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パワーポイント
これでわかる Windows 7 パワーポイント 著者:大野恵太 ●B5変 360頁 ●定価(本体2,000 円+税) B-348 パワーポイント これでわかる Excel 2010 著者:大野恵太 ●B5変 330 頁 ●定価(本体2,200 円+税) これでわかる Word 2010 パワーポイント 著者:大野恵太 ●B5変 308 頁 ●定価(本体2,200 円+税) これでわかる Access 2010 第1部 PowerPoint の概要 上達が早い 編著:SCC ライブラリーズ制作グループ ●B5変 324 頁 ●定価(本体2,600 円+税) 第2部 PowerPoint の基本 第3部 さまざまなテクニック B-348 ※Windows 7の正式名称は、Microsoft Windows 7 Operating Systemです。 ※Microsoft、Access、Backstage、Excel、InfoPath、Internet Explorer、OneNote、Outlook、PowerPoint、 SharePoint、Windows、Windows Live、Windows Vista、 Officeロゴは、 米国Microsoft Corporationの、 米国、 日本およびその他の国における登録商標または商標です。 ※その他、本書に記載されている会社名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。 ※本書は、独立の出版物であり、 マイクロソフトコーポレーションと提携しているものではなく、 また、 マイクロソフトコーポ レーションが許諾、後援、 その他の承認をするものではありません。 ※Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。 ※本書ではTMおよび®の記載は省略しました。 はじめに Microsoft PowerPoint 2010は、Windows 7などで使える代表的な プレゼンテーション 作 成 用 アプリケーションソフトで す 。P o w e r P o i n t は 、 P o w e r P o i n t 2 0 0 7から大 幅にユー ザ インタフェースが変 わりましたが、 PowerPoint 2010ではさらに、インタフェースだけではなく機能も進化を遂げ ています。 PowerPoint 2010は、最大の特徴としてスライドに配置する文字やオブジェ クトに対して書式やデザインを適用するための豊富なサンプルデザインが挙げら れます。これらのサンプルを使用すればデザインを勉強したことがない人も短時 間で本格的なプレゼンテーションを作成できます。 ビデオや図形の編集、ファイルの共有、画面切り替え、およびアニメーション機 能などがより高機能に発展しています。また、プレゼンテーションをシナリオ通り に進めるための支援機能、多様なメディアおよびファイル形式への変換機能も備 わっています。 本書は、プレゼンテーションに使用するためのスライドを作成するための操作方 法を解説します。本書をお読みになるためには、パソコンを一通り扱うことができ てWindowsの基本操作についての知識があるという点を前提としています。あ えてWindowsの基本操作に関する説明は省略し、PowerPointに関する操作説 明を中心に記載しています。 第1部では、PowerPointの概要として、PowerPointでできること、および Windows機能と併せてできることなどを中心に説明します。 第2部では、PowerPointを利用してスライドを1から作成していく流れを、基 本操作を中心に説明します。初めてPowerPointに触れる方は、第3部を読む前 にお読みください。 第3部では、基本操作以外でよく利用される便利な機能を選択して解説します。 これまでPowerPointを利用したことがあれば、必要な部分を拾い出してお読み いただけます。 付録には、PowerPoint 2007から変わった機能を中心に補足情報を記載しま す。PowerPoint 2007を利用していた人は参考にしてください。 本書は、Microsoft Windows 7 ProfessionalにMicrosoft Office 2010 をインストールしてPowerPoint 2010を操作した結果を記載しています。 Office 2010またはPowerPoint 2010のセットアップに関しては、それぞれ付 属のマニュアルをご覧ください。 2010年7月 著者 i これでわかる PowerPoint 2010 第 1 部 PowerPointの概要 1 第1章 PowerPoint でできること ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 1. プレゼンテーションとは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 ■プレゼンテーションの目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 ■プレゼンテーションの流れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ■PowerPointを使ったプレゼンテーション資料の準備 ・・・・・・・・・3 2.スライドとプレゼンテーション ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 3.プレゼン資料作成のポイント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ■表紙をデザインする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ■テーマを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 ■テキスト書式(フォント・段落・箇条書き)を設定する ・・・・・・・・・・・・・7 ■SmartArtグラフィックによるレイアウト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 ■オブジェクトを利用する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 ■ビデオを挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 ■図を編集する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 ■切り替え効果とアニメーション ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 4.プレゼンテーションの保存と配信 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 第2章 Windows と PowerPoint の関係 ・・・・・・・・・・・・・13 1.インターネット経由で共同編集する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 2.場所を選ばずプレゼンテーションを編集する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 3.