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開催プログラム
in さいたま
開催プログラム
日 時
平成27年11月8日(日)14時30分∼18時
場 所
武蔵浦和コミュニティセンター多目的ホール(サウスピア9階)
主 催
大学コンソーシアムさいたま※、さいたま市
※
加盟大学:埼玉大学/埼玉県立大学/浦和大学・浦和大学短期大学部/
共栄大学/慶應義塾大学/芝浦工業大学/聖学院大学/日本大学/
人間総合科学大学/放送大学/目白大学/国際学院埼玉短期大学
*政策テーマ
学生政策提案フォーラム
「さいたま市のおもてなしスタイル」
第5回
<はじめに>
さいたま市内及び近隣12大学の間で、各大学が持つ多彩な魅力や豊富なシーズを
相互に活用して共に高めるとともに、連携して活力ある地域社会の形成と発展に寄与
することを目的として、平成23年10月に、「大学コンソーシアムさいたま」が設
立されました。
さいたま市と「大学コンソーシアムさいたま」では、加盟大学の学生が、さいたま
市の政策・事業について企画検討・提案することにより、地域社会への愛着と関心を
深め、ひいてはさいたま市の発展に寄与することを目的に、「学生政策提案フォーラ
ム in さいたま」を開催しています。
<目次>
○
タイムスケジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
○
政策提案の紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1 Shall We OT?(埼玉県立大学)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
2
埼玉県立大学作業療法学科 1 年 片岡・金田(埼玉県立大学)・・・・・・・・6
3
石川・内田ゼミ(共栄大学) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
4
芝浦工業大学システムデザイン研究会(芝浦工業大学) ・・・・・・・・・・14
5 齊藤ゼミナール(埼玉大学) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
6
チーム
ユーハス(人間総合科学大学) ・・・・・・・・・・・・・・・・・22
7
福島ゼミナール A チーム(日本大学)・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
8
福島ゼミナール B チーム(日本大学)・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
○
開催概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34
○
「大学コンソーシアムさいたま」とさいたま市との連携について・・・・・・36
○
歴代受賞グループ一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
※
文中敬称略
タイムスケジュール
内容
時間
14:30
○開会
14:40
○政策提案の発表(1グループ発表10分、質疑・講評5分、準備1分)
14:40
1 Shall We OT?(埼玉県立大学)
14:56
2 埼玉県立大学作業療法学科1年 片岡・金田(埼玉県立大学)
15:12
3 石川・内田ゼミ(共栄大学)
休憩(10分)
15:28
15:38
4 芝浦工業大学システムデザイン研究会(芝浦工業大学)
15:54
5 齋藤ゼミナール(埼玉大学)
16:10
6 チーム ユーハス (人間総合科学大学)
休憩(10分)
16:26
16:36
7 福島ゼミナールAチーム(日本大学)
16:52
8 福島ゼミナールBチーム(日本大学)
17:08
○審査委員による全体を通した講評
休憩(10分)
17:24
17:34
○審査委員長による審査結果の発表・講評
17:44
○表彰・主催者挨拶
17:54
○閉会
17:55
○記念撮影
※ 当日の都合により変更する場合がありますので、ご了承願います。
1
グループ紹介
大学名
埼玉県立大学
グループ名
Shall We OT?
