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別表29 保険料の払込免除の対象となる所定の障害状態

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別表29 保険料の払込免除の対象となる所定の障害状態
約款
主契約
特 約
別 表
付 表
別表
29
別表29 保険料の払込免除の対象となる所定の障害状態
保険料の払込免除の対象となる所定の障害状態とは、国民年金法施行令第4条の6別表(昭和34年政令第184号、平成16
年4月2日現在)の障害等級1級および2級ならびに厚生年金保険法施行令第3条の8別表第1(昭和29年政令第110号、
平成16年4月2日現在)に定める程度の障害の状態(下表)があり、かつ、その状態が永続的に回復しない状態をいいま
す。
⑴ 両眼の視力が0.1以下に減じたもの
⑵ 両眼の視野が5度以内のもの
⑶ 両耳の聴力が、40センチメートル以上では通常の話声を解することができない程度に減じたもの
⑷ 中等度の平衡機能の障害のために、労働能力が明らかに半減しているもの
⑸ そしゃくまたは言語の機能に相当程度の障害を残すもの
⑹ 脊柱の機能に著しい障害を残すもの
⑺ 一上肢の3大関節のうち、2関節の用を廃したもの
⑻ 一下肢の3大関節のうち、2関節の用を廃したもの
⑼ 長管状骨に偽関節を残し、運動機能に著しい障害を残すもの
⑽ 一上肢のおや指およびひとさし指を失ったものまたはおや指もしくはひとさし指を併せ一上肢の3指以上を失
ったもの
⑾ おや指およびひとさし指を併せ一上肢の4指の用を廃したもの
⑿ 一下肢をリスフラン関節以上で失ったもの
⒀ 両下肢の10趾の用を廃したもの
⒁ 体幹の機能に歩くことができない程度の障害を有するもの
⒂ 前各号に掲げるもののほか、身体の機能に、労働が著しい制限を受けるかまたは労働に著しい制限を加えるこ
とを必要とする程度の障害を残すもの
⒃ 精神または神経系統に、労働が著しい制限を受けるか、または労働に著しい制限を加えることを必要とする程
度の障害を残すもの
(備考)
1.眼の障害
⑴ 視力障害
① 視力の測定は、万国式試視力表またはそれと同一原理によって作成された試視力表により、1眼ずつ、きょう正
視力について測定します。
② 「両眼の視力」とは、両眼のそれぞれの視力を別々に測定した数値をいいます。
⑵ 視野障害
① 視野は、ゴールドマン視野計および自動視野計またはこれらに準ずるものを用いて測定します。ゴールドマン視
野計を用いる場合、中心視野の測定にはⅠ/2の視標を用い、周辺視野の測定にはⅠ/4の視標を用います。それ以
外の測定方法によるときは、これに相当する視標を用いることとします。
2.耳の障害(聴覚障害)
⑴ 「両耳の聴力が、40センチメートル以上では通常の話声を解することができない程度に減じたもの」とは次のいず
れかに該当するものをいいます。
① 両耳の聴力レベルが70デシベル以上のもの
② 両耳の聴力レベルが50デシベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が50%以下のもの
⑵ 聴力の測定は、日本工業規格(昭和57年8月14日改定)に準拠したオージオメータで行います。
⑶ 聴力レベルのデシベル値は、周波数 500・ 1,000・ 2,000ヘルツにおける聴力レベルをそれぞれa・b・cデシベ
ルとしたとき、
1
―― (a+2b+c)
4
の値をいいます。
⑷ 最良語音明瞭度の算出は、次によるものとします。
① 検査は、録音器またはマイク付オージオメータにより、通常の会話の強さで発声し、オージオメータの音量を適
当に強めたり、弱めたりして最も適した状態で行います。
