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カリキュラム・シラバス一覧 (PDF 753KB)

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カリキュラム・シラバス一覧 (PDF 753KB)
1.初等芸術教育学科の目的・特色
「初等芸術教育学科」では、幼稚園教諭一種免許、小学校教諭一種免許を取得できる課程として開設します。
本学科では、まず幼児児童が日常に様々な形で表現する行為そのものが、
「芸術」と捉えることができるという
視点で、幼児児童の行動や表現をとらえ、幼児児童のこころを深く理解するとともに、教員のカウンセリングマ
インドを高めていくことを目指します。
また、幼児児童が日常的に高い芸術表現に触れることで、感性を成長させることが可能となることは周知のと
ころであり、学生自身の芸術性を磨くことを目指します。
本学科には学生の芸術性を高める教科目を配置すると同時に、幼児児童の表現能力(芸術表現)を捉え、指導
する能力を鍛える科目、幼児児童のこころを感じる力を磨く科目を配置します。また、保護者や地域との交流、
関係機関との連携も視野に入れコーディネーター的役割を学ぶ科目、更には、本学の総合芸術大学としての特色
を活かし、他学科の専門的授業も履修できるカリキュラムを設定しています。
2.初等芸術教育学科において養成したい人材
(1)
「生きる力」をもち、
「生きる力」を育むことのできる人材の養成
「教職概論(初等)」、
「初等教育論」といった科目により「教員としての人間力」を養成します。
(2)自ら課題をみつけ、解決能力を持った人材の養成
「教職実践演習(初等)」、
「学校インターンシップ体験実習」といった科目により「教員としての解決力」を養成
します。
(3)教育、保育現場で生じている様々な問題状況に積極的に対処しうる人材の養成
「教育課程総論」、
「教職実践演習(初等)」、
「こどもふれあい体験実習」といった科目により「教員としての忍耐
力」を養成します。
(4)発達障害について深い理解をもち、ハンディキャップをもった子どもたちを適切に支援しうる人材の養成
「教育心理学(初等)」、
「発達心理学」、
「絵画造形療法演習」、
「音楽運動療法演習」といった科目により「教員と
しての子どもの健康面への理解力」を養成します。
(5)教育者としての使命感、教育愛を持って困難に立ち向かいうる心身ともに逞しい人材の養成
「教育学概論(初等)」、
「教育相談(初等)」といった科目により「教員としての柔軟性」を養成します。
(6)異文化理解、コミュニケーション能力をもった人材の養成
「外国語活動に関する指導法」、
「こどもふれあい体験実習」といった科目により「教員としての国際力、コミュ
ニケーション能力」を養成します。
(7)芸術表現の潜在的効果を理解し、柔軟な思考を持ち合わせた人材の養成
「芸術教育論」
、
「デッサン」
、
「絵本の表現」
、
「立体造形」
、
「身体表現Ⅰ(運動遊び)
」
、
「身体表現Ⅱ(リズム遊び)
」
、
「身体表現Ⅲ(劇遊び)」、
「Web制作」、
「写真表現」といった科目により「教員としての感受性」を養成します。
1
2010年度入学生 初等芸術教育学科 初等教育コースカリキュラム
形
態
科 目
取得 配当年次別単位数
順位 1 2 3 4 計
芸術教育論
講 初等教育論
必 須 義 教育学概論(初等)
科
教育心理学(初等)
目
実 こどもふれあい体験実習
卒 卒業研究・論文
計
講
義
①
講
義
②
選
択
必
須
科
目
講
義
③
演
習
実
こども文化論
家庭教育論
生涯学習論
発達心理学
特別支援教育理論
教育メディア論
国語Ⅰ
国語Ⅱ(書写)
算数
生活
音楽Ⅰ
音楽Ⅱ
図画工作Ⅰ
図画工作Ⅱ
体育
社会
理科
家庭
音楽科指導法Ⅰ(初等)
音楽科指導法Ⅱ(初等)
図画工作科指導法Ⅰ
図画工作科指導法Ⅱ
体育科指導法
国語科指導法Ⅰ(初等)
国語科指導法Ⅱ(書写・初等)
社会科指導法
算数科指導法
理科指導法
生活科指導法
家庭科指導法
外国語活動に関する指導法
生徒指導論(初等)
道徳指導法(初等)
特別活動指導法(初等)
教育相談(初等)
教育方法論(初等)
教育社会学(初等)
教育課程総論
保育内容指導法
保育内容(健康)
保育内容(人間関係)
保育内容(環境)
保育内容(言葉)
保育内容(表現)
幼児理解の理論と方法(幼児)
身体表現Ⅰ(運動遊び)
身体表現Ⅱ(リズム遊び)
身体表現Ⅲ(劇遊び)
学校インターンシップ体験実習
計
4
4
2
2
4
8
4
4
2
2
2
2
2
2
1
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
2
2
2
4
4
2
2
2
2
2
18 52
4
教免を必要
とはせず卒
業する方法
4
4
2
2
4
4 4
4 20 20単位必須
4
2
2
8単位
必須
2
2
2
2
1
2
2
2
2
14単位
必須
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
14単位
1
必須
2
2
2
2
2
2
2
2
2 2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
4
12単位
必須
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2単位
必須
2
2
2
2
30 2 102 50単位必須
2
幼免を取得 小免を取得 幼小免を取
して卒業す して卒業す 得して卒業
る場合
る場合
する場合
●
●
●
●
備 考
●
●
20単位必須 20単位必須 20単位必須
8単位
必須
●
△
●
●
14単位
● 必須
△
●
△
●
●
●
●
●
●
● 26単位
必須
●
●
●
●
●
2単位
必須
50単位必須
8単位
必須
8単位
必須
●
●
●
●
● △ 21単位
● 必須
●
●
幼免は選択、小免は必須
●
●
● △ 21単位 「音楽Ⅱ」2単位選択必須
● 必須
△
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
● 25単位
必須
●
●
●
●
●
●
●
●
●
16単位
●
必須
● ● ●
△
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
2単位
必須
「図画工作Ⅱ」2単位選択必須
25単位
必須
教科又は教職に関する科目(選択2単位)
32単位
必須
2単位
必須
72単位必須 88単位必須
形
態
選
択
科
目
科 目
取得 配当年次別単位数
順位 1 2 3 4 計
・
美術論
講 演劇論
義 日本文学の世界
絵本の表現
デッサン
イラストレーション
立体造形
Web制作
写真表現
ソルフェージュ1
演
基礎和声法1
鍵盤和声法
習
器楽合奏法
基礎作曲法(編曲法含む)
指揮法
教職実践演習(初等)
合唱1
実 ピアノ1
技
ピアノ2
実
習 ピアノ3
実 教育実習Ⅰ(初等)
習 教育実習Ⅱ(初等)
計
自由選択科目(修得単位数)
計
4
4
4
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
4
2 30 14 7
教免を必要
とはせず卒
業する方法
4
4
4
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
4
53 50単位必須
34単位
※平成 21年 11月現在のものです。変更の場合もあります。
3
幼免を取得 小免を取得 幼小免を取
して卒業す して卒業す 得して卒業
る場合
る場合
する場合
●
●
●
57単位必須
27単位
●
●
備 考
教免取得者は2単位必須
●
