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エア・リキード グループ 2014 年 連結業績 複雑な

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エア・リキード グループ 2014 年 連結業績 複雑な
エア・リキード グループ 2014 年
連結業績 複雑な経済環境の中、
堅調な業績。 増収増益を実現。
2015/02/25
*為替変動、天然ガス価格変動、Anios 売却など非定常要因の影響を除く
**為替変動、Anios売却など非定常要因の影響を除く
ブノワ・ポチエ エア・リキードグループ会長兼 CEO による2014年業績へのコメント
は以下の通りです。
「為替や原油価格が急激に変化する複雑な経済環境の中、2014 年のエア・リキード
グループは売上、営業利益,及びキャッシュフローにおいて堅調な業績になりました。
2014 年の収益成長の主な要因として、北中南米、アジア太平洋地域と発展途上地
域での強い成長、さらにエレクトロニクス事業が好調であったことが挙げられます。ヨ
ーロッパでは、成長が鈍化していますが、第4四半期に改善が見られました。全体と
して当社のガス&サービス及び E&C の分野で、第 4 四半期並びに通年ベースで成
長しました。
2014 年もグループとして競争力強化を継続しました。特に、コスト抑制や効率改善は
営業利益成長に貢献しました。
バランスシートは力強く、投資決定は 28 億ユーロ、新規契約の締結は今後の成長に
貢献し、進行中の先行事例はイノベーションを加速します。
したがって、大きな環境の悪化がなければ、エア・リキードは2015年も純利益増を
達成できるものと見込んでいます。」
2014 年連結売上は、15,358 百万ユーロとなりました。比較可能ベースでは前年比
4.5%増となりました。為替の影響により、報告ベースでは 0.9 %増となりました。ガス
&サービスの売上は、13,867 百万ユーロとなり、比較可能ベースで 4.1%増となりま
した。この業績は定常的な事業成長と新規、増設、及びM&Aが貢献しています。
ガス&サービスは比較可能ベースで全ての事業部門で売り上げを伸ばすことができ
ました。
- ラージインダストリー事業では、3.6%の増益となりました。これは、アジア、特に中
国でのエアガス及び水素の継続的需要、米国並びに中南米でのエアガスの好調な
売上、さらには北欧における製錬産業での水素需要増が貢献しました。
- 工業事業は、3.0%増となり、好調な業績となりました。これは、中国での全製品群
の需要増、北米、特にカナダでの堅調な売上が反映されています。ヨーロッパでは西
欧と東欧の状況の違いが明確になる中、第 4 四半期には回復が見られました。また、
全ての発展途上地域で売上は高水準でした。(+9.0%)
- ヘルスケア事業は、全地域で売上増となり 3.7%増となりました。世界各地域にて増
加を達成、とりわけ南米とアジアの発展途上地域では二桁成長となりました。成長を
牽引した要因はやはりヨーロッパの在宅医療で(+5.5%)、値上げ圧力が高まる中、
需要は持続し、さらには衛生関連の売上高が好調であったためでした。(+6.1%)
- エレクトロニクス事業の売上は 12.0%増となり、好業績となりました。この原動力は
好調なキャリアガスの売上で、特に中国と米国において好調でした。また、特殊材料
ガスと ALOHA™事業も米国、日本、及び台湾において好調でした。2013 年に買収し
た Voltaix も業績に貢献しました。
エンジニアリング&テクノロジーの売上は 15.6%増(比較可能ベース)となり、社外顧
客関連プロジェクトの好調な推移を反映しつつ、また一方で受注も良好なレベル(14
億ユーロ)を維持しました。
グループの営業利益率は 17.1%を達成、321 百万ユーロの効率改善に支えられ
0.2%増加し、年次目標をも上回る結果となりました。この改善実績はガス&サービス
においてはさらに顕著となりました(0.4%増)。純利益は 1,665 百万ユーロを達成、報
告ベースでの増加率は 1.5%増、比較可能ベースは 3.8 %増でした。実効税率も増加
し、2013 年の 26.6%から 2014 年は 28.3%となりました。
グループのキャッシュフローモデルも引き続き堅実性を示す結果となりました。純負
債は 6,306 百万ユーロと為替の影響を除くと実質変化がなく、負債資本比率は 53%
と若干改善しました。税引き後の使用総資本利益率(ROCE)は為替影響を除くと
11.1%で(報告ベースでは 10.8%)、現在計画段階にあるプロジェクトの始動で改善を
見込んでいます。
________
2015 年 2 月 16 日に開催されたエア・リキード取締役会において、監査を受けた 2014
年度決算報告書が承認されました。グループ監査役は意見書発行のプロセスを進め
ています。
次回の年次株主総会にて、取締役会は 2014 年実施配分である既存 10 株式に対し
無償 1 株式提供を考慮の上、1 株あたり 2.55 ユーロの配当支払いを提案します。配
当日は 2015 年 5 月 18 日に、支払日は 2015 年 5 月 20 日に予定しています。
取締役会は 2015 年 5 月 6 日年次総会に提出する決議草案で、2011 年以来当社取
締役会メンバーを務める Siân Herbert-Jones 氏の任期 4 年間の更新、及び
Geneviève Berger 氏の任期 4 年間の任命を盛り込むことを承認しました。
取締役会はさらに Gérard de la Martinière 氏及び Cornelis Van Lede 氏の任期が
次回年次総会にて満了することについて正式に言及し、取締役会における任務と取
締役会内各委員会での役割に対する両氏の多大なる貢献に感謝をいたします。
年次総会の後、取締役会は、当社の従業員であり 2014 年 6 月 18 日にフランスの労
働評議委員会に任命されたメンバーを昨年来含む 12 名によって構成されます。年次
総会にて選出された 11 名のメンバーのうち 9 名は内規に規定されるとおり社外メン
バーとなっています。取締役会は 5 名の女性と国籍がフランスではない 6 名のメンバ
ーを含みます。
さらに、取締役会は 2014 年並びに 2015 年の役員報酬を決め、その詳細はエア・リ
キードのウェブサイトに公表される。2014 年の役員報酬の内容については、昨年同
様「報酬への見解」決議 2 項目に沿って株主に提出されます。
最後に、「フロランジュ法」として知られる 2014 年 3 月 29 日にフランス法が導入した
二重選挙権に関し、取締役会は、これまで 20 年間エア・リキードで実行されてきた「1
株 1 票」の原則に戻るため株主総会にて関連内規の修正を提案する決定をしました。
この株主平等の原則は、ロイヤルティー報酬がボーナス配当で支給されてきた株主
の権利を守るという理念に合致するものです。
さらにブノワ・ポチエはビデオインタビューを通じて 2014 年度エア・リキード グループ
業績についてコメントしています。ビデオインタビューは当社ウェブサイト
(www.airliquide.com)にてフランス語と英語にてご覧いただけます。
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