プレゼンテーションを配布・配信する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 4.Webサイトのビデオクリップにリンクを貼る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 第3章 PowerPoint 2010の動作環境 ii 19 ・・・・・・・・・・・・・・・ CONTENTS 第 2 部 PowerPointの基本 21 第1章 PowerPoint の起動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 1. PowerPoint を起動する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 2. PowerPoint のウィンドウについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 ■表示モードの種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 ■リボンに配置されるタブの種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 ■クイックアクセスツールバー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37 ■ズーム機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 3. Backstage ビューについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 ■ファイルを開く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 ■ファイルを閉じる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 ■印刷する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 4. 印刷レイアウトの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 ■印刷するスライドを設定する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 ■レイアウトを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 ■印刷方法を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 第2章 プレゼンテーションの作成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45 1. プレゼンテーションを新規作成 する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46 2. 文字を入力する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 ■タイトル・サブタイトルを入力する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 ■ページを追加する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 ■ヘッダー・フッターを追加する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52 ■修正・削除した文字を元に戻す 3. 書式を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56 ■フォントを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56 iii これでわかる PowerPoint 2010 ■ワードアートのスタイルを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57 ■図形のスタイルを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59 ■背景のスタイルを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62 4. スライドを編集する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64 ■スライドを追加する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64 ■スライドを削除する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66 ■スライドの順番を入れ替える・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67 ■スライドをリハーサル再生してみる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68 ■スライドショーのタイミングをクリアする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71 5. プレゼンテーションを保存する ■名前を付けて保存する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72 第3章 オブジェクトの挿入 73 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1. 表を挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74 ■ Word または Excel の表を挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74 ■新規の表を挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77 ■表のレイアウトを変更する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・79 ■表のデザインを変更する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81 2. グラフを挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84 ■グラフを挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84 ■グラフのデザインを変更する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88 ■グラフのレイアウトを変更する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91 ■グラフの書式を変更する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95 3. SmartArt グラフィックを挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99 ■ SmartArt グラフィックを挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99 ■文章を SmartArt グラフィックに変換する ・・・・・・・・・・・・・・・・・103 ■ SmartArt グラフィックを変更する iv ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 107 CONTENTS 4. 