...

横浜市立動物園危険動物脱出防止対策要綱

by user

on
Category: Documents
64

views

Report

Comments

Transcript

横浜市立動物園危険動物脱出防止対策要綱
横浜市立動物園危険動物脱出防止対策要綱
第1 総
則
1 目
的
この要綱は、横浜市立動物園(よこはま動物園、繁殖センター、野毛山動物園、万騎
が原ちびっこ動物園及び金沢動物園)において、特に地震、台風等の災害による危険動
物の脱出を未然に防止すると共に、万一動物舎から脱出した場合の対策を確立し、入園
者及び近隣住民の安全を確保することを目的とする。
2 危険動物の指定
危険動物とは、当該動物舎から動物が脱出した場合に、人間が殺傷される恐れがある
動物又は混乱を招く恐れのある動物をいい、横浜市動物の愛護及び管理に関する条例で
指定する動物及び各園長が指定する動物を危険動物「別表1:1―1よこはま動物園(繁
殖センターを含む)、1−2野毛山動物園(万騎が原動物園を含む。)
、1−3金沢動物園」と
定める。
第2 予防対策
1 未然防止
各園長は、危険動物の脱出を未然に防止するため、動物舎、外柵、錠及び捕獲用具等
の施設及び備品を整備するとともに、これらを適正に管理しなければならない。
2 施設、備品等の点検及び改良
(1)各園長は、危険動物の動物舎及び外柵について、必要に応じて専門知識を有する
者(まちづくり調整局技術職員等)に構造上の検査を依頼するとともに、錠及び
捕獲用具については担当者が随時点検を行うものとする。
(2)各園長は、前号による指摘事項があるとき、又は不備を発見したときは速やかに
その対策を講じなければならない。
3 整備計画
各園長は、動物舎、外柵等の施設について耐用年数を考慮して整備計画を策定し、計
画的に施設の整備を行わなければならない。
第3 危険動物脱出処理対策
1 本部の設置
(1) 危険動物が脱出し、又は脱出する恐れのある場合(以下「事態」という。)は直
ちに各園長を本部長とする危険動物脱出処理対策本部(以下「本部」という。
)
を設置し、万全の処理対策を実施しなければならない。
(2) 東海地震等に係わる警戒宣言が発令された場合もこれに準ずる。
2 本部の組織及び機能
(1) 本部の組織は、総務隊、避難誘導隊並びに捕獲・射撃隊から構成する。ただし、
総務隊は、避難誘導隊を兼ねることができる。各本部長は、全体を総括し、必
要に応じ速やかに関係・協力機関等への連絡を各班へ指示する。状況によって
は、協力を要請する。
(2) 各園長は、各隊の職員配置及び緊急時連絡網を整備しなければならない。
3 各隊の分担業務と処理対策
(1) 総務隊は、「事態」の状況に応じ入園者及び近隣住民の安全のために、総務班
及び救護班を組織しなければならない。
(ア) 総務班は、状況を把握し、緊急物品を調達するとともに、入園者及び
近隣住民に必要な情報を伝達し、関係・協力機関等に連絡を行う。
(イ) 救護班は、入園者及び近隣住民に被害が発生したときは、応急処置を
するとともに、負傷の度合の軽重にかかわらず、直ちに医療機関ある
いは消防署へ救急車の出動を要請しなければならない。この場合の医
療機関とは救急指定病院とする。
(2) 避難誘導隊は、「事態」の状況にかかわらず、入園者の安全確保と、危険動物
の園 外 脱出 を警 戒 する た め、 警戒 ・誘 導 班を組 織 し なけ れば な らな い 。
警戒・誘導班は、状況により避難誘導場所の中から最も適合した場所を選定す
るとともに、入園者を速やかに園外へ誘導する等、臨機の措置を講じなければ
ならない。また、入園者の避難誘導が完了した後、危険動物の園外の脱出を防
止するため、動物園の出入口、通用門及び下水溝等の境界設備の警戒にあたら
