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[PDF]Nクイーン問題

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[PDF]Nクイーン問題
Nクイー ン問題
Nクイーン問題
0.目次
1.Nクイーン問題
1.1
1.2
1.3
バックトラックに基づく解法
バックトラックに基づく解法の改良
順列生成に基づく解法
- 1 -
Nクイー ン問題
1.Nクイーン問題
N 個 の ク イ ー ン を N × N の チ ェ ス 盤 上 に 、 互 い に き き 筋 (縦 、 横 、 斜 め 方 向 )に
入らないように置く方法を考察する。
●クイーンのきき筋
Q
● Nク イ ー ン 問 題 の 解 の 数 。
N
3
4
5
6
7
8
9
10
解の数
0
2
10
4
40
92
352
724
N
11
12
13
14
15
16
17
18
解の数
2680
14200
73712
365596
2279184
14772512
95815104
666090624
- 2 -
N
19
20
21
22
23
24
解の数
4968057848
39029188884
314666222712
2691008701644
24233937684440
227514171973736
Nクイー ン問題
1.1
バックトラックに基づく解法
チ ェ ス 盤 の マ ス 目 を 指 定 す る た め に 、 n× n の 行 列 と み な し 、 i行 目 、 j列 目 の
マ ス 目 を (i,j) で 指 定 す る 。
→
j列 目
↓
i行 目
●バックトラックの考え方
(1)左の列から右の列へ順にひとつずつクイーンを置いていく。
(2)これからクイーンを置こうとする列のすべてのマス目のうち、
・すでに置かれたクイーンのきき筋に入らないマス目があれば、
そのマス目にクイーンを置き、右隣の列にクイーンを置くことを
続ける。
・ そ の よ う な マ ス 目 が 複 数 個 あ る と き は そ の 中 で 一 番 下 (行 番 号 の
大 き い 方 を 下 と す る )の マ ス 目 を 選 ぶ 。
・すべてのマス目がすでに置かれたクイーンのきき筋に入っている
ときは、前の列に戻り、クイーンの置かれたマス目のひとつ上から
一番上のマス目までに対して(2)と同様のことを行う。
(3)こうして、最後の列にクイーンが置ければ解になる。
もし、前の列に戻れなくなったら終了となる。
- 3 -
Nクイー ン問題
1
2
3
4
状 態 (1)
1 2 3 4
□□□□
□□□□
□□□□
●□□□
1
2
3
4
状 態 (6)
1 2 3 4
□●□×
□□□×
□□●×
●□□×
1
2
3
4
状 態 (11)解
1 2 3 4
□●□□
□□□●
●□□×
□□●×
1
2
3
4
状 態 (16)
1 2 3 4
□□●□
●□×□
□□×□
□●×□
1
2
3
4
状 態 (21)
1 2 3 4
●□□□
□□□□
□□□□
□●□□
1
2
3
4
状 態 (26)
1 2 3 4
●□×□
□□×□
□●×□
□□×□
1
2
3
4
状 態 (2)
1 2 3 4
□□□□
□●□□
□×□□
●×□□
1
2
3
4
状 態 (7)
1 2 3 4
□●×□
□□×□
□□□□
●□□□
1
2
3
4
状 態 (12)
1 2 3 4
□●□×
□□□□
●□□□
□□●□
1
2
3
4
状 態 (17)解
1 2 3 4
□□●□
●□□□
□□□●
□●□×
1
2
3
4
状 態 (22)
1 2 3 4
●□□□
□□●□
□□×□
□●×□
1
2
3
4
状 態 (27)
1 2 3 4
●×□□
□×□□
□□□□
□□□□
1
2
3
4
状 態 (3)
1 2 3 4
□□×□
□●×□
□□×□
●□×□
1
2
3
4
状 態 (8)
1 2 3 4
□□□□
□□□□
●□□□
□□□□
1
2
3
4
状 態 (13)
1 2 3 4
□●×□
□□×□
●□×□
□□□□
1
2
3
4
状 態 (18)
1 2 3 4
□□●×
●□□×
□□□□
□●□□
1
2
3
4
状 態 (23)
1 2 3 4
●□□×
□□●×
□□□×
□●□×
1
2
3
4
状 態 (28)終 了
1 2 3 4
□□□□
□□□□
□□□□
□□□□
解 の 候 補 は 、 n**n個 に な る 。
- 4 -
1
2
3
4
状 態 (4)
1 2 3 4
□●□□
□□□□
□□□□
●□□□
1
2
3
4
状 態 (9)
1 2 3 4
□●□□
□×□□
●×□□
□×□□
1
2
3
4
状 態 (14)
1 2 3 4
□□□□
●□□□
□□□□
□□□□
1
2
3
4
状 態 (19)
1 2 3 4
□×□□
●×□□
□×□□
□□□□
1
2
3
4
状 態 (24)
1 2 3 4
●□×□
