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西日本旅客鉄道株式会社[証券コード9021] 会社説明会資料
西日本旅客鉄道株式会社[証券コード9021] 会社説明会資料 平成25年8月9日 本日のご説明内容 1.JR西日本について 2.事業の紹介 3.株主還元 1.JR西日本について 1. 会社概要 設立 昭和62年4月(旧国鉄の分割民営化に伴い発足) 本社 大阪市北区芝田2丁目4-24 資本金 1,000億円 連結営業収益 1兆2,989億円(平成24年度) 連結子会社数 64社(平成24年度末) 連結従業員数 45,326名(平成24年度末) 2. 営業エリアと主な事業 山陽新幹線 近畿圏 中国・北陸等のエリア 主な事業(セグメント別) 運輸業(鉄道、バス) ・山陽新幹線 ・近畿圏 ・中国・北陸等のエリア 流通業 (物販飲食、百貨店) 不動産業 (ショッピングセンター、販売賃貸) その他 (ホテル、旅行業等) 3. JR西日本企業理念・安全憲章 企業理念 1.私たちは、お客様のかけがえのない尊い命をお預 かりしている責任を自覚し、安全第一を積み重ね、 お客様から安心、信頼していただける鉄道を築き上 げます。 2.私たちは、鉄道事業を核に、お客様の暮らしをサポ ートし、将来にわたり持続的な発展を図ることにより お客様、株主、社員とその家族の期待に応えます。 3.私たちは、お客様との出会いを大切にし、お客様の 視点で考え、お客様に満足いただける快適なサー ビスを提供します。 4.私たちは、グループ会社とともに、日々の研鑽によ り技術・技能を高め、常に品質の向上を図ります。 5.私たちは、相互に理解を深めるとともに、一人ひと りを尊重し、働きがいと誇りの持てる企業づくりを進 めます。 6.私たちは、法令の精神に則り、誠実かつ公正に行 動するとともに、企業倫理の向上に努めることによ り、地域、社会から信頼される企業となることを目 指します。 安全憲章 私たちは、2005年4月25日に発生させた列車 事故を決して忘れず、お客様のかけがえのな い尊い命をお預かりしている責任を自覚し、安 全の確保こそ最大の使命であるとの決意のも と、安全憲章を定めます。 1.安全の確保は、規程の理解と遵守、執務の 厳正および技術・技能の向上にはじまり、不 断の努力によって築きあげられる。 2.安全の確保に最も大切な行動は、基本動作 の実行、確認の励行および連絡の徹底であ る。 3.安全の確保のためには、組織や職責をこえ て一致協力しなければならない。 4.判断に迷ったときは、最も安全と認められる 行動をとらなければならない。 5.事故が発生した場合には、併発事故の阻止 とお客様の救護がすべてに優先する。 4. 安全性向上に向けた取り組み 安全関連設備投資の推移 鉄道運転事故件数※の推移 安全性向 上に向け た取り組 みにより 事故件数 、 は減少傾 向 ※鉄道運転事故 : 省令に定められた事故で、列車事故・踏切障害 事故・ 鉄道人身障害事故・鉄道物損事故の合計 安全考動計画2017 ○2017年度までの5年間を通じた目標 ・お客様が死傷する列車事故 ゼロ ・死亡に至る鉄道労災 ゼロ ○2017年度の到達目標 ・ホームにおける鉄道人身障害事故 3割減 ・踏切障害事故 4割減 ・部内原因による輸送障害 5割減 ○具体的取組内容 ・安全・安定輸送を実現するための弛まぬ努力 ・リスクアセスメントのレベルアップ ・安全意識の向上と人命最優先の考動 ・安全投資 5.収益構造(平成24年度) その他 不動産業 10% 7% 営業収益 流通業 1兆2,989億円 18% 運輸業 65% 営業収益の中心は運輸業(鉄道事業) 6.運輸収入(平成24年度) 中国・北陸等 16% 特急「サンダーバード」 東海道・山陽新幹線 「のぞみ」 運輸収入 7,691億円 225系新快速 新幹線 46% 近畿圏 38% 山陽新幹線が最大の収益源 九州新幹線直通「みずほ」 7. 連結営業収益・利益の推移 (億円) (1,500) (1,200) (900) (600) <H21年度> ・リーマンショック ・高速道路料金割引 ・新型インフルエンザ <H23年度> ・2大プロジェクト開業 ・九州新幹線直通運転 ・大阪ステーションシティ <H25年度(見通し)> ・過去最高の新幹線収入 ・分譲収入の増加 ・電気料金値上げ ・電気料金値上げ (兆円) 8.