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「全国の受験生へのエール」が集まりました
<第 129 129 回> 1月15日 15日(火) 全国の受験生の皆様へ ~ ネットワークを通じて、「エール」が届きました ~ 神奈川県立茅ケ崎西浜高校 校長 神戸秀巳 今年も 12 月に全国の仲間たちに「全国の受験生へのエール」交換を呼びかけたところ、 13 県の 23 校 40 名の方からメッセージが寄せられました。協力いただいた高校には 11 日 (金)にまとめた全文を送らせていただきました。茅ケ崎西浜高校では、昨年と同様に、 校舎の数箇所に全文を掲示して、全校生徒のモチベーションアップに役立てさせていただ きます。 ここでは、都道府県名のみ記し、エールの一部をご紹介いたします。併せて、送ってい ただいた「学級だより」の一部を掲載いたします。 受験生ではないあなた。「 「受験生」 受験生」を「挑戦者」 挑戦者」に置き換えて読んでください。茅ケ崎 えて 西浜高校の生徒たちには、12 月の全校集会でそのように言いました。 【1月 11 日発行の「学級だより」より】 全国の受験生へのエール交換 全国の受験生へのエールを交換しようという話を頂いたときに、タイガー・ウッズの逸 話を思い出しました。タイガーは対戦相手がパターを打つ時に「入れ!」と念じるそうで す。普通は自分が勝つために「外せ!」と思ってしまいそうですが、なぜでしょうか?そ れは、相手のパットを「入るな!」と思った瞬間に自分の思考がネガティブになり、最高 のパフォーマンスを発揮することが難しくなってしまうからだそうです。逆に「入れ!」 と祈ることで自分の思考をポジティブにし、自分がそれを超えるパフォーマンスを発揮し ようとモチベーションを高めることができるというわけです。タイガーの中には、常に世 界最高のプレーをする理想の自分がいるので、相手を蹴落としてというよりも、一緒に高 い次元で競い、そのうえで相手を上回り、より自分を高みへ連れて行こうとしているので す。受験においても合格の先に人生が続いていきます。合格という結果はもちろん重要で すが、そこに至るまでのプロセスを通して自分を人間的に成長させ、その後の人生に活か していってほしいというのが私の一番の願いです。お互いの健闘を祈りながら今自分ので きることを精一杯やりきりましょう。また、すでに進路先が決まった人たちにももう一度 自分の受験を振り返り次のステップへの糧としてもらう意味で、ぜひ全国の先生方からの 熱いメッセージを味わってほしいと思います。それではどうぞ。 【秋田県 A様】 いよいよですね。この日のために、一生懸命頑張ってきたと思います。でも、単なる通 過点にしかすぎません。ゴールはまだまだ先にあります。ここがゴールのテープ地点では ないのです。 そんな気持ちになれたら、きっと結果はついてきます。まずは目の前の事に集中し、今 年の問題と戦ってください。答えは問題用紙のその中にきっとあるはずです。 【山形県 B様】 全国の受験生の皆さん いよいよですね。やっとここまできたな、という感じでしょう か。夢と希望と未知の可能性に満ちた皆さんの志の高さに敬意を表します。本番では誠心 誠意取り組み、全身全霊をテストに打ちこんで下さい。 総合力で勝負だ。自信を持って攻めろ。あなたならできる。君ならできる。日本の未来 を明るくするのは君たちだ。君たちの活躍を大いに期待している。 全国にみんなの笑顔が咲き誇ることを楽しみにしています。「やるぞ!力の限り 全国 の受験生」 【宮城県 C様】 24年度はロンドンオリンピックに沸いた年。受験勉強の手をちょっと休めて、テレビ 観戦をした受験生も多いはず。それにちなみ、かつて某新聞に掲載された記事を紹介した い。 アーチェリー選手だったF選手が出場した○○大会最終選考会は、記録的な豪雨の中で開 催された。生き残りをかけた正念場での最後のショット。F選手の眼鏡に雨のしぶきがか かり、何度も狙いを定め直さなければならなくなった。残り数秒となって狙いが定まらな いままに放った矢は大きく的をはずれ、落選。彼はタオルに顔を埋めて泣いた。しばらく して立ち上がると、雨がやまぬ中、彼は関係者一人一人に頭を下げて回った。敗戦の直後 に彼が見せたのは、最悪の状況で戦わせられた恨みではなく、過酷な天候下で大会を運営 してくれた裏方への感謝だったのだ。