□□□□
□□□□
□●□□
1
2
3
4
状 態 (5)
1 2 3 4
□●□□
□□□□
□□●□
●□×□
1
2
3
4
状 態 (10)
1 2 3 4
□●□□
□□□□
●□□□
□□●□
1
2
3
4
状 態 (15)
1 2 3 4
□□□□
●□□□
□□□□
□●□□
1
2
3
4
状 態 (20)
1 2 3 4
●□□□
□□□□
□□□□
□□□□
1
2
3
4
状 態 (25)
1 2 3 4
●□□□
□□□□
□●□□
□□□□
Nクイー ン問題
●4×4のチェス盤における探索過程
(1,4)
(2,4)
(2,3)
(2,2)
(2,1)
(1,3)
(2,4)
(2,3)
(2,2)
(2,1)
(3,4)
(3,3)
(3,2)
(3,1)
(3,4)
(3,3)
(3,4)
(4,4)
(4,3)
(4,2)
(4,1)
(4,4)
(4,3)
(4,2)
(4,1)
解
(3,3)
(3,2)
(3,1)
(1,2)
(2,4)
(3,4)
(3,3)
(3,2)
(3,1)
(4,4)
(4,3)
(4,2)
(4,1)
(2,3)
(2,2)
(2,1)
(1,1)
(2,4)
(3,4)
(3,3)
(3,2)
(3,1)
(2,3)
(3,4)
(3,3)
(3,2)
(3,1)
(2,2)
(2,1)
- 5 -
(4,4)
(4,3)
(4,2)
(4,1)
解
Nクイー ン問題
●バックトラックに基づくNクイーン問題プログラム
(i,j)に ク イ ー ン Qを 置 く 場 合 、 チ ェ ッ ク す る マ ス 目 を 青 で 示 す 。
→
j
↓
i
Q
● N ク イ ー ン 問 題 プ ロ グ ラ ム (nq111.c)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
/* << nq111.c >> */
/* N ク イ ー ン 問 題 */
#include <stdio.h>
#define N 30
/* チ ェ ス 盤 サ イ ズ の 最 大 値 。 */
int b[N+1][N+1], /* チ ェ ス 盤 を 表 す 配 列 。
b[i][j]=0: マ ス 目 (i,j)に ク イ ー ン が あ る 場 合 。
b[i][j]=1: マ ス 目 (i,j)に ク イ ー ン が な い 場 合 。 */
count,
/* 配 置 の 個 数 。 */
n;
/* チ ェ ス 盤 の サ イ ズ 。 */
void queen(int i, int j);
int main() {
int i,j;
while( 1 ) {
/* nの 読 み 込 み 。 */
scanf("%d",&n);
if( (n <= 0)||(n > N) ) { break; }
/* チ ェ ス 盤 等 の 初 期 設 定 。 */
for( i=1; i<=n; i++ ) {
for( j=1; j<=n; j++ ) { b[i][j] = 0; }
}
count = 0;
/* バ ッ ク ト ラ ッ ク 。 */
queen(n,0);
printf("%d× %dの チ ェ ス 盤
解 の 数 : %d\n",n,n,count);
}
}
/* マ ス 目 (i,j)に ク イ ー ン を 置 く 操 作 。 */
void queen(int i, int j) {
int p,q;
- 6 -
Nクイー ン問題
36
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39
40
41
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43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
/* 横 方 向 の マ ス 目 を 調 べ る 。 */
for( q=j-1; q>=1; q-- ) {
/* す で に あ る 場 合 、 戻 る 。 */
if( b[i][q] == 1 ) { return; }
}
/* 斜 め 上 方 向 の マ ス 目 を 調 べ る 。 */
p = i-1; q = j-1;
while( (p >= 1)&&(q >= 1) ) {
/* す で に あ る 場 合 、 戻 る 。 */
if( b[p][q] == 1 ) { return; }
p--; q--;
}
/* 斜 め 下 方 向 の マ ス 目 を 調 べ る 。 */
p = i+1; q = j-1;
while( (p <= n)&&(q >= 1) ) {
/* す で に あ る 場 合 、 戻 る 。 */
if( b[p][q] == 1 ) { return; }
p++; q--;
}
/* き き 筋 に 他 の ク イ ー ン が な い の で 、 j列 目 の マ ス 目 (i,j)に ク イ ー ン を 置 く 。 */
b[i][j] = 1;