●
教免取得者は1単位必須
●
●
教免取得者は4単位必須
79単位必須 95単位必須
5単位
0単位(135)
2010年度入学生 初等芸術教育学科 芸術療法コースカリキュラム
形
態
科 目
取得
順位
1
芸術教育論
講 芸術療法論
必 須 義 教育学概論(初等)
科
教育心理学(初等)
目
実 こどもふれあい体験実習
卒 卒業研究・論文
計
4
4
家庭教育論
絵画・造形療法論
音楽運動療法論
臨床心理学概論
精神保健
発達心理学
特別支援教育理論
言語障害論
運動生理学
医学概論
国語Ⅰ
国語Ⅱ(書写)
算数
生活
音楽Ⅰ
音楽Ⅱ
図画工作Ⅰ
図画工作Ⅱ
体育
社会
理科
家庭
音楽科指導法Ⅰ(初等)
音楽科指導法Ⅱ(初等)
図画工作科指導法Ⅰ
図画工作科指導法Ⅱ
体育科指導法
国語科指導法Ⅰ(初等)
国語科指導法Ⅱ(書写・初等)
社会科指導法
算数科指導法
理科指導法
生活科指導法
家庭科指導法
外国語活動に関する指導法
生徒指導論(初等)
道徳指導法(初等)
特別活動指導法(初等)
教育相談(初等)
教育方法論(初等)
教育社会学(初等)
教育課程総論
保育内容指導法
保育内容(健康)
保育内容(人間関係)
保育内容(環境)
保育内容(言葉)
保育内容(表現)
幼児理解の理論と方法(幼児)
2
2
2
4
講
義
①
講
義
②
選
択
必
須
科
目
講
義
③
教免を必要
とはせず卒
計 業する方法
配当年次別単位数
2
3
2
2
4
8
4
4
4
4
4
2
2
4
4 4
4 20 20単位必須
4
2
2
2
2
4
2
1
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
4
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
4
4
2
2
2
2
4
2
1
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
4
4
2
2
2
2
2
2
12単位
必須
14単位
必須
幼免を取得 小免を取得 幼小免を取
して卒業す して卒業す 得して卒業
る場合
する場合
る場合
●
●
4
●
●
20単位必須 20単位必須 20単位必須
12単位
必須
12単位
必須
●
△
●
●
14単位
● 必須
△
●
△
●
●
●
●
●
● △ 21単位
● 必須
△
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
25単位
●
必須
●
●
●
●
●
●
●
●
●
16単位
●
必須
● ● ●
14単位
必須
12単位
必須
●
●
備 考
●
●
●
●
●
26単位
●
必須
●
●
●
●
●
12単位
必須
●
●
幼免は選択、小免は必須
●
●
● △ 21単位 「音楽Ⅱ」
「図画工作Ⅱ」2単位選択必須
● 必須
△
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
25単位
●
必須
●
●
●
●
●
●
教科又は教職に関する科目(選択2単位)
●
●
●
●
●
●
32単位
●
必須
●
●
●
●
●
●
●
形
態
選
択
必
須
科
目
演
習
実
講
義
選
択
科 演
目 習
・
実
技
実
習
実
習
科 目
取得 配当年次別単位数
順位 1 2 3 4 計
心理療法演習
絵画・造形療法演習
音楽運動療法演習
身体表現Ⅰ(運動遊び)
身体表現Ⅱ(リズム遊び)
身体表現Ⅲ(劇遊び)
学校インターンシップ体験実習
計
美術論
演劇論
日本文学の世界
絵本の表現
こども文化論
教育メディア論
デッサン
イラストレーション
立体造形
Web制作
写真表現
ソルフェージュ1
基礎和声法1
鍵盤和声法
器楽合奏法
基礎作曲法(編曲法含む)
指揮法
合唱1
教職実践演習(初等)
ピアノ1
ピアノ2
ピアノ3
教育実習Ⅰ(初等)
教育実習Ⅱ(初等)
計
計
自由選択科目(修得単位数)
2
2
2
2
2
2
2
24 58 36 2
4
4
4
4
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
4
2 36 14 7
教免を必要
とはせず卒
業する方法
2
2
2
6単位
2
必須
2
2
2
120 58単位必須
4
4
4
4
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
4
59
58単位必須
26単位
※平成 21年 11月現在のものです。変更の場合もあります。
5
幼免を取得 小免を取得 幼小免を取
して卒業す して卒業す 得して卒業
る場合
る場合
する場合
6単位
必須
58単位必須
6単位
必須
備 考
6単位
必須
80単位必須 96単位必須
●
●
●
教免取得者は2単位必須
●
●
●
●
●
●
教免取得者は1単位必須
教免取得者は4単位必須
65単位必須 87単位必須 103単位必須
19単位
0単位(127)0単位(141)
授業科目の概要 芸術学部初等芸術学科
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
美術の教科性を学校・家庭・社会という視点からとらえ、その影響と効果について学ぶ。
芸術教育論
また、造形活動における人間の発達課題からその成長を分析する能力を養い、作品が制
作されるまでの表現構造を分析し、その内容を理解する。
教育の本質にふれ、子どもの生き方の選択の中で、教育される側からする側への心構え
を持って将来の教育現場を見据えた教育学概論になればと考えている。世界の教育観、
教育思想の系譜にもふれながら、受講者自らの子ども観・教育観を確立する一助となる
教育学概論(初等)
ような講義に心がけたい。とりわけ、初等教育に携わってきた先達の教育観を学び、受講
者が教育者として実践できるような基盤となる知見を提供し、未来への展望を確立出来
るような講義を目指す。担当者の教育観を受講生の皆さんに展開できるよう精一杯努め
たい。
必
須
" 発達には、遺伝(成熟)と環境(学習)という2つの側面があります。この遺伝と環境の
相互作用によって子どもは発達しますが、従来、子どもは環境の影響を一方的に受ける
受動的存在でみられてきました。ところが、近年、誕生まもない乳児でさえ好奇心が旺盛
で活動欲も強い、環境に対して積極的に働きかける能動的、有能な存在であると考えら
教育心理学(初等)
れています。この能動的で有能な子どもの発達・学習過程について考えていきます。
まず発達の原理と過程及び学習の原理と構造を講義し、加えて発達障害について述べて
いきます。随時、アップツーデートなテーマ、たとえば愛着(親と子の絆)、セックス(生
物的性)やジェンダー(心理・社会的な性)、コンピテンス(知力)、さらに早期教育、受験
戦争の功罪や児童虐待についても触れていきます。
学生自身が自己開示能力を高め、こどもとこども、こどもと学生のふれあいを促進する。
こどもふれあい体験実習
幼稚園・小学校・施設などへの実習を通してこどもの理解に努め、また、日本の四季の行
事などの機会をとらえて、ふれあいを深める。
教育学における現代の課題を分析・検討することにより、高い専門性を身につけ、教育現
場での実践に役立つ専門的知識を積み上げるために、その研究方法や、研究調査の分析
卒業研究・論文
や考察を探求する。各受講生が現代教育における研究課題を設定し、専門的知識を組み
入れながら、保育学や教育学の研究を深めることの出来るように、演習等を準備したい。
このように生きた研究のスタイルから「子ども学」や「子ども臨床学」
「臨床教育学」の知
見にも及ぶ演習を準備したい。
「教育は国の基なり」という言葉があるように、国の最重要課題である「教育」を展望す
るとき、初等教育の果たしてきた役割には、大きいものがある。全ての教育の基礎・基本