その彼が、敗北の翌日から対策に動く。それは、ツ バの長い帽子を買い、練習からかぶるという極めてシンプルなことだった。「これでどん な雨でも眼鏡は濡れなくなりました」。その後の大会でF選手が○○五輪切符を手にした 時、協会関係者は心から彼を祝福したという。 【新潟県 D様】 誰にでも、奇跡が起きてほしいと願う心はあると思う。生徒を見ていると、皆、日々目 には見えないもの(奇跡)が「ちょっと」あるような気がします。このちょっとが、いず れ大きくなるかどうかは、正直よく分かりません。ただ、私が言えることは、目に見える 形の奇跡がないからといって、この先の努力をやめてしまったら、きっと、見えなかった ちょっとの奇跡はその後大きくなれないということです。 人生の大勝負。こんな時こそ、見えない何かを育てるために、頑張って欲しい。見える 奇跡のためばかりでなく、見えない奇跡のためにも、頑張れる人であって欲しい。大丈夫、 応援しています。存分に、心から。 【埼玉県 E様】 12 月1日に本校で行われた集会では、次の言葉を紹介して受験生を激励しました。 「真剣になれ本気になれ、真剣に生きた時間の合計だけがその人の年齢である」高校2年 の3学期からの 15 か月、皆さん一人一人は最も濃密な時間を過ごしてきました。真剣に 本気に取り組んできた時間でした。皆さんはこれまで受験に備えて確かな準備をしてきま した。これからは弱いところを補って最後のまとめをすることです。自信を持ってチャレ ンジしてください。ご健闘を祈ります。 【千葉県 F様】 「流言飛語」が君たちを惑わす時期になりました。大丈夫ですか。「風が吹けば、桶屋 が儲かる」理論は、いつの時代にも、どんな場所でも起こります。 根拠のない言葉でも信じてしまうほどに、君たちの心は揺れているのではないでしょう か。それにつけ込み、不安をあおり動揺を誘う輩は、いつの時代にもどんな場所にもいま す。そんな人達に負けないでください。今までやってきたことを信じてください。今のあ なたを支えるのは、あなた自身がやってきた努力しかないのです。そして、入試の日のあ なたを支えるものは、「今」のあなたなのです。 不安もあるでしょうが、時間は、誰にも公平に流れていきます。その時間に「密度」を 与えるのは、あなた自身です。「これから」の全てを受け止めるために、「これまで」が あるのです。 「弱音」をはいてもいいでしょう。「混乱」してもかまいません。でも、諦めることは しないでください。自分を信じてください。 「道」は必ず見つかります。落ち着いて、前に進みましょう。 【神奈川県 G様】 キミの進もうとする道は間違っていない。 キミが感じるもの、受け取る何かはないかな。それはどんなことで、なぜだろう。 自分を鍛えて自分を変えて、力を高めて…、課題を越えていこうとするその姿に周りを 変えていく何かがあると思う。元気、やる気、・・・、前向きに周りの雰囲気を変えてい く何かが。 自分で自分のことは一番わからないんじゃないかと思うから、今の君に伝えておきたい。 受験勉強もそれらの取り組みと一緒だ。少なくとも、僕は感じるし、受け取る。今の君 に周りの状況は感じにくいと思うけど。そして、人に見せるものじゃないから、見る人、 感じる人も多くないけど。 キミのやっていることは、正しいし、意味がある。周囲に惑わされ、巻き込まれ、流さ れることなく、立ち向かって欲しい。必ず、君自身にもわかる時がくる。 【静岡県 H様】 平成 25 年4月、君たちはどこの空の下にいますか。そう考えただけでどきどきしませ んか、ときめきませんか?これこそがが、君たちがこれから挑む現実へのモチベーション であり原動力となるでしょう。 いよいよその日は近づいてきました。どんな心境でしょうか?余裕を感じ過ぎても、焦 り過ぎてもいけません。大事なことは、できる限り、平常心でいることです。そのために は、今一度、蓄積した知識・情報の引き出しを整理してください。きっと落ち着いてくる はずです。それが自信へと繋がっていくはずです。 試験は君たちの夢の実現に向けての第一歩です。「わくわく、どきどきしながら」取り 組んでください。目標点はあくまで満点です。前へ前への精神で必ず「取る」、「取れ る」の思いを強く持って臨んでください。 集中力と観察力を持って楽しんください。健闘を祈ります。 【愛知県 I様】 「辛いという文字がある。もう少しで、幸せになりそうな字である。」 