if( j == n ) {
/* 解 の 表 示 。 */
count++; printf("[%d] \n",count);
for( p=1; p<=n; p++ ) {
for( q=1; q<=n; q++ ) { printf("%3d",b[p][q]); }
printf("\n");
}
} else {
/* 右 隣 の 列 j+1の n個 の マ ス 目 を 調 べ る 。 */
for( p=n; p>=1; p-- ) {
queen(p,j+1);
}
}
/* j列 目 の マ ス 目 (i,j)か ら ク イ ー ン を 取 り 除 く 。 */
b[i][j] = 0;
}
- 7 -
Nクイー ン問題
実行結果
% cc nq111.c
% a.out
4
[1]
0 1 0 0
0 0 0 1
1 0 0 0
0 0 1 0
[2]
0 0 1 0
1 0 0 0
0 0 0 1
0 1 0 0
4× 4の チ ェ ス 盤 解 の 数 : 2
8
<<途中省略>>
8× 8の チ ェ ス 盤 解 の 数 : 92
0
実行時間
実行時間測定
% time ./a.out
13 0
13× 13の チ ェ ス 盤 解 の 数 : 73712
2.579u 0.001s 0:04.73 54.3%
0+0k 0+8io 0pf+0w
% time ./a.out
14 0
14× 14の チ ェ ス 盤 解 の 数 : 365596
16.881u 0.000s 0:18.67 90.4%
0+0k 0+8io 0pf+0w
% time ./a.out
15 0
15× 15の チ ェ ス 盤 解 の 数 : 2279184
116.365u 0.000s 1:58.95 97.8%
0+0k 0+8io 0pf+0w
- 8 -
Nクイー ン問題
1.2
バックトラックに基づく解法の改良
横方向、斜め方向を配列で表現し、すでにクイーンが置かれているかいないか
の判断を早める。
横方向
左斜め上方向
(i-j+nが 一 定 )
→j
↓1
i 2
3
4
1
2
3
4
1
4
5
6
7
2
3
4
5
6
3
2
3
4
5
4
1
2
3
4
左斜め下方向
(i+jが 一 定 )
1
2
3
4
1
2
3
4
5
2
3
4
5
6
3
4
5
6
7
4
5
6
7
8
●バックトラックに基づくNクイーン問題プログラムの改良
(i,j)に ク イ ー ン を 置 く 場 合 、 チ ェ ッ ク す る マ ス 目 。
→
j列 目
↓
i行 目
Q
青線
ue[i-j+n]
赤線
gyo[i]
緑線
sita[i+j]
● N ク イ ー ン 問 題 プ ロ グ ラ ム (nq121.c)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
/* << nq121.c >> */
/* N ク イ ー ン 問 題 */
#include <stdio.h>
#define N 30
/* チ ェ ス 盤 サ イ ズ の 最 大 値 。 */
int gyo[N+1],
/* gyo[i]=0: 行 iに ク イ ー ン が な い 。
gyo[i]=1: 行 iに ク イ ー ン が あ る 。 */
ue[2*N],
/* ue[i-j+n]=0:左 斜 め 上 方 向 i-j+nに ク イ ー ン が な い 。
ue[i-j+n]=1:左 斜 め 上 方 向 i-j+nに ク イ ー ン が あ る 。 */
sita[2*N+1], /* sita[i+j]=0: 左 斜 め 下 方 向 i+jに ク イ ー ン が な い 。
sita[i+j]=1: 左 斜 め 下 方 向 i+jに ク イ ー ン が あ る 。 */
kai[N+1],
/* 解 : 列 jの 行 kai[j]に ク イ ー ン が あ る 。 */
count,
/* 得 ら れ た 配 置 の 個 数 。 */
n;
/* チ ェ ス 盤 の サ イ ズ 。 */
void queen(int i, int j);
int main() {
int k;
while( 1 ) {
/* nの 読 み 込 み 。 */
- 9 -
Nクイー ン問題
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51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
scanf("%d",&n);
if( (n <= 0)||(n > N) ) { break; }
/* チ ェ ス 盤 等 の 初 期 設 定 。 */
for( k=1; k<=n; k++ ) { gyo[k] = 0; }
for( k=1; k<=2*n-1; k++ ) { ue[k] = 0; }
for( k=2; k<=2*n; k++ ) { sita[k] = 0; }
count = 0;
/* バ ッ ク ト ラ ッ ク 。 */