ともいうべき「初等教育」全般を概括し、
「初等教育」の重要性を学校現場の実情を十分
初等教育論
に踏まえて、論ずる。担当者は長年初等教育に携わり、小学校長として学校経営に精通し
ているばかりでなく、全国連合小学校長会副会長として、文部科学省の施策担当者とも
連携を密にした経験を持ち、芸術教育学科初等教育専攻の学生に直面する課題を踏まえ
選
択
必
須
講義する。
この芸術療法の基本的考え方はギリシャ時代にはじまり特に幼児期に受ける芸術的・社
芸術療法論
会的教育環境がその後の人生観や考え方を形成することを説いている。それらの歴史的
背景と現代に受け継がれた芸術療法について、様々な分野、例えば音楽・絵画・詩・ダン
ス・演劇と様々な方法があることを学ぶ。
「もの」
「こと」をどう認識し、相互の関係の認識、豊かな感性の育成、表現の方法に不可
国語Ⅰ
欠なものである。これらの能力を育成するために、具体的な教材に即して、授業の構想、
評価のあり方などについて考察する。
文学を音声で味わったり、書写で味わったりする。
「書くこと」では仮名の表現法(万葉
国語Ⅱ(書写)
仮名、連綿法)を学び、
「読むこと」では仮名文学の代表的の作品を読解することで「国語」
への理解を深める。
6
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
小学校算数科の主たるテーマは「数概念の理解と計算」、
「図形の理解」である。本講義で
は、これらのテーマに加えてそれらの基盤となる「集合と論理」について学習する。そし
算数
て、これらを通して数学的思考法を身に付けてもらいたい。講義内容は必ずしも小学校
課程の範囲にとどまらないが、それらは小学校で授業を構築する上で、教師として当然知っ
ておかなければならないものである。講義ではできるだけ例題や演習を挙げることによ
り、理解を確実なものにしていきたいと考えている。
「小学校学習指導要領」と「小学校学習指導要領解説」を基本的な資料とし、テキストの
生活
内容に従って「生活科」の全体像を学んでいく。生活の授業は、講義という一方向的な学
び方ではなく、話題に関して学生諸君の積極的なディスカッションを通して進めていく。
実践事例の分析は、少人数によるプレゼンテーション形式で行う。
平易な音楽の再現と伝承に必要な楽譜を読み取る基礎知識を身につける。今までの知識
音楽Ⅰ
と理解の度合いに合わせて、さらに正しい音楽理論の基礎を学ぶ。最後の和音・和声の知
識では、とくに和音のTDS機能について理解に務める。
楽譜が実際にはどんな音楽として演奏されるのか、平易でしかも良い曲を実例として取
音楽Ⅱ
り上げ、その名演の再生を参考に、生きた演奏の基本を分析的に学ぶ。とくに楽譜からは
わからない、その曲の民族的・文化的背景を汲んでの演奏と理解をしなければならない
ことに意識を向ける。場合により実演の試みをさせる。
図画工作Ⅰ
選
択
必
須
幼児の表現活動を援助する指導者として必要な「描く」
「作る」
「使う」などの造形・表現
活動に関する基礎的な理論と技術を習得、理解する。
小学校学習指導要領「図画工作」目標に示された「感性を働かせながらつくりだす喜びを
図画工作Ⅱ
味わうようにするとともに造形的な創造活動の基礎的な能力を培い豊かな情操を養う」
との観点から、具体的な題材例をもとに実践に生かせる指導力を身につける。
「命の尊厳」或いは「なぜ我々は生を得ているのか」の意味、意義を理解し、体育学の観点
から、どうなすべきかを研究する。また、現代社会に於いて人命の扱いが、余りにも常軌
を逸する事についても認識しなければならない。本講義ではこれを踏まえて、身体活動
体育
とそれを裏付けるための論理から進めるものとする。身体活動の分野からは、健康であ
ることの重要性を考え、身体の仕組みや身体部位の望ましい条件を理解する必要がある。
同時に、社会の一員としての役割を果たすために、対人関係或いはリーダーとしてのあ
り方を研究することも重要である。
社会科という教科の成立とその後の展開を概観しながら、社会科という教科の本質を理
解する。小学校学習指導要領における社会科の「目標と内容」、およびその意義について
社会
考える。その上で、小学校低学年での生活科や総合的学習の時間の取り組みとの関連を
考察する。
「教育改革」が提起されて久しいが小学校現場のすぐれた実践事例から広く社
会科を学び、小学校高学年と中学校での社会科授業学習との連携を大切にしながら研究
する。また、社会科における評価のあり方、課題について考察する。
小学校理科で扱う物理、化学、生物、地学の各分野について、高校で履修してこなかった
内容も含めて学習する。理科の広範な分野の中で断片的な知識を詰め込むのではなく、
理科
理科の重要と考えられる分野を選び、確かな基礎学力が身につくように配慮する。また、
教員にとって自身が自然に親しみ理科が好きになること、科学的な見方や考え方をもつ
ことが重要である。そのためのビデオ教材なども活用する。自然に恵まれた大学のキャ
ンパス内で自然を生かした野外観察や調査を実施する。
小学校における家庭科について、意義と教科の果たすべき役割及びねらいについて述べ
る。小学校家庭科の授業実施に必要な基礎的・基本的な知識及び技能を育成する。子ども
家庭
の人格形成と家庭のかかわり、食事とのかかわりを考察し、家庭の持つ意義、食育の重要
性について考えていく。また、現在の社会における家庭や家族について抱えている問題
を追及し子どもを取りまく環境を考察する。さらに環境問題、少子高齢化問題、リサイク
ル問題についても考察する。
7
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
児童期の発達特性を踏まえ、音楽教育にあたる教師として必要な知識・技能を身につけ
音楽科指導法Ⅰ
(初等)
るため、教材研究や実技、模擬授業を通して、初等科音楽科授業の考え方とその方途を研
究する。
音楽科指導法Ⅱ
(初等)
歌唱・器楽・音楽づくり・鑑賞の授業実践にあたって必要な基礎的技能及び教材研究や具
体的な指導法のあり方を、実技や模擬授業を通して学ぶ。
主に実践的能力を身につけるため、
「描く」
「作る」
「使う」などの造形表現を通して企画し、
図画工作科指導法Ⅰ
作り出す能力、デザインの能力、創造する能力を習得し、造形教育の指導者としての指導
技術を身につけ、実践力を高める。
表現方法や作品の見方、描かせ方、材料の使い方など指導技術を研究し、分析する。また、
図画工作科指導法Ⅱ
楽しい教材開発を試み、創り出す喜びを味わうとともに、児童教育における図画工作の
重要性について理解を深める。
幼児期においては、特に将来のビジョンを指導者がしっかりと認識し、正しい方向に導
く事が最も大切である。そのためには、幼児や児童の環境と行動パターンなどを、熟知し
ておかなければならない。現代社会では、戸外での行動が予想以上に制限されている。こ
体育科指導法
れを社会の問題として置き去りにするのではなく、指導者の創意工夫により解決できる
問題もあることを知る必要がある。脳、心、身体が発育期にある幼児、児童は、将来に対
し無限の可能性を秘めている訳であるから、その発育の目を、より高く発達させること
も指導者の重要な使命である。
選
択
必
須
国語科指導法Ⅰ
(初等)
ことばの教育という観点から国語科の授業をとらえ、
「読む」、
「書く」力の育成に、教材
の特性を生かした授業の構築、展開について考えてゆく。
文字のまとまった学習は、小学校への入学と同時に始まる。文字を書く基礎となる「姿勢」
「筆記具の持ち方」
「点画や一文字の書き方」
「筆順」などから「文字の集まり(文字群)の
国語科指導法Ⅱ
(書写・初等)
書き方」、さらに「目的に応じた書き方」について学び、それらを系統的に指導するため
の方法を学習する。
児童・生徒の一人ひとりが生き生きと授業に参加できるように指導を進めるために、また、
