...

明石市大気汚染常時監視システム 基 本 仕 様 書

by user

on
Category: Documents
19

views

Report

Comments

Transcript

明石市大気汚染常時監視システム 基 本 仕 様 書
明石市大気汚染常時監視システム
基 本 仕 様 書
平成27年7月
明石市環境部環境保全課
1
業務名 明石市大気汚染常時監視システム賃貸借業務
(システム導入契約及びシステム賃貸借契約)
2
目的
本業務は、現在明石市が運用している大気汚染常時監視システムの更新を行うものであり、
新規導入システムは、ソフトウェア及び機器のシステム一式について、クラウドコンピューテ
ィング型サービス方式により提供されるシステムを採用した大気汚染常時監視システムクラウ
ドサービス(以下「システム」という。)とする。なお、以下、明石市を「発注者」とし、シ
ステム構築業者及びシステム提供業者を「受注者」とする。
3
概要
本システムは、大気汚染防止法第22条の規定に基づき、大気汚染の状況を常時測定・監視す
るとともに、兵庫県に測定したデータを送信することにより、市民や関係機関に対して測定し
たデータを提供するシステムである。
4
賃借期間
平成27年12月1日から平成32年11月30日まで
但し、契約締結の日から平成27年11月30日までをシステム構築にかかる準備期間とする。
下表にスケジュールを示す。
時
5
期
内
契約締結日~11月30日
準備期間
平成27年12月1日
システム提供開始
容
賃借料の範囲
以下の費用を合わせたものとする。
(1)システム導入費用
システムの構築及び初期設定整備にかかる費用
(2)システム運用管理費用
6
システムの導入に関する仕様
別に定める「明石市大気汚染常時監視システム導入仕様書」のとおり。
7
システムの運用及び保守に関する仕様
別に定める「明石市大気汚染常時監視システム運用保守仕様書」のとおり。
8
入札金額積算方法
(1)システム導入費用及び運用管理費用を合わせた、システムの賃借料総額(60ケ月)とす
ること。ただし、消費税及び地方消費税額を除いた額であること。
(2)支払い方法は、毎月の部分払いとする。ただし、詳細の支払い方法については、契約書
において定めるものとする。
9
発注者との協議
受注者は発注者と十分協議し、発注者の意図を踏まえてシステムを構築するものとする。
なお、システムの提供開始日は、平成27年12月1日を厳守すること。
1
10
守秘義務
受注者は業務上知り得た秘密事項について、契約期間中はもとより、契約終了後においても
漏洩してはならない。なお、提供した秘密事項は、発注者の指示した時点について、全て返還
するとともに不要な事項は消去すること。
11
個人情報保護
受注者は業務上知り得た個人情報の管理を厳重に行うこと。なお、業務で提供した個人情報
は、発注者の指示した時点において、全て返還するとともに不要な情報は消去すること。
12
権利関係
(1)著作権の取り扱い
パッケージシステム等の既に受注者が著作権を有する著作物の著作権は、受注者に留保
されるが、著作権を有しない成果物に関する権利(著作権法第21条から第28条に定めるす
べての権利を含む)及び成果物の所有権は無償で発注者に譲渡すること。譲渡又は改変の
許諾をした著作物に対し、著作者人格権はいかなる場合においても行使しない。
(2)特許権、実用新案、意匠権、商標権の使用に関する取り扱い
特許権、実用新案、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づき保護される第三者の権
利を使用する際は、受注者はこれらの権利使用に関する一切の責任を負わなければならな
い。当該権利の使用が発注者の指示による場合の責任については、この限りではない。
(3)データの取り扱い
システムの利用によりデータ管理サーバに登録されたデータについては、すべて発注者
に帰属するものとする。
13
仕様書の疑義
基本仕様書(導入仕様書及び運用保守仕様書を含む)は、システムの主要事項を明示するも
のであり、これらの仕様書に記載のない事項であっても、システムの整備に関し、必要と認め
られるものについては、発注者と協議の上決定するものとする。
なお、これらの仕様書に記載のない事項で、システムの構築、据え付け等に必要な物品等に
ついては、受注者が負担するものとし、その他記載のない事項及び仕様について疑義のある場
合は、発注者と受注者が協議して定めるものとする。
2
明石市大気汚染常時監視システム
導 入 仕 様 書
平成27年7月
明石市環境部環境保全課
1
概要
本導入仕様書は、「明石市大気汚染常時監視システム賃貸借業務」において、システムの導
入及びその機器の仕様・設置、また、それらに付随する作業について規定する。なお、以下全
般において、明石市環境部環境保全課の課室を監視局とする。
2
業務範囲(システム導入)
データセンターに本サービスに必要な機器を設置し、ソフトウェアのインストールやネット
ワークの設定を行う。その後、監視局及び各測定局等との通信確認を実施する。
データ収集、蓄積、解析が行えるアプリケーションソフト及び機器の納入、設置、調整を含
むものとし、各構成機器調達にOS・データベース・基本ソフトウェア等を含むものとする。
システムの導入に係る業務範囲の概要は、以下のとおりとする。
(1)システムの設計及び製作
(2)システムを完全に稼働させるための機器の納入、設置、調整
(3)ソフトウェアの製作
(4)現地据付、試運転及び調整
(5)必要な諸手続き(書類作成の代行及びそれらに要するすべての費用、インターネットプ
ロバイダとの契約手続き、光回線の開設費用、変更費用及び利用開始前の通信料を含む)
(6)市サーバのデータを県親局と受け渡しするためのシステム設計及び製作(県中間親局機
能の装備)
(7)既設の県中間親局及び付随機器の兵庫県への返却及びそれに係る諸手続き
(8)操作教育
(9)対象機器及び作業内容
対象機器、作業内容
数量
備考
監視局〈環境保全課課室〉
・既設システム機器の撤去
1式
発注者の指定場所への搬送を含む
・新システム用の設置・調整
1式
利用端末の設定、プリンタの設置等
・兵庫県中間親局の撤去
1式
発注者の指定場所への搬送を含む
・新システム機器の設置・調整
1式
データサーバの設定等
・兵庫県システム接続調整作業
1式
①システム導入時
データセンター
②兵庫県システム変更時(契約期間内
に県システムの更新がある場合)
各測定局(子局)
・既設システム子局装置等の撤去
5ヶ所
・新システム子局装置等の設置・調整
発注者の指定場所への搬送を含む
全局対象
※注記:上記(6)及び(7)の業務については、兵庫県庁の許可を得た場合のみ、兵庫県内
のデータセンターへの中間親局及び付随機器の移設により代替することも可能とする。こ
の場合の兵庫県との調整は受注者が行うものとし、中間親局及び付随機器の定期メンテナ
ンスの際は、兵庫県の契約保守業者がデータセンター内に立ち入ることができるよう配慮
すること。
3
納入場所
データ管理サーバ、管理用端末、子局保守用端末及び子局装置の納入場所は以下のとおりと
する。なお、システムでは子局の増減及び測定項目の変更又は増減に柔軟に対応できるものと
1
する。
(1)データ管理サーバ
受注者が使用するデータセンターに設置。
(2)子局装置設置場所
以下のとおり。
測定局名
所在地
区分
王 子 局
明石市王子2丁目12-11
一般環境大気測定局
二 見 局
明石市二見町東二見457-1 二見市民センター内
一般環境大気測定局
大久保局
明石市大久保町大窪612-1 大久保市民センター内
一般環境大気測定局
林 崎 局
明石市林崎町1丁目8-10 林小学校敷地内 林崎局舎
自動車排出ガス測定局
小久保局
明石市小久保1丁目5-5 小久保局舎
自動車排出ガス測定局
(3)子局保守用端末(設置を要する場合のみ)
明石市環境部環境保全課 課室
明石市大久保町松陰1131 明石クリーンセンター2階
(4)管理用端末専用プリンタ
上記(3)に同じ。
3
測定対象
現在、明石市で測定している測定項目及び接続機器については、「別紙1
測定項目及び接
続機器」に記載のとおりである。なお、現在は測定を実施していないが、過去の測定データが
ある項目については、他項目と同様にデータ移行を行うこと。
4
システムの基本要件
提供するシステムは、以下の要件をすべて満たすものとする。
なお、以下の要件に無いことについては、発注者と協議して決定すること。
(1)システムは、クラウドコンピューティング型サービス方式による提供とし、システムが
提供するアプリケーションサービスをネットワーク経由で利用できる形態であること。
(2)大気汚染防止法(昭和43年法律第97号
環境大気常時監視マニュアル(第6版
