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報告書PDFファイル - 生命保険文化センター
生活設計と金融・保険に関する調査 VOL.5 中高年独身層の生活設計に関する調査 平成 15年 12月 は じ め に 価値観の多様化に伴い、ライフコースが多様化しています。結婚して家庭を築き、子 どもを持って育てるといったライフステージは、すべての人が一定時期に通過する標準 的な出来事ではなくなり、選択肢化してきています。選択するか否か、あるいはそれら の選択時期は、従来のように社会的規範によってではなく、人々の自由な意思決定に委 ねられる傾向がますます強まっています。すべての人が結婚して子どもを持つというラ イフステージを通過するわけではないし、それを経験する時期も大きな幅をもってきて います。結婚せずに子どもをもつ場合や離婚なども増加してきており、ライフコースの 移行プロセスも複雑化してきています。 こうした晩婚化や未婚化、離婚などの増加に伴い、従来なら結婚して家庭を持ってい るのがほとんどであった中高年層における独身者の割合が急速に増加しています。平成 12 年の国勢調査によれば、35∼54 歳の未婚や離死別による独身者は、その年齢層全体 の 19.2%にも達しており、決してマイナーな存在ではなくなっています。 中高年の独身者が増加していくなかで、彼らのライフスタイルや消費生活、さらには 生活設計や老後生活に対する考え方は、同世代の結婚している人や若年の独身層とは、 大きく異なっていると考えられます。 (財)生命保険文化センターでは、こうした状況変化を踏まえ、首都圏居住の独身中 高年層を対象に「中高年独身層の生活設計に関する調査」と題する調査を実施しました。 本調査は、中高年独身者のライフスタイルや消費生活、老後生活像、生活保障に対す る意識を捉えることにより、多様化するライフコースの中で増加する中高年独身層の実 態と今後の方向を探ることを目的としております。 本報告書が、中高年独身者の生活設計意識を考察するうえでの参考となれば幸いに存 じます。 平成 15 年 12 月 (財)生命保険文化センター 理 事 長 三宅正太郎 生活設計と金融・保険に関する調査 Vol.5 はじめに 調査要領 報告書を読むにあたって サンプルプロフィール 調査結果の概要 1.ライフスタイル・ライフワーク ·············································································································· 1 (1) 生活上のゆとり ―生活全般のゆとりがある自己実現型と経済メリット型― ·············································· 1 (2) 独身生活のメリット・デメリット ········································································································· 3 1) 独身生活のメリット ―自由気ままな独身生活をメリットとして評価― ··················································· 3 2) 独身生活のデメリット ―独身生活のデメリットは将来に対する不安― ··················································· 5 3) 独身生活のメリットの分類 ················································································································· 7 (3) 結婚意向・結婚予定···························································································································10 1) 結婚意向 ―女性の約 5 割が“結婚否定派”― ····················································································10 2) 結婚予定 ―結婚意向者の3割が5年以内に「結婚するだろうと思う」― ···············································11 (4) 今後の子ども保有意向 ―女性の 7 割が「子どもをほしいと思わない」― ················································12 (5) 生活スタイル −自己実現型は趣味も仕事も交友関係も充実−································································13 (6) 余暇活動・楽しみや生きがい ··············································································································15 1) 余暇時間 ―余暇時間は平日平均 3.6 時間、休日平均 8.3 時間― ····························································15 2) 自己啓発活動・交流・趣味 ―自己啓発活動、友人・知人との交流、趣味などの活動が活発な自己実現型― ······································17 3) 楽しみや生きがい ―自己実現型と経済メリット型の 5 割超が「文化的活動、観光旅行等」を楽しみや生きがいとする―·······19 4) 余暇の人間関係 ―女性に比べ男性は人間関係が希薄―········································································22 5) 余暇の充実度 ―自己実現型で余暇が充実― ·······················································································26 (7) 日常的な家事 −親同居あり層の 7 割強が自分で行っていない−·····························································28 (8) 外食利用 −自由気まま型、経済メリット型は平日の夜、休日ともに外食利用− ·······································29 (9) 生活満足度 ―自己実現型と経済メリット型で高い生活全般の満足度― ···················································30 2.消費生活·············································································································································32 (1) 日常生活費 ·······································································································································32 1) 日常生活費月平均支出 ―日常生活費は親同居有無で大きな較差― ························································32 2) 日常生活費の増減 ―低収入、低資産層で日常生活費が減少―·······························································34 (2) レジャー・娯楽費 ―経済メリット型で高いレジャー・娯楽費支出― ······················································35 (3) 貯蓄・投資意向 ―高収入・高資産層で高い株式・不動産投資意向― ······················································36 (4) 住宅購入、買い替え、建て替え意向 ―結婚意向層で高い住宅取得意向― ················································38 目次−1 3.老後生活像 ·········································································································································39 (1) 老後の開始年齢 ―老後の開始年齢は平均 64.7 歳― ··············································································39 (2) 老後の必要生活費 −老後の必要生活費は月額平均 25.1 万円− ······························································40 (3) 老後の私的金融資産準備予想額 ―高額予想と低額予想の二極化傾向― ···················································41 (4) 老後の金融資産の使途 ―医療費、介護費用、日常生活費は 7 割超― ······················································42 (5) 老後の収入予想額 ―老後の収入予想額は月額平均 18.5 万円― ······························································44 (6) 老後のライフスタイル ―「レジャーや娯楽・趣味」と「友人や知人との交流」は 8 割超― ·······················46 (7) リバースモーゲージの活用意向 ―持家ローンあり層の4割がリバースモーゲージ活用意向あり― ··············48 (8) ケア付住宅、シニア住宅ニーズ ―女性のニーズが高いケア付住宅、シニア住宅―····································49 4.生活不安と生活保障ニーズ····················································································································51 (1) 生活不安 ―女性で高い生活不安― ·····································································································51 (2) 死亡保障ニーズ·································································································································53 1) 死亡保障に対する私的準備状況 −死亡保障への備えは「生命保険」が8割−·········································53 2) 死亡保障に対する充足感と今後の追加準備意向 ―約6割が死亡保障の追加準備意向あり― ······················56 (3) 老後保障ニーズ·································································································································59 1) 老後保障に対する私的準備状況 ―4割が個人年金保険や生命保険で老後保障を準備― ····························59 2) 老後保障に対する充足感と今後の追加準備意向 ―約7割が老後保障準備に不足感― ·······························61 (4) 医療保障ニーズ·································································································································63 1) 医療保障に対する私的準備状況 ―8割が生命保険の医療関係特約や医療保険で医療保障を準備―·············63 2) 医療保障に対する充足感と今後の追加準備意向 ―7割強が医療保障の追加準備意向あり― ······················67 (5) 介護保障ニーズ·································································································································70 1) 介護保障に対する私的準備状況 ―生命保険での介護保障準備が4割― ··················································70 2) 介護保障に対する充足感と今後の追加準備意向 ―介護保障の経済的準備には7割強が不足感―················74 (6) 重視している生活保障と今後重視する生活保障 ―今後は老後と介護の保障準備を重視―···························78 質問票および単純集計結果··························································································································80 目次−2 調 査 要 領 1. 調査目的 平成 12 年国勢調査によると、35∼54 歳の未婚者数は、男性で 296 万人、女性で 144 万人と平成 7 年時点 の男性 253 万人、女性 119 万人に比べ大幅に増加している。また、平成 13 年人口動態統計によると、離婚も 年間 28 万件にも及び、一度結婚しても再び独身となるケースが多くなっている。 中高年期にある独身層は、生涯独身生活を続けるという選択肢も視野に入れて生活設計、生活保障行動を始 めているものと推察される。 本調査では、今後増え続けるであろう中高年独身層の生活意識、生活行動の実態を捉えることにより、生活 設計・生活保障行動を明らかにすることを目的としている。 2. 調査設計 (1) 調 査 地 域:首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県全域) (2) 調 査 対 象:満 35∼54 歳の単身男女個人(離死別含む) (3) サンプル数:1,670 (4) 有効回収数:810 (5) 調 査 方 法:郵送法 (6) 調 査 時 期:平成 15 年6月 20 日∼7月 16 日 (7) 調 査 機 関:日本統計調査(株) 報告書を読むにあたって 本報告書を読むにあたり、次の点にご留意下さい。 1. 本文・図表中の数値と記号 (1) 統合カテゴリーの割合 2つ以上のカテゴリーを1つのカテゴリーに統合してその割合(%)を表示する場合は、各々の回答者数を 合計し、これを母数で除しています。このため、統合前のカテゴリーの割合を単純に合計した数値とは相違す る場合があります。 (2) データ間の差の表記(全体の割合とカテゴリーの割合を比較する場合) 全体(各分析ベースにおける総数)と属性別などで分割したカテゴリーの割合を比較する場合は、 “比率の 差”の検定を行っています。 その結果、全体に比べて統計的に有意に高いと認められた場合、図表中では+印を付しています。 一方、全体に比べて統計的に有意に低いと認められた場合、図表中では−印を付しています。 このとき、サンプル(標本)の違いによって、全体の割合との差が小さいカテゴリーの割合に有意差が認め られたり、逆に差が大きくても有意差が認められないことがあります。 2. 分析に用いる属性 本報告書で分析に用いる属性とそのカテゴリーは以下の通りです。 (1)性別 男性/女性 (2)年齢別 30 歳代後半/40 歳代前半/40 歳代後半/50 歳代前半 (3)職業別 正規雇用/非正規雇用/自営・自由業/無職・その他 (4)結婚経験・子ども 有無別 結婚経験なし/結婚経験あり(結婚経験あり・子どもなし /結婚経験あり・子どもあり) (5)結婚意向別 結婚したい/結婚するつもりなし (6)居住形態別 持家ローンあり/持家ローンなし/賃貸・社宅 (7)収入別 300 万円未満/300∼500 万円未満/500 万円以上 (8)金融資産別 300 万円未満/300∼1,000 万円未満/1,000 万円以上 (9)負債総額別 なし/1,000 万円未満/1,000 万円以上 (10)親同居有無別 親同居あり/親同居なし (11)独身生活メリット別 自己実現型/自由気まま型/経済メリット型 サンプルプロフィール (単位:%) 1.性別 N 810 男性 46.3 女性 53.7 2.年齢 N 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 平均(歳) 810 39.3 24.7 18.1 17.9 42.5 3.結婚経験有無 N 結婚経験なし 結婚経験あり 子どもあり 子どもなし 74.6 1.5 73.1 810 25.4 子どもあり 子どもなし 21.9 3.6 4.職業 N 民間企業の 被用者 810 派遣、パー ト・アルバ イト 5.1 22.6 公務員 43.3 自営業・ 自由業 17.9 その他 4.7 無職 6.4 5.主収入 N 収入はない 300万円未満 810 6.4 35.1 300∼500 500万円以上 万円未満 28.1 29.0 無回答 1.4 平均 (万円) 415.8 6.副収入 N 収入はない 20万円未満 810 64.1 13.0 20∼100 100万円以上 万円未満 13.2 8.9 無回答 0.9 平均 (万円) 32.4 7.両親からの経済的援助 N 810 受けて 受けている いない 91.7 8.3 無回答 0.0 8.同居家族 N 810 同居家族 なし 32.3 父親 32.8 母親 47.9 兄弟姉妹 16.7 自分の 子ども 19.5 9.金融資産 N 300∼1,000 1,000万円 万円未満 以上 40.5 32.0 22.7 300万円未満 810 無回答 4.8 平均 (万円) 867.3 10.負債残高 N 810 1,000万円 1,000万円 未満 以上 62.3 20.2 12.8 なし 無回答 4.6 平均 (万円) 369.7 その他 4.4 無回答 0.5 調査結果の概要 ● 中高年独身者が独身でいることのメリットについて、 「自己実現型」 、 「自由気まま型」 、 「経済メリット型」の3パ ターンのメリットを享受していることが確認された。このうち、 「自己実現型」の独身者は趣味・交友関係・余暇 活動など生活全般が充実している傾向がみられ、生活全般に対する満足度も高い。 「自己実現型」は充実した中高 年独身生活を送る新しいライフスタイルの担い手ともみられる。 ● 「自己実現型」は女性に多く、生活全般の満足度も女性の方が高くなっていること、男性は今後の結婚意向が高 いのに対し、女性は今後結婚するつもりのない人が多くなっていることなどから、女性の方がより主体的に独身 生活を選択し、積極的・前向きな独身生活を過ごしている傾向がみられる。 ● 現在の生活については、ある程度満足している傾向がみられたが、独身生活のデメリットとして「将来に対して 不安」が最も高いなど将来に対する不安の大きさもうかがわれる。とりわけ、女性は生活上の不安が全般に高く、 現在の生活には満足しているものの、将来に対しては不安を抱えながら生活している状況がうかがえる。 ● 老後の生活に関しては、娯楽・レジャーや交友関係などアクティブな老後ライフスタイル像を描いており、特に 自己実現型は多様なライフスタイル像を描いている。しかし、老後生活の経済的支えとなる、老後を迎えるまで に準備できる金融資産の額や老後の収入などについては厳しい見方が多い。 ● 生活上の不安や老後生活に備えるための私的な生活保障に対する今後の準備意向は総じて高い。 【概要】 1. 中高年独身者の独身のメリットは、 「自己実現型」 、 「自由気まま型」 、 「経済メリット型」の3パターン 中高年独身層が、独身生活にどのようなメリットを感じているかについて、以下の3パターンが抽出された。 ①自己実現型 「家庭以外に視野が広がる」 、 「広い友人関係を保ちやすい」 、 「仕事を続けられる」 、 「生活が単調にならない」 、 「現 在の家族との関係が保てる」 、 「異性との交際が自由」など独身でいることによって築くことができる社会関係や人間 関係に強くメリットを感じている層であり、全体の 37.4%がこの層に属している。 ②自由気まま型 「行動が自由」 、 「時間が拘束されない」 、 「生き方が自由」など独身でいることによる自由や拘束のなさに強くメリ ットを感じている層であり、全体の 62.8%と過半数がこの層に属している。 ③経済メリット型 「家族扶養の責任がなく気楽」 、 「経済的に裕福」 、 「住環境の選択幅が大きい」など独身でいることによる経済的な メリットを強く感じている層であり、全体の 39.9%がこの層に属している。 注)複数のパターンに属する人がいるため、合計は 100%を超えている。 概要−1 図 1 独身メリットの主成分分析結果 Factor1 自己実現型 0.105 生き方が自由 Factor2 Factor3 自由気まま型 経済メリット型 0.695 0.153 行動が自由 0.122 0.836 0.063 時間が拘束されない 0.088 0.789 0.095 生活が単調にならない 0.566 0.091 0.278 経済的に裕福 0.027 0.085 0.681 仕事を続けられる 0.578 0.101 0.146 家族扶養の責任がなく気楽 0.037 0.132 0.748 広い友人関係を保ちやすい 0.693 0.137 0.056 異性との交際が自由 0.463 0.251 0.230 住環境の選択幅が大きい 0.298 0.089 0.566 現在の家族との関係が保てる 0.520 0.000 -0.032 家庭以外に視野が広がる 0.717 0.076 0.037 家庭でのストレスが少ない 0.164 0.362 0.349 固有値 2.282 2.074 1.660 累積寄与率 17.557 ※数値は因子負荷量(0.4以上は強調表示) 33.509 46.277 1.1 女性に多い「自己実現型」 、男性に多い「経済メリット型」 独身生活メリットパターン別に性別をみると、自己実現型は女性が 72.6%と多く、経済メリット型は男性が 56.3% と多くなっている。 図 2 独身生活メリットパターン別の性別 (単位:%) 46.3 全体(N:810) 自己実現型(N:303) 53.7 72.6 27.4 55.4 44.6 自由気まま型(N:509) 43.7 56.3 経済メリット型(N:323) 男性 女性 概要−2 2. 自己実現型は生活全般が充実 2.1 自己実現型は趣味も仕事も交友関係も充実 自己実現型の生活スタイルについてみると、 「生きがいとなるような趣味やライフワークを持っている」 (66.3%) 、 「気軽に一緒に遊べる友人が多い」 (63.0%) 、 「仕事にやりがいを感じている」 (56.8%) 、 「仕事以外で国内旅行や海 外旅行によく出かける」 (42.6%) 、 「異性の友人は多いほうだ」 (27.1%)などいずれの項目も高くなっており、自己 実現型は趣味や交友関係、仕事など生活スタイルが充実している。 図 3 生活スタイル 0 10 20 30 40 50 (単位:%) 60 70 56.8 生きがいとなるような 趣味やライフワークを持っている 66.3 48.3 気軽に一緒に遊べる友人が多い 63.0 44.7 仕事にやりがいを感じている 56.8 33.1 仕事以外で国内旅行や 海外旅行によく出かける 42.6 19.9 異性の友人は多いほうだ 27.1 全体(N:810) 自己実現型(N:303) ※数値はあてはまる計(「あてはまる」+「まああてはまる」)の割合 2.2 自己実現型は楽しみや生きがいが多彩 自己実現型の楽しみや生きがいについてみると、 「文化的活動、観光旅行等」 (55.1%) 、 「スポーツ、レクリエーシ ョン活動等」 (41.9%) 、 「芸術鑑賞、収集活動等」 (40.9%) 、 「家族との交流」 (39.3%) 、 「仕事やボランティア活動」 (25.4%)などいずれの項目も高くなっており、自己実現型は多彩な楽しみや生きがいを有している。 図 4 楽しみや生きがい 0 10 20 (複数回答、単位:%) 40 50 60 30 45.8 文化的活動、観光旅行等 38.5 41.9 37.5 40.9 スポーツ、レクリエーション活動等 芸術鑑賞、収集活動等 30.6 家族との交流 17.8 仕事やボランティア活動 全体(N:810) 39.3 25.4 自己実現型(N:303) 概要−3 55.1 2.3 自己実現型は余暇活動が充実 独身生活メリット別に余暇活動をみると、自己実現型は平日については「自己啓発活動」 (25.1%) 、 「友人・知人と の交流」 (39.3%) 、 「趣味などの活動」 (33.7%)で高く、休日についても「自己啓発活動」 (32.7%) 、 「友人・知人と の交流」 (57.8%)で高くなっている。 図 5 余暇活動 0 10 20 30 40 (単位:%) 60 70 50 【自己啓発活動】 19.6 25.1 25.7 平日 休日 32.7 【友人・知人との交流】 30.6 平日 39.3 47.7 休日 57.8 【趣味などの活動】 29.5 33.7 平日 53.3 55.8 休日 全体(N:810) 自己実現型(N:303) ※数値は行っている計(「かなり行っている」+「まあ行っている」)の割合 3. 現在の生活についてはある程度満足 3.1 現在の生活に「満足」は 34.0%、 「不満」は 20.6% 生活満足度について「満足している計」でみると、経済面(16.9%) 、仕事面(24.7%)は低くなっているが、友人・ 知人との交遊面(55.7%) 、家族関係(55.2%) 、休暇・余暇活動面(42.7%)などの生活局面での満足度は総じて高 く、生活全般については「満足している計」が 34.0%と「不満である計」の 20.6%を上回っている。 図 6 生活満足度 N:810 (単位:%) 「不満である計」 「満足している計」 経済面 1.2 15.7 35.3 16.9 仕事面 36.2 24.9 24.7 10.4 3.8 5.6 7.9 2.7 2.3 8.1 0.5 35.3 9.5 45.7 34.2 55.2 友人・知人との交遊面 7.2 48.5 34.1 9.8 1.6 55.7 37.7 休暇・余暇活動面 5.1 恋愛や異性との交遊面 4.3 0.5 20.9 56.2 21.7 3.0 家族関係 26.4 35.9 16.9 42.7 19.8 40.6 17.2 24.1 33.0 生活全般 1.0 34.0 非常に満足している 不満である 0.9 3.6 20.5 8.9 9.4 26.0 45.1 満足している 非常に不満である 概要−4 15.8 0.4 4.8 20.6 どちらともいえない 該当しない・無回答 3.2 女性で高い生活満足度 生活満足度について性別にみると、すべての面で女性の方が男性より生活満足度が高くなっており、生活全般の満 足度は、男性の 26.4%に対し、女性は 40.5%と大きく上回っている。 図 7 生活満足度(性別) 0 10 20 30 40 (単位:%) 60 70 50 16.0 17.7 経済面 23.7 25.5 仕事面 48.3 家族関係 61.1 47.7 友人・知人との交遊面 62.5 37.1 休暇・余暇活動面 47.6 21.3 26.4 恋愛や異性との交遊面 26.4 生活全般 40.5 男性(N:375) 女性(N:435) ※数値は満足している計(「非常に満足している」+「満足している」)の割合 4. 将来に対する不安の高い独身中高年層 4.1 独身生活の最大のデメリットは「将来に対して不安」で 57.4% 独身生活のデメリットについてみると、 「将来に対して不安」が 57.4%と最も高くなっている。特に女性は 66.7% と男性の 46.7%を大きく上回っている。また、女性は「経済的に苦しい」が 40.9%と男性の 5.9%を大幅に上回って いる。 図 8 独身生活のデメリット(上位5項目) 0 10 20 30 40 50 (複数回答、単位:%) 60 70 57.4 将来に対して不安 46.7 66.7 36.4 子どもを持つことができない 40.3 33.1 24.7 経済的に苦しい 5.9 40.9 24.4 生活が不規則になる 28.3 21.1 23.1 26.9 社会で一人前とみなされない 19.8 全体(N:810) 男性(N:375) 女性(N:435) 概要−5 4.2 女性で高い生活不安 生活不安についてみると、 「家族の病気や事故」 (81.2%) 、 「収入の不安定化」 (75.9%) 、 「収入の減少」 (73.2%) 、 「老後の経済的生活」 (69.8%) など全般に生活不安が高くなっている。 特に女性は全般に生活不安が高くなっており、 現在の生活には満足しているものの、将来の生活には不安を抱えている状況がみてとれる。 図 9 生活不安(上位 5 項目) 0 10 20 30 40 50 60 (単位:%) 80 90 70 81.2 76.0 85.7 家族の病気や事故 75.9 72.8 78.6 収入の不安定化 73.2 70.9 75.2 収入の減少 69.8 62.7 老後の経済的生活 75.9 68.9 自分の病気や事故 61.3 75.4 全体(N:810) 男性(N:375) 女性(N:435) ※数値は不安計(「非常に不安を感じる」+「不安を感じる」)の割合 4.3 生活保障に対する今後の追加準備意向が高い中高年独身層 生活保障に対する今後の追加準備意向についてみると、 「老後保障」の 79.5%をはじめ、 「介護保障」77.3%、 「医 療保障」 (73.3%)など総じて高く、独身中高年層の生活保障ニーズは高い。 図 10 生活保障に対する今後の追加準備意向 N:810 0 死亡保障 10 20 30 40 50 60 70 80 56.7 老後保障 医療保障 介護保障 (単位:%) 90 100 79.5 73.3 77.3 ※数値は準備したい計(「すぐにでも準備したい」+ 「数年以内に準備したい」+「いずれは準備したい」)の割合 概要−6 5. 女性に多い結婚否定派 5.1 「結婚するつもりはない」は女性で 49.4%、男性で 25.3% 結婚意向について性別にみると、 「結婚するつもりはない」が男性は 25.3%と低いのに対し、女性は 49.4%と約半 数に達している。女性は、生活満足度も高く、自己実現型が多いことからみても、独身生活を主体的に選択し、積極 的な生活を過ごしている人が多いものと思われる。 図 11 結婚意向 (単位:%) 38.3 59.9 全体(N:810) 72.0 男性(N:375) 25.3 49.4 女性(N:435) 結婚したい 1.9 2.7 49.4 結婚するつもりはない 1.1 無回答 5.2 「今後子どもをほしいと思わない」は女性で 71.3%、男性で 41.3% 今後の子どもの保有意向についてみると、 「子どもをほしいと思わない」が男性は 41.3%であるのに対し、女性は 71.3%と7割以上の女性が子どもをほしがっていない。 図 12 今後の子どもの保有意向 (単位:%) 55.5 男性(N:375) 女性(N:435) 57.4 40.2 全体(N:810) 27.1 子どもをほしい 41.3 71.3 子どもをほしいと思わない 概要−7 2.3 3.2 1.6 無回答 6. アクティブな老後生活像を描く独身中高年層 6.1 老後金融資産は多様な使途予定 老後を迎えるまでに準備する金融資産の使途予定についてみると、 「医療費」が 79.5%と最も高く、ついで「介護 費用」 (75.8%) 、 「日常生活費」 (70.9%)と必要不可欠な使途が上位になっているが、 「交際費」 (64.9%) 、 「レジャ ーや娯楽・趣味」(62.6%)など老後生活を積極的に楽しむための費用も高くなっており、老後の資金使途は多種多様 になっている。 