一体的に実施する場合
・ 業務内容に一定の専門性があり、人材育成やノウハウが必要
・ 業務の継続性、安定性と状況の変化への対応などを考慮
・ ノウハウの蓄積、従業員の身分、サービス内容の定着性
１０年以上の指定期間の例
○ 入所を伴う社会福祉施設
（山梨県、神奈川県）
〔理由〕入所者に対する長期に渡る継続的・安定的な処遇を行う必要性
○ 動物園関係施設
（東京都）
〔理由〕高い飼育技術の維持、特殊な資格・経験のある人材確保が不可欠
○ 病院・診療所
（神奈川県、福岡県）
〔理由〕施設の特殊性、指定管理者の安定的な管理運営と人材確保の観点
○ ＰＦＩ事業の手法により整備した施設
（新潟県ほか）
〔理由〕施設の建設から維持管理・運営までを行うＰＦＩ事業の目的