以下「大防法」という。)及び環境省の定める
平成22年3月
環境省水・大気環境局)に準拠した
業務ができること。なお、環境省が新たにマニュアル等を作成した場合は、その最新マニ
ュアル等に従うこと。
(3)原則として、データセンターと各測定局及び県親局等の通信は仮想プライベートネット
ワーク(VPN)を利用すること。
(4)原則としてクライアントには特別なソフトをインストールすることなく、Webブラウ
ザから利用可能であること。
(5)システムの提供に必要なハードウェア、ソフトウェア等は受注者の負担で用意すること。
なお、帳票出力用プリンタ及び子局保守用端末はハードウェアに含むものとする。
(6)過去、特例市以上の規模の地方公共団体において大気環境常時監視システムの導入実績
があること。
(7)データの参照、修正及びシステム設定等の作業は、発注者の職員用PCで行えることと
し、以下のクライアント環境での動作を保証するものであること。
OS:Microsoft Windows7 professional 32bit版
Webブラウザ:Internet Explorer8
2
アプリケーション:Microsoft Office2007,2010,2013,
Adobe Reader 最新版
※なお、インストールされているソフトウェアは今後も上記のとおりである保証はないた
め、ソフトウェアのバージョンアップ等により正常稼働が保証できなくなった場合は、発
注者と協議のうえ対応を決定すること。
(8)システムの利用契約における適用範囲は以下のとおりとする。
① データ管理サーバ、ネットワーク機器、子局装置、子局保守用端末、帳票出力用プリン
タの故障による修理又は入替え
② データ管理サーバ、ネットワーク機器、子局装置、子局保守用端末、帳票出力用プリン
タの老朽化による更新
③ OSのバージョンアップ
④ 大防法の改正に伴う集計値・帳票の変更
(9)通信回線、ネットワーク機器、データ管理サーバ等のシステムの稼働に必要な機器は、
24時間365日稼働し、自動監視及び障害発生時の対応が行われること。
ただし、データのバックアップのための停止及びサーバの再起動に要する時間帯につい
ては発注者と協議を行うこと。
(10)保守業者並びにサポート業者は、問い合わせ対応の迅速化を図るため、同一業者である
ことを原則とする。各々別業者の場合は、窓口を一本化して対応に当たること。
(11)高濃度異常値の発生等があった場合は、メール機能により登録してあるメールアドレス
(ユーザー数)へ連絡すること。項目については、少なくとも光化学オキシダント及び
PM2.5に対応すること。
(12)軽微な制度改正や利用者端末のOS、Webブラウザ、アプリケーションソフト等のバージ
ョンに柔軟に対応可能であること。
(13)システムを利用する組織及びユーザー数を以下に示す。
6
利用組織
想定ユーザ数
明石市環境部環境保全課
20
導入機器仕様等
(1)データセンター設備
「別紙2
データセンター設備仕様」に記載する。
(2)データ管理サーバ
「別紙3
データ管理サーバ設備仕様」に記載する。
(3)ネットワーク機器
「別紙4
ネットワーク機器仕様」に記載する。
(4)テレメータ子局装置
「別紙5
テレメータ子局装置仕様」に記載する。
(5)帳票出力用プリンタ
「別紙6
プリンタ仕様」に記載する。
3
8
ネットワーク機器整備
システムで使用する通信回線の申込及び開通調整・確認を行う。なお、申込費用その他の開
通に必要な費用は受注者の負担とする。
(1)より安価な通信費で安定したデータ通信が可能な通信方式を採用すること。
(2)子局装置の設置スケジュールに合わせて、通信回線の開通手続きと調整を行うこと。ま
た、その手続き費用その他開通に必要な費用は受注者の負担とすること。
(3)通信回線の開通確認及びシステム利用開始までは、受注者が通信費等を負担すること。
(4)更新の際に不要になった通信回線は、発注者に確認の上、受注者が廃止手続きを行うこ
と。また、その手続費用は受注者の負担とすること。
(5)通信回線の敷設が遅れる場合、代替として専用線等の仮設回線を敷設すること。また、
仮設回線に必要な通信機器・費用は受注者が負担すること。
(6)インターネットプロバイダとの契約手続きを行うこと。手続きに要する費用は受注者の
負担とすること。
(7)通信費(システム利用開始以後)
① 子局、データセンター間の通信費(回線使用料、フレッツサービス等の使用料)は発注
者が負担すること。
② 遠隔保守用の通信費(回線使用料、フレッツサービス等の使用料)は受注者が負担する
こと。
③ その他の通信費は受注者が負担すること。
(8)通信回線設置の設置場所及び機器名称
設置場所、機器名称
数量
仕様
データセンター
光回線(フレッツ光ネクスト)
1
データセンター、測定局通信用
フレッツ・VPNワイド
1
フレッツ・VPNワイド
光回線(フレッツ光ネクスト)
-
既設光回線有り。
フレッツ・VPNワイド
5
フレッツ・VPNワイド
各測定局(子局)
既存の回線による通信網から変更が必要な場合は発注者に確認の上、受注者が対応し、
必要な費用は受注者が負担すること。なお、既存の回線は下記のとおりである。
測定局名
9
回線種類
監視局(課室)
フレッツ光プレミアム
王 子 局
二 見 局
フレッツ光プレミアム
フレッツ光プレミアム
大久保局
フレッツ光プレミアム
林 崎 局
フレッツ光プレミアム
小久保局
フレッツ光プレミアム
兵庫県連携機能
(1)収集したデータを兵庫県(以下「県」という。)が設置する通信サーバに5分以内に
FTP転送できること。
(2)送信するデータは1分値及び1時間値とし、自動及び手動(回線の異常等によりデータ
が送信できなかった場合に備えるため)にて送信できること。また、県システムにオンラ
4
インで提供可能なこと。
(3)光化学オキシダントの基準値超過が発生した場合、1時間値自動送信から1分値自動送
信へ自動切替できること。
(4)送信する測定局、測定項目等のマスターデータを手動送信できること。
(5)送信したデータ及びログの保存期間は31日とし、自動的に削除すること。
(6)データ伝送仕様については、県システムの改造が発生しないようにすること(県の承認
を得た場合を除く)。
(7)データ伝送仕様について不明な点がある場合は、受注者が現地システムを調査の上で確
定させること。なお、調査は、受注者が県システム構築業者と協議の上進めるものとし、
費用の発生についても受注者で対応すること。
(8)契約期間内の県側のシステム変更に伴う対応は本契約の範囲内で行うこと。
(9)既設の兵庫県中間親局は、市システムにデータ受け渡し機能を追加することにより廃止
するか、県の承認を得て兵庫県内のデータセンター内に移設するものとする。
10
設置仕様
機器の導入及び設置に際しては、関係各部署と調整を行い、円滑に作業が進捗するよう配慮
すること。
(1)新システムの設置
① 既設システムが停止することのないよう配慮すること。
② システムに必要な機器の設置及び調整を行うこと。
③ 更新作業の完了後、既設システム機器を発注者が指定する場所へ搬出すること。
(2)子局装置の設置
① システムの更新に際しては、極力欠測が発生しないように実施すること。
② 子局装置の設置及び調整を行うこと。
③ 更新作業の完了後、既設子局装置を発注者が指定する場所へ搬出すること。
11
実施計画書の提出
受注者は、契約締結日の翌日から14日以内に作業スケジュール及び開発体制等を記載した実
施計画書を発注者へ提出し、実施計画書の内容について発注者の承認を得ること。
また、受注者は機器の導入及び設置に際しては、関係各部署と調整を行い、円滑に作業が進
捗するよう配慮すること。
12
進捗管理
(1)進捗報告会を定期的に開催し、活動内容や進捗状況、課題・解決方法等を共有すること。
頻度については関係者の合意に基づき、適宜見直すものとする。
(2)緊急の課題が発生した場合は、状況を確認した上で適宜報告すること。
(3)受注者は、作業の進捗状況及びその他必要な事項を月1回以上、書面または電子文書に
より発注者に報告すること。
(4)障害発生時及び緊急事態に備えた連絡体制を整備し、システム導入中に業務の遂行上問
題・事故等が発生した場合は、受注者は速やかに発注者に報告すること。
13
打ち合わせ及び現地調査
受注者はシステム導入業務の実施のため、発注者の指示により必要と認められる打ち合わせ
の及び現地調査等を行うものとする。なお、発注者との打ち合わせの結果については、受注者
5
が打ち合わせ議事録を作成して1週間以内に提出すること。
14
性能要件
(1)ユーザー増等への対応
今後のユーザー数や測定局数等の増加にも対応することを前提とし、各機能が遅滞なく
処理できる性能を有すること。また、同時ログイン数は20以上であること。
(2)バックアップ及びリストア
