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大好きな彼氏との関係を 人権の視点から考えてみました !
とらいあんぐる とらいあんぐる 「一人一人の人権の尊重」を基盤とする 男女共同参画の視点が地域づくり事業に 織り込まれるとき…そこには、We Do!がある …女性50人委員会の新たなチャレンジ 大好きな彼氏との関係を た! し ま み て え 考 ら か 点 視 の 人権 サークルS&I 室屋るい 鹿児島純心女子大学 学生 。 よく恋愛の話になりました 女友達同士で集まると、 良い の 仲 、 代 時 校 高 が 私 が食べたいと言われて たり、彼から手作り弁当 切っ 髪を れて わ 言 に ?と彼 代は、流行 ショートカットにしてみたら 盛り上がりました。高校時 話で いう たと め を始 ト われてダイエッ 作ったり、少し太った?と言 身もいい彼女になろうと かれるため、見た目も中 好 に 彼 、 見て 事を 記 集 愛特 、いい彼女 の恋愛ドラマや雑誌の恋 崎先生と話してみて初めて 谷 の 問 顧 I & ルS ーク サ 学に入り学生 う していました。しかし、大 変えることに疑問を持つよ 付き、彼のために自分を 気 に 分 自 た てい 感じ なりました。 を演ずることに、息苦しさを うと、真剣に考えるように だろ て何 係っ い関 地よ 心 、恋人との になりました。その時以来 己評価が下がっ れないとダメな彼女だと自 えら 、応 たい 応え に 待 に、彼の期 S&Iで活動していくうち エティ番組では、控えめで 認識しました。テレビのバラ 再 だと の た だっ 因 原 れています。ド てきたことが、息苦しさの っている女性がもてはやさ を持 愛さ 可 い っぽ も 子ど も、少し けるうちに、 男性に尽くすタイプだけれど す。そういった番組を見続 いで 多 が 性 女 な よう れているのもその ところが自分のお ラマの主人公として描か 求めてしまっていたのです。 追い 像を 性 女 べき ある かれる いつの間にかメディアに描 ふと心が軽くなりました。 くていいのだと思ったら、 し 分ら 自 、 付き 気 さに かし 。自分は、何 い合うことから始めました か と向 持ち 気 の 分 自 め、私はまず 自分らしさを取り戻すた 伝えるようにしました。そ をありのまま彼に率直に 持ち 気 の 分 自 、 考え かを 少しずつ出す を感じ、何をどうしたいの た。そして彼も彼らしさを まし なり 多く とが るこ 中で楽しいと感じ うすると、彼との関係の 弱音を吐く姿を見て、彼 せようとしなかったのに、 見 分を 部 弱い の 分 自 は で たのかもしれ ようになりました。それま ならないと、無理をしてい ば れ なけ 男で い 逞し 強く 、すなわち力 もまた期待される男性像 ないことに気付きました。 私たちの周りにはたくさん ないと言われる場面が、 いけ ては し そう から だ 男 れを大切にされ 女だからこうあるべき、 れの個性や感性を持ち、そ れぞ ずそ わら か か に 別 性 一人が 権を侵 あります。私たちは、一人 を奪うことは、その人の人 しさ 人ら その け、 付 押し 別によって役割を 押し付けられてい る権利を持っています。性 を押し付けていい人も、 」 しさ 男ら 、 しさ 女ら 「 た イプ化し 、大切な 害することです。ステレオタ とができました。皆さんにも こ 知る 間で の 人と な 切 れを、自分の大 い人もいません。私はそ いです。 一緒に考えてもらえたら嬉し 人との心地よい関係性を ※ オフィスピュア代表 たもつゆかり We Do!は、女性50人委員会の合言葉です。これまでの女性50人委員会は、「市政に対する提言」 を行ってき ましたが、 それはサービスを受ける側の視点に立つものであったと思います。今回の新たなチャレンジは、 「我々」は、 サービスの受け手であるばかりでなく、サービスの送り手の側にも立っているという自治の担い手としての視点を明 確にします。また、地域コミュニティ (共同性と自治性に満たされた一定区域の居住空間を共有する生活者集団) を 構成する一人一人の側から、地域生活の質の向上と地域生活課題の解決に向けた地域づくり事業構想を立て、そ の実現に向けた経営計画をつくることを目標としています。この目標に至るまでに尽くしていく思考の過程で、最も 重要なことが「一人一人の人権の尊重」 という視点であることを、委員の皆さんは、すでに、一年目の活動を通して 実感されたと思います。 We Do!・・・その始まりは、確かな 「問い」 を立てること 地域づくりにおいては、地域課題を 「誰」が「どのような価値意識」 で「どのように認知するか」 という課題認知の力 量―「問い」 を立てる力量がきわめて重要であり、この点にこそ、地域課題を具体的に捉えられるWe Do!の価値 があります。 委員の皆さんは、確かな 「解」は、確かな 「問い」から導かれることを、論理的思考を磨くスキルによる徹底した現 状把握に至る考察の過程で実感されたと思います。現状把握の基盤となった身近な情報の一つずつについて、ど のような価値意識で捉えられたのかを点検し修正する作業は、特に困難をきわめました。例えば、「若い人は子育 てや仕事を優先して地域活動に参加しない」 という現状の捉え方には、地域活動や若い人に関する特定の価値意識 (デアルベキ)が働いています。事実(デアル) としての状況は、「私たちの地域では、共働きしている子育て中の人 の多くが、地域活動に参加していない」 ということであったと気付いたとき、地域活動に参加できない状態にある困 難への共感が生まれ、地域活動における長年の慣行や運営のありかたが、「多様化している地域のリアリティに対 応できていないのではないか?」 という 「問い」が立ちました。このような考察の過程は、異なる立場を生きる他者の しんし 状況への偏見や思い込みに真摯に向き合い、アタマでは解っていたつ もりの「一人一人の人権の尊重」について、実感的理解を深める学習と しても有意義だったと思います。 一人一人により近く在るからこそ、一人一人により深く寄り添うことが できる・・・だからこそWe Do! と 的であり、新鮮味のないこ や考え方が、固定的・画一 ※ステレオタイプとは…行動 11 2014.3.25 広報さつませんだい 広報薩摩川内 2014.3.25 10