「中期経営計画2017」の概要 経営ビジョンを具体化するため、JR西日本グループの 「めざす未来 ~ありたい姿~」を新たに掲げました。 これからの時代の 「新しいJR西日本グループの姿」 「3つの基本戦略」と「4つの事業戦略」からなる 経営ビジョン 「重点戦略」を実行するとともに、 「基盤づくり」を進め、「社会の一員としての責任」を果たし、 これからの時代の「新しいJR西日本グループ」の実現に向けて、 「次の一歩」を踏み出します。 事業活動を通じて西日本地域の活性化に貢献するために、 安全マネジメントにおいて卓越し、 お客様、地域、社会から信頼される企業グループをめざします。 2013-2017 重点戦略 3つの基本戦略 めざす未来 ~ありたい姿~ 「私たちの使命」を果たします。 「安全」「CS」とそれを支える「技術」にこだわり、 安全 安全考動計画2017 C S 顧客起点の経営 鉄道を社会基盤として持続的に運営する 絶え間ない革新 使命を果たすとともに、安全で豊かな社会づくりに貢献します。 技術 + 4つの事業戦略 「高める」 新幹線 + 「地域共生企業」となります。 地域の皆様との交流と連携を深め、JR西日本グループ一体で 近畿エリア 「磨く」 西日本各エリア 「活かす」 エリアに即した事業を展開することにより、鉄道の品質を 事業創造 「伸ばす」 高めるとともに非鉄道事業拡大と新たな事業創造を促進して、 地域の活性化に貢献します。 基盤づくり ・人材の確保・育成と働きがい ・技術力の向上 ・グループの一体化 ・コミュニケーションの改善 ・ヒューマンファクターの理解と活用 ・お客様、社会との連携 ・現場力の向上 社会の一員としての責任 現在 ・コンプライアンス ・ディスクロージャー ・危機管理 ・地球環境 未来 9.中期経営計画における4つの事業戦略 次の一歩へ、新幹線のポテンシャルを高め、交流を促進して いきます。 次の一歩へ、近畿エリアの価値を磨いていきます。 次の一歩へ、西日本各エリアの強みを活かしていきます。 次の一歩へ、事業創造の芽を伸ばしていきます。 2.事業の紹介 10.新幹線 「高める」 運輸収入 (億円) 13年12月 N700Aの順次投入(予定) 九州直通新幹線 さくら・みずほ 東海道・山陽新幹線 N700 A 13年3月 ダイヤ改正 (「のぞみ」増発、「のぞみ」 「さくら」の所要時間短縮等) 【今後の取り組み】 ①将来に亘る健全な設備・サービス維持、 自然災害への対応 ②競争力向上によるシェアの拡大 ③シニア世代・インバウンド需要の創出 将来に亘り事業の柱たる山陽新幹線の更なる収益力向上 11.北陸新幹線の概要 <北陸新幹線・概要> 開業時期 当社営業区間 所要時間 長野~金沢間 2014年度末予定 上越妙高~金沢 約170km 金沢~東京:2時間36分(▲71分) 富山~東京:2時間17分(▲54分) 金沢~敦賀間 2025年度末予定 (2012年6月29日認可・着工) 金沢~敦賀 約130km 未定 <北陸新幹線・路線図> <北陸新幹線・車両イメージ> 新製車両(W7系) グランクラス 北陸新幹線開業に向けた準備の推進と開業効果の最大化 12.近畿エリア 「磨く」 運輸収入 (億円) ※黒字斜字は 他社プロジェクト 13年4月 グランフロント大阪開業 グランフロント大阪 大阪ステーション シティ 11年5月 大阪ステーションシティ開業 【今後の取り組み】 ①魅力ある近畿エリアの創造 ②輸送品質の向上 近畿エリアの線区価値向上によるご利用の促進 13.魅力ある近畿エリアの創造 ○大阪環状線の ブラッシュアップ JR京都線 うめきた 地下新駅計画 グランフロント 大阪 ○大阪駅の拠点機能向上と 次世代ネットワーク整備 JR神戸線 おおさか東線 (北区間) 放出~新大阪 2019年春開業予定 新大阪 大阪 学研都市線 京橋 ユニバーサルシティ 放出 西九条 JR東西線 森ノ宮 新車投入 JR難波 おおさか東線 (南区間) ビエラ森ノ宮 2013年3月開業 天王寺 天王寺ミオ リニューアル 2014年春開業予定 ○あべのハルカス 大和路線 久宝寺 鉄道と非鉄道一体となった大阪環状線の集客力と線区価値向上による近畿エリア内外のご利用促進 14.