発表テーマ
Boys, be ambitious 計画∼高校生ボランティアと医療アプリの普及について∼
指導教員
押野修司
参加学生
氏
名(ふりがな)
学部・学年
氏
○高橋 萌佳
保健医療福祉学部
(たかはし もえか)
作業療法学科・3 年
斉藤 友香
保健医療福祉学部
(さいとう ゆうか)
作業療法学科・3 年
本間 涼花
保健医療福祉学部
(ほんま すずか)
作業療法学科・3 年
梶本 啓太
保健医療福祉学部
(かじもと けいた)
作業療法学科・3 年
河原 愛莉
保健医療福祉学部
(かわはら あいり)
作業療法学科・3 年
小林 千紗都
保健医療福祉学部
(こばやし ちさと)
作業療法学科・3 年
※ ○は代表者
2
名(ふりがな)
学部・学年
政策提案概要書
1、問題提起とテーマ設定の理由
近年、様々な国から訪れる外国人は増加傾向にある。また、国土交通省の調査によ
るとこれまでオリンピックが開催されてきた国々では、開催年だけでなくそれ以降に
おいて外国人観光客数がその予測数値を上回る結果となっている。2020 年には東京オ
リンピックが開催されるが、これまでの開催国同様に外国人観光客数の大幅な増加が
見込まれる。東京オリンピックでは東京を中心とした多くの都県・都市で競技が行わ
れ、その中でも注目を浴びると思われるサッカー、バスケットボールの一角を担うの
がさいたま市である。多くの外国人観光客が訪れた際、懸念されるものは何だろうか。
私たちはこれを「言葉の壁」であると考え、医療系大学ならではの新たな視点(資料
①)とさいたま市の特徴をふまえ、さいたま市を訪れた外国人観光客をおもてなしす
るための新たな政策を考えるに至った。
2、政策概要
私たちは外国人観光客が、道案内や困ったときに頼れるような都市ボランティア
を募ることを考えた。そして、さいたま市立高校にその一端を担って貰おうと思う。
また、私たち大学生ができるおもてなしとは何か考えてみた。医療系大学だからこそ
できる取り組み、医療アプリの制作である。(資料②)
流れとしては
1)、さいたま市立高校在学生を優先としてオリンピック・パラリンピックのさいた
ま市都市ボランティアを募る。
2)さいたま市の都市ボランティアとして基準を設けた大人 1 名、高校生 2 名を 1
チームとした高校生主体のボランティアグループの編成(資料③)
3)結成したグループで外国人に対する道案内や観光案内を勤めると同時に医療通
訳アプリの拡散を目指す
なぜ高校生なのか、なぜ医療通訳アプリが必要なのか、詳しくは政策提案発表で発表
する。お楽しみに!!!
3、効果・展望(資料④)
①さいたま市
→高校生ボランティア及び医療アプリの普及による、さいたま市のボランティア人
材確保、人材育成、病院への負担軽減、認知度向上。
②高校生
→国際交流の場の提供及び実践による語学力向上。
③外国人
→アプリによる急病時の病院紹介、医学的コミュニケーション補助。
ボランティアによる道案内、コミュニケーション補助。
3
埼玉県立大学のおもてなし
医療通訳
資料① 医療系大学の視点
こんな時、どうしよう!?
お腹痛い…
資料② 医療アプリの必要性
4
資料③ ボランティアグループの編成
アプリ配布
観光案内
資料④ 効果・展望
5
グループ紹介
大学名
グループ名
発表テーマ
指導教員
埼玉県立大学
埼玉県立大学作業療法学科 1 年 片岡・金田
さいたま市おもてなしの三本の矢
∼「また来たいね」が聞こえる都市へ∼
松尾彰久 笹尾久美子
参加学生
氏
名(ふりがな)
学部・学年
○片岡 陽花
保健医療福祉学部
(かたおか はるか)
作業療法学科・1 年
金田 来海
保健医療福祉学部
(かねだ くるみ)
作業療法学科・1 年
氏
※ ○は代表者
6
名(ふりがな)
学部・学年
政策提案概要書
私たち、埼玉県立大学作業療法学科片岡・金田は、2020 年の東京オリンピック・
パラリンピックにおける「さいたま市のおもてなしスタイル」を実現させるため
に、以下の 3 つの政策をあげます。
政策の 3 つの的
1、観光都市としての街づくり
2、市民間の一体感の形成
3、オリンピック・パラリンピックのおもてなしを通して、市民自身も健康に
政策の三本の矢
Ⅰ、公共施設を宿泊施設として貸し出す
Ⅱ、夜市の開催
Ⅲ、予防医学としてのダンス
現状と展望
オリンピック・パラリンピックの開催における懸念材料の一つとして、現在、
「宿
泊施設の不足」があげられています。観光庁宿泊旅行統計調査よると、東京都の
一日当たりの宿泊者数は平均で約 11 万人という数が出ています。こうなると、当