社会科の授業をどう組み立てていくか、指導者としての心構え、指導内容・指導方法につ
社会科指導法
いて小学校学習指導要領を基礎にして学ぶ。教材研究の進め方やすぐれた教材をどのよ
うに授業に取り入れていくか、各学年の児童・生徒の発達段階を考慮しながら、実際の学
習指導案の作成・発表を通して、児童・生徒にやる気を起こさせるような授業のあり方を
考えていく。
小学校教育の中でも「基礎的・基本的教科」と位置づけられる「算数科」であるが、その
指導法を説いていきたい。授業は講義形式で行われるが、受講者にも積極的に参加して
いただくような工夫もしてみたい。担当者は、教員養成系大学の数学科で学んだ経験を
算数科指導法
持つが、学生のころから数学科教授法に興味と関心を持っており、現職教員として、全て
の学年の指導にあたっても、子どもたちには常に主体的に参加することを呼びかけてき
た。本講義にあたっても、子どもたちの発想も紹介しながら、授業法を伝授したいと考え
ている。
理科教育の目的は、児童が自然に親しみ、自然を観察し、実験を行うことにより、科学的
な見方や考え方を養うことである。教師はこのような目的意識をもって理科授業を構想
理科指導法
する必要がある。また、子供の理科離れが叫ばれる久しい。これを克服するために、魅力
ある教育をすすめなくてはならない。本講義はそのための知識・能力・技能等の習得を目
指す。併せて観察・実験の際の基本的操作および安全指導のポイントの解説も行う。
8
1年次の授業科目「生活」で学んだ内容を再認識することから始め、生活科の授業設計が
できるための基礎・基本であるカリキュラムと単元構成について学ぶ。その後、評価と環
生活科指導法
境づくりという生活科にとって非常に重要な課題を扱い、さらには生活科の教科書、プ
ロセスポートフォリオ、ビオトープ等の話題に発展させる。生活科指導法の授業は、講義
という一方向的な学び方ではなく、話題に関して学生諸君の積極的なディスカッション
を通して進めていく。
学習指導要領に示された小学校家庭科の意義とねらいを把握し、具体的な内容について
解説するとともに、演習を行う。実践的、体験的な活動を重視した学習をしていく過程で、
日常の生活に必要な基礎的・基本的な知識及び技能を身につけることができる授業実践。
家庭科指導法
よりよい生活ができるよう、工夫していけるような授業実践をいかに進めればいいかに
ついて考察する。年間指導計画の作成にあたっては地域社会や子どもの実態などの把握
が重要であること。さらに子どもの興味関心を的確に捉えた学習が重要であること。こ
れらをふまえた指導案を作成し模擬授業を行うことにより実際に役に立つ技術の向上を
目指す。
2011 年度より実施予定の小学校における「外国語活動」の目的、内容等を、現在行われ
外国語活動に関する指導法 ている英語活動と比較しながら理解を深め、これらの違いを認識した上で、求められる指
導法を学習するとともに、指導者に望まれる英語運用能力、とりわけ発音の向上を目指す。
学校のあらゆる教育活動において生徒指導は学習指導と共にきわめて大きな比重を持って
います。この授業では生徒指導の目的や内容と方法について、学習指導要領に示されてい
生徒指導論(初等)
る要点を理解し、学校現場での具体的な指導事例をとおして深めることをめざします。そ
の上で、生徒指導の基礎にある児童生徒観や教育観について考えると共に、現在問題とさ
選
択
必
須
れている「いじめ」や「不登校」をはじめとする生徒指導上の様々な問題を検討します。
現代の児童・生徒は心の悩みをはじめとする様々な問題をかかえている。こうした現状にあっ
て、教育相談は、現場の教員にとってもますます重要性を増している分野である。この授
教育相談(初等)
業ではそうした児童・生徒に対して、教育相談(カウンセリング)に応じる時の基礎理論を
学習し、面接技法について理解を深めると共に、心理的援助の基本姿勢を学習する。グルー
プワークの手法も取り入れていきたい。そして、それぞれの内容について、実践の役立つ
力量をつける。
児童・生徒の一人ひとりが生き生きと授業に参加できるように指導を進めるために、また、
社会科の授業をどう組み立てていくか、指導者としての心構え、指導内容・指導方法につ
道徳指導法(初等)
いて小学校学習指導要領を基礎にして学ぶ。教材研究の進め方やすぐれた教材をどのよ
うに授業に取り入れていくか、各学年の児童・生徒の発達段階を考慮しながら、実際の学
習指導案の作成・発表を通して、児童・生徒にやる気を起こさせるような授業のあり方を
考えていく。
最近の痛ましい事件を振り返るまでもなく、心の教育の重要性が再認識され、学級活動
のなかのコミュニケーション能力が必要とされている。小学校学習指導要領の要点を理
特別活動指導法(初等)
解し、特別活動の基礎・基本について理解を深めると共に、特別活動の年間指導計画、教
材の選択、学習指導案の作成などを具体的に学習する。また道徳教育との関連も学び、現
場で役立つ実践力を養うことをねらいとする。
教師側から見た授業イメージ、授業の評価・分析方法、教具・教材・教科書の関連などの
教育方法論(初等)
教育方法を支える基礎的な諸原理を理解する。そして、情報技術の解説によって ICT を
活用した教育機器の特性を理解して、その効果的な活用方法を習得し、子どもたちの主
体的な学習意欲を向上させるための方法を修得する。
9
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
教育現象の分析を通じ、教育社会学の「思考様式」を身につける。
「にんげんは生まれな
がらにして人間であり、なに人も自由平等である」。しかし、一方では人は人間らしい生
教育社会学(初等)
育・教育環境の中において、長い時間をかけながら一人前の人間に成長していくことも
明らかである。その意味で人間は元々優れて社会的な存在であると言える。本講座では
そういう人間と教育の関係を学びながら、社会的な営みとしての教育の意味と本質を学
習する。そして、最近の教育状況とそれらを巡る諸問題を客観的に分析し、今後の課題と
展望についても検討したい。
平成 23 年度より、新しい学習指導要領が施行される。担当者は、昭和 45 年の「教育の
現代化」
、52年の「ゆとりと充実」
、平成元年の「生活科の新設」
、平成10年の「生きる力」
教育課程総論
を各々テーマとした学習指導要領に教育現場の一員として関わってきた。我が国の幼稚
園から高校までの教育の方向性は、これによって規定される。そこで、本講座では教育課
程の概要を明らかにし、子どもの学習指導に、どのような手立てが有効であるのかを幾
多の教育実践を通して検証してきたものを提示したい。
保育内容の5領域(健康、人間関係、環境、言葉、表現)について各指導法を学習したう
保育内容指導法
えで、本科目では、これら5つの「領域」が相互に関連を持ちながら、幼児教育の基本で
ある「遊びを通して」達成していくことをより深く理解し、幼児教育実践を行えるように、
指導計画及び指導方法を学ぶことを目的とする。
保育内容(健康)
選
択
必
須
子どもの心と身体について、発達過程における乳幼児期の位置づけと特徴を理解し、乳
幼児の健康管理をする上で保育者が果たすべき役割を学ぶ。
担当者は学校現場と教育委員会の教育相談室で長年に勤務してきた経験を持つ。教育相
談室では、幼児から高校生までの子どもの相談にあたり、子どもの発達に深く関わって
保育内容(人間関係)
きた。その経験を元に、幼児期の集団形成における対人関係の大切さを提示する。担当者
の臨床経験をもとに、保育現場・学校現場でよく見かけられる事例をもとに、教育心理学
の基本を踏まえて、課題に迫りたい。担当者の講義の基本的なスタイルとしては、保育・
教育現場に即応できる実践的な講義を心がけたい。
幼児は環境(幼児を取り巻く物)に興味をもち、それに関わる体験を通して、それを理解