② 検査語は、語音弁別能力測定用語音集により、2秒から3秒に1語の割合で発声し、語音明瞭度を検査します。
なお、語音聴力表は、「57s式語表」あるいは「67s式語表」とします。
③ 語音明瞭度は、次式により算出し、語音明瞭度の最も高い値を最良語音明瞭度(語音弁別能)とします。
正答語音数
語音明瞭度 = ――――― × 100(%)
検査語数
3.平衡機能の障害
「中等度の平衡機能の障害」とは、閉眼で起立・立位保持が不安定で、開眼で直線を10メートル歩いたとき、多少転
倒しそうになったりよろめいたりするがどうにか歩きとおす程度のものをいいます。
4.そしゃく・嚥下機能の障害
698
約款
特 約
別 表
付 表
5.言語機能の障害
⑴ 「言語の機能に相当程度の障害を残すもの」とは、4種の語音のうち、2種が発音不能または極めて不明瞭なため
日常会話が家族は理解できるが、他人は理解できない程度のものをいいます。
⑵ 4種の語音とは、次のものをいいます。
① 口唇音(ま行音、ぱ行音、ば行音等)
② 歯音、歯茎音(さ行、た行、ら行等)
③ 歯茎硬口蓋音(しゃ、ちゃ、じゃ等)
④ 軟口蓋音(か行音、が行音等)
主契約
⑴ そしゃく・嚥下機能の障害は、歯、顎(顎関節を含む。)、口腔(舌、口唇、硬口蓋、頬、そしゃく筋等)、咽頭、
喉頭、食道等の器質的、機能的障害(外傷や手術による変形、障害も含む。)により食物の摂取が困難なもの、ある
いは誤嚥の危険が大きいものをいいます。
⑵ 「そしゃく・嚥下の機能に相当程度の障害を残すもの」とは、経口摂取のみでは十分な栄養摂取ができないために
ゾンデ栄養の併用が必要なもの、または、全粥もしくは軟菜以外は摂取できない程度のものをいいます。
⑶ 食道の狭窄、舌、口腔、咽頭の異常等によって生じる嚥下の障害については、そしゃく機能の障害に準じます。
6.脊柱の障害
「脊柱の機能に著しい障害を残すもの」とは、脊柱または背部・軟部組織の明らかな器質的変化のため、脊柱の自動
可動域が参考可動域の2分の1以下に制限されたものをいいます。
7.上肢の障害
⑴ 「関節の用を廃したもの」とは、関節の自動可動域が健側の自動可動域の2分の1以下に制限されたものまたはこ
れと同程度の障害を残すもの(例えば、常時固定装具を必要とする程度の動揺関節)をいいます。
⑵ 「指を失ったもの」とは、おや指については指節間関節(IP)、その他の指については近位指節間関節(PIP)
以上で欠くものをいいます。
⑶ 「指の用を廃したもの」とは、次のいずれかに該当するものをいいます。
① 指の末節骨の長さの2分の1以上を欠くもの
② 中手指節関節(MP)または近位指節間関節(PIP)(おや指にあっては、指節間関節(IP))に著しい運動障害
(自動可動域が健側の自動可動域の2分の1以下に制限されたもの)を残すもの
⑷ 「長管状骨に偽関節を残し、運動機能に著しい障害を残すもの」とは、次のいずれかに該当するものをいいます。
(偽関節は、骨幹部または骨幹端部に限ります。)
① 上腕骨に偽関節を残し、運動機能に著しい障害を残すもの
② 橈骨および尺骨の両方に偽関節を残し、運動機能に著しい障害を残すもの
別表
8.下肢の障害
⑴ 「関節の用を廃したもの」とは、関節の自動可動域が健側の自動可動域の2分の1以下に制限されたものまたはこ
れと同程度の障害を残すもの(例えば、常時固定装具を必要とする程度の動揺関節)をいいます。
⑵ 「足趾の用を廃したもの」とは、次のいずれかに該当するものをいいます。
① 第1趾は、末節骨の2分の1以上、その他の4趾は遠位趾節間関節(DIP)以上で欠くもの
② 中足趾節関節(MP)または近位趾節間関節(PIP)( 第1趾にあっては、趾節間関節(IP))に著しい運動