然のことながら近隣都市にも宿泊客が流れてくると考えられます。また、埼玉県
の二か所の競技場がサッカーとバスケットボールの試合で使用されます。そこで、
公共施設を宿泊所として利用していただくことで、観光客を呼び込む契機にもな
るでしょう。
また、その際に、夜市のように情緒あふれる場があれば、ただ泊まるだけでは
なく、さいたま市らしさを感じていただくことができ、また来たいと思っていた
だける都市になるだろうと考えております。夜市では、さいたま市の B 級グルメ
の屋台を主として募り、その土地ならではの食を楽しんでいただこうと思ってい
ます。
加えて、夜市の際に、市民参加型のダンスイベントの開催を考えています。活
気ある街づくりやおもてなしとしての企画でもあるけれど、さらに、そこに住ん
でいる市民の方々にも楽しんでいただく場にすることが目的です。また、そのダ
ンスも「予防医学」としての要素を取り入れたものにして、将来、
「日本一のスピ
ードで進む」といわれている埼玉県の高齢化に備えて、健康で長く生きていただ
くための身体作りの活動としての効果を期待しています。
7
8
9
グループ紹介
大学名
グループ名
発表テーマ
指導教員
共栄大学
石川・内田ゼミ
オリンピック・レガシーin さいたま
∼Tokyo2020 以降も魅力ある街とするために∼
石川
美澄・内田 学
参加学生
氏
名(ふりがな)
○白石 浩平
(しらいし こうへい)
西野 美樹
(にしの みき)
学部・学年
氏
国際経営学部 3 年
国際経営学部 2 年
※ ○は代表者
10
名(ふりがな)
学部・学年
政策提案概要書
【提案動機】
近年、訪日外国人観光客の数は増えており、2015 年 10 月 21 日時点で 1,500 万人と過
去最高の数字を記録しました。東京オリンピック・パラリンピック(以下、Tokyo2020)が
開催される 2020 年にはさらに多くの観光客が見込まれます。さいたま市は、都心からの
アクセスの利便性が高く、また、オリンピックの競技会場にも指定されていることから、
多くの外国人観光客の来訪が期待されます。そこで、私たちは、Tokyo2020 開催後もさ
いたま市を訪れる外国人観光客のリピーターの創造と現状の宿泊施設不足の改善を図る
政策が必要であると考えました。具体的には、さいたま市が外国人観光客の宿泊先として
ホームステイを提供することとさいたま市ならではの文化体験が同時にできる政策です。
【提案内容】
① ホームステイ先の提供
さいたま市内の国際交流などに興味のある一般市民からボランティアを募り、ホームス
テイ先として協力してくれる家族などを決めます。行政は、市民と外国人観光客の仲介役
を担います。行政が仲介に入ることで、個人情報や安全の確保に繋がります。また、どこ
に誰が宿泊しているのかを明確にすることで災害時や緊急時における対応・対策ができま
す。さらに、宿泊施設不足の改善が図れます。
②外国人のニーズに合わせた文化体験
外国人観光客が日本に訪れる際の目的として以下のことが挙げられます(図、参照)。
この図を基に 3 つの文化体験を考えました。1つ目は食文化です。例えばさいたま市には
うなぎが生息していたこともあり、今でも 200 年の伝統の味として受け継がれています。
2 つ目は伝統産業体験です。世界初の盆栽美術館やお人形歴史館があります。岩槻人形は
伝統工芸品として指定され生産量・生産高が日本で 1 位の実績があり、これらの施設では
体験や見学ができます。3 つ目は下町散策です。大宮駅周辺には銀座商店街や座禅が組め
る東光寺、2000 年以上の歴史を持つ有名な氷川神社などがあります。また、各沿線には
乗り降り自由な自転車ポートもあり、それを利用しのんびり周ることや広範囲での散策が
可能です。
【効果・展望】
この政策を実施することで、さいたま市にオリンピック・レガシーが構築されます。具
体的には同市ならではのおもてなしをすることで「Face to Face」の関係が築けます。そ
の関係性が再び同市を訪れるきっかけとなります。すなわち、Tokyo2020 開催後も同市
を訪れる外国人観光客のリピーターの創造に繋がります。また、外国人観光客に同市での
体験を SNS やブログ等を通じて国内外に広く発信してもらうことにより、同市の知名度
や旅行滞在先としての価値の向上が期待されます。さらに、今回の政策提案は外国人観光
客がターゲットですが、今後は国内の旅行者にも応用が可能です。
11
オリンピック・レガシーとは?
