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2011年度事業報告(概要)について
2011年度事業報告(概要)について 第3期中期経営計画の達成に向けて、またかつて経験した事のない規模の大震災の発生や原発等 の環境問題をふまえ、社会におけるチェンジメーカーとして下記のように、各種事業を展開して きました。 ■「第 3 次中期経営計画 京都イニシアティブ 統治から協治へのソーシャル・イノベー ション」(2011 年度 2015 年度)がスタート。 ■新たな事務局体制への移行(4拠点体制)/社会変革を本気で実現する組織の育成・支 援を行う拠点として、協同オフィスを新たに設置(烏丸三条)。 ■京都市市民活動総合センターの指定管理業務第 2 期、東山・伏見いきいき市民活動セン ター指定管理業務第 1 期の開始( 2014 年までの 4 年間)。 ■東日本大震災における復興支援の取組み 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災の復興を支援するため、京都府・京都市・京都府社 会福祉協議会・京都市社会福祉協議会と当センターの 5 者で「京都災害支援ボランティアセンタ ー」を設置・運営。センター長を派遣。ボランティアバスの派遣や支援物資等のコーディネート 等を通じた被災地支援の実施。 ■龍谷大学政策学部と相互協力に関する協定を締結(日本初) 地域での課題発掘やコーディネート、ファシリテートを得意とする当センターと、地域協働を 掲げ、多くの知恵や多様な人材、豊富な資源をもつ龍谷大学が連携することを通じて、地域と共 に考え、知恵を共有し、地域に生まれる様々な可能性をつなぎ、その成果を地域に還元するため に協定を締結。民と民との連携によって、いきいき市民活動センターにおいて新たな公共施設の 運営モデルの構築を目指す。 ■ 公益活動を支える仕組みづくり 平成23年度税制改正により、NPO法人に対して住民が寄附を行った際、個人住民税の控除(府4%、 市町村6%)を受けられるNPO法人を都道府県や市町村が条例で指定することができるようになっ た。これらの改正を受けて、府内全域5カ所で学習会を開催した他、府内のNPOと共に制度の意義 や指定基準案について議論を重ね、京都府が設置する府民力推進会議において提言を行いました。 また、深尾常務理事が京都府議会府民生活・厚生常任委員会(1/13)においてNPOとして初めて 参考人招致され、本件について意見を述べました。 ■浄土宗との協働事業、「共生・地域文化大賞」が最終年(5 年間) 今年度最終年を迎え、表彰事業の他、特別企画「お寺とのパートナーシップ」の開催、総括シ ンポジウムの開催「地域コミュニティーとお寺の未来∼共生・地域文化大賞を総括して∼」等、 5 年間の集大成となる取組みを多数実施し、これまでの成果を広く発信。 2011年度事業報告 ■社会変革型組織への支援 1.情報開示を基軸としたNPOと企業等のマッチングを強化するための支援(京都府委託事業) NPO・大学・企業・助成団体等がもつ社会的資源を引き出し・つなぐ」ことで、NPOと大学・企業 等とのマッチング支援システムの開発および各地域へのノウハウ移転事業を目的に事業を展開。事 業内容は、大きく以下の通りである。 (1)企業・行政・NPO等からなるマッチング支援チームの設立 京都で企業との連携や協働の実績のある方と企業との連携や企業側のニーズについて理解し、 今後NPOが大切にすべきポイントやマッチング支援のあり方について検討した。 <研究会の開催> 概要: 第1回 2月10日(金)20:00∼21:30 きょうとNPOセンターセミナールーム 趣旨説明とNPO・企業連携に関するフリーディスカッション 第2回 2月27日(月)10:00∼12:00 きょうとNPOセンターセミナールーム 「障害者雇用と就労支援」 第3・4回 3月15日(木)14:00∼17:00 きょうとNPOセンターセミナールーム 「環境」 第5回 3月23日(金)18:00∼20:00 ウィングス京都 小会議室E 「民民連携」 <研究会メンバー> 有川真理子さん NPO法人環境市民 事務局スタッフ 板倉信太郎さん NPO法人!-style 理事 太田航平さん 京都ラジオカフェ株式会社 代表取締役 NPO法人地域環境デザイン研究所ecotone 理事長 櫻井あかねさん 龍谷大学LORC研究員 堀田正基さん NPO法人フォーライフ 常務理事 深尾昌峰さん 公益財団法人京都地域創造基金 理事長 NPO法人きょうとNPOセンター 常務理事 野池雅人 NPO法人きょうとNPOセンター 事務局長 内田香奈 NPO法人きょうとNPOセンター プロジェクトマネージャー <プロモーションおよび成果> ○KESビジネスマッチングフェアに出店し、会場でのプロモーションを展開。 (京都の企業26社/出展者・来場者あわせて150名が参加) ○ 「命の里」農村・集落と都市の「企業・団体」とのマッチング会に参加 都市側団体として参加。(参加者30名程度) 日時:3月19日(月) 13:00∼16:30 於:ホテルセントノーム京都 ○マッチングの実施 マッチング件数 45件 事業マッチング 5件 資金・物品等のマッチング 33件 ・物品等マッチング 19件(9万円相当分) ・資金マッチング 9件(他相談のみ3件あり) 東日本大震災関連(7件) ・物品等マッチング 2件 ・人材・機会のマッチング 5件 約3353万円 (2)NPOの理事・代表を対象にした夜ゼミの実施 ⃝京都府個別指定要件に関する学習会・意見交換会の実施 日時:12月21日(水)18時30分∼22時 場所:Flag三条 セミナールーム 講師:深尾昌峰(龍谷大学政策学部准教授/きょうとNPOセンター 野池雅人(きょうとNPOセンター 事務局長) 参加人数:10人 常務理事) ⃝連続セミナー「企業の変化と市民社会」の実施 第1回「京都と伝統と企業」 講師:畑正高さん((株)松栄堂 代表取締役社長) 聞き手:深尾昌峰(龍谷大学政策学部准教授/きょうとNPOセンター常務理事) 日時:3月9日(金) 19:00∼21:00 場所:きょうとNPOセンター セミナールーム 参加人数:18人 第2回「中小企業が社会を変える」 講師:荻原靖さん(京都中小企業家同友会 事務局長) 聞き手:深尾昌峰(龍谷大学政策学部准教授/きょうとNPOセンター常務理事) 日時:3月26日(月)19:00∼21:00 場所:ウィングス京都 会議室1・2 参加人数:27人 第3回「ポストCSR」 講師:大室悦賀さん(京都産業大学経営学部准教授) 聞き手:深尾昌峰(龍谷大学政策学部准教授/きょうとNPOセンター常務理事) 日時:3月27日 19:00∼21:00 場所:きょうとNPOセンター セミナールーム 参加人数:10人 第4回(自主事業として実施)「コミュニティバンクの思想と地域社会」 講師:榊田隆之さん(京都信用金庫専務理事) 聞き手:野池雅人(きょうとNPOセンター事務局長) 日時:3月29日 19:00∼21:00 場所:きょうとNPOセンター 参加人数:15人 セミナールーム (3)他都市や他団体が行う先進事例調査 ⃝パートナーシップ大賞(2011年11月26 名古屋国際センター) ⃝協働アイデアコンテスト(2011年12月16日 名古屋栄ビルディング) ⃝CSRマッチングセミナー (4)NPOの情報開示の質的向上支援 ⃝「NPO法改正に伴う京都府の条例指定寄付対象となる団体要件に関するセミナー」 を開催。 