し成長していく。将来幼児教育に携わるものとして、幼児を取り巻く環境(特に自然環境)
保育内容(環境)
を正しく理解しなければならない。しかし、近年の都市化が進行とともなって、われわれ
は自然環境と疎遠になりがちである。本講義では学内外の野外活動も取り入れ、幼児教
育と関わりのある生物の基礎知識を学ぶとともに、幼児のものの感じ取り方、理解のし
かた、および幼児の自然の関わりを深める指導法を学ぶ。
講義を通して、意味、文法、語用など複数の側面における言語の発達を学び、前言語期の
ノンバーバルなコミュニケ−ションから始まり、語彙を増やし、複雑な文を話すように
なる過程、話しことばに加え、リテラシーの準備が始まる幼児期後半には、思考や学習の
保育内容(言葉)
ための学習言語の習得が始まる過程などを理解する。また、ことばを育てるためには反
応的言語対応の姿勢が大切であるが、子どもと実際にコミュニケーションしてみる課題
を通して、反応的言語対応とは具体的にどういうことかを学ぶ。さらに、絵本を教材とす
る言語指導法を学び、ことばを育てるための絵本を作成する。
幼児が初めて体験する集団の中で協調性を持てるか。逆に個性を出せずにストレスを感
じないか。就学前の教育では、自分自身を集団の中できちんと表現していける力をつけ
保育内容(表現)
ることが大切である。そのためには幼児の身体的・精神的特徴を知る必要がある。そのう
えで幼児の視点に立って、幼児教育者として相応しい感性を自らが身につける。幼稚園
教育要領に則して「表現」領域を考察しつつ、特に幼児の生活周辺での音環境や音楽につ
いて知識を深めるとともに、柔軟な姿勢で個々の幼児に接する力量を持てるようにする。
10
科目
区分
講義等の内容
授業科目の名称
こども(幼児)の運動・認知・言語・社会の発達について理解する。さらに、発達に偏りや
幼児理解の理論と方法
(幼児)
つまずきがある場合のみたてと具体的な援助技法についての知識と技術を学ぶ。また、
こども(幼児)の心の問題として現れる様々な状態像について理解を深め、援助のための
環境調整・技法について学ぶ。
教員がコーディネーターとなり、さまざまな課題・問題等を定義し、ディスカッション中心に
教職実践演習(初等)
授業をすすめる。教職の全体像を把握し、理解に努めるとともに、各課題に応じて、討論・
模擬授業やロールプレーイング、事例研究、討論、フィールドワーク(関連施設への見学・
参加等)等、実践的かつ積極的な学習活動を通じて教職への意欲を高め、資質を研く。
教育実習は現地研修の場として教職専門科目の実践的な意義をもち、大学で学んだ教科・
教育実習Ⅰ(初等)
教職の専門的な内容と実習校での実習内容を統合し、実習効果を高めるため、教育現場の
実態の理解に努め、教育計画や実習生としての心得など実践的な態度を養う。
小学校の教育の場に臨み子どもと直接ふれあい、担当指導教官や他の先生からも指導を受
教育実習Ⅱ(初等)
けながら、教育の現状を体験しながら理解に努める。また、教育者に求められる責任感・知
識・技能・態度等を習得し、生活指導・人間尊重の精神及び教育者としての使命感を養う。
児童文化全般について、子供の健やかな発達という視点と結びつけて理解する。同時に、
こども文化論
さまざまな分野で、ある程度実践できる技術を養うこと。児童文化について、その対象、
歴史と現状、活用法など全般的な理解。子供への読み聞かせ、話し方について。紙芝居の
演じ方、話し掛け方、及び子供たちへの話し方について実演。
選
択
必
須
発達には、遺伝(成熟)と環境(学習)という2つの側面があります。この遺伝と環境の相
互作用によって子どもは発達しますが、従来、子どもは環境の影響を一方的に受ける受動
家庭教育論
的存在でみられてきました。ところが、近年、誕生まもない乳児でさえ好奇心が旺盛で活
動欲も強い、環境に対して積極的に働きかける能動的、有能な存在であると考えられてい
ます。この能動的で有能な子どもの発達・学習過程について考えていきます。
今日の社会は、
「生涯学習社会」といわれており、人々はより良い生き甲斐を求めて、社会
の変化や技術革新に適応することを追求していかねばなりません。生涯学習論においては、
今日の社会的背景および家庭・学校・社会との関連を踏まえて、生涯学習の望ましいあり
方を学ぶ。 1 生涯学習の意義と特色 2 人の発達段階における学習の特徴 3 生涯学習
生涯学習論
と家庭教育・学校教育・社会教育 4 生涯学習関連施設とその役割 5 社会教育の歴史
と意義 6 社会教育の内容・方法・形態 7 社会教育指導者の役割 8 社会教育施設の
概要 9 生涯学習社会構築の必要性 10 国・自治体の生涯学習推進施策 11 生涯学
習社会の課題 12 外国の生涯学習1 英米独仏 13 外国の生涯学習2 北欧、アジア諸
国 14 生涯学習の成果を活かすための方策 15 まとめ
乳幼児期を中心とした受胎から老人期までの行動発達のライフサイクル的人間理解を深め
発達心理学
る。人間の受精・誕生から死までの発達の理解。発達の研究法、人間の特殊性、発達期と
発達課題、運動発達、知的能力の発達、きょうだい・仲間など、よき大人に発達するように
援助する保育活動の一支援として学んでいただきたい。
特別支援教育とは、知的な遅れのない発達障害児も含め、一人一人の子どもの教育的ニー
ズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善または補うため、適切な指
導・支援を行うものである。実際には、校内に委員会や特別支援コーディネーターを設置し、
特別支援教育理論
個別支援教育計画を立て、関係機関との連携や保護者への対応を行うなど、これまでの特
殊教育以上に教員の高い資質(専門性、コミュニケーションスキルなど)が求められる。
そこで、講義を通して基本的な知識を得、取り組みの実際を知り、子どもの評価や支援の
あり方について理解を深め、、教員として必要なことは何かを考える。
11
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
今日のメディア開発と普及には著しいものがあり、社会的な関心を集めている。ここでは、
単なるメディア紹介にとどまらず、その背景を支える視聴覚的なものが持つ意義につい
て考える。また、博物館・美術館や教育の場での文化財デジタルアーカイブの問題を中心
として、教育や研究活動を進める上での活用方法を紹介したい。写真の提出あり。 1 視
聴覚メディアの概観
知識と経験・ものを見るということ・メディアの現況
2/3
提出写真の作製方法
カメラやフィルムの種類・撮影方法・画像の加工
教育メディア論
4/5
視聴覚教育をめぐって
視聴覚教育の成立に向けて・E.デールについて・特徴と意義
6/7
教育工学について
CAIの展開・特徴と意義
8/9
メディアの紹介
従来のメディア・ニューメディア
マルチメディアと通信
10/11 美術館や博物館でのメディア利用
教育や研究の場でのメディア利用
提出写真の提示と解説
芸術療法の理論と芸術療法の中の「絵画・造形療法」の基礎能力を養成するとともに、絵
絵画・造形療法論
画作品や造形作品など非言語作品から、幼稚園・小学校・中学校の児童、生徒の成長期の
問題行動や精神的変容など絵画・造形療法の基礎知識を習得する。
選
択
必
須
脳に働きかける音楽聴取と身体運動による刺激は人間の生命に大きな影響を与える。例
音楽運動療法論
えば、先天的発達の遅れや、後天的な事故や病気による意識障害が発症した場合、それを
治すには外科的手術や薬だけでは治らない。それらの治療法としての音楽運動療法を紹
介する。
幼児教育、初等教育に携わるものとして、最低限必要なカウンセリングマインドを養う
臨床心理学概論
ための基礎知識の習得を目的に講義をおこなう。更に、心理臨床のプロとして、臨床心理