図 13 老後金融資産の使途(上位7項目) N:810 0 10 20 30 40 50 60 (単位:%) 80 90 70 79.5 医療費 75.8 介護費用 70.9 日常生活費 64.9 交際費 レジャーや娯楽・趣味 62.6 葬儀費用 62.0 61.1 公的年金のつなぎ資金 ※数値は使うつもりである計(「必ず使うつもりである」+「できれば使うつもりである」)の割合 6.2 多様でアクティブな老後ライフスタイルを描く自己実現型 老後のライフスタイルについてみると、 「レジャーや娯楽・趣味」 (83.2%) 、 「友人や知人との交流」 (83.1%) 、 「旅 行」 (72.5%)など、アクティブに活動して老後生活を楽しもうと考えている人が多くなっている。特に、自己実現型 はどのライススタイル像も高くなっており多様で活動的な老後ライフスタイル像を描いていることがわかる。 図 14 老後のライフスタイル 0 10 20 30 40 50 60 70 80 (単位:%) 90 100 83.2 89.1 レジャーや娯楽・趣味 83.1 友人や知人との交流 90.8 72.5 77.6 旅行 54.4 60.4 働き続ける 43.5 スポーツ活動 52.1 41.4 地域活動やボランティア活動 48.5 ※数値はそう思う計(「そう思う」+「まあそう思う」)の割合 概要−8 全体(N:810) 自己実現型(N:303) 7. 中高年独身層は老後経済生活に厳しい見通し 7.1 老後の金融資産準備予想額は二極化 老後を迎えるまでに、どれくらい金融資産を準備できるかについてみると、 「500 万円未満」が 28.0%と3割近く に達しており、老後の金融資産準備に厳しい見方をしている人が多くなっている。しかし、 「3000 万円以上」も 18.6% と多いことから、老後金融資産準備予想額は二極化している。 図 15 老後の私的金融資産準備予想額 (単位:%) 28.0 N:810 20.6 500万円未満 3,000万円以上 29.6 18.6 3.1 1,000∼3,000万円未満 500∼1,000万円未満 無回答 7.2 老後のフローの収支は月々6.6 万円の赤字の見通し 老後の生活費としての月々の必要額をみると、平均 25.1 万円となっているが、公的年金、企業年金、労働収入など を合わせた老後の月々の定期的な収入の見込みは平均 18.5 万円となっている。フローの収支は平均で月々6.6 万円の 赤字となっている。老後金融資産予想額も低い人が多いことから、老後の経済的生活に対し全般的には厳しい見通し となっている。 図 16 老後の必要生活費 (単位:%) 46.2 N:810 20万円以下 41.7 20万円超∼30万円以下 10.6 平均:25.1万円 1.5 無回答 30万円超 図 17 老後の収入予想額 (単位:%) N:810 24.2 10万円以下 18.5 10万円超∼15万円以下 27.0 22.7 15万円超∼20万円以下 概要−9 7.5 平均:18.5万円 20万円超 無回答 1. ライフスタイル・ライフワーク (1)生活上のゆとり ―生活全般のゆとりがある自己実現型と経済メリット型― 生活上のゆとりについて、時間的、経済的、精神的な側面についてそれぞれたずねた。 その結果、時間的なゆとりについてみると、 「ゆとりがある計」は 42.6%、 「ゆとりがない計」は 31.6%となっ ている。 経済的なゆとりについてみると、 「ゆとりがある計」は 24.1%、 「ゆとりがない計」は 43.7%となっている。 精神的なゆとりについてみると、 「ゆとりがある計」は 34.2%、 「ゆとりがない計」は 22.8%となっている。 また、生活全般のゆとりの有無についてたずねたところ、 「ゆとりがある計」は 29.8%、 「ゆとりがない計」は 24.4%となっている。 図表 1-1-1 生活上のゆとり N:810 (単位:%) 「ゆとりがない計」 「ゆとりがある計」 時間的なゆとり 8.8 42.6 経済的なゆとり 2.8 精神的なゆとり 3.8 生活全般のゆとり 1.4 かなりある 31.9 24.1 43.0 34.2 18.6 22.8 20.7 45.8 29.8 ある 11.9 0.4 43.7 30.4 28.4 5.7 31.6 31.9 21.2 0.0 25.9 25.8 33.8 どちらともいえない ない 1 0.0 4.2 0.0 24.4 3.7 まったくない 無回答 「ゆとりがある計」に着目し性別にみると、 「精神的なゆとり」において男性が 30.1%、女性は 37.7%と女性 の方が高くなっている。 職業別にみると、 「経済的なゆとり」は正規雇用で 34.9%と高く、非正規雇用(12.0%) 、自営・自由業(16.6%) で低くなっている。また、正規雇用は「時間的なゆとり」 (32.9%)と「精神的なゆとり」 (30.6%)で低くなっ ている。 結婚経験有無別にみると、 「経済的なゆとり」は結婚経験あり層で低く、特に結婚経験・子どもあり層では 14.7% となっている。 収入別、金融資産別にみると、高収入層、高資産層ほど「生活全般のゆとり」を感じている。 独身生活メリット別にみると、 「時間的なゆとり」は自由気まま型で 45.6%と高くなっている。 「経済的なゆと り」は経済メリット型で 37.2%と高くなっている。 「精神的なゆとり」はすべてのメリット型で高くなっている。 「生活全般のゆとり」は自己実現型で 38.3%、経済メリット型で 38.4%と高くなっている。 図表 1-1-2 生活上のゆとり (単位:%) 時間的なゆ 経済的なゆ 精神的なゆ 生活全般の N とり とり とり ゆとり 全体 810 42.6 24.1 34.2 29.8 男性 375 40.3 24.5 30.1− 26.7 女性 435 44.6 23.7 37.7+ 32.4 30歳代後半 318 39.9 23.6 30.2 28.3 40歳代前半 200 46.0 22.0 29.5 27.0 40歳代後半 147 40.1 30.6+ 39.5 35.4 50歳代前半 145 46.2 21.4 44.1+ 31.0 正規雇用 392 32.9− 34.9+ 30.6− 31.4 非正規雇用 183 47.0 12.0− 38.8 27.3 自営・自由業 145 49.7 16.6− 40.0 32.4 無職・その他 90 64.4+ 13.3− 31.1 23.3 結婚経験なし 604 43.2 26.2+ 33.6 30.8 結婚経験あり 206 40.8 18.0− 35.9 26.7 うち子どもあり 177 39.5 14.7− 36.7 26.6 300万円未満 319 52.0+ 9.4− 34.2 24.1− 収 300∼500万円未満 241 39.8 21.2 36.5 27.4 入 500万円以上 250 33.2− 45.6+ 32.0 39.2+ 金 300万円未満 328 44.8 7.3− 30.5 18.0− 融 300∼1,000万円未満 259 45.6 27.0 39.4+ 35.1+ 資 184 37.5 48.9+ 34.8 43.5+ 産 1,000万円以上 自己実現型 303 42.9 26.1 42.6+ 38.3+ 自由気まま型 509 45.6+ 25.3 39.5+ 31.2 経済メリット型 323 44.6 37.2+ 40.6+ 38.4+ ※数値はゆとりがある計(「かなりある」+「ある」)の割合 2 (2)独身生活のメリット・デメリット 1)独身生活のメリット ―自由気ままな独身生活をメリットとして評価― 独身生活のメリットについてみると、「行動が自由」が 75.1%と最も高く、ついで「時間が拘束されない」 (66.4%) 、 「生き方が自由」 (61.2%) 、 「家庭でのストレスが少ない」 (41.0%)の順となっている。行動や時間、 生き方などが束縛されず自由気ままに生活できる面が高く評価されているようである。 その他の項目もすべて 1 割から2割の比率となっており、独身生活に対して人それぞれ多様なメリットを感じ ていることがうかがえる。 図表 1-2-1 独身生活のメリット N:810 0 10 20 30 (複数回答、単位:%) 50 60 70 80 40 行動が自由 75.1 66.4 時間が拘束されない 61.2 生き方が自由 41.0 家庭でのストレスが少ない 26.8 広い友人関係を保ちやすい 現在の家族との関係が保てる 24.4 経済的に裕福 24.1 異性との交際が自由 23.8 家族扶養の責任がなく気楽 23.1 21.6 仕事を続けられる 18.0 家庭以外に視野が広がる 住環境の選択幅が大きい 12.0 生活が単調にならない 11.6 その他 特にない 1.2 9.0 3 独身生活のメリットについて性別にみると、女性は「時間が拘束されない」 (69.7%) 、 「家庭でのストレスが少 ない」 (44.8%) 、 「広い人間関係を保ちやすい」 (33.8%) 、 「現在の家族との関係が保てる」 (32.6%)など社会活 動面や家族関係面などの項目が高くなっている。男性は「経済的に裕福」 (34.1%) 、 「家族扶養の責任がなく気楽」 (29.6%)という経済面の項目が高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験なし層は「行動が自由」(77.0%)、 「時間が拘束されない」 (69.2%)といっ た自由さと「経済的に裕福」 (29.0%) 、 「家族扶養の責任がなく気楽」 (27.5%)といった経済面でのメリットを 評価している。 結婚意向別にみると、結婚するつもりなし層は、「生き方が自由」(68.4%)、「家庭でのストレスが少ない」 (46.5%) 、 「現在の家族との関係が保てる」 (30.6%)などの項目が高くなっている。 収入別にみると、500 万円以上の高収入層は「行動が自由」(80.8%)、 「時間が拘束されない」 (71.6%) 、 「異性 との交際が自由」 (30.8%)といった自由さと「経済的に裕福」 (42.0%)といった経済面でのメリットが高くなっ ている。 親同居有無別にみると、親同居あり層は「現在の家族との関係が保てる」 (27.8%) 、 「経済的に裕福」 (30.0%) と家族関係面と経済面の項目で高くなっており、親同居なし層は「時間が拘束されない」 (72.9%) 、 「家庭でのス トレスが少ない」 (48.8%)と生活面や精神面で束縛ないことが高くなっている。 図表 1-2-2 独身生活のメリット(上位 10 項目) N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300 万円未満 収 300 ∼500 万円未満 入 500 万円以上 親同居あり 親同居なし 810 375 435 318 200 147 145 604 206 177 485 310 319 241 250 400 410 家庭での 広い友人 時間が拘 生き方が 行動が自 ストレス 関係を保 束されな 自由 由 が少ない ちやすい い 75.1 72.8 77.0 77.0 73.0 72.1 76.6 77.0+ 69.4− 66.1− 75.9 75.2 72.4 72.6 80.8+ 72.3 77.8 66.4 62.7− 69.7+ 67.6 60.0− 70.1 69.0 69.2+ 58.3− 54.2− 67.4 66.5 63.3 65.1 71.6+ 59.8− 72.9+ 61.2 60.8 61.6 59.7 62.5 58.5 65.5 61.1 61.7 58.8 57.3− 68.4+ 58.0 61.0 65.6 58.8 63.7 41.0 36.5− 44.8+ 38.7 37.0 48.3+ 44.1 38.7− 47.6+ 45.8 37.7− 46.5+ 42.6 37.3 42.4 33.0− 48.8+ 4 26.8 18.7− 33.8+ 23.3 24.5 27.2 37.2+ 26.0 29.1 26.0 24.7 29.4 25.4 26.1 29.2 26.5 27.1 (複数回答、単位:%) 現在の家 異性との 家族扶養 仕事を続 族との関 経済的に 交際が自 の責任が けられる 係が保て 裕福 なく気楽 由 る 24.4 24.1 23.8 23.1 21.6 14.9− 34.1+ 25.6 29.6+ 9.6− 32.6+ 15.4− 22.3 17.5− 32.0+ 19.2− 28.3+ 27.7+ 28.3+ 17.9− 22.0 27.0 23.5 19.5 19.0 32.7+ 21.8 20.4 23.1 24.5 31.0+ 13.1− 19.3 16.6− 30.3+ 21.7− 29.0+ 24.2 27.5+ 21.5 32.5+ 9.7− 22.8 10.2− 21.8 33.3+ 6.8− 22.0 6.2− 20.3 20.8− 26.2 27.4+ 23.7 20.0 30.6+ 21.0 18.1− 22.3 23.9 28.2+ 10.3− 19.7− 20.4 19.4 22.0 23.7 22.0 24.5 19.5 22.0 42.0+ 30.8+ 25.2 26.4+ 27.8+ 30.0+ 24.3 23.5 21.8 21.2− 18.3− 23.4 22.7 21.5 2)独身生活のデメリット ―独身生活のデメリットは将来に対する不安― 独身生活のデメリットについてみると、 「将来に対して不安」が 57.4%と最も高く、ついで「子どもを持つこ とが出来ない」 (36.4%) 、 「経済的に苦しい」 (24.7%) 、 「生活が不規則になる」 (24.4%) 、 「社会で一人前とみな されない」 (23.1%)の順となっている。 独身生活についてデメリットが「特にない」は 13.7%であることから、ほとんどの人が何らかのデメリットを 感じているようである。 図表 1-2-3 独身生活のデメリット N:810 0 10 (複数回答、単位:%) 30 40 50 60 70 20 将来に対して不安 57.4 36.4 子どもを持つことができない 経済的に苦しい 24.7 生活が不規則になる 24.4 23.1 社会で一人前とみなされない 余暇・休暇を一緒に過ごす人がいない 15.9 健康維持・管理が難しい 15.3 生活のはりあいがない 15.3 家事が面倒 14.3 話し相手がいなくて孤独 12.7 生活が単調になる 12.5 その他 特にない 1.7 13.7 5 独身生活のデメリットについて性別にみると、女性は「将来に対して不安」 (66.7%) 、 「経済的に苦しい」 (40.3%) といった経済面でのデメリットが高くなっているが、その他の生活面や人間関係面の項目はすべて男性が高く なっている。 年齢別にみると、30 歳代後半層は「子どもを持つことができない」 (46.5%) 、 「社会で一人前とみなされない」 (29.2%)が高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験なし層は「子どもを持つことができない」 (45.9%) 、 「社会で一人前とみな されない」 (28.6%) 、 「余暇・休暇を一緒に過ごす人がいない」 (17.9%) 、 「健康維持・管理が難しい」 (17.2%) などが高くなっている。結婚経験・子どもあり層は「経済的に苦しい」 (50.8%)が高くなっている。 結婚意向別にみると、結婚したい層は「将来に対して不安」 (67.0%) 、 「子どもを持つことができない」 (50.9%) など様々な項目で高くなっている。 収入別にみると、300 万円未満の低収入層で「将来に対して不安」 (61.8%) 、 「経済的に苦しい」 (42.0%)が 高くなっている。 親同居有無別にみると、親同居なし層で「経済的に苦しい」 (34.1%)といった経済面や「生活が不規則になる」 (28.8%) 、 「家事が面倒」 (20.2%)といった日常生活面での項目が高くなっている。 独身生活メリット別にみると、どのメリット型も「子どもを持つことが出来ない」 、 「生活が不規則になる」が 高くなっている。 図表 1-2-4 独身生活のデメリット(上位 10 項目) 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300 万円未満 収 300 ∼500 万円未満 入 500 万円以上 親同居あり 親同居なし 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 (複数回答、単位:%) 余暇・休 子どもを 社会で一 生活が不 暇を一緒 健康維 生活のは 話し相手 将来に対 持つこと 経済的に 人前とみ 家事が面 N 規則にな に過ごす 持・管理 りあいが がいなく して不安 ができな 苦しい なされな 倒 る 人がいな が難しい ない て孤独 い い い 810 57.4 36.4 24.7 24.4 23.1 15.9 15.3 15.3 14.3 12.7 375 46.7− 40.3+ 5.9− 28.3+ 26.9+ 20.3+ 25.3+ 19.5+ 18.7+ 16.5+ 435 66.7+ 33.1− 40.9+ 21.1− 19.8− 12.2− 6.7− 11.7− 10.6− 9.4− 318 59.1 46.5+ 17.6− 25.2 29.2+ 16.7 14.8 18.2 14.5 15.1 200 56.5 38.5 24.0 22.5 22.5 18.0 15.5 15.0 13.0 11.0 147 54.4 30.6 26.5 21.8 19.0 15.0 18.4 12.2 17.0 13.6 145 57.9 17.2− 39.3+ 28.3 14.5− 12.4 13.1 12.4 13.1 9.0 604 57.3 45.9+ 16.9− 25.5 28.6+ 17.9+ 17.2+ 16.1 14.4 13.7 206 57.8 8.7− 47.6+ 21.4 6.8− 10.2− 9.7− 13.1 14.1 9.7 177 56.5 2.8− 50.8+ 21.5 6.2− 9.0− 10.7 10.2− 13.6 9.6 485 67.0+ 50.9+ 20.2− 25.8 28.9+ 20.8+ 17.7+ 21.4+ 15.1 16.9+ 310 43.5− 14.8− 31.9+ 22.9 14.5− 8.7− 11.6− 6.1− 13.5 6.5− 319 61.8+ 31.7− 42.0+ 17.9− 21.9 13.5 9.4− 14.7 11.3− 14.7 241 54.4 38.6 18.7− 29.5+ 24.5 15.8 16.2 14.9 14.5 9.1− 250 54.8 40.4 8.4− 28.0 23.2 19.2 22.0+ 16.4 18.0+ 13.6 400 56.0 41.5+ 15.0− 20.0− 27.5+ 13.5 13.8 14.8 8.3− 11.3 410 58.8 31.5− 34.1+ 28.8+ 18.8− 18.3 16.8 15.9 20.2+ 14.1 303 58.4 40.9+ 28.4 28.7+ 27.7+ 12.9 14.2 11.2− 11.2 11.2 509 59.5 40.3+ 24.4 28.7+ 24.8 16.9 17.5+ 15.5 17.9+ 13.6 323 54.2 44.6+ 12.4− 28.8+ 29.7+ 18.6 19.8+ 16.1 18.3+ 13.3 6 3)独身生活のメリットの分類 独身生活のメリットのうち「その他」を除く 13 項目について主成分分析1により分類を試みたところ、下表の とおり3つの主成分に分類された。 第一主成分は、 「家庭以外に視野が広がる」 「広い友人関係を保ちやすい」 「仕事を続けられる」など、独身生活 における自己実現の可能性を高く評価する項目との関連が強く、 「自己実現型」のメリットを表わしているといえ る。 また、第二主成分は「行動が自由」 「時間が拘束されない」 「生き方が自由」など、自由や束縛のなさを表わす 項目との関連が強く、 「自由気まま型」のメリットを表わしているといえる。先にみたように、 「自由気まま型」 を構成する項目はいずれも6割以上が評価しており、この主成分は独身中高年の多くが共通に評価するメリット を表わしているものと考えられる。 第三主成分は、 「家族扶養の責任がなく気楽」 「経済的に裕福」 「住環境の選択幅が大きい」など、扶養家族がい ないことに伴う経済的なゆとりを評価する項目との関連が強くなっている。このことから、第三主成分は「経済 メリット型」の主成分であるといえる。 図表 1- 2-5 独身生活のメリット分類2 Factor1 自己実現型 0.105 生き方が自由 Factor2 Factor3 自由気まま型 経済メリット型 0.695 0.153 行動が自由 0.122 0.836 0.063 時間が拘束されない 0.088 0.789 0.095 生活が単調にならない 0.566 0.091 0.278 経済的に裕福 0.027 0.085 0.681 仕事を続けられる 0.578 0.101 0.146 家族扶養の責任がなく気楽 0.037 0.132 0.748 広い友人関係を保ちやすい 0.693 0.137 0.056 異性との交際が自由 0.463 0.251 0.230 住環境の選択幅が大きい 0.298 0.089 0.566 現在の家族との関係が保てる 0.520 0.000 -0.032 家庭以外に視野が広がる 0.717 0.076 0.037 家庭でのストレスが少ない 0.164 0.362 0.349 固有値 2.282 2.074 1.660 累積寄与率 17.557 ※数値は因子負荷量(0.4以上は強調表示) 33.509 46.277 析出した3つの主成分と個々のメリット項目との関係性から、調査対象者の各主成分得点を求め、得点のプラ ス・マイナスにより、それぞれ2分した。 その結果、主成分得点が高いグループの比率はそれぞれ「自己啓発型」が 37.4%、 「自由気まま型」が 62.8%、 「経済メリット型」が 39.9%となっている。3 以下では、それぞれの主成分得点が高いグループについて、属性的な特徴をみる。 図表 1-2-6 メリット分類の度数表 N 810 1 2 3 自己啓発型 高 37.4 低 62.6 自由気まま型 高 62.8 低 37.2 (単位:%) 経済メリット型 高 39.9 低 60.1 主成分分析とは、複数の変数の背景に共通する要素(主成分)を抽出する多変量解析手法である。 分析には、主因子法・直交解を用いた。 数値は個々のメリット項目と主成分との関連性の強さを表わしている。 複数のグループに所属する人がいるため合計は 100%を超えている。 7 「自己実現型」のメリットの認識が高い層の属性的特徴をみると、性別では、女性が 72.6%と全体に比べ高 くなっている。 図表 1-2-7 「自己実現型」の属性的特徴 (単位:%) 50 36.6 39.3 40 男性 27.4 22.4 24.7 30 女性 72.6 53.7 20 46.3 20.5 17.9 10 外側:自己実現型 (N:303) 内側:全体 (N:810) (単位:%) 50 44.6 39.4 40 0 30歳代 後半 40歳代 40歳代 50歳代 前半 後半 前半 自己実現型(N:303) 全体(N:810) 38.6 40.5 25.7 30 20.5 18.1 29.8 30.7 32.0 29.7 30.9 24.8 22.7 20 10 0 300万円 未満 300∼500 万円未満 【収入】 500万円 以上 自己実現型(N:303) 300万円 未満 全体(N:810) 300∼1,000 1,000万円 万円未満 以上 【金融資産】 「自由気まま型」のメリットの認識が高い層の属性的特徴をみると、収入では、500 万円以上が 33.6%と全体 に比べてやや高くなっているものの、性別や年齢などの属性では全体との違いはみられない。 図表 1-2-8 「自由気まま型」の属性的特徴 (単位:%) 50 39.3 39.3 40 女性 55.4 53.7 46.3 18.1 18.1 20 (単位:%) 50 37.9 39.4 40 0 30歳代 40歳代 40歳代 50歳代 後半 前半 後半 前半 自由気まま型(N:509) 全体(N:810) 38.9 40.5 28.5 29.8 33.6 32.6 32.0 30.9 23.6 22.7 20 10 0 300万円 未満 18.9 17.9 10 外側:自由気まま型 (N:509) 内側:全体 (N:810) 30 23.8 24.7 30 男性 44.6 300∼500 万円未満 【収入】 500万円 以上 自由気まま型(N:509) 300万円 未満 300∼1,000 1,000万円 万円未満 以上 【金融資産】 全体(N:810) 8 「経済メリット型」のメリットの認識が高い層の属性的特徴をみると、性別では、男性が 56.3%と全体に比べ 高く、過半数を占めている。 年齢では、30 歳代後半が 46.1%と半数近くを占めており、若年齢層に偏っていることがみてとれる。 収入では、500 万円以上が4割を占め、300 万円未満の占率が 31.6%と全体に比べ低くなっている。 金融資産では 300 万円未満が 31.3%と低く、全体に比べ高資産層に偏っていることがみてとれる。 図表 1-2-9 「経済メリット型」の属性的特徴 女性 53.7 43.7 (単位:%) 50 39.4 40 31.6 30 (単位:%) 60 46.1 50 39.3 40 23.2 24.7 30 17.9 17.6 18.1 46.3 男性 13.0 20 56.3 10 外側:経済メリット型 0 30歳代 40歳代 40歳代 50歳代 (N:323) 後半 前半 後半 前半 内側:全体 経済メリット型(N:323) 全体(N:810) (N:810) 40.5 40.2 28.2 29.8 30.9 38.1 32.0 31.3 26.3 22.7 20 10 0 300万円 未満 300∼500 万円未満 【収入】 500万円 以上 経済メリット型(N:323) 300万円 未満 300∼1,000 1,000万円 万円未満 以上 【金融資産】 全体(N:810) 9 (3)結婚意向・結婚予定 1)結婚意向 ―女性の約 5 割が“結婚否定派”― 結婚意向についてみると、 「結婚したい」が 59.9%、 「結婚するつもりはない」は 38.3%となっている。結婚す るつもりのない結婚否定派も少なくない。 図表 1-3-1 結婚意向 無回答 1.9 (単位:%) 結婚したい 結婚する つもりはない 38.3 N:810 59.9 性別にみると、 「結婚するつもりはない」は、男性の 25.3%に対し、女性は 49.4%と高くなっている。 年齢別にみると、高年齢層ほど「結婚するつもりはない」が高くなる傾向を示している。40 歳代後半から結婚 否定派が格段に多くなることから、40 歳代半ばを境に結婚に対する考えが変わってくるものと思われる。 職業別にみると、正規雇用で「結婚したい」が 63.5%と高く、非正規雇用は「結婚するつもりはない」が 45.9% と高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験・子どもあり層は「結婚するつもりはない」が 70.1%と高くなっている。 収入別、金融資産別にみると、高収入層ほど結婚意向が高くなっているのに対し、高資産層ほど結婚意向が低 くなっている。 親同居有無別にみると、親同居なし層で「結婚するつもりはない」が 45.9%と高くなっている。 図表 1-3-2 結婚意向 N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 300 万円未満 収 300 ∼500 万円未満 入 500 万円以上 金 300 万円未満 融 300 ∼1,000 万円未満 資 産 1,000 万円以上 親同居あり 親同居なし 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 118 393 291 319 241 250 328 259 184 400 410 303 509 323 (単位:%) 結婚する 結婚した つもりは 無回答 い ない 59.9 38.3 1.9 72.0+ 25.3− 2.7 49.4− 49.4+ 1.1 77.4+ 22.0− 0.6− 68.5+ 30.0− 1.5 39.5− 55.8+ 4.8+ 30.3− 67.6+ 2.1 63.5+ 34.2− 2.3 53.6− 45.9+ 0.5 65.5 33.8 0.7 47.8− 47.8+ 4.4 69.4+ 28.8− 1.8 32.0− 66.0+ 1.9 28.2− 70.1+ 1.7 57.6 39.8 2.5 62.6 36.4 1.0 57.0 40.2 2.7 52.7− 45.1+ 2.2 63.1 36.1 0.8 66.0+ 31.6− 2.4 64.3+ 34.1− 1.5 62.9 35.9 1.2 50.0− 48.4+ 1.6 67.5+ 30.5− 2.0 52.4− 45.9+ 1.7 57.4 40.6 2.0 59.1 40.1 0.8− 61.3 37.2 1.5 10 2)結婚予定 ―結婚意向者の3割が5年以内に「結婚するだろうと思う」― 結婚意向のある人を対象に、これから5年くらいの結婚予定についてたずねた。「どちらともいえない」が 52.6%で最も高く、 「結婚するだろうと思う」は 32.2%、 「結婚しないだろうと思う」は 15.3%となっている。 図表 1-3-3 結婚予定 (単位:%) 結婚しない だろうと 思う 15.3 32.2 結婚する だろうと 思う N:810 どちらとも いえない 52.6 結婚予定について性別にみると、女性で「結婚しないだろうと思う」が 19.1%と高くなっている。 年齢別にみると、30 歳代後半で「結婚するだろうと思う」が 40.2%と高くなっているが、結婚意向に比べる と明確な傾向は出ていない。 職業別にみると、無職・その他で「結婚しないだろう」が 27.9%と高くなっている。 金融資産別にみると、300 万円未満の低資産層で「結婚しないだろうと思う」が 19.4%と高くなっている。 図表 1-3-4 結婚予定 N 全体 485 270 215 246 137 58 44 249 98 95 43 419 66 既婚子どもあり 50 300 万円未満 168 収 300 ∼500 万円未満 152 入 500 万円以上 165 金 300 万円未満 211 融 300 ∼1,000 万円未満 163 資 92 産 1,000 万円以上 自己実現型 174 自由気まま型 301 経済メリット型 198 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり (単位:%) 結婚する どちらと 結婚しな だろうと もいえな いだろう と思う い 思う 32.2 52.6 15.3 33.7 54.1 12.2− 30.2 50.7 19.1+ 40.2+ 52.0 7.7− 23.4− 50.4 26.3+ 25.9 51.7 22.4 22.7 63.6 13.6 31.7 54.6 13.7 30.6 54.1 15.3 36.8 49.5 13.7 27.9 44.2 27.9+ 31.0 54.4+ 14.6 39.4 40.9− 19.7 38.0 44.0 18.0 30.4 50.0 19.6 30.3 53.3 16.4 35.8 54.5 9.7− 30.3 50.2 19.4+ 35.6 56.4 8.0− 30.4 48.9 20.7 35.6 52.9 11.5 28.6− 57.8+ 13.6 29.3 52.5 18.2 11 (4)今後の子ども保有意向 ―女性の 7 割が「子どもをほしいと思わない」― 今後の子ども保有意向についてみると、 「子どもをほしい」が 40.2%と4割に達している。 図表 1-4-1 今後の子ども保有意向 (単位:%) 無回答2.3 子どもを ほしい 40.2 N:810 57.4 子どもを ほしいと 思わない 「子どもをほしい」に着目して性別にみると、男性が 55.5%、女性が 27.1%と、男性で高くなっている。 年齢別にみると、若年層ほど高くなっている。40 歳代後半から子ども保有意向が大きく下がることから、40 歳代半ばを境に意識が変わるものと思われる。 結婚経験有無別にみると、結婚経験なし層は 49.0%と高くなっている。 収入別にみると、収入が高いほど高くなっている。 親同居有無別にみると、親同居あり層で 48.0%と高くなっている。 