社会
スポーツ
都市
経済
環境
Product
Price
都内滞在よりもリーズナブル
な価格
ホームステイ+文化体験
Place
マーケティング
ミックス(4P)
Promotion
市のホームページ
市の提携アプリ「Sai’s」
パンフレット、新聞、SNS等
さいたま市内の施設
12
ポジショニング
手厚いおもてなし
無機質なサービス
個人
個人旅行
団体向けツアー
団体
オリンピック・レガシー in さいたま
ターゲット:外国人観光客
文化体験
食文化
伝統文化
ホームステイの提供
下町散策
オリンピック・レガシーの創出
リピーター増
知名度UP
国際交流・
文化交流
13
さいたま市
経済効果
グループ紹介
大学名
グループ名
発表テーマ
指導教員
芝浦工業大学
芝浦工業大学システムデザイン研究会
グルスポ in さいたま
∼浦和美園を拠点としたおもてなし∼
中村
仁
参加学生
氏
名(ふりがな)
○伊藤 澄人
(いとう すみと)
青山 真弓
(あおやま まゆみ)
川瀬 裕太郎
(かわせ ゆうたろう)
近藤 美央理
(こんどう みおり)
島﨑 聖熙
(しまざき しょうき)
学部・学年
氏
システム理工学部 3 年
システム理工学部 3 年
システム理工学部 3 年
システム理工学部 3 年
システム理工学部 3 年
※ ○は代表者
14
名(ふりがな)
学部・学年
政策提案概要書
1.私たちの考える「おもてなし」
今回、東京でオリンピックを行うにあたって、埼玉スタジアム 2002 もオリンピックで
使用されることが決定した。オリンピックでは、埼玉県民含め日本全国様々な場所からの
「さいたま市の食」そして「浦
人や外国人が来ることが予想される。これらの人に対して、
和美園のスポーツ町づくり」を通して楽しんでもらうこと、またそういったさいたま市を
アピールする場所をさいたま市の人々に提供することを「おもてなし」とし、それを実現
するための企画を考えた。
2.企画内容
オリンピック開催期間に埼玉スタジアム 2002 周辺にて、さいたま市の有名な、お菓子
や特産品(グルメ)の屋台の設置を行う。また、埼玉スタジアムのスポーツ施設を利用して、
スポーツ企画を行い楽しんでもらう。
(1) グルメ企画
さいたま市内の有名なグルメ(ウナギ、スイーツ、ヨーロッパ野菜を使った料理)の
屋台を招待することによって、埼玉スタジアム 2002 を拠点として、さいたま市の食
文化を一度にたくさんの人々に発信する。この企画に、協力していただく団体として
は個人店舗や組合協会の方々を計画している。
(2) スポーツ企画
グルメ企画との連携を図って、サッカーキックターゲットやバスケットボールシュ
ートのようなミニゲーム要素を組み込む。参加してもらった人に景品として「割引券」
の配布などを行い、スポーツ企画とグルメ企画の両方を楽しんでもらえるようなイベ
ントを実現する。
3.この企画の狙い
グルメ企画では、
拠点となる埼玉スタジアム 2002 周辺で屋台販売を展開することで
「さ
いたま市の新グルメ発祥の地」の位置づけを確立し、この効果として出店元店舗への新
たな観光客の誘致が見込めると同時に、食文化をもってさいたま市全体の活性化に貢献
できると考えられる。
スポーツ企画では、
「スポーツのルールは世界共通」を合言葉に、外国人の誘致などの
国際交流の普及が期待される。また、浦和美園地域を対象とした都市開発計画が現在整
備段階であり、整備後の効果としては幅広い年齢層の地域住民の参加が見込め、かつス
ポーツをもってオリンピック開催期間および事後も地域活性化に貢献できると考えられ
る。
以上の、二つの「スポーツとグルメ」の連携は今までにないもので、新たな活性化の手
法であり、グルメでは「さいたま市のアピールと人の誘致」、スポーツでは「外国人の誘
致と美園地域の活性化」
、を行っていくことで、さいたま市への人の誘致と美園の地域活
性化の両方面が望める大きなイベントになると考えている。
15
16
17
グループ紹介
大学名
埼玉大学
グループ名
齋藤ゼミナール
発表テーマ
うちわによるオリンピックの暑さ対策
指導教員
齋藤
友之
参加学生
氏
名(ふりがな)
○東村 朔也
(ひがしむら さくや)
田谷 雪
(たや ゆうき)
榎本 亮
(えのもと りょう)
原
伊吹
(はら いぶき)
布施 雄基
(ふせ ゆうき)
吉田 寛紀
(よしだ ひろき)
森山 浩平
(もりやま こうへい)
田川 伽月
(たがわ かづき)
学部・学年
氏
名(ふりがな)
太田 聖二
経済学部・3 年
(おおた せいじ)
佐藤 大暉
経済学部・3 年
(さとう はるき)
江面 悠己
経済学部・3 年
(えづら ゆうき)
高田 暁
経済学部・3 年
(たかだ あきら)
那須 貴裕
経済学部・3 年
(なす たかひろ)
経済学部・3 年
経済学部・3 年
経済学部・2 年
※ ○は代表者
18
学部・学年
経済学部・2 年
経済学部・2 年
経済学部・2 年
経済学部・2 年
経済学部・2 年
政策提案概要書
OMOTENASI
埼玉大学 斉藤ゼミナール
1.
