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Air Liquide
プレスリリース
2016 年 2 月 16 日、パリ発
エア・リキードグループ 2015 年連結業績。 昨年に引き続き堅調な業績、売上、
営業利益率、純利益とも増加。
エア・ガス社買収に向け、合併同意にサイン。
2015 年主要業績
2015 年ハイライト
■
エア・ガス社(米国)買収: 承認プロセス進行中
■
M&A:ヨーロッパのホームヘルスケア事業と医療衛生関
連製品事業
+50 bps
■
成長市場での新たな契約:南アフリカ、中国、コロンビアと
アジアパシフィック地域の半導体産業
■ 純利益:
1,756 百万ユーロ
+5.5%
■
ヤンブーサイト(水素)の稼働: サウジアラビア
■
■ 2015 年配当予想:一株当たり
2.60 ユーロ
+2.0%
イノベーション&テクノロジー:ITER プロジェクト、フランス
での Cryocap™(CO2 低温捕捉システム)、グローバルマ
ーケット&テクノロジー部門を新設
+6.7%
■ グループ売上:
16,380 百万ユーロ
■ 営業利益率増:
17.6%
ブノワ・ポチエ エア・リキードグループ会長兼CEOによる2015年業績へのコメントは以下の通りです。
「世界経済成長が減速する中、2015年のエア・リキードグループは昨年に引き続き売上、営業利益率および純利益を伸
ばし堅調な業績を達成しました。ガス&サービスの売上は、四半期毎に成長率が増加しました。
ヘルスケア事業、エレクトロニクス事業、ラージインダストリー事業での新規契約による出荷量増加が事業成長に勢いを
与えました。
地域としては、ヨーロッパの漸進的な回復や発展途上地域経済が寄与しました。ヨーロッパではヘルスケア事業の成長
と特定の工業分野の下半期での改善が寄与しました。北米では、石油・ガス関連分野と製鉄分野でマーケットの低迷が
ありました。発展しているアジア-パシフィック地域を見ると、日本の復活や中国の粘り強い成長の継続が貢献していま
す。
全体としては、有利な為替レート(効果は次第に軽減)やエネルギー価格が低下する中、エア・リキードグループはマー
ケット以上の成長を達成しました。
2015年の効率改善は約3億ユーロ、投資決定は合計24億ユーロとなり、グループの競争力を高めるとともに、未来への
成長を支えます。同時に、米国におけるエア・ガス社買収に向けた合併合意やグローバルマーケット&テクノロジー創設
により強化されるイノベーション戦略の実行はグループの発展と変革にとって大きな一歩となります。
エア・ガス社買収と資金調達の影響を除き、経済環境に大きな変化がなければ、エア・リキードは2016年も純利益増を
達成できると見込んでいます。」
www.airliquide.com
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2015年連結売上は、16,380百万ユーロとなりました。前年比6.7%増、比較可能ベースでは3.3%増となりました。1為替の
影響(+6.0%)はエネルギー価格の影響(-2.6%)に一部相殺されています。為替の影響は、徐々に低下しています。
ガス&サービスの2015年売上は14,752百万ユーロを達成しました。前年比6.9%増、比較可能ベースでは3.8%増となりまし
た。ガス&サービスの売上は四半期毎に継続的に改善し、年後半になるほど良い結果となりました。比較可能ベースで
第4四半期は前年比4.8%増となりました。
発展途上地域でも堅調な成長となり、ガス&サービスは比較可能ベースで10.2%増となりました。
全体として、ガス&サービスの2015年の成長はグローバルな工業生産のトレンドと比較し、満足な結果となりました。下記
は個々の部門の結果です。
 ラージインダストリー事業の売上は前年比5.2%増となりました。第1四半期に数社の顧客による予定外の生産調
整がありましたが、これ以降の新規稼働や増設が好材料となりました。主にドイツ、ベネルクス、中国、サウジ
アラビアが貢献しました。特に第4四半期は9.3%増となりました。水素の販売量は急上昇し、特にヤンブーサイト
の増設が貢献しました。アジアでの空気分離ガス需要は、高水準を維持しました。
 工業事業は引き続き地域や分野によるばらつきが見られ、1.3%減となりました。北米の販売量は、低調な製造業
や石油サービス関連の低迷に影響を受けました。アジア―パシフィック地域では、オーストラリアが鉱業の低迷で、
売上減となりました。中国では特に空気分離ガスの販売量増により成長を続けています。ヨーロッパでは、特にド
イツとベネルクスでの高いバルク需要の貢献により、第4四半期の売上はわずかながら改善しました。緩やかなイ
ンフレの中、価格の効果は+0.6%とわずかにプラスとなりました。
 エレクトロニクス事業の売上は、活況の日本、中国、台湾が貢献し、11.5%増と力強く成長しました。全ての製品群
で成長を達成し、特にALOHATMとVoltaix製品を含む先端材料は30%を超える伸びとなりました。エレクトロニクス
事業の機器工事を除く売上は、第4四半期を通して、二桁成長を継続しました。
 ヘルスケア事業は7.5%増と着実な結果を残し、先進国と発展途上地域の両方で引き続き成長しました。これは、ヨ
ーロッパでの強力な価格低下圧力にもかかわらず、ホームヘルスケアでの継続的な需要拡大と特に活発な医療
衛生関連製品の売上(17.3%増)が貢献しました。的を絞った買収戦略も強固な結果に貢献しています。
1
為替変動、エネルギー価格(天然ガスと電力)と事業範囲変更の影響を除く
E&Cの売上は775百万ユーロとなりました。比較ベースで前年比0.7%減となりました。厳しい状況の中、936百万ユーロの
受注を得ました。
グローバルマーケット&テクノロジーの売上は、292百万ユーロに達し、比較ベースで前年比11.4%増となりました。この事
