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中高一貫コース 中学 2 年 数 学 ハイレベル 「練習問題」見本

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中高一貫コース 中学 2 年 数 学 ハイレベル 「練習問題」見本
中高一貫コース
中学 2 年
数 学
ハイレベル
「練習問題」見本
*「練習問題・解答解説、添削問題・解答解説」は『Z Study トレーニング』に掲載して毎月お届け。
添削問題の解答解説は、実際の教材では、翌月号に掲載します。
AM0231931C-01
円1
Û 次の図の∠ x の大きさを求めなさい。ただし,点 O は円の中心である。
¸
¸
¹
¹
O
O
A
D 80゜
x
26゜
A
x
C
B
C
110゜
B
º
º
»
A
A
»
42゜
O
20゜ 72゜
B
x
x
E
C
B
33゜
C
O
D
例題 1
Ü 次の図の∠ x の大きさを求めなさい。
¸
¸
¹
A
¹
D
A
B
58゜
42゜
30゜
70゜
E
x
C
B
x
C
P
D
例題 2
ܹ 円周角の定理と二等辺三角形の性質を使って∠ DPC の大きさを求め,U PBC で内角と外角の関係を利用する。
AM0231931C-02
%
%
Ý 右の図のように,円の周上に 4 点 A,B,C,D があり,AD
= DC
A
70゜
である。∠ A = 70 °
,∠ ACD = 33 °
のとき,∠ x の大きさを求めな
D
さい。
B
33゜
x
C
例題 3
Þ
右の図で, 4 点 A,B,C,D は同じ円周上の点であ
A
%
%
り,AB = BC である。また,点 P は AD の延長と BC の延
48゜
D
長との交点である。∠ BAC = 48 °
,∠ DBC = 24 °
のとき,
y
24゜ x
∠ x,∠ y の大きさをそれぞれ求めなさい。
B
P
C
例題 2,3
ß 右の図の四角形 ABCD において
∠ ADB =∠ ACB
D
A
であるとき,
∠ ABD =∠ ACD
が成り立つことを証明しなさい。
C
B
例題 5
%
%
Þ AB =BC より,∠ ACB =∠ BAC が成り立つ。さらに,円周角の定理より,∠ CAD =∠ CBD が成り立つので,
U ACP で内角と外角の関係を利用するとよい。
ß 円周角の定理の逆を利用して, 4 点 A,B,C,D が同一円周上にあることを示す。
9
8
EXCELLENT! GOOD!
S
A
7
6
5
4
3
AVERAGE
NEVER GIVE UP!
B
C
2
1
中高一貫コース
中学 2 年
数 学
ハイレベル
「練習問題解答解説」見本
*「練習問題・解答解説、添削問題・解答解説」は『Z Study トレーニング』に掲載して毎月お届け。
添削問題の解答解説は、実際の教材では、翌月号に掲載します。
AM0231931E-01
円1
Û
¸ U ODC で内角と外角の関係より
[ ∠ ODA =∠ O +∠ C
∠ ODA = 80 °
+ 26 °
= 106 °
円周角と中心角の関係より
∠BAC=
1
× 80 °= 40 °
2
[ ∠BAC=
1
∠BOC
2
よって,U ABD で内角と外角の関係より
40 °+∠ x = 106 °
[ ∠ A +∠ B =∠ ODA
∠ x = 66 °
66 ° (答)
¹ 円周角と中心角の関係を利用すると
%
[点 B をふくまない AC に対す
る中心角は
2 ∠ ABC
∠ AOC = 360 °
− 110 °
× 2 = 140 °
OA = OC より
180 −140
∠x=
=20°
2
○
○
[二等辺三角形の底角は等し
い。
20 ° (答)
º 円周角と中心角の関係より
A
1
∠BAC= × 72 °= 36 °
2
BO の延長と辺 AC との交点を D とすると
U ABD で内角と外角の関係より
[ ∠BAC=
O
D
20゜ 72゜ x
∠ ODC = 36 °
+ 20 °
= 56 °