for( k=n; k>=1; k-- ) { queen(k,1); }
printf("%d× %dの チ ェ ス 盤 解 の 数 : %d\n",n,n,count);
}
}
/* マ ス 目 (i,j)に ク イ ー ン を 置 く 操 作 。 */
void queen(int i, int j) {
int k;
/* 横 方 向 の マ ス 目 を 調 べ 、 す で に あ る 場 合 、 戻 る 。 */
if( gyo[i] == 1 ) { return; }
/* 左 斜 め 上 方 向 の マ ス 目 を 調 べ 、 す で に あ る 場 合 、 戻 る 。 */
if( ue[i-j+n] == 1 ) { return; }
/* 左 斜 め 下 方 向 の マ ス 目 を 調 べ 、 す で に あ る 場 合 、 戻 る 。 */
if( sita[i+j] == 1 ) { return; }
/* き き 筋 に 他 の ク イ ー ン が な い の で 、 マ ス 目 (i,j)に ク イ ー ン を 置 く 。 */
kai[j] = i;
gyo[i] = 1;
ue[i-j+n] = 1;
sita[i+j] = 1;
if( j == n ) {
/* 解 の 表 示 。 */
count++; printf("[%d]:",count);
for( k=1; k<=n; k++ ) {
printf("%3d",kai[k]);
}
printf("\n");
} else {
/* 右 隣 の 列 j+1の n個 の マ ス 目 を 調 べ る 。 */
for( k=n; k>=1; k-- ) {
queen(k,j+1);
}
}
/* マ ス 目 (i,j)の ク イ ー ン を 取 り 除 く 。 */
kai[j] = 0;
- 10 -
Nクイー ン問題
71
72
73
74
gyo[i] = 0;
ue[i-j+n] = 0;
sita[i+j] = 0;
}
実行結果
% cc nq121.c
% ./a.out
5
[1]: 5 3 1 4 2
[2]: 5 2 4 1 3
<<途中省略>>
[10]: 1 3 5 2 4
5× 5の チ ェ ス 盤 解 の 数 : 10
11
<<途中省略>>
11× 11の チ ェ ス 盤 解 の 数 : 2680
0
実行時間
実行時間測定
% time ./a.out
14 0
14× 14の チ ェ ス 盤 解 の 数 : 365596
4.077u 0.000s 0:06.58 61.8%
0+0k 0+0io 0pf+0w
% time ./a.out
15 0
15× 15の チ ェ ス 盤 解 の 数 : 2279184
26.523u 0.000s 0:28.89 91.7%
0+0k 0+8io 0pf+0w
% time ./a.out
16 0
16× 16の チ ェ ス 盤 解 の 数 : 14772512
183.400u 0.000s 3:08.56 97.2%
0+0k 0+8io 0pf+0w
- 11 -
Nクイー ン問題
1.3
部分順列生成に基づく解法
解 の 候 補 を n**nか ら n!に 縮 小 す る 。
斜め方向を配列で表現し、効率をあげる。
●考え方:部分順列の生成
集 合 {x(1),...,x(k)}上 の す べ て の 順 列 を [x(1),...,x(k)]で 表 す 。
k個 の 要 素 か ら 1個 ず つ 抽 出 し て い く 。
[x(1),x(2),...,x(k)] = x(1)[x(2),x(3),...,x(k)]
∪ x(2)[x(1),x(3),...,x(k)]
∪ x(3)[x(2),x(1),...,x(k)]
・・・・・・・・・・・・・
∪ x(k-1)[x(2),x(3),...,x(1),x(k)]
∪ x(k)[x(2),x(3),...,x(k-1),x(1)]
抽出する順序に任意性があるので種々の生成法が考えられる。
- 12 -
Nクイー ン問題
●考え方1
抽出を繰り返し行う。未決定の先頭要素を残りの要素の先頭から
順に交換していく。
・樹形図1
[1234]
1[234]
2[134]
3[214]
4[231]
12[34]
123[4]
124[3]
13[24]
132[4]
134[2]
14[32]
143[2]
142[3]
21[34]
213[4]
214[3]
23[14]
231[4]
234[1]
24[31]
243[1]
241[3]
32[14]
321[4]
324[1]
31[24]
312[4]
314[2]
34[12]
341[2]
342[1]
42[31]
423[1]
421[3]
43[21]
432[1]
431[2]
41[32]
413[2]
412[3]
- 13 -
Nクイー ン問題
・樹形図2:要素の交換・移動状況
要素を交換した後、すぐ元に戻すことを繰り返す。