士資格取得に対して、興味が抱けるように、心理臨床現場での事例等を通じて、現代の幼
児児童のこころの問題について講義をおこなう。
精神保健の概要を理解し、精神医学、臨床心理学の基礎知識を学習する。
「人間の精神」
とはということを理解し、またその発達過程を考慮することで、子どもの心身正常発達
及びその障害を理解し、対応を修得する。1.オリエンテーション 2.精神保健の概要
3.精神保健の意義と課題 4.精神保健の歴史 5.ライフサイクル 6.ライフサ
イクルにおける精神保健 ( 胎児期及び乳幼児期 ) 7.ライフサイクルにおける精神保健
( 学童期 ) 8.ライフサイクルにおける精神保健 ( 思春期 ) 9.ライフサイクルにおけ
精神保健
る精神保健 ( 青年期 ) 10.ライフサイクルにおける精神保健 ( 成人期 ) 11.ライフサイ
クルにおける精神保健(老年期) 12.精神障害者対策 13. 老人性痴呆疾患対策 14. アルコール関連問題 15.薬物乱用防止対策 16.思春期の精神保健対策 17.家庭における精神保健 18.学校における精神保健 19.職場における精神保健 20.気分障害 21.神経症性障害 22.発達の障害 23.行動の障害 24.パーソナリティ
障害 25.生理的障害 26.情緒の障害 27.身体表現性障害 28.統合失調症 29.精神遅滞 30.総括
特別支援教育とは、知的な遅れのない発達障害児も含め、一人一人の子どもの教育的ニー
ズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善または補うため、適切な指
導・支援を行うものである。実際には、校内に委員会や特別支援コーディネーターを設置
特別支援教育理論
し、個別支援教育計画を立て、関係機関との連携や保護者への対応を行うなど、これまで
の特殊教育以上に教員の高い資質(専門性、コミュニケーションスキルなど)が求められ
る。そこで、講義を通して基本的な知識を得、取り組みの実際を知り、子どもの評価や支
援のあり方について理解を深め、教員として必要なことは何かを考える。
12
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
ことばは私たちの日常生活・コミュニケーションにはなくてはならない。しかもことば
はコミュニケーションのためだけでなく、思考や学習の際にも使われる。そして、話しこ
とばだけでなく、読み書きも言語活動である。本授業では、ことば、言語、コミュニケー
ションの違いについて理解し、人が言語情報を脳でどのように処理しているか、また、ど
言語障害論
のような原因で言語障害になるのか、子どもと大人では違うのかなど、言語障害の基礎
を学ぶ。さらに、言語障害であると判断するための評価法を学び、実際に実施する。そし
て、言語やコミュニケーションの障害を改善するための指導法について理解し、クラス
の中で教員が言語障害児にどのような支援ができるかを考える。
運動により身体におこる生理・生化学的機能の変化について理解する。健康の保持増進
を目的とする運動を日常生活に組み込み子どもから年配者までの健康づくりに必要な運
動指導が出来るための基礎知識を学習する。1.オリエンテーション 2.運動生理学
運動生理学
3.筋収縮とエネルギー供給系 4.筋線維の種類とその特徴 5.神経系の役割 6.筋の
収縮様式と筋力 7.運動と循環 8.運動と呼吸 9.運動とホルモン 10.身体組成と
肥満 11.運動と体温調節 12.筋疲労の要因 13.老化に伴う身体機能の変化 14.
運動と栄養 15.総括
医学・医療について学ぶべき社会的、倫理的基本問題について学び、人体の基本的な構造
(解剖)、機能における正常、異常を理解することで疾患ついて理解する。1.オリエンテー
ション 2.医学史 3.脳と遺伝子 4.医療と科学 5.根拠に基づいた医療(EBM) 6.
ポストゲノム戦略 7.情報化と診療スタイルの変革 8.医の倫理―とくに20世紀における
医学概論
変革 9.生と死―宗教の役割 10.生命の誕生と生殖医療 11.老化とその防止 12.死
に行く人の医療 13.医療と安全 14.看護とは 15.医療と法律 16.生物の成り立ち 17.骨格系 18.筋系 19.血液 20.循環器系 21.呼吸器系 22.消化器系 23.神経
選
択
必
須
系 24.中枢神経系 25.末梢神経系 26.自律神経系 27.内分泌系 28.感覚器系 29.泌尿器系 30.総括
主として幼児、児童、青年及びその保護者への心理的介入の在り方について、まず、現在
心理療法演習
日本国内で広く行われている遊戯療法、行動療法、認知行動療法、非指示的カウンセリン
グ等の理論的基礎を学び、その上で、実践的な演習として、面接技法の基礎的なトレーニ
ングを行う。
絵画・造形療法に必要な材料、用具など身近のある素材を使って各自がさまざまな療法
を実践し、作業手順や効果などについて研究する。また、現地研修(施設訪問)を実施し、
絵画・造形療法演習
その成果を分析・考察し、絵画・造形療法の理解を深めるとともに、介護等体験実習と合
わせて施設入所者に対して個人の尊厳や社会連帯の理念に関して認識を深め、教員とし
ての資質の向上を図る。
音楽運動療法の理論を学習した後、実際の音楽運療法を学ぶ為、対象患者やこどもの動
音楽運動療法演習
きに合わせた楽曲選択とその演奏方法を学ぶ。また、療法者として介助・援助方法等技術
も学ぶ。
音楽(リズム・歌唱)を使っての身体表現は各年令やその成長に応じて、また少人数から
大人数まで様々な表現の可能性を持っている。同じ音楽を使っていても振り付けやテン
身体表現Ⅰ(運動遊び)
ポ感により、行動している側の感じ方も、見ている側の印象も大きく変わる場合もある。
リズムの表現(手拍子・楽器を使ってのリズム打ち)、リズムを利用した身体表現。歌唱
を伴った音楽を使っての身体表現。それぞれの実践と研究を行なう。音楽劇やこどもの
為のミュージカルの発表につながるような身体表現の方法を学んでいく。
幼児は積極的に遊ぶことによって、いつのまにか人間として生きるための様々な能力を身
につけていく。その後の人格形成においても、幼児期の遊びは就学前の教育としてとても
身体表現Ⅱ(リズム遊び)
重要である。音楽の様々な要素(リズム・メロディー・テンポ・強弱・歌詞の表す感情)等を、
身体を使って表現するのが幼児の大きな特色である。教師はそのような幼児の特徴をよく
理解した上で、幼児との関わりの中で、教師自身が演技者として演技できるように、知識と
共に多くの実体験が必要であり、多くのレパートリーを持つことが重要である。
13
科目
区分
講義等の内容
授業科目の名称
教育現場で演劇が果たす役割は、想像力と創造力、人と関わる力の育成にある。学芸会的
抑揚と身振りで正面切って台詞を言うことを自己表現と教えることでは決してない。子供
たちと劇を作る。物語を想像し創造する。教師は生徒の声に耳を傾け、時折アイデアを整
身体表現Ⅲ(劇遊び)
理し道筋を示す。自分で考え、それを伝え、人の意見に耳を傾け、人の場面を観ることを
覚えていくために。実際そういった演劇教育の現場では、何より教室での聴く姿勢が育っ
ている。そんな授業に向けて教師役と生徒役になって、劇を作り、自らの心の扉を開くこと
を学ぶのである。
学校インターンシップ
体験学習
教育実習とは違う立場から学校現場や教師の仕事を体験することでより深く理解し、教
育者としての人間的な資質を向上させる。教職に就いたときの心の準備と教師としての
自覚をもち、教育上の課題を追求する。
" 古代から20世紀はじめまでの西洋美術史を概観する中で過去に先人達が芸術(美術)と
して、何を考え問題にしどのような表現を時代と共にしてきたかを知り、それを自分の
問題として捉え直すことにより、又リアルタイムな時代にも眼を向けることで、自己の
