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生活保護制度の今
生活保護が増えて 大変なんじゃない? データ で見る 不正受給が 多いって本当? 生活保護制度の今 先進諸国の中で日本の生活保護 利用率はとても低い 利用率9.7% 利用率・捕捉率の 比較(2010年) 日本の 利用率は 人口比で1.6% 捕捉率 91.6 % 生活保護利用者数 793.5万人 人口8177万人 捕捉率 利用率1.6% 利用率5.7% 捕捉率 「その他の世帯」の約半数は 未成年と60歳以上 64.6 % 利用率 9.27% 捕捉率 利用率4.5% ∼19歳 18% その他の世帯 =「働ける人」 じゃないんだね 60∼69歳 22% フランス ドイツ 生活保護利用者数 199.9万人 人口1億2700万人 70歳∼ 9% 逆に受給漏れが 80%以上も あるんだ… 生活保護利用者数 372万人 人口6503万人 「その他の世帯」の 世帯員の年齢階級別分布 未成年と60歳以上で49% 20∼29歳 5% 捕捉率 30∼39歳 8% 82 % 生活保護利用者数 47∼ 90% 574.5万人 人口6200万人 15.3∼18% 日本 生活保護利用者数 42.2万人 人口941.6万人 イギリス 82 % スェーデン 日本の生活保護費の対GDP比は0.6%。 OECD平均のわずか4分の1 ※平成23年4月 厚生労働省第1回社会保障審議会 生活保護基準部会資料より 日本の貧困率は年々悪化して16% 各国の社会扶助費のGDPに占める割合比較 5.6% 40∼49歳 14% 50∼59歳 24% ※あけび書房 「生活保護『改革』 ここが焦点だ!」 (生活保護問題対策全国会議 編) より 相対的貧困率の推移 % オーストラリア 16 5.0% イギリス 15 4.1% フランス 3.6% カナダ 3.3% ドイツ 13 1.2% ∼ 少ないんだね アメリカ 0.6% 日本 2 .0% OECD平均 14.6 % 11 2 3 4 社会保障が 充実しないと 生きていけない 人が… 12 % ※貧困率とは、標準的所得の50% (単身で月収93,000円、 4人世帯 で186,000円)未満の人の割合。 10 1 16 % 15.7 % 12 0 0 13.5 % 13.2 % 14 13.7 % 15.3 14.9 % % 5 6 % ’ 85 ’ 88 ’ 91 ’ 94 ’ 97 ’ 00 ’ 03 ’ 06 ’ 09 ※平成22年版 厚生労働白書より OECD社会支出データベース (2007) より 不正受給の割合は保護費の0.4%弱で 大きな変化がない 100 110 120 130 140 150 万 % 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 不正受給 額の割合 ’ 07 高校生の アルバイト料の 申告漏れなども 含まれて るんだって 1.44 91億8299万円 15979件 生活保護 利用世帯 ’ 08 1.62 ’ 09 1.54 17.5% トルコ 17.1% アメリカ 2兆7006億円 日本 106億1798万円 18623件 14.9% 14.8% アイルランド 127万4231世帯 0.34 18.4% メキシコ (生活保護利用総額) 114万8766世帯 0.39 国別貧困率ワースト10(OECD加盟国・2000年代半ば) 世帯 2兆6175億円 110万5275世帯 0.35 不正受給 件数の割合 日本の貧困率は OECD加盟30ヵ国中ワースト4 14.6% ポーランド・韓国 3兆72億円 102億1470万円 19726件 OECD加盟国中 14.1% 日本は貧困率が スペイン 4番目に高い! 12.9% ポルトガル 0.38 3兆3296億円 141万0049世帯 ’ 10 1.8 兆円 % 2.0 1.8 1.4 1 2 3 12.6% ギリシャ 128億 7425万円 25355件(不正受給件数) 0 10 11 4 12 13 14 15 16 17 18 ※H22.3 厚生労働省社会・援護局関係主管課長会議資料より 生活保護の増加は、 高齢利用者が増えているから 60歳以上が 増えている んだね 被保護者年齢構成の推移 0∼ 5歳 ’ 80 5.2 ’ 90 2.9 ’ 00 3.4 ’ 09 2.6 0 25.3 17.8 13.4 40∼ 49歳 20∼ 39歳 6∼19歳 13.5 8.1 15.1 13.1 9.0 8.3 12.4 9.3 9.1 10 20 30 50∼ 59歳 13.7 17.8 17.1 70歳∼ 12.5 18.7 25.7 22.6 50 60 14.7 年金制度を 充実 させなきゃ! 21.6 22.9 14.1 40 60∼ 69歳 29.3 70 80 ※岩田正美『生活保護を縮小すれば、 本当にそれで済むのか?』 90 % 19 ※OECD” Growing Unequal?” より 100 % (現代思想第40巻第11号)より 貧困をなくすため 社会保障を充実すべきなのに 生活保護をまず削るなんて 本末転倒!