図表 1-4-2 今後の子ども保有意向 N 全体 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 うち子どもあり 177 300 万円未満 319 収 300 ∼500 万円未満 241 入 500 万円以上 250 金 300 万円未満 328 融 300 ∼1,000 万円未満 259 資 184 産 1,000 万円以上 親同居あり 400 親同居なし 410 自己実現型 303 自由気まま型 509 経済メリット型 323 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり 子どもを ほしい 40.2 55.5+ 27.1− 63.2+ 43.5 17.7− 8.3− 43.6 31.7− 45.5 34.4 49.0+ 14.6− 10.2− 31.7− 42.7 48.8+ 42.4 45.2+ 32.1− 48.0+ 32.7− 37.6 38.3 39.6 (単位:%) 子どもを ほしいと 無回答 思わない 57.4 2.3 41.3− 3.2 71.3+ 1.6 36.2− 0.6− 52.5 4.0 78.9+ 3.4 89.0+ 2.8 53.6− 2.8 67.2+ 1.1 53.1 1.4 61.1 4.4 48.2− 2.8 84.5+ 1.0 88.7+ 1.1 66.1+ 2.2 54.4 2.9 49.2− 2.0 56.4 1.2 52.5 2.3 67.4+ 0.5 49.0− 3.0 65.6+ 1.7 59.4 3.0 59.7 2.0 58.8 1.5 12 (5)生活スタイル −自己実現型は趣味も仕事も交友関係も充実− 日頃の生活スタイルをたずねたところ、 「生きがいとなるような趣味やライフワークを持っている」が 56.8% と最も高く、ついで「気軽に一緒に遊べる友人が多い」 (48.3%) 、 「仕事のために、私生活を犠牲にすることがあ る」 (45.8%)の順となっている。 図表 1-5-1 生活スタイル N:810 0 10 20 30 40 (単位:%) 50 60 生きがいとなるような 趣味やライフワークを持っている 56.8 気軽に一緒に遊べる友人が多い 48.3 仕事のために、 私生活を犠牲にすることがある 45.8 44.7 仕事にやりがいを感じている 39.3 一人の生活を続けても寂しくないと思う 仕事以外で国内旅行や 海外旅行によく出かける 33.1 19.9 異性の友人は多いほうだ 一人では休日や自由時間を もてあましてしまう 8.1 ※数値はあてはまる計(「あてはまる」+「まああてはまる」)の割合 13 性別にみると、男性では「生きがいとなるような趣味やライフワークを持っている」 (61.1%) 、 「仕事のために、 私生活を犠牲にすることがある」 (50.1%)が、女性では「気軽に一緒に遊べる友人が多い」 (57.2%)が高くなっ ている。 年齢別にみると、50 歳代前半で「気軽に一緒に遊べる友人が多い」 (60.7%)が高くなっている。 職業別にみると、正規雇用は「仕事のために、私生活を犠牲にすることがある」 (50.8%) 、 「仕事以外で国内・ 海外旅行によく出かける」 (37.2%)が高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層で「気軽に一緒に遊べる友人が多い」 (57.8%)が高くなっている。 収入別にみると、高収入層ほど「仕事のために、私生活を犠牲にすることがある」が高くなっている。また、 300 万円未満層で「仕事にやりがいを感じている」が 33.9%と 300 万円以上層と比べ極端に低くなっている。 金融資産別にみると、高資産層で「仕事以外で国内・海外旅行によく出かける」が高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型では「生きがいとなるような趣味やライフワークを持っている」 (66.3%) 、 「気軽に一緒に遊べる友人が多い」 (63.0%) 、 「仕事にやりがいを感じている」 (56.8%) 、 「仕事以外 で国内旅行や海外旅行によく出かける」 (42.6%) 、 「異性の友人は多いほうだ」 (27.1%)が高くなっている。自 己実現型は趣味や交友関係、仕事など生活が充実していると思われる。 図表 1-5-2 生活スタイル 仕事のため 生きがいと なるような 気軽に一緒 に、私生活 仕事にやり N 趣味やライ に遊べる友 を犠牲にす がいを感じ ることがあ ている フワークを 人が多い る 持っている 全体 810 56.8 48.3 45.8 44.7 男性 375 61.1+ 37.9− 50.1+ 44.8 女性 435 53.1− 57.2+ 42.1− 44.6 30歳代後半 318 57.5 47.5 48.4 39.3− 40歳代前半 200 61.0 46.0 49.0 43.0 40歳代後半 147 54.4 40.8− 43.5 54.4+ 50歳代前半 145 51.7 60.7+ 37.9− 49.0 正規雇用 392 54.3 48.2 50.8+ 44.4 非正規雇用 183 53.0 53.6 35.0− 39.3 自営・自由業 145 69.7+ 49.7 51.7 56.6+ 無職・その他 90 54.4 35.6− 36.7 37.8 結婚経験なし 604 58.3 45.0− 47.4 43.0 結婚経験あり 206 52.4 57.8+ 41.3 49.5 うち子どもあり 177 49.7− 54.8 41.8 49.2 300万円未満 319 51.7− 45.1 34.5− 33.9− 収 300∼500万円未満 241 63.5+ 53.9+ 48.5 50.2+ 入 500万円以上 250 56.8 46.8 57.6+ 53.2+ 金 300万円未満 328 54.6 46.0 44.8 42.7 融 259 62.2+ 48.6 46.3 44.8 資 300∼1,000万円未満 184 54.9 52.2 47.8 48.9 産 1,000万円以上 自己実現型 303 66.3+ 63.0+ 51.5+ 56.8+ 自由気まま型 509 57.6 48.3 46.2 47.0 経済メリット型 323 66.9+ 47.7 50.8+ 48.3 ※数値はあてはまる計(「あてはまる」+「まああてはまる」)の割合 14 (単位:%) 仕事以外で 一人では休 一人の生活 国内旅行や 異性の友人 日や自由時 を続けても 海外旅行に は多いほう 間を持て余 寂しくない よく出かけ だ してしまう と思う る 39.3 33.1 19.9 8.1 41.1 23.5− 17.9 11.5+ 37.7 41.4+ 21.6 5.3− 37.1 33.3 21.7 9.7 40.0 37.5 19.0 6.0 40.8 23.1− 20.4 10.2 41.4 36.6 16.6 5.5 39.8 37.2+ 21.2 7.1 40.4 31.7 13.1− 9.3 35.9 29.0 27.6+ 7.6 40.0 24.4 15.6 11.1 39.4 32.1 19.0 8.6 38.8 35.9 22.3 6.8 36.2 29.4 20.9 6.8 36.7 26.0− 15.4− 9.1 42.7 36.5 20.3 7.1 39.2 38.8+ 25.2+ 8.0 35.4 24.7− 18.6 9.1 40.2 39.8+ 17.4 6.6 44.0 39.7+ 25.0+ 7.6 39.9 42.6+ 27.1+ 5.6− 44.2+ 35.4 19.8 6.9 46.1+ 37.2+ 22.0 8.0 (6)余暇活動・楽しみや生きがい 1)余暇時間 ―余暇時間は平日平均 3.6 時間、休日平均 8.3 時間― 仕事や家事、睡眠時間を除いた余暇時間は 1 日あたりどれくらいかをたずねた。 平日についてみると、 「2 時間超∼4 時間以下」が 39.5%と最も高く、平均余暇時間は 3.6 時間となっている。 図表 1-6-1 余暇時間(平日) (単位:%) N:810 31.5 39.5 28.1 平均:3.6時間 0.9 2時間以下 2時間超∼4時間以下 4時間超 無回答 職業別にみると、正規雇用は「2 時間以下」 (37.5%)が高く、平均余暇時間は 3.2 時間と短くなっている。 収入別にみると、300 万円未満層は「4 時間超」 (34.2%)で、500 万円以上層は「2 時間以下」 (36.8%)で高 くなっている。高収入層ほど平均余暇時間は短くなっている。 図表 1-6-2 余暇時間(平日) N 2時間以下 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 319 241 250 303 509 323 31.5 30.9 32.0 34.3 33.5 27.2 26.9 37.5+ 30.6 22.8− 21.1− 28.2 30.3 36.8+ 31.4 29.3 31.3 (単位:%) 2時間超∼4 平均 4時間超 無回答 時間以下 (時間) 39.5 28.1 0.9 3.6 41.1 26.9 1.1 3.6 38.2 29.2 0.7 3.6 38.7 26.4 0.6 3.5 40.0 25.5 1.0 3.5 41.5 30.6 0.7 3.7 38.6 33.1 1.4 4.0 40.3 21.7− 0.5 3.2 40.4 27.3 1.6 3.8 44.1 32.4 0.7 3.8 26.7− 51.1+ 1.1 4.6 36.4 34.2+ 1.3 3.9 42.3 27.4 0.0 3.6 40.8 21.2− 1.2 3.2 40.3 27.4 1.0 3.5 39.9 30.1 0.8 3.7 38.4 29.7 0.6 3.6 15 ついで休日についてみると、 「9 時間超」が 41.6%と最も高く、平均余暇時間は 8.3 時間となっている。 図表 1-6-3 余暇時間(休日) (単位:%) N:810 32.1 25.1 平均:8.3時間 41.6 1.2 6時間以下 6時間超∼9時間以下 9時間超 無回答 性別にみると、男性は「9 時間超」 (47.5%)で、女性は「6 時間以下」 (38.9%)で高くなっている。 年齢別にみると、30 歳代後半は「9 時間超」が 47.5%と高く、平均余暇時間は 8.7 時間となっている。 収入別にみると、300 万円未満層は「6 時間以下」 (39.5%)で高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自由気まま型は「9 時間超」で 45.2%と高くなっている。経済メリット型も「9 時間超」で 48.0%と高くなっている。 図表 1-6-4 余暇時間(休日) N 6時間以下 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 319 241 250 303 509 323 32.1 24.3− 38.9+ 25.8− 34.5 34.7 40.0+ 27.6− 35.5 37.9 35.6 39.5+ 24.1− 30.4 34.3 26.9− 26.9− (単位:%) 6時間超∼9 平均 9時間超 無回答 時間以下 (時間) 25.1 41.6 1.2 8.3 27.5 47.5+ 0.8 8.9 23.0 36.6− 1.6 7.8 25.5 47.5+ 1.3 8.7 29.5 35.5− 0.5 8.2 23.1 41.5 0.7 8.3 20.0 37.2 2.8 7.7 27.6 44.1 0.8 8.6 20.8 41.5 2.2 8.1 21.4 40.0 0.7 8.2 28.9 33.3 2.2 7.8 21.0− 37.6 1.9 7.8 27.0 48.1+ 0.8 8.8 28.4 40.4 0.8 8.4 25.4 38.9 1.3 8.1 26.7 45.2+ 1.2 8.6 24.1 48.0+ 0.9 8.7 16 2)自己啓発活動・交流・趣味 ―自己啓発活動、友人・知人との交流、趣味などの活動が活発な自己実現型― 自己啓発活動や友人・知人との交流、 趣味などの活動を平日と休日においてどの程度行っているかをたずねた。 その結果、自己啓発活動では平日 19.6%、休日 25.7%となっている。友人・知人との交流では、平日 30.6%、 休日 47.7%、趣味などの活動では、平日 29.5%、休日 53.3%となっている。 図表 1-6-5 自己啓発活動・交流・趣味 N:810 0 10 20 30 (単位:%) 50 60 40 19.6 自己啓発活動 25.7 30.6 友人・知人との交流 47.7 29.5 趣味などの活動 53.3 ※数値は行っている計(「かなり行っている」+「まあ行っている」)の割合 平日 休日 性別にみると、男性は休日に「趣味などの活動」 (57.9%)を行っている割合が高くなっている。女性は平日、 休日とも、 「友人・知人との交流」を行っている割合が高くなっている。 年齢別にみると、50 歳代前半で平日の「友人・知人との交流」 (38.6%) 、休日の「自己啓発活動」 (32.4%) が高くなっている。 職業別にみると、自営・自由業で平日の「自己啓発活動」 (26.9%) 、 「趣味などの活動」 (39.3%)が高くなっ ている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層で平日の「友人・知人との交流」が 37.4%と高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型は平日では 「自己啓発活動」 (25.1%) 、 「友人・知人との交流」 (39.3%) 、 「趣味などの活動」 (33.7%)が、休日では「自己啓発活動」 (32.7%) 、 「友人・知人との交流」 (57.8%)が高く なっている。 図表 1-6-6 自己啓発活動・交流・趣味 N 自己啓発活動 平日 休日 友人・知人との交流 (単位:%) 趣味などの活動 平日 平日 休日 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり 810 19.6 25.7 30.6 47.7 375 17.3 22.9 22.4− 39.7− 435 21.6 28.0 37.7+ 54.5+ 318 18.6 23.0 30.5 49.7 200 20.0 26.5 26.0 46.0 147 18.4 23.8 29.3 39.5− 145 22.8 32.4+ 38.6+ 53.8 392 17.6 26.0 29.1 49.5 183 20.2 27.9 31.7 46.4 145 26.9+ 25.5 35.9 51.0 90 15.6 20.0 26.7 36.7− 604 18.7 25.5 28.3− 45.9 206 22.3 26.2 37.4+ 52.9 うち子どもあり 177 21.5 25.4 36.7+ 48.0 300万円未満 319 17.2 24.1 31.7 42.0− 収 300∼500万円未満 241 23.2 24.5 31.5 53.1+ 入 500万円以上 250 19.2 28.8 28.4 49.6 自己実現型 303 25.1+ 32.7+ 39.3+ 57.8+ 自由気まま型 509 20.8 26.9 29.1 49.3 経済メリット型 323 22.3 29.7+ 29.1 50.8 ※数値は行っている計(「かなり行っている」+「まあ行っている」)の割合 17 休日 29.5 28.0 30.8 30.5 27.5 29.9 29.7 28.3 26.2 39.3+ 25.6 31.1 24.8 24.9 29.8 34.4+ 24.4− 33.7+ 32.8+ 31.0 53.3 57.9+ 49.4− 52.2 57.5 51.0 52.4 57.9+ 45.4− 60.0 38.9− 56.6+ 43.7− 40.7− 45.8− 53.9 62.4+ 55.8 54.6 60.4+ 自己啓発活動と友人・知人との交流、趣味などの活動をそれぞれ月に平均で何日ぐらい行っているかたずねた ところ、自己啓発活動では「2 日以下」 、友人・知人との交流と趣味などの活動では「5 日以上」が最も高くなっ ている。 図表 1-6-7 自己啓発活動・交流・趣味(月平均日数) (単位:%) N:810 自己啓発活動 39.1 24.2 友人・知人との交流 趣味などの活動 21.7 2日以下 11.5 19.8 17.8 3∼4日以下 18.4 28.8 31.6 5日以上 31.0 平均:3.7日 27.3 平均:5.0日 28.9 平均:5.8日 無回答 年齢別にみると、高年齢層ほど「趣味などの活動」を行う日数は少なくなる。 結婚経験有無別にみると、結婚経験なし層で「趣味などの活動」 (6.2 日)が、結婚経験あり層で「友人・知人 との交流」 (5.5 日)が他の活動に比べ多くなっている。 結婚意向別にみると、結婚したい層ですべての活動が、結婚するつもりなし層に比べ多くなっている。 収入別にみると、300 万円未満層で「趣味などの活動」が 6.1 日と多くなっている。 独身生活メリット別にみると、経済メリット型で「趣味などの活動」 (6.3 日)が他の活動と比べ多くなってい る。 図表 1-6-8 自己啓発活動・交流・趣味(月平均日数) N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 入 300∼500万円未満 500万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 319 241 250 303 509 323 (単位:日) 自己啓発活 友人・知人 趣味などの 動 との交流 活動 3.7 5.0 5.8 3.5 4.7 6.3 3.9 5.2 5.3 3.5 5.2 6.3 3.7 5.0 5.9 4.2 4.3 5.1 3.8 5.1 4.8 3.2 4.6 5.4 4.2 4.8 5.1 4.3 6.4 7.3 4.3 4.8 6.5 3.5 4.8 6.2 4.3 5.5 4.4 4.1 5.4 4.3 3.8 5.3 6.0 3.5 4.4 5.4 4.0 5.0 6.1 3.3 5.1 5.4 3.7 4.9 5.6 3.9 5.7 5.7 3.6 4.8 6.0 4.1 5.2 6.3 18 3)楽しみや生きがい ―自己実現型と経済メリット型の 5 割超が「文化的活動、観光旅行等」を楽しみや生きがいとする― 日常生活のなかでの楽しみや生きがいについてたずねたところ、 「文化的活動、観光旅行等」が 45.8%と最も 高く、ついで「スポーツ、レクリエーション活動等」 (38.5%) 、 「芸術鑑賞、収集活動等」 (37.5%)の順となっ ている。 図表 1-6-9 楽しみや生きがい N:810 0 10 20 (複数回答、単位:%) 30 40 50 45.8 文化的活動、観光旅行等 38.5 スポーツ、レクリエーション活動等 37.5 芸術鑑賞、収集活動等 家族との交流 30.6 スポーツ観戦 24.4 仕事やボランティア活動 17.8 その他 生きがいとするものは持っていない 11.6 8.0 19 性別にみると、男性は「スポーツ、レクリエーション活動等」 (44.8%) 、 「スポーツ観戦」 (34.4%)で、女性 は「文化的活動、観光旅行等」 (54.5%) 、 「家族との交流」 (43.2%) 、 「芸術鑑賞、収集活動等」 (41.4%)で高く なっている。また、男性は「生きがいとするものは持っていない」 (10.4%)も高くなっている。 年齢別にみると、30 歳代後半は「スポーツ、レクリエーション活動等」 (44.7%)で、50 歳代前半は「家族と の交流」 (44.8%)で高くなっている。 職業別にみると、正規雇用は「スポーツ、レクリエーション活動等」 (44.6%)で、非正規雇用は「家族との交 流」 (42.1%)で、自営・自由業は「スポーツ観戦」 (32.4%)と「仕事やボランティア活動」 (29.7%)で高くなっ ている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験・子どもあり層で「家族との交流」が 59.9%と高くなっている。 収入、金融資産別にみると、高収入、高資産層は「文化的活動、観光旅行等」で高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型は「文化的活動、観光旅行等」 (55.1%) 、 「家族との交流」 (39.3%) 、 「仕事やボランティア活動」 (25.4%)で高くなっている。自由気まま型は「文化的活動、観光旅行等」 (48.9%) 、 「芸術鑑賞、収集活動等」 (42.0%)で高くなっている。経済メリット型は「文化的活動、観光旅行等」 (51.4%) 、 「スポーツ、レクリエーション活動等」 (45.8%)で高くなっている。 図表 1-6-10 楽しみや生きがい 文化的活 N 動、観光旅 行等 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 319 241 250 328 259 184 303 509 323 45.8 35.7− 54.5+ 43.7 43.0 48.3 51.7 48.5 45.4 40.7 43.3 46.5 43.7 40.1 45.8 45.5 42.9 43.6 51.6+ 36.6− 50.2 57.6+ 55.1+ 48.9+ 51.4+ (複数回答、単位:%) スポーツ、 生きがいと 仕事やボラ レクリエー 芸術鑑賞、 家族との交 スポーツ観 するものは ンティア活 その他 ション活動 収集活動等 流 戦 持っていな 動 等 い 38.5 37.5 30.6 24.4 17.8 11.6 8.0 44.8+ 33.1− 16.0− 34.4+ 15.7 8.8− 10.4+ 33.1− 41.4+ 43.2+ 15.9− 19.5 14.0+ 6.0− 44.7+ 38.1 24.5− 26.4 15.1 11.3 6.6 38.0 34.0 26.5 26.5 17.0 12.5 9.0 27.2− 40.8 35.4 19.0 22.4 11.6 10.2 37.2 37.9 44.8+ 22.8 20.0 11.0 7.6 44.6+ 34.7 26.8− 25.5 13.3− 9.4 6.6 26.2− 42.1 42.1+ 15.8− 18.6 13.1 10.9 40.7 36.6 27.6 32.4+ 29.7+ 14.5 8.3 33.3 42.2 28.9 24.4 16.7 13.3 7.8 40.6+ 40.1+ 22.5− 27.0+ 15.6− 10.8 8.6 32.5− 30.1− 54.4+ 17.0− 24.3+ 14.1 6.3 31.1− 28.8− 59.9+ 17.5− 21.5 14.1 7.3 43.7+ 37.9 24.7− 27.4+ 16.7 10.5 7.6 30.3− 38.4 40.0+ 20.0− 18.4 13.2 8.4 28.5− 41.1 35.4+ 19.4− 15.0 12.5 10.3 42.7 39.0 31.5 24.9 19.5 11.6 7.1 47.2+ 31.6− 23.6− 30.4+ 19.6 10.4 6.0 33.5− 37.8 30.2 22.9 16.8 14.6+ 9.5 42.9 44.0+ 27.0 27.8 16.2 10.8 5.8 42.4 28.3− 35.3 22.3 23.4+ 8.7 6.5 41.9 40.9 39.3+ 24.1 25.4+ 15.8+ 3.0− 40.1 42.0+ 29.3 25.3 18.1 9.4− 6.9 45.8+ 40.6 24.1− 27.9 19.2 9.6 5.0− 20 現在の楽しみや生きがいのなかで生涯続けていきたいものがあるかをたずねたところ、 「ある」が 80.5%、 「今 後新たなもので持ちたい」が 17.2%となっている。 図表 1-6-11 生涯続けていきたい楽しみや生きがい 今後も持ちたいと 思わない 1.4 (単位:%) 無回答 0.9 今後新たなもので 持ちたい 17.2 N:740 ある 80.5 職業別にみると、非正規雇用は「今後新たなもので持ちたい」 (23.3%)で高くなっている。 独身生活メリット別にみると、 自己実現型は 「ある」 (85.2%) で高くなっている。 自由気まま型も 「ある」 (82.8%) で高くなっている。 図表 1-6-12 生涯続けていきたい楽しみや生きがい N ある 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 740 333 407 295 180 132 133 364 163 131 82 291 472 306 80.5 81.1 80.1 78.3 85.0 84.8 75.2 81.6 74.8− 85.5 79.3 85.2+ 82.8+ 82.4 (単位:%) 今後新たな 今後も持ち もので持ち たいと思わ 無回答 たい ない 17.2 1.4 0.9 15.9 1.8 1.2 18.2 1.0 0.7 19.7 1.0 1.0 13.3 1.7 0.0 12.1 1.5 1.5 21.8 1.5 1.5 15.7 1.9 0.8 23.3+ 0.0 1.8 13.0 0.8 0.8 18.3 2.4 0.0 13.1− 1.0 0.7 15.3 1.1 0.8 15.0 1.6 1.0 21 4)余暇の人間関係 ―女性に比べ男性は人間関係が希薄― 現在、平日と休日に余暇をどのような人と過ごすことが多いかを 2 人までたずねた。その結果、平日では、 「家 族・親戚」が 39.4%と最も高く、ついで「職場や仕事関係の人」 (32.2%) 、 「趣味や習い事を通じての友人」 (16.4%) の順となっている。休日では「家族・親戚」が 46.7%と平日と同様に最も高くなっているが、2 番目が「学校・ 学生時代の友人」 (23.0%)となっている。 図表 1-6-13 余暇の人間関係 N:810 0 10 20 30 (複数回答、単位:%) 40 50 39.4 家族・親戚 46.7 32.2 職場や仕事関係の人 14.1 16.4 趣味や習い事を通じての友人 22.1 13.1 学校・学生時代の友人 23.0 4.9 5.9 地域や近所の人 17.4 その他の知人 27.5 18.6 特にいない 11.4 平日 休日 平日の余暇の人間関係を性別にみると、女性は「家族・親戚」 (48.7%) 、 「趣味や習い事を通じての友人」 (19.3%) など全般に高くなっている一方、男性は「特にいない」 (28.3%)が高くなっており、男性は女性に比べ人間関係 が希薄になっているようである。 職業別にみると、正規雇用は「職場や仕事関係の人」 (37.2%)で高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層は「家族・親戚」 (55.8%)で、結婚経験なし層は「特にいない」 (22.2%) で高くなっている。 結婚意向別にみると、結婚するつもりなし層で「家族・親戚」が 44.2%と高くなっている。 収入別にみると、300 万円未満層で「家族・親戚」が 44.8%と高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型で「家族・親戚」 (45.5%) 、 「職場や仕事関係の人」 (37.6%) 、趣味 や習い事を通じての友人」 (22.8%)で高くなっている。 図表 1-6-14 余暇の人間関係(平日) N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 入 300∼500万円未満 500万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 319 241 250 303 509 323 家族・親戚 39.4 28.5− 48.7+ 34.0− 41.5 41.5 46.2 36.0 47.0+ 39.3 38.9 33.8− 55.8+ 61.0+ 36.9 44.2+ 44.8+ 41.1 30.8− 45.5+ 37.3 30.3− (複数回答、単位:%) 職場や仕事関係 趣味や習い事を 学校・学生時代 地域や近所の人 その他の知人 特にいない の人 通じての友人 の友人 32.2 16.4 13.1 4.9 17.4 18.6 29.9 13.1− 13.6 2.9− 15.7 28.3+ 34.3 19.3+ 12.6 6.7+ 18.9 10.3− 32.4 16.4 16.0+ 2.8− 19.8 19.2 32.0 16.0 13.0 3.5 15.0 20.5 29.9 15.6 9.5 10.2+ 15.0 19.0 34.5 17.9 10.3 6.2 17.9 14.5 37.2+ 15.8 13.8 2.0− 16.6 20.2 32.8 16.4 10.4 6.6 17.5 14.2 26.2 15.9 14.5 9.7+ 19.3 17.9 18.9− 20.0 13.3 6.7 17.8 22.2 31.6 17.5 14.9+ 3.0− 15.7− 22.2+ 34.0 13.1 7.8− 10.7+ 22.3+ 8.3− 31.6 12.4 7.9− 11.9+ 19.8 7.9− 33.4 17.1 14.0 3.1− 18.8 18.6 29.7 15.8 11.6 7.7+ 15.2 18.1 24.1− 16.6 12.5 7.2+ 20.1 17.9 31.1 17.4 14.1 4.6 14.9 17.4 43.6+ 15.2 12.8 2.4− 16.4 20.8 37.6+ 22.8+ 14.9 5.9 20.8+ 8.9− 33.8 17.3 12.0 3.9 19.1 19.4 35.3 16.1 15.5 5.6 14.2 22.3+ 22 休日の余暇の人間関係を性別にみると、女性は「家族・親戚」 (57.5%)が平日と同様に高く、男性はやはり「特 にいない」 (16.8%)で高くなっている。 年齢別にみると、50 歳代前半で「家族・親戚」 (56.6%)や「地域や近所の人」 (10.3%)が高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層は休日も「家族・親戚」 (64.6%)で高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型は「家族・親戚」 (52.1%) 、 「趣味や習い事を通じての友人」 (27.4%) で高くなっている。 図表 1-6-15 余暇の人間関係(休日) N 家族・親戚 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 319 241 250 303 509 323 46.7 34.1− 57.5+ 37.4− 45.5 58.5+ 56.6+ 45.4 45.9 47.6 52.2 40.6− 64.6+ 70.1+ 40.8− 57.1+ 48.9 46.5 44.0 52.1+ 43.6− 39.0− (複数回答、単位:%) 学校・学生時代 趣味や習い事を 職場や仕事関係 地域や近所の人 その他の知人 特にいない の友人 通じての友人 の人 23.0 22.1 14.1 5.9 27.5 11.4 25.1 24.0 15.7 4.5 23.2− 16.8+ 21.1 20.5 12.6 7.1 31.3+ 6.7− 29.6+ 24.8 15.7 3.5− 30.5 8.8 22.0 24.0 13.5 5.5 24.0 15.5+ 17.0 17.7 12.2 7.5 27.9 12.9 15.9− 17.9 13.1 10.3+ 25.5 9.7 24.7 21.7 15.8 4.6 27.3 11.7 18.6 26.2 12.0 7.7 30.6 9.8 26.2 21.4 14.5 8.3 26.9 9.7 18.9 16.7 10.0 4.4 23.3 15.6 27.3+ 24.5+ 15.2 4.3− 24.8− 13.1+ 10.2− 15.0− 10.7 10.7+ 35.4+ 6.3− 9.0− 13.0− 9.0− 11.3+ 31.6 6.2− 26.4+ 25.2+ 15.3 4.3− 30.7+ 10.1 17.4− 17.1− 11.9 8.4+ 22.6− 12.9 16.9− 19.7 10.0− 7.2 32.3+ 14.1 30.7+ 24.9 13.7 5.0 23.2 8.3 23.2 22.4 19.6+ 5.2 25.6 10.8 25.7 27.4+ 14.5 6.6 35.0+ 4.0− 22.6 24.0 13.4 6.1 30.1+ 11.8 24.5 22.6 16.1 6.8 23.5− 14.9+ 23 今後、どのような人とつきあいを深めていきたいかを 2 人までたずねたところ、 「趣味や習い事を通じての友 人」が 34.9%と最も高く、ついで「家族・親戚」 (28.4%) 、 「学校・学生時代の友人」 (24.7%)の順となってい る。また、 「つきあいを深めていきたいと思う人はいない」が 6.3%となっている。 図表 1-6-16 今後の人間関係 N:810 0 10 20 (複数回答、単位:%) 30 40 趣味や習い事を通じての友人 34.9 家族・親戚 28.4 学校・学生時代の友人 24.7 職場や仕事関係の人 22.6 地域や近所の人 11.6 28.4 その他の知人 つきあいを深めていきたいと 思う人はいない 6.3 24 性別にみると、女性は「家族・親戚」 (34.0%)とつきあいを深めていきたいと考える一方で、男性は「つきあ いを深めたいと思う人はいない」と考える割合が 8.5%と高い。 年齢別にみると、50 歳代前半で「家族・親戚」 (38.6%)や「地域や近所の人」 (17.2%)が高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験なし層は「趣味や習い事を通じての友人」 (37.7%) 、 「学校・学生時代の友 人」 (26.8%)で高く、結婚経験・子どもあり層は「家族・親戚」 (43.5%)や「地域や近所の人」 (18.6%)で高 くなっている。 結婚意向別にみると、結婚するつもりなし層で「家族・親戚」が 33.2%と高くなっている。 