こ の よ う に す る と 、順 列 に 関 す る プ ロ グ ラ ム を 記 述 し や す く な る 。
赤い×は要素の交換、青い×は元に戻すことを意味する。
[1234]
1[234]
12[34]
123[4]
1234
124[3]
1243
123[4]
13[24]
132[4]
1324
134[2]
143[2]
1342
1432
142[3]
1423
21[34]
213[4]
2134
23[14]
214[3]
231[4]
234[1]
2143
2314
2341
243[1]
241[3]
2431
2413
321[4]
3214
324[1]
312[4]
314[2]
341[2]
342[1]
3241
3124
3142
3412
3421
423[1]
4231
421[3]
432[1]
431[2]
413[2]
412[3]
4213
4321
4312
4132
4123
12[34]
14[32]
12[34]
2[134]
1[234]
21[34]
24[31]
21[34]
3[214]
32[14]
1[234]
31[24]
34[12]
4[231]
42[31]
1[234]
43[21]
41[32]
- 14 -
Nクイー ン問題
● 部 分 順 列 生 成 プ ロ グ ラ ム (nq131.c)
1
2
3
4
5
6
7
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38
39
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42
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45
46
47
48
/* << nq131.c >> */
/* 集 合 {1,2,… ,n}か ら r個 取 り 出 し ,1 列 に 並 べ る 部 分 順 列 を 生 成 す る 。 */
#include <stdio.h>
#define N 30 /* 集 合 の 最 大 要 素 数 。 */
int p[N+1], /* 部 分 順 列 を 保 存 す る 配 列 。 */
n,
/* 集 合 の 要 素 数 。 */
r;
/* 取 り 出 す 個 数 。 */
double count; /* 部 分 順 列 の 個 数 。 */
void perm(int k);
int main() {
int i;
while( 1 ) {
/* n,rの 読 み 込 み 。 */
scanf("%d%d",&n,&r);
if( (n <= 0)||(n > N)||(r > n) ) { break; }
/* 初 期 設 定 。 */
for( i=1; i<=n; i++ ) { p[i] = i; }
count = 0;
/* 部 分 順 列 の 生 成 。 */
perm(1);
printf("n=%d r=%d count=%16.0f\n",n,r,count);
}
}
/* 部 分 順 列 の 生 成 。 */
void perm(int k) {
int i,w;
if( k > r ) {
/* 部 分 順 列 の 表 示 。 */
count++; printf("%6.0f: ",count);
for( i=1; i<=r; i++ ) { printf("%2d ",p[i]); }
printf("\n");
return;
}
for( i=k; i<=n; i++ ) {
/* 交 換 。 */
w = p[k]; p[k] = p[i]; p[i] = w;
perm(k+1);
/* 交 換 を 一 度 戻 す 。 */
w = p[k]; p[k] = p[i]; p[i] = w;
}
}
- 15 -
Nクイー ン問題
実行結果
% cc nq131.c
% ./a.out
3 1
1: 1
2: 2
3: 3
n=3 r=1 count=
3 2
1: 1 2
2: 1 3
3: 2 1
4: 2 3
5: 3 2
6: 3 1
n=3 r=2 count=
3 3
1: 1 2
2: 1 3
3: 2 1
4: 2 3
5: 3 2
6: 3 1
n=3 r=3 count=
0 0
3
6
3
2
3
1
1
2
6
実行時間
実行時間測定
% time ./a.out
11 11 0 0
n=11 r=11 count=
39916800
1.202u 0.001s 0:05.08 23.6%
0+0k 0+8io 0pf+0w
% time ./a.out
12 12 0 0
n=12 r=12 count=
479001600
14.415u 0.000s 0:17.93 80.3%
0+0k 0+8io 0pf+0w
% time ./a.out
13 13 0 0
n=13 r=13 count=
6227020800
187.563u 0.011s 3:10.93 98.2%
0+0k 0+8io 0pf+0w
- 16 -
Nクイー ン問題