東京五輪開催に向けて
2020 年東京五輪の開催が決まった。東京都の予測によれば、当イベント期間中の延べ
来場者数は約 1000 万人とされている。このような大規模イベント開催にあたり、国内外
の来場者らに満足してもらうためには、彼らが快適に過ごせる環境を整備することが重要
である。
2.
現状
訪日外国人に日本の不便・不満な点を調査したところ、①現地の人々とのコミュニケー
ション、②飲食店等の情報の入手、③日本の夏の暑さ、以上の 3 点について不満を感じて
いることがわかった。国外の人々にとっても快適な環境を実現するには、この 3 点の解消
が必要であるといえる。
3.
政策概要
訪日外国人が感じているこれらの不満を解消するため、「コミュニケーション手段と地
域情報を付与したうちわの配布」を実施する。具体的には、第一に、ピクトグラムを付与
したうちわを作成し、言葉が通じない者同士でのコミュニケーションを可能にする。第二
に、そのうちわにさいたま市内の飲食店等の情報を QR コードの形で掲載することで、外
国人の地域情報の入手を容易にする。そして第三に、そのうちわを東京五輪の開催会場で
ある「埼玉スタジアム 2002」と「さいたまスーパーアリーナ」にて配布することで、来
場した人々の体感温度を低下させる。この政策の実施により、訪日外国人をもてなして迎
えることによって不満・不便が解消される。
なお、このうちわは片面に上記の情報等を記載する一方、もう片面はさいたま市民など
から公募した、
「和」や「さいたま」らしさをモチーフとしたデザインとすることによっ
て、外国人等がお土産として感じられるようなものにし、オリンピック・パラリンピック
が終わった後にも思い出として残るようなものにしたい。
19
20
21
グループ紹介
大学名
人間総合科学大学
グループ名
チーム ユーハス
発表テーマ
さいたま市ぐるり旅 日本の文化を体験しよう
指導教員
桑田
有
参加学生
氏
名(ふりがな)
○本村 柊斗
学部・学年
氏
健康栄養学科
(もとむら しゅうと)
4年
青木 咲樹
健康栄養学科
(あおき さき)
3年
鈴木 真穂
健康栄養学科
(すずき まほ)
3年
武井 圭佑
健康栄養学科
(たけい けいすけ)
2年
土屋 真理子
健康栄養学科
(つちや まりこ)
2年
井上 奎那
健康栄養学科
(いのうえ けいな)
2年
小林 優介
健康栄養学科
(こばやし ゆうすけ)
1年
浜田 倫実
健康栄養学科
(はまだ ともみ)
1年
※ ○は代表者
22
名(ふりがな)
学部・学年
政策提案概要書
1.はじめに
2020 年の東京オリンピックの際に外国人をいかに埼玉県へ引き寄せ、競技会場となる
さいたま市を案内し、魅力を伝えることができるか。日本伝統品や文化を紹介し、肌で感
じてもらえるプランを考えた。
2.背景
【観光庁 外国人旅行者に対するアンケート調査結果(平成 23 年)】より、外国人の背
景として、渡航経験は約 50%の方が初めて、また、約 35%の方が 20 歳代という結果だ
った。オリンピックで来られる外国人は普段の旅行などより多くくると見込まれるため、
そういった人達へ対応できる内容の提示をすることがカギとなってくる。
また、公共の交通機関方法については、約 60%の方がガイドブックを使用し情報を得
ている。その中でもガイドブックや地図、パンフレット等の言語が少なく、分かりづらい
といった意見もみられた。目的地まで行くには、普及しているスマートフォンを用い、行
かれる方が多いと考えられる。
3.提案内容
日本へ初めての方へも分かりやすく、また、ツアーに参加してない方も理解しながら、
楽しんでいただけるよう、見どころを記載したパンフレット、地図の配布を行う。異文化
への対応をするために、複数のコースを紹介する。大宮市場や温泉、陶器市、うなぎ、酒
蔵、体験等をコースとして設定し、巡っていただく。日本の文化を『目で見て、触れて、
感じる』ことを目的とした。
4.期待される効果
異文化の方と交流することで互いに刺激される。土地の文化を肌で直接触れることによ
り、また来たい、と思っていただく。考え方や価値観の幅も国境を越えた繋がりとなって
いくだろう。
23
Gide map
Omiya park
Omiya Station
資料 1 日本語、英語表記の地図の例
24
Musashi no yu
資料 2 温泉に入る時の注意事項
25
グループ紹介
大学名
日本大学
グループ名
福島ゼミナールAチーム
発表テーマ
文化芸術によるおもてなし
指導教員
福島
康仁
参加学生
氏
名(ふりがな)
○溝田 のりか
(みぞた のりか)
薄衣 徹明