今が大変辛いと思っているならば,あなたの夢はもうすぐそこにまで来ています。夢は 掴んでこそ,本当の夢になります。 素直に,ひたすらに努力してきたならば,自分を信じよう。新しいステージに向かうそ の姿は,凛々しくまぶしく見えます。 ここからは,全てを自分が責任を持って決めていく,皆さんが主役のステージ。 私たち大人の応援はここまで。上のメッセージは,私たちの最後のエールです。 自分の力で生きて,生きて,そして生き抜いてください。 【岐阜県 J様】 私は4月に、学年主任として、3年生に次のことを伝えました。 「君たちには、それぞれが持っている『色』=『良さ』がある。この1年間、その 『色』を大切にして、最大限に個々の『色』を出し切って欲しい。そうすることが、君た ちが目指している目標を最短で達成することにつながる。」と。 自分の『色』は『良さ』。『良さ』は『強み』。『強み』は自信につながり、自信は自 分の力を最大限に発揮させてくれる。そう私は信じているからです。 全国の受験生のみなさん、自分の『色』を出し切りましょう!100%の力を出し切るこ とが大切です。それぞれが全力を出し切りましょう! たゆまず、あせらず、あきらめず、“平常心”で臨んでください。 健闘を祈ります。 【三重県 K様】 よくぞ、ここまで苦しい道のりを歩み、乗り越えてきましたね。これまで頑張ってきた 自分を褒めましょう!自分を信じましょう!そして、残りわずかな期間、これ以上頑張っ たことがないくらい頑張ってください!!努力してきたことは、必ず報われます。 どうなるか分からない結果を案ずるより、目の前の道を、壁を、全力で突破していきま しょう!今日、一日一日を大切に過ごし、未来に幸あれ!! 【広島県 L様】 新しい年を迎え、「激動」の一年が始まりました。 いよいよ試験が迫ってきましたね。焦りや不安に苛まれることなく、強い意志と自信を 持って全力で臨んでください。 皆さんには譲れない「夢」があると思います。その夢を叶えるために、今、ここにいる のです。焦りや不安に押しつぶされそうになったとき、もう一度原点に立ち返って、その ことを思い出してください。「氣力」と「執念」さえあれば、必ずや結果はついてきま す。「羽ばたく春」を夢見て「人生を懸けた闘い」に向かう皆さんに心からエールを送り ます。 「受験生の健闘を祈る!」 【島根県 M様】 いよいよその時が来ました。不安な思い、あるいは感傷的な思い、いろいろな思いが今 胸中を去来していると思います。 自分を信じて、何も足さない、何も引かない。虚心坦懐に自分という壁に向かうのみで す。 米沢藩中興の祖、上杉鷹山の金言をお贈りし、私のエールとします。 「成せばなる、成さねばならぬ何事も。 成らぬは人の成さぬなりけり。 成らぬは人の成さぬなりけり。」 【特別にもう 特別にもう一人 にもう一人】 一人】 ものごとには「有利な状況」と「不利な状況」があります。そして、「有利な状況」で も失敗することはあるし、逆に「不利な状況」でもいい結果が得られることがあります。 つまり、いま「有利な状況」だからといっていい結果が約束されているわけではないし、 いま「不利な状況」だからといって最終的に失敗するというわけではありません。 大切なのは「投げ出さない」ことだと思います。「退却する」という選択肢もあります が、それは投げ出すのではなく「退く」を選んでいます。「投げ出す」ことと「やけにな る」ということを避けて、「なんとか、いまできることをしよう」と考える、それさえで きていれば、不利な状況からでも、道はひらけてくると思います。 よく「勝負勘」がいいとかわるいとか言いますが、それは他人の予想についての評価で はなく、実際に「当事者」として勝負をしてきた人についてだけ言われるものだと思いま す。状況の有利不利を超えて、投げ出さず、やけにならずに「できることをした」人が、 いい結果を出すことがあるから、それが人には「勝負勘がよかった」と見えるのでしょう。 でも本当は、「勘」はひとつの要素であって、いい感覚で状況や展開を読むということよ りも、そこから「なにができるか」を探して、それをやり抜いたことのほうが、重要なの ではないでしょうか。 これから先、色々な状況になることもあると思います。そんなときは心の中でつぶやい てください。「できることをしよう。」 健闘を祈ります。 成就をめざすあなたに 成就をめざすあなたに栄光 をめざすあなたに栄光あれ 栄光あれ! あれ!