データの移動に着目すると、効率のよいプログラムが得られる。
・樹形図3
[1234]
1[234]
12[34]
123[4]
124[3]
13[24]
132[4]
134[2]
14[32]
143[2]
142[3]
2[134]
3[214]
4[231]
21[34]
213[4]
214[3]
23[14]
231[4]
234[1]
24[31]
243[1]
241[3]
32[14]
321[4]
324[1]
31[24]
312[4]
314[2]
34[12]
341[2]
342[1]
42[31]
423[1]
421[3]
43[21]
432[1]
431[2]
41[32]
413[2]
412[3]
- 17 -
Nクイー ン問題
● 部 分 順 列 生 成 プ ロ グ ラ ム (nq132.c)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
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18
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20
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22
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27
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30
31
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38
39
40
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42
43
44
45
46
47
48
/* << nq132.c >> */
/* 集 合 {1,2,… ,n}か ら r個 取 り 出 し ,1 列 に 並 べ る 部 分 順 列 を 生 成 す る 。 */
#include <stdio.h>
#define N 30 /* 集 合 の 最 大 要 素 数 。 */
int p[N+1], /* 部 分 順 列 を 保 存 す る 配 列 。 */
n,
/* 集 合 の 要 素 数 。 */
r;
/* 取 り 出 す 個 数 。 */
double count; /* 部 分 順 列 の 個 数 。 */
void perm(int k);
int main() {
int i;
while( 1 ) {
/* n,rの 読 み 込 み 。 */
scanf("%d%d",&n,&r);
if( (n <= 0)||(n > N)||(r > n) ) { break; }
/* 初 期 設 定 。 */
for( i=1; i<=n; i++ ) { p[i] = i; }
count = 0;
/* 部 分 順 列 の 生 成 。 */
perm(1);
printf("n=%d r=%d count=%16.0f\n",n,r,count);
}
}
/* 部 分 順 列 の 生 成 。 */
void perm(int k) {
int i,w;
if( k > r ) {
/* 部 分 順 列 の 表 示 。 */
count++; printf("%6.0f: ",count);
for( i=1; i<=r; i++ ) { printf("%2d ",p[i]); }
printf("\n");
return;
}
w = p[k];
for( i=k; i<=n; i++ ) {
p[k] = p[i]; p[i] = w;
perm(k+1);
p[i] = p[k];
}
p[k] = w;
}
- 18 -
Nクイー ン問題
実行結果
% cc nq132.c
% ./a.out
3 1
1: 1
2: 2
3: 3
n=3 r=1 count=
3 2
1: 1 2
2: 1 3
3: 2 1
4: 2 3
5: 3 2
6: 3 1
n=3 r=2 count=
3 3
1: 1 2
2: 1 3
3: 2 1
4: 2 3
5: 3 2
6: 3 1
n=3 r=3 count=
0 0
3
6
3
2
3
1
1
2
6
実行時間
実行時間測定
% time ./a.out
11 11 0 0
n=11 r=11 count=
39916800
1.018u 0.000s 0:04.65 21.7%
0+0k 0+8io 0pf+0w
% time ./a.out
12 12 0 0
n=12 r=12 count=
479001600
12.219u 0.000s 0:15.54 78.5%
0+0k 0+8io 0pf+0w
% time ./a.out
13 13 0 0
n=13 r=13 count=
6227020800
158.758u 0.000s 2:42.25 97.8%