なければならない。
(3) 捕獲・射撃隊は、
「事態」の状況にかかわらず危険動物を安全に捕獲するため、
捕獲班及び射撃班を組織しなければならない。
(ア) 捕獲班は、捕獲用具を整え、危険動物が脱出した場合には射撃班長と
連携して、当該動物を安全に捕獲できるように努めなければならない。
(イ) 射撃班は、「事態」の発生とともに捕獲班長と連携の上、「銃器等」を
用意し、何時でも出動できる態勢を整え、捕獲射撃隊長の指示により
直ちに現場へ急行しなければならない。射撃班長は、射撃(麻酔銃等)
にあたり、人身への被害の恐れが無いことを確認しなければならない。
また、射殺以外に他に取り得る手段がないと判断した時には、本部長
に報告及び協議の上、関係機関へ連絡を行う。
4 各本部長への連絡
各隊長は、状況を逐次本部長に報告するとともに、その後の対応について指示を得なけ
ればならない。
第4 勤務を要しない時間(夜間等)における「事態」への対応
勤務を要しない時間(夜間等)における「事態」が発生した時は、各園長が職員を召集す
るものとする。
職員の召集が完了したときは、直ちに第3に定める危険動物脱出処理対策に従い、3項の
関係各号を分担して処理対策にあたるものとする。
第5 訓
練
危険動物の脱出等の「事態」が発生した場合に被害を未然に防止、又は最小限に止めるた
め、原則として毎年1回総合的な訓練を実施し、緊急時の参考に資するものとする。
第6 雑
則
この要綱に定めのない事項、又は実施に必要な細部事項については、各園長は十分な調整
の上、別に定めることができる。
附
則
1
この要綱は、昭和 56 年 9 月 7 日から施行する。
附
則
1
この要綱は、平成 4 年 8 月 31 日から施行する。
附
則
1
この要綱は、平成 5 年 8 月 1 日から施行する。
附
則
1
この要綱は、平成16年 9 月 16 日から施行する。
横浜市動物の愛護及び管理に関する条例の指定動物及び、横浜市立動物園が指定する危険動物一覧表 別表1−1
*は特に園が指定しているもの
分 類
科
目
霊長
オマキザル
オナガザル
テナガザル
ヒト
食肉
イヌ
属
ホエザル
クモザル
ウーリークモザル
ウーリーモンキー
マカク
マンガベイ
ヒヒ
マンドリル
ゲラダヒヒ
オナガザル
パタスモンキー
コロブス
プロコロブス
ドゥクモンキー
コバナテングザル
テングザル
リーフモンキー
よこはま動物園
(繁殖センター★を含む)
タテガミオオカミ
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
テナガザル科全種
全種
全種
全種
ヨコスジジャッカル、キンイロジャッカル、コヨーテ、タイリクオオカミ、
セグロジャッカル、アメリカアカオオカミ及びアビシニアジャッカルに限
る。
全種
ドール
全種
ドール
リカオン
全種
クマ科全種
ハイエナ科全種
ニホンツキノワグマ、メガネグマ、ホッキョクグマ
オランウータン
チンパンジー
ゴリラ
イヌ
クマ
ハイエナ
ネコ
よこはま動物園
横浜市動物の愛護及び管理に関する条例の指定動物
コモンウーリーモンキー
ニホンザル、チベットモンキー、シシオザル
ドゥクラングール
キンシコウ
ダスキールトン、フランソワルトン
ボウシテナガザル
ボルネオオランウータン
ネコ
アフリカゴールデンキャット、カラカル、ジャングルキャット、ピューマ、
オセロット
オセロット、サーバル及びアジアゴールデンキャットに限る。
オオヤマネコ
全種
ヒョウ
全種
インドライオン、アムールトラ、スマトラトラ
ウンピョウ
チーター
全種
全種
ウンピョウ
1
平成16('04)年8月31日
長鼻
奇蹄
偶蹄
ゾウ
ウマ
バク
サイ
カバ
キリン
ウシ
