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廃木材の利活用の現状について 山形県庁 約4棟分 家屋 約6400棟分

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廃木材の利活用の現状について 山形県庁 約4棟分 家屋 約6400棟分
廃木材の利活用の現状について
東北6県・新潟の建設発生木材の再資源化率等(平成14年度建設副産物実態調査結果より)
木材を山積にして
140
家屋 約6400棟分
山形県庁 約4棟分
※ 建坪40∼50 木造2階建ての一般家屋として
120
山形県 発生量 7万トン/年
リサイクル量 4万3千トン/年
100
千トン
山形県 建設発生木材量 7万トン ってどれくらい?
80
リサイクル率 61%
リサイクル量 4万3千トン 60
家屋 約2500棟分
40
山形県庁 約1棟と9階分
20
0
青森県
岩手県
①発生量
宮城県
②再資源化量
秋田県
山形県
③縮減(焼却処理等)量
福島県
新潟県
④最終処分量
リサイクルされていない。
建物解体材(利用可能量):[t/年])※データはあくまで推計計算値です。
新築廃材(利用可能量):[t/年])※データはあくまで推計計算値です。
財団法人 電力中央研究所による試験公開資料
財団法人 電力中央研究所による試験公開資料
1
入 荷
重機または人工によって、
入荷した木くずより異物等を除去し、
木質の種類によって分別します。
建物解体工事や新
築工事の建設現場
材木工場などの事
業所及び一般家庭
等で発生した木くず
が入荷されます。
破砕処理へ
分 別
破砕処理
柱・梁等の無垢材
自然木
合板・ペンキ等付着物
フルイ分級
チップの規格に沿って
破砕した木質チップの
サイズを整えます。
(オーバーサイズとアン
ダーサイズを取り除く)
(伐根・枝葉
・バーク(木皮)等
用途に応じて)
磁選機
・金属探知機
による金属
・非鉄金属除去
磁石や金属探知機、
風力選別機などによ
り、金属、非鉄金属
及び砂利等を取り除
きます。
完 成
主な木質リサイクル製品(一部)
製品はヤードに保管さ
れ、出荷されます。
また、二次破砕や炭化
炉等の更なる作業が加
えられ、より付加価値の
高い製品製造に用いら
れたりもします。
建設発生木材チップの利用促進基準(暫定版) H15年12月現在
(1) チップ規格
区分
チップ原料
Aチップ
CCA含有物、合板、ペン キ付
柱、梁など断面積の大きなもの無垢
着物、金属等の異物を含まな
材(幹材)
いこと
備考
Bチップ
主にパレット、梱包材、解体材で比較
同上
的断面積の大きなもの無垢材(枝材)
Cチップ
Bチップと同様および合板等
Dチップ
型枠等上記以外の木くず。ペンキの CCA含有物、金属等の異物
付着した 木くず(襖、障子等含む。プ を含まないこと、水分を多く含
ラスチック加工木は除く)
んだものは除く
ダスト
チップ製造の際の副産物
CCA含有物、金属等の異物
を含まないこと
有害物、金属を含まないこと
原料チップ
燃料チップ
オ ガ 粉
(製紙・ボード原料)
(化石燃料代替)
(酪農の敷藁・水分調整剤)
堆 肥
炭
木質ペレット
(農業・園芸・法面吹付材)
(床下調質材・土質改良材)
(専用ボイラー・ストーブ燃料)
(2) チップの利用用途標準
チップ区分
用 途
Aチップ
製紙原料、エタノール原料、炭
Bチップ
製紙原料、繊維版(MDFボード他)、パーティクルボード、エタノール原
料、炭、マルチング材、敷料、コンポスト
Cチップ
パーティクルボード、燃料、敷料、セメント材料、エタノール原料
Dチップ
燃料、高炉還元剤、セメント材料
ダスト
敷料、炭
2
磁選機(除鉄機)の取付位置
■従来型
バッフル型スクリーン
×
ベルトコンベア下部の
金属が取れない
■バッフル型
破砕刃回転方向
○
引っ掛る
クロム(Cr)・銅(Cu)・ヒ素(As)化合物(CCA処理木材)
家屋廃木材の再利用を進めるために
○ 建設リサイクル法 概念図
国の基本方針
①発注者
発注者が、都道府
県に分別解体計画
分別解体計画等
を届出 都道府県の実施指針
変更命令
④再資源化の
完了の報告
都道府県知事
助言・勧告、命令
②受注者が
分別解体
分別解体等を実施
↑ 解体工事業者の登録制度
助言・勧告、命令
③受注者が再資源化
再資源化
を実施
(処理業者への委託も可)
○木 材
○コンクリート
○アスファルト
・コンクリート
※木質に関しては再
※木質に関しては再
資源化が困難な場合
は焼却による縮減
3
分別解体工事の様子 ① ∼ 内部解体
分別解体工事の様子 ② ∼ 躯体(建物の骨組み)解体