図形を挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 110 ■図形を挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・110 ■図形にテキストを挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112 ■図形のスタイルを変更してコピーする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 113 ■図形を整列させる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・116 ■図形をグループ化する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 119 5. クリップアートを挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 122 ■写真を挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・122 ■写真を編集する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125 ■ビデオクリップを挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・127 ■オーディオクリップを挿入する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 131 第4章 デザイン効果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・133 1. デザインテーマを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 134 ■デザインテーマを適用する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・134 ■背景のスタイルを適用する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・136 ■ SmartArt グラフィックに変換する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 138 2. 画面切り替えを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・140 ■画面切り替え効果を適用する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・140 ■画面切り替えのタイミングを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・142 3. アニメーションを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・145 ■アニメーション効果を適用する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・145 ■アニメーション効果のタイミングを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・149 ■アニメーション効果を削除する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・152 4. 画像や写真を編集する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・154 ■画像スタイルを適用する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・154 ■写真の背景を削除する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 156 v これでわかる PowerPoint 2010 第5章 プレゼンテーションの印刷 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・161 1. 印刷結果をプレビューする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・162 ■印刷画面を表示する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・162 ■プリンターを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・163 ■印刷するスライドを選択する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・166 ■印刷レイアウトを設定する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・168 2. 印刷する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・170 ■両面印刷および印刷単位を指定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・170 ■カラーモードを指定して印刷する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・172 第6章 プレゼンテーションの保存 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・175 1. プレゼンテーションの保存と PowerPoint の終了 ・・・・・・・・・・・ 176 ■プレゼンテーションを保存する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・176 ■ PowerPoint を終了する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 178 2. 保存したプレゼンテーションを利用する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 179 ■プレゼンテーションを開く ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・179 ■最近利用したプレゼンテーションを開く ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・181 3. プレゼンテーションの他のファイル形式に保存する ・・・・・・・・・・・・182 ■プレゼンテーションを別のファイル形式に保存する ・・・・・・・・・・・182 ■プレゼンテーションを過去のバージョン形式で保存する ・・・・・・・184 ■プレゼンテーションを PDF 形式で保存する ・・・・・・・・・・・・・・・・186 vi CONTENTS 第 3 部 さまざまなテクニック 189 第1章 プレゼンテーション作成に関するテクニック ・・・・・189 1. プレゼンテーションを編集できないようにするには ・・・・・・・・・・・・ 190 2. 