(うすぎ てつあき)
大場 亮平
(おおば りょうへい)
小田 彩
(おだ あや)
杉
由美子
(すぎ ゆみこ)
野口 凌太
(のぐち りょうた)
濱野 幸隆
(はまの ゆきたか)
山平ゆり子
(やまひら ゆりこ)
学部・学年
氏
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
※ ○は代表者
26
名(ふりがな)
学部・学年
政策提案概要書
1
問題提起とその理由
2020 年に東京オリンピックが開催され、さいたま市の施設も競技会場として使用され
る。オリンピックはスポーツの祭典でもあると同時に、オリンピック憲章によると文化の
祭典でもあることがわかる。また、さいたま市文化芸術都市創造計画では生き生きと心豊
かに暮らせる文化芸術都市を目指し、文化芸術を活かしたまちの活性化・人材の育成・魅
力ある資源の活用と発信を重点プロジェクトとしているとあるため、さいたま市にとって
文化芸術都市としてイメージを定着させるチャンスでもある。しかし、首都圏における都
市イメージに関する調査(平成 25 年)では、さいたま市の都市イメージが“文化芸術を大
切にしている”と答える市外の人の割合は 6%と低く、更にさいたま市を“文化・芸術の
まちとイメージする市民の割合”は 15%である。これにより、さいたま市は市内外に文
化芸術都市としてのイメージが定着していないことがわかる。
そこで私たちは、2020 年の東京オリンピックを契機にさいたま市を文化芸術都市とし
てのイメージの定着を図る政策を提言する。
2 政策提言
さいたま市民意識調査における“さいたま市を代表する文化・芸術として広く発信すべ
きものは何か”において、
“盆栽”と回答した市民の割合が 48.5%と1番高かった。また、
“文化芸術を活かしたまちづくりを行うためにどのような取り組みが必要か”において活
動の場の充実が 40.4%、文化団体への活動支援の充実が 37.3%、後継者、若年の育成が
33.3%となっている。これらのデータに基づいて文化芸術都市としてのイメージを定着さ
せるために市民に対して①盆栽の歴史などを教える②盆栽を使ったアートを作る③盆栽
を使ったアートを飾るという流れで進め、文化を肌で感じてもらう政策発表を行う。具体
的な政策内容に関しては政策提言発表にて発表する。
3 効果・展望
以上の政策を行うことによって、活動の場の充実、文化団体への活動支援の充実、後継
者、若年の育成という市民の意見が反映されるとともに、さいたま市の魅力が再発見され
る。市外には目で見て、耳で聞いてさいたま市の魅力と日本の魅力を肌で感じてもらう。
これらの取り組みにより市内外にさいたま市の“文化芸術都市”としてのイメージの定着
を図る。
これが市民・観光客の両者に向けた、さいたま市のおもてなしスタイルに繋がる。
27
28
29
グループ紹介
大学名
日本大学
グループ名
福島ゼミナールBチーム
発表テーマ
まちの美化によるおもてなし
指導教員
福島
康仁
参加学生
氏
名(ふりがな)
○小林 健也
(こばやし けんや)
一ノ瀬 梨菜
(いちのせ りな)
太田 悠介
(おおた ゆうすけ)
折笠 裕日
(おりかさ ひろか)
金只 大生
(かねただ だいき)
具志堅 興哉
(ぐしけん こうや)
山本 拓未
(やまもと たくみ)
渡部 あゆみ
(わたべ あゆみ)
学部・学年
氏
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
法学部・3年
※ ○は代表者
30
名(ふりがな)
学部・学年
政策提案概要書
1. 問題提起とテーマ設定の理由
さいたま市では、「さいたま市路上喫煙及び空き缶等のポイ捨ての防止に関する条
例」を制定しており、まちの美化に関しての取り組みを行っているが、市民の都市景
観・まちの美化に関するアンケート(資料①)において不満と回答している人の割合
が満足と回答している人の割合を上回っている。さらに現在の市のイメージに関して
のアンケートから(資料②)景観が美しいまちという項目において、美しいまちと回
答した人の割合が10.7%と低くなっている。また、2020年のオリンピックの
開催や開催に向けた取り組みによる観光客の増加に伴い、今後ポイ捨て等、ごみの増
加が懸念されている。
そこでさいたま市の景観を自ら守り、市民も気持ちよく過ごせる、また訪れる人たち
をきれいなまちとして迎え入れることをおもてなしの定義とした。
(資料③)
楽しんでポイ捨て等の問題を解決し、外部へのおもてなしだけではなく市民と訪れる
人々の両者がおもてなしを実感できるような対策を考えるに至った。(資料④)
2.