(全国)
木質以外の建設副産物(建設現場における廃棄物)のリサイクルの例
コンクリート・アスファルト塊等の
がれき類
廃石膏ボード
金属くず
建設リサイクル法
施工前→
施工後→
石膏ボードの分離機
金属として再生
廃プラスチック
(塩ビ管等)
破砕・フレーク化など
再生骨材
(道路の下層路盤材として利用)
各処分場及び
セメント原料(分離不要)
飛散性アスベスト(レベル1∼2)
プラスチックとして再生
非飛散性アスベスト(レベル3)
石綿スレート
石綿・石綿含有吹付け
ロックウール等
石綿含有床タイル
4
木質ボードの主な種類
ハードボード(HB)
インシュレーションボード(IB) パーティクルボード(PB)
家屋廃木材リサイクル原料・燃料の
家や家財への利用について
木質ボードの分類 と主な用途
ハードボード
平成17年木質ボード用途別出荷量
日本繊維板工業会
MDF
インシュレーションボード
パーティクルボード
木質ボードの新築現場での利用例
5
古材建材を利用した新築建物
北越製紙㈱新潟工場
黒液回収ボイラー
(発電)
木質バイオマス発電施設
家屋解体材
抜根・枝葉
針葉樹バーク
(スギ・マツ等の木皮)
能代バイオマス発電所
間伐材
剪定枝
日本製紙㈱勿来工場
ダム・河川流木
北越製紙㈱関東工場(勝田)
発電機
6
「RPS法」(電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法)
電力会社等は平成22年度までに122億kWh/年分(全販売電気量の1.35%)、
新エネルギー利用に切り替えなければならない(H15年4月施行)。
電気会社等は他から新エネルギー等電気相当量を購入することも可能
北越製紙㈱新潟工場
木質バイオマス発電施設計画について
発 電 量 7,600kw
(一般家庭およそ1万9千世帯分)
CO2削減量 ー10,700トン/年
重油換算でー28,000キロリットル分
(ドラム缶14万本分)
異業種企業からの発電施設の計画
利用エネルギーの60%以上にバイオマス系エネルギーを利用する
国がバイオマス発電施設と認定
総工費の最大で30%の国の補助金が給付
建設中の様子
使用燃料 木質燃料チップ
RPF(プラスチック・古紙の固形燃料)
自社発生ペーパースラッジ(製紙工程の副産物)
木質チップ
使 用 量 75,000トン/年
(H14年山形県建設発生木材量とほぼ同量)
10tトラック約2台分(容積換算)
東北近隣地区におけるバイオマスボイラー施設(計画含)
●
数字は木質燃料使用量
単位 : トン/月
関東地区におけるバイオマスボイラー施設(計画含)
木質1,200
● 木質1,000計画
木質5,000
●
木質4,000
●●
●
(計画)
●
● (計画)
●
●
木質2,700計画
●●
●
●
木質6,000
木質5,000
木質12,000
●
●
●
●
●
●
●木質4,000
(木質12,000計画)
●木質10,000
●
木質5,000
●●
●
●
●
●
木質16,000
7
静岡∼西地区におけるバイオマスボイラー施設(計画含)
●
●
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●●●
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●
家屋解体材リサイクル原料・製品における
他の利用について
●
●
●
●●
県内におけるバイオマスタウン構想公表市町村(H18.7.31現在)
新庄市
生ゴミ、間伐材、家畜排せつ物等を利用したバイオマス堆肥生産
藤島町 (現 鶴岡市)
人と環境にやさしいまちづくりエコタウンプロジェクト
・ 家畜排せつ物等を利用した有機・特別栽培等の農作物生産
この堆肥を用いた農業の振興、資源作物(ソルガム)栽培とその
エタノール化、バイオマス由来燃料の公用車での利用等を進める
・ 廃食用油のBDF化による給食配送車などへの利用
・ 籾殻、間伐材の炭化し土壌改良材等に活用する
立川町
自然エネルギーの積極導入などの『エコグリーンタウン立川構想』
・ 間伐材、製材所残材を利用したガス化コジェネレーション、ペレッ
トボイラーの導入
村山市
間伐材等を利用した木質バイオマス発電
発電事業他、余熱を利用した豪雪地帯における快適で豊かな
地域社会の実現
・ 農業廃水汚泥の炭化、廃食用油のBDF化とその農機利用
村山市 やまがたグリーンパワー㈱
鮭川村
基幹産業の農業振興と地域活性化による循環・共生の地域づくり
・ 地元特産物のキノコ栽培から発生する廃菌床等からの高品質
完熟堆肥の製造
・ 木質バイオマス資源利用による栽培施設等への電気・熱供給