立つべき位置を自覚し、自分の成すべきことを確認することができる。そして現代の表
現者として、美術(絵画、他)そのものの在り方を検証すると共に自己の“物の見方、捉
え方そして考え方”を身に付け、この21世紀への可能性を探るものとする。
授業計画
【前期】・・・・・古代より中世まで“各々の時代は何を見ていたのか” をテーマに
1.比較することにより見えてくる“もの”がある
2.視覚には歴史がある
美術論
選
択
必
須
3.手の世界と目の世界
4.コピーの問題
5.テクノロジーの問題
6.足踏みしてしまった美術(再評価)
【後期】・・・・・ルネサンス・バロックより20世紀はじめまで作家や作品と共に "" 物の観方、
捉え方、考え方 ""を探る。
1.イリュージョンの世界(遠近法 etc)
2.歴史は繰り返す(古典的な美)
3.時間を即物的に 色彩の科学
4.写真が変えた美術の役割
5.画家たちの独創性(古典と決別した近代)
6.形のない“モノ”への挑戦
舞台演劇の魅力を知り、
「演劇なるもの」を求めます。
日本の歴史、風土を認識し、演劇の現状、未来を学びます。
演劇論
受講生全員が台本を読み、行間の摩訶不思議な世界を学び、せりふを喋る側から作者の
世界観、登場人物の魅力を体験します。舞台演劇の華やか部分が身近に感じ、より魅力あ
る舞台人の責任を探究します。
日本古典文学のうち中世文学を、文学史の中に位置づけながら講義する。
日本文学史を概観した上で、中世文学をその中に位置づけ、中世文学の大きな特徴の一
つである語り物文学を中心に講義する。
語り物文学は文学としてだけでなく同時に能や浄瑠璃といった芸能の世界とも密接に関
日本文学の理解
わりつつ展開しているので、適宜芸能の分野についても触れる。
前期は日本文学史の時代区分についての概説を手始めに、中世文学の特徴を具体的な作
品をあげつつ講義する。
後期は、
「平家物語」を手始めに語り物文学の代表的作品の一部を精読することを通して、
語り物とは何かを考察する。なお適宜ビデオ鑑賞や、実際の上演を鑑賞することを課す
こともある。
14
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
幾冊かのトレーニング絵本と一冊の絵本制作を通し、テーマ捜し・編集・文章表現・イラ
スト表現・装丁・製本といった各段階の工程について学習します。トレーニング絵本作り
で、絵本作りをイメージし、まとめ方を学びます。一冊の絵本制作を通し、実際に出版さ
れている本の制作方法を学びます。
授業導入部では、毎回参考となる出版物を紹介・朗読します。前期の 4 分の 3 で、B 7 サ
イズ・15 見開き・モノクロ簡単絵本を幾册か作ります。2 週毎に違うモチーフで、様々
絵本の表現
な角度からミニ絵本作りをします。よくできた作品は、その都度発表します。ミニ絵本作
りの例として「黒丸」を使った絵本で画面構成や画面効果を考えます。また、正面性と擬
人化による絵本作りで、全ての存在が登場キャラクターになること等を学びます。前期
の残りで一冊の絵本作りのためにテーマを決め・あらすじを考え・サムネイルを完成させ・
進行管理をまとめます。夏休みの課題は、資料集め・取材・関連図書を読むことです。
後期は、一冊の絵本完成に向けての文章表現・文章の活字化・イラスト表現・装丁・印刷・
製本といった工程の実習体験です。最終的に各々の作品を朗読により合評できることを
目指します。製本には、手間と時間がかかるので、手作りの製本キッドを使用します。
美術科の平面及び立体すべての造形の基礎となるデッサン力を養う授業である。
デッサン
デッサンの勉強として古くから行われてきた最もオーソドックスな方法として、石膏デッサン、
ヌードデッサン、着衣人物デッサンを行う。被写体を正確に写し、絵画的に表現出来る基礎
的なデッサン力を養う。
イメージ(形象)による表現と伝達の能力を養成するための基礎となるデザイン原理の
習得。
選
択
必
須
ビジュアルコミュニケーションを学ぶ上で必須の基本的な造形法、構成法、色彩の感情
イラストレーション
効果などを実習する。各課題はイラストレーションで制作する。クリエイティブワーク
に必要な思考の柔軟性と表現力を高めることを目的に課題を設定している。また様々な
画材や描写技法にトライすることもこの実習の意図するところで、多様な表現方法に触
れる良い機会となるだろう。
シンメトリー・レギュラリティ・アクティビティ・ディペイズマン
造形芸術の表現における種々な「素材」と「技法」を研究し、修得する。又感性の向上に
も心掛け、多様な表現分野に挑戦し、体得する事を目的とする。現代社会において、表象
的な面が優先し、直接的な関わり合いが希薄になっている。作品の制作過程において、積
立体造形
極的に自己を関わらせ、素材と葛藤し、自己とも葛藤する事により、自分の「目」の確か
さ・不確かさ、
「手」の確かさ、不確かさを実感してもらいたい。又、各自の専門分野に囚
われず、広い視野に立ち、柔軟な発想力を持ち、制作意図・制作過程にも主眼を置いて、種々
な表現に挑戦してもらいたいと考える。常に「素材」と対峙し、素材に命を与える技術を
も習得し、立体制作の面白さに挑戦する。
Web ページを製作する上で基礎的な表現技法を確立した上で、CSS や JavaScript のよ
うな高度な表現技法を習得する事を授業の目的とする。さらに学んだ技法を応用するだ
けでなく、自ら新しい技法を自得する能力の涵養も授業の目的である。
前期では Web システムを理解する上で最低限必要な情報科学的な知識(サーバクライア
ント方式等)を学びながら、段落、画像の貼り付け、リンク、表、レイヤー、フレーム、ロー
Web制作
ルオーバーのような基本的な技法を習得する。 後期では Illustratorか Photoshop或い
は Flash を用いたコンテンツ作成技法を学んだ上で、CSS を用いたページデザインや
JavaScript による対話的な Web ページの実現を学ぶ。さらに HTML や Servlet のよう
な情報科学的な知識に関しても学ぶ。 授業は最初の 30∼ 1時間で個々の技法を説明し、
残りの時間でその日に与えられた課題を作成する。課題の提出が求められる場合もある。
授業の最後の数コマを使って Webページ作品を製作する。
15
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
現代社会のニーズとして写真は必要不可欠なものとなっている。写真は時間・空間・光に
よって形づくられるがそこには撮影者及び関係者等の 人間性により大きく内容が違って
くる時もある。豊かな感性を具体化する為には現実にある被写体と思考そして技術が 必
要となり、ここでは可能な写真映像表現を追求してゆきます。写真映像を制作する為に
写真表現
必要なフィルムカメラ、デジタルカメラ、携帯電話内臓カメラ等の基本的プロセスの理
解と実践、また世界の写真家達の創り出す様々な写真作品を考察し、 人物、風景、物等現
実に存在する被写体から非現実的な創造、 そして各個人が思い描くイメージフォトへと
可能なかぎりの写真映像表現を追求し、最終としてその作品と各自の文章内容とのコラ
ボレートを試み制作をする。
音楽の旋律だけを水平に聴くのではなく音楽の厚みを感じ、他の声部を把握し、各和音
の特徴を記憶することを図る。
ソルフェージュ 1
音楽の基礎訓練として、楽譜を読む、旋律を歌う、旋律や和声を書き取るなど、音楽の構
造(特に和声進行)を理解しながら各カデンツに従って学習する。主として密集四声帯の
聴音とその応用課題の弾き歌い、単旋律聴音、複旋律聴音、音程とリズムの学習のための
視唱をする。
音楽を志す者の基礎訓練としてすでに定着し、必須のものとなっている和声法を基本か
ら学ぶ。基本形第 1 転回形、第 2 転回形、属七の和音などを含む主要連結をすべて修得す
選
択
必
須
るまでを履修範囲とする。
(取得順位Ⅰ)