日時:11月4日(金) 18:30∼21:00 場所:ハートピア京都 第4・5会議室 講師:深尾昌峰(きょうとNPOセンター常務理事、龍谷大学准教授) 野池雅人(きょうとNPOセンター事務局長) 参加人数:35人 ⃝「NPO法改正と新寄付税制セミナー」の開催 (一般財団法人社会的認証開発推進機構との共催) 概要: 【山城】11月22日(火) 18:30∼21:30 山城振興局 第3会議室 講師:野池雅人(きょうとNPOセンター事務局長) 参加人数:19人 【丹後】12月 6日(火) 18:30∼21:30 丹後勤労者福祉会館 2・3会議室 講師:野池雅人(きょうとNPOセンター事務局長) 西田洋之(京都市市民活動総合センター センター長) 参加人数: 22人 【南丹】12月11日(日) 13:00∼16:30 亀岡市民活動推進センター 講師:内田香奈(きょうとNPOセンタープロジェクトマネージャー) 参加人数:4人 【北部】12月17日(土) 13:30∼16:30 福知山総合庁舎 第3会議室 講師:西田洋之(京都市市民活動総合センター センター長) 参加人数:19人 ⃝NPO法改正直前セミナー「NPO法改正に伴う運営実務の変化」 日時:3月24日(土) 18:00∼21:00 場所:ハートピア京都 視聴覚室 内容:1部)NPO法改正で運営実務はこう変わる! 講師:藤野正弘(きょうとNPOセンター 理事) 2部)「新会計基準に基づく会計処理の考え方」 講師:安齋 学さん(税理士) 参加人数:22人 2.「きょうと公益活動ポータルサイトきょうえん」の運営 日本最大の公益コミュニティサイトCANPAN(運営:日本財団)との協働により、きょうと公益活 動ポータルサイトきょうえんを2009年から運営(社会的認証開発推進機構との協働運営)。このサ イトは、NPOに寄付や支援をしたい市民や企業などを対象に、NPOの団体情報や日常的に発信 しているブログ情報を主なコンテンツとして、「信頼度」と「確度」にこだわった情報の発信を行 い、NPOへの寄付や支援につながることを目的としている。 また、掲載された情報については、ステップ1(ガイダンス認証)、ステップ2(事務局確認に よる認証)に合わせ、今年度(一財)社会的認証開発推進機構によりステップ3(第三者認証)を 実施。2012年5月末現在、ステップ1は156団体(昨年度から27団体増)、ステップ2は86団体(昨年 度から24団体増)、ステップ3は19団体(今年度から実施)が認証されている。 <きょうえんを通じた主なマッチング事例> ・コクヨマーケティング(株)から寄贈された文房具を12団体にマッチングした。 提供先NPO:NPO法人京都フィルハーモニー室内合奏団、NPO法人京都文化 企画室、NPO法人京都DARC、NPO法人チャイルドライン京都、 NPO法人京都子どもセンター、NPO法人東宇治スポーツクラブ、 NPO法人ウエルス、NPO法人認知症友の会、NPO法人山科醍醐 こどものひろば、NPO法人花山星空ネットワーク、NPO法人 音の風、NPO法人劇研 ・京都市内の団体から寄贈されたファイルをNPO法人5団体にマッチングした。 提供先:NPO:NPO法人京都フィルハーモニー室内合奏団、NPO法人京都DARC、 NPO法人音の風、NPO法人障害者就労支援事業所 京都フォーライフ、 NPO法人チャイルドライン京都 ・明治製菓ホールディングス株式会社から寄贈いただいたお菓子のセットをNPO法人京都フィル ハーモニー室内合奏団とNPO法人野田川良い町づくりの会に仲介した。 ・京都ライオンズクラブからのご依頼により、寄付先として認定NPO法人きょうとグリーンファ ンドとマッチングをした。 3.公益財団法人京都地域創造基金の運営・協働(社会変革型組織への資金的支援の強化) きょうとNPOセンターの10周年記念事業の一つとして、全国的にも例のない「市民立」の財団 として、2009年3月に創設。「市民活動を支えるのは市民社会」というコンセプトのもと、多くの NPOの皆さん、金融機関、京都府等との自治体と協働し、非営利セクターを支える仕組みの一つ として、NPOを支える新しい「お金」の流れをつくりだすことを目指し、様々な事業を展開して いる。当センターからは引き続き、事務局長1名派遣、職員2名もセンター業務と兼任で各種事業を 担当した。NPOへの多様な資金の流れをつくるために、NPOの情報開示や社会的認証を含めて、 積極的な連携を行っていく。 4.一般財団法人社会的認証開発推進機構の運営・協働 これまでの第三者認証(ステップ3)の取組みを発展し継続して行うため、一般財団法人社会的 認証開発推進機構を当センターと京都地域創造基金との出捐により2011年1月に創設。ステップ3 の本格始動を迎え、連携講座の開催を行った他、当センターから評議員1名、理事1名を機構に派遣 し、機構の運営に積極的に参画している。また実際のステップ3の認証業務に関しても当センター から4名の職員がナビゲーターとして研修を修了しており、機構職員および他修了生とともにステ ップ3認証のためのヒアリングにも協力している。 5.「共生・地域文化大賞」運営事務局(5年計画の最終年度:委託事業) 東日本大震災を受けて「共生・地域文化大賞」については、延期もしくは震災支援に特化した事 業展開が必要ではないかと、同賞運営委員会において真摯な議論が積み重ねられた。結果、震災支 援対応は浄土宗としても行うこと、本年が大遠忌の最終年度であること、被災地以外でも継続した 支援が必要な課題があること等を鑑み、募集時期を大幅に遅らし、最終選考会(公開プレゼンテー ション)・授賞式(当日開催)を年末ぎりぎりに設定する等の対応策を取り、実施することとなっ た。 第5回「共生・地域文化大賞」の「表彰部門」は、第3・4回の「表彰事業」としての成果と枠 組みを踏襲し、第3回で創設した「助成部門」はさらに発展的に枠組みを再編し、「共生事業助成 部門」として随時受付け、時宜に応じて審査・採択を行う制度として設けた。また、「企画・アイ デア部門」等は、本年度が最終回であるため実施を見送り、最終回の集大成として運営するための 優先事業体制を敷くこととなった。 また、本年度は、第5回「共生・地域文化大賞」特別企画として構想してきた、「お寺とNPO の協働(パートナーシップ)を考えるシンポジウムを開催した。 本シンポジウムでは、「自死・自殺問題」を取り上げ、宗教哲学者の山折哲雄氏を基調講演者に 迎え、その後、自死・自殺問題に取り組む僧侶やNPO関係者で、「お寺とNPOがパートナーシ ップを組む」ことで生まれる新たな成果や価値の創造に対する議論を進めた。 日 場 時:2011年6月11日(土) 13:00∼16:30 所:ひと・まち交流館 京都 大会議室(京都市下京区) 「表彰部門」は9月1日(木)から同月末日まで行い、第4回から一次選考会として位置付けた 選考委員会において、全国から応募のあった140団体の中から選考を行い、さらに二次選考会に おいて9団体を選考し、最終選考会=12月24日(公開プレゼンテーション)を宗務庁大講堂に て行った。 「共生事業助成部門」は、 「表彰部門」より先行して行い、7月1日から随時募集を開始 し、1月末までに13件の協働事業に対して助成を行った。 