よって,U OCD で内角と外角の関係より
1
∠BOC
2
[ ∠ BAD +∠ ABD
B
C
∠ x = 72 °
− 56 °
= 16 °
[ ∠ BOC −∠ ODC
16 ° (答)
» BC は円 O の直径より
[直径に対する円周角は 90 °で
ある。
∠ BAC = 90 °
よって,
[ ∠ BAC −∠ BAE
∠ EAC = 90 °
− 42 °
= 48 °
U AEC で内角と外角の関係より
[ ∠ EAC +∠ ACE
∠ x = 48 °
+ 33 °
= 81 °
81 ° (答)
Ü
¸ 円周角の定理と三角形の内角の和より
∠DBE =∠DAE= 180 °−(90 °+ 58 °)
= 32 °
よって,円周角の定理より
[ ∠ ACD =∠ ABD
∠ x =∠ ABD = 42 °
+ 32 °
= 74 °
74 ° (答)
AM0231931E-02
¹ 円周角の定理より
∠ BDC =∠ BAC = 70 ° ∠ ACB =∠ ADB = 30 °
U DPC は二等辺三角形であるから
180 −70
=55°
2
○
∠DPC=
○
[ ∠ DPC =
180 °
−∠PDC
2
U PBC で内角と外角の関係より
= 55 ° ∠ x = 25 °
∠ x + 30 °
25 ° (答)
[ ∠ PBC +∠ PCB
=∠ DPC
Ý
円周角の定理より
% に対する円周角。
[AD
∠ ABD =∠ ACD = 33 °
%
%
AD = DC より
[等しい弧に対する円周角は等
しい。
∠ DBC =∠ ABD = 33 °
よって,U ABC の内角の和より
∠ x = 180 °
−
(70 °
+ 33 °
× 2)
= 44 °
44 ° (答)
∠ ABC の大きさが求められると,U ABC の内角の和より,∠ x の大きさは求められます。
∠ ABC の大きさを求めるとき
円周角の大きさは弧の長さに比例する
ことを利用し,次のように考えることもできます。
%
%
∠ ABC :∠ ACD =AC:AD= 2 : 1 より
∠ ABC = 2 ∠ ACD = 2 × 33 °
= 66 °
Þ
%
%
AB = BC より
∠ x =∠ BAC = 48 °
←弧と円周角
また,円周角の定理より
∠ CAD =∠ CBD = 24 °
%
← CD に対する円周角
よって,U ACP で内角と外角の関係より
∠ y + 24 °
= 48 ° ∠ y = 24 °
∠ x = 48 °,∠ y = 24 ° (答)
ß
2 点 C,D は直線 AB に対して同じ側にあり
∠ ADB =∠ ACB
D
A
よって, 4 点 A,B,C,D は同一円周上にある。
ゆえに,円周角の定理より
∠ ABD =∠ ACD (証明終)
B
C
[ ∠ CPA +∠ CAP
=∠ ACB
中高一貫コース
中学 2 年
数 学
ハイレベル
「添削問題」見本
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添削問題の解答解説は、実際の教材では、翌月号に掲載します。
AM0231941L-01
円1 D
次の各問いに答えなさい。
(配点 50)
¸ 右の図のように,円 O の周上に 4 点 A ∼ D があり,線分 CD は円 O の直
A
%
径である。また,点 E は AB と CD の交点である。∠ DEB = 125 °
,BC:
%
(13 点)
CA= 1 : 2 のとき,∠ x の大きさを求めなさい。
D
x
125゜
E
O
C
B
¹
%
%
右の図のように, 6 点 A ∼ F は円 O の周上の点であり,BC=CD ,
A
%
%
DE =EF である。∠ BDF = 46 °のとき,∠ CAE の大きさを求めなさい。
B
F
(13 点)
O
C
46゜
E
D
º 右の図のような AB = AC の二等辺三角形 ABC の辺 BC 上に点 D
A
を AD = BD となるようにとる。そして, 3 点 A,B,D を通る円と
E
辺 AC との交点を E とする。このとき,
!