西川町
バイオマス利活用モデルからの地域農業の振興を図る
・ 廃食用油からのBDF生成事業のモデル化
・ 木質チップを利用したチップボイラーの園芸施設への導入
・ 家畜排せつ物・生活系生ゴミ等を利用した堆肥製造を進める
(ガス化炉本体)
(ガスエンジン)
8
各種取組み
[ 海外実績 ]
オガ粉
・場 所 デンマーク ハーボーレ
炭
木質ペレット
・規 模 41.2t/日
発電出力 最大 1,384kW(発電効率約29%)
・仕 様 熱回収 2,750kWを温水として回収、地域熱供給に利用
総合熱効率 86%
土壌改良材
床下調湿材
ストーブ
敷藁材
水分調整材
ボイラー
東北・新潟の建設発生木材の再資源化率等(平成14年度建設副産物実態調査結果より)
山形県 他近隣県(秋田・宮城・福島・新潟)合計の
H14年建設発生木材発生量&使用木質量(現状とH20年予想)の比較
140
H14年山形県・近隣県(秋田、宮城、福島、新潟)における
建設発生木材量とH18年現在の同地域における
原料チップ(ボード用)使用量及びサーマル使用量の累計
(燃料チップの約60%は関東地方からの資材に依存)
120
千トン
100
H14年山形県・近隣県(秋田、宮城、福島、新潟)
における建設発生木材量と
H20年予想の同地域におけるボード
原料使用量及び燃料チップ使用量の累計
80
60
40
800
800
700
700
600
600
現 状
500
H20年予想
500
20
0
青森県
岩手県
①場外搬出量
宮城県
②再資源化量
秋田県
山形県
福島県
③縮減(焼却処理等)量
新潟県
④最終処分量
300
200
建設
発生
木材量
100
燃料
300
200
原料
0
以上のデータを踏まえて・・・・
燃料
400
400
建設
発生
木材量
100
原料
0
近隣県建設発生木材
近隣県原料+燃料チップ使用量
燃料の約60%は関東地方より入荷
近隣県建設発生木材
近隣県原料+燃料チップ使用量
H20年以降、関東地方からの入荷は・・・?
ボード製造において
原料チップへの防腐剤、金属・石などの異物混入
・ 直接的な製品品質への影響(有害物質混入による安全性の問題)
・ 作業工程内のトラブル(ダイヤモンドソーなどの高級刃物の損失等)
利用する側からの要望について
木質バイオマス発電施設において
燃料チップへ規格基準以上の水分・異物混入
・ 発電効率の低下
・ 焼却灰の処理問題
(塩素、重金属の過多によりセメント原料へのリサイクルができない)
9
林地残材(熱量(利用可能量):[t/年])※データはあくまで推計計算値です。
財団法人 電力中央研究所による試験公開資料
間伐材
剪定枝
果樹剪定(熱量(利用可能量):[t/年])※データはあくまで推計計算値です。
公園剪定(熱量(利用可能量):[t/年])※データはあくまで推計計算値です。
財団法人 電力中央研究所による試験公開資料
財団法人 電力中央研究所による試験公開資料
<木質系バイオマスの資源利用技術>
プラスチックとの共処理
・熱分解油化、ガス化、アルコール化
これからの可能性と取組みについて
化学資源化
・セルロース → 有機酸
・リグニン → 芳香族化合物
10
LPG
DME
ガソリン
H OH
エタノール
LPG合成
MTG
HO
HO
H
H
セルロース
メタノール
FT合成
MTO
H
OH
OH
H
H
n=1000~10000
化学分解
有機酸
H O
H
OH
OH
H
化学反応
H
D-グルコース
GTLプロセス
H
OH
n
H OH
HO
低級オレフィン
H O
O
HO
高速分解
HO
水素
H
OH
H
合成ガス
液状炭化水素
H OH
H O
O
HO
H
DME合成
バイオマス
天然ガス
石炭
廃棄物
H OH
H O
化学製品
OH
CH2 OH
HC
OR
O
OCH3
CH
CH2 OH
CH2OH
CH
H3CO
CH
CH
O
CH2
OCH3
H3 CO
OH
H3CO
HO
HC
CH
HC
CH
HC
CH2
O
CH
OCH3
CH2 OH
CH
CHOH
O
H2C
CH2OH
CH2 OH
O
OHC CH
CH2OH
CH2
H3CO
O
OCH3
CHOH
O
H3CO
HO CH2
H3CO
HC
CH2 OH
O
CHOH
O
RO
CH2 OH
CH
OCH3
広葉樹の森
CH2 OH
HC
CH
CO
OH
OH
O
リグニン
H3 CO
OH
間伐材・剪定樹
O
OCH3
化学分解
O
OCH3
CH
HC
OCH3
メトキシフェノール
化学反応
化学製品
間伐前の杉林
マツクイムシ被害木
山形県の不法処理に関するデータ 添付予定
全体の24%が木くず
11
Fly UP