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STOP! The(だ) 牛のヨーネ病!
STOP! The(だ) 牛のヨーネ病! 牛の法定伝染病であるヨーネ病の発生が増加しています。 また、以前は乳用牛(酪農;ホルスタイン)での発生がほとんどでしたが、近年、肉用繁殖牛(黒毛和 種)で摘発される事例が散見されています。 1 県内の発生状況 乳用牛では毎年発生が確認されておりますが、肉用牛では平成 16 年度から発生が確認されるように なり、本年度は 5 戸 13 頭で発生しています。 年度 H13 H14 H15 H16 H17 乳用牛 10 戸 11 頭 6戸6頭 5戸5頭 5戸6頭 3戸3頭 肉用牛 なし なし なし 1戸1頭 5 戸 13 頭 ※平成18年2月末現在 2 伝染経路は? 原因は、「ヨーネ菌」(Mycobacterium paratuberculosis)という細菌であり、子牛の時期に感染牛の 糞便で口から感染し、数年後にストレス(分娩・他の病気)等で発症します。 3 症状は? 水様性の 水様性の下痢便 主な症状は以下のとおり。 ① 慢性的な下痢! (下痢と小康を繰り返す) ② 削痩、被毛粗剛! 【ガリガリの発症牛】 【頑固な下痢】 写真;家畜疾病カラーアトラス 県北家保 4 対策は? 本病には有効な治療薬やワクチンがないため、早期の淘汰が必要になります。 頑固な下痢が持続する場合には、かかりつけの獣医師もしくは家畜保健衛生所にご連絡下さい。 ① 素牛の導入先に注意しましょう!(発生地域等は家畜保健衛生所に照会下さい) ② 素牛を導入時には、健康状態をチェックしましょう!(一定期間の隔離が必要です) ③ 牛舎を定期的に消毒しましょう!(特に分娩房の消毒は重要です) (ヨーネ菌は消毒薬への抵抗力が強いため、牛舎床・壁への塩素系消毒薬の散布、石灰乳塗 布を実施しましょう) スチームクリーナー消毒 スチームクリーナー消毒 石灰乳塗布の 石灰乳塗布の様子 問合せ 土間牛舎の 土間牛舎の消毒例 岩手県県北家畜保健衛生所 電話:0195(49)3006