システム障害時に設定やデータを含めて従来の稼働環境を迅速に復元できるよう、適切に
バックアップ及びリストアができること。
15
履行確認
受注者は、次の事項を順守し、遅滞なく業務を行うこと。
(1)設計及び製造
受注者は、機器製作にあたり発注者の承認を得るものとする。
(2)据付調整
① 受注者は、機器等の搬入、据付等に対し、事前にその手順、日時等について発注者と協
議すること。
② システムに関わる電気関連工事等については、発注者と十分に調整を行い、その指示に
従うこと。
③ 受注者は、発注者の指定する位置に機器等の据付、配線、調整等を行い、稼働可能とす
ること。
④ 受注者は、実施計画書に基づき作業に着手すること。
⑤ 受注者は熟練技術者を派遣することとし、作業に必要な工具、器具等は、受注者が用意
するものとする。
⑥ 機器等の搬入、据付等に際しては十分な配慮を行い、輸送中における機器の損傷、建物
の破損並びに第三者に与えた危害の補償修理等はすべて受注者が責任を負うものとする。
(3)据付調整作業の範囲
各測定局(子局)、監視局等における付帯工事の範囲は、次のとおりとする。
① 既設システムの機器の撤去(発注者が指定する場所への搬出を含む。)及びシステムに
必要な機器等の搬入、据付工事及び調整
② 分電盤等からの電源配線工事
③ 電話回線引き込み箇所からの電話回線配線工事
④ 機器等に必要となる配線工事
⑤ 測定機器とテレメータ子局装置との間及び各装置間すべての配線工事
⑥ 機器等の据付、配線に必要な床工事及び配管工事
⑦ 設置場所の現状復帰工事
⑧ その他システムの運用に必要な工事
⑨ 機器等の設置に関して必要な諸手続き
⑩ 県既設中間親局の機器の撤去(発注者が指定する場所への搬出を含む。)もしくはデー
タセンターへの移設、据付工事及び調整
16
データの移行
(1)既設システムに蓄積されたデータをシステムで利用可能となるようにデータ変換をし、
データベースに登録すること。なお、既設システムのデータエクスポートについては、
6
受注者が既設システム構築業者と協議の上進めるものとする。
(2)データベースに登録したデータは、過去の1時間値、月間値及び年間値とする。なお、
月間値及び年間値を過去の1時間値から計算すると結果が必ずしも合わない場合があるの
で再計算しないこととする。
(3)現在測定を行っていない過去の測定項目についても移行すること(具体的には、小久
保局の風向及び風速)。
17
システム構成
システムの全体構成は「別紙7
18
明石市大気汚染常時監視システム構成図」を参照すること。
撤去物等の処分
既設システムの撤去時やシステムの搬入、据付等に際して生じた不要物及び発注者が指示す
るものは、受注者が廃棄物の処理及び清掃に関する法律等に従い、適正に処分すること。
19
保証
システムを構成する機器等は、システムの契約期間内において、その精度を維持し、かつ導
入仕様書に定めるシステムの機能を保証すること。
以下に定める事項に要する費用は、受注者の負担とする。
(1)機器等の検査、調整、工事等において変質、消耗、破損した物品等の復旧に要する費用
(2)機器等の設置等に際して、第三者に与えた損害の補償、修理等に要する費用。なお、こ
の事態が発生した場合は、速やかにその旨を発注者に報告すること。
20
検査及び検収
システム導入業務が完了するまでの発注者が行う検査は以下のとおりとし、すべての検査に
合格した後に引き渡しとする。また、検査・検収等に要する費用は受注者の負担とする。
(1)完了検査及び引渡し
発注者は、受注者からのシステム導入業務完了の際には、完了検査を実施し、その合格
をもって引渡しとする。
(2)技術指導
① 受注者は、システム納入時に、発注者側の運用管理者が利用者を教育することができる
だけのシステムに関する知識を習得できるように、運用操作及び運用管理に必要な技術
指導を行うこと。
② 発注者側の利用者(運用管理者を含む)への説明会を実施すること。
③ 測定機器保守管理業者用に各測定機器の接続機器の接続に関するマニュアル等を作成す
ること。
21
適用法令等
システムの設計、開発及び設置に関しては、仕様書による他、以下関係法令、規格等を遵守
するものとする。
(1)電気事業法、電気設備に関する技術基準を定める省令
(2)電気通信事業法、有線電気通信法及び有線電気通信設備令
(3)電気用品安全法
(4)その他関係法令等
(5)日本工業規格(JIS)
7
(6)日本電気工業会規格(JEM)
(7)日本電気規格調査会標準規格(JEC)
(8)日本電信電話株式会社標準規格(NTT規格)
22
成果物図書提出
次表に掲げる完成図書を、平成27年11月末日までに明石市環境部環境保全課へ納入すること。
文書名
部数
打合せ議事録
1
実施計画書(作業手順書
1
含む)
機器設置図面
提出内容
作業スケジュール、開発体制、安全管理体制等を
記述する。
2
監視局及び各測定局(子局)に設置した機器の設
置状態図及び配線図を作成する。
ハードウェア設計書
2
各サーバのOS設定、搭載ソフトウェアの設定、イ
ンストール情報等を詳細に記述する。
ネットワーク機器の設定情報を詳細に記述する。
システム全体の物理構成図、論理構成図等を詳細
に記述する。
子局装置、測定機器、ルータの接続構成図(端子
接続図)を詳細に記述する。
試験成績表
2
ハードウェアの単体試験、開発ソフトウェアを搭
載する前の各試験について詳細に記述する。
操作手順書
2
システム各機器の操作手順を記述する。
子局装置の操作説明、設定及び接続等の操作手順
を記述する。
CD-ROM等の電子媒体でも1部提出すること。
各測定機器の接続に関す
1
測定機器保守管理業者用
100
システム説明用として明石市大気汚染常時監視シ
るマニュアル
システム概要説明用パン
フレット
ステムの概要及び測定項目をわかりやすく記載す
る。A4サイズ、4ページ、中折、二つ折り、両面カ
ラー。
電子データも併せて提出すること(職員で編集で
きるよう、プレゼン用ソフトを使用すること)。
使用するソフトやデザインは事前に発注者の承認
を得るものとする。
8
別紙1
1
測定項目及び接続機器
測定項目
浮遊粒子状物質
一酸化窒素
二酸化窒素
窒素酸化物
光化学オキシダ
ント
微小粒子状物質
(PM2.5)
風向
風速
●
●
●
●
●
●
●
●
●
二 見 局
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
※注1
※注1
大久保局
林 崎 局
小久保局
●
一酸化炭素
二酸化硫黄
王 子 局
測定局名
●
●
※注1:小久保局では、現在、風向風速の測定を実施していないが、過去の測定データ〈平成
26年12月まで〉があるため、他項目と同様にデータ移行を行うこと。
2
接続機器
測定局
SO 2 計
SPM 計
NO X 計
OX 計
PM2.5
計
CO 計
W D・
WS計
王子局
GFS-327
(SO 2 ・SPM 計)
NA-721
GUX-353
―
SAT-600
大久保局
SAP-700
(SO 2 ・SPM 計)
SHARP
5030
NA-721
GUX-353
―
―
SAT-530
二見局
GFS-327
(SO 2 ・SPM 計)
NA-721
GUX-353
SHARP
5030
林崎局
―
小久保局
―
GLN-347
(NOx・SPM 計)
DUB-357
CLAD1000(注 2)
SAT-530
―
SHARP
5030
APMA3600(注 2)
SAT-600
―
―
GFC-351
―
※注2:年度途中で測定機が更新された場合は、新測定機にて接続を実施すること(平成27年9月末
日までに更新の見込)。
9
別紙2
1
データセンター設備仕様
建物・マシン室
(1) 本基盤環境を設置するデータセンターは兵庫県内に設置されていること。
(2) 最近の大規模震災の被害又は同程度の災害に対応した耐震構造を備えていること。
(3) 津波、高波、洪水、塩害等の自然災害の影響が少ない場所に立地していること。
(4) 集中豪雨、漏水などによる出水の被害を受けないように対策ができていること。
(5) 液状化マップにおいてリスクが少ない場所に立地していること。
(6) 避雷設備を有していること。
(7) 床強度は、床の耐荷重が500㎏/㎡以上であること。
(8) 監視カメラの設置、認証システム等の不正侵入防止対策などの高度なセキュリティー機
能が装備されていること。
2
電源設備
(1) 受電方式は、2回線受電方式以上であること。
(2) 瞬断や停電、電圧の乱れ等からシステムやデータを守る冗長化された無停電電源装置と
自家発電装置などにより、安定した電源が供給されること。
(3) 非常用発電設備の備蓄燃料は、停電時でも30時間以上の対応ができること。
(4) 電気設備(受変電・無停電電源装置・非常用発電装置)の点検を年1回以上実施し、そ