(条例指定外動物)
(条例指定外動物)
キリン
(条例指定外動物)
アフリカスイギュウ
バイソン
(条例指定外動物)
ダチョウ ヒクイドリ
コンドル
タカ
カメ
トカゲ
インドゾウ
モウコノロバ*
マレーバク*★
サイ科全種
カバ科全種
全種
オカピ*
全種
全種
ゴールデンターキン*
ヒクイドリ科全種
カリフォルニアコンドル、コンドル、トキイロコンドル
タカ
オジロワシ、ハクトウワシ、オオワシ、ヒゲワシ、コシジロハゲワシ、マ
ダラハゲワシ、クロハゲワシ、ミミヒダハゲワシ、ヒメオウギワシ、オウ
オオワシ
ギワシ、パプアオウギワシ、フィリピンワシ、イヌワシ、オナガイヌワ
シ、コシジロイヌワシ、カンムリクマタカ、ゴマバラワシ
カミツキガメ
ドクトカゲ
オオトカゲ
カミツキガメ科全種
ドクトカゲ科全種
ハナブトオオトカゲ、コモドオトカゲ
ボア
ボアコンストリクター、アナコンダ、アメジストニシキヘビ、インドニシキ
ヘビ、アミメニシキヘビ、アフリカニシキヘビ
ナミヘビ
ワニ
ゾウ科全種
コブラ
クサリヘビ
アリゲーター
クロコダイル
ガビアル
よこはま動物園
ブームスラング
アフリカツルヘビ
ヤマカガシ
タチメニス
全種
全種
全種
全種
コブラ科全種
クサリヘビ科全種
アリゲーター科全種
クロコダイル科全種
ガビアル科全種
2
平成16('04)年8月31日
横浜市動物の愛護及び管理に関する条例の指定動物及び、横浜市立動物園が指定する危険動物一覧表 別表1−2
*は特に園長が指定しているもの
分 類
目
霊長
科
オマキザル
オナガザル
テナガザル
ヒト
食肉
イヌ
属
ホエザル
クモザル
ウーリークモザル
ウーリーモンキー
マカク
マンガベイ
ヒヒ
マンドリル
ゲラダヒヒ
オナガザル
パタスモンキー
コロブス
プロコロブス
ドゥクモンキー
コバナテングザル
テングザル
リーフモンキー
オランウータン
チンパンジー
ゴリラ
イヌ
クマ
ネコ
野毛山動物園
横浜市動物の愛護及び管理に関する条例の指定動物
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
テナガザル科全種
全種
全種
全種
ヨコスジジャッカル、キンイロジャッカル、コヨーテ、タイリクオオカミ、
セグロジャッカル、アメリカアカオオカミ及びアビシニアジャッカルに
限る。
クマ科全種
ネコ
アフリカゴールデンキャット、カラカル、ジャングルキャット、ピュー
マ、オセロット、サーバル及びアジアゴールデンキャットに限る。
オオヤマネコ
全種
ヒョウ
全種
ウンピョウ
チーター
全種
全種
野毛山動物園
マントヒヒ
アビシニアコロブス
チンパンジー
ニホンツキノワグマ、
ライオン、ジャガー、アムールトラ、
1
平成16('04)年8月31日
長鼻
奇蹄
偶蹄
ゾウ
ウマ
バク
サイ
カバ
ラクダ
シカ
キリン
ウシ
カメ
トカゲ
ヒクイドリ
コンドル
タカ
タカ
グレビーシマウマ*
フタコブラクダ*
ホンシュウジカ*
アミメキリン
全種
全種
全種
ダチョウ*
ひくいどり科全種
カリフォルニアコンドル、コンドル、トキイロコンドル
カミツキガメ科全種
ドクトカゲ科全種
ハナブトオオトカゲ、コモドオトカゲ
ボア
ボアコンストリクター、アナコンダ、アメジストニシキヘビ、インドニシ
キヘビ、アミメニシキヘビ、アフリカニシキヘビ
コブラ
クサリヘビ
アリゲーター
クロコダイル
ガビアル
野毛山動物園
ブームスラング
アフリカツルヘビ
ヤマカガシ
タチメニス
コンドル
オジロワシ、ハクトウワシ、オオワシ、ヒゲワシ、コシジロハゲワシ、
マダラハゲワシ、クロハゲワシ、ミミヒダハゲワシ、ヒメオウギワシ、
オジロワシ
オウギワシ、パプアオウギワシ、フィリピンワシ、イヌワシ、オナガイ
ヌワシ、コシジロイヌワシ、カンムリクマタカ、ゴマバラワシ
