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資料5
資料5 柏木市民センター事業「地域元気クラブ」について 柏木市民センターの背景 ■ 歴史的背景 城下町の西の出入り口として要衝であったが、明治時代以降、北三番丁と八幡町を 直結する道路が開通、関山隋道の開削による山形との交通の利便性高まり経済活動 が盛んとなる 大崎八幡宮の門前町 八幡町 仙台城に対峙する重臣クラスの武家屋敷 縁辺の北山には寺社配置 門前町 城下町の拡張により配置された東西に長い北六番丁~北十番丁 下級武士 城下町の出入り口 足軽町の配置 瓦職人の町(この地での粘土・水・薪の調達) 通町 奥州街道沿いの町人町と職人町(北大工町、北畳町、北鍛冶町) 藩政時代の道筋と町割りの名残がある 四ツ谷用水の本流 ■ 地理的背景 広瀬川の河岸段丘上に位置 地盤が堅固、なだらかな坂 粘土質の土地 北山丘陵からの水脈 ■ 環 境 東北大学医学部、歯学部、東北福祉大学、宮城第一高校、尚絅学院、 聖ドミニコ学園、国際交流会館(東北大学留学生)、如春寮(東北大学女子寮) 大学病院、厚生病院を始め病院、医院が多い 戦災の焼失を免れた古い木造家屋と高層マンションが混在 歩道のない長い一方通行の道路 ■ 柏木市民センターの沿革と現況 戦災により焼失した仙台中学(現仙台市立仙台高校)が満昌寺の境内地に建設され その後国見に新築移転、仙台女子高校、視聴覚教材センター、中央公民館柏木分館と して校舎が使用された。現市民センターは平成 10 年改築。多目的ホール、会議室(1)、 和室(2)、市民活動室、資料室がある。 支援対象地域を三条中学校エリアとしているが、通町小学校区と八幡小学校区の狭間 に位置しており、さらに北山市民センターと近接しているため、小中学校との連携や地 域特性を取り上げる部分での競合がある。また、施設面でも双方が補完しあうような設 定になっており、調理実習室、図書室が設置されていないことの影響もあって分館的な イメージが払拭できない。 二つの連合町内会との関係も密な状況とは言えず、それぞれがコミュニティセンターを 活動拠点にしていることから、包括的な活動の内容や、地区社会福祉協議会をはじめ とする地域団体の活動状況が把握しにくい。一方では、地域活動を独自に展開してい るグループがあり、地域の自主性を感じさせるが、マンパワーの拡充という課題を抱え て、今後の地域づくりという大きなステップを踏み出せない現状も垣間見える。 大正元年「仙台市全図」部分 国土地理院 1/10,000 地形図 「青葉山」、「仙台駅」より合成