政策概要
さいたま市には文化や特産品など様々な特徴がある。その中でも、さいたま市はス
ポーツが盛んなまちという特徴が挙げられる。市内に大宮アルディージャ、浦和レッ
ズといったJリーグのチームが 2 つあり、ツールドフランスや今年、さいたま市初の
国際マラソンが開催されることから、さいたま市のスポーツが世界的に注目を集めて
いる。
そこで、私たちは市の課題であるポイ捨ての問題と市の特徴であるスポーツを掛け合
わせた新しい政策を提案する。
詳しい流れとしては
1)取り組みの周知
2)取り組みの実施
3)環境啓発活動
具体的な 政策内容に関しては政策提案発表で発表する。
3.
効果・展望
さいたま市が既に行っている条例の制定やポイ捨て等への対策に加えて、楽しく取
り組める活動によって、ごみに関する問題を解決することでまちの美化に対する満足
度やイメージの向上につながる。また、市内の課題を解決できるだけではなく、景観
のきれいなまちとして、さいたま市に訪れる人々に対しておもてなしができる。
市民と訪れる人、両者が実感できるさいたま市のおもてなしスタイルになる。
31
32
33
開催概要
1
名称
第5回学生政策提案フォーラム in さいたま
2
開催の趣旨
「大学コンソーシアムさいたま」加盟大学の学生が、さいたま市の政策・事業について
企画検討・提案することにより、地域社会への愛着と関心を深め、もってさいたま市の発
展に寄与することを目的に開催する。
3
主催
大学コンソーシアムさいたま(加盟大学:埼玉大学、埼玉県立大学、浦和大学・浦和
大学短期大学部、共栄大学、慶應義塾大学、芝浦工業大学、聖学院大学、日本大学、人
間総合科学大学、放送大学、目白大学、国際学院埼玉短期大学)
、さいたま市
4
開催日時
平成27年11月8日(日)14時30分から18時まで
5
開催場所
武蔵浦和コミュニティセンター
6
多目的ホール(サウスピア9F)
参加対象
「大学コンソーシアムさいたま」加盟大学の大学生・大学院生(グループ(ゼミなど)
又は個人)
7
提案テーマ
「さいたま市のおもてなしスタイル」
世界的なスポーツイベントである2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大
会の開催に向けて、さいたま市が提供できる「さいたま市のおもてなしスタイル」につい
て、外国人観光客に対する対応・サービスに限定することなく、スポーツ・文化、健康・
福祉・医療、まちづくり、ボランティア等、幅広い分野から、各学生の専攻分野等を活か
しつつ、創造的な政策提案を求める。
8
審査及び表彰
フォーラム当日にプレゼンテーションしていただき、その内容を有識者及び本市職員が
審査し(別表)
、優秀な提案を表彰します。
(最優秀賞1グループ、優秀賞3グループ)
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別表
「第5回学生政策提案フォーラム in さいたま」審査委員
団体名等
氏名
1
政策研究大学院大学副学長
横道 清孝
2
さいたま観光国際協会専務理事
矢代 直文
3
街づくりカウンセラー
今村 まゆみ
4
さいたま市都市戦略本部総合政策監
濱里 要
5
さいたま市都市戦略本部理事(オリンピック・パラリ
ンピック担当)
青羽 義行
参考
備考
審査委員長
「第5回学生政策提案フォーラム in さいたま」運営会議委員
大学名等
役職等
氏名
1
埼玉大学
総務課長
佐藤 守
2
埼玉県立大学
地域産学連携担当課長
東 顕彰
3
浦和大学
総務課長
熊谷 康尚
4
共栄大学
教授
内田 学
5
芝浦工業大学
学事課長
神田 純一郎
6
聖学院大学
地域連携・ボランティア
支援課長
神吉 乃三巳
7
日本大学法学部
庶務課長
石崎 和文
8
人間総合科学大学
地域・産学連携センター委員 梅國 智子
9
放送大学埼玉学習センタ
ー
客員教授
安藤 陽
10
目白大学
庶務部長
石月 亨
11
国際学院埼玉短期大学
教授・学生部長
中平 浩介
12
さいたま市
都市戦略本部都市経営戦略
浜崎 宏治
部副参事
13
さいたま市
都市戦略本部都市経営戦略
鈴田 功至
部主査
14
さいたま市
都市戦略本部都市経営戦略
藤倉 泰喜
部主事
35
「大学コンソーシアムさいたま」とさいたま市との連携について
1
大学コンソーシアムとさいたま市との包括協定の締結