さらに、本事業の締くりとして総括シンポジウム−絆シンポ「地域コミュニティーとお寺の未来 ∼共生・地域文化大賞を総括して∼」を開催した。本シンポジウムの成果は、共催団体である朝日 新聞社により再録(2012年2月29日)さて、紙面を通じて全国に発信した。 日 時:2012年2月11日(土)13:30∼16:30 場 所:佛教大学常照ホール(京都市北区) 【表彰部門受賞団体】 共生・地域文化大賞 特定非営利活動法人鎌倉てらこや(神奈川県鎌倉市) 共生優秀賞 特定非営利活動法人山科醍醐こどものひろば(京都市) 特定非営利活動法人せき・まちづくりNPOぶうめらん(岐阜県関市) Live on(リヴオン) (東京都荒川区) 共生奨励賞 特定非営利活動法人ヒューマンネットワークピア(山口県下関市) 特定非営利活動法人うぶすな企画(奈良県生駒郡平群町) フィールドソサイエティー(京都市) 被災地NGO恊働センター(神戸市) 特定非営利活動法人中部リサイクル運動市民の会(名古屋市) 【共生事業助成部門】 ・女性がん患者会 あいの会 <協働寺院:曹洞宗 大寧寺>(山口県長門市) ・特定非営利活動法人宅老サービス事業所ぴっぱら <協働寺院:浄土真宗本願寺派 徳正寺>(広島県三原市) ・童楽寺ホーム <協働寺院:救世観音宗 子どもの寺 童楽寺>(和歌山県かつらぎ町) ・滋賀教区浄土宗青年会(滋賀県草津市) ・特定非営利活動法人津山・きびの会 <協働寺院:浄土宗 成道寺>(岡山県津山市) ・特定非営利活動法人泉州てらこや <協働寺院:浄土宗 生福寺>(大阪府泉大津市) ・ 特定非営利活動法人京都子どもセンター <協働寺院:真言宗智山派 平等寺>(京都市) ・浄土宗慶蔵院 <協働団体:スカラシップの会>(三重県伊勢市) ・地域活性化支援グループ「じもってぃ」 <協働寺院:日蓮宗本山 立本寺>(京都市) ・應典院寺町倶楽部 <協働寺院:浄土宗 大蓮寺>(大阪市天王寺区) ・特定非営利活動法人ともにいきる宝塚 <協働寺院:高野山真言宗 西光院>(兵庫県宝塚市) ・泉州佐野長者伝説の町 <協働寺院:浄土宗 上善寺>(大阪府泉佐野市) ・行徳てらまち会 <協働寺院:浄土宗 徳願寺>(千葉県市川市) ■地域を担い、地域経済と市民社会をつなぐ市民の育成 1.きょうと介護・福祉ジョブネット 仕事理解促進事業(府社会福祉協議会委託) 京都府内の介護・福祉分野においての次世代の担い手を育成するために、介護・福祉の仕事に ついての正しい理解を広めるための事業を実施した。当センターとしては、昨年度からノウハウ を蓄積してきたICTを活用し、中期経営計画においても重視をしている多領域・他分野へのノウ ハウ移転を進める事を通じて、地域の人材育成(福祉分野)に資する事を目的に下記の事業を展 開した。 (1)介護・福祉の仕事に対する府民への理解促進に資する事業の企画及び実施 ア)今後の人材確保に資するターゲットに訴求する事業 ・内容 大学3・4回生に対して、介護・福祉業界の魅力や正しい情報を発信するため に、スクール修了生が制作したコンテンツの活用によるプロモーション活動等 を展開した。 ・対象 京都府内の31大学(短大除く)のキャリアセンター担当者及び教 職員等 ・時期 平成23年10月∼24年3月 ・事業 ①下記大学の担当者や教員等への訪問活動等(各種情報提供等) ②「福祉職場就職フェア」におけるブ−ス出展(デジタルサイネージ 及びパネルを使った魅力発信)/PRステージ発表 イ)高校生及びその保護者、高校教員に訴求する事業 ・内容 京都府北部地域の高校生、高校教員・進路指導教員等に対して、 介護・福祉業界の魅力や正しい情報を発信するため、(2)イで制作 したコンテンツの活用によるプロモーション活動等を展開する。 ・対象 府北部地域・18高校の高校生、高校教員・進路指導教員等 ・時期 平成23年10月∼24年3月 ・事業 ①高校教員や進路指導教員等への訪問活動等 ②家庭科研究会等における高校生事業の説明と意見交換会の実施 ウ) 広く府民に訴求する事業 ①FMラジオの活用による情報発信 ・内容 FMラジオ番組を活用して、介護・福祉の仕事で頑張っている若手 職員をインタビュー形式で紹介し、仕事の魅力や正しい情報を発信 た。 ・活用局等 FM京都(αステーション) 番組名「α DAYLIGHT CALL 」 ・放送日時 毎週日曜日の番組中の5分間程度 ・期 間 等 平成23年10月∼24年3月(全26回) ②情報誌の活用による情報発信 ・内容 情報誌を活用して、介護・福祉の仕事で頑張っている若手職員のコメントを写真 ととともに紹介し、仕事の魅力や正しい情報を発信した。 ・活用誌等 地元情報誌「Leaf(リーフ)」 ・掲載期間 平成23年10月∼24年3月(毎月25日発行・全6回) ・体 裁 カラー、1ページ ③FMラジオ20周年記念事業の活用による情報発信 ・実施内容 FM京都(αステーション)20周年記念事業を活用して、 イベントへのブース出展や特別番組の中で、魅力発信人材 養成研修の修了者を中心に制作したコンテンツの紹介や施設 職員との対談形式による紹介を行い、仕事の魅力や正しい情 報を発信した。 ・実 施 日 平成23年11月23日(水・祝) ・番組名等 FM京都(αステーション)20周年記念特別番組 ・場所 新風館内特設コーナー(京都市中京区) ④新聞の活用による情報発信 ・内容 地元新聞を活用して、介護・福祉の仕事で頑張る若手職員を紹介 する記事を連載し、仕事の魅力や正しい情報を発信した。 ・名 称 等 京都新聞「週刊トマト&テレビ京都(T&T)」 ・体 裁 カラー、半3段 ・掲載期間 平成23年10月∼24年3月(毎週金曜日掲載・全27回) ⑤介護・福祉の仕事魅力発信拠点の設置 ・内容 京都市内をモデル地区として、電子掲示板等を設置し、介護・ 福祉の仕事の魅力や正しい情報を発信した。 ・設 置 物 デジタルサイネージ(電子掲示板) ・設置場所 京福電鉄「嵐山駅」「帷子ノ辻駅」「北野白梅町駅」 「四条 大宮駅」の各駅構内、京阪バス(京都市内循環)の 車内(30台)、 MOVIX 京都における映画上映前CM枠に て360回放映 ・設置期間 平成24年3月15日∼3月31日 ※ただし、4月以降も継続的なコンテンツ発信を行う (2)介護・福祉業界で働く人自らによる魅力発信の機会を創出する事業の企画及び実施 ア)魅力発信人材養成研修の開催 ・内容 介護・福祉の仕事を魅力発信するために必要なスキルや、ノウハウを学ぶための研 修を開催した。 ・対象 介護・福祉の仕事に関わる若手職員等 ・時期 京都府北部地域: 9月11日(日)・9月18日(日)・9月25日(日) 2.5日間 京都府南部地域: 10月1日(土)・10月9日(日)・10月16日(日) 2.5日間 ・参加人数 京都府北部地域(8名) 京都府南部地域(24名) イ)広報媒体等を活用した魅力発信の展開 ・内容 上記アの修了者を中心にしたチームを3つ編成し、魅力発信のためのコンテンツ制 作や発信を行った。 ・参 加 者 3チームの構成 ・活動期間 平成23年10月∼平成24年3月(各チームで随時) ・活動内容 (1)コミュニティFMを活用した福祉の仕事の魅力発信のための番組制作とオ ンエアー(全4回・30分/回) ※番 組 名: 【79.7MHz京都三条ラジオカフェ特別番組】 Care Workers' Diary "it's my pleasure!" ※放送日時: 12月10日, 17日, 24日, 31日(毎週土曜日) 16:30∼17:00 (2)ユーチューブ(無料動画投稿サイト)、デジタルサイ ネージ、ポータルサイト「福祉人」等を活用した福祉の仕事 の魅力発信のためのコンテンツ制作と発信(2本・10分程度 /本) (3)フェイスブック等を活用した映像の発信や動画のポータル サイト「福祉人」への集約・蓄積による発信(平成23年11 月∼24年3月の間で随時) ※フェイスブック掲載情報解析結果 グループ機能を使ったページ 「メンバーページ:Care Workers Diary it s my pleasure 」における投稿数:208件 投稿へのコメント 掲載数:415件 いいね!カウント数:325件 公開ページ「Care Workers Diary it s my pleasure 」 における投稿数:49件 投稿へのコメント掲載数:19件 いいね!カウント数:160件 (3)仕事理解促進の効果的な実施に資する調査の実施 ・内容 今後の介護・福祉人材の確保、継続的な仕事理解促進の取組に 資するための基礎資料として、京都府内の介護・福祉施設における 就労実態調査を行った。 ・対象 ジョブネット参画団体会員339施設(京都府老人福祉施設協議会108施設・京都市老 人福祉施設協議会64施設・京都知的障害者福祉施設協議会95施設・京都府老人 保健施設協会58施設・京都府障害厚生施設協議会14施設) ・調査項目 職員に関する事項、給与等に関する事項、職員の定着に関する事項など、仕事 理解促進に資する事項ならびに施設管理者・職員別意識調査 ① 施設管理者調査(高齢者施設用・障害者施設用) 施設基本情報、平成22年度離職者数、職員(資格別、職種別)の 賃金、資格保有者数、手当額(宿直、夜勤、資格)、賞与月数及 び算定基礎、処遇改善交付金の支給対処・方法、キャリアパス対 応、賃金以外の処遇改善、施設・職員の現状(自己評価) ② 施設職員調査(種別共通) 個人基本情報、施設の現状・職業観(自己評価) ・方 法 調査委託機関から施設への直接送付 施設管理者(1人)および職員15人を対象としたアンケート調査 ・時 期 平成23年10月∼24年3月 ・回 収 ① 施設管理者調査(高齢者施設用103・ 障害者施設用54) 回収率46% ② 施設職員調査(種別共通2366) 回収率46% 2.地域公共人材開発機構、大学との連携による地域公共人材育成の本格的展開 ⃝「地域公共政策士」育成のためのカリキュラム開発、キャップストーンの実施協力 ⃝「京都府北部地域・大学連携機構設立研究会」への参画を通じた、北部地域における 公共人材育成のための展開 3.企業・NPO等のセクターにわたった社会イノベーターの育成 ⃝NPO法人ISL主催の「関西公志園」の運営を担った。全国大会にむけて、関西の社会イノベー ターの代表をきめるための予選会を実施。(株)楽楽の佐野代表取締役および当センターが推薦 したNPO法人インターナショクナルの菊池代表理事が選出され、本選に出場することとなった。 4.学生や若者を対象にした長期実践型インターンシップの展開 ⃝今年度は下記2名の大学生が半年間のインターンシッププログラムを行った。 ・矢部 亜花梨(同志社大学商学部4回生) ・橋岡 七海 (立命館大学産業社会学部4回生) 5.学生Place運営業務連携 ⃝2010年6月、広く公益活動を目的とする学生団体を応援する拠点として、京都市は「学生Place (プラス)」を大学コンソーシアム京都1階に設置。その施設の管理運営をNPO法人ユースビジョ ン、(公財)京都市ユースサービス協会、(特活)きょうとNPOセンターの3者共同で行っている。 ■社会環境の整備 1.日本版ギャップイヤー実施にむけたプログラム開発と実証実験の実施 東山・伏見の両いきいきセンターをフィールドにしながら、龍谷大学政策学部とともにギャッ プイヤーを見据えたプログラムを実施。今年度は伏見では大学1回生向けに伏見地域のフィール ドワーク、課題解決にむけたアクションプランの作成、実践等を含めたプログラムを展開、東山 においては高校生向けに、映像を活用したプログラムを開発し、実施している。 2.CSRサポートデスク 今年度は、京都府中間支援団体支援事業の受託事業の動きとも連動しながら、企業への資源提 供の依頼を初めとしてマッチングの機会づくりを行うとともに、京都CSR推進協議会への参加、 理事等の派遣を行った。 また、企業とNPOとのパートナーシップ促進のための取り組みとして全国規模で実施している NPO法人パートナーシップサポートセンター(以下、PSC)主催のパートナーシップ大賞にも運 営協力を行うほか、PSCがもつノウハウの移転先として研修等に参加した。 ■社会への波及・提言 1.マルチパートナーシップによる子ども・子育て支援情報プラットフォーム事業(京都府補助 事業) ICT(情報通信技術)を活用して、情報集約や発信を通じて、行政・NPO を含めた京都の子ど も・子育て支援機関がより活用されるように補完することで、京都における子育て環境の向上に 寄与することを目指し、下記の6つの事業を実施した。 (1)行政・NPO・大学等からなる子ども・子育て情報に関する協議会の設置(全 9 団体) <NPO> ・(特活)子育ては親育て みのりのもり劇場 ・(特活)山科醍醐子どもの広場 ・(特活)子育てを楽しむ会 ・(特活)働きたいおんなたちのネットワーク ・(特活)亀岡子育てネットワーク ・(特活)きょうと NPO センター <企業・大学> ・龍谷大学 政策学部 ・有限会社 業態開発研究所 <行政> ・京都府 こども未来課 (2)子育て支援機関の人材自身で情報発信ができるような支援機関向けのセミナーの開催(3 地域 2 回:定員 10 名) ・今年度はモデル地域として、京都市・宇治市・亀岡市の 3 地域で開催した。 ・子ども・子育てに関する支援団体の方を対象に、支援機関の人材が動画を活用して自らが発信 し、情報発信力を強化することを目的にセミナーを実施。 ・京都市・宇治市・亀岡市・南丹市等で子育て支援を行っている 21 団体から参加があり、デジ タルカメラ等を活用して自分たちの団体や活動の紹介動画等を作成し、ウェブ上で発信をした。 <内容> ・京都会場(2/2,6) 参加者のべ 17 名 ・宇治会場(1/31,2/8) 参加者のべ 13 名 ・亀岡会場(1/30,2/20) 参加者のべ 15 名 (3)各地域の支援機関が行っている支援事業を動画で撮影し、WEB で配信 ・上記セミナーの受講生やこれまで動画の撮影や編集に関する講座を受講されたメンバー達を中 心に、主に京都市・宇治市・亀岡市にある地域の子どもに関する支援機関の方々を取材し、それ ぞれの活動や団体の紹介動画を作成。ウェブサイトを通じて発信した。作成した団体は下記の通 り。 