収入別にみると、300 万円未満層で「つきあいを深めたいと思う人はいない」が 9.1%と高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型は「家族・親戚」 (32.7%)で高くなっている。 図表 1-6-17 今後の人間関係 趣味や習い事 N を通じての友 人 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 319 241 250 303 509 323 34.9 35.5 34.5 35.8 40.5 29.3 31.0 36.2 36.6 31.7 31.1 37.7+ 26.7− 26.6− 36.1 32.9 32.6 37.3 35.6 35.3 36.7 37.2 家族・親戚 28.4 21.9− 34.0+ 23.9− 26.5 30.6 38.6+ 25.5 29.0 31.7 34.4 24.3− 40.3+ 43.5+ 25.8− 33.2+ 29.2 27.8 28.0 32.7+ 28.5 25.7 学校・学生時 代の友人 24.7 23.7 25.5 27.4 23.5 24.5 20.7 25.5 23.0 24.8 24.4 26.8+ 18.4− 18.1− 27.2+ 21.3 22.6 23.7 28.4 26.1 24.4 24.8 25 職場や仕事関 係の人 22.6 25.3 20.2 22.6 23.0 21.1 23.4 22.7 23.0 24.8 17.8 22.7 22.3 21.5 22.9 21.6 19.4 25.3 24.0 22.4 22.6 24.5 地域や近所の 人 11.6 12.5 10.8 8.8− 11.0 12.9 17.2+ 11.2 14.2 11.7 7.8 9.8− 17.0+ 18.6+ 11.5 12.3 11.6 12.9 10.4 9.9 10.4 9.9 (複数回答、単位:%) つきあいを深 めていきたい その他の知人 と思う人はい ない 28.4 6.3 24.0− 8.5+ 32.2+ 4.4− 28.6 5.7 28.5 6.5 29.3 6.8 26.9 6.9 29.1 6.6 25.1 3.8 31.0 6.2 27.8 10.0 26.5− 6.5 34.0+ 5.8 32.2 5.6 29.1 4.1− 26.5 9.7+ 29.5 9.1+ 25.3 4.6 30.0 4.4 36.6+ 3.3− 30.6 6.3 24.8 7.4 5)余暇の充実度 ―自己実現型で余暇が充実― 余暇時間の過ごし方を、平日、休日それぞれについてたずねたところ、 「充実している計」は平日で 25.2%、 休日で 47.9%となっている。 図表 1-6-18 余暇の充実度 N:810 「充実している計」 21.9 平日 3.3 休日 (単位:%) 「充実していない計」 41.1 8.0 25.3 25.2 0.4 33.3 6.4 41.5 47.9 かなり充実している 充実していない 35.7 充実している まったく充実していない 13.5 0.6 15.8 どちらともいえない 無回答 2.3 平日の余暇の充実度を性別にみると、女性で「充実している計」が 29.9%と高くなっている。 年齢別にみると、50 歳代前半で「充実している計」が 35.2%と高くなっている。 職業別にみると、正規雇用は「充実していない計」が 38.3%と高いが、自営・自由業で「充実している計」が 33.8%と高く、 「かなり充実している」も 6.2%と高くなっている。 収入別にみると、500 万円以上層は「充実していない計」が 40.4%と高いが、300 万円未満層で「充実してい る計」が 29.5%と高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型で「充実している計」が 31.4%と高くなっている。 図表 1-6-19 余暇の充実度(平日) (単位:%) どちらとも 充実してな 充実してい N かなり充実 充実してい 充実してい いえない い計 している る る計 ない 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 485 310 319 241 250 303 509 323 3.3 1.9− 4.6+ 3.5 2.0 4.8 3.4 2.0− 4.4 6.2+ 2.2 2.7 4.5 4.1 3.7 2.0 5.6+ 3.7 3.1 21.9 17.9− 25.3+ 21.7 14.5− 22.4 31.7+ 18.6− 25.7 27.6 18.9 20.8 23.2 25.4 21.2 18.0 25.7+ 21.4 24.5 25.2 19.7− 29.9+ 25.2 16.5− 27.2 35.2+ 20.7− 30.1 33.8+ 21.1 23.5 27.7 29.5+ 24.9 20.0− 31.4+ 25.1 27.6 26 41.1 46.1+ 36.8− 38.4 45.5 38.8 43.4 41.1 36.6 40.0 52.2+ 39.8 42.9 40.8 43.6 39.2 37.3 42.0 39.6 33.3 33.9 32.9 36.2 37.5 33.3 21.4− 38.3+ 32.8 24.8− 26.7 36.3+ 29.0− 29.5 31.1 40.4+ 30.7 32.4 32.5 25.3 24.8 25.7 26.7 28.0 26.5 17.2− 29.1+ 26.2 17.9− 18.9 27.0 22.6 22.9 24.5 29.2 25.1 25.0 24.8 まったく充 実していな 無回答 い 8.0 0.4 9.1 0.3 7.1 0.5 9.4 0.3 9.5 0.5 6.8 0.7 4.1 0.0 9.2 0.0 6.6 0.5 6.9 1.4+ 7.8 0.0 9.3 0.4 6.5 0.3 6.6 0.3 6.6 0.4 11.2+ 0.4 5.6 0.7 7.5 0.4 7.7 0.3 休日の余暇の充実度を性別にみると、女性で「かなり充実している」が 8.5%と高くなっている。 職業別にみると、自営・自由業では平日と同様に「かなり充実している」が 11.0%と高くなっている。 独身生活メリット別でみると、自己実現型で「充実している計」が 58.4%と高くなっている。 図表 1-6-20 余暇の充実度(休日) (単位:%) 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 どちらとも 充実してな 充実してい まったく充 N かなり充実 充実してい 充実してい 実していな 無回答 いえない い計 している る る計 ない い 810 6.4 41.5 47.9 35.7 15.8 13.5 2.3 0.6 375 4.0− 40.3 44.3 38.9 16.0 13.1 2.9 0.8 435 8.5+ 42.5 51.0 32.9 15.6 13.8 1.8 0.5 318 6.6 41.8 48.4 34.3 16.7 14.5 2.2 0.6 200 4.5 38.5 43.0 39.0 17.5 14.5 3.0 0.5 147 8.2 40.8 49.0 34.7 15.0 12.2 2.7 1.4 145 6.9 45.5 52.4 35.2 12.4 11.0 1.4 0.0 392 4.3− 44.4 48.7 35.5 15.8 13.5 2.3 0.0− 183 7.1 41.0 48.1 35.0 15.8 14.2 1.6 1.1 145 11.0+ 38.6 49.7 33.1 15.2 12.4 2.8 2.1+ 90 6.7 34.4 41.1 42.2 16.7 13.3 3.3 0.0 485 5.8 44.5+ 50.3 33.0 16.3 13.8 2.5 0.4 310 7.1 37.1− 44.2 40.3+ 14.8 12.6 2.3 0.6 319 9.1+ 36.7− 45.8 37.0 16.6 14.1 2.5 0.6 241 4.6 44.8 49.4 33.6 16.2 13.7 2.5 0.8 250 4.8 44.4 49.2 36.0 14.4 12.4 2.0 0.4 303 11.2+ 47.2+ 58.4+ 30.4− 10.6− 8.9− 1.7 0.7 509 8.1+ 42.2 50.3 34.8 14.3 12.8 1.6 0.6 323 6.8 42.7 49.5 35.9 14.2 12.7 1.5 0.3 27 (7)日常的な家事 ―親同居あり層の 7 割強が自分で行っていない― 日常的な家事をどの程度行っているかについてみると、 「自分が行っている計」は 56.9%、 「自分で行っていな い計」は 42.3%となっている。 図表 1- 7-1 日常的な家事 「自分が行っている計」 N:810 22.3 34.6 (単位:%) 「自分で行っていない計」 27.9 14.4 0.7 56.9 すべて自分が行っている あまり自分で行っていない 無回答 42.3 ほとんど自分が行っている ほとんど自分で行っていない 性別にみると、女性で「自分が行っている計」が 71.7%と高くなっている。 年齢別にみると、 「自分で行っていない計」は 30 歳代後半で 50.3%、40 歳代前半で 50.5%と高くなっている。 一方で、50 歳代前半で「自分が行っている計」が 80.7%と高くなっている。 職業別でみると、正規雇用で「自分で行っていない計」が 47.4%と高くなっている。非正規雇用では「自分が 行っている計」が 67.8%と高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層で「自分が行っている計」が 83.5%と高くなっている。 収入別にみると、300 万円未満層で「自分が行っている計」が 64.9%と高くなっている。 親同居有無別にみると、親同居あり層で「自分で行っていない計」が 73.8%と高く、 「ほとんど自分で行って いない」も 26.3%と高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自由気まま型で「自分が行っている計」が 59.9%と高くなっている。 図表 1- 7-2 日常的な家事 (単位:%) すべて自 N 分が行っ ている 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300 万円未満 収 300 ∼500 万円未満 入 500 万円以上 親同居あり 親同居なし 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 319 241 250 400 410 303 509 323 34.6 23.7− 43.9+ 31.4 27.0− 40.8 45.5+ 34.9 41.5+ 24.1− 35.6 29.3− 50.0+ 48.0+ 37.3 29.9 35.6 4.8− 63.7+ 35.3 39.9+ 34.7 ほとんど ほとんど 自分が 自分で あまり自 自分で 自分が 無回答 行ってい 行ってい 分で行っ 行ってい 行ってい る計 ない計 ていない ない る 22.3 56.9 42.3 27.9 14.4 0.7 16.0− 39.7− 59.7+ 36.0+ 23.7+ 0.5 27.8+ 71.7+ 27.4− 20.9− 6.4− 0.9 17.6− 49.1− 50.3+ 33.3+ 17.0 0.6 21.0 48.0− 50.5+ 34.0+ 16.5 1.5 21.8 62.6 36.7 21.1− 15.6 0.7 35.2+ 80.7+ 19.3− 14.5− 4.8− 0.0 16.8− 51.8− 47.4+ 30.9 16.6 0.8 26.2 67.8+ 32.2− 21.9− 10.4 0.0 31.7+ 55.9 42.8 29.0 13.8 1.4 23.3 58.9 40.0 25.6 14.4 1.1 18.5− 47.8− 51.5+ 33.3+ 18.2+ 0.7 33.5+ 83.5+ 15.5− 12.1− 3.4− 1.0 37.9+ 85.9+ 13.0− 10.2− 2.8− 1.1 27.6+ 64.9+ 34.8− 22.9− 11.9 0.3 19.9 49.8− 48.1+ 32.0 16.2 2.1+ 18.0− 53.6 46.4 30.4 16.0 0.0 20.3 25.0− 73.8+ 47.5+ 26.3+ 1.3+ 24.4 88.0+ 11.7− 8.8− 2.9− 0.2 23.8 59.1 39.9 29.7 10.2− 1.0 20.0− 59.9+ 39.3− 25.1− 14.1 0.8 17.6− 52.3− 47.1+ 29.1 18.0+ 0.6 28 (8)外食利用 ―自由気まま型、経済メリット型は平日の夜、休日ともに外食利用― 平日の夜や休日に、どのくらい外食をしているかについてみると、 「外食をする計」は平日の夜で 21.1%、休 日で 28.3%となっている。 図表 1- 8-1 外食利用 N:810 0 10 (単位:%) 30 20 21.1 平日の夜 28.3 休日 ※数値は外食をする計(「ほとんど外食をする」+「まあ外食をする」)の割合 性別にみると、平日の夜、休日ともに男性で高くなっている。 年齢別にみると、平日の夜、休日ともに 30 代後半で高くなっている。 職業別にみると、正規雇用は平日の夜が 27.6%と高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験なし層は平日の夜が 23.5%と高くなっている。 収入別にみると、高収入層ほど、平日の夜、休日ともに高くなっている。 親同居有無別にみると、親同居なし層は平日の夜が 24.9%と高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自由気まま型は平日の夜が 23.8%、休日が 30.8%と高くなっている。経済メリッ ト型も平日の夜が 28.2%、休日が 32.8%と高くなっている。 図表 1- 8-2 外食利用 N 平日の夜 (単位:%) 休日 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり 810 21.1 28.3 375 26.9+ 32.8+ 435 16.1− 24.4− 318 26.7+ 37.4+ 200 22.0 24.5 147 14.3− 19.7− 145 14.5− 22.1 392 27.6+ 29.1 183 12.0− 24.6 145 20.0 34.5 90 13.3 22.2 604 23.5+ 28.6 206 14.1− 27.2 うち子どもあり 177 10.7− 26.0 300万円未満 319 12.9− 21.0− 収 300∼500万円未満 241 20.3 29.5 入 500万円以上 250 32.4+ 36.4+ 親同居あり 400 17.3− 26.0 親同居なし 410 24.9+ 30.5 自己実現型 303 21.1 32.0 自由気まま型 509 23.8+ 30.8+ 経済メリット型 323 28.2+ 32.8+ ※数値は外食をする計(「ほとんど外食をする」+「まあ外食をする」)の割合 29 (9)生活満足度 ―自己実現型と経済メリット型で高い生活全般の満足度― 生活上の様々な面での満足度についてたずねた。 「満足している計」でみると、友人・知人との交遊面(55.7%) 、 家族関係(55.2%) 、休暇・余暇活動面(42.7%)などは比較的満足度が高く、仕事面(24.7%) 、恋愛や異性と の交遊面(24.1%) 、経済面(16.9%)などは満足度が低くなっている。 「不満である計」でみると、経済面(56.2%) 、 仕事面(35.3%)となっており、不満が高くなっている。 生活全般についてみると、 「満足している計」は 34.0%で「不満である計」の 20.6%を上回っている。 図表 1-9-1 生活満足度 N:810 (単位:%) 「不満である計」 「満足している計」 経済面 1.2 15.7 仕事面 36.2 24.9 24.7 10.4 3.8 5.6 2.7 2.3 35.3 9.5 45.7 34.2 55.2 友人・知人との交遊面 7.2 7.9 48.5 34.1 55.7 37.7 休暇・余暇活動面 5.1 恋愛や異性との交遊面 4.3 0.5 20.9 35.3 56.2 21.7 3.0 家族関係 26.4 16.9 35.9 9.8 1.6 0.9 3.6 20.5 40.6 8.9 17.2 24.1 33.0 生活全般 1.0 34.0 非常に満足している 不満である 0.5 16.9 42.7 19.8 8.1 9.4 26.0 45.1 満足している 非常に不満である 30 15.8 0.4 4.8 20.6 どちらともいえない 該当しない・無回答 「満足している計」について性別にみると、女性は「友人・知人との交遊面」 (62.5%) 、 「家族関係」 (61.1%) 、 「休暇・余暇活動面」 (47.6%)で高く、その結果「生活全般」 (40.5%)でも高くなっている。独身の女性は男 性に比べ、家族や友人・知人との交流が充実しているようである。 年齢別にみると、30 歳代後半の比較的若い層で「恋愛や異性との交遊面」が 28.9%と高く、40 歳代後半では 「仕事面」 (36.7%) 、 「家族関係」 (65.3%)が高くなっている。 職業別にみると、正規雇用で「経済面」 (23.0%) 、 「仕事面」 (28.3%) 、 「友人・知人との交遊面」 (59.7%)で の満足度が高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層は「家族関係」 (70.9%) 、 「友人・知人との交遊面」 (66.5%)で満 足度が高く、その結果「生活全般」 (44.2%)でも高くなっている。 結婚意向別にみると、結婚するつもりなし層は「生活全般」が 39.7%と高くなっている。現在の生活に満足し ているため、あえて結婚しようという気持がおきにくくなっているのかもしれない。 収入・金融資産別にみると、高収入・高資産層ほど「経済面」 、 「仕事面」さらには「恋愛や異性との交遊面」 などが高く、それに伴い「生活全般」も高くなる傾向にある。 独身生活メリット別にみると、自己実現型は項目全般にわたって満足度が高く、 「生活全般」も 44.6%と高く なっている。経済メリット型は「経済面」 (29.4%) 、 「仕事面」 (31.6%)で満足度が高く、 「生活全般」も 38.7% と高くなっている。 図表 1-9-2 生活満足度 (単位:%) 恋愛や異 友人・知 休暇・余 性との交 生活全般 N 経済面 仕事面 家族関係 人との交 暇活動面 遊面 遊面 全体 810 16.9 24.7 55.2 55.7 42.7 24.1 34.0 男性 375 16.0 23.7 48.3− 47.7− 37.1− 21.3 26.4− 女性 435 17.7 25.5 61.1+ 62.5+ 47.6+ 26.4 40.5+ 30歳代後半 318 16.7 21.1 51.3 53.5 39.0 28.9+ 31.1 40歳代前半 200 16.0 20.0 53.0 53.0 41.0 19.0 31.0 40歳代後半 147 21.8 36.7+ 65.3+ 56.5 48.3 25.2 38.1 50歳代前半 145 13.8 26.9 56.6 63.4+ 47.6 19.3 40.0 正規雇用 392 23.0+ 28.3+ 56.4 59.7+ 43.4 26.8 35.7 非正規雇用 183 10.4− 20.2 57.4 55.7 44.8 20.8 32.8 自営・自由業 145 13.1 25.5 53.8 48.3− 42.1 24.1 35.2 無職・その他 90 10.0 16.7 47.8 50.0 36.7 18.9 26.7 結婚経験なし 604 18.4 23.0 49.8− 52.0− 41.7 23.3 30.5− 結婚経験あり 206 12.6 29.6 70.9+ 66.5+ 45.6 26.2 44.2+ うち子どもあり 177 11.9− 29.9 71.8+ 66.1+ 42.4 27.1 45.8+ 結婚したい 485 15.1 21.2− 54.0 55.1 41.0 26.4 30.3− 結婚するつもりなし 310 19.7 29.7+ 56.1 56.8 45.5 20.6 39.7+ 持家ローンあり 118 19.5 25.4 53.4 64.4+ 47.5 33.1+ 39.8 持家ローンなし 393 18.3 25.7 57.0 54.5 44.5 21.4 33.8 賃貸・社宅 291 13.1− 22.7 53.6 53.3 38.5 24.7 30.9 300 万円未満 319 9.1− 17.6− 54.2 52.4 41.4 20.1− 30.4 収 300 ∼500 万円未満 241 11.2− 25.7 54.8 58.1 46.1 24.1 31.5 入 500 万円以上 250 32.4+ 32.8+ 56.8 57.6 41.2 29.2+ 40.8+ 金 300 万円未満 328 8.2− 19.5− 53.4 55.2 39.3 22.9 28.7− 融 300 ∼1,000 万円未満 259 15.8 23.9 53.3 53.7 45.9 23.9 34.0 資 184 33.7+ 35.9+ 63.0+ 60.3 44.6 28.8 45.7+ 産 1,000 万円以上 自己実現型 303 18.8 31.4+ 62.0+ 64.0+ 55.1+ 31.7+ 44.6+ 自由気まま型 509 17.7 26.7 54.2 56.4 44.8 24.4 36.5 経済メリット型 323 29.4+ 31.6+ 52.6 53.9 44.3 24.5 38.7+ *数値は満足している計(「非常に満足している」+「満足している」の割合) 31 2. 消費生活 (1)日常生活費 1)日常生活費月平均支出 ―日常生活費は親同居有無で大きな較差― 日常生活費及び日常生活費以外の支出を以下のように定義した上で、日常生活費の支出についてたずねた。 <当調査における「消費」の位置付け> 消費 A.日常生活費 食費、家賃・住居費、被服費、水道・光熱費、通信費、ローンの返済(住宅ローンなど) 、教育費など B.日常生活費以外の支出 趣味・娯楽・レジャー費、交際費、土地・不動産購入費、高額耐久消費材購入費など 日常生活費の月平均支出についてみると、 「10 万円未満」が 28.1%、 「10∼20 万円未満」が 39.5%、20 万円 以上が 24.7%となっており、平均は 13.8 万円となっている。独身であることもあり、日常生活費は全般にあま り高くないようである。 図表 2-1-1 日常生活費月平均支出 (単位:%) N:810 28.1 10万円未満 39.5 10∼20万円未満 24.7 20万円以上 32 7.7 平均:13.8万円 無回答 日常生活費について、年齢別にみると、年齢が高いほど日常生活費が高い傾向にある。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層の日常生活費が高くなっており、特に結婚経験・子どもあり層では、 「20 万円以上」が 46.9%、平均 19.1 万円と高くなっている。 居住形態別にみると、持家ローンなし層で「10 万円未満」が 46.8%、平均 9.8 万円と日常生活費が低く、持家 ローンあり層で「20 万円以上」が 45.8%、平均 20.0 万円と高くなっている。平均で 10 万円以上の差があり、 住宅ローン負担が日常生活費を左右する大きな要因となっていることがうかがえる。 収入別にみると、収入が高いほど日常生活費が高くなっており、平均では 300 万円未満層で 11.4 万円、300∼ 500 万円未満層で 13.7 万円、500 万円以上層で 17.0万円となっている。 親同居有無別にみると、親同居あり層は、 「10 万円未満」が 48.0%、平均 9.9 万円と日常生活費が極端に低く なっている。親同居あり層が約半数を占めており、この層により全体の生活費の平均が引き下げられていると思 われる。 図表 2-1-2 日常生活費月平均支出 (単位:%) N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 300 万円未満 収 300 ∼500 万円未満 入 500 万円以上 親同居あり 親同居なし 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 604 206 177 485 310 118 393 291 319 241 250 400 410 303 509 323 10万円未 10∼20万 20万円以 無回答 満 円未満 上 28.1 28.8 27.6 34.0+ 30.0 23.1 17.9− 35.4+ 6.8− 6.2− 30.7+ 24.8 9.3− 46.8+ 11.0− 38.2+ 25.7 17.6− 48.0+ 8.8− 29.0 25.0− 30.0 39.5 40.8 38.4 40.9 39.0 41.5 35.2 38.7 41.7 40.1 40.4 37.4 36.4 33.6− 49.5+ 37.0 45.2+ 37.2 34.0− 44.9+ 38.0 43.0+ 39.0 33 24.7 22.1 26.9 16.7− 23.0 32.0+ 37.2+ 17.9− 44.7+ 46.9+ 20.8− 31.3+ 45.8+ 12.0− 32.3+ 16.3− 22.0 38.0+ 11.0− 38.0+ 25.1 25.1 22.9 7.7 8.3 7.1 8.5 8.0 3.4− 9.7 7.9 6.8 6.8 8.0 6.5 8.5 7.6 7.2 8.5 7.1 7.2 7.0 8.3 7.9 6.9 8.0 平均 (万円) 13.8 13.6 13.9 12.3 12.9 15.1 17.0 12.1 18.8 19.1 12.8 15.2 20.0 9.8 16.3 11.4 13.7 17.0 9.9 17.7 13.7 14.0 13.3 2)日常生活費の増減 ―低収入、低資産層で日常生活費が減少― ここ1年間の日常生活費が、その前の1年間と比べてどう変化したかについてみると、 「増えた」が 20.4%、 「減 った」が 25.2%、 「変わらなかった」が 53.6%となっており、 「減った」が「増えた」をやや上回っている。 図表 2-1-3 日常生活費の増減 (単位:%) 無回答 0.9 増えた 減った 25.2 20.4 N:810 変らなかった 53.6 日常生活費の増減について職業別にみると、非正規雇用と自営・自由業で「減った」が高くなっている。 収入別にみると、300 万円未満の低収入層で「減った」が 34.5%と高くなっている。 金融資産別にみると、300 万円未満の低資産層で「減った」が 33.2%と高くなっている。中高年独身層につい ては、低収入層、低資産層で一層生活が厳しくなっていることがうかがえる。 図表 2-1-4 日常生活費の増減 (単位:%) N 増えた 全体 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 うち子どもあり 177 300 万円未満 319 収 300 ∼500 万円未満 241 入 500 万円以上 250 金 300 万円未満 328 融 300 ∼1,000 万円未満 259 資 184 産 1,000 万円以上 自己実現型 303 自由気まま型 509 経済メリット型 323 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり 20.4 20.8 20.0 21.7 19.5 17.7 21.4 24.5+ 17.5 16.6 14.4 18.2− 26.7+ 27.7+ 16.3− 24.9+ 21.2 22.0 21.2 18.5 20.5 17.9− 20.1 減った 25.2 25.1 25.3 24.5 24.5 25.2 27.6 17.9− 31.7+ 36.6+ 25.6 24.3 27.7 29.4 34.5+ 23.7 14.8− 33.2+ 18.9− 19.0− 24.8 25.5 22.6 変わらな 無回答 かった 53.6 53.1 54.0 52.5 55.0 57.1 50.3 57.1 49.2 46.2− 58.9 56.5+ 45.1− 42.9− 48.0− 50.6 63.6+ 44.5− 58.7+ 62.0+ 53.5 55.6 56.7 34 0.9 1.1 0.7 1.3 1.0 0.0 0.7 0.5 1.6 0.7 1.1 1.0 0.5 0.0 1.3 0.8 0.4 0.3 1.2 0.5 1.3 1.0 0.6 (2)レジャー・娯楽費 ―経済メリット型で高いレジャー・娯楽費支出― レジャーや娯楽・趣味、交際費として月額平均でどのくらい支出しているかについてみると、 「0∼2 万円」が 28.1%、 「3∼5 万円」が 40.1%、 「6 万円以上」が 27.3%で、平均は 5.2 万円となっている。 図表 2-2-1 レジャー・娯楽・趣味・交際費月平均支出 N:810 28.1 0∼2万円 40.1 3∼5万円 (単位:%) 平均:5.2万円 無回答 4.4 27.3 6万円以上 レジャー・娯楽・趣味・交際費支出について性別にみると、男性で「6 万円以上」が 38.9%と高く、女性では 「0∼2 万円」が 34.9%と高くなっている。金額平均は男性の 6.4 万円に対し、女性は 4.2 万円と男性が高くなっ ている。 年齢別にみると、30 歳代後半で「6 万円以上」が 31.4%と高く、逆に 50 歳代前半では「0∼2 万円」が 35.9% と高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験・子どもあり層は「0∼2 万円」が 43.5%と高く、平均金額は 3.8 万円と低 くなっている。 収入・金融資産別にみると、収入・金融資産が高いほどレジャー・娯楽・趣味・交際費支出が高くなっている。 独身生活メリット別にみると、 「6 万円以上」が経済メリット型で 35.3%、自由気まま型で 31.0%と高くなっ ており、平均金額でもそれぞれ 6.1 万円、5.6 万円と高くなっている。経済メリット型、自由気まま型はレジャ ー・娯楽費に十分な支出を行うことでメリットを享受しているものと思われる。 図表 2-2-2 レジャー・娯楽・趣味・交際費月平均支出 (単位:%) N 0∼2万円 3∼5万円 6万円以上 無回答 全体 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 うち子どもあり 177 結婚したい 485 結婚するつもりなし 310 300 万円未満 319 収 300 ∼500 万円未満 241 入 500 万円以上 250 金 300 万円未満 328 融 300 ∼1,000 万円未満 259 資 184 産 1,000 万円以上 自己実現型 303 自由気まま型 509 経済メリット型 323 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり 28.1 20.3− 34.9+ 22.0− 29.5 32.0 35.9+ 20.4− 38.3+ 29.7 38.9+ 24.5− 38.8+ 43.5+ 19.6− 42.3+ 43.9+ 26.1 10.0− 35.4+ 24.7 22.3− 25.1 25.0− 22.9− 40.1 37.1 42.8 42.5 36.0 43.5 37.2 41.3 42.1 37.2 35.6 40.2 39.8 36.7 44.1+ 33.2− 39.5 42.3 38.8 39.9 40.9 42.4 42.6 40.1 38.7 27.3 38.9+ 17.2− 31.4+ 29.5 21.1 21.4 33.9+ 14.2− 29.7 21.1 30.6+ 17.5− 15.3− 32.8+ 19.4− 11.3− 28.2 46.8+ 21.3− 31.7 34.2+ 26.4 31.0+ 35.3+ 35 4.4 3.7 5.1 4.1 5.0 3.4 5.5 4.3 5.5 3.4 4.4 4.6 3.9 4.5 3.5 5.2 5.3 3.3 4.4 3.4 2.7 1.1− 5.9 3.9 3.1 平均 (万円) 5.2 6.4 4.2 5.5 5.7 4.8 4.3 5.7 3.6 6.3 4.4 5.6 4.2 3.8 5.9 4.2 3.5 5.0 7.6+ 4.4 5.5 6.3 5.2 5.6 6.1 (3)貯蓄・投資意向 ―高収入・高資産層で高い株式・不動産投資意向― この先1、2年の間に考えている貯蓄・投資についてみると、 「預貯金、信託への投資・積み増し」が 68.0% と最も高く、ついで「株式、株式投資信託、外貨預金への投資・積み増し」 (15.9%) 、 「積立型保険の新規加入」 (10.0%) 、 「公社債、公社債投信への投資・積み増し」 (4.6%)の順となっている。 預貯金、信託への積み増し意向が高いが、株式など運用系資産への投資・積み増し意向も高くなっている。 