概要
平成23年10月26日、さいたま市内及び近隣の12大学により、「大学コ
ンソーシアムさいたま」が設立されました。
また、同日開催された市と大学との座談会で、市と「大学コンソーシアムさいた
ま」が、幅広い分野において密接な協力と連携を図り、双方の発展や地域社会の発
展に寄与することを目的として、包括協定を締結しました。
大学コンソーシアムさいたまの概要
①
目的
大学相互の自主性を尊重しつつ、大学が有する知的資源を活用した活動を行う
とともに、大学相互の連携及び交流と活力ある地域社会の形成及び発展に寄与す
ることを目的とします。
②
連携内容
教育及び研究分野における連携に関すること、会員と地域社会の民産学官との
連携及び交流の促進に関することなどを行います。
③
加盟大学
埼玉大学、埼玉県立大学、浦和大学・浦和大学短期大学部、共栄大学、
慶應義塾大学、芝浦工業大学、聖学院大学、日本大学、人間総合科学大学、
放送大学、目白大学、国際学院埼玉短期大学
2
「大学コンソーシアムさいたま」と市との包括協定に基づく連携内容
福祉・教育・経済等の幅広い分野において、互いが有する人材、施設、情報等の活
用について連携しています。
【平成 26 年度の主な連携事業】
・「さいたまクリテリウム」にちなんだフランス家庭料理の献立作成
・地域資源発信発見動画作成のためのワークショップ
・学生の地域社会活動への参加
(区民まつりへの参加、商店街の活性化
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等)
歴代受賞グループ一覧
第1回 平成23年11月20日(シーノ大宮センタープラザ 10階多目的ホール)
賞
最優秀賞
グループ名
内田ゼミ
発表テーマ
ツール・ド・さいたま
共栄大学
花盛り
∼日本最大級のサイクルイベントへの開催∼
聖学院大学
(はなざかり)
優秀賞
大学名
埼玉県立大学
作業療法グループ
外山ゼミナールチーム
∼100 年の絆∼
さいたま市空き地・休耕地活用事業
埼玉県立大学
義務教育におけるノーマライゼーションをめ
ざして
さいたま市これからの 100 年
日本大学
∼官学協働計画∼
第2回 平成24年11月18日(シーノ大宮センタープラザ 10階多目的ホール)
賞
最優秀賞
優秀賞
グループ名
大学名
発表テーマ
内田ゼミ
共栄大学
さいたま発の盆栽ブランドの開発
SPU☆OT9
埼玉県立大学
外山ゼミナールA
日本大学
『鉄道のまち ルネッサンス計画』
外山ゼミナールB
日本大学
さいたま11区を創ろう!しあわせタウン
さいたま10の区地域の輪
∼地域交流活性化を目指したシステム構築∼
イ
イ
第3回 平成25年11月24日(武蔵浦和コミュニティセンター 9階多目的ホール)
賞
最優秀賞
優秀賞
グループ名
大学名
発表テーマ
福島ゼミナールA
日本大学
ICTによる交通政策
内田ゼミ
共栄大学
人形の町さいたまの復活
社会福祉学科3年
埼玉県立大学
川俣ふぉーらむ
埼玉県立大学
都市交縁(こうえん)計画∼公園から始まる
地域のつながり∼
市民に愛される街∼市民参加型の新しいフォ
ーラムの形∼
第4回 平成26年11月16日(武蔵浦和コミュニティセンター 9階多目的ホール)
賞
最優秀賞
優秀賞
グループ名
大学名
発表テーマ
福島ゼミナールA
日本大学
健康栄養
国際学院埼玉
&
幼児保
振り込め詐欺対策
育学科 コラボチーム
短期大学
Let's OT!
埼玉県立大学
内田ゼミ
共栄大学
『さいたま市ヘルスプラン 21 目標達成に向
けて』∼“ヌゥ”ってメタボじゃない!? こ
のままで大丈夫!? ∼
コミュニティ強化のための「心の視覚化政策」
低糖質でメタボ中年からスイーツ紳士へ∼
健康都市 さいたま ∼
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さいたま市は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される 2020 年
市民満足度 90%以上を目指す「さいたま市 CS90 運動」に取り組んでいます。
*CS…Citizen Satisfaction=市民満足度
このイベントの開催に要する費用は、56万円です。
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