の記録を残すこと。
(5) 電気設備点検時に、マシン室の電算機器に影響がないこと。
(6) 電源設備の取り扱い方法、障害発生時の対処方法について定めたマニュアルを常備して
いること。
3 空調設備
(1)24時間365日の空調管理がされていること。
(2)空調は冗長構成とし、1台の空調設備が故障等で停止しても他の空調設備で問題なく補え
ること。
(3)定期的に点検を行うこと。
4
消火設備
(1) 高感度な煙感知機能を有する火災報知設備があること。
(2) 消火設備として機器に損害を与えないガス系消火設備を設置していること。
(3) 消火設備の点検を年1回以上実施し、その記録を残すこと。
5
ラック
(1) 耐震試験を合格しているラックを使用していること。
(2) 鍵付きで管理されていること。
6
運用規定
(1) データセンター入退館、物品の搬入搬出、緊急時の連絡体制、バックアップ等に関する
規定等を作成し運用すること。
(2) 上述(1)をもとに教育・訓練を実施すること。
10
7
監視サービス
(1)24時間365日で機器の故障か否かを常時監視し、いち早く故障を検知するとともに早期復
旧までを一元的に管理すること。
(2)機器情報(状態、性能)を常時監視することにより、故障の未然防止に努めること。
8 入退館管理
(1)データセンター各入口及びフロア内に監視カメラを設置し、24時間365日監視がされてい
ること。また、監視映像が一定期間保存できること。
(2)24時間365日入退館管理、警備が行われていること。
(3)ICカード及び生体認証など2重の対策が講じられていること。
(4)共連れ防止対策ができていること。
(5)警備員、運行スタッフが24時間常駐していること。
(6)ラックの鍵は個別管理されていること。
9
バックアップ
バックアップをとる運用方針を定め、文書化すること。
10
災害対策
(1)災害時における組織の責任体制を定めること。
(2)広域災害を想定した訓練を年1回以上実施し、その記録を残すこと。
11
別紙3
1
データ管理サーバ設備仕様
データ管理サーバ設備
(1) 安定した運用実績のある機器を採用し、5年以上の使用に耐えうる機器とする。
(2) OS及びOSのセキュリティパッチの適宜更新、ウィルス対策ソフト導入などのセキュリテ
ィ対策が講じられていること。
(3) OSはメーカーサポート期限内のものを常に使用すること。
(4) ハード故障時には、クラウドサービスの利用契約の範囲内で修理対応を行うこと。
(5) 過去データを含め40年間のデータの蓄積が可能な容量を確保すること。
(6) 通信装置(ONU、ルーター)は安定した通信実績のある通信機器を採用すること。
(7) データ公開サーバ(Webサーバ、メールサーバ)を用意すること。
2
データ管理
サーバ設備は、各子局装置から収集する定時データ、瞬時値データ、未収集復旧データ及び
サンプリングモニタデータを、データベースへ格納・集計を行うこと。
3
基本ソフトウェア
(1) 通信機能については、子局装置で必要な機能、画面操作及び画面表示を充足するのに必
要な機能を実装していること。
(2) 操作が発生する処理については管理用端末にて行うこと。
(3) 基本ソフトウェアの仕様として、以下の要件を満たしていること。
機能名称
1時間値データ取込
機能概要
子局装置から送信された1時間値データをデータベースに格納すること。
子局装置からのデータは、データベースに直接格納すること。
1分値データ取込
子局装置から送信された1分値データをデータベースに格納すること。
子局装置からのデータは、データベースに直接格納すること。
警報データ取込
子局装置から送信された警報データをデータベースに格納すること。
警報処理
データベースに格納された、収集データ、警報データの警報チェックを行う
こと。また、未収集データのチェックも行うこと。
システム状態表示
子局装置、サーバ設備の状態を色分けして、画面に表示すること。
収集状況ログ表示
年月日で指定した日の収集状況ログを画面に表示すること。
子局ステータス表示
子局装置の現在のステータスを表形式で画面に表示すること。また、1分周
期で画面を更新すること。
測定機情報表示
現在の測定機器の状態を表示すること。また、1分周期で画面を更新するこ
と。
子局選択
画面表示される子局の一覧から子局を選択すると、選択された子局装置の画
面が表示され、各子局装置に対して、以下の制御・指示を行うことができる
こと。
サンプリングモニタ
収集生値(電圧値)、工学変換値、1時換算値(推定値)の
収集・表示ができること。
ログモニタ
測定機警報ログ、エラーログの表示ができること。
遠隔保守スイッチ
各測定機器の保守(調整中、故障)の設定、解除の制御が
できること。
時刻設定
子局装置の時刻の補正ができること。
12
測定機リセット
任意の測定機器に対しリセット信号の送信ができるこ
と。
子局リセット
任意の子局装置へリセット信号を送り装置の再起動がで
きること。
1時間値・1分値の
再収集
二次演算処理機能
年月日時で指定された範囲の1時間値及び1分値を再収集できること。
収集した1時間値については、次の二次演算処理を行うこと。
・窒素酸化物(NOx) = 一酸化窒素(NO) + 二酸化窒素(NO 2 )
・風向(WD)・風速(WS)
CALM値以下の風速は、風向をCALM(無風)とすること。なお、CALM値につ
いては、マスタで設定変更が可能なこととする。
データ蓄積処理
収集した1時間値や1分値、エラー情報をデータベース化し蓄積すること。
集計項目についてはデータベース化の際に自動的に集計を行うこと。
スクリーニング機能
収集したデータから異常値を検出
集計機能
1時間値から日次、月次、年次データを集計すること。
時刻補正機能
時計装置又はインターネットのタイムサーバと時刻同期できる機能を持つこ
と。
メッセージ通知機能
測定機器や各機器から送られてくるエラー情報及びデータ管理サーバで判定
する高濃度異常値をメール機能によりあらかじめ登録してあるメールアドレ
スへ通知できること。また、管理者画面等により異常の発生情報を容易に確
認できること。通知時間帯については、平日、休日、昼間、夜間を区分して
設定ができること。
4
データ監視機能
(1) 基本ソフトウェアは、Windows上で操作が容易に行える仕様であること。
(2) データの編集、参照(帳票出力、グラフ出力、統計/解析等)については特別なソフトウ
ェアを使用せず、ブラウザでの操作ができること。ブラウザを使用し、日時、局、項目、
表示内容等を操作者が任意に指定し、指定した内容を表示すること。なお、印刷時には、
様式が崩れないように一旦PDFに出力した上で印刷すること。
(3) 子局装置の操作についても、ブラウザでの操作が可能なこと。子局装置内のデータの参
照だけでなく、設定の変更等のメンテナンスを含む全ての操作を管理用端末から遠隔で
実施可能なこと。
(4) 基本操作は、すべてWindowsによる操作と同一で、マウスによる操作のほかにコピー&ペ
ースト機能により出力結果をMS-WORD、MS-EXCEL等への貼付ができること。
(5) 帳票・グラフは全てCSV形式及びEXCEL形式で出力できること。
(6) 地図等の画像データはJPEG、TIFFもしくはPNG形式で出力できること。
(7) 環境省報告様式、兵庫県報告様式への出力が可能なこと。
(8) 以下の各要件を満たすこと。
①起動・権限
機能名称
システム起動
機能概要
ログイン名、パスワード入力により、専用の画面を起動すること。
また、ユーザはログイン名により、以下の3種類の権限に区分するこ
と。
13
システム権限
① 管理権限:データ参照及びダウンロード、データの修正、利用者ID及
びパスワードの作成・削除、測定局・測定項目・帳票等の各マスタの
編集、アクセスログの取得等システム全般の設定変更
② 編集権限:データ参照及びダウンロード、データ修正
③ 参照権限:データ参照及びダウンロード
起動時画面
全メニューを表示すること。以降の操作はメニューより行うことができ
ること。機能ごとにわかりやすく分類し、大分類ごとに明確化されるよ
うなメニュー構成とすること。
②帳票出力
№
1
画面名称
縦軸
横軸
1、5、10分値
測定局
測定項
選択した時間の1、5、10分値を表形式で表示する。
目
集計値として平均値・最高値・最低値を表示する。
測定項
選択した時間の1、5、10分値を表形式で表示する。
報
2
局別1、5、10
時間
分値報
3
期間指定局別
概要
目
時間
1、5、10分値
測定項
選択した時間の1、5、10分値を表形式で表示する。
目
報
4
推定値時報
測定局
測定項
選択した時間の予測値を表形式で表示する。
目
集計値として平均値・最高値・最低値を表示する。正時の場