図表 2-3-1 貯蓄・投資意向 N:810 0 10 20 30 40 (複数回答、単位:%) 50 60 70 80 預貯金、信託への 投資・積み増し 68.0 株式、株式投資信託、外貨 預金への投資・積み増し 15.9 積立型保険の 新規加入 公社債、公社債投資 信託への投資・積み増し 10.0 4.6 不動産投資 2.1 商品投資 1.4 その他 4.3 36 貯蓄・投資意向について年齢別にみると、30 歳代後半の若年層で「預貯金、信託への投資・積み増し」 (75.5%) 、 「積立型保険の新規加入」 (12.9%)が高くなっている。 職業別にみると、正規雇用で「株式、株式投資信託、外貨預金への投資・積み増し」 (19.4%)と「公社債、公 社債投資信託への投資・積み増し」 (6.1%)が高くなっている。 収入別にみると、500 万円以上の高収入層で「株式、株式投資信託、外貨預金への投資・積み増し」 (22.0%) 、 「不動産投資」 (4.8%)が高い。 金融資産別にみると、1,000 万円以上の高資産層で「株式、株式投資信託、外貨預金への投資・積み増し」 (27.2%) 、 「公社債、公社債投資信託への投資・積み増し」 (8.2%) 、 「不動産投資」 (6.0%)が高く、積極的に資産を運用 しようとする姿勢がみてとれる。 独身生活メリット別にみると、自己実現型で「積立型保険の新規加入」が 13.5%と高くなっている。 図表 2-3-2 貯蓄・投資意向 預貯金、 信託への N 投資・積 み増し 全体 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 485 310 118 393 291 300 万円未満 319 収 300 ∼500 万円未満 241 入 500 万円以上 250 金 300 万円未満 328 融 300 ∼1,000 万円未満 259 資 184 産 1,000 万円以上 自己実現型 303 自由気まま型 509 経済メリット型 323 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚したい 結婚するつもりなし 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 68.0 66.7 69.2 75.5+ 68.5 61.2 57.9− 69.6 67.2 64.1 68.9 73.0+ 61.6− 68.6 70.0 65.3 63.6− 68.9 72.8 68.0 73.4+ 66.8 67.3 69.4 68.4 (複数回答、単位:%) 株式、株 公社債、 式投資信 積立型保 公社債投 託、外貨 不動産投 険の新規 資信託へ 商品投資 その他 預金への 資 加入 の投資・ 投資・積 積み増し み増し 15.9 10.0 4.6 2.1 1.4 4.3 16.8 8.8 4.0 2.1 2.1 5.1 15.2 11.0 5.1 2.1 0.7 3.7 16.7 12.9+ 5.0 0.6− 1.9 2.8 14.0 6.0− 6.0 3.5 1.0 4.0 17.7 10.9 2.7 3.4 2.0 4.8 15.2 8.3 3.4 2.1 0.0 7.6+ 19.4+ 8.7 6.1+ 3.1 1.3 4.1 14.2 13.1 3.8 0.5 1.1 3.8 13.1 9.7 2.8 1.4 2.1 4.1 8.9 10.0 2.2 2.2 1.1 6.7 16.3 11.8+ 4.9 1.6 1.0 2.9− 15.5 7.4 4.2 2.9 1.9 6.8+ 16.1 6.8 1.7 2.5 0.0 6.8 14.5 10.2 6.1+ 0.8− 1.5 4.6 17.9 11.3 3.8 3.8+ 1.7 3.1 9.1− 12.5 3.4 0.3− 0.9 5.0 18.7 8.3 5.4 1.7 0.8 3.7 22.0+ 8.4 5.2 4.8+ 2.4 4.0 10.4− 11.3 1.8− 0.9− 1.2 4.0 15.8 10.0 6.2 0.8 1.2 2.7 27.2+ 9.2 8.2+ 6.0+ 2.2 6.5 15.8 13.5+ 3.6 3.0 2.0 4.0 17.1 10.4 5.1 2.8 1.6 4.7 16.4 8.4 5.9 4.0+ 2.2 4.3 37 (4)住宅購入、買い替え、建て替え意向 ―結婚意向層で高い住宅取得意向― 住宅の新規購入、買い替え、建て替えに関する計画についてたずねたところ、 「具体的な計画がある」が 3.0%、 「具体的な計画はないが、いずれするつもりである」が 40.4%で5割弱が住宅の購入、買い替え、建て替え意向 を示している。 「するつもりはない」は、55.9%となっている。 図表 2-4-1 住宅取得意向 無回答 するつもり 0.7 はない 55.9 (単位:%) 具体的な計画 がある 3.0 N:810 具体的な計画 はないが、い ずれするつも りである 40.4 住宅購入、買い替え、建て替え意向について性別にみると、 「計画がある計」は男性が 48.8%であるのに対し、 女性は 38.6%となっており、男性の方が購入、買い替え、建て替え意向が高くなっている。 年齢別にみると、年齢が若いほど「計画がある計」が高くなっている。 職業別にみると、正規雇用で「計画がある計」が 46.9%と高くなっている。 結婚意向別にみると、結婚したい層で「計画がある計」が 51.8%と高くなっている。 収入・金融資産別にみると、高収入・高資産層ほど購入、買い替え、建て替え意向が高くなっている。 図表 2-4-2 住宅取得意向 (単位:%) N 全体 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 485 310 118 393 291 300 万円未満 319 収 300 ∼500 万円未満 241 入 500 万円以上 250 金 300 万円未満 328 融 300 ∼1,000 万円未満 259 資 184 産 1,000 万円以上 負 なし 505 債 1,000 万円未満 164 総 104 額 1,000 万円以上 親同居あり 400 親同居なし 410 自己実現型 303 自由気まま型 509 経済メリット型 323 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚したい 結婚するつもりなし 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 具体的な 計画はな するつも 具体的な 無回答 いが、い 計画があ りはない 計画があ ずれする る計 る つもりで ある 3.0 40.4 43.3 55.9 0.7 2.7 46.1+ 48.8+ 50.4− 0.8 3.2 35.4− 38.6− 60.7+ 0.7 3.1 49.4+ 52.5+ 47.5− 0.0 2.0 40.5 42.5 56.0 1.5 2.7 34.7 37.4 61.9 0.7 4.1 26.2− 30.3− 68.3+ 1.4 4.6+ 42.3 46.9+ 51.8− 1.3+ 1.1 32.8− 33.9− 66.1+ 0.0 1.4 48.3+ 49.7 49.7 0.7 2.2 34.4 36.7 63.3 0.0 2.9 48.9+ 51.8+ 47.8− 0.4 3.2 26.8− 30.0− 69.0+ 1.0 0.8 40.7 41.5 57.6 0.8 2.5 39.7 42.2 57.3 0.5 4.5 41.2 45.7 53.6 0.7 1.9 32.0− 33.9− 65.5+ 0.6 2.1 44.8 46.9 52.3 0.8 5.2+ 46.8+ 52.0+ 47.2− 0.8 1.2− 37.5 38.7− 60.7+ 0.6 3.5 40.9 44.4 55.2 0.4 5.4+ 45.1 50.5+ 49.5− 0.0 3.6 38.2 41.8 57.6 0.6 0.6− 51.2+ 51.8+ 48.2− 0.0 4.8 33.7 38.5 61.5 0.0 1.8− 41.5 43.3 56.0 0.8 4.1 39.3 43.4 55.9 0.7 3.6 42.2 45.9 53.5 0.7 3.9 39.5 43.4 55.6 1.0 4.0 42.1 46.1 53.6 0.3 38 3. 老後生活像 (1)老後の開始年齢 ―老後の開始年齢は平均 64.7 歳― 老後とは何歳頃からのことと思うかをたずねたところ、 「60 歳」が 35.1%と最も高くなっている。 図表 3-1-1 老後の開始年齢 (単位:%) N:810 35.1 31.0 30.4 3.0 60歳未満 60歳 61∼65歳以下 66歳以上 平均:64.7歳 0.6 無回答 年齢別にみると、30 歳代後半は「60 歳」 (40.9%)で、50 歳代前半は「66 歳以上」 (43.4%)で高く、平均年 齢は高年齢層ほど高くなっている。 職業別にみると、定年のない自営・自由業は「66 歳以上」が 40.0%と高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層は「66 歳以上」が 35.9%と高くなっている。 居住形態別にみると、持家ローンなし層は「60 歳」が 41.7%と高くなっている。 図表 3-1-2 老後の開始年齢 N 60歳未満 60歳 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 118 393 291 3.0 3.5 2.5 5.3+ 2.5 1.4 0.0− 1.8 4.9 4.8 1.1 3.1 2.4 2.8 0.8 2.8 4.1 35.1 33.9 36.1 40.9+ 38.5 29.3 23.4− 38.0 33.9 25.5− 40.0 36.9 29.6 27.7− 27.1 41.7+ 29.6− 39 (単位:%) 平均年齢 61∼65歳 66歳以上 無回答 以下 (歳) 31.0 30.4 0.6 64.7 30.9 31.2 0.5 64.7 31.0 29.7 0.7 64.6 27.4 26.1− 0.3 63.8 33.0 24.5− 1.5 64.2 34.0 34.7 0.7 65.4 33.1 43.4+ 0.0 66.3 33.7 26.3− 0.3 64.3 27.9 31.7 1.6+ 64.6 29.0 40.0+ 0.7 65.6 28.9 30.0 0.0 64.9 30.8 28.5− 0.7 64.5 31.6 35.9+ 0.5 65.2 32.2 36.7+ 0.6 65.3 43.2+ 28.8 0.0 65.3 25.4− 29.3 0.8 64.3 33.3 32.3 0.7 64.9 (2)老後の必要生活費 −老後の必要生活費は月額平均 25.1 万円− 老後の生活費としての月々の必要額をみると、 「20 万円以下」が 46.2%と高く、平均 25.1 万円となっている。 図表 3- 2-1 老後の必要生活費 (単位:%) 46.2 N:810 20万円以下 41.7 20万円超∼30万円以下 30万円超 10.6 平均:25.1万円 1.5 無回答 性別にみると、男性は「30 万円超」 (15.5%)で、女性は「20 万円以下」 (52.0%)で高くなっている。 職業別にみると、非正規雇用は「20 万円以下」が 62.3%と高くなっている。 結婚意向別にみると、結婚したい層が平均 26.3 万円と結婚するつもりなし層と比べ高くなっている。 収入別にみると、高収入層ほど平均額は高くなっている。 図表 3- 2-2 老後の必要生活費 N 20万円以下 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 300 万円未満 収 300 ∼500 万円未満 入 500 万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 118 393 291 319 241 250 303 509 323 46.2 39.5− 52.0+ 44.7 45.5 49.7 46.9 39.8− 62.3+ 39.3 52.2 45.2 49.0 49.2 40.6− 54.8+ 33.9− 49.6 47.1 58.3+ 49.4 27.6− 46.9 45.4 43.7 (単位:%) 平均 20万円超∼ 30万円超 無回答 (万円) 30万円以下 41.7 10.6 1.5 25.1 43.2 15.5+ 1.9 26.7 40.5 6.4− 1.1 23.8 42.8 11.6 0.9 25.7 40.5 12.5 1.5 25.6 42.9 5.4− 2.0 23.2 40.0 11.0 2.1 25.1 45.9+ 12.8+ 1.5 25.7 32.2− 3.8− 1.6 22.0 42.8 16.6+ 1.4 28.2 41.1 5.6 1.1 23.9 41.6 11.6 1.7 25.3 42.2 7.8 1.0 24.4 43.5 6.2− 1.1 24.3 45.2+ 13.2+ 1.0 26.3 36.5− 7.1− 1.6 23.3 53.4+ 11.9 0.8 26.2 38.7 10.2 1.5 25.0 41.6 10.0 1.4 24.5 33.2− 6.0− 2.5 23.0 43.2 6.6− 0.8 24.0 51.2+ 20.4+ 0.8 28.9 38.0 12.9 2.3 25.0 42.4 11.0 1.2 25.2 42.1 12.1 2.2 25.6 40 (3)老後の私的金融資産準備予想額 ―高額予想と低額予想の二極化傾向― 公的年金や企業年金以外で、老後を迎えるまでに、どれくらいの金融資産を準備できるかをたずねたところ、 「1,000∼3,000 万円未満」 が 29.6%と最も高く、 ついで 「500 万円未満」 (28.0%) 「500∼1,000 万円未満」 、 (20.6%) の順となっている。 図表 3-3-1 老後の私的金融資産準備予想額 (単位:%) N:810 28.0 20.6 500万円未満 3,000万円以上 29.6 500∼1,000万円未満 無回答 18.6 3.1 1,000∼3,000万円未満 性別にみると、男性は「3,000 万円以上」 (23.7%)で、女性は「500 万円未満」 (31.3%)で高くなっている。 職業別にみると、正規雇用では「1,000∼3、000 万円未満」 (38.3%) 、 「3,000 万円以上」 (25.8%)で高くなっ ている。一方、非正規雇用では「500 万円未満」 (45.4%) 、 「500∼1,000 万円未満」 (27.3%)で高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験・子どもあり層で「500 万円未満」 (41.2%)が高くなっている。 結婚意向別にみると、結婚するつもりなし層で「500 万円未満」が 34.5%と高くなっている。 金融資産別にみると、1,000 万円以上層で「3,000 万円以上」が 44.6%と高くなっている。 独身生活メリット別にみると、経済メリット型は「3,000 万円以上」 (26.3%)で高くなっている。 図表 3-3-2 老後の私的金融資産準備予想額 N 500万円未満 全体 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 うち子どもあり 177 結婚したい 485 結婚するつもりなし 310 金 300 万円未満 328 融 300 ∼1,000 万円未満 259 資 184 産 1,000 万円以上 自己実現型 303 自由気まま型 509 経済メリット型 323 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり 28.0 24.3− 31.3+ 23.6− 29.5 29.9 33.8 16.1− 45.4+ 33.1 36.7 24.5− 38.3+ 41.2+ 24.1− 34.5+ 49.1+ 19.3− 5.4− 25.7 25.5− 18.6− (単位:%) 500∼1,000万 1,000∼3,000 3,000万円以 無回答 円未満 万円未満 上 20.6 29.6 18.6 3.1 18.4 30.9 23.7+ 2.7 22.5 28.5 14.3− 3.4 23.3 31.8 19.5 1.9 21.0 29.0 17.0 3.5 15.6 29.3 22.4 2.7 19.3 26.2 15.2 5.5 17.6− 38.3+ 25.8+ 2.3 27.3+ 18.6− 6.6− 2.2 20.7 21.4− 19.3 5.5 20.0 27.8 11.1 4.4 20.7 31.5 20.2 3.1 20.4 24.3 14.1 2.9 19.2 23.2− 13.6− 2.8 21.4 33.4+ 18.8 2.3 20.0 24.2− 17.7 3.5 21.6 19.8− 8.2− 1.2− 29.3+ 36.3+ 13.1− 1.9 9.2− 39.7+ 44.6+ 1.1 20.1 30.7 20.1 3.3 21.6 30.3 19.4 3.1 20.1 31.6 26.3+ 3.4 41 (4)老後の金融資産の使途 ―医療費、介護費用、日常生活費は 7 割超― 老後を迎えるまでに準備できる金融資産の使途を明らかにするため、以下のようにたずねた。 老後をお迎えになるときまでに準備できるとお考えの金融資産は、どのような目的に使われる予定ですか。 1. 日常生活費(家賃や住宅ローンを含む) 7. レジャーや娯楽・趣味のための資金 2. 公的年金の支給開始年齢までのつなぎ資金 8. 親類や友人・知人との交際費 3. ケア付住宅・シニア住宅などへの入居のための資金 9. 老後のライフワークのための資金(仕事、地域活動、ボラン 4. バリアフリー住宅への改築、建て替え資金 ティアなど) 5. 万一死亡したときの葬儀費用 10.病気やケガのときの医療費としての準備資金 6. 高額耐久消費財の購入資金(自動車、家電、家具な 11. 寝たきりや痴呆になったときの介護費用としての準備資金 ど) その結果、 「医療費」が 79.5%と最も高く、ついで「介護費用」 (75.8%) 、 「日常生活費」 (70.9%)の順とな っている。 図表 3-4-1 老後の金融資産の使途 N:810 0 10 20 30 40 50 60 70 (単位:%) 80 90 医療費 79.5 75.8 介護費用 70.9 日常生活費 交際費 64.9 レジャーや娯楽・趣味 62.6 葬儀費用 62.0 61.1 公的年金のつなぎ資金 47.7 老後のライフワーク 高額耐久消費財 ケア付住宅・シニア住宅 バリアフリー住宅 31.7 24.7 23.2 ※数値は使うつもりである計(「必ず使うつもりである」+「できれば使うつもりである」)の割合 42 性別にみると、女性は「医療費」 (85.5%)と「介護費用」 (82.5%)で高くなっている。老後の金融資産形成 において生活保障関連費用の準備を重視していることがわかる。 年齢別にみると、 「日常生活費」は若年齢層ほど高く、特に 30 歳代後半では 76.7%と8割近くに達している。 職業別にみると、正規雇用で「レジャーや娯楽・趣味」 (69.1%)と「公的年金のつなぎ資金」 (66.3%)が高 くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層で「医療費」が 85.0%と高くなっている。 居住形態別にみると、持家ローンなし層で「バリアフリー住宅」が 30.3%と高くなっている。 収入別、金融資産別にみると、高収入、高資産層ほど「レジャーや娯楽・趣味」 、 「老後のライフワーク」が高 くなっている。老後にゆとりある生活を望んでいるものと思われる。 独身生活メリット別にみると、経済メリット型は「レジャーや娯楽・趣味」 (69.0%) 、 「高額耐久消費財」 (35.9%) で高くなっている。 図表 3-4-2 老後の金融資産の使途 交 際 費 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 118 393 291 319 241 250 328 259 184 娯レ 楽ジ ・ 趣 味や 葬 儀 費 用 つ公 な的 ぎ年 資金 金の 79.5 75.8 70.9 64.9 62.6 62.0 61.1 72.5− 68.0− 69.3 58.4− 60.8 57.6− 59.2 85.5+ 82.5+ 72.2 70.6+ 64.1 65.7+ 62.8 76.1 72.0− 76.7+ 70.8+ 69.8+ 59.4 61.6 79.0 74.0 72.5 62.5 60.0 59.0 66.0 84.4 81.6 66.7 62.6 62.6 69.4+ 57.1 82.8 80.7 60.0− 57.9 50.3− 64.1 57.2 80.9 78.6 73.7 68.1 69.1+ 64.0 66.3+ 82.5 78.1 68.9 62.8 55.7− 61.7 59.6 75.2 68.3− 66.9 62.8 57.2 62.1 49.7− 74.4 71.1 68.9 58.9 56.7 53.3 60.0 77.6− 74.5 71.4 64.9 62.7 60.6 61.6 85.0+ 79.6 69.4 65.0 62.1 66.0 59.7 うち子どもあり 84.7 79.7 65.5 61.6 58.8 65.5 58.8 結婚したい 78.8 74.4 75.1+ 68.7+ 65.6+ 62.3 63.1 結婚するつもりなし 81.3 78.4 65.5− 59.7− 58.1− 62.3 59.0 持家ローンあり 82.2 78.8 72.0 69.5 63.6 60.2 70.3+ 持家ローンなし 77.4 75.6 65.1− 61.8 60.6 64.9 60.8 賃貸・社宅 81.1 74.6 78.0+ 67.7 65.6 58.4 58.4 300 万円未満 78.7 73.7 66.1− 61.4 55.5− 57.1− 57.4 収 300 ∼500 万円未満 79.7 75.1 71.8 62.2 61.0 66.0 61.8 入 500 万円以上 80.4 79.2 76.0+ 72.0+ 73.2+ 64.4 65.2 金 300 万円未満 75.9− 69.2− 72.3 63.7 57.0− 57.9− 59.5 融 300 ∼1,000 万円未満 79.2 77.2 69.5 63.7 64.5 61.0 62.9 資 88.0+ 87.5+ 71.2 70.7 72.3+ 72.8+ 65.2 産 1,000 万円以上 自己実現型 303 82.8 80.2+ 70.3 73.9+ 68.6+ 64.0 63.0 自由気まま型 509 81.3 78.8+ 75.2+ 67.2 64.6 62.9 64.6+ 経済メリット型 323 79.6 77.1 70.6 67.2 69.0+ 61.6 58.8 ※数値は使うつもりである計(「必ず使うつもりである」+「できれば使うつもりである」)の割合 43 フ老 ワ後 の クラ イ 費高 財額 耐 久 消 47.7 43.5− 51.3+ 48.7 44.0 53.1 44.8 49.5 48.1 45.5 42.2 47.8 47.1 44.1 50.9+ 42.6− 57.6+ 44.3 47.4 40.4− 46.5 58.0+ 43.9 46.3 57.1+ 57.1+ 50.3 48.3 31.7 37.3+ 26.9− 35.8+ 31.0 27.2 28.3 36.2+ 25.1− 33.1 23.3 34.3+ 24.3− 24.9− 35.3+ 26.5− 30.5 36.1+ 26.1− 24.8− 28.6 43.6+ 25.3− 37.8+ 34.8 32.7 31.8 35.9+ (単位:%) 住宅ケ リバ 宅・ア リ シ付 住ア ニ住 宅フ ア ー 日 常 生 活 費 ー 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり 介 護 費 用 ャー N 医 療 費 24.7 22.9 26.2 26.4 22.0 23.1 26.2 25.0 23.0 25.5 25.6 25.3 22.8 22.0 26.2 22.9 22.0 25.2 25.1 20.7− 24.9 29.6+ 21.6 22.8 33.7+ 28.1 26.1 24.8 23.2 25.9 20.9 23.0 24.5 21.1 24.1 26.0 15.3− 28.3 18.9 24.0 20.9 20.9 26.4+ 18.7− 22.9 30.3+ 13.4− 16.6− 25.7 29.2+ 18.0− 24.3 32.6+ 27.1+ 20.2− 21.7 (5)老後の収入予想額 ―老後の収入予想額は月額平均 18.5 万円― 公的年金、企業年金、労働による収入などを合わせた老後の月々の定期的な見込みの収入をたずねたところ、 「10 万円以下」が 24.2%と高く、平均額は 18.5 万円となっている。 図表 3- 5-1 老後の収入予想額 (単位:%) N:810 24.2 10万円以下 18.5 27.0 10万円超∼15万円以下 22.7 15万円超∼20万円以下 7.5 平均:18.5万円 20万円超 無回答 性別にみると、男性は「15 万円超∼20 万円以下」 (30.7%) 、 「20 万円超」 (34.1%)で、女性は「10 万円以下」 (30.6%) 、 「10 万円超∼15 万円以下」 (23.7%)で高く、男性の平均額は 5 万円程高くなっている。 職業別にみると、正規雇用が平均 20.3 万円と最も高く、ついで自営・自由業が平均 19.8 万円となっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層は「10 万円以下」 (30.1%) 、 「10 万円超∼15 万円以下」 (23.3%) で高く、平均額は 16.8 万円となっている。 結婚意向別にみると、結婚するつもりなし層は「10 万円以下」 (28.1%) 、 「10 万円超∼15 万円以下」 (21.9%) で高く、平均額は 17.4 万円となっている。 居住形態別にみると、持家ローンあり層は「20 万円超」が 38.1%と高く、平均額は 21.4 万円となっている。 収入別にみると、高収入層ほど平均額は高くなっている。 独身生活メリット別にみると、経済メリット型で「20 万円超」が 26.6%と高くなっている。 図表 3-5-2 老後の収入予想額 N 10万円以下 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 300 万円未満 収 300 ∼500 万円未満 入 500 万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 118 393 291 319 241 250 303 509 323 24.2 16.8− 30.6+ 26.4 20.0 22.4 26.9 18.4− 35.5+ 24.1 26.7 22.2− 30.1+ 32.2+ 21.9 28.1+ 16.1− 23.9 27.8 34.5+ 20.7 14.4− 22.4 23.6 19.5− (単位:%) 平均 10万円超∼ 15万円超∼ 20万円超 無回答 (万円) 15万円以下 20万円以下 18.5 27.0 22.7 7.5 18.5 12.5− 30.7+ 34.1+ 5.9 21.1 23.7+ 23.9− 12.9− 9.0 16.2 15.7 27.7 23.3 6.9 18.4 19.0 33.0+ 20.5 7.5 19.3 21.1 21.1 27.9 7.5 19.1 21.4 23.4 19.3 9.0 17.2 16.1 28.8 30.4+ 6.4 20.3 26.8+ 23.0 6.0− 8.7 14.4 13.8 29.0 26.9 6.2 19.8 20.0 24.4 16.7 12.2 16.9 16.9− 29.1+ 24.3 7.5 19.1 23.3+ 20.9− 18.0 7.8 16.8 22.6 20.9− 16.4− 7.9 16.3 16.7 29.9+ 24.7 6.8 19.2 21.9+ 22.6− 19.4 8.1 17.4 16.1 27.1 38.1+ 2.5− 21.4 19.8 28.0 20.9 7.4 18.2 17.9 26.1 18.6− 9.6 17.7 19.7 24.8 10.3− 10.7+ 15.3 22.4 29.5 21.2 6.2 18.4 13.2− 27.6 40.0+ 4.8 22.6 22.1+ 25.1 22.4 7.9 18.9 20.0 25.9 23.4 7.1 18.7 18.3 29.4 26.6+ 6.2 19.5 44 老後の月々の定期的な見込みの収入を、公的年金、企業年金、労働による収入、その他(家賃収入、利息、配 当収入など)に分けた場合、全体 100%に対してそれぞれ何%ぐらいを考えているかをたずねた。 その結果、公的年金が 47.9%と最も高く、ついで「労働による収入」 (29.6%) 、 「企業年金」 (19.2%)の順と なっている。 図表 3- 5-3 老後の収入予想額の内訳(内訳比率平均) N:810 0 10 20 30 40 (単位:%) 50 60 47.9 公的年金 29.6 労働による収入 19.2 企業年金 12.1 その他 性別にみると、女性は「公的年金」が 50.4%と過半数となっている。 年齢別にみると、50 歳代前半は「公的年金」が 50.7%と過半数となっている。 職業別にみると、自営・自由業は「労働による収入」が 44.6%と 4 割超となっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層は「公的年金」が 51.4%と過半数となっている。 結婚意向別にみると、結婚するつもりのない層は「公的年金」が 50.8%と過半数となっている。 居住形態別にみると、持家ローンなし層は「公的年金」が 50.1%と過半数となっている。 収入別にみると、高収入層ほど「企業年金」の比率が高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自由気まま型は「公的年金」が 46.3%となっている。 図表 3-5-4 老後の収入予想額の内訳(内訳比率平均) N 公的年金 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 300 万円未満 収 300 ∼500 万円未満 入 500 万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 118 393 291 319 241 250 303 509 323 労働による収入 企業年金 47.9 45.1 50.4 45.2 49.0 49.3 50.7 50.0 50.0 37.9 50.2 46.7 51.4 51.6 46.0 50.8 48.7 50.1 44.4 48.5 46.9 48.0 45.3 46.3 46.0 29.6 32.3 27.1 31.1 28.6 27.6 29.6 23.2 33.1 44.6 24.3 30.0 28.5 28.9 29.6 30.1 25.9 26.4 35.6 31.9 31.6 24.8 29.9 30.8 28.9 45 19.2 18.1 20.3 20.9 19.1 17.7 16.7 23.3 17.6 10.0 17.2 20.0 16.5 16.1 20.1 17.7 21.3 19.6 17.5 15.7 19.4 22.9 20.3 20.2 20.6 (単位:%) その他(家賃収 入、利息、配当 収入など) 12.1 12.8 11.5 9.8 10.5 15.4 16.5 10.8 7.3 18.3 16.6 11.9 12.6 12.3 11.4 12.9 12.8 14.5 8.1 12.4 10.5 13.2 12.8 11.9 13.0 (6)老後のライフスタイル ―「レジャーや娯楽・趣味」と「友人や知人との交流」は 8 割超― 老後のライフスタイルについて、以下のようにたずねた。 老後になってからの生活に関する考え方について、あなたの気持ちにあてはまるものについてお答えください。 1. 友人や知人と交流を多くもちたい 4. スポーツ活動をしたい 2. 地域活動やボランティア活動を充実させたい 5. レジャーや娯楽・趣味を充実させたい 3. 旅行をたくさんしたい 6. 働き続けたい その結果、 「レジャーや娯楽・趣味」が 83.2%と最も高く、ついで「友人や知人との交流」 (83.1%) 、 「旅行」 (72.5%)の順となっている。 「働き続ける」も 54.4%と半数以上となっている。 図表 3-6-1 老後のライフスタイル N:810 0 20 40 (単位:%) 80 100 60 レジャーや 娯楽・趣味 83.2 友人や知人との 交流 83.1 72.5 旅行 54.4 働き続ける スポーツ活動 地域活動や ボランティア活動 43.5 41.4 ※数値はそう思う計(「そう思う」+「まあそう思う」)の割合 46 性別にみると、女性は男性に比べ「友人や知人との交流」 (88.3%) 、 「旅行」 (77.7%) 、 「地域活動やボランテ ィア活動」 (44.8%)で高くなっている。