意見募集の結果について - 電子政府の総合窓口e

国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律に基づく
外務大臣に対する援助申請に関する省令案に関する意見募集の結果について
平成２６年１月
外務省総合外交政策局ハーグ条約室
平成２５年１１月２０日付けで，国際的な子の奪取の民事上の側面に関する
条約の実施に関する法律に基づく外務大臣に対する援助申請に関する省令案に
関する意見募集を行いましたところ，結果は以下のとおりです。
１
意見募集対象
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律に基づく
外務大臣に対する援助申請に関する省令案
２ 意見募集期間等
（１）意見募集期間
平成２５年１１月２０日から１２月１９日
（２）募集方法
電子政府の総合窓口（e-Gov）ホームページへの掲載等により周知を図り，電
子メール，郵送及びＦＡＸにより御意見を募集しました。
３
提出意見 ２件（意見提出者２名（個人））
これらの意見のうち，今回の意見募集の対象となっているものについての意
見の内容及び意見に対する考え方は別紙のとおりです。
４
本件に関するお問い合わせ先
外務省総合外交政策局ハーグ条約室 意見公募担当
電話：０３－５５０１―８５０１
宛
（了）
（別紙）
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律に基づく
外務大臣に対する援助申請に関する省令案に関する意見募集の結果
（意見概要と回答）
意見の概要
意見に対する考え方
本件各様式案には、
「身体的特徴」と
して「髪の色」と「目の色」を記載す
る欄がありますが、
「皮膚の色」を記載
する欄がありません。
しかし、
「皮膚の色」は、個人を識別
するために重要な身体的特徴です。そ
本省令案において定める予定の申請
書は，子が日本国に所在している場合
を除き，子が所在している外国条約締
約国の中央当局に送付され，当該外国
中央当局による子の所在の特定等に活
用されることを想定しています。
して、別にこの記載によって差別的な
取扱いがなされるわけではありませ
ん。このため、この記載を求めること
は、不合理な人種差別に当たらないと
思います。
むしろ、
「髪の色」と「目の色」は許
されるのにもかかわらず、「皮膚の色」
は許されないとする方がかえって不合
理だと思います。
この点、人種がモンゴロイドの場合、
このため，我が国において定める申
請書の様式は，外国中央当局が定める
様式と共通の欄を設けることが望まし
いと考えています。
米国，カナダ（ケベック州）及びブ
ラジルにおいて定められている申請書
の様式には，「髪の色」「目の色」の欄
が設けられていますが，いずれも「皮
膚の色」を記載する欄はありません。
このため，原案のとおりとさせてい
「皮膚の色」をなんと記載すべきか判 ただきますが，御意見は，今後の法令
断に迷うのではないかとも考えられま 改正の参考とさせていただきます。
す。しかし、人種にとらわれず、当該
個人の皮膚の色を客観的に観察して
白、黄色、褐色、黒等の色を記載する
こととすれば足りると思います。
したがって、本件各様式案の「身体
的特徴」として「皮膚の色」を記載す
ることとするべきだと思います。