障害(自動可動域が健側の自動可動域の2分の1以下に制限されたもの)を残すもの
⑶ 「長管状骨に偽関節を残し、運動機能に著しい障害を残すもの」とは、次のいずれかに該当するものをいいます。
(偽関節は骨幹部または骨幹端部に限ります。)
① 大腿骨に偽関節を残し、運動機能に著しい障害を残すもの
② 脛骨に偽関節を残し、運動機能に著しい障害を残すもの
29
9.体幹の障害
「体幹の機能に歩くことができない程度の障害を有するもの」とは、室内においては杖、松葉杖、その他の補助用具
を必要とせず、起立移動が可能であるが、野外ではこれらの補助用具の助けをかりる必要がある程度の障害をいいます。
10.身体の機能に、労働が著しい制限を受けるかまたは労働に著しい制限を加えることを必要とする程度の障害
「身体の機能に、労働が著しい制限を受けるかまたは労働に著しい制限を加えることを必要とする程度の障害」を例
示すると以下のとおりです。なお、以下で使用する「一般状態区分」とは、次の区分をいいます。
〔一般状態区分〕
① 無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの
② 軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの。例えば、軽い家事、事務
など
③ 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以
上は起居しているもの
④ 身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では
屋外への外出等がほぼ不可能となったもの
⑤ 身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に
限られるもの
699
約款
主契約
特 約
別 表
⑴ 肢体の機能の障害
次のいずれかに該当する程度のもの
① 一上肢の機能に相当程度の障害を残すもの(「機能に相当程度の障害を残すもの」とは、日常生活動作の多
くが「一人で全くできない」場合またはほとんどが「一人でできるが非常に不自由な場合」をいいます。以下
同じ。)
② 一下肢の機能に相当程度の障害を残すもの
③ 両上肢に機能障害を残すもの(「機能障害を残すもの」とは、日常生活動作の一部が「一人で全くできない
場合」またはほとんどが「一人でできてもやや不自由な場合」をいいます。以下同じ。)
④ 両下肢に機能障害を残すもの
⑤ 一上肢および一下肢に機能障害を残すもの
肺結核
付 表
⑵ 呼吸器疾患による障害
① 認定の時期前6月以内に排菌がなく、胸部X線所見が日本結核病学会病型分類(以下「学会分類」と
いいます。)のⅠ型もしくはⅡ型またはⅢ型で、積極的な抗結核薬による化学療法を施行しているもの
で、かつ、労働が制限を受けるかまたは労働に制限を加えることを必要とするもの
② 認定の時期前6月以内に排菌があり、かつ、学会分類のⅣ型であるもので、かつ、労働が制限を受け
るかまたは労働に制限を加えることを必要とするもの
胸部X線所見がじん肺法の分類の第3型のもので、かつ、労働が制限を受けるかまたは労働に制限を加
えることを必要とするもの
じん肺
呼吸不全
別表
29
動脈血ガス分析値に軽度の異常があり、予測肺活量一秒率が40%以下のもの、かつ、「一般状態区分」
の②、③、④または⑤に該当するもの
⑶ 心疾患による障害
① 下記の心臓疾患検査異常所見表のいずれか1つ以上の異常所見等と浮腫、息切れ等の臨床所見があり、か
つ、「一般状態区分」の②、③、④または⑤に該当するもの
② 拡張型心筋症においては、心臓疾患検査異常所見表の⑩の左室駆出率(EF)の検査成績が50%以下を示す
もので、かつ、「一般状態区分」の②、③、④または⑤に該当するもの