【団体紹介動画の掲載 19 団体/20 本】 ・NPO 法人 こどもアート ・手をつなごう ・都タクシー株式会社 ・特定非営利活動法人 京都子どもセンター ・特定非営利活動法人 京都子どもセンター 青年部 KAMONASU ・特定非営利活動法人 京都子どもセンター こども City ミニ京都 ・特定非営利活動法人四条京町家 ・特定非営利活動法人山科醍醐こどものひろば ・特定非営利活動法人京都八幡こどものひろば ・特定非営利活動法人子育てを楽しむ会 ・特定非営利活動法人地球デザインスクール ・特定非営利活動法人 働きたいおんなたちのネットワーク ・特定非営利活動法人 京都子どもセンター ・NPO グローアップ ・子民家 etokoro ・特定非営利活動法人 COCONET 関西支部 ・特定非営利活動法人こどもアート ・万華鏡コミュニケート ・キッズいわき・ぱふ(の移動おもちゃライブラリー) 【セミナー受講生作品 10 本】 ・市文字屋與三郎(2 作品) ・万華鏡コミュニケート ・楽育のたね ・ベビーダンスサークル おおきくなあれ ・NPO 法人 COCONET 関西支部 ・おうちサロンの手作りカフェ ・特定非営利活動法人 働きたいおんなたちのネットワーク ・NPO 法人 亀岡子育てネットワーク(2 作品) (4)府内の公共施設や各種スペースでのデジタルサイネージ(電子掲示板)による情報発信 ・府内の公共施設や各種スペースでのデジタルサイネージを活用した情報発信を行った。 <京都市内>3 カ所 ・大映通り商店街 うずキネマ Café 内 ・ひとまち交流館内 京都市市民活動総合センター ・山科子どもの広場内 <宇治市内>1 カ所 ・平和堂大久保 100 番内 <亀岡市内>1 カ所 ・亀岡市保健所内 ・新たに、宇治市のご協力のもとに、宇治市保健センター内、ゆめりあ宇治内の 2 カ所について も 4 月からの設置が決定した。 ・携帯電話やウェブサイト上だけの情報発信に加えて、地域の人が集まる公共施設や商店街など 多くの人が集まる場所において、子ども・子育て情報の発信が可能にしたい。今後も各自治体の 協力を得ながら、随時、設置場所を増やしていく予定である。 (5)京都府内の小中学校を対象にした子どもの安心・安全情報に関するメール配信システムの 展開 ・京都府内の小中学校を対象にした子どもの安心・安全情報に関するメール配信システムの展開 を行った。 ・本事業を推進する中で、特に学校における安心・安全に関わる情報発信に課題があることがわ かり、学校側のニーズに答える形で本取組みを実施している。 ・連絡網がつくれない/緊急時には保護者に対して教員が電話で対応している/学校側の負担が 大きい/民間のメールサービスを活用するとコストがかかることや保護者に対して無用の広告 という課題がある) ・宇治市総務課および宇治市立小学校 1 校をモデルに導入開始(約 1000 世帯に対応)。 ・また宇治市内の小中学校を対象に説明会を開催した結果、市内 15 校程度が「すぐに導入した い」という回答であった。本プラットフォーム側の体制が充分に整備されていないため、それら の要望にお答えできない状態であるが、次年度以降対応をしていきたい。 (6)本プラットフォームの自立的な展開を支えるサポーター制度の検討 ・行政の補助金等に依存しない自立的なプラットフォームにすることも本事業の目的の一つであ る。そのために本プラットフォームや事業を支えるためのスポンサー制度の導入を協議会で議論 しているところである。地域の子育てを地域の団体や企業がゆるやかに支えるサポーター制度を 次年度の実施に向けた準備を行った。 ・特に京都府が実施している「子育て応援パスポート」事業には3地域で2000を超える企業やお 店がなんらかの形で京都の子育てを応援したいという事で取組みを行っている。これらのコミュ ニティをうまく連携することを一つの手がかりに、サポーターを増やしていきたいと考えている。 2.研究紀要の発行 ⃝『地域創造研究 NPO支援から地域創造へ 』第1号を発刊。京都・仙台・岡山の中間支援 組織の共同プロジェクトとして、IIHOEの皆様にもご協力をいただき、2010年にスタートした。 これまで研究会を5回、合同での中間報告会を1回開催。また京都においてはセクターを超えたメ ンバーで毎月自主ゼミを行い、それぞれの現場で得た実践の成果や課題を社会に発信するために、 執筆を行った。 ■復興支援事業 1.京都市災害ボランティア支援センターの運営 (1)広報・啓発・調査研究の推進 (ア)情報提供に関わる環境整備の推進 市民に対する災害関連の情報提供をより一層促進するために,ホームページの 機能強化 を図り,非常時における情報発信体制の維持・管理を行った。 (イ)市災害ボランティアセンターに関する広報啓発の推進 ・災害時のボランティア活動を広く市民に周知・啓発するために,市災害ボラン ティアセンターパンフレットの配布を行った。 ・京都府災害ボランティアセンターとの共同ラジオ番組「さいVo.ランチ ∼ 明日に備えるラジオ∼」(京都三条ラジオカフェ)において広報番組の放送を 行った。(毎週月曜日12:00∼12:30放送,収録は隔週) (ウ)調査研究 「市災害ボランティアセンター運営マニュアル」の改訂作業を行った。 (2)区災害ボランティアセンターに係る支援 (ア)区災害ボランティアセンター設置・運営マニュアルの作成支援 新たに区災害ボランティアセンター設置・運営マニュアルの汎用版を作成し, 未作成の8区に対して,作成指導を行った。(8区とも23年12月中に作成完了) また,作成済みの3区に対しても同上汎用版により様式等の統一を図った。 (23年度内に改訂完了) (イ)区災害ボランティアセンターに係る助成 区災害ボランティアセンターが実施する独自訓練・研修等の事業・運営面及び 財政面の支援を行った。 平成23年度は,以下の2つの区災害ボランティアセンターに関わる事業へ 助成金を支給した。 <助成実績> ア)南区 【内容】唐橋学区民総合防災訓練※実施にかかる経費(大型メガホン・資料 作成代等) ※障害者の避難誘導に向けた車いす補助訓練及び区災害ボランティアセンター啓発 イ)左京区 【内容】区災害ボランティアセンター設置・運営訓練にかかる経費(啓発用 パネル製作費) 【日時】平成23年11月6日(日) 【場所】修学院小学校 【参加人数】43名(運営スタッフ) (3)府災害ボランティアセンター等との連携 (ア)府災害ボランティアセンターとの連携 各種会議への参画や研修会への参加等を通じ,京都府災害ボランティアセンターとの 連携を促進した。 ア)総会 【日程】平成23年5月29日(日) 【会場】京都テルサ イ)災害ボランティア活動基礎講座への参加 【日程】平成23年5月29日(日) 【会場】京都テルサ ウ)京都災害ボランティア支援センターの運営 【期間】平成23年3月28日∼平成24年3月29日 【拠点】メルパルク京都1F (平成23年3月28日∼平成24年9月30日) (イ)各構成機関において関係団体への情報提供,情報交換,連携等の促進 ア)京都市防災会議への出席 【日時】平成23年5月13日(金),平成23年12月14日(水) 【会場】消防庁舎7階作戦室 イ)京都市防災対策総点検委員会への出席 【日時】平成23年6月22日(水),8月29日(月),12月14日(水) 【会場】消防庁舎7階作戦室 ウ)京都府災害時等応援協定ネットワーク会議 【日時】平成24年3月21日(水) 【会場】京都平安ホテル 1階「平安の間」 (ウ)関係機関等で開催される訓練・研修・講演等への講師派遣 関係機関で行われた災害関係の研修会に講師を派遣し,災害に関する啓発を行った。 