女性には男性と比べ、老後にアクティブな生活を送ろうとする意向があ ると考えられる。 職業別にみると、自営・自由業は「働き続ける」が 69.0%と高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層は「友人や知人との交流」が 89.3%と高くなっている。 結婚意向別にみると、結婚したい層は「働き続ける」以外のすべての項目で高くなっている。 居住形態別にみると、持家ローンあり層は「レジャーや娯楽・趣味」が 89.8%と高くなっている。 収入、金融資産別にみると、高収入、高資産層は「働き続ける」意向が低い。 独身生活メリット別にみると、自己実現型は「友人や知人との交流」 (90.8%)で高く、9 割超となっている。 図表 3-6-2 老後のライフスタイル N レジャーや 友人や知人 旅行 娯楽・趣味 との交流 全体 810 83.2 83.1 72.5 375 83.2 77.1− 66.4− 435 83.2 88.3+ 77.7+ 318 84.9 83.6 74.8 200 83.0 80.5 66.5− 147 82.3 81.0 72.8 145 80.7 87.6 75.2 392 86.2+ 84.7 77.8+ 183 82.0 83.6 73.8 145 81.4 80.7 66.2 90 75.6− 78.9 56.7− 604 83.4 81.0− 71.7 206 82.5 89.3+ 74.8 うち子どもあり 177 80.8 87.6 71.8 結婚したい 485 87.6+ 86.6+ 76.1+ 結婚するつもりなし 310 77.1− 77.7− 67.4− 持家ローンあり 118 89.8+ 87.3 79.7 持家ローンなし 393 81.4 81.2 70.7 賃貸・社宅 291 82.5 83.5 72.2 300 万円未満 319 76.8− 78.4− 69.0 収 300 ∼500 万円未満 241 84.2 87.1+ 69.7 入 500 万円以上 250 90.4+ 85.2 79.6+ 金 300 万円未満 328 80.2 81.4 65.9− 融 300 ∼1,000 万円未満 259 86.1 84.2 76.4 資 184 87.0 87.0 81.0+ 産 1,000 万円以上 自己実現型 303 89.1+ 90.8+ 77.6+ 自由気まま型 509 86.1+ 83.3 74.9+ 経済メリット型 323 86.4+ 82.4 76.5+ ※数値はそう思う計(「そう思う」+「まあそう思う」)の割合 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり 47 働き続ける 54.4 54.9 54.0 54.7 59.0 50.3 51.7 50.8− 56.3 69.0+ 43.3− 53.8 56.3 58.2 56.9 51.0 54.2 50.1− 60.1+ 55.2 59.8+ 48.4− 62.5+ 51.7 45.7− 60.4+ 55.4 52.6 (単位:%) 地域活動や スポーツ活 ボランティ 動 ア活動 43.5 41.4 44.0 37.3− 43.0 44.8+ 47.8+ 39.0 40.5 44.5 38.1 44.9 43.4 38.6 47.2+ 44.4 37.2 37.7 44.1 41.4 38.9 35.6 44.9 39.6 39.3 46.6 40.1 45.2 48.5+ 44.7+ 36.1− 36.1− 46.6 47.5 41.5 38.4 44.7 41.2 38.2− 35.4− 43.2 44.8 50.4+ 45.6 37.5− 39.9 45.6 40.9 51.1+ 47.3 52.1+ 48.5+ 44.6 41.8 47.7+ 40.2 (7)リバースモーゲージ活用意向 ―持家ローンあり層の4割がリバースモーゲージ活用意向あり― 以下のようなリバースモーゲージ制度が活用可能な場合、この制度を利用したいかをたずねた。 住宅などの資産はあっても現金収入が少ない高齢者などを対象に、居住中の持ち家を担保に資金を貸し出し、生活費や 福祉サービスにあてる制度。契約終了時や死亡時に資産を売却し、清算する。 その結果、 「活用したい計」が 26.7%、 「活用したくない計」が 30.9%となっている。 図表 3-7-1 リバースモーゲージの活用意向 (単位:%) 「活用したくない計」 「活用したい計」 N:810 4.9 21.7 41.7 26.7 ぜひ活用したいと思う どちらともいえない まったく活用したいと思わない 20.4 10.5 0.7 30.9 活用したいと思う 活用したいと思わない 無回答 居住形態別にみると、持家ローンあり層で「活用したい計」が 40.7%と高くなっている。 収入別にみると、300∼500 万円未満層で「活用したい計」が 32.8%と高くなっている。 図表 3-7-2 リバースモーゲージの活用意向 (単位:%) まったく どちらと ぜひ活用 活用した N したいと 活用した 活用した もいえな 活用した いと思わ 活用した 無回答 いと思う い計 くない計 いと思わ い 思う ない ない 全体 810 4.9 21.7 26.7 41.7 30.9 20.4 10.5 0.7 男性 375 4.0 22.4 26.4 39.7 32.8 21.1 11.7 1.1 女性 435 5.7 21.1 26.9 43.4 29.2 19.8 9.4 0.5 30歳代後半 318 5.3 23.6 28.9 43.7 27.0 20.4 6.6− 0.3 40歳代前半 200 3.5 20.5 24.0 39.5 35.5 22.0 13.5 1.0 40歳代後半 147 6.8 23.1 29.9 40.8 27.9 15.0 12.9 1.4 50歳代前半 145 4.1 17.9 22.1 41.4 35.9 23.4 12.4 0.7 結婚経験なし 604 4.3 22.7 27.0 42.2 30.1 19.4 10.8 0.7 結婚経験あり 206 6.8 18.9 25.7 40.3 33.0 23.3 9.7 1.0 うち子どもあり 177 6.8 15.8− 22.6 42.4 34.5 23.7 10.7 0.6 持家ローンあり 118 11.9+ 28.8+ 40.7+ 29.7− 29.7 20.3 9.3 0.0 持家ローンなし 393 3.1− 17.6− 20.6− 47.1+ 32.3 22.4 9.9 0.0− 賃貸・社宅 291 4.5 24.4 28.9 39.9 29.6 17.9 11.7 1.7+ 300 万円未満 319 4.7 16.6− 21.3− 45.1 32.3 19.1 13.2+ 1.3 収 300 ∼500 万円未満 241 7.5+ 25.3 32.8+ 39.8 26.6 17.8 8.7 0.8 入 500 万円以上 250 2.8 24.8 27.6 39.2 33.2 24.4 8.8 0.0 金 300 万円未満 328 5.8 22.9 28.7 43.0 27.4 15.5− 11.9 0.9 融 300 ∼1,000 万円未満 259 5.0 21.2 26.3 41.7 31.7 22.0 9.7 0.4 資 184 2.7 24.5 27.2 38.6 34.2 26.1+ 8.2 0.0 産 1,000 万円以上 自己実現型 303 5.0 23.8 28.7 43.9 26.1− 18.8 7.3− 1.3 自由気まま型 509 5.5 23.0 28.5 41.1 30.1 20.8 9.2 0.4 経済メリット型 323 4.3 25.1 29.4 40.6 29.7 19.8 9.9 0.3 48 (8)ケア付住宅、シニア住宅ニーズ ―女性のニーズが高いケア付住宅、シニア住宅― 以下のようなケア付住宅、シニア住宅を利用したいと思うかをたずねた。 ケア付住宅・・・高齢者が自立的な生活を送りながら、必要なときに介護が受けられる住宅 シニア住宅・・・終身年金保険などの活用による住居費の一括払いにより、生活関連サービスを受けられる高齢者向け住宅 その結果、ケア付住宅については「利用したい計」が 37.7%、 「利用したくない計」が 19.5%となっている。 シニア住宅については「利用したい計」が 23.2%、 「利用したくない計」が 25.2%となっている。 図表 3-8-1 ケア付住宅、シニア住宅の利用意向 N:810 (単位:%) 「利用したくない計」 「利用したい計」 ケア付住宅 5.8 31.9 42.5 37.7 シニア住宅 2.5 6.2 0.4 13.3 19.5 20.7 51.0 6.9 0.6 18.3 23.2 25.2 ぜひ利用したいと思う どちらともいえない まったく利用したいと思わない 利用したいと思う 利用したいと思わない 無回答 ケア付住宅の利用意向を性別にみると、女性は「利用したい計」が 43.7%と高くなっている。 居住形態別にみると、賃貸・社宅層は「利用したい計」が 42.6%と高くなっている。 収入別にみると、300∼500 万円未満層は「利用したい計」が 43.2%と高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型で「利用した計」が 43.6%と高くなっている。 図表 3-8-2 ケア付住宅の利用意向 (単位:%) どちらと ぜひ利用 利用した N したいと 利用した 利用した もいえな 利用した いと思わ いと思う い計 くない計 い 思う ない 全体 810 375 435 318 200 147 145 604 206 うち子どもあり 177 持家ローンあり 118 持家ローンなし 393 賃貸・社宅 291 300 万円未満 319 収 300 ∼500 万円未満 241 入 500 万円以上 250 金 300 万円未満 328 融 300 ∼1,000 万円未満 259 資 184 産 1,000 万円以上 自己実現型 303 自由気まま型 509 経済メリット型 323 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり 5.8 3.5− 7.8+ 5.3 5.5 5.4 7.6 5.3 7.3 7.3 7.6 3.8− 7.6 5.0 7.1 5.6 5.2 6.2 6.5 7.9+ 5.9 5.6 31.9 27.2− 35.9+ 32.1 29.5 36.1 30.3 31.3 33.5 35.0 36.4 28.2− 35.1 28.8 36.1 31.6 29.9 32.8 36.4 35.6 30.8 33.1 37.7 30.7− 43.7+ 37.4 35.0 41.5 37.9 36.6 40.8 42.4 44.1 32.1− 42.6+ 33.9 43.2+ 37.2 35.1 39.0 42.9 43.6+ 36.7 38.7 49 42.5 43.7 41.4 45.3 42.0 39.5 40.0 42.9 41.3 39.5 33.9− 46.8+ 40.2 45.1 39.4 42.0 45.7 39.4 39.1 40.9 45.8+ 43.3 19.5 24.8+ 14.9− 17.0 22.5 18.4 22.1 20.2 17.5 18.1 22.0 21.1 16.2 20.7 16.6 20.8 18.6 21.2 17.9 15.2− 17.5 18.0 13.3 17.1+ 10.1− 12.6 15.0 10.2 15.9 13.6 12.6 13.6 16.9 14.0 11.3 12.2 12.9 15.2 12.5 13.9 14.7 9.9− 12.4 11.5 まったく 利用した 無回答 いと思わ ない 6.2 0.4 7.7 0.8 4.8 0.0 4.4 0.3 7.5 0.5 8.2 0.7 6.2 0.0 6.6 0.3 4.9 0.5 4.5 0.0 5.1 0.0 7.1 0.0 4.8 1.0+ 8.5+ 0.3 3.7 0.8 5.6 0.0 6.1 0.6 7.3 0.4 3.3 0.0 5.3 0.3 5.1 0.0− 6.5 0.0 シニア住宅の利用意向を性別にみると、女性は「利用したい計」が 26.4%と高くなっている。 居住形態別にみると、持家ローンあり層は「利用したい計」が 31.4%と高くなっている。 収入別にみると、300∼500 万円未満層は「利用したい計」が 29.0%と高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型は「利用したい計」が 28.7%と高くなっている。 図表 3-8-3 シニア住宅の利用意向 (単位:%) まったく どちらと ぜひ利用 利用した N したいと 利用した 利用した もいえな 利用した いと思わ 利用した 無回答 いと思う い計 くない計 いと思わ い 思う ない ない 全体 810 2.5 20.7 23.2 51.0 25.2 18.3 6.9 0.6 男性 375 2.7 16.8− 19.5− 49.9 29.6+ 21.6+ 8.0 1.1 女性 435 2.3 24.1+ 26.4+ 52.0 21.4− 15.4− 6.0 0.2 30歳代後半 318 2.2 20.8 23.0 54.7 22.0 17.0 5.0 0.3 40歳代前半 200 2.5 20.0 22.5 50.5 27.0 18.5 8.5 0.0 40歳代後半 147 2.7 22.4 25.2 46.3 25.9 18.4 7.5 2.7+ 50歳代前半 145 2.8 20.0 22.8 48.3 29.0 20.7 8.3 0.0 結婚経験なし 604 2.2 21.0 23.2 51.2 25.0 17.5 7.5 0.7 結婚経験あり 206 3.4 19.9 23.3 50.5 25.7 20.4 5.3 0.5 うち子どもあり 177 3.4 19.2 22.6 50.8 26.0 20.9 5.1 0.6 持家ローンあり 118 3.4 28.0+ 31.4+ 44.1 24.6 19.5 5.1 0.0 持家ローンなし 393 1.8 18.1 19.8− 53.2 26.7 19.1 7.6 0.3 賃貸・社宅 291 2.7 21.3 24.1 51.2 23.4 17.2 6.2 1.4+ 300 万円未満 319 1.6 17.9 19.4− 52.7 27.3 17.9 9.4+ 0.6 収 300 ∼500 万円未満 241 4.1 24.9 29.0+ 48.1 22.4 17.4 5.0 0.4 入 500 万円以上 250 2.0 20.4 22.4 51.6 25.2 19.6 5.6 0.8 金 300 万円未満 328 2.7 18.3 21.0 54.3 23.8 17.1 6.7 0.9 融 300 ∼1,000 万円未満 259 2.3 22.0 24.3 47.9 27.8 19.7 8.1 0.0 資 184 2.2 25.5 27.7 48.4 23.4 19.6 3.8 0.5 産 1,000 万円以上 自己実現型 303 3.0 25.7+ 28.7+ 51.2 19.8− 13.9− 5.9 0.3 自由気まま型 509 2.4 21.8 24.2 51.5 24.2 17.9 6.3 0.2 経済メリット型 323 1.5 22.0 23.5 49.2 26.9 19.2 7.7 0.3 50 4. 生活不安と生活保障ニーズ (1)生活不安 ―女性で高い生活不安― 日頃の生活上の不安を明らかにするため、以下のようにたずねた。 あなたは日ごろの生活の中で、どの程度心配や不安を感じていますか。 1. 自分の不慮の死により家族の者に負担をかけること 7. 住宅などのローンの返済で、生活が苦しくなること 2. 自分が病気や事故にあうこと 8. 十分な資産が蓄えられないこと 3. 家族の者が病気や事故にあうこと 9. 自分の介護が必要になること 4. 安定した収入が得られなくなること 10. 親の介護が必要になること 5. 収入が減少して経済的に生活が苦しくなること 11. 親の介護と仕事の両立が困難になること 6. 住宅購入のための資金の準備が進まないこと 12. 老後の生活が経済的に苦しくなること その結果、 「家族の病気や事故」が 81.2%と最も高く、ついで「収入の不安定化」 (75.9%) 、 「収入の減少」 (73.2%) の順となっている。 「老後の経済的生活」も 69.8%と高く、現在および将来に向けた経済的な側面に不安を感じ ていることがわかる。 図表 4-1-1 生活不安 N:810 0 10 20 30 40 50 60 (単位:%) 70 80 90 家族の病気や事故 81.2 収入の不安定化 75.9 収入の減少 73.2 老後の経済的生活 69.8 自分の病気や事故 68.9 親の介護 65.3 自分の介護 62.8 資産形成 62.1 親の介護と仕事の両立 60.1 自分の不慮の死 49.1 住宅などのローンの返済 住宅購入資金準備 26.7 18.1 ※数値は不安計(「非常に不安を感じる」+「不安を感じる」)の割合 51 生活不安の上位 10 項目について、性別にみると、全般に女性で高くなっている。 職業別にみると、拘束時間が長い正規雇用で「親の介護」 (71.2%)や「親の介護と仕事の両立」 (66.8%)が、 非正規雇用で「収入の不安定化」 (82.5%)や「収入の減少」 (80.3%)など経済的な不安が、それぞれ高くなっ ている。 居住形態別にみると、持家ローンなし層で「収入の不安定化」 (71.5%)などの経済的な不安や「自分の病気や 事故」 (63.6%)に対する不安が低くなっている。相続等による住宅ローンを伴わない持家の取得や住宅ローンを 完済することが不安の解消に寄与していることがうかがえる。 図表 4-1-2 生活不安(上位 10 項目) N や家 事族 故の 病 気 定収 化入 の 不 安 収 入 の 減 少 的老 生後 活の 経 済 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり 810 81.2 75.9 73.2 69.8 375 76.0− 72.8 70.9 62.7− 435 85.7+ 78.6 75.2 75.9+ 318 83.3 77.7 75.8 69.5 200 81.5 75.0 70.0 69.0 147 75.5 69.4− 66.7− 68.0 145 82.1 80.0 78.6 73.1 392 80.6 73.7 71.2 68.6 183 83.6 82.5+ 80.3+ 77.0+ 145 77.9 74.5 69.7 62.1− 90 84.4 74.4 73.3 72.2 604 80.0 74.8 72.5 69.5 206 85.0 79.1 75.2 70.4 うち子どもあり 177 85.9 78.5 74.6 71.2 結婚したい 485 83.3 77.7 75.1 72.6+ 結婚するつもりなし 310 78.1 73.2 70.6 65.5− 持家ローンあり 118 76.3 82.2 81.4+ 69.5 持家ローンなし 393 81.7 71.5− 68.2− 66.9 賃貸・社宅 291 82.5 79.7 77.0 73.9 300万円未満 319 82.1 81.2+ 77.1+ 76.2+ 収 300∼500万円未満 241 81.3 79.3 79.3+ 68.9 入 500万円以上 250 80.0 66.0− 62.4− 62.4− 金 300万円未満 328 79.0 79.9+ 78.4+ 71.0 融 300∼1,000万円未満 259 83.0 78.8 77.6 73.4 資 184 81.5 65.2− 59.2− 64.7 産 1,000万円以上 自己実現型 303 83.5 76.6 74.3 71.9 自由気まま型 509 80.4 76.0 72.5 67.0− 経済メリット型 323 77.7− 69.7− 65.0− 65.3− ※数値は不安計(「非常に不安を感じる」+「不安を感じる」)の割合 52 や自 事分 故の 病 気 68.9 61.3− 75.4+ 64.5− 67.5 70.1 79.3+ 70.4 74.3 58.6− 67.8 64.4− 82.0+ 83.1+ 67.6 71.0 77.1+ 63.6− 72.2 70.2 68.9 67.2 69.5 65.6 71.7 72.3 67.8 61.9− 親 の 介 護 65.3 63.7 66.7 69.5+ 66.5 65.3 54.5− 71.2+ 63.4 53.1− 63.3 67.5+ 58.7− 57.1− 68.2+ 61.6 61.0 68.7+ 62.2 61.4 66.4 69.2 63.4 66.8 67.9 67.7 64.4 66.6 自 分 の 介 護 62.8 53.9− 70.6+ 54.4− 60.5 70.7+ 76.6+ 64.5 66.7 49.7− 68.9 60.4− 69.9+ 70.6+ 60.6 65.8 64.4 62.1 63.2 65.2 59.3 63.2 58.5− 64.9 68.5 65.3 62.3 57.9− 資 産 形 成 62.1 58.4− 65.3+ 67.0+ 59.5 55.8 61.4 59.4 69.4+ 60.7 61.1 61.3 64.6 64.4 65.2+ 57.4− 72.0+ 56.0− 66.7+ 65.5 65.6 54.4− 69.2+ 62.9 51.6− 65.7 59.7 52.6− 仕親 事の の介 両護 立と (単位:%) の自 死分 の 不 慮 60.1 58.9 61.1 67.6+ 59.0 55.8 49.7− 66.8+ 59.0 48.3− 52.2 62.9+ 51.9− 49.7− 64.1+ 54.2− 61.9 63.1 55.7 55.2− 63.1 63.6 58.5 62.2 62.0 63.7 58.5 61.0 49.1 44.3− 53.3+ 44.0− 47.0 55.1 57.2+ 47.2 59.0+ 43.4 46.7 42.5− 68.4+ 74.0+ 46.6 52.6 50.8 45.5− 53.3 55.2+ 46.9 43.6− 55.2+ 44.8 44.6 51.8 46.6 38.1− (2)死亡保障ニーズ 1)死亡保障に対する私的準備状況 −死亡保障への備えは「生命保険」が8割− 自分に万一のことがあった場合の経済的準備の状況について以下のようにたずねた。 あなたは、ご自身がケガや病気で亡くなられた場合に備えて、現在経済的な準備をしていますか。 1. 民間の生命保険会社や郵便局、農協などで取り扱ってい 4. 株式・債券などの有価証券 る生命保険 5. その他 2. 損害保険 6. 特別な準備はしていない 3. 預貯金 その結果、 「生命保険」が 81.0%と最も高く、ついで「預貯金」 (28.4%) 、損害保険(15.3%)の順となって いる。 「特別な準備はしていない」は 14.8%と低く、独身者においても多くの人が何らかの手段で経済的準備をして いることがわかる。 図表 4-2-1 死亡保障に対する私的準備状況 0 20 (複数回答、単位:%) 60 80 100 40 N:810 81.0 生命保険 28.4 預貯金 15.3 損害保険 8.0 株式・債券などの有価証券 その他 特別な準備はしていない 1.4 14.8 53 職業別にみると正規雇用で「生命保険」 (87.5%) 、 「損害保険」 (19.4%) 、 「預貯金」 (33.2%) 、 「株式・債権な どの有価証券」 (11.0%)が高く、多様な手段で準備していることがわかる。 居住形態別にみると、持家ローンあり層で「生命保険」 (93.2%) 、 「損害保険」 (25.4%)が、持家ローンなし 層で「預貯金」 (32.1%)が、それぞれ高くなっている。 収入別、金融資産別にみると、高収入層、高資産層ほど多様な手段で準備している。 図表 4-2-2 死亡保障に対する私的準備状況 N 生命保険 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 118 393 291 604 206 177 319 241 250 328 259 184 303 509 323 81.0 79.7 82.1 79.9 78.0 84.4 84.1 87.5+ 76.0 76.6 70.0− 93.2+ 81.2 75.6− 79.1− 86.4+ 85.9 72.1− 83.0 90.4+ 73.8− 84.2 89.1+ 82.5 82.3 82.0 預貯金 損害保険 28.4 25.9 30.6 22.0− 28.0 38.1+ 33.1 33.2+ 24.6 23.4 23.3 26.3 32.1+ 23.7− 28.6 27.7 27.7 22.6− 22.4− 41.6+ 11.9− 29.0 58.2+ 33.3+ 30.5 34.4+ 54 15.3 16.8 14.0 14.8 14.5 15.6 17.2 19.4+ 8.7− 15.9 10.0 25.4+ 14.5 12.0 14.2 18.4 17.5 7.5− 16.2 24.4+ 11.3− 15.1 23.9+ 15.2 14.9 13.9 (複数回答、単位:%) 株式・債券 特別な準備 などの有価 その他 はしていな 証券 い 8.0 1.4 14.8 8.3 1.1 15.7 7.8 1.6 14.0 6.0 1.3 17.6 11.0 2.5 15.0 8.8 0.7 10.2 7.6 0.7 13.1 11.0+ 1.5 8.9− 5.5 1.6 18.6 5.5 0.7 20.0 4.4 1.1 24.4+ 7.6 2.5 5.9− 8.4 1.0 13.0 7.2 1.4 21.0+ 8.3 1.3 16.2 7.3 1.5 10.7 6.8 1.1 11.3 4.4− 1.3 22.9+ 6.2 0.4 13.7 14.4+ 2.4 5.6− 1.8− 1.5 23.8+ 6.2 0.8 10.8− 22.3+ 1.6 4.9− 9.6 1.7 12.5 8.3 1.8 13.9 12.1+ 2.2 13.6 生命保険で死亡保障を準備している層に加入している生命保険の死亡保険金額の合計をたずねたところ、 「1,000∼2,000 万円」が 20.9%と最も高く、ついで「500∼1,000 万円」 (19.2%) 、 「500 万円未満」 (15.1%) の順となっている。 図表 4-2-3 加入死亡保険金額 (単位:%) N:656 15.1 19.2 20.9 12.0 14.5 6.6 10.7 1.1 500万円未満 500∼1,000万円未満 1,000∼2,000万円未満 2,000∼3,000万円未満 3,000∼5,000万円未満 5,000万円以上 わからない 無回答 性別にみると、男性で「3,000∼5,000 万円未満」 (20.7%) 、 「5,000 万円以上」 (11.0%)が、女性で「500 万 円未満」 (19.6%) 、 「500∼1,000 万円未満」 (24.6%)が、それぞれ高くなっている。 職業別にみると、非正規雇用で「500 万円未満」 (23.0%)が、自営・自由業で「5,000 万円以上」 (11.7%) が、それぞれ高くなっている。 図表 4-2-4 加入死亡保険金額 N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 656 299 357 254 156 124 122 343 139 111 63 478 178 152 230 200 226 242 218 164 250 419 265 500万円未 500∼1,000 満 万円未満 15.1 9.7− 19.6+ 11.8 12.8 18.5 21.3+ 11.7− 23.0+ 11.7 22.2 13.4− 19.7+ 19.7 24.8+ 15.0 5.3− 22.7+ 12.4 9.1− 17.2 14.3 13.6 19.2 12.7− 24.6+ 20.9 14.1 18.5 23.0 19.2 24.5 16.2 12.7 18.8 20.2 19.1 22.2 19.5 15.9 21.5 22.9 11.6− 18.8 20.3 17.0 (単位:%) 1,000∼ 2,000∼ 3,000∼ 5,000万円 2,000万円 3,000万円 5,000万円 わからない 無回答 以上 未満 未満 未満 20.9 12.0 14.5 6.6 10.7 1.1 18.1 14.7 20.7+ 11.0+ 11.7 1.3 23.2 9.8 9.2− 2.8− 9.8 0.8 19.3 10.6 14.6 9.4+ 12.2 1.2 20.5 17.9+ 14.7 7.1 12.8 0.0 24.2 8.9 13.7 4.0 9.7 2.4 21.3 10.7 14.8 2.5− 5.7− 0.8 22.2 13.7 16.3 8.2 8.5 0.3− 18.0 12.2 8.6− 0.0− 12.2 1.4 18.9 10.8 13.5 11.7+ 13.5 3.6+ 23.8 4.8 19.0 3.2 14.3 0.0 21.8 10.0− 15.3 7.1 12.1 1.5 18.5 17.4+ 12.4 5.1 6.7− 0.0 20.4 17.1+ 11.8 4.6 7.2 0.0 19.6 7.8− 9.1− 1.7− 13.0 1.7 23.0 12.5 13.0 4.5 11.5 1.0 20.4 15.9+ 21.2+ 13.3+ 7.5 0.4 21.1 8.3− 7.4− 4.5 13.6 0.8 18.8 14.2 17.0 5.0 9.2 0.5 23.8 15.9 22.6+ 12.2+ 4.3− 0.6 24.0 7.2− 15.2 6.4 10.0 1.2 22.0 11.7 14.1 5.7 11.0 1.0 20.4 11.7 18.1+ 7.2 11.7 0.4 55 2)死亡保障に対する充足感と今後の追加準備意向 ―約6割が死亡保障の追加準備意向あり― 自分に万一のことがあった場合の経済的準備の充足感についてたずねたところ、 「足りている計」が 24.3%、 「足 りていない計」が 38.1%と、約4割が不足感を感じている。 図表 4-2-5 死亡保障準備の充足感 「足りていない計」(単位:%) 「足りている計」 N:810 8.8 15.6 36.9 24.3 十分足りている どちらともいえない まったく足りない 21.9 16.3 0.6 38.1 どちらかといえば足りている どちらかといえば足りない 無回答 職業別にみると、正規雇用で「足りている計」 (30.1%)が、非正規雇用で「足りていない計」 (50.8%)が、 それぞれ高くなっている。 結婚意向別にみると、結婚したい層では「どちらかといえば足りない」が 24.5%と結婚するつもりなし層の 18.1%に比べ高くなっている。将来の家族形成を想定する中で、死亡保障についても不足感を感じているものと 思われる。 独身生活メリット別にみると、 「足りている計」が自由気まま型で 26.7%、経済メリット型で 33.4%と高くなっ ている。 図表 4-2-6 死亡保障準備の充足感 (単位:%) N 十分足りて いる 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 319 241 250 328 259 184 303 509 323 8.8 6.9 10.3 10.7 6.0 9.5 7.6 12.0+ 4.4− 6.2 7.8 9.3 7.3 5.6 8.5 9.4 5.6− 5.8− 15.6+ 5.2− 6.2 18.5+ 8.6 10.4+ 13.3+ どちらかと どちらかと 足りている どちらとも 足りていな まったく足 無回答 いえば足り いえば足り いえない い計 計 りない ている ない 15.6 24.3 36.9 38.1 21.9 16.3 0.6 14.7 21.6 38.4 38.9 22.9 16.0 1.1 16.3 26.7 35.6 37.5 20.9 16.6 0.2 13.2 23.9 34.9 40.9 23.0 17.9 0.3 18.0 24.0 35.0 40.5 24.5 16.0 0.5 15.6 25.2 43.5 29.9− 15.0− 15.0 1.4 17.2 24.8 37.2 37.2 22.8 14.5 0.7 18.1 30.1+ 38.5 30.9− 18.4− 12.5− 0.5 14.8 19.1 29.5− 50.8+ 29.5+ 21.3+ 0.5 14.5 20.7 36.6 42.1 22.8 19.3 0.7 7.8− 15.6− 45.6 37.8 20.0 17.8 1.1 14.7 24.0 39.9+ 35.4− 20.9 14.6− 0.7 18.0 25.2 28.2− 46.1+ 24.8 21.4+ 0.5 14.7 20.3 28.8− 50.3+ 26.6 23.7+ 0.6 14.8 23.3 36.9 39.2 24.5+ 14.6 0.6 17.1 26.5 36.1 37.1 18.1− 19.0 0.3 10.0− 15.7− 35.7 48.0+ 24.8 23.2+ 0.6 16.2 22.0 36.9 40.7 23.7 17.0 0.4 22.0+ 37.6+ 38.4 23.2− 16.4− 6.8− 0.8 10.1− 15.2− 29.6− 54.6+ 25.9+ 28.7+ 0.6 18.1 24.3 44.0+ 31.3− 21.6 9.7− 0.4 23.9+ 42.4+ 37.5 19.6− 14.7− 4.9− 0.5 19.1+ 27.7 37.0 34.7 20.5 14.2 0.7 16.3 26.7+ 37.5 35.4− 20.0 15.3 0.4 20.1+ 33.4+ 35.6 30.7− 20.4 10.2− 0.3 56 自分に万一のことがあった場合の経済的準備について、今後の追加準備意向をみると、「準備したい計」が 56.7%と、約6割が何らかの形で追加的に死亡保障を準備しようと考えていることがわかる。 