合、予測値は演算せず、時間値のテーブルより取得する。
5
6
時報
現在値時報
測定局
測定局
測定項
選択した時間の1時間値を表形式で表示する。
目
集計値として平均値・最高値・最低値を表示する。
測定項
最新の1時間値を表形式で表示する。
目
7
局別日報
時間
測定項
選択した年月日時・測定局の1時間値を表形式で表示する。
(1時~
目
集計値として時間・合計・平均・最高・最低・超過を表示す
る。
24時)
8
9
10
項目別日報
月報
月 報 ( 期 間
測定局
測定日
測定日
報)
11
曜日別集計表
測定局
時間
選択した年月日時・測定項目の1時間値を表形式で表示する。
(1時~
集計値として時間・合計・平均・最高・最低・超過を表示す
24時)
る。
時間
選択した年月(最大3ヶ月)・測定局・測定項目の1時間値を表
(1時~
形式で表示する。集計値として時間・合計・平均・最高・最
24時)
低・標準偏差・カームを表示する。
時間
選択した年月日時(最大3ヶ月)・測定局・測定項目の1時間値
(1時~
を表形式で表示する。集計値として時間・合計・平均・最高・
24時)
最低・超過・カームを表示する。
曜日
選択した年月日時(最大 20 年)
・測定項目の曜日毎の 1 時間値
の平均値を表形式で表示する。集計値として平均値・最高値・
最低値・合計値を表示する。
14
12
時刻別集計表
測定局
時間
選択した年月日時(最大 20 年)
・測定項目の時間毎の 1 時間値
(1時~
の平均値を表形式で表示する。集計値として昼・夜・朝・日
24時)
13
日間値年報
月
日
中・夕・全日を表示する。
選択した年度・測定局、測定項目に該当する年度内の1時間値
の平均値、最高値、最低値を表形式で表示する。
14
15
16
月間値年報
年間値年報
月間値経年変
測定局
時間
選択した年度・測定局・測定項目の月間測定結果を表形式で表
月次集
(4 月 ~
示する。集計値として累計を表示する。
計項目
翌3月)
測定局
年次集
選択した年度・測定局・測定項目の年間測定結果を表形式で表
計項目
示する。
月
選択した年度(最大20年)・測定局・測定項目の月間集計値を表
年度
化表
形式で表示する。集計値として平均値、最高値、最低値を表形
式で表示する。
17
年間値経年変
測定局
年度
化表
18
19
項目別月報
オキシダント
選択した年度(最大20年)・測定局・測定項目の年間集計値を表
形式で表示する。
測定局
測定局
日報
日 付 (1
選択した年月・測定項目の日間値(最高・最低・平均値)を表形
日 ~ 31
式で表示する。集計値として平均値、最高値、最低値を表形式
日)
測定値
( オキシダン
ト)、風
で表示する。
選択した日の10時~17時のオキシダント濃度、風向風速を局別に表形
式で表示する。
向 、 風
速
20
21
オキシダント
測定日
測定時
昼間値月報
(1ヶ月間)
(昼間)
基準値超過一
―
覧
22
スクーリング
―
結果表
23
警報履歴画面
―
測定局
測定項目
測定日
測定値
単位
測定局
測定項目
測定日
測定時
測定値
単位
記号
種類
―
選択した月のオキシダント1時間値(昼間のみ)を表形式で表示する
集計値として最高値、最低値、平均値を表示する。
横軸には測定時間数、基準値(0.06ppm、0.08ppm、0.12ppm、
0.24ppm、0.40ppm)を超過した時間数を表示する。
また欄外に、表示した月の最大、最小、平均、測定時間数、測
定日数、稼働率、測定値合計、標準偏差、0.06ppmを超えた時間
数と割合、0.06ppmを超えた日数、0.12ppmを超えた時間数と割
合、0.12ppmを超えた日数を表示する。
選択した期間について、指定した濃度範囲の1時間値・日間集計
値、及び欠測、未測定データを抽出し、表形式で表示する。
指定した期間、局、項目における1時間値または平均値のスクリ
ーニング結果を抽出し一覧表形式で表示する。
年月日時分・測定局・測定項目・警報を指定し、指定警報履歴
を表示する。
24
精度管理情報
精度管
時間
選択した年月日時(最大1日)、測定局、項目の精度管理情報を表
画面
理情報
(分)
示する。
15
③グラフ出力
№
25
画面名称
推定値グラフ
縦軸
濃度
横軸
分
概要
選択した測定項目、期間について、5分値の推移を折れ線グラフ
形式で表示する。また、最新の5分値から次の時間の予測値を計
算し表示する。正時の場合、予測値は演算せず、時間値のテー
ブルより取得する。
26
局別濃度推移
濃度
時間
選択した年月日時(最大2ヶ月)・測定局・測定項目の1時間値
グラフ(1時間
の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
値)
風向はグラフ外に矢印で16方位を表示する。風速は矢印の長さ
で表示または、棒グラフにて表示を選択する。
27
28
29
30
局別濃度推移
濃度
時間
選択した年月日(最大2年)・測定局・測定項目の日集計結果の
グ ラ フ ( 経
推移を折れ線グラフ形式で表示する。
日)
表データとして測定日ごとの測定時間数を表示する。
局別濃度推移
濃度
時間
選択した年月(最大10年)・測定局・測定項目の月集計結果の
グ ラ フ ( 経
推移を折れ線グラフ形式で表示する。
月)
表データとして測定月ごとの測定時間数を表示する。
局別濃度推移
濃度
時間
選択した年度(最大20年)・測定局・測定項目の年集計結果の
グ ラ フ ( 経
推移を折れ線グラフ形式で表示する。
年)
表データとして測定年度ごとの測定時間数を表示する。
局別曜日別変
濃度
曜日
化グラフ
選択した年月日(最大20年)・測定局・測定項目の1時間値の
平均値の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして曜日ごとの測定時間数を表示する。
31
局別時刻別時
濃度
系列グラフ
32
項目別濃度推
濃度
時 間 (1
選択した年月日(最大20年)・測定局・測定項目の1時間値の平
時 ~ 24
均値の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
時)
表データとして時間ごとの測定時間数を表示する。
時間
選択した年月日時(最大2ヶ月)・測定局・測定項目の1時間値
移(1時間値)
の推移を折れ線グラフ形式で表示する。風向はグラフ外に矢印
で16方位を表示する。風速は矢印の長さで表示または、棒グラ
フにて表示を選択する。
33
34
35
36
項目別濃度推
濃度
時間
選択した年月日(最大2年)・測定局・測定項目の日集計の推移
移グラフ(経
を折れ線グラフ形式で表示する。
日)
表データとして測定日ごとの測定時間数を表示する。
項目別濃度推
濃度
時間
選択した年月(最大10年)・測定局・測定項目の月集計の推移
移グラフ(経
を折れ線グラフ形式で表示する。
月)
表データとして測定月ごとの測定時間数を表示する。
項目別濃度推
濃度
時間
選択した年度(最大20年)・測定局・測定項目の年集計の推移
移グラフ(経
を折れ線グラフ形式で表示する。
年)
表データとして測定年度ごとの測定時間数を表示する。
項目別曜日別
濃度
曜日
変化グラフ
選択した年月日(最大20年)・測定局・測定項目の1時間値の平
均値の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
表データとして曜日ごとの測定時間数を表示する。
37
項目別時刻別
変化グラフ
濃度
時 間 (1
選択した年月日(最大20年)・測定局・測定項目の1時間値の平
時 ~ 24
均値の推移を折れ線グラフ形式で表示する。
時)
表データとして時間ごとの測定時間数を表示する。
16
38
局別項目相関
濃度
濃度
図
39
項目)の1時間値の相関関係を表示する。
項目別局相関
濃度
濃度
図
40
選択した年月日時(最大期間制限無し)・測定局・測定項目(2
選択した年月日時(最大期間制限無し)・測定項目・測定局(2
局)の1時間値の相関関係を表示する。
局別濃度推移
濃度
時間
選択した測定局・測定項目の1分値の推移を折れ線グラフ形式で
表示する。
グラフ(1分
値)
41
項目別濃度推
濃度
時間
選択した測定局・測定項目の1分値の推移を折れ線グラフ形式で
表示する。
移グラフ(1
分値)
④統計/解析
№
画面名称
縦軸
横軸
概要
42
項目別濃度ラ
測定局
ランク
選択した年月日時(最大期間制限無し)・測定局・測定項目の1
割合
時間値のランク毎の割合を表示する。集計項目として累計を表
ンク表
示する。
43
風向別ランク
風向
ランク
表
44
45
風速頻度表
選択した年月日時(最大期間制限無し)・測定局・測定項目の
ランク別の頻度を表示する。集計項目として累計を表示する。
風速ラ
時 間 (1