文書から個人情報を削除するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・193 3. スライドをセクションに分けるには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 196 4. スライドショーを目的別に再構成するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 200 第2章 表の作成に関するテクニック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・203 1. 罫線の種類・太さを変えるには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・204 2. 罫線の色を変えるには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・206 3. セルの高さ・幅を調整するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・209 4. セル内のレイアウト(余白)を調整するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・212 5. セル内の色や効果を変更するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 215 第3章 グラフの作成に関するテクニック・・・・・・・・・・・・・・・・219 1. グラフデータを編集するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・220 2. グラフの種類を変更するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 223 3. グラフのレイアウトを変更するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・225 4. グラフのスタイルを変更するには 5. グラフの書式を変更するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 227 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 229 第4章 ワードアートに関するテクニック ・・・・・・・・・・・・・・・・233 1. クイックスタイルを適用するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・234 2. ワードアートの色・角度を変更するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・237 3. ワードアートを一度に設定するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・241 4. ワードアートのテキスト枠を作成するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・246 vii これでわかる PowerPoint 2010 第5章 SmartArt グラフィックに関するテクニック ・・・・・249 1. レイアウトを変更するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・250 2. SmartArt のスタイルを変更するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 253 3. 色や並びを変更するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・256 4. 図形を追加するには・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・260 5. SmartArt グラフィックのサイズを拡大・縮小するには ・・・・・・・・264 第6章 図の編集に関するテクニック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・267 1. 図形のスタイルを指定するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・268 2. 図形の書式設定を適用するには 3. 吹き出しを作成するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 271 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 275 4. 吹き出しのフォントスタイル・塗りつぶしを変更するには ・・・・・・・・279 5. 図形を編集するには・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・282 第7章 クリップアートに関するテクニック・・・・・・・・・・・・・・・285 1. 挿入した写真の明るさとコントラストを修整するには ・・・・・・・・・・・286 2. 挿入した写真の色あいを変更するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・291 3. 挿入したクリップアートにアート効果を適用するには ・・・・・・・・・・・295 4. SmartArt グラフィックに挿入した写真を加工するには ・・・・・・・・298 5. SmartArt グラフィックに挿入した写真をトリミングするには ・・・・300 第8章 メディアクリップに関するテクニック・・・・・・・・・・・・・303 1. 挿入したビデオの表紙画像を指定するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 304 2. 挿入したメディアクリップにブックマークを設定するには ・・・・・・・・307 3. 挿入したメディアクリップをトリミング(再生時間編集)するには ・310 4. 挿入したメディアクリップをトリミング(再生範囲編集)するには ・314 5. 挿入したメディアクリップにフェードイン/ フェードアウトを設定するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・317 viii CONTENTS 第9章 ファイルの保存に関するテクニック・・・・・・・・・・・・・・321 1. パスワードで暗号化して保存するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 322 2. 前回保存していない文書を回復するには 3. Word で配布資料を作成するには ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 326 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 330 第 10 章 オプション設定に関するテクニック ・・・・・・・・・・・333 1. PowerPoint のオプションを設定するには 2. リボンをカスタマイズするには ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 334 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 338 3. クイックアクセスツールバーをカスタマイズするには・・・・・・・・・・・342 Appendix ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・347 1. 