図表 4-2-7 今後の追加準備意向 (単位:%) 「準備したい計」 N:810 8.8 44.4 26.8 15.9 0.6 3.5 56.7 すぐにでも準備したい いずれは準備したい わからない 数年以内には準備したい まったく準備するつもりはない 無回答 性別にみると、男性で「準備したい計」が 61.6%と女性の 52.4%に比べ高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験あり層で「準備したい計」が 63.1%と結婚経験なし層に比べ高くなってい る。特に結婚経験・子どもあり層では 66.7%と高くなっている。結婚経験あり層では死亡保障の必要性を強く感 じているものと思われる。 また、結婚意向別にみると、結婚したい層では「準備したい計」が 62.5%と高くなっている。将来の家族形成 を見据え、死亡保障についても必要性を感じているものと思われる。 図表 4-2-8 今後の追加準備意向 (単位:%) N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 資 300∼1,000万円未満 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 604 206 177 485 310 319 241 250 328 259 184 303 509 323 まったく準 数年以内に すぐにでも いずれは準 準備したい 備するつも わからない 無回答 は準備した 準備したい 備したい 計 りはない い 3.5 8.8 44.4 56.7 26.8 15.9 0.6 2.9 9.3 49.3+ 61.6+ 22.7− 14.9 0.8 3.9 8.3 40.2− 52.4− 30.3+ 16.8 0.5 2.5 8.8 48.7+ 60.1 22.6− 17.3 0.0 3.0 9.0 45.5 57.5 25.5 17.0 0.0 4.1 8.8 37.4 50.3 36.7+ 10.9 2.0+ 5.5 8.3 40.7 54.5 27.6 16.6 1.4 3.1 7.0− 44.4 54.5− 27.3 17.5+ 0.7 4.4 14.1+ 44.7 63.1+ 25.2 11.2− 0.5 5.1 15.3+ 46.3 66.7+ 20.9− 11.9 0.6 3.9 8.5 50.1+ 62.5+ 23.7− 13.4− 0.4 2.9 9.4 36.1− 48.4− 31.3+ 19.7+ 0.6 4.1 10.0 42.6 56.7 21.3− 21.3+ 0.6 3.7 10.0 47.3 61.0 26.6 12.4 0.0 2.4 6.0 44.0 52.4 34.0+ 12.4 1.2 4.9 11.3+ 48.8+ 64.9+ 17.4− 17.1 0.6 2.7 9.7 42.5 54.8 25.9 18.5 0.8 2.7 4.3− 36.4− 43.5− 45.7+ 10.3− 0.5 4.3 3.1 1.9− 8.6 7.7 9.3 45.5 44.6 39.9− 57 58.4 55.4 51.1− 26.1 27.7 35.9+ 14.9 16.3 12.4− 0.7 0.6 0.6 今後の追加準備意向がある層に、現在準備しているものを含めて、生命保険でいくらくらいの死亡保険金額を 必要と考えているかをたずねた。その結果、 「3,000∼5,000 万円未満」が 21.6%と最も高く、ついで「2,000∼ 3,000 万円」 (15.9%) 、 「5,000 万円以上」 (14.8%)の順となっている。おおむね 2,000∼5,000 万円程度の死亡 保障が必要と考えられていることがわかる。 図表 4-2-9 希望する死亡保険金額 (単位:%) N:459 4.6 10.9 14.2 500万円未満 2,000∼3,000万円未満 わからない 15.9 21.6 14.8 500∼1,000万円未満 3,000∼5,000万円未満 無回答 13.7 4.4 1,000∼2,000万円未満 5,000万円以上 性別にみると、男性で「3,000∼5,000 万円未満」 (27.7%) 、 「5,000 万円以上」 (21.6%)が、女性で「1,000 ∼2,000 万円未満」 (20.6%)が、それぞれ高くなっている。 職業別にみると、正規雇用で「5,000 万円以上」 (18.4%)が、非正規雇用で「1,000∼2,000 万円未満」 (20.0%) が、それぞれ高くなっている。 また、結婚意向別では、結婚したい層で「3,000∼5,000 万円未満」 (24.4%) 、 「5,000 万円以上」 (17.2%)が、 結婚するつもりなし層で「1,000∼2,000 万円未満」 (21.3%)が、それぞれ高くなっている。将来の家族形成に 対する志向によって希望する死亡保険金額も影響をうけていることがわかる。 図表 4-2-10 希望する死亡保険金額 N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 459 231 228 191 115 74 79 217 110 83 49 329 130 118 303 150 181 147 131 213 142 80 177 282 165 500万円未 500∼1,000 満 万円未満 4.6 3.9 5.3 3.7 4.3 2.7 8.9+ 2.3− 5.5 7.2 8.2 5.5 2.3 2.5 5.9 2.0 6.6 4.1 2.3 5.2 4.2 3.8 10.9 8.2 13.6 11.5 7.0 13.5 12.7 11.1 15.5 6.0 8.2 11.6 9.2 8.5 10.9 11.3 13.8 8.8 9.2 11.7 13.4 6.3 4.5 5.0 4.2 8.5 11.7 13.9 (単位:%) 3,000∼ 2,000∼ 1,000∼ 5,000万円 わからない 無回答 2,000万円 3,000万円 5,000万円 以上 未満 未満 未満 14.2 15.9 21.6 14.8 13.7 4.4 7.8− 13.0 27.7+ 21.6+ 13.9 3.9 20.6+ 18.9 15.4− 7.9− 13.6 4.8 11.5 14.7 24.1 15.7 14.1 4.7 11.3 19.1 21.7 15.7 18.3 2.6 17.6 12.2 18.9 16.2 13.5 5.4 21.5+ 17.7 17.7 10.1 6.3− 5.1 12.0 17.5 20.3 18.4+ 13.4 5.1 20.0+ 10.0 20.9 9.1 13.6 5.5 9.6 20.5 25.3 16.9 12.0 2.4 18.4 14.3 22.4 8.2 18.4 2.0 11.2− 13.7− 23.7 15.5 14.3 4.6 21.5+ 21.5+ 16.2 13.1 12.3 3.8 22.9+ 22.0+ 13.6− 13.6 12.7 4.2 10.6− 14.5 24.4+ 17.2+ 11.2− 5.3 21.3+ 18.7 16.0− 10.0− 18.7+ 2.0 18.8+ 13.3 16.6− 8.8− 17.7+ 4.4 13.6 20.4 21.8 13.6 13.6 4.1 8.4− 14.5 28.2+ 24.4+ 8.4− 4.6 17.4 16.0 16.0− 13.1 17.8+ 2.8 9.9 18.3 28.2+ 13.4 5.6− 7.0 11.3 13.8 30.0+ 23.8+ 8.8 2.5 17.5 14.2 7.3− 58 16.4 16.7 16.4 18.1 23.4 24.8 14.7 13.8 15.8 15.3 11.7 11.5 5.1 3.5 6.1 (3)老後保障ニーズ 1)老後保障に対する私的準備状況 ―4割が個人年金保険や生命保険で老後保障を準備― 老後の経済的な準備の状況について以下のようにたずねた。 あなたは、ご自身の老後に備えて、公的年金や企業年金、退職金以外で、現在経済的な準備をしていますか。 1. 民間の生命保険会社や郵便局、農協などで取り扱ってい 4. 預貯金 る個人年金保険や生命保険 5. 株式・債券などの有価証券 2. 銀行や信託銀行、証券会社などで取り扱っている年金型 6. その他 商品 7. 特別な準備はしていない 3. 損害保険会社で取り扱っている年金型商品 その結果、 「個人年金保険や生命保険」が 43.2%と最も高く、ついで「預貯金」 (31.2%) 、 「株式・債権などの 有価証券」 (8.5%)の順となっている。 一方で「特別な準備をしていない」も 41.9%と高くなっている。 図表 4-3-1 老後保障に対する私的準備状況 0 (複数回答、単位:%) 40 60 20 N:810 43.2 個人年金保険や生命保険 預貯金 31.2 8.5 株式・債券などの有価証券 5.1 損害保険の年金型商品 銀行等の年金型商品 その他 3.2 1.1 41.9 特別な準備をしていない 59 性別にみると、男性で「特別な準備をしていない」 (46.7%)が、女性で「預貯金」 (35.9%)が、それぞれ高 くなっている。 年齢別にみると、30 歳代後半で「特別な準備をしていない」 (49.4%)が、40 歳代後半で「個人年金保険や生 命保険」 (52.4%) 、 「預貯金」 (42.2%)が、50 歳代前半で「預貯金」 (40.7%)が、それぞれ高くなっている。 職業別にみると、正規雇用で「個人年金保険や生命保険」 (49.5%) 、 「預貯金」 (36.7%) 、 「株式・債権などの 有価証券」 (10.7%) 、 「銀行等の年金型商品」 (4.6%)が高くなっている。 図表 4-3-2 老後保障に対する私的準備状況 N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 118 393 291 319 241 250 328 259 184 303 509 323 (複数回答、単位:%) 特別な準備 個人年金保 株式・債券 損害保険の 銀行等の年 その他 をしていな 無回答 険や生命保 預貯金 などの有価 年金型商品 金型商品 い 険 証券 43.2 31.2 8.5 5.1 3.2 1.1 41.9 0.7 40.5 25.9− 8.8 5.6 2.4 0.5 46.7+ 1.1 45.5 35.9+ 8.3 4.6 3.9 1.6 37.7− 0.5 36.8− 22.6− 6.6 4.1 2.2 1.3 49.4+ 0.9 43.0 30.0 10.5 6.0 2.0 1.5 43.0 0.0 52.4+ 42.2+ 9.5 5.4 5.4 0.7 30.6− 1.4 48.3 40.7+ 9.0 5.5 4.8 0.7 35.2 0.7 49.5+ 36.7+ 10.7+ 6.1 4.6+ 1.3 34.9− 1.0 38.8 27.3 6.0 3.3 2.2 0.0 49.2+ 0.0 40.0 24.8 7.6 6.2 1.4 2.1 44.1 1.4 30.0− 25.6 5.6 2.2 2.2 1.1 53.3+ 0.0 43.0 32.0 9.4 4.8 2.8 1.0 41.6 0.7 43.7 29.1 5.8 5.8 4.4 1.5 42.7 1.0 41.8 25.4 5.1 4.0 4.0 0.6 45.8 1.1 55.1+ 28.0 6.8 5.9 3.4 2.5 35.6 1.7 47.3+ 36.4+ 9.9 5.3 3.3 0.8 37.7− 0.5 32.6− 25.1− 6.5 4.5 2.7 1.0 50.2+ 0.7 36.1− 23.5− 5.6− 3.1− 0.6− 0.9 51.1+ 0.9 39.8 29.0 5.4− 7.1 4.1 0.4 44.4 0.0 55.6+ 43.2+ 15.2+ 5.6 5.6+ 2.0 27.6− 1.2 27.1− 11.0− 1.5− 4.0 0.9− 1.5 63.4+ 1.2 52.5+ 39.4+ 8.1 5.8 4.6 0.4 28.2− 0.0 62.5+ 57.1+ 21.7+ 6.5 5.4 1.1 20.1− 0.0 45.9 44.8 49.5+ 35.3 34.6+ 42.4+ 8.9 9.2 14.2+ 60 5.6 4.5 2.8− 3.0 4.1 4.3 1.7 1.4 1.5 39.3 39.5 35.6− 0.7 0.6 0.0 2)老後保障に対する充足感と今後の追加準備意向 ―約7割が老後保障準備に不足感― 老後の経済的な準備の充足感についてたずねたところ、 「足りている計」が 6.4%、 「足りていない計」が 68.5% と約7割が不足感を感じている。 図表 4-3-3 老後保障準備の充足感 「足りていない計」 (単位:%) 「足りている計」 24.8 N:810 6.0 0.4 6.4 十分足りている どちらともいえない まったく足りない 34.2 0.2 34.3 68.5 どちらかといえば足りている どちらかといえば足りない 無回答 性別にみると、女性で「足りている計」が 8.0%と高くなっているが、 「まったく足りない」も 38.2%と高くなっ ている。 結婚意向別にみると、結婚したい層で「足りていない計」 (72.8%)が、結婚するつもりなし層で「足りている 計」 (9.4%)が、それぞれ高くなっている。 収入別にみると、収入が低い層ほど「足りていない計」が高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型と経済メリット型では「足りている計」が高くなっている。 図表 4-3-4 老後保障準備の充足感 (単位:%) N 十分足りて いる 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 485 310 319 241 250 328 259 184 303 509 323 0.4 0.0 0.7 0.3 1.0 0.0 0.0 0.0 0.5 1.4+ 0.0 0.5 0.0 0.0 0.4 0.3 0.6 0.0 0.4 0.0 0.4 1.1 0.7 0.4 0.9 どちらかと どちらかと 足りている どちらとも 足りていな まったく足 無回答 いえば足り いえば足り いえない い計 計 りない ている ない 6.0 6.4 24.8 68.5 34.2 34.3 0.2 4.5 4.5− 29.9+ 65.3 35.5 29.9− 0.3 7.4 8.0+ 20.5− 71.3 33.1 38.2+ 0.2 3.1− 3.5− 23.0 73.6+ 34.0 39.6+ 0.0 5.0 6.0 23.5 70.5 35.0 35.5 0.0 10.9+ 10.9+ 29.9 58.5− 32.0 26.5− 0.7 9.0 9.0 25.5 64.8 35.9 29.0 0.7 7.7+ 7.7 28.8+ 63.5− 35.7 27.8− 0.0 4.9 5.5 17.5− 76.5+ 32.8 43.7+ 0.5 4.8 6.2 24.1 69.7 31.7 37.9 0.0 3.3 3.3 23.3 72.2 34.4 37.8 1.1+ 6.5 7.0 25.3 67.4 34.1 33.3 0.3 4.9 4.9 23.3 71.8 34.5 37.4 0.0 4.5 4.5 23.7 71.8 34.5 37.3 0.0 3.9− 4.3− 22.9 72.8+ 36.9+ 35.9 0.0 9.0+ 9.4+ 28.4 61.9− 30.0− 31.9 0.3 3.4− 4.1− 18.5− 77.1+ 33.2 43.9+ 0.3 4.1 4.1 26.6 68.9 34.4 34.4 0.4 11.2+ 11.6+ 31.2+ 57.2− 35.2 22.0− 0.0 2.1− 2.1− 15.2− 82.3+ 31.4 50.9+ 0.3 5.0 5.4 32.4+ 62.2− 34.7 27.4− 0.0 14.1+ 15.2+ 31.5+ 52.7− 36.4 16.3− 0.5 8.6+ 5.9 9.3+ 9.2+ 6.3 10.2+ 61 26.1 24.6 27.2 64.0− 69.2 62.5− 29.0− 35.6 35.6 35.0 33.6 26.9− 0.7+ 0.0 0.0 老後の経済的な準備について今後の追加準備意向をみると、 「準備したい計」が 79.5%と8割近くに達してい る。 図表 4-3-5 今後の追加準備意向 (単位:%) 「準備したい計」 N:810 13.0 61.2 6.9 13.5 0.1 5.3 79.5 すぐにでも準備したい いずれは準備したい わからない 数年以内には準備したい まったく準備するつもりはない 無回答 年齢別にみると、30 歳代後半で「準備したい計」が 83.0%と高くなっている。 結婚意向別にみると、結婚したい層で「準備したい計」が 84.7%と高くなっている。 収入別にみると、300 万円未満層で「準備したい計」が 73.4%と低く、 「わからない」が 18.2%と高くなって いる。また、500 万円以上層では「いずれは準備したい」が 67.6%と高くなっている。 図表 4-3-6 今後の追加準備意向 (単位:%) N すぐにでも 準備したい 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 資 300∼1,000万円未満 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 604 206 177 485 310 319 241 250 328 259 184 303 509 323 5.3 4.0 6.4 4.1 4.5 5.4 9.0+ 4.6 7.3 7.3 5.6 5.2 6.3 3.3 6.0 5.8 4.2 6.5 5.9 5.7 3.7 まったく準 数年以内に いずれは準 準備したい 備するつも わからない 無回答 は準備した 備したい 計 りはない い 13.0 61.2 79.5 6.9 13.5 0.1 11.7 64.0 79.7 7.2 13.1 0.0 14.0 58.9 79.3 6.7 13.8 0.2 14.2 64.8 83.0+ 5.3 11.6 0.0 13.0 65.5 83.0 4.0 12.5 0.5+ 10.9 57.1 73.5− 12.9+ 13.6 0.0 12.4 51.7− 73.1− 8.3 18.6+ 0.0 11.6− 62.7 79.0 6.8 14.2 0.0 17.0+ 56.8 81.1 7.3 11.2 0.5+ 17.5+ 55.9 80.8 7.3 11.9 0.0 14.4 64.7+ 84.7+ 5.4− 9.7− 0.2 11.3 55.8− 72.3− 9.4+ 18.4+ 0.0 14.4 52.7− 73.4− 8.2 18.2+ 0.3 14.1 66.0 83.4 6.6 10.0 0.0 10.0 67.6+ 83.6 5.6 10.8 0.0 12.5 62.2 80.5 5.5 14.0 0.0 17.0+ 60.2 81.5 5.0 13.1 0.4 9.2 60.9 76.6 11.4+ 12.0 0.0 15.5 12.2 12.7 60.1 60.9 63.2 62 81.5 78.8 79.6 8.3 7.3 9.9+ 10.2− 13.8 10.5− 0.0 0.2 0.0 (4)医療保障ニーズ 1)医療保障に対する私的準備状況 ―8割が生命保険の医療関係特約や医療保険で医療保障を準備― 病気やケガに対する経済的な準備の状況について以下のようにたずねた。 あなたは、ケガや病気で治療や入院することになった場合に備えて、公的医療保険以外で、現在経済的な準備をしていますか。 1. 民間の生命保険会社や損害保険会社、郵便局、農協など 3. 預貯金 で取り扱っている生命保険の医療・疾病関係の特約や医 4. 株式・債券などの有価証券 療保険 5. その他 2. 損害保険 6. 特別な準備はしていない その結果、 「生命保険の医療・疾病関係の特約や医療保険」が 84.1%と最も高く、ついで「預貯金」 (36.4%) 、 「損害保険」 (24.6%)の順となっている。 図表 4-4-1 医療保障に対する私的準備状況 (複数回答、単位:%) N:810 0 20 40 生命保険の医療・疾病関係の 特約や医療保険 36.4 24.6 損害保険 9.5 株式・債券などの有価証券 特別な準備はしていない 80 100 84.1 預貯金 その他 60 0.7 10.9 63 性別にみると、男性で「損害保険」 (28.5%)が、女性で「預貯金」 (40.2%)が、それぞれ高くなっている。 職業別にみると、正規雇用は「特別な準備はしていない」で 4.8%と低く、生損保商品、預貯金など「その他」 を除くすべての準備手段で高くなっている。多様な金融商品を活用して準備していることがわかる。 居住形態別にみると、持家ローンあり層は「生命保険の医療・疾病関係の特約や医療保険」 (93.2%) 、 「損害保 険」 (35.6%)で高くなっている。一方、持家ローンなし層は「預貯金」が 42.5%と高くなっている。ローンの 有無が病気やケガへの経済的準備にも影響を与えているものと思われる。 図表 4-4-2 医療保障に対する私的準備状況 N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 資 300∼1,000万円未満 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 118 393 291 319 241 250 328 259 184 303 509 323 (複数回答、単位:%) 生命保険の 株式・債券 特別な準備 医療・疾病 預貯金 損害保険 などの有価 その他 はしていな 無回答 関係の特約 証券 い や医療保険 84.1 36.4 24.6 9.5 0.7 10.9 0.2 82.1 32.0− 28.5+ 9.3 0.3 13.1 0.3 85.7 40.2+ 21.1− 9.7 1.1 9.0 0.2 81.4 32.4 22.0 8.5 0.6 12.6 0.0 84.0 35.5 29.5 11.5 0.0 11.5 0.5 87.1 42.2 21.8 8.8 0.7 8.2 0.0 86.9 40.7 26.2 9.7 2.1+ 9.0 0.7 90.6+ 43.6+ 29.8+ 12.8+ 0.5 4.8− 0.0 79.2− 30.6 13.7− 6.6 1.1 15.3+ 1.1+ 80.7 24.1− 26.9 6.2 1.4 15.2 0.0 71.1− 36.7 20.0 6.7 0.0 21.1+ 0.0 82.5− 37.9 23.8 9.8 0.3− 11.6 0.2 88.8+ 32.0 26.7 8.7 1.9+ 8.7 0.5 87.6 30.5 24.3 7.9 2.3+ 9.6 0.6 93.2+ 35.6 35.6+ 10.2 1.7 4.2− 0.0 84.2 42.5+ 23.4 9.9 0.8 9.9 0.0 80.1− 28.2− 21.0 7.9 0.3 15.1+ 0.7+ 75.5− 27.0− 14.7− 5.3− 0.9 17.6+ 0.6+ 85.5 33.2 24.9 7.5 0.8 10.0 0.0 93.6+ 51.6+ 36.8+ 16.8+ 0.4 3.2− 0.0 75.3− 12.8− 20.4− 2.4− 0.9 20.4+ 0.6+ 89.2+ 42.5+ 24.3 8.1 0.0 5.4− 0.0 92.4+ 71.2+ 32.6+ 24.5+ 1.6 1.1− 0.0 85.1 85.1 83.6 42.2+ 37.1 45.5+ 27.7 25.7 25.7 64 10.9 10.8 14.6+ 1.0 0.6 0.9 9.2 9.6 10.2 0.3 0.4 0.3 病気やケガの経済的準備を「生命保険の医療・疾病関係の特約や医療保険」で行っている層に、加入している 保険の疾病入院給付日額の合計をたずねたところ、普通疾病で入院した場合では「5,000∼10,000 円未満」が 45.2%と最も高く、ついで「5,000 円未満」 (27.9%)となっている。 また、三大疾病などの特定疾病に罹患した場合に受け取れる入院給付金日額の合計では、 「5,000∼10,000 円未 満」が 33.3%と最も高く、ついで「10,000∼15,000 円未満」 (24.7%)となっている。 図表 4-4-3 疾病入院給付金日額 (単位:%) N:681 普通疾病の場合 特定疾病の場合 45.2 27.9 23.5 19.7 33.3 5,000円未満 15,000円以上 24.7 5,000∼10,000円未満 無回答 5.6 1.6 9.5 9.0 10,000∼15,000円未満 普通疾病で入院した場合の入院給付金日額を収入別にみると、収入が高くなるほど「5,000 円未満」が低く、 「10,000∼15,000 円未満」が高くなっている。 図表 4-4-4 疾病入院給付金日額(普通疾病) N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 681 308 373 259 168 128 126 355 145 117 64 498 183 155 241 206 234 247 231 170 258 433 270 5,000円未 満 27.9 25.3 30.0 25.9 28.0 29.7 30.2 22.5− 40.0+ 25.6 34.4 28.7 25.7 28.4 40.7+ 24.3 17.9− 30.8 28.6 21.8− 28.3 28.4 25.2 (単位:%) 10,000∼ 5,000∼ 15,000円以 無回答 10,000円未 15,000円未 上 満 満 45.2 19.7 5.6 1.6 46.1 21.1 6.2 1.3 44.5 18.5 5.1 1.9 47.5 20.8 4.2 1.5 44.0 19.0 7.7 1.2 42.2 21.1 5.5 1.6 45.2 16.7 5.6 2.4 49.6+ 20.0 6.2 1.7 42.1 13.8− 3.4 0.7 43.6 23.1 5.1 2.6 31.3− 25.0 7.8 1.6 44.4 19.5 5.4 2.0 47.5 20.2 6.0 0.5 46.5 19.4 5.2 0.6 38.2− 14.1− 4.1 2.9+ 50.0 19.4 5.8 0.5 48.3 25.6+ 6.8 1.3 46.2 17.0 5.7 0.4 50.2 18.2 1.7− 1.3 40.6 26.5+ 10.6+ 0.6 43.8 43.4 46.3 65 22.5 19.9 22.2 4.3 6.2 4.8 1.2 2.1 1.5 特定疾病で入院した場合の入院給付金日額を性別にみると、 「5,000 円未満」で女性が 27.3%と高くなっている。 収入別にみると、収入が高くなるほど「5,000 円未満」が低く、 「10,000∼15,000 円未満」が高くなっている。 図表 4-4-5 疾病入院給付金日額(特定疾病) N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 資 300∼1,000万円未満 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 681 308 373 259 168 128 126 355 145 117 64 498 183 155 241 206 234 247 231 170 258 433 270 5,000円未 満 23.5 18.8− 27.3+ 20.8 23.2 21.9 31.0+ 18.0− 33.1+ 23.1 32.8 23.1 24.6 26.5 33.6+ 23.8 12.8− 28.7+ 22.1 18.2 23.6 22.6 20.0 (単位:%) 5,000∼ 10,000∼ 15,000円以 無回答 10,000円未 15,000円未 上 満 満 33.3 24.7 9.5 9.0 35.4 25.3 10.7 9.7 31.6 24.1 8.6 8.3 35.9 24.3 10.0 8.9 29.2 25.6 10.1 11.9 32.8 28.1 9.4 7.8 34.1 20.6 7.9 6.3 38.6+ 25.4 10.7 7.3 32.4 20.7 5.5 8.3 25.6 25.6 9.4 16.2+ 20.3− 28.1 12.5 6.3 32.7 25.9 9.2 9.0 35.0 21.3 10.4 8.7 34.8 21.9 7.7 9.0 31.1 16.2− 7.9 11.2 31.6 27.7 7.3 9.7 37.2 30.8+ 13.2+ 6.0− 28.3− 22.3 10.9 9.7 40.7+ 25.5 4.3− 7.4 31.8 27.1 15.9+ 7.1 30.2 31.9 35.6 66 28.3 25.2 26.7 10.1 9.7 10.4 7.8 10.6 7.4 2)医療保障に対する充足感と今後の追加準備意向 ―7割強が医療保障の追加準備意向あり― 病気やケガに対する経済的な準備の充足感についてたずねたところ、 「足りている計」が 15.1%、 「足りていな い計」が 50.5%と過半数が不足感を感じている。 図表 4-4-6 医療保障準備の充足感 「足りている計」 N:810 13.1 「足りていない計」 (単位:%) 33.7 34.7 15.8 0.7 2.0 15.1 十分足りている どちらともいえない まったく足りない 50.5 どちらかといえば足りている どちらかといえば足りない 無回答 職業別にみると、正規雇用で「足りている計」が 18.1%と高くなっている。また、自営・自由業では「まった く足りない」が 23.4%と高く、自らの医療保障準備に不足感を感じている。 図表 4-4-7 医療保障準備の充足感 (単位:%) N 十分足りて いる 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 118 393 291 319 241 250 328 259 184 303 509 323 2.0 2.4 1.6 1.9 3.0 2.0 0.7 1.0− 1.6 3.4 4.4 2.3 1.0 1.1 0.8 2.5 1.7 2.8 0.4− 2.4 1.2 1.2 4.3+ 2.0 1.0− 1.9 どちらかと どちらかと 足りている どちらとも 足りていな まったく足 無回答 いえば足り いえば足り いえない い計 計 りない ている ない 13.1 15.1 33.7 50.5 34.7 15.8 0.7 13.3 15.7 36.5 47.2 34.4 12.8− 0.5 12.9 14.5 31.3 53.3 34.9 18.4+ 0.9 12.9 14.8 34.6 50.3 35.2 15.1 0.3 12.0 15.0 37.0 47.0 29.0 18.0 1.0 15.6 17.7 31.3 50.3 38.8 11.6 0.7 12.4 13.1 29.7 55.9 37.2 18.6 1.4 17.1+ 18.1+ 41.1+ 40.6− 30.9− 9.7− 0.3 8.7− 10.4− 21.9− 66.7+ 47.5+ 19.1 1.1 9.0 12.4 29.7 56.6 33.1 23.4+ 1.4 11.1 15.6 32.2 51.1 27.8 23.3+ 1.1 12.6 14.9 34.8 49.7 34.3 15.4 0.7 14.6 15.5 30.6 52.9 35.9 17.0 1.0 13.6 14.7 29.9 54.8 37.9 16.9 0.6 14.4 15.3 40.7 44.1 35.6 8.5− 0.0 12.5 15.0 38.9+ 45.3− 31.6 13.7 0.8 12.7 14.4 24.1− 60.5+ 39.2+ 21.3+ 1.0 7.2− 10.0− 26.6− 61.8+ 39.8+ 21.9+ 1.6+ 12.0 12.4 35.7 51.9 37.8 14.1 0.0 21.6+ 24.0+ 40.8+ 34.8− 25.2− 9.6− 0.4 8.8− 10.1− 26.2− 62.5+ 40.2+ 22.3+ 1.2 12.4 13.5 40.2+ 45.9 32.0 13.9 0.4 22.8+ 27.2+ 35.9 37.0− 28.3− 8.7− 0.0 14.2 49.5 12.2 35.3 34.0 15.5 1.0 13.2− 50.5 12.2 35.2 36.1 14.3 1.2+ 16.7 44.9− 14.9 37.8+ 33.1 11.8− 0.6 67 病気やケガに対する経済的な準備について今後の追加準備意向をみると、 「準備したい計」が 73.3%と7割を 超えている。 