西日本各エリア 「活かす」 運輸収入 (億円) 【今後の取り組み】 ①エリアに即した事業展開 ②ご利用状況に応じた持続可能な 地域交通の実現を目指す やくも 12.3期 特急「こうのとり」・ 「きのさき」に新車導入 くろしお 11.3期 特急「はまかぜ」に新車導入 特急「やくも」リニューアル完了 13.3期 特急「くろしお」に新車導入 エリアに即した事業展開とあるべき地域交通の姿の追求 15.山陰エリアでの取り組み ①鉄道の強みを活かし、地域と一体となった観光振興の推進 山陰デスティネーション キャンペーン(H24年度) 木次線「奥出雲おろち号」 境線「鬼太郎列車」 ②駅を中心とした街づくりへのグループ一体となった貢献とにぎわい創出 山陰合同銀行との 共同あいさつ運動 島根県との「連携会議」の発足 シャミネ鳥取 16.事業創造 「伸ばす」 流通業 不動産業 その他事業 コンビニエンスストア 「ハートイン」 ショッピングセンター 「ルクア」 「ホテルグランヴィア京都」 百貨店 「JR大阪三越伊勢丹」 分譲マンション 「Jグラン高槻」 「日本旅行」 人口減少の本格化のなかでの長期持続的成長に向けた 当社グループの収益基盤の確立 17.山陰エリアの商業施設の状況 山陰エリアにおける商業施設の事業主体 会社名:JR西日本山陰開発㈱ 所在地:島根県松江市 商業施設のある主要駅 ○ショッピングセンター 「シャミネ松江」 倉吉駅 ・開業:1978年10月 ・店舗数:44店 ・業種:ファッション・土産・飲食 松江駅 出雲市駅 米子駅 鳥取駅 浜田駅 ファッション・くらしの サポート館 食の専門館 その他の商業施設 ○物販店 「おみやげ楽市」「キヨスク楽市」(鳥取駅) 「ハートイン」(鳥取駅・米子駅・松江駅) 「デイリーイン」(倉吉駅・出雲市駅・浜田駅) ○ショッピングセンター 「シャミネ鳥取」 ・開業:1979年10月 ・店舗数:30店 ・業種:ファッション・土産・飲食 ○飲食店 「魚鮮水産」(鳥取駅) 「エスタシオン」(米子駅) 「カフェレスト出雲」(出雲市駅) 等 スイーツ店「カノザ」 (鳥取初出店) ベーカリー「ヴィドフランス」 (山陰初出店) 18. 2大プロジェクト:九州新幹線との直通運転 新大阪から鹿児島中央まで直通運転 所要時間を大幅に短縮 (所要時間短縮効果) 広 島 岡 山 新 大 阪 本 1時間37分 (△52分) 2時間13分 (△53分) 2時間58分 (△59分) 鹿児島中央 2時間21分 (△73分) 2時間57分 (△74分) 3時間42分 (△80分) 熊 ※最速列車、全線開業前との比較 シェア・パイともに増加 143 (京阪神~熊本) 100 31.7% 107 出典:国土交通省「旅客地域流動調査」及び「航空輸送統計」 128 (京阪神~鹿児島) 100 105 H24年度増収効果 56.3% 36.9% 35.3% 10.3% H21年度 H22年度 <普通車指定席> …新幹線 シェア …Air …JR <グリーン車> H23年度 H21年度 13.4% H22年度 130億円 ※平成22年度との比較 H23年度 19. 2大プロジェクト:OSAKA STATION CITY <既存部分> オフィスタワー(14~27F) ・ (レストラン、ウェディング28F) 大丸梅田店 <増床部分> 大丸梅田店(B2~15F) (地下2F~地上10F) 開業日:平成23年5月4日 開発規模:約24万5千㎡ 総事業費:約2,100億円 (地下1F~地上10F) (シネコン、11F) (駅ナカ保育所、11F) H24年度増収効果:約470億 ※運輸業・流通業・不動産業の合計 平成22年度比 (スポーツクラブ、12・13F) (10F) 20.OSAKA STATION CITYのご利用促進 【今後の取り組み】 ①グランフロント大阪開業を 踏まえ、大阪駅を中心とした 歩行者デッキの整備 ②百貨店とSCの強みを活か した店舗刷新 (2015年春の開業を目指す) 青字:当社関連施設 黒字:他社関連施設 :既設歩行者デッキ :新設歩行者デッキ 21. 