BA = BE であることを証明しなさい。
(12 点)
" U ADC ≡ U BDE であることを証明しなさい。
(12 点)
B
D
C
中高一貫コース
中学 2 年
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AM0231941O-01
円1 D
次の各問いに答えなさい。
(配点 50)
¸ 右の図のように,円 O の周上に 4 点 A ∼ D があり,線分 CD は円 O の直
A
%
径である。また,点 E は AB と CD の交点である。∠ DEB = 125 °
,BC:
%
(13 点)
CA= 1 : 2 のとき,∠ x の大きさを求めなさい。
D
x
125゜
E
O
¹
%
C
B
%
右の図のように, 6 点 A ∼ F は円 O の周上の点であり,BC=CD ,
A
%
%
DE =EF である。∠ BDF = 46 °のとき,∠ CAE の大きさを求めなさい。
B
F
(13 点)
O
C
46゜
E
D
º 右の図のような AB = AC の二等辺三角形 ABC の辺 BC 上に点 D
A
を AD = BD となるようにとる。そして, 3 点 A,B,D を通る円と
E
辺 AC との交点を E とする。このとき,
!
BA = BE であることを証明しなさい。
(12 点)
" U ADC ≡ U BDE であることを証明しなさい。
(12 点)
%
B
D
C
%
¸ BC:CA = 1 : 2 より
A
∠ ABC = 2 ∠ BAC = 2 ∠ x
ここで, 2 点 A,D を結ぶと
D
[円周角の大きさは弧の長さに
比例する。
x
125゜
∠ DAC = 90 °
E
[直径に対する円周角の大きさ
である。
は 90 °
O
よって,
∠ DAE = 90 °
−∠ x
B
C
また,円周角の定理より
∠ ADE =∠ ABC = 2 ∠ x
%
[ AC に対する円周角。
ゆえに,UADE で内角と外角の関係より
(90 °
−∠ x)+ 2 ∠ x = 125 °
∠ x = 35 °
[ ∠ DAE +∠ ADE
=∠ DEB
35 ° (答)
(
¹ 半径 OB,OC,OD,OE,OF をひくと,BDF に対する中心角の大きさは
∠ BOF = 360 °
− 2 × 46 °
= 268 °
[ ∠ BOF
= 360 °
− 2 ∠ BDF
AM0231941O-02
%
% %
%
BC=CD,DE=EF より
A
B
∠COE =∠COD+∠DOE
1
1
= ∠BOD+ ∠DOF
2
2
1
= ∠BOF
2
1
= ×268°
2
=134°
F
O
C
[ ∠ BOC =∠ COD
∠ DOE =∠ EOF
E
46゜
[
1
_ ∠BOD+∠DOF i
2
D
よって,円周角と中心角の関係より
∠CAE=
1
× 134 °
= 67 °
2
[ ∠CAE=
1
∠COE
2
67 ° (答)
º!
AB = AC,AD = BD より
∠ BAC = 180 °
−(∠ ABC +∠ ACB)= 180 °
− 2 ∠ ABC
[ ∠ ABC =∠ ACB
∠ ADB = 180 °
−(∠ DAB +∠ ABC)= 180 °
− 2 ∠ ABC
[ ∠ DAB =∠ ABC
また,円周角の定理より
%
∠ AEB =∠ ADB
[ AB に対する円周角。
以上のことから
∠ BAC =∠ ADB =∠ AEB
したがって,
BA = BE(証明終)
"
U ADC と U BDE において,仮定より
AD = BD
仮定の AC = AB と!の BA = BE より
AC = BE
円周角の定理より
%
∠ DAC =∠ DBE
よって, 2 辺とその間の角がそれぞれ等しいから
[ DE に対する円周角。
∠ DAE =∠ DBE
U ADC ≡ U BDE(証明終)
¸ 1 つの円において,弧の長さと円周角の大きさは比例します。したがって,本問では
%
%
∠ BAC :∠ ABC =BC:CA
が成り立ちます。
º!
本問のように,三角形の 3 つの辺のうちの 2 辺が等しいことを示すとき,三角形の合同などを使って
その 2 辺の長さが等しいことを直接示すか, 2 つの角の大きさが等しいことを示せばよいでしょう。
"
U ADC ≡ U BDE であり,U BDE は U ADC を点 D を回転の中心として,反時計回りに回転移動し
た図形とみることができます。
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