新しく追加された機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 348 ■ Backstage ビュー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 348 ■ PDF または XPS ファイル形式へのエクスポート ・・・・・・・・・・・348 ■グループ作業と共有の機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・348 ■現実および仮想の対象ユーザーに対するプレゼンテーション ・・・349 2. 変更となった機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・350 ■配置グループ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・350 ■図形の挿入 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 350 ■[選択]ウィンドウの起動 3. 削除された機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 350 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 351 ■最大サウンドファイルサイズ埋め込み機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・351 ■ Web ページとして保存 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・351 索引 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・352 ix ■ SCC Books Web サイトのサポート用ページをご確認ください 本書に掲載した例題用ファイルや、 刊行後に発見された誤字・脱字に対する正誤表などの配布は、 以 下のサポートページで行います。 本書専用サポートページ http://www.scc-kk.co.jp/scc-books/support/B-348/support.html なお、サポートページの内容は必要に応じて随時更新されますのでご注意ください。 第1 部 1 PowerPointの概要 PowerPointで できること PowerPoint は、 おもにプレゼンテーション用の文書ファイル を作成するソフトウェアです。 プレゼンテーション以外にも、 教育 セミナー用の資料、 会議の説明資料、 企画書、 提案書などのビジ ネス用の書類から学校へ提出するレポート、 サークル活動などで利 用するガイドブックまで、 その用途は多岐にわたります。 本書では、 最も利用頻度が高いプレゼンテーションに使用する 文書を作成するときに PowerPoint を使って実現できることを中 心に説明します。 第 1部 PowerPointの概要 第1章 1.プレゼンテーションとは 1 第 章 2 第 章 プレゼンテーションとは、決められた時間内に自分の考えていることを明確に相手に伝える 行為を指します。 相手がすべての情報を理解できるようにシナリオを用意し、 順序立てて論 理的に説明する必要があります。 プレゼンテーションは、 発表する側が資料を見せながら、 聴く側が納得できるように説明を 進めます。 通常、 発表する側(1人または少人数)対聴く側(多数)のコミュニケーション になります。 想定される質問に対し、 根拠となる資料を用意する必要があります。 聴く側を納得させるようなプレゼンテーション資料を用意することが成功の秘訣になります。 3 第 章 ■プレゼンテーションの目的 プレゼンテーションの目的は、自分の提示した意見で聴く側を納得させて、 共感を得ることにあり ます。 いくら完璧に理論武装したつもりでも、 聴く側の共感を得られなければ目的を達成すること はできません。 ある意味、 理屈ではなく感情に訴える場面も少なくないことを覚えておいた方がよ いでしょう。 相手に信頼してもらうような真摯な態度、 聞き取りやすい明瞭な話し方、 そして相手を飽きさせな いようなデザインなどが重要なカギとなります。 態度や話し方については経験や慣れも必要ですが、 資料のデザインについては PowerPoint を 利用することで、 かなり高いレベルのプレゼンテーション資料を作成することができます。 タイムテーブルを設定したスライドショーを作成することで、 時間配分や説明順序などに頭を使う ことなく、 理想的なプレゼンテーションを実演することが可能になります。 でできること PowerPoint 2 第1章 PowerPointでできること ■プレゼンテーションの流れ 一般的にプレゼンテーションの流れは、 次のようになります。 1. 自己紹介と主題の説明 2. 現状分析と報告 1 第 章 3. 現状に対しての改善策の提示 4. 改善による効果の検証 2 第 章 3 第 章 ■ PowerPoint を使ったプレゼンテーション資料の準備 プレゼンテーションを時間内に円滑に進めるためには、シナリオが必要です。 最初にアウトラインを決めて、 かんたんな手書きでも構わないのでラフなシナリオを作成すること をお勧めします。 自己紹介・主題の説明 ● 昨年度売上表 ● 市場占有率 (シェア) ● 競合他社の調査結果 市場調査 ● 類似商品売上動向 ● 市場経済状況 ● その他商品の傾向 トレンド分析 ● 市場ニーズの予測 ● 商品素材の特徴 商品企画・開発 ● タイムテーブル ● 商品の訴求ポイント ● ユーザーのメリット ● 広告戦略 ● Web戦略 販売戦略・営業 ● 店頭戦略 ● 営業担当戦略 でできること PowerPoint ● 商品の特長 3 第 1部 第1章 PowerPointの概要 2.スライドとプレゼンテーション 1 第 章 2 第 章 PowerPoint では、 それぞれの文書がスライドになります。 作成したスライドを 1 枚ず つ順番に並べ、 表示時間、 切り替え効果、 アニメーション効果などを設定して一連のスライ ドショーを作成します。 作成したスライドは目的別にまとめたり、 グループ化したりできます。これにより、 相手 のレベルや説明する内容によって自由にスライドショーのシナリオを変化させることができま す。 3 第 章 スライドショーでのプレゼンテーション 3.プレゼン資料作成のポイント 効果的なプレゼンテーションを作成するために、 PowerPoint 2010 ではさまざまな効 果を手軽に適用できるツールが用意されています。 ■表紙をデザインする 表紙に使用するタイトル・サブタイトルは、 「ワードアートのスタイル」を使い、目を引く文字デザインを かんたんに適用できます。また、文字枠全体を「図形のスタイル」や「背景のスタイル」を使いタイトルを 際立たせる効果を適用できます。 