業分野は、グローバルなアプローチが求められる新しいマーケットに向けたもので、特にエネルギー転換、極低温技術、
航空宇宙、海洋開発への新ガスアプリケーションに関連した分野に注力しています。
_______
営業利益は9.8%増の2,890百万ユーロとなりました。営業収益率は高水準の効率改善(298百万ユーロ)とエネルギー価
格低下により17.6%に改善しました(50ベーシスポイント増)。純利益は1,756百万ユーロとなり、報告ベースで5.5%増となり
ました。
キャッシュフロー(運転資本控除前)は7.0%増となりました。2015年12月31日における純負債は7,239百万ユーロとなりまし
た。負債資本比率は56.7%と健全な水準を維持しました。税引き後の使用総投資利益率(ROCE)は10.3%となりました。非
定常的なE&Cプロジェクトの影響を除くと前年同様10.8%となります。
_______
2016年に2月15日に開催されたエア・リキード取締役会において、監査を受けた2015年決算報告書が承認されました。監
査役は意見書発行のプロセスを進めています。
次回の年次株主総会にて、取締役会は2.0%増の1株当たり2.60ユーロの配当支払いを提案します。配当日は2016年5月
23日を、支払日は2016年5月25日をそれぞれ予定しています。
取締役会は2016年5月12日の年次総会に提出する決議草案で下記を盛り込むことを承認しました。
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 現在の監査法人であるアーンスト・アンド・ヤング・エ・オートル会計事務所との任期6年の更新とプライスウォータ
ーハウスクーパースの採用。
 2008年以来取締役会メンバーを務めるKaren Katren氏と2012年よりシニア・エクゼクティブ・バイスプレジデントと
取締役会メンバーを務めるピエール・デュフォー氏の任期4年の更新。
 2012年よりBPのCFOを務めているBrian Gilvary氏の任期4年の任命。Brian Gilvary氏の石油・ガス産業関連での
知識、財務のノウハウや国際的大企業でのグローバルな視点を取締役会にもたらすことを期待します。
2015年12月31日でのPaul Skinner氏の任期終了を取締役会に知らせました。これは、当社会計監査法人にプライスウォ
ーターハウスクーパースの採用することにより利益相反が発生するためです。Skinner氏の取締役会と取締役会内各委
員会での多大なる貢献に対し感謝いたします。
年次総会の後、取締役会は12名で構成され、11名が選出されます。年次総会にて選出される11名のメンバーのうち9
名は内規に規定されるとおり社外から選任されます。取締役会は5名の女性とフランス国籍以外の6名のメンバーを含
みます。
さらに、取締役会は2015年ならびに2016年の役員報酬を決め、詳細はエア・リキードのウェブサイトに公表されます。役
員報酬の内容については、昨年同様「報酬への見解」決議2項目に沿って株主に提出されます。
最後に、取締役会会長とCEOの年齢上限を現在の市場環境を鑑み、現在の法定年齢制限である65歳から70歳に引
き上げることを内規に規定することを決定しました。
_______
さらにブノワ・ポチエはビデオインタビューを通じて 2015 年度エア・リキード グループ業績についてコメントしています。
ビデオインタビューは当社ウェブサイト(www.airliquide.com)にてフランス語と英語にてご覧いただけます。
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お問い合わせ先
今後の予定
Corporate Communications
Annie Fournier
+ 33 (0)1 40 62 51 31
Caroline Philips
+ 33 (0)1 40 62 50 84
2016 年第1四半期売上発表
2016 年 4 月 26 日
Investor Relations
Aude Rodriguez
+33 (0)1 40 62 57 08
Erin Sarret
+33 (0)1 40 62 57 37
Louis Laffont
+33 (0)1 40 62 57 18
2016 年上半期業績発表
2016 年 8 月 1 日
年次総会
2016 年 5 月 12 日
日本エア・リキード株式会社
広報部 豊山(とよやま)
TEL 03-6414-6728
産業と健康に技術とサービスで貢献するガス事業の世界的リーダーとして、エア・リキードは全世界 80 カ国で 50,000 人以上の従業員を擁し、
200 万以上のお客様と患者の皆様にサービスを提供しています。酸素、窒素、そして水素は、1902 年の創業以来、当社の活動の核となってきま
した。エア・リキードのアンビションは、ガス産業のリーダーであるために、長期的パフォーマンスを維持し、責任ある行動を取ることです。
アイディアによる長期にわたる価値を創造すべく、グループの発展の中心に、社員の献身と継続的なイノベーション力を据えています。
市場の変化を予想し、ローカルおよびグローバルに投資を行い、質の高いソリューションを客様、患者様、科学研究機関にお届けします。
エア・リキードは、オペレーションにおける競争力、成長市場におけるターゲットを絞った投資、イノベーションに注力し、長期にわたり利益を伴う成
長を果たせるよう努めます。
2015 年の売上は 164 億ユーロで、健康と環境保全に貢献するソリューションが売上の 40%以上を占めています。
エア・リキードは、ユーロネクスト・パリ(A 部)に上場されており、CAC40 ならびに Euro Stoxx50 の構成銘柄です。
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