③ 心臓ペースメーカー(植込み型除細動器(ICD)を含む。)または人工弁を装着したもの
〔心臓疾患検査異常所見表〕
① LevineⅢ度以上の器質的雑音が認められるもの
② 心胸郭比60%以上のもの
③ 胸部X線所見で、肺野に明らかなうっ血像のあるもの
④ 心電図で、陳旧性心筋梗塞所見があり、かつ、今日まで狭心症状を有するもの
⑤ 心電図で、脚ブロック所見があり、基礎疾患を有するもの
⑥ 心電図で、完全房室ブロック(第Ⅲ度房室ブロック)所見または第Ⅱ度(MobitzⅡ型)房室ブロック所見の
あるもの
⑦ 安静時心電図で、0.2mV以上のSTの低下があるもの、もしくは、深い陰性T波の所見のあるもの
⑧ 負荷心電図で明らかな陽性所見のあるもの
⑨ 難治性の不整脈のあるもの
⑩ 左室駆出率(EF)が50%以下のもの
⑪ 冠れん縮を証明されたもの
⑫ 心臓ペースメーカーを装着したもの
⑬ 人工弁を装着したもの
⑷ 腎疾患による障害
① 下記の腎疾患検査異常所見表に該当し、かつ、「一般状態区分」の②、③、④または⑤に該当するもの
② 人工透析療法施行中のもの
〔腎疾患検査異常所見表〕
① 内因性クレアチニンクリアランス値 30(ml/分)未満
② 血清クレアチニン濃度 3(mg/dl)以上
③ 下記⒜かつ⒝または⒜かつ⒞の状態
⒜ 1日尿蛋白量 3.5(g/日)以上を持続
⒝ 血清アルブミン 3.0(g/dl)以下
⒞ 血清総蛋白 6.0(g/dl)以下
700
約款
特 約
別 表
付 表
別表
難治性貧血群(再生不良性貧血、溶血性貧血等)
⑹ 血液・造血器疾患による障害
① 下記の難治性貧血群臨床所見区分表のうち、いずれか1つ以上の所見があり、かつ、下記の難治
性貧血群検査所見区分表のア.からエ.までのうち、3つ以上に該当し、かつ、「一般状態区分」
の②、③、④または⑤に該当するもの
② 溶血性貧血の場合は、下記の難治性貧血群臨床所見区分表のうち、いずれか1つ以上の所見があ
り、かつ、下記の難治性貧血群検査所見区分表のア.に該当し、かつ、「一般状態区分」の②、
③、④または⑤に該当するもの
〔難治性貧血群臨床所見区分表〕
① 治療により貧血改善は少し認められるが、なお軽度の貧血、出血傾向、易感染症を示すもの
② 輸血を必要に応じて行うもの
〔難治性貧血群検査所見区分表〕
ア.末梢血液中の赤血球像で、次のいずれかに該当するもの
⒜ ヘモグロビン濃度が10.0g/dl未満のもの
⒝ 赤血球数が350万/μl未満のもの
イ.末梢血液中の白血球像で、次のいずれかに該当するもの
⒜ 白血球数が4,000/μl未満のもの
⒝ 顆粒球数が2,000/μl未満のもの
ウ.末梢血液中の血小板数が10万/μl未満のもの
エ.骨髄像で、次のいずれかに該当するもの
⒜ 有核細胞が10万/μl未満のもの
⒝ 巨核球数が50/μl未満のもの
⒞ リンパ球が20%以上のもの
⒟ 赤芽球が15%未満のもの
軽度の出血傾向もしくは関節症状のあるものまたは凝固因子製剤を必要に応じ輸注しているもので
あり、かつ、下記の出血傾向群検査所見区分表のうち、いずれか1つ以上の所見があり、かつ、「一
般状態区分」の②、③、④または⑤に該当するもの
〔出血傾向群検査所見区分表〕
① 出血時間(デューク法)が6分以上のもの
② APTTが基準値の1.5倍以上のもの
③ 血小板数が10万/μl未満のもの
主契約
⑸ 肝疾患による障害
下記の肝疾患検査異常所見表に該当し、かつ、「一般状態区分」の②、③、④または⑤に該当するもの
〔肝疾患検査異常所見表〕
検査項目
異常
総ビリルビン(mg/dl)
2以上
血清アルブミン(g/dl)
3.5未満
血小板数(万/μl)
10未満
プロトロンビン
(%)
50未満
時間(PT)
(秒)
4以上の延長
アルカリフォスファターゼ(ALP)