でできること PowerPoint 初期設定で文字を入力した表紙 4 各スタイルを使用して効果を適用した表紙 第1章 PowerPointでできること 前記のサンプルは、タイトルの文字に 「ワードアートのクイックスタイル」、タイトル・サブタイトル の枠に 「図形のスタイル」 を、 背景に 「背景のスタイル」 を適用した例です。 PowerPoint 2010 では、 以下のような豊富なサンプルデザインが標準で用意されています。 1 第 章 2 第 章 3 第 章 ワードアートのクイックスタイル 図形のスタイル 背景のスタイル ■テーマを設定する デザインのテーマを設定すると、 プレゼンテーション全体を通して統一したイメージのデザインに 変更することができます。 [デザイン]タブのリボンには、 以下のテーマグループのサンプルデザインのギャラリーが用意さ れており、ワンタッチで全体を通したテーマの変更が可能です。 でできること PowerPoint テーマのサンプルデザインのギャラリー 5 第 1部 PowerPointの概要 第1章 以下に、 手動で作成した 3 枚のスライドに対して用意されているテーマを適用した場合の例を紹 介します。 適用したテーマに合わせてデザインが自動的に変更されます。 左から表紙、 2 枚目、 3 枚目のスライドの順に並べています。 1 第 章 手動で効果を設定したデザイン 2 第 章 3 第 章 用意されているテーマ (ハードカバー) を適用 用意されているテーマ (フレッシュ) を適用 用意されているテーマ (プッシュピン) を適用 でできること PowerPoint 6 第1章 PowerPointでできること 用意されているテーマ (オースティン) を適用 1 第 章 2 第 章 3 第 章 用意されているテーマ (クチュール) を適用 ■テキスト書式(フォント・段落・箇条書き)を設定する 説 明 する文 章に書 式を設 定して、 よりわかりや すく表 現 するのも重 要なポイントになります。 PowerPoint 2010 の[ホーム]タブにあるフォントグループ・段落グループには、 テキスト書式 をかんたんに設定できるボタンがまとめられています。 たとえば、 面倒な箇条書きのインデントもクリックを繰り返すだけで自動的に階層やフォントサイズ を下げることができます。 でできること PowerPoint [インデントを増やす] ボタンをクリックすると 自動的に階層化できます。 7 第 1部 PowerPointの概要 第1章 ■ SmartArt グラフィックによるレイアウト SmartArt グラフィックは、 デザイナー仕様の図解をかんたんに作成できる機能です。あらかじめ 用意されているパターンを選択してテキストや写真を当てはめるだけでデザイナーが作ったような本 格的な図解が作成できます。 1 第 章 たとえば、 箇条書きだけの文章も用意されている SmartArt グラフィックを選択するだけで以下の デザインに自動的に変換されます。(この例ではタイトルは別に処理しています。) 2 第 章 3 第 章 ■オブジェクトを利用する 表、グラフ、 SmartArt グラフィック、 写真などの文書以外のオブジェクトは、 プレゼンテーショ ンでのビジュアル表現として最も特徴的なものです。 Word、 Excel からコピー & ペーストして貼り込んだ表およびグラフもタイトルや枠のデザインと 同様に用意されたスタイルに変更できます。 でできること PowerPoint PowerPoint を利用すれば、 時間内に効果的なプレゼンテーションを行うためのスライドをかん たんに作成することができます。 次項以降では、プレゼンテーション用のスライドを作成するために 使用する基本的な機能を紹介します。 8 第1章 PowerPointでできること ■ビデオを挿入する ビデオ・Flash ムービー・サウンドなどの「メディアクリップ」をスライド上に埋め込むことができます。 文字やイラスト・写真以上に動きや音の効果は抜群です。 スライドへ埋め込む方法以外に、リンクを設定することもできます。 1 第 章 2 第 章 3 第 章 挿入したビデオ フェードインを設定したビデオ ★注意★ 著作権があるコンテンツ・ビデオ・サウンドなどを無許可で埋め込んだり、リンクを貼ったりするこ とはできません。基本的にすべての制作物には著作権があります。素材を使用する場合は、使 用上の注意事項を確認してから使用してください。 ■図を編集する スライド上に作成した図をかんたんに編集できます。 たとえば、 以下の四角形の折り返し部分を広げるには、 黄色のコントロールハンドルをドラッグする だけです。 編集前の図形が元の形のまま表示されるので、 効果を確認しながら編集することができ でできること PowerPoint コントロールハンドル 9 第 1部 第1章 PowerPointの概要 図形を回転させるときも、 緑色の回転ハンドルをドラッグして効果を確認しながら回転させることが できます。 回転ハンドル 1 第 章 2 第 章 3 第 章 ■切り替え効果とアニメーション スライドをめくるときに切り替え効果を設定できます。また、スライド内でタイトルやビジュアル素材 (ビデオ・イラスト・写真・SmartArt グラフィックなど)に動きを設定できます。 切り替え効果とア ニメーションは、さまざまな種類のものが豊富に用意されており、 動きがある本格的なスライドショー をかんたんに作ることができるので、 視覚的な訴求効果を上げることができます。 スライド上の切り替え効果を設定 スライド上の素材へアニメーションを設定 でできること PowerPoint 10 画面切り替えを設定 第1章 PowerPointでできること 4.プレゼンテーションの保存と配信 作 成 し た PowerPoint 2010 の プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン フ ァ イ ル(.pptx) は、 PowerPoint 2010 の新機能である Backstage ビューであらゆる手段で配信したり、 さまざまな形式で保存したりできるようになりました。 保存と配信方法 種類 電子メールで送信 1 第 章 方法 2 ・添付ファイルとして送信 第 章 ・リンクとして送信 (共有エリアが必要) 第 章 3 ・PDFとして送信 ・XPSとして送信 ・インターネットFAXとして送信 共有ファイルを配信 SkyDriveに保存 ・Web上に保存 (Windows Live IDが必要) SharePointに保存 ・SharePointサイトに保存 ブロードキャストスライドショー ・Webブラウザでの閲覧用にスライドショー をブロードキャスト (Windows Live IDが必要) スライドの発行 ・スライドライブラリに発行 ・SharePointサイトに発行 ・プレゼンテーション (*.pptx) に保存 ・PowerPoint 97-2003プレゼンテーショ * に保存 ン ( .ppt) ・OpenDocumentプレゼンテーション * に保存 ・テンプレート ( .potx) ファイルの種類の変更 * に保 ・PowerPointスライドショー ( .ppsx) 存 別のファイル形式に保存 ・PNGファイルに保存 ・JPEGファイルに保存 PDF/XPSドキュメントの作成 ・PDFファイルに保存 ・XPSファイルに保存 * ビデオの作成 に保存 ・Windows Mediaビデオ ( .wmv) プレゼンテーションパック ・C Dまたはハードディスクに再 生 用パッ ケージを保存 配布資料の作成 ・Wordファイルに保存 でできること PowerPoint ・PowerPoint画像化プレゼンテーション に保存 11