0+0k 0+8io 0pf+0w
- 19 -
Nクイー ン問題
● N ク イ ー ン 問 題 プ ロ グ ラ ム (nq133.c)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
/* << nq133.c >> */
/* N ク イ ー ン 問 題 */
#include <stdio.h>
#define N 30
/* チ ェ ス 盤 サ イ ズ の 最 大 値 。 */
int p[N+1],
/* 部 分 順 列 を 保 存 す る 配 列 。 */
count,
/* 生 成 さ れ る 解 の 個 数 。 */
n,
/* 要 素 数 。 */
ue[2*N],
/* ue[i-j+n]=0:左 斜 め 上 方 向 i-j+nに ク イ ー ン が な い 。
ue[i-j+n]=1:左 斜 め 上 方 向 i-j+nに ク イ ー ン が あ る 。 */
sita[2*N+1]; /* sita[i+j]=0:左 斜 め 下 方 向 i+jに ク イ ー ン が な い 。
sita[i+j]=1:左 斜 め 下 方 向 i+jに ク イ ー ン が あ る 。 */
void perm(int k);
int main() {
int i;
while( 1 ) {
/* nの 読 み 込 み 。 */
scanf("%d",&n);
if( (n <= 0)||(n > N) ) { break; }
/* 部 分 順 列 生 成 の 初 期 設 定 。 */
for( i=1; i<=n; i++ ) { p[i] = i; }
/* チ ェ ス 盤 等 の 初 期 設 定 。 */
for( i=1; i<=2*n-1; i++ ) { ue[i] = 0; }
for( i=2; i<=2*n; i++ ) { sita[i] = 0; }
count = 0;
/* バ ッ ク ト ラ ッ ク 。 */
perm(1);
printf("チ ェ ス 盤 %d× %dの 解 の 数 : %d \n",n,n,count);
}
}
/* 配 置 の 生 成 。 */
void perm(int k) {
int i,w;
if( k > n ) {
/* 解 の 表 示 。 */
count++; printf("[%d]:",count);
for( i=1; i<=n; i++ ) {
printf("%3d",p[i]);
}
printf("\n");
return;
}
- 20 -
Nクイー ン問題
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
w = p[k];
for( i=k; i<=n; i++ ) {
p[k] = p[i]; p[i] = w;
/* マ ス 目 (p[k],k)に ク イ ー ン が 置 け る こ と が わ か っ た の で 置 く 。 */
if( (ue[p[k]-k+n] == ①
ue[p[k]-k+n] = ③
;
sita[p[k]+k] = ④
;
)&&(sita[p[k]+k] == ②
perm(k+1);
/* マ ス 目 (p[k],k)か ら ク イ ー ン を 取 り 除 く 。 */
ue[p[k]-k+n] = ⑤
;
sita[p[k]+k] = ⑥
;
}
p[i] = p[k];
}
p[k] = w;
}
実行結果
% cc nq133.c
% ./a.out
5
[1]: 1 3 5 2 4
[2]: 1 4 2 5 3
[3]: 2 4 1 3 5
[4]: 2 5 3 1 4
[5]: 3 1 4 2 5
[6]: 3 5 2 4 1
[7]: 4 2 5 3 1
[8]: 4 1 3 5 2
[9]: 5 2 4 1 3
[10]: 5 3 1 4 2
チ ェ ス 盤 5× 5の 解 の 数 : 10
6
[1]: 2 4 6 1 3 5
[2]: 3 6 2 5 1 4
[3]: 4 1 5 2 6 3
[4]: 5 3 1 6 4 2
チ ェ ス 盤 6× 6の 解 の 数 : 4
0
- 21 -
) ) {
Nクイー ン問題
実行時間
実行時間測定
% time ./a.out
14 0
チ ェ ス 盤 14× 14の 解 の 数 : 365596
1.874u 0.000s 0:03.50 53.4%
0+0k 0+8io 0pf+0w
% time ./a.out
15 0
チ ェ ス 盤 15× 15の 解 の 数 : 2279184
11.896u 0.000s 0:14.08 84.4%
0+0k 0+8io 0pf+0w
% time ./a.out
16 0
チ ェ ス 盤 16× 16の 解 の 数 : 14772512
80.297u 0.000s 1:21.92 98.0%
0+0k 0+8io 0pf+0w
- 22 -
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