3.5以上
(Bessey法)
コリンエステラーゼ(CHE)
診療施設基準値に対して、明らかに病的な異常値のもの
腹水
中等度(治療により軽快するもの)以上
脳症(昏睡度分類表)
Ⅰ度(治療により軽快するもの)以上
[昏睡度分類表]
昏睡度
精神状態
Ⅰ
睡眠-覚醒リズムの逆転
多幸気分ときに抑うつ状態
だらしなく、気にとめない態度
Ⅱ
指南力(時、場所)障害、物をとり違える(confusion)
異常行動(例:お金をまく、化粧品をゴミ箱に捨てるなど)
ときに傾眠状態(普通のよびかけで開眼し会話ができる)
無礼な行動があったりするが、他人の指示には従う態度をみせる
Ⅲ
しばしば興奮状態またはせん妄状態を伴い、反抗的態度をみせる
嗜眠状態(ほとんど眠っている)
外的刺激で開眼しうるが、他人の指示に従わない、または従えない(簡単な命令には応じえる)
Ⅳ
昏睡(完全な意識の消失)
痛み刺激に反応する
Ⅴ
深昏睡
痛み刺激にも全く反応しない
29
(注1)
出血傾向群
701
約款
特 約
別 表
付 表
別表
702
(注2)
造血器腫瘍群
主契約
29
治療に反応するが、肝脾腫を示しやすいもので、白血球が増加しているもの、かつ、「一般状態区
分」の②、③、④または⑤に該当するもの
注1 血小板減少性紫斑病、凝固因子欠乏症等
注2 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等
⑺ 代謝疾患による障害
糖尿病の場合、インスリンを使用してもなお血糖のコントロールの不良なもの(インスリン治療時における
Hba1cが8.0%以上および空腹時血糖値が140mg/dl以上のもの)
⑻ 高血圧による障害
次の①、②または③のいずれかに該当するもの
① 次の条件を満たす「悪性高血圧症」(単に高血圧のみでは障害の状態とは評価しない)
⒜ 高い拡張期性高血圧(通常最小血圧が120mm/Hg以上)
⒝ 眼底所見で、Keith-Wagener分類Ⅲ群以上のもの
⒞ 腎機能障害が急激に進行し、放置すれば腎不全にいたる
⒟ 全身症状の急激な悪化を示し、血圧、腎障害の増悪とともに、脳症状や心不全を多く伴う
② 1年以内の一過性脳虚血発作、動脈硬化の所見のほかに出血、白斑を伴う高血圧性網膜症を有するもの
③ 頭痛、めまい、耳鳴、手足のしびれ等の自覚症状があり、1年以上前に一過性脳虚血発作のあったものまた
は眼底に著明な動脈硬化の所見を認めるもの
11.精神の障害
「精神に、労働が著しい制限を受けるか、または労働に著しい制限を加えることを必要とする程度の障害」とは、次
のいずれかに該当する程度のものをいいます。
⑴ 精神分裂病、分裂病型障害および妄想性障害ならびに気分(感情)障害
① 精神分裂病によるものにあっては、残遺状態または病状があり、人格変化の程度は著しくないが、思考障害、そ
の他もう想・幻覚等の異常体験があり、労働が制限されるもの
② そううつ病によるものにあっては、気分、意欲・行動の障害および思考障害の病相期があり、その病状は著しく
はないが、これが持続したりまたは繰返し、労働が制限を受けるもの
⑵ 病状性を含む器質性精神障害
① 痴呆、人格変化は著しくないが、その他の精神神経症状があり、労働が制限を受けるもの
② 痴呆のため、労働が著しい制限を受けるもの
⑶ てんかん
① 痴呆は著しくないが、その他の精神神経症状があり、労働が制限を受けるもの
② 十分な治療にかかわらず、てんかん性発作を繰り返すため、労働が制限を受けるもの
③ 痴呆により、労働が著しい制限を受けるもの
⑷ 知的障害(精神遅滞)
知的障害があり、労働が著しい制限を受けるもの
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