選択した年月日時(最大期間制限無し)・測定局の1時間値の風
ンク
時 ~ 24
速ランクごとの頻度を表形式で表示する。
時)
集計値として合計・割合・平均を表示する。
局別年間風廃
―
―
図
選択した年月(年度を跨がない1年)・測定局の風向ごとの1時
間値の風速頻度を年間全体及び月ごとのチャートグラフとして
表示する。
46
年間風速風配
―
―
図
選択した年月(年度を跨がない1年)・測定局の1時間値の風向
ごとの風配率及び平均風速をチャートグラフとして表示する。
表データとして風向ごとの測定時間数及び平均風速を表示す
る。
47
風向別濃度風
―
―
配図
風向指定局、項目指定局、項目及び年月日時(最大20年)の指
定で、風向指定局の風向別に項目指定局の項目平均濃度をレー
ダーチャート形式で表示する。
48
49
累積度数分布
累積度
図
数
風向風速別濃
濃度
を表示する。
―
―
度風配図
50
日指定複数局
指定された期間における測定局・測定項目毎の累積度数分布図
選択した測定局・測定項目の1時間値の風速を表形式で、1時間
値の風向をチャートグラフとして表示する。
―
―
風配図
選択した測定局ごとの風向頻度をチャートグラフとして1日ごと
表示する。一定以上(以下)の値の濃度日を抽出し、同一日の各
局の風配図を表示する。
51
局別風速風配
風向
図
度数・
選択した測定局の1時間値の風向毎の頻度と平均風速を表とレー
平均風
ダーチャートグラフとして表示する。
速
52
環境基準達成
状況
測定局
集計項
選択した年度の、測定局毎の長期的評価、短期的評価、濃度指
目
針を表示する。
17
⑤地図
53
測定局地図
―
―
測定局の配置状況を地図上に表示する。
54
濃度地図
―
―
選択した年月日時・測定項目の1時間値を濃度別にランク分け
し、ランクごとに指定された色及び測定値を地図上に表示す
る。
55
風向風速地図
―
―
選択した年月日時・測定局の風向・風速の1時間値及び選択項目
の1時間値を地図上に表示する。
⑥データ処理
機能名称
機能概要
一括出力
対象帳票を一括印刷及びファイル出力する。
Excel月報修正
Excel月報形式でのデータ修正
データ修正履歴
データ修正の履歴を表示
集計対象データ
再集計が必要なデータを一覧表示
月次集計
手動での月次集計処理
年次集計
手動での年次集計処理
経月確定状況
局項目別の年間の確定状況を表示
月別確定状況
全局全項目の月別の確定状況を表示
再スクリーニング
再スクリーニング処理
月次確定
局項目別の月の確定処理
年度確定
年度確定処理、年度確定の取消処理
環境省報告(1時間値)
環境省報告用の1時間値ファイル作成機能
環境省報告(集計値)
環境省報告用の集計値ファイル作成機能
環境省報告(日平均値)
PM2.5環境省報告用の日平均値ファイル作成機能
⑥システムメンテナンス
機能名称
バックアップ
機能概要
①データベースのバックアップは自動で毎日1回行い、7世代
の管理が行えること。
②データベースのバックアップを毎月1回、外部記憶媒体へ保
存すること。
18
別紙4
1
ネットワーク機器仕様
ネットワーク概要
(1)システム専用のネットワーク(大気LAN)を構築し、サーバ設備、管理用端末及び各子局装
置間での通信を構築する。
(2)大気LANは、専用ネットワークとし、100Base-TX相当以上にて構築すること。
(3)ファイアウォール設備により、大気LANを保護し、不正なアクセスを許可しないこと。
(4)ファイアウォール装置は最新のロジックを使用した装置とすること。
(5)保守用の回線を用意すること。また、保守回線の費用(初期費用及び月々の回線費用)につ
いては、受託者負担とすること。
2
ネットワーク整備
(1)システムの整備範囲は以下のとおり。
機器、機能名称
数量
備考
データセンター
・ブロードバンドルータ
1
テレメータ専用
・ファイアウォール
1
外部接続用(インターネット、兵庫県)
・ブロードバンドルータ
5
テレメータ専用
・L2スイッチングHUB
5
デジタル化測定機用
各測定局
①ブロードバンドルータ
NTT回線フレッツVPNを利用した接続ができること。
ブロードバンドルータについては、以下の仕様又はこれと同等以上のものとする。
機器、機能名称
インターフェース
仕様
LAN:10BASE-T/100BASE-TX×4以上
WAN:10BASE-T/100BASE-TX×1以上
IPサービス機能
ルータ
RIPv1 お よ び RIPv2 、 L2TP 、 L2TPv3 、 NAT 、 DHCP 、
DNS、OSPF
セキュリティ機能
DES、3DES、AES128、AES192、およびAES256、PKI、
IPsec
ステータス確認
筐体前面にLEDによる状態確認が行えること
管理
Web(HTTP/HTTPS)
19
②ファイアウォール
データセンター内に設置し、外部インターネットとの分解点とする。
ファイアウォールについては、以下の仕様又はこれと同等以上のものとする。
機器、機能名称
仕様
ファイアーウ
インターフェース
6ポート以上
ォール
スループット
50Mbps以上
最大同時セッション数
8000以上
新規セッション数/秒
2000以上
最大セキュリティポリシー数
200以上
サポートユーザー数
無制限
ファイアーウォール機能
ネットワーク攻撃検知、DoS/DDoS攻撃防御、総当
り攻撃緩和
管理
Web(HTTP/HTTPS)
③L2スイッチングHUB
測定局及びデータセンターに設置し、本システムのLANを円滑に運用することを目的とする。
L2スイッチングHUBについては、以下の仕様又はこれと同等以上のものとする。
機器、機能名称
L2スイッチング
HUB
仕様
インターフェース
LAN:10BASE-T/100BASE-TX×8以上
スイッチング方式
ストア&フォワード方式
オートネゴシエーション
対応
(2)上記①~③のうち、②及び③については、①において同等以上の機能を保証できる場合で、
発注者の承認を得た場合は、省略することが可能とする。
20
別紙5
1
テレメータ子局装置仕様
ハードウェア概要
① ハードディスクやファン等の回転部品等を極力持たない構造であること。
② 特殊な電源及び空調設備を必要としないこと。
③ テレメータ子局装置に搭載するOSは一般に入手可能なリアルタイム系OSまたは同等のデータ
処理が可能なOSとすること。
④ データ保存は、フラッシュメモリ等の移動記憶媒体に蓄積可能なこと。
⑤ 停電時には自動的に終了し、復電後には自動起動し測定を開始すること。
⑥ 落雷等に備え、サージアブサーバー等の対策を行うこと。
⑦ 測定器の追加、撤去、更新の際に、他の測定機からのデータ収集に支障をきたさないこと。
⑧ メンテナンス用PCやタッチパネルでの操作により、発注者職員や保守業者におけるメンテナ
ンス作業が実施できること。なお、メンテナンス用PCを導入する場合、以下の仕様を満たす
こと。
メンテナンス用PC
ノートPC
(入出力装置との接
OS:Windows®7 Professional 32ビット(日本語版)以上
続用)
CPU:(1.6GHz)以上
メモリ:2GB以上
HDD:300G以上
画面:15.6インチ以上
ネットワーク:10/100/1000ギガビットイーサネット
CFアダプタ
SDカードアダプタ
添付ソフト:ウィルス対策ソフト
⑨ テレメータ子局装置一式(ラック等含む)の寸法は、700㎜(W)×700㎜(D)×1800㎜(H)以下
とし、接続ケーブル以外は全てラックに収納すること。
⑩ 測定機との接続のため下記の入出力点数を必要数備えていること。
・アナログ出力:0~+1 または 0~+5[V]
・パルス出力
・デジタル入力
・デジタル出力:オープンコレクト(最大100mA)
・リレー出力:DC30V、100mA
・外部インターフェースとして、RS485ポート(RJ45コネクタ)
⑪ 現在の測定機状況や過去データについて、タッチパネル等の操作により簡易に確認できるこ
と。
⑫ 測定機メンテナンス時の保守中信号を、タッチパネル等の操作により簡易に設定できること。
⑬ 通信回線は光に対応すること。
⑭ 環境省の「環境大気自動測定機のテレメータ取り合いの共通仕様案」に準拠する通信方式に
より、測定データの収集を可能とし、アナログ測定機との混在環境における収集にも対応する
こと。
21
2
テレメータ子局装置(ソフト仕様)
機能名称
基本機能
機能概要
データサンプリング
テレメータ子局は、10秒(平均)間隔でAD変換値を収集する
(アナログ)
こと。パルス値は入力されるたびに割り込みにて取り込む
こと。
データサンプリング
テレメータ子局は、任意間隔でデジタル測定値をサンプリ
(デジタル)
ングし、移動平均値にて、サンプリング値を作成するこ
と。
精度管理情報
デジタル化測定機接続時、精度管理情報を任意間隔(「1、2、