カミツキガメ
ドクトカゲ
オオトカゲ
ナミヘビ
ワニ
ゾウ科全種
サイ科全種
カバ科全種
(条例指定外動物)
(条例指定外動物)
キリン
アフリアスイギュウ
バイソン
(条例指定外動物)
ヒクイドリ
コンドル
ダチョウ ダチョウ
タカ
(条例指定外動物)
(条例指定外動物)
ワニガメ、カミツキガメ
ミズオオトカゲ*
全種
全種
全種
全種
コブラ科全種
クサリヘビ科全種
アリゲーター科全種
クロコダイル科全種
ガビアル科全種
ボアコンストリクター、ビルマニシキヘビ、アミメニシキヘビ
メガネカイマン、ヨウスコウワニ
キューバワニ、インドガビアル
2
平成16('04)年8月31日
横浜市動物の愛護及び管理に関する条例の指定動物及び、横浜市立動物園が指定する危険動物一覧表 別表1−3
*は特に園長が指定しているもの
分 類
目
霊長
科
オマキザル
オナガザル
テナガザル
ヒト
食肉
イヌ
属
ホエザル
クモザル
ウーリークモザル
ウーリーモンキー
マカク
マンガベイ
ヒヒ
マンドリル
ゲラダヒヒ
オナガザル
パタスモンキー
コロブス
プロコロブス
ドゥクモンキー
コバナテングザル
テングザル
リーフモンキー
オランウータン
チンパンジー
ゴリラ
イヌ
クマ
ネコ
金沢動物園
横浜市動物の愛護及び管理に関する条例の指定動物
金沢動物園
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
全種
テナガザル科全種
シロテテナガザル
全種
全種
全種
ヨコスジジャッカル、キンイロジャッカル、コヨーテ、タイリクオオカミ、セ
グロジャッカル、アメリカアカオオカミ及びアビシニアジャッカルに限
る。
クマ科全種
ネコ
アフリカゴールデンキャット、カラカル、ジャングルキャット、ピューマ、
オセロット、サーバル及びアジアゴールデンキャットに限る。
オオヤマネコ
全種
ヒョウ
全種
ウンピョウ
チーター
全種
全種
1
平成16('04)年8月31日
長鼻
奇蹄
偶蹄
ゾウ
バク
サイ
ウマ
カバ
ラクダ
シカ
キリン
プロングホーン
ウシ
(条例指定外動物)
ゾウ科全種
インドゾウ
ベアードバク*
インドサイ、クロサイ
ソマリノロバ*
サイ科全種
(条例指定外動物)
カバ科全種
(条例指定外動物)
(条例指定外動物)
キリン
(条例指定外動物)
アフリカスイギュウ
バイソン
カンスーアカシカ*、アメリカヘラジカ*
アミメキリン
プロングホーン
全種
全種
全種
アノア*、ガウル*、オオツノヒツジ*、ケニアボンゴ*、アラビアオリックス
、シロイワヤギ*、バーラル*
(条例指定外動物)
ダチョウ ヒクイドリ
コンドル
タカ
タカ
カメ
トカゲ
金沢動物園
ヒクイドリ
コンドル
ひくいどり科全種
カリフォルニアコンドル、コンドル、トキイロコンドル
タカ
オジロワシ、ハクトウワシ、オオワシ、ヒゲワシ、コシジロハゲワシ、マ
ダラハゲワシ、クロハゲワシ、ミミヒダハゲワシ、ヒメオウギワシ、オウ
ギワシ、パプアオウギワシ、フィリピンワシ、イヌワシ、オナガイヌワ
シ、コシジロイヌワシ、カンムリクマタカ、ゴマバラワシ
カミツキガメ
ドクトカゲ
オオトカゲ
カミツキガメ科全種
ドクトカゲ科全種
ハナブトオオトカゲ、コモドオトカゲ
ボア
ボアコンストリクター、アナコンダ、アメジストニシキヘビ、インドニシキ
ヘビ、アミメニシキヘビ、アフリカニシキヘビ
ナミヘビ
ワニ
*
コブラ
クサリヘビ
アリゲーター
クロコダイル
ガビアル
ブームスラング
アフリカツルヘビ
ヤマカガシ
タチメニス
ヒクイドリ
全種
全種
全種
全種
コブラ科全種
クサリヘビ科全種
アリゲーター科全種
クロコダイル科全種
ガビアル科全種
2
平成16('04)年8月31日
Fly UP