図表 4-4-8 今後の追加準備意向 「準備したい計」 N:810 6.2 14.1 (単位:%) 53.1 14.1 12.2 0.4 73.3 すぐにでも準備したい いずれは準備したい わからない 数年以内には準備したい まったく準備するつもりはない 無回答 結婚意向別にみると、結婚したい層で「準備したい計」が 77.5%と高くなっている。 居住形態別にみると、持家ローンなし層で「準備したい計」が 69.5%と低く、賃貸・社宅層で 77.7%と高くなっ ている。 図表 4-4-9 今後の追加準備意向 (単位:%) N すぐにでも 準備したい 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 結婚したい 結婚するつもりなし 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 資 300∼1,000万円未満 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 604 206 177 485 310 118 393 291 319 241 250 328 259 184 6.2 6.4 6.0 5.3 4.5 5.4 11.0+ 5.3 8.7 9.0 6.8 5.5 7.6 6.6 4.8 7.2 6.2 4.8 6.1 5.8 6.5 303 509 323 6.9 5.9 6.5 まったく準 数年以内に いずれは準 準備したい 備するつも わからない 無回答 は準備した 備したい 計 りはない い 14.1 53.1 73.3 14.1 12.2 0.4 13.1 53.6 73.1 15.5 10.9 0.5 14.9 52.6 73.6 12.9 13.3 0.2 16.7 54.7 76.7 12.9 10.4 0.0 14.0 55.5 74.0 14.0 11.5 0.5 12.2 50.3 68.0 17.0 14.3 0.7 10.3 49.0 70.3 13.8 15.2 0.7 13.1 53.3 71.7 14.6 13.4 0.3 17.0 52.4 78.2 12.6 8.7 0.5 16.9 52.5 78.5 11.9 9.0 0.6 14.8 55.9 77.5+ 12.4 9.9− 0.2 13.2 49.4 68.1− 16.5 15.2+ 0.3 14.4 55.1 77.1 13.6 8.5 0.8 11.5− 51.4 69.5− 15.5 15.0+ 0.0 17.9+ 55.0 77.7+ 11.3 10.3 0.7 15.0 51.1 73.4 11.0− 15.0+ 0.6 14.5 54.4 75.1 16.2 8.3− 0.4 12.4 54.4 71.6 16.0 12.4 0.0 16.5 54.9 77.4+ 10.7− 11.3 0.6 14.3 52.1 72.2 14.3 13.1 0.4 11.4 50.0 67.9 19.6+ 12.5 0.0 76.6 15.2 54.5 13.2 9.2− 1.0+ 74.1 13.6 54.6 13.2 12.6 0.2 69.7 12.1 51.1 18.3+ 11.8 0.3 68 今後の準備意向がある人に、病気で入院した場合、現在準備しているものも含めて、いくらぐらいの給付金を 受け取りたいと考えているかをたずねたところ、 「10,000∼15,000 円未満」が 38.6%と最も高く、ついで「15,000 円以上」 (31.3%) 、 「5,000∼10,000 円未満」 (24.6%)の順となっている。 図表 4-4-10 希望する入院給付金日額 (単位:%) N:594 24.6 2.0 5,000円未満 15,000円以上 38.6 31.3 5,000∼10,000円未満 無回答 3.5 10,000∼15,000円未満 図表 4-4-11 希望する入院給付金日額 N 5,000円未満 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 594 274 320 244 148 100 102 433 161 139 234 181 179 254 187 125 232 377 225 2.0 0.7− 3.1+ 2.5 0.7 2.0 2.9 2.5 0.6 0.7 1.7 3.3 1.1 2.0 1.6 3.2 2.2 1.6 1.3 (単位:%) 5,000∼ 10,000∼ 15,000円以上 無回答 10,000円未満 15,000円未満 24.6 38.6 31.3 3.5 24.8 36.5 33.2 4.7 24.4 40.3 29.7 2.5 27.5 34.4 30.7 4.9 23.6 45.3 28.4 2.0 21.0 40.0 34.0 3.0 22.5 37.3 34.3 2.9 25.2 37.2 31.2 3.9 23.0 42.2 31.7 2.5 23.0 45.3 28.1 2.9 30.8+ 40.6 22.6− 4.3 22.1 38.1 32.0 4.4 19.0− 36.3 41.9+ 1.7 25.2 39.0 28.7 5.1 24.6 36.9 33.7 3.2 20.8 38.4 36.8 0.8 24.6 23.9 26.7 69 37.5 38.5 40.4 33.6 32.4 29.3 2.2 3.7 2.2 (5)介護保障ニーズ 1)介護保障に対する私的準備状況 ―生命保険での介護保障準備が4割― 介護に対する経済的な準備の状況について以下のようにたずねた。 あなたご自身が要介護状態になった場合に備えて、現在経済的な準備をしていますか。 1. 民間の生命保険会社や郵便局、農協などで取り扱ってい 4. 株式・債券などの有価証券 る介護関係の特約や介護関係の生命保険 5. その他 2. 介護費用保険などの損害保険 6. 特別な準備はしていない 3. 預貯金 その結果「生命保険」が 40.4%と最も高く、ついで「預貯金」21.9%、 「株式・債権などの有価証券」 (5.4%) の順となっている。 図表 4-5-1 介護保障に対する私的準備状況 N:810 0 10 (複数回答、単位:%) 30 40 50 20 40.4 生命保険 21.9 預貯金 株式・債券などの有価証券 5.4 損害保険 4.9 その他 0.4 46.8 特別な準備はしていない 70 年齢別にみると、40 歳代後半で「生命保険」が 50.3%、50 歳代前半で「預貯金」が 29.0%と、それぞれ高く なっている。 職業別にみると、正規雇用で「預貯金」が 25.0%、 「損害保険」が 6.6%と高くなっている。 図表 4-5-2 介護保障に対する私的準備状況 N 生命保険 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 資 300∼1,000万円未満 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 預貯金 810 375 435 318 200 147 145 392 183 145 90 604 206 177 319 241 250 328 259 184 40.4 38.9 41.6 34.3− 39.5 50.3+ 44.8 42.1 41.0 39.3 33.3 37.6− 48.5+ 49.2+ 35.4− 42.3 44.8 38.4 39.0 42.9 21.9 19.2 24.1 16.7− 21.5 26.5 29.0+ 25.0+ 21.9 11.7− 24.4 23.0 18.4 16.4− 17.6− 18.7 30.4+ 8.2− 24.3 42.9+ 303 509 323 45.5+ 38.7 40.2 25.7+ 23.6 29.4+ (複数回答、単位:%) 株式・債券 特別な準備 などの有価 損害保険 その他 はしていな 無回答 証券 い 5.4 4.9 0.4 46.8 0.2 5.6 5.3 0.3 49.1 0.5 5.3 4.6 0.5 44.8 0.0 3.1− 2.8− 0.0 55.7+ 0.3 7.5 5.5 0.5 46.0 0.0 7.5 7.5 1.4+ 35.4− 0.0 5.5 6.2 0.0 40.0 0.7 6.4 6.6+ 0.5 43.6 0.3 6.0 4.4 0.5 45.9 0.0 2.8 2.8 0.0 56.6+ 0.0 4.4 2.2 0.0 46.7 1.1+ 5.8 4.0− 0.3 49.3+ 0.2 4.4 7.8+ 0.5 39.3− 0.5 4.0 7.9+ 0.6 40.7 0.6 4.1 2.2− 0.3 53.0+ 0.6+ 4.6 6.2 0.0 46.5 0.0 8.0+ 7.2+ 0.8 39.2− 0.0 0.9− 3.4 0.0 56.7+ 0.3 5.0 4.6 0.4 47.5 0.4 14.1+ 7.1 1.1 30.4− 0.0 6.6 5.9 9.0+ 71 4.6 4.7 3.4 0.3 0.4 0.6 41.3− 47.5 43.7 0.3 0.2 0.0 介護が必要になった場合の経済的準備を介護関係の特約や介護関係の生命保険で行っている人について、要介 護状態になった場合に、一時金として受け取ることのできる介護保険金の額をたずねたところ、 「50∼100 万円 未満」 、 「100∼300 万円未満」がともに 11.6%と高くなっているが、 「わからない」が 57.8%と、6割近くに達し ている。 図表 4-5-3 介護一時金 (単位:%) N:327 7.6 11.6 11.6 57.8 7.3 3.1 50∼100万円未満 500万円以上 50万円未満 300∼500万円未満 無回答 0.9 100∼300万円未満 わからない 図表 4-5-4 介護一時金 N 50万円未満 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 327 146 181 109 79 74 65 227 100 87 113 102 112 126 101 79 138 197 130 7.6 7.5 7.7 7.3 5.1 8.1 10.8 7.9 7.0 8.0 5.3 7.8 9.8 7.9 12.9+ 2.5− 5.1 9.1 7.7 (単位:%) 50∼100万 100∼300万 300∼500万 500万円以 わからない 無回答 円未満 円未満 円未満 上 11.6 11.6 7.3 3.1 57.8 0.9 15.8+ 10.3 7.5 2.7 56.2 0.0 8.3− 12.7 7.2 3.3 59.1 1.7 11.9 14.7 6.4 1.8 57.8 0.0 10.1 6.3 11.4 5.1 62.0 0.0 10.8 13.5 2.7 4.1 59.5 1.4 13.8 10.8 9.2 1.5 50.8 3.1+ 11.5 11.5 8.4 2.2 57.3 1.3 12.0 12.0 5.0 5.0 59.0 0.0 11.5 13.8 5.7 2.3 58.6 0.0 10.6 9.7 4.4 0.0− 69.0+ 0.9 13.7 16.7 10.8 4.9 46.1− 0.0 10.7 8.9 7.1 4.5 57.1 1.8 11.9 11.1 5.6 2.4 61.1 0.0 12.9 12.9 6.9 4.0 50.5 0.0 10.1 13.9 12.7+ 3.8 54.4 2.5 12.3 10.7 10.8 10.1 11.2 12.3 72 8.0 5.6 10.0 2.9 3.6 6.2+ 59.4 58.9 52.3 2.2+ 1.0 0.8 要介護状態になった場合に、受け取ることのできる介護給付金(年金月額)についてたずねたところ、 「10,000 円未満」が 8.3%と最も高く、ついで「10,000∼30,000 円未満」 (7.6%)となっているが、 「わからない」が 61.2% と、6割を超えている。 図表 4-5-5 介護給付金(年金月額) (単位:%) N:327 8.3 7.6 61.2 10.4 10,000円未満 1.8 4.9 10,000∼30,000円未満 30,000∼50,000円未満 50,000∼100,000円未満 100,000円以上 給付金はない わからない 無回答 2.1 3.7 図表 4-5-6 介護給付金(年金月額) 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 (単位:%) 10,000∼ 30,000∼ 50,000∼ 10,000円未 100,000円 給付金はな N 30,000円未 50,000円未 100,000円 わからない 無回答 満 以上 い 満 満 未満 327 8.3 7.6 2.1 3.7 4.9 1.8 61.2 10.4 146 10.3 7.5 2.7 3.4 6.2 1.4 60.3 8.2 181 6.6 7.7 1.7 3.9 3.9 2.2 61.9 12.2 109 11.0 9.2 0.9 1.8 5.5 0.9 58.7 11.9 79 6.3 8.9 2.5 0.0− 3.8 5.1+ 63.3 10.1 74 8.1 6.8 5.4+ 5.4 5.4 0.0 63.5 5.4 65 6.2 4.6 0.0 9.2+ 4.6 1.5 60.0 13.8 165 9.1 11.5+ 1.8 4.2 4.8 2.4 57.6 8.5 75 5.3 1.3− 1.3 5.3 1.3 1.3 66.7 17.3+ 57 8.8 5.3 3.5 1.8 10.5+ 1.8 61.4 7.0 30 10.0 6.7 3.3 0.0 3.3 0.0 66.7 10.0 227 10.6+ 7.5 1.8 2.6 5.3 1.8 60.4 10.1 100 3.0− 8.0 3.0 6.0 4.0 2.0 63.0 11.0 87 3.4 8.0 3.4 5.7 3.4 2.3 63.2 10.3 113 8.0 3.5− 0.9 2.7 1.8 0.9 69.0+ 13.3 102 7.8 10.8 2.0 2.9 8.8+ 2.0 54.9 10.8 112 8.9 8.9 3.6 5.4 4.5 2.7 58.9 7.1 126 10.3 4.0 2.4 1.6 5.6 1.6 64.3 10.3 101 9.9 5.9 3.0 5.9 4.0 2.0 56.4 12.9 79 3.8 17.7+ 1.3 5.1 6.3 2.5 55.7 7.6 138 5.1 10.9 0.7 5.1 5.8 2.9 59.4 10.1 197 9.1 4.1− 1.0 2.0− 6.1 2.5 64.0 11.2 130 9.2 8.5 1.5 3.8 6.9 2.3 57.7 10.0 73 2)介護保障に対する充足感と今後の追加準備意向 ―介護保障の経済的準備には7割強が不足感― 現在の備えに公的介護保険をあわせた経済的準備の充足感についてたずねたところ、 「足りている計」は 2.3%、 「足りていない計」は 71.0%と、7割超が不足感を感じている。 図表 4-5-7 介護保障準備の充足感 「足りている計」 N:810 26.2 「足りていない計」 33.0 0.4 2.3 2.0 十分足りている どちらともいえない まったく足りない (単位:%) 38.0 0.5 71.0 どちらかといえば足りている どちらかといえば足りない 無回答 性別にみると、女性で「足りていない計」が 74.9%と高くなっている。 居住形態別にみると、 「足りていない計」が持家ローンあり層で 78.8%、賃貸・社宅層で 75.6%と高くなって いる。 図表 4-5-8 介護保障準備の充足感 (単位:%) 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 持家ローンあり 持家ローンなし 賃貸・社宅 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 どちらかと どちらとも 足りていな どちらかと まったく足 N 十分足りて いえば足り 足りている 無回答 いえば足り いえない い計 いる 計 りない ている ない 810 0.4 2.0 2.3 26.2 71.0 33.0 38.0 0.5 375 0.0 2.4 2.4 30.7+ 66.4− 34.4 32.0− 0.5 435 0.7 1.6 2.3 22.3− 74.9+ 31.7 43.2+ 0.5 318 0.3 2.5 2.8 23.6 73.3 32.1 41.2 0.3 200 0.5 1.5 2.0 26.0 72.0 33.0 39.0 0.0 147 0.0 3.4 3.4 33.3+ 61.9− 27.2 34.7 1.4 145 0.7 0.0 0.7 24.8 73.8 40.7+ 33.1 0.7 392 0.0 1.0− 1.0− 29.1 69.9 36.7+ 33.2− 0.0 183 0.5 2.2 2.7 19.7− 76.0 33.9 42.1 1.6+ 145 0.7 4.1+ 4.8+ 27.6 66.9 27.6 39.3 0.7 90 1.1 2.2 3.3 24.4 72.2 23.3− 48.9+ 0.0 604 0.3 2.2 2.5 27.8 69.4 31.8 37.6 0.3 206 0.5 1.5 1.9 21.4 75.7 36.4 39.3 1.0 177 0.6 1.7 2.3 20.3− 76.3 37.9 38.4 1.1 118 0.0 0.8 0.8 20.3 78.8+ 37.3 41.5 0.0 393 0.5 2.8 3.3 31.3+ 64.9− 34.4 30.5− 0.5 291 0.3 1.4 1.7 22.0− 75.6+ 28.5− 47.1+ 0.7 319 0.9 1.9 2.8 22.9 73.4 28.8− 44.5+ 0.9 241 0.0 2.1 2.1 21.2− 76.3+ 36.1 40.2 0.4 250 0.0 2.0 2.0 35.2+ 62.8− 35.2 27.6− 0.0 328 0.3 1.5 1.8 20.4− 77.1+ 26.2− 50.9+ 0.6 259 0.4 1.9 2.3 28.2 69.1 35.5 33.6 0.4 184 0.5 2.7 3.3 31.0 65.8 41.3+ 24.5− 0.0 2.0 70.0 303 0.3 2.0 27.4 31.4 38.6 0.3 1.6 71.5 509 0.2 1.6 26.3 31.6 39.9 0.4 3.1 64.1− 323 0.6 3.1 31.9+ 32.5 31.6− 0.3 74 今後の追加準備意向についてたずねたところ、 「準備したい計」は 77.3%と8割近くが追加準備意向を示して いる。 図表 4-5-9 今後の追加準備意向 「準備したい計」 N:810 11.2 (単位:%) 61.4 7.7 14.9 0.1 4.7 77.3 すぐにでも準備したい いずれは準備したい わからない 数年以内には準備したい まったく準備するつもりはない 無回答 性別にみると、男性で「まったく準備するつもりはない」が 9.9%と高くなっている。 年齢別にみると、30 歳代後半で「いずれは準備したい」が(65.7%) 、50 代前半で「すぐにでも準備したい」 (8.3%)が、それぞれ高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型で「準備したい計」が 82.2%と高くなっている。 図表 4-5-10 今後の追加準備意向 N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 810 375 435 318 200 147 145 604 206 177 319 241 250 328 259 184 303 509 323 (単位:%) まったく準 数年以内に いずれは準 準備したい 備するつも わからない 無回答 すぐにでも は準備した 備したい 計 準備したい りはない い 4.7 11.2 61.4 77.3 7.7 14.9 0.1 4.3 11.2 58.9 74.4 9.9+ 15.7 0.0 5.1 11.3 63.4 79.8 5.7− 14.3 0.2 3.5 8.8 65.7+ 78.0 7.2 14.8 0.0 3.5 12.5 63.0 79.0 8.0 13.0 0.0 5.4 12.2 56.5 74.1 8.8 16.3 0.7+ 8.3+ 13.8 54.5 76.6 6.9 16.6 0.0 4.3 9.6− 62.1 76.0 7.6 16.2 0.2 5.8 16.0+ 59.2 81.1 7.8 11.2 0.0 5.1 16.9+ 59.9 81.9 7.3 10.7 0.0 4.7 10.7 58.9 74.3 6.9 18.8+ 0.0 3.7 12.9 63.1 79.7 7.9 12.4 0.0 5.6 10.4 62.8 78.8 8.4 12.4 0.4 4.6 11.3 60.7 76.5 7.0 16.5 0.0 5.4 12.7 59.5 77.6 7.3 15.1 0.0 4.9 9.8 64.1 78.8 10.3 10.3− 0.5 82.2+ 6.9+ 12.2 63.0 6.6 11.2− 0.0 77.6 5.1 10.8 61.7 7.1 15.1 0.2 76.2 5.0 12.1 59.1 11.5+ 12.1 0.3 75 追加準備意向がある人に、要介護状態になった場合に、一時金としてどれくらい必要と感じているかをたずね たところ、 「500 万円以上」が 23.5%と最も高く、ついで「100∼300 万円」 (21.1%)となっている。 図表 4-5-11 希望する介護一時金 (単位:%) N:626 1.4 7.2 21.1 20.1 50万円未満 300∼500万円未満 無回答 23.5 50∼100万円未満 500万円以上 24.4 2.2 100∼300万円未満 わからない 職業別にみると、正規雇用で「500 万円以上」が 27.1%と高くなっている。 収入別・金融資産別にみると、高収入、高資産になるほど、 「500 万円以上」が高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自由気まま型で「500 万円以上」が 26.3%と高くなっている。 図表 4-5-12 希望する介護一時金 N 50万円未満 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 正規雇用 非正規雇用 自営・自由業 無職・その他 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 資 300∼1,000万円未満 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 626 279 347 248 158 109 111 306 142 109 69 459 167 145 237 192 197 251 201 145 249 395 246 1.4 1.4 1.4 1.6 1.3 2.8 0.0 2.0 0.7 0.0 2.9 2.0+ 0.0 0.0 0.8 2.6 1.0 1.6 2.0 0.7 0.0− 1.8 1.6 (単位:%) 50∼100万 100∼300万 300∼500万 500万円以 わからない 無回答 円未満 円未満 円未満 上 7.2 21.1 20.1 23.5 24.4 2.2 8.2 19.0 19.4 24.4 24.7 2.9 6.3 22.8 20.7 22.8 24.2 1.7 8.1 18.5 19.0 25.4 25.8 1.6 4.4 24.7 22.2 20.9 23.4 3.2 11.0 21.1 17.4 22.0 25.7 0.0 5.4 21.6 22.5 24.3 21.6 4.5 7.5 19.0 19.9 27.1+ 22.2 2.3 7.0 21.1 21.1 18.3 28.9 2.8 9.2 22.9 21.1 22.0 22.0 2.8 2.9 27.5 17.4 20.3 29.0 0.0 7.0 19.6 20.7 22.9 25.5 2.4 7.8 25.1 18.6 25.1 21.6 1.8 8.3 26.2 20.0 21.4 22.1 2.1 8.0 24.1 19.8 17.7− 27.8 1.7 8.3 20.8 19.3 24.0 22.9 2.1 5.1 17.8 21.3 29.9+ 21.8 3.0 7.2 21.5 19.9 20.7 27.5 1.6 9.5 22.4 20.4 22.9 19.9 3.0 3.4− 20.7 22.8 29.7+ 20.7 2.1 8.8 7.1 9.8+ 20.1 20.3 17.9 76 19.7 20.0 18.7 25.3 26.3+ 24.0 23.3 21.8− 25.6 2.8 2.8 2.4 重度の要介護状態になった場合に月々受け取る介護給付金(年金)として、どれくらいの額を必要と感じてい るかをたずねたところ、 「100,000 円以上」が 33.4%と最も高く、ついで「50,000∼100,000 円未満」 (20.9%) となっている。 図表 4-5-13 希望する介護給付金(年金月額) (単位:%) N:626 10.5 20.9 33.4 20.6 9.1 0.8 4.6 10,000円未満 10,000∼30,000円未満 30,000∼50,000円未満 50,000∼100,000円未満 100,000円以上 わからない 無回答 年齢別にみると、40 歳代前半で、 「50,000∼100,000 円未満」が 27.2%と高くなっている。 収入別にみると、500 万円以上層で「100,000 円以上」が 41.1%と高くなっている。また、300∼500 万円未 満層で「30,000∼50,000 円未満」が 15.1%と高くなっている。 図表 4-5-14 希望する介護給付金(年金月額) N 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 626 279 347 248 158 109 111 459 167 145 237 192 197 251 201 145 249 395 246 10,000円未 満 0.8 1.1 0.6 1.2 1.3 0.0 0.0 0.7 1.2 1.4 0.8 1.0 0.5 1.6 0.5 0.0 0.4 0.5 0.0 (単位:%) 10,000∼ 30,000∼ 50,000∼ 100,000円 30,000円未 50,000円未 100,000円 わからない 無回答 以上 満 満 未満 4.6 10.5 20.9 33.4 20.6 9.1 6.1 11.8 17.9 32.3 19.7 11.1 3.5 9.5 23.3 34.3 21.3 7.5 5.6 11.7 18.1 33.1 23.0 7.3 2.5 11.4 27.2+ 33.5 13.3− 10.8 4.6 11.0 22.9 30.3 23.9 7.3 5.4 6.3 16.2 36.9 22.5 12.6 4.8 10.5 19.8 33.3 21.8 9.2 4.2 10.8 24.0 33.5 17.4 9.0 4.1 11.0 22.1 33.8 19.3 8.3 4.6 9.3 20.7 30.8 24.9+ 8.9 5.7 15.1+ 25.5 28.6 18.2 5.7− 3.6 7.6 16.8 41.1+ 17.8 12.7+ 4.4 11.6 18.3 31.1 22.7 10.4 5.5 12.9 24.4 34.3 17.4 5.0− 3.4 6.2 22.8 37.9 17.2 12.4 4.8 4.8 6.9+ 8.0 9.1 11.0 77 24.1 20.0 22.8 36.5 35.9 32.5 18.5 19.5 19.9 7.6 10.1 6.9 (6)重視している生活保障と今後重視する生活保障 ―今後は老後と介護の保障準備を重視― 生活保障の準備の中で、 現在最も力を入れているものと、 今後最も力を入れたいと考えているものをたずねた。 その結果、現在重視している生活保障準備では、 「老後保障」が 29.3%と最も高く、ついで「医療保障」 (24.1%) となっている。 今後重視したい生活保障準備では、 「老後保障」が 39.1%と最も高く、ついで「医療保障」 (18.1%)となって いる。現在重視している生活保障と比較すると、老後保障と介護保障のウェイトが高まっていることがみてとれ る。 図表 4-6-1 現在重視している生活保障と今後重視する生活保障 (単位:%) N:810 現在 8.0 29.3 32.6 24.1 1.5 4.6 今後 6.7 死亡保障 39.1 老後保障 18.1 医療保障 介護保障 11.0 2.0 23.1 特にない、わからない 無回答 現在重視している生活保障について、性別にみると、男性で「死亡保障」 (10.7%)が、女性で「老後保障」 (33.8%) が高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験・子どもあり層で「死亡保障」 (17.5%)が高くなっている。 金融資産別にみると、高資産層ほど「老後保障」を重視している。 独身生活メリット別にみると、自己実現型で「医療保障」が 30.0%、自由気まま型で「老後保障」が 33.4%と 高くなっている。 図表 4-6-2 現在重視している生活保障 N 死亡保障 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 老後保障 医療保障 介護保障 810 375 435 318 200 147 145 604 206 177 319 241 250 328 259 184 8.0 10.7+ 5.7− 9.4 8.0 5.4 7.6 5.5− 15.5+ 17.5+ 6.0 8.7 10.0 8.8 5.8 10.3 29.3 24.0− 33.8+ 22.3− 31.5 34.7 35.9 29.5 28.6 26.6 29.2 27.0 31.6 20.7− 33.2 40.8+ 24.1 21.3 26.4 25.2 22.0 23.1 25.5 22.7 28.2 26.6 21.9 25.3 25.6 21.3 27.4 26.1 4.6 4.3 4.8 3.5 3.5 6.1 6.9 4.8 3.9 3.4 3.4 3.3 7.2+ 4.0 6.6 3.8 303 509 323 5.3− 5.7− 6.2 33.3 33.4+ 30.7 30.0+ 24.8 24.5 4.3 4.3 4.6 78 (単位:%) 特にない、 無回答 わからない 32.6 1.5 38.4+ 1.3 27.6− 1.6 38.7+ 0.9 33.0 2.0 28.6 2.0 22.8− 1.4 35.9+ 1.7 22.8− 1.0 24.9− 1.1 37.3+ 2.2 34.4 1.2 24.8− 0.8 43.3+ 1.8 26.6− 0.4 17.4− 1.6 25.7− 30.6 32.8 1.3 1.2 1.2 今後重視する生活保障について、性別にみると、男性で「死亡保障」 (9.3%)が、女性で「老後保障」 (46.0%) が高くなっている。 結婚経験有無別にみると、結婚経験・子どもあり層で「死亡保障」 (12.4%)が高くなっている。 独身生活メリット別にみると、自己実現型で「医療保障」が 21.8%、自由気まま型で「老後保障」が 41.8%と 高くなっている。 図表 4-6-3 今後重視する生活保障 N 死亡保障 全体 男性 女性 30歳代後半 40歳代前半 40歳代後半 50歳代前半 結婚経験なし 結婚経験あり うち子どもあり 300万円未満 収 300∼500万円未満 入 500万円以上 金 300万円未満 融 300∼1,000万円未満 資 産 1,000万円以上 自己実現型 自由気まま型 経済メリット型 老後保障 医療保障 介護保障 810 375 435 318 200 147 145 604 206 177 319 241 250 328 259 184 6.7 9.3+ 4.4− 6.6 9.5 2.7− 6.9 5.0− 11.7+ 12.4+ 5.0 6.6 8.8 7.6 5.4 6.5 39.1 31.2− 46.0+ 35.8 41.0 42.9 40.0 37.7 43.2 40.7 37.9 40.7 39.2 32.3− 42.5 47.3+ 18.1 17.6 18.6 21.7+ 12.0− 19.0 17.9 17.7 19.4 20.3 18.5 19.1 16.8 20.4 19.7 14.1 11.0 9.3 12.4 8.2− 9.5 12.9 17.2+ 10.9 11.2 10.7 9.4 9.5 14.4+ 9.5 10.8 15.8+ 303 509 323 5.6 5.3− 4.0− 41.9 41.8+ 39.6 21.8+ 18.1 18.6 11.9 11.4 9.3 79 (単位:%) 特にない、 無回答 わからない 23.1 2.0 30.1+ 2.4 17.0− 1.6 26.1 1.6 25.0 3.0 20.4 2.0 16.6− 1.4 26.7+ 2.0 12.6− 1.9 13.6− 2.3 26.6 2.5 22.0 2.1 19.6 1.2 27.1+ 3.0 20.8 0.8 15.2− 1.1 17.5− 21.8 26.9+ 1.3 1.6 1.5