の収集
5、10、15、20、30」(分)を指定可能。)で収集する。
工学変換処理
テレメータ子局では、収集した電圧値(AD変換値)を元に工
学変換を行い、1分値としてデータを保存すること。
工学変換変数は、項目毎に設定できること。
測定項目毎に、演算タイプ(積算型、瞬時型、計算項目)
を設定できること。
データ保存
・1分値について1ヶ月以上のデータを保存すること。
・1時間値について、1年間分以上のデータを保存するこ
と。
外部記憶媒体には、CSV等の特別なソフトウェアを必要と
しないファイル形式で保存すること。
精度管理情報
精度管理情報を1ケ月以上蓄積すること。
の保存
データセン
データセンターに対し、測定機から収集した情報を自動送信すること。ま
ターへの送
た、送信の設定ができること。
信機能
① 定時送信(1時間値)
② 自動再送信(未収集1時間値)
③ テレメータ子局起動通知
④ 測定機の警報信号内容通知(異常内容を複数設定可能であること)
⑤ 1分値送信
⑥ 通信にはSFTP等の暗号化プロトコルを用いること(IP-VPN等ですでに暗
号化されている場合を除く)
調整中信号
① 簡単な操作で、測定機毎の調整中及び故障状態の設定が出来ること。
出力機能
② 調整中状態の場合には設定後、120分後に自動的に調整中を解除できる
こと。
③ 故障状態の場合には設定を解除しない限り故障状態を出力しておくこ
と。
中央監視局
再送信機能
手動送信
からの要求
・未送信データ復旧
対応
(未送信1時間データについて期間指定し再送信を実施)
・過去データ送信
(1分値、5分値、10分値の過去データを期間指定し再送
信)
22
テレメータ
① 時刻設定(タイムサーバ等により、自動的に時刻を設定、同期できるこ
子局制御
と)
② 保守スイッチの設定、解除(故障中、調整中等の設定)
③ 測定機リセット(手動)
④ テレメータ子局リセット
⑤ テレメータ子局ログファイルの参照(警報信号ログ、エラーログ、動作
ログ)
⑥ サンプリングデータの参照
テ ゙ シ ゙ タル 測定
遠隔操作での試料ガス導入、スパンガス導入、ゼロガス導入、校正シーケン
機制御
ス開始、校正シーケンス中断、強制時計合わせ、自動測定、調整中等の操作
に対応すること。
外部メモリ
接続した外部メモリ(SDカード、USBメモリ)に蓄積データ(1分値・1時間値デ
へのデータ
ータ、精度管理情報及びログ情報)を出力する。
出力
停電対策
① 停電に対しては、テレメータ子局を安全に停止すること。
② 復電時には、自動的にシステムを起動し収集を再開すること。
テレメータ
① テレメータ子局がテレメータ機能を果たせない場合、全測定機に対して
子局異常通
接点信号にて「テレメータ断」の通知を行うこと。本機能により、測定
知機能
機を単独測定へ移行させ、チャート紙でのデータ記録を確保すること。
3 操作画面
① テレメータ子局装置では以下の操作が親局装置より行えるソフトウェアを持つこと。
(遠隔操作)
② 遠隔操作により、設定変更を含む全ての子局装置の操作が行えること。
③ テレメータ子局装置の設定変更は、簡易に行えない構造であること。
機能名称
保守機能
保守設定画面
機能概要
手動にて測定機毎に、「保守」の設定・解除を行えること。
サンプリング 各測定データのサンプリング状況を1秒間隔にて画面表示す
モニタ
ること。表示対象:項目名称、収集生値(電圧値、パルスカ
ウント値)、レンジ信号、工学変換値、単位、測定機警報信
号
エラーログモ システムエラー状況の履歴を、ログ形式で確認できること。
ニタ
警報信号ログ 測定機から出力される警報信号(SV信号)を確認できるこ
出力機能
モニタ
と。
親局装置接続
親局装置と正常に通信できることを容易に確認する機能を持
確認
つこと。
遠隔操作画面
デジタル化測定機へ遠隔操作を指示する機能を持つこと。
子局データ出 自局の測定データを、1分値及び時報形式で表示できるこ
力
と。1分値、1時間値等をCSV形式等一般的オフィスソフト
で使用できる形式でファイルに出力できること。
23
設定機能
マスタメンテ テレメータ子局システムで使用している各マスタの設定・保
ナンス
存ができること。
アナログ入力 アナログ測定項目に関しては、測定データに対して自動補正
自動補正
ができること。補正パラメータに関しては、測定項目毎に設
定できること。
測定機リセッ テレメータ子局操作画面から測定機毎のリセットが行えるこ
ト
と。
テレメータ子 テレメータ子局のリセットが行えること。
局リセット
4
屋外型PM2.5測定機との接続
屋外型PM2.5測定機との接続については、伝送経路における電圧降下を少なくし、測定機
から収集する測定値の誤差を少なくすること。また測定機と子局本体間に敷設する線は、屋
外対応型とし、配線工事が容易となるように工夫すること。
24
別紙6
プリンタ仕様
帳票印刷用プリンタの仕様は以下のとおりとする。
LANインターフェイスを装備し、ネットワークプリンタとして機能すること。
詳細仕様は以下に記載する。
項目
仕様
プリント方式
レーザー方式
解像度
600×600dpi以上
印刷スピード
モノクロ印刷時32枚/分、フルカラー印刷時24枚/分(もしくは
同等以上のもの)
両面印刷
両面対応(オプション対応可)
インターフェイス
100BASE-TX/10BASE-T
対応用紙サイズ
A3対応
給紙方法
MPトレイ及び用紙カセットによる。
用紙カセットユニットは2段以上装備すること。
※設置場所は、環境保全課課室〔明石市大久保町松陰1131 ACC内2階〕とする。
※納品時に新システムの帳票類を印刷できることを確認すること。
25
別紙7
システム構成図
明石市大気汚染常時監視システム
システム構成図
大気測定局(5ヶ所)
データセンター
王子、二見、大久保、
林崎、小久保
ラックマウント ※サーバは仮想サーバとして構築
子局装置
ルータ
ONU
Web サーバ
DB サーバ
フレッツ・VPN ワイド
プラン 10
HUB
測定機
トンネリング
ONU
ルータ
FW
兵庫県
ルータ
保守拠点(構築業者)
インターネット
サービス提供範囲
兵庫県
明石市環境部環境保全課
庁内LAN
データ参照、修正
基準値超過・異常メール通知
整備範囲外
フレッツ・VPN ワイド
兵庫県庁
トンネリング
納入範囲外
LAN回線
通信回線
関係者
プリンタ
その他の信号線
DB サーバ
情報交換サーバ
明石市大気汚染常時監視システム
運 用 保 守 仕 様 書
平成27年7月
明石市環境部環境保全課
1
概要
本運用保守仕様書は、システムを常時正常に稼働させるために必要となる、システムの保守
(定期点検、オンサイト保守等)、故障対応、問い合わせ対応、また、それらに付随する設備・
機器の故障又は老朽化による修理及び更新、OSのバージョンアップ、法改正に伴う集計値等の変
更等について規定する。
2
履行場所
システム設置場所一覧は以下のとおり。なお、発注者の職員PCにて、データ参照・修正及びシ
ステム設定等の作業を実施する。
(1)データ管理サーバ
受注者が使用するデータセンターに設置
(2)子局装置設置場所
測定局名
所在地
区分
王 子 局
明石市王子2丁目12-11
一般環境大気測定局
二 見 局
明石市二見町東二見457-1
二見市民センター内
一般環境大気測定局
大久保局
明石市大久保町大窪612-1
大久保市民センター内
一般環境大気測定局
林 崎 局
明石市林崎町1丁目8-10 林小学校敷地内 林崎局舎
自動車排出ガス測定局
小久保局
明石市小久保1丁目5-5 小久保局舎
自動車排出ガス測定局
(3)子局保守用端末(設置を要する場合のみ)
明石市環境部環境保全課(発注者の定める場所)
明石市大久保町松陰1131 明石クリーンセンター2階
(4)管理用端末専用プリンタ
上述(3)と同じ。
3
保守拠点
子局等の障害が発生した場合には、3時間以内に現地急行できる体制を整えること。
4
障害対応
障害発生対応時の対応をあらかじめ定めておき、定期的に見直しを行うこと。
(1)障害対応ルールの策定
①障害対応マニュアルを定め、関係者間で共有すること。
②障害が発生した場合の緊急連絡体制を確立し、関係者間で共有すること。
(2)障害発生予防
①システムの定期点検等により、障害の予防を行うこと。
②障害が発生した場合、その原因を分析し再発防止の対策を講じること。
5
保守管理
導入仕様書に基づき納品したハードウェア、ソフトウェア及びそれらに付随する設備・機器全
てを対象とし、導入仕様書で規定する性能、機能が維持されるよう、本システム等に精通した技
術者をもって以下のとおり行うものとする。
(1)通常保守
安定稼働を維持するため、通常保守を行うこと。
(2)定期保守
①安定稼働を保証するため、管理用端末、子局保守用端末及び子局装置について年1回の点検