ア)京都学生消防サポーター養成講座への出講 【日時】平成23年6月12日(土)10:00∼11:00 平成23年6月18日(日)10:00∼11:00 【会場】京都市消防学校 イ)丸亀市民生委員児童委員協議会連合会 視察研修への出講 【日時】平成23年7月14日(土)13:30∼15:30 【会場】ひと・まち交流館 京都 大会議室 ウ)第42回京都消費者大会「災害に備えるくらし・地域・社会」にコメン テーターとして出演 【日時】平成23年9月10日(土)14:00∼16:30 【会場】コープイン京都 エ)西京極学区社会福祉協議会 災害ボランティア研修への出講 【日時】平成23年11月13日(日)13:30∼14:00 【会場】西京極小学校体育館 オ)京都市市民防災フォーラムへの出講 【日時】平成24年2月13日(日)13:00∼16:20 【会場】みやこメッセ (4)防災訓練・人材養成の推進 (ア)防災訓練への参画及び実施 平成23年9月3日(土)京都市総合防災訓練が,台風12号の近畿地方への接近に より中止となったため,準備していた市・区災害ボランティアセンターの設置・ 運用訓練が中止となった。 (イ)人材養成に関する研修会の開催 市・区災害ボランティアセンターの設置・運営に携わるスタッフに向けた研修会を 実施した。平成23年度はテーマを「東日本大震災から見る災害ボランティアセンター 運営の実際と課題と展望」とし,区災害ボランティアセンター設置・運営マニュアルを はじめ,京都における災害への必要な備えに取り組むきっかけとして実施した。 【日時】平成23年10月18日(火)14:30∼17:00 【会場】ひと・まち交流館 京都 【講師】早川敏 氏(仙台市社会福祉協議会)をはじめ市・区社協職員3名 【参加人数】42名 (ウ)他機関が実施する各種研修会等への参加 災害ボランティア活動支援プロジェクト主催「災害ボランティアセンター運営支援者 研修」への参加を予定していたが,平成23年度は東日本大震災等の影響により開催され なかった。 (エ)各種マニュアルの年度更新,訓練等を通じた検証作業及び改善 ・市災害ボランティアセンター運営マニュアルの改訂作業(再掲) ・区災害ボランティアセンター設置・運営マニュアルの作成支援(再掲) (5)災害時対応の環境整備 区災害ボランティアセンターでも活用できるよう,災害発生時に対応した資器材等を 購入した。また,災害発生時の停電を想定し,投光器を購入した。 【備品】投光器(1台),ハンディ無線機(5台)※ ※無線機の整備状況 基地局無線機:11台 ハンディ無線機:21台 (6)市災害ボランティアセンターの運営 (ア)会議の開催 市災害ボランティアセンターの運営に際し必要な事項を検討するた役員会及び運営 会議を行った。 ア)役員会 a 臨時(東日本大震災への対応状況の報告と今後の取組に関する審議のため) 【日時】2011年4月25日(火)16:00∼16:50 【会場】京都市市民活動総合センター ミーティングルーム b 定例 【日時】2011年5月31日(火)11:00∼11:50 【会場】京都市市民活動総合センター ミーティングルーム イ)運営会議 【日時】2011年5月26日(木) 13:00∼14:00 7月13日(木) 14:30∼16:30 8月12日(金) 13:30∼15:30 9月 2日(金) 14:00∼16:00 11月24日(木) 15:00∼18:00 2012年 1月27日(金) 14:00∼15:00 3月19日(金) 14:00∼16:00 【会場】京都市市民活動総合センター ミーティングルームまたは 京都市福祉ボランティアセンター ミーティング室 ウ)マニュアル改訂会議 【日時】平成23年10月13日(木)17:30∼18:30 【会場】京都市福祉ボランティアセンター ミーティング室 (イ)市災害ボランティアセンターへの問い合わせ対応 災害ボランティアに関する問合せの対応 【対応時間】月曜∼土曜 9:00∼17:00(祝日を除く) 例) ・被災地及び災害支援活動(ボランティア)の現状 ・支援物資の提供に関する相談 ・災害派遣等従事車両証明書の発行 ・市内の先進地区の紹介 ・災害ボランティアに関する講師派遣 (7)災害対応(他地域支援) 他地域における災害対応 平成23年3月11日,東北地方を中心に発生した東日本大震災を受け,京都府災害 ボランティアセンターと共同で 「京都災害ボランティア支援センター」を設置し, 支援物資の仕分け,ボランティアのコーディネート・募集・派遣及び避難者に対する情報 提供・交流会の実施等の対応を行った。 2.東日本大震災の支援活動に取組む人を支えるプロジェクト (公財)京都地域創造基金の事業指定プログラムを活用し、市民等からの寄付を集めて、下記 事業を実施した。 【主な事業内容】①ボランティアコーディネーター等専門的な人材を継続的に派遣 ②臨床心理士・カウンセラーなどケアに特化した人材の派遣 ③人材派遣事業を継続的に実施するための拠点整備/発信事業 ④被災地で活動する団体支援 【連携団体】 わかやまNPOセンター/立命館大学大学院応用人間科学研究科 3.近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度 ボランティア希望者とNPOをつなぐ仕組みとして11年間運営されてきた本制度であるが、その 役目を一旦終え、また2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて避難者・被災地支援の枠 組みへと変更された。支援センターが行う被災地・避難者支援事業に近畿労金から助成が行わ れる事となった。 当センターにおいては、立命館大学応用人間科学研究科と協力して行った支援者支援事業の 一部にこの助成金を使用した。 なお、支援センター合同の取り組みとして行われたシンポジウムへはパネリストを派遣した ほか、テーマパーク(2箇所)への避難者招待事業では、事業全体をサポートする事務局的役割 も果たした。 本制度の枠組みでは、国土交通省の地域づくり支援事業(被災地の復旧・復興に連携して取 り組む地元企業、地縁組織、NPO等の多様な主体に対する支援事業)を受託しており、平成24 年度も継続した避難者・被災地支援を行う予定となっている。 シンポジウム 日時:7月5日(火)18:30∼21:00 場所:大阪ボランティア協会 避難者招待事業 1回目:ひらかたパーク 11月19日(土)10:00∼16:00 約90名 2回目:東映太秦映画村 2月19日(日)9:30∼16:00 約200名 ■「長期引きこもり」事業インキュベーション ひきこもり当事者本人と親が中心となって活動している任意団体FSJG(ファーストジョブグル ープ)と連携して、「ひきこもり」の方を対象に、社会参加にむけて「仕事」を通じた支援を実 施。2011年度は受入れ1名。 ■提携融資事業 京都労働者福祉協議会、近畿労働金庫、きょうとNPOセンターの3 者で構築したNPO提携融 資制度を活用し、財政的基盤が脆弱なNPOの運営を資金面から支えることを目的とする事業であ る。融資実績は、9件(3503万円)。うち7件が新規。うち設備資金を含む立ち上げや事業拡大ため の運転資金としての融資希望が5件(2200万円)。 つなぎ融資 4件 (1303万円)である。 3 月末現在融資残高は4795万円。上記に加えて、公益性審査を終了したものの融資実行は平成24 年度に持ち越したものが2件ある。 ■講師派遣事業 各種講師派遣を実施した他、行政職員等を対象にした協働研修やファシリテーター育成研修等を 実施。「協働」を担う人材を育成するための産官学民に開かれた協働・研修システムの開発と、地 域社会に開かれた人材の交流・政策形成の場づくりを行うために、今年度の派遣事業の主なものは 下記の通り。 ○亀岡市「第4次亀岡市総合計画∼夢ビジョン∼ シンボルプロジェクト」ファシリテーター派遣 第4次亀岡市総合計画∼夢ビジョン∼に掲げる3つのシンボルプロジェクト毎に市民と行政が 参画するプロジェクトチームをつくり、計画の実現に向けて実施する会議のファシリテーターを3 名派遣した(毎月1回程度/3チーム) ○茨木市議会ワークショップ ファシリテーター派遣 茨城市議を対象に、議会基本条例の策定に向けた議会内での共通認識をつくること、さらに、議 会改革を視野に今後議会内での議論が活性化するための土壌をつくることを目的にしたワークシ ョップの企画と運営を行った。 ・全4回 2011年6月28日 7月7日 7月26日 8月5日 ○龍谷大学大学院 政策学研究科「協働ワークショップ実践演習」ファシリテーター派遣 ・事前学習 2011年8月28日 ・ワークショップ(ファシリーテション派遣)2012年1月21日・1月22日 ○龍谷大学政策学部 「CW(コミュニケーションワークショップ)実践演習」ファシリテーター派遣 ・事前講義 2011年10月22日 ・ワークショップ 2011年10月29日・10月30日 ○京都市自治体研修「ファシリテート能力研修」ファシリテーター派遣 ・2011年11月14日・15日 ⃝芦別市自治体研修「ファシリテート能力研修」ファシリテーター派遣 ・2012年2月13日・14日 ⃝草津市景観まちあるき支援業務∼くさつ魅力発見トラベラー∼ 草津市民に対して、景観計画策定の意義や景観作りの重要性についての理解を促し、市民・事業 者による景観づくりへの取り組みについての意識向上をはかることを目的として実施。市が公募し た市民と市職員約15人が、地域住民の案内で地域を歩き魅力的な景観を見つけるまちあるきを草津 市内9地域で行い、それらの成果を報告する報告会を実施した。 <まちあるき実施日> 10/29(2地域)、11/3、11/5(2地域)、11/20、 11/23、11/27(2地域) <成果報告会> 2012年1月14(土) 草津市役所 2階特大会議室 ○「平成23年度 福知山市民協働まちづくり研修会」ファシリテーター派遣 ・ファシリテーター研修:市民を対象としたファシリテーター能力研修 2011年7月9日・7月23日・7月24日・8月6日・8月27日 ・市民会議:自治基本条例に向けた議論(ワークショップ) 2011年9月10日・10月8日・10月22日・12月3日・2月4日 ■かめおか市民活動推進センター・センター機能強化業務 亀岡市の委託により、かめおか市民活動推進センターセンター機能強化業務を実施。推進セン ターの運営委員及び利用団体を中心に、センターのあり方や事業内容を検討する検討会の実施、 他地域への視察、検討結果報告会のコンサルテーションを実施した。 ○検討会 ・7/1、7/22、8/19、9/9、10/9、11/4、11/18の計7回 ○他地域への視察 ・10/11 京都市市民活動総合センター、長岡京市市民活動サポートセンター ○運営委員会への検討報告 ・6/16、7/17、10/18、12/6の計4回 ○報告会の開催 ・2/12 ■立命館大学政策科学部との学術協定 立命館大学政策学部との学術協定を行い、活動継続中。 ■龍谷大学と互恵的相互協定 龍谷大学と互恵的相互協定を結び事業を展開した。1名を大学院に派遣し、1年間で修士課程 を修了した。 若生麻衣 修士論文テーマ「台湾南投県埔里鎮桃米里における産業転換とインターミディアリ の役割∼震災復興型の社区総体営造(まちづくり)政策とコミュニティの変容プロセス∼」 ■京都コミュニティ放送の運営支援 きょうとNPOセンターが設立に大きく関わった「京都コミュニティ放送(京都三条ラジオカフ ェ)に今年度も継続的に参画・支援を行った。(深尾常務理事:副理事長、中村常務理事・野池 事務局長:番組審議委員) ■情報発信番組「Kyoto Happy NPO」 今年度も計45回の放送を行い、幅広く市民活動などに関わるゲストをコーディネートしたほか、 ゲストをきょうえんSTEP2登録していただいている団体を中心的に設定したことで、自らの声で情 報発信する機会を通じ、各団体の情報開示に対する認識を一定高めることができた。 ※下記、各放送日とゲスト一覧は以下のとおり。 <4月> 3日(特活)きょうとNPOセンター 塩田健悟・ 池田幸子 10日(一財)社会的認証開発推進機構 平尾剛之さん・岩本博司さん 17日 京都府災害ボランティアセンター副代表 高桑鉄則さん 24日 OurPlanet-TV副代表 池田住代さん <5月> 1日(特活)きょうとNPOセンター 田口美紀 8日(特活)あすく 佐藤誠さん 15日(特活)京町屋・風の会 井上信行さん 22日(特活)花山星空ネットワーク 黒河宏企さん 29日(特活)京都文化企画室 西川充さん <6月> 5日(特活)アジール舎 亀口公一さん、原田康信さん 12日 京都生涯教育研究所 冨士谷あつ子さん 19日(特活)アジア失明予防の会 宮北裕美さん <7月> 3日 浄土宗 大遠忌事務局 静永篤之さん 10日(特活)京都ボールルームダンス振興協会 伊藤ともえさん、中島利朗さん 17日(特活)八幡たけくらぶ 西岡力さん 24日(特活)音希 住里良実さん <8月> 7日 (特活)京都があなたの夢をかなえますフロシェクト 岡田辰雄さん 14日(特活)あやべ福祉フロンティア 曽根庸行さん 21日(特活)チャイルドライン京都 若林周子さん、鳥井洋子さん、外村まきさん <9月> 4日(特活)恒河沙母親の会 福島美枝子さん 11日(財)京都YWCA 斉藤佳津子さん 18日 (特活)流域調整室 安東尚美さん <10月> 2日 (特活)京田辺シュタイナー学校 宇高さん 9日 (特活)音の風 細江さん 16日 (特活)地域環境デザイン研究所ecotone 23日(特活)山科醍醐こどものひろばインターン 矢野眞里加さん 塔南の園児童館インターン 渡邊未来さん (特活)きょうとNPOセンターインターン 吉田早希 <11月> 6日 (特活)野田川良い町づくりの会 川戸さん、太田垣さん 13日 SWTJ 山中純平さん 吉川ベアトリスさん 20日 (特活)ウエルス 風早浩一さん <12月> 4日 学生団体 World Citizen Organization 中台さん、井上さん 11日 (特活)東宇治スポーツクラブ 野口さん 18日(特活)京都丹波・丹後ネットワーク <1月> 1日 (特活)市民力支援工房つむぎあい福知山 8日 (特活)劇研 松原久さん、伊藤さん 15日 edgeインターン生 下中さん・伊藤さん 22日 (特活)ENDEVOR JAPAN 松浦さん 29日 ろうきん <2月> 5日(特活)雨水の会 上田さん 12日(特活)アートNPOリンク 樋口貞幸さん 19日 (特活)ライフサポート 黒田さん、安藤さん 26日 ろうきん <3月> 4日 (特活)認知症友の会 嵯峨さん 11日 きょうとNPOセンターインターン9期生 矢部さん、竹本さん 18日 (特活)salut 竹内さん、小野さん 25日 ろうきん ■講師、委員、役員派遣 武田 道子(理事長) 社会福祉法人京都市社会福祉協議会 理事 京都市災害ボランティアセンター 代表 中村 正(常務理事) 特定非営利活動法人京都コミュニティ放送 理事 深尾 昌峰(常務理事) 