財務指標について 2013(H25)年度 業績予想 連結 2017(H29)年度 中期経営計画 13,105億円 13,060億円 7,750億円 7,640億円 1,275億円 営業収益 収支 計画 運輸収入 営業利益 連結 1,250億円 当期純利益 連結 575億円 連結 単体 1,920億円 1,650億円 投資規模 (うち安全投資 890億円) EBITDA (営業利益+減価償却費) ROA(総資産営業利益率) 連結 2,810億円 連結 4.7% (過去最高) (5ヵ年合計: 2013~ 2017年度) 660億円 9,200億円 8,000億円 (うち安全投資4,700億円) (過去最高) 2,925億円 4.7% ※網掛けは中期経営計画に掲げる財務指標 ※北陸新幹線金沢開業に伴う増収効果および線路使用料は本計画に織り込んでいないため、 改めて必要な修正を行う 3.株主還元等について 22. 株主還元 株主還元方針 北陸新幹線金沢開業後のご利用状況や、本計画で掲げた目標の達成状況を踏まえて、 2017年度に、連結ベースでの「自己資本総還元率(※)」3%程度を目指す ※自己資本総還元率(%)=(配当総額+自己株式取得額)÷連結自己資本×100 <1株あたり年間配当額の推移> 23.株主優待制度について ○ 片道お一人様の運賃・料金が 50%割引 の鉄道優待割引券 2013年度発行分より、3単元(300株)以上保有し、かつ、 1単元でも継続して3年以上保有の株主様に、 発行枚数を追加 1単元でも継続して3年以上保有 ○ JR西日本グループ会社でご利用いただけるグループ優待割引券 鉄道優待割引券の発行基準 グループ優待割引券の種類 鉄道優待券(追加発行) 1単元(100株)でも 3年以上継続保有 【JR西日本ホテルズ】 100株~ 追加はありません 【ヴィアイン】 300株~ 1枚追加 保有株式数 500株~ 鉄道優待券(通常発行) 100株ごとに1枚 2枚追加 宿泊、レストラン割引 宿泊割引 【ジェイアール京都伊勢丹】 【JR大阪三越伊勢丹】 1,000株~ 1,100株~ 10枚+1,000株超過分 200株ごとに1枚 10,100株~ 55枚+10,000株超過分 300株ごとに1枚 20,000株~ 100枚 買物、レストラン・喫茶 美容室、写真室、貸衣装割引 3枚追加 駐車場優待 【日本旅行】 旅行割引 将来の見通しに関する注意事項 本スライドは、JR西日本の事業、産業及び世界の資本市場についてのJR西日本の現在の予定、推定、見込み又は 予想に基づいた将来の展望についても言及しています。 これらの将来の展望に関する表明は、さまざまなリスクや不確かさがつきまとっています。通常、このような将来への 展望に関する表明は、「かもしれない」、「でしょう」、「予定する」、「予想する」、「見積もる」、「計画する」、又はこれら に類似する将来のことを表す表現で表わされています。これらの表明は、将来への予定について審議し、方策を確 認し、運営実績やJR西日本の財務状況についての予想を含み、又はその他の将来の展望について述べています。 既に知られた若しくはいまだ知られていないリスク、不確かさその他の要因が、かかる将来の展望に対する表明に含 まれる事柄とも大いに異なる現実の結果を引き起こさないとも限りません。JR西日本は、この将来の展望に対する表 明に示された予想が結果的に正しいと約束することはできません。 JR西日本の実際の結果は、これら展望と著しく 異なるか、さらに悪いこともありえます。 実際の結果を予想と大いに異なるものとしうる重要なリスク及び要因には、以下の項目が含まれますが、それに限ら れるわけではありません。 財産若しくは人身の損害に関する費用、責任、収入減、若しくは悪い評判 経済の悪化、デフレ及び人口の減少 日本の法律、規則及び政府の方針の不利益となる変更 旅客鉄道会社及び航空会社等の競合企業が採用するサービスの改善、価格の引下げ及びその他の戦略 地震及びその他の自然災害のリスク、及び情報通信システムの不具合による、鉄道その他業務運営の阻害 本スライドに掲げられたすべての将来の展望に関する表明は、平成25年8月現在においてJR西日本に利用可能な情 報に基づいて、 平成25年8月現在においてなされたものであり、 JR西日本は、将来の出来事や状況を反映して、将 来の展望に関するいかなる表明の記載をも更新し、変更するものではありません。 なお、平成17年4月25日に発生させた福知山線列車事故に関する今後の補償費用等については、現時点で金額等 を合理的に見積もることが困難なことから、本スライドの見通しには含まれておりません。 JR西日本ホームページ「IR情報」 http://www.westjr.co.jp/company/ir/