基礎和声法 1
前期は 4 声体和声の配置や進行に関する原則や禁則を学び、主三和音の連結や、副三
和音の連結を実施し、さらには第 1 転回形まで進む。後期はこれらに第 2 転回形、属七の
和音が加わり、バス課題およびソプラノ課題の両面から学習を進める。
なお、前期・後期それぞれの筆記試験を実施する。
旋律の内容をすばやく把握して簡潔な伴奏を付けられるように、又、諸調への移調がで
きるように図る。教科書のカデンツに従って音楽の基盤となっている和声構造を把握し、
鍵盤和声法
基本的な進行の低音課題による和声付け及び旋律に対する伴奏付けを、鍵盤上で学習す
る(含各和音外音、借用和音、変終止、ナポリの六の和音)。又、コードネームの理解や移
調奏の上達をはかる。
リコーダーの基礎的な演奏技術を、習得過程の具体的経験を通して、指導という視点も
併せて身につける。加えて、アンサンブルを体験し、指導の要点を含めて合奏に関係した
能力と知識を習得する。音楽一般に共通する能力を基にリコーダーの演奏技術を習得さ
せ、
“分業である合奏”を体験することで、その特有な能力的要求や、合奏指導に関係し
た知識を併せて修得させる。
器楽合奏法
前期・授業目的、概要、使用楽器、教材等説明。アンケート等。 ・リコーダーの基礎奏法
の習得(呼吸、運指、タンギングの説明)音階と分散和音、曲の練習を経て、不定期に小
テストを実施。 後期・リコーダー奏法の習得(音階と分散和音、装飾音符、独奏曲)・様々
なスタイルの音楽を、舞曲を通して体験する。 ・筆記試験(指導の要点、合奏に関する能
力、知識について) ・実技試験(音階と分散和音、アーティキュレーション、曲等) 前・
後期を通して、時々の練習曲に応じて指導の要点、合奏に関係した能力や知識の習得に
努める。
最初、ピアノ伴奏付きの独唱の歌を作曲する。
(詩は、使用の許諾を得た詩を提供。また
基礎作曲法(編曲法含む)
は学生の自作の詩)それを元に、合唱曲への編曲をする。またはこれに替えて、奏者8名
ほどで演奏可能な合奏曲の編曲をする。場合により、既存の歌や器楽の旋律をもとに編
曲する。
(ただし、旋律の使用は著作権が消滅している楽曲とする)
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科目
区分
選
択
必
須
授業科目の名称
講義等の内容
指揮法
斎藤秀雄の「指揮法教程」にしたがって世界的に知られる斎藤メソッドの基礎技術の習
得を目的とします。前期は基礎テクニックの習得、後期は実践的な指揮法を習得する機
会を設けています。
前期は「点前・点後」
「たたき」
「しゃくい」
「平均運動」などと呼ばれる斎藤メソット特有
の文法用語の理解とその基礎テクニックの習得を主たる目的とします。後期は数曲の管
弦楽曲や合唱曲を課題として取り上げ、実践的な指揮法を学びます。あわせてスコアーリー
ディング、楽曲分析、リハーサル運営などの分野の研究も加え、
「指揮とは何か」を総合
的に考察します。前後期ともDVDなどの映像資料を利用して指揮法学習者の視線から「名
指揮者」の音楽に触れる機会を設けてます。
合唱 1
合唱演奏という表現を通して、個々の歌唱技術の向上とアンサンブル表現の楽しさと難し
さの体得を目的とする。またクラシック/ポピュラーというジャンルを超えて共通する「音
楽表現者としてのメンタリティー」を高めることも授業の目的とする。
クラシックの分野では前期ロマン派の宗教曲のカテゴリーを、ポピュラーの分野ではミュー
ジカル作品の合唱版を選曲した作品を教材とします。
授業の第1回目はガイダンスと教材配布とパート分けを行います。西洋文化の根幹をなす
キリスト教宗教音楽ではラテン語のテキスト(歌詞)の背景にあるキリスト教文化につい
ても考察します。 ミュージカルなどのポピュラー音楽の曲にあっては指揮者、パートリー
ダーなどを学生から選出し、学生の自発的な取り組みの場となることを望んでいます。
ピアノ 1
各々の専攻の楽器や演奏をより深く追求するための、音楽の基礎としてピアノを学ぶ。
ピアノを弾くことによって、読譜力を養い、和声感覚や音楽の全体像を捉える力を身に
つけ、各自の専攻する楽器の演奏がより良くなることを目的とする。又、必要に応じて教
職課程にも対応する。
副専攻としてのピアノではあるが、専攻ピアノ等と課題を同じくしたグレード制により
学んでいく。各担当教員と相談の上、課題曲表より選曲し、グレードテストの為に準備す
る。楽譜を正確に読むことからはじめ、フレーズ、音色、様式など各自の能力に応じて一
週毎にその内容を深めてゆく。詳細は「グレード課題曲一覧表」に準ずる。
前期:振り分けテストの為の課題曲とスケール等。
後期:Etude・Bach等の対位法的作品・Sonata等の項目より自由に選曲した曲。
教職資格取得の為にはピアノ・グレード級 7級以上を必要とする。
ピアノ 2
各々の専攻の楽器や演奏をより深く追求するための、音楽の基礎としてピアノを学ぶ。
ピアノを弾くことによって、読譜力を養い、和声感覚や音楽の全体像を捉える力を身に
つけ、各自の専攻する楽器の演奏がより良くなることを目的とする。又、必要に応じて教
職課程にも対応する。
副専攻としてのピアノではあるが、専攻ピアノ等と課題を同じくしたグレード制により
学んでいく。各担当教員と相談の上、課題曲表より選曲し、グレードテストの為に準備す
る。楽譜を正確に読むことからはじめ、フレーズ、音色、様式など各自の能力に応じて一
週毎にその内容を深めてゆく。詳細は「グレード課題曲一覧表」に準ずる。
前期:振り分けテストの為の課題曲とスケール等。
後期:Etude・Bach等の対位法的作品・Sonata等の項目より自由に選曲した曲。
教職資格取得の為にはピアノ・グレード級 7級以上を必要とする。
ピアノ 3
各々の専攻の楽器や演奏をより深く追求するための、音楽の基礎としてピアノを学ぶ。
ピアノを弾くことによって、読譜力を養い、和声感覚や音楽の全体像を捉える力を身に
つけ、各自の専攻する楽器の演奏がより良くなることを目的とする。又、必要に応じて教
職課程にも対応する。
副専攻としてのピアノではあるが、専攻ピアノ等と課題を同じくしたグレード制により
学んでいく。各担当教員と相談の上、課題曲表より選曲し、グレードテストの為に準備す
る。楽譜を正確に読むことからはじめ、フレーズ、音色、様式など各自の能力に応じて一
週毎にその内容を深めてゆく。詳細は「グレード課題曲一覧表」に準ずる。
前期:振り分けテストの為の課題曲とスケール等。
後期:Etude・Bach等の対位法的作品・Sonata等の項目より自由に選曲した曲。
教職資格取得の為にはピアノ・グレード級 7級以上を必要とする。
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初等芸術教育学科棟(12・13号館)
大阪芸術大学への道順
大阪国際空港
空港バス(あべの橋行)
(伊丹空港)
関西国際空港
新 大 阪 駅
J R 大 阪 駅
地下鉄梅田駅
な ん ば 駅
JR関空快速(天王寺行)
地下鉄御堂筋線
JR東海道線+環状線
地下鉄御堂筋線
JR環状線
地下鉄御堂筋線
●スクールバス乗り場(近鉄喜志駅)
約30分
約50分
約20∼25分
約20分
約5分
地
下
鉄
天
王
寺
︵
あ
べ
の
橋
︶
J
R
天
王
寺 近鉄南大阪線・
長野線
・
近 (河内長野行)
鉄
約25分
大
阪
阿
部
野
橋
駅
至大阪阿部野橋
喜
志
駅
スクールバス(無料)
または
約10分
大阪芸術大学
金剛バス
(阪南ネオポリス行)
東山(芸大前)下車
喜
喜
志
志
駅
バスロータリー
阪南ネオポリス行バス
至河内長野 (金剛バス)
大阪芸術大学
スクールバス(無料)乗り場
※乗り換え時間は含んでいません
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