を行うこと。
1
②定期保守の時期は、発注者及び受注者が協議の上決定するものとする。
③定期保守の点検項目は、別途協議の上様式を定め、定期保守点検計画書を作成し、その内容
に従って実施すること。
④保守点検で機器の異常が判明した場合、システム利用契約の範囲内にて修理又は良品に交換
すること。
(3)緊急保守
受注者は、発注者からシステムが正常に作動していない旨の通報を受けた場合、又は、シス
テムが正常に作動していないことを確認した場合は、速やかに正常な状態に復旧させなければ
ならない。
(4)異常状況遠隔監視
受注者は、システムの異常状況を遠隔操作により監視しなければならない。
(5)故障対応及び問い合わせ対応
アプリケーションソフト、機器等の故障及びシステム全般に関する受付窓口を開設すること。
(6)機器等の更新
機器の故障又は老朽化による修理及び更新はシステム賃貸借契約の範囲内にて修理又は良品
に交換すること。
(7)バージョンアップの対応
OS、データベース等の基本ソフトウェアのバージョンアップは、システム利用契約の範囲
内にて対応すること。なお、ソフトウェアのバージョンアップに関する情報を発注者に随時提
供し、その実施の要否について協議すること。
(8)通信機器の復旧・更新対応
通信機器の異常、通信回線の障害等によりデータ収集ができなくなった場合は、システム利
用契約の範囲内にて調査を行い、通信会社への復旧指示、機器の更新等により速やかにサービ
スの現況復旧をすること。
(9)法改正の対応
①大気汚染防止法の改正又は関連する通達等(以下「法改正等」という。)に伴い、ソフト
ウェアの変更が生じた場合は、システム利用契約の範囲内にて必要な対応を行うこと。なお、
新しいソフトウェアをリリースする際には、受注者へ事前に通知し、了解を得た上で実施す
ること。
②法改正等に伴い、集計値、帳票出力の変更が生じた場合は、システム利用契約の範囲内に
て変更を行うこと。
(10)保守費用
天災その他不可抗力による故障を除き、システムの保守に要する消耗品及び故障の修理に要
する費用は、受注者の負担とすること。
(11)データのバックアップ
過去データを含めた全ての保存された測定データについては年1回以上、外部記憶媒体にバ
ックアップし、発注者に提出すること。
2
(12)データの取り扱い
①受注者が本業務により収集した発注者のデータについては、発注者が求めた場合に受注者
の費用及び責任において、EXCE形式若しくはCSV形式で外部記憶媒体に格納の上提出するこ
と。
②①により発注者にデータを提出した後、速やかに受注者の費用及び責任において、データ
センター内のサーバ等から発注者のデータを完全に消去し、その旨発注者へ報告すること。
6
システム運用
(1)24時間365日安定した稼働を実現するため、以下に示す項目について監視を行うこと。
項目
アプリケーション管理
内容
・各サーバーで稼働するプロセスの稼働状態
・アプリケーションが使用するサーバーリソース使用率
・アプリケーションが提供するサービスへの不正アクセス
・アラートログ、システムログ、イベントログ情報
ハードウェア監視
・設備機器の稼働状態
・設備機器のハードウェアリソース状態
ネットワーク監視
・設備機器の資源配備及び構成
・通信インターフェースの故障、保守作業に伴う回線の閉塞及
び閉塞状態の解消
(2)サービスレベルを次表に示す。これをシステム提供上の目標として、受注者が運用を行う
ものとする。なお、サービスレベルが達成できなかった場合のペナルティ等は、発注者と協議
の上定めるものとする。
項目
可用性
稼働率※1
設定値
実績及び測定内容
98%以上
受注者に起因しない回線障害、計画停止及
びバックアップ時間は除く。
アプリケーション障害の場合は、サービス
の一部機能のみの不具合とする。また、障害
復旧にシステム停止を伴う場合、利用者への
影響が少ない計画停止時などに復旧作業を実
現する。
アプリケーション障害については稼働率の
計算には含めず、適切なインシデント管理を
実施し管理状況を報告する。
障害対応
障害通知時間
1時間以内
環境保全課あてに電話もしくはメールにて
連絡する。
復旧着手時間
6時間以内
着手時間内に障害の原因調査を開始し、発
障害監視間隔
30分
セキュリテ
ウィルス定義
ベンダのリリ
ィ
ファイルへの
ース後、24
更新間隔
時間以内
OS及びミド
四半期に一度
注者に対応計画を報告する。
ルウェアのパ
自動更新によりウィルス定義ファイルを適
用すること。
パッチ対応の必要性を精査し、必要と判断
したパッチをまとめて評価実装すること。
ッチの適用間
隔
3
※1 稼働率については、子局装置の1時間値データ収集機能の稼働率とデータサーバーの1
時間値処理機能の稼働率との積を想定しているが、詳細は発注者と協議の上決定すること。
(3)自動運用
データ収集機能は常時稼働(メンテナンス時を除く)とすること。また、機器が故障した場
合でもデータが消失しないように、バックアップ等の機能を有すること。
(4)バックアップ機能
不慮な事故等による収集データの消失を防ぐため、必要なバックアップについては自動的に
行うこと。また、バックアップしたデータについては、容易にリストア可能とすること。
(5)停電対応
停電時には、機器等の故障が起きないよう、安全に停止すること。また、復電時には、自動
的にシステムを起動し、データ収集等を再開すること。
(6)セキュリティ
①ネットワークセキュリティ
不当な侵入及びデータの漏洩を防護する対策を講じること。
②ウイルス対策
ウイルスの侵入対策とともに、誤ってウイルスが侵入した場合でもシステムがウイルスに感
染しない対策を講じること。
7
データの保存期間
1時間値修正前;1年間
1時間値確定値;昭和45年以降全て
1分間値生データ;10年間
8
報告
(1)定期保守が終了した場合は、定期保守点検報告書に点検結果を記載し、終了後、速やか
に発注者に提出すること。
(2)緊急保守を実施した場合は、緊急保守点検報告書及び総括表に必要な事項を記載し、終
了後、速やかに発注者に提出すること。
9
保守管理時の施設等の維持義務
受注者は、施設及び測定機器等に損害を与えたときは、直ちに発注者に報告するとともに受
注者の責任において、速やかに原状復旧すること。
10
保守管理等の作業実施上の注意
作業は、発注者と十分に協議の上実施するものとし、事故が発生しないよう注意すること。
なお、事故が発生した場合は、直ちに発注者に報告するとともに、受注者の責任において、速
やかに措置すること。
11
保守管理時の機器の停止
保守を実施するにあたり、システムの機能を停止する必要があるときは、発注者と事前に協
議し、発注者の指示に従って実施すること。ただし、部分的な機器の機能停止については、こ
の限りでない。
4
12
運用サポート
システム操作支援及び機能の説明のため、以下のとおり運用サポートを行うこと。
なお、窓口は一本化し、サポートは日本語で行うこと。
受付方法
電話
FAX
電子メール
サービス提供時間
受付内容
平日8:30~17:00
・システムの操作方法に関する問い合わせ
(祝日及び12月29日~1月
・システムで提供される機能に関する問い合わせ
3日を除く)
・システムのクライアント利用環境等に関する問い
24時間365日
合わせ
(計画停止時を除く)
・システム障害発生に関する問い合わせ
24時間365日
・システムに関する業務依頼
(計画停止時を除く)
・その他システム運用に必要な事項に関する問い合
わせ
※光化学スモッグ発令時期(毎年4月20日~10月20日)においては、土日祝日でも、電話にて受付
できる体制を整えること。
13
作業時間
保守点検は、発注者の指示がある場合を除き、原則として祝日を除く月曜日から金曜日の午
前8時30分から午後5時までの間に実施すること。
14
測定項目の増減対応
今後、測定項目が増減した際には、適切に対応すること。
15
県システムとの通信
測定局及び測定項目の増減があった場合には、システム利用契約の範囲内で対応すること。
16
成果物図書提出
以下の完成図書を明石市環境部環境保全課に納入すること。
文書名
定期保守点検計画書
部数
1
提出内容
年1回の定期保守点検の計画書を契約後1週間以内に提出す
る。
定期保守点検報告書
1
定期保守点検の報告書を点検後1週間以内に提出する。
緊急保守点検報告書
1
緊急保守対応が発生した場合、対応後1週間以内に提出す
及び総括表
臨時保守計画書
る。
1
OS、ソフトウェアのバージョンアップを行う場合、実施の1
週間前までに計画書を提出する。
臨時保守報告書
1
OS、ソフトウェアのバージョンアップを行った場合、対応後
1週間以内に提出する。
操作教育資料
2
システムの仕様に変更等があった場合は、操作教育に使用す
る資料を準備する。
5
Fly UP