公益財団法人京都地域創造基金 理事長 財団法人京都市ユースサービス協会 理事 特定非営利活動法人京都フィルハーモニー室内合奏団 特定非営利活動法人ユースビジョン 理事 特定非営利活動法人きょうとグリーンファンド 監事 特定非営利活動法人子育てを楽しむ会 監事 特定非営利活動法人京都コミュニティ放送 副理事長 一般財団法人地域公共人材開発機構 常任理事 一般財団法人社会的認証開発推進機構 評議員 日本サードセクター経営者協会 理事 亀岡市まちづくり協働推進会議 委員 大学のまち京都推進会議 委員 京都府府民サービス改革検討委員会 委員 京都府地域力再生支援会議 委員 京都商工会議所地域活性化推進委員会 委員 浄土宗お寺「共生堂」事業有識者会議 委員 藤野 正弘(理事) 京都CSR推進協議会 理事・運営委員 京都CSR研究会 運営委員 日本パートナシップ大賞 運営委員 (特非)きょうとグリーンファンド 理事 (一社)CSRプラットフォーム京都 理事 理事 野池 雅人(事務局長) 京都光華女子大学 非常勤講師 一般財団法人地域公共人材開発機構 評議員 一般財団法人社会的認証開発推進機構 理事 特定非営利活動法人京都コミュニティ放送番組審議会 委員 京都府京都生涯学習推進ネットワーク推進委員会 委員 京都府子育て表彰支援選考委員会 委員 立命館大学「人を対象とする研究倫理審査委員会」 委員 田口美紀(事務局次長) 京都府「明日の京都」第三者委員会 委員 京都府農と環境を守る地域協働活動支援委員会(第三者委員会) 同志社大学大学院総合政策科学研究科 非常勤嘱託講師 委員 西田洋之(事務局次長) 京都市市民参加推進フォーラム 委員 京都市福祉ボランティアセンター 運営委員 特定非営利活動法人チャイルドライン京都 監事 特定非営利活動法人京都子育てネット 監事 大矢野由美子(職員) 日本女子大学 非常勤講師 環境省カーボンオフセット制度監督委員会 事務局統括 公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会環境委員会 西本雅則(職員) 京エコロジーセンター事業運営委員会 運営委員 伏見区基本計画推進区民会議 委員 特定非営利活動法人ビオトープネットワーク京都 特定非営利活動法人京都・雨水の会 監事 いきもの多様性研究所 事務局長 森本 純代(職員 京エコロジーセンター活動支援部会 委員 京エコロジーセンター選考小委員会(助成金審査) 理事 選考委員 石原 正弘(職員) 特定非営利活動法人地域環境デザイン研究所ecotone理事 森本倫子(職員) 特定非営利活動法人京都DARC 運営委員 副委員長 ■指定管理業務 1.京都市市民活動総合センターの運営 平成23年度は、東日本大震災の発生や、NPO法が改正されるなど、社会にお けるNPOの存在価値や役割が改めて問われる年であった。 このような社会情勢のなかで、2期目の指定管理(期間4年間)が始まったが、最初の半年間は 当センターと福祉ボランティアセンター(3階)、京都市と一緒に「京都市災害ボランティアセンタ ー」を開設し、情報収集・提供や物資の提供など、資源仲介・コーディネートとして被災地支援に 関わった。さらに府・市災害ボランティアセンター協同で設立した「災害ボランティアセンター」 に常時職員を派遣するなど、ボランティア活動の支援の中核拠点として情報収集・提供に努めた。 上記理由でセンターの通常事業の進捗は遅かったが、一方で市民活動をめぐる外的環境も大きく 変わっている。①23年度4月から市内13か所に「いきいき活動センター(以下いきセン)」がで きたこと。②24年度からのNPO法改正による一部手続き等の変更や認定NPOの所轄窓口の変更等に より、相談内容等が変わっていくことが予想される。このような変化の中にあって、センターとし ては、情報収集・提供事業や相談・講座事業を着実に積み重ねながら、さらに指標化しづらいコー ディネートの質の部分を丁寧につないでいった。この間センターがやってきたことが、どういう風 に地域や社会の志を持った方に還元できるか、想いを実現できるかなど、センターの意義を改めて 考えさせられる一年であった。 1.情報収集・発信事業 ○情報収集提供事業 登録団体情報については微増傾向になっているものの、平成22年秋に開設した「団体マイペ ージ」の利用が進み、質量ともに情報の収集・発信が充実している。 ・ホームページアクセス数:231,972件(前年度実績:211,236件) ・インフォメーションサービス登録団体数:のべ972団体(前年度実績:860件) ・「団体マイページ」登録団体数:673団体 ・うち「団体マイページ」利用団体数:170団体 ・うち「団体マイページ」コンテンツ利用数:745件 ・チラシ設置数:3,385件(前年度実績:3,683件) ・メールマガジン登録数:2,699件(前年度実績:2,438件) ・ミナデハッソ(皆で発送)♪参加団体数:のべ46団体 (注)数値はいずれも平成24年3月末日現在。 ○機関紙「ほっとポット」 ほっとポットは年4回から3回発行に変更し、内容を充実させる取り組みを続けている。アソ シエイト(運営協力員)が中心となり、情報発信の価値向上を課題に、チームで「質」を深め る編集方針を打ち立てるなど、企画・取材・編集・制作等においてチームのマネジメント力・ 自治力が高まっている。 ・機関紙「ほっとポット」27,500部(48、49、50号) ・機関紙「ほっとポット」配布先:150か所(平成24年3月現在) ○電子掲示板のフロアへの設置 デジタルサイネージについては、昨春に開催した「まちこと2011」などで制作した団体活動 紹介映像を館内で放映している。今後も多様なコンテンツ提供を通して、市民活動や地域情報 を効果的に配信していきたい。 2.相談 ○ボランティア・コーディネートの「幅」の拡大 東日本震災の影響を受け、春∼夏にかけては、多くのボランティア・コーディネート相談が 寄せられた。府・市・社会福祉協議会・NPOと連携し、情報収集やコーディネートに努めた。 加えて、相談はその場で対応できるQ&A形式を除くなど、質を見直す取り組みに精査した ため、結果として件数減になっているものの、相談者にじっくりと時間をかけて対応すること ができた。また、初歩・設立講座で、基本的な質問、Q&A等を盛り込んだ内容を組み立て、さ らに講座後、参加者へのボランティア・コーディネート相談を開設するなど、講座と相談の連 携を取りながら、より団体の力がつくような取り組みをしていった。 ・相談件数: 1,646件(昨年度実績2,703件) ・対応件数:37,924件(昨年度実績34,820件) ※いずれも平成23年4月∼平成24年3月の数値。 ○相談の多様化に伴う、団体や関係機関との連携 最近の傾向として、NPO NPO、NPO 自治会、各種地域連合からの相談を受けることが多い。 内容に応じて、確実な課題解決をはかるため、他のNPO・市民活動団体や分野別センターな どにつなぐなど他組織・他機関との連携・コーディネート案件が増えている。 3.エンパワー&インキュベーション ○スモールオフィス入居団体のインキュベーション スモールオフィス入居団体が自主的に、交流・情報交換に努めており、団体間のネットワー クが形成されている。事務局の対応として、常時窓口やメールで事業や運営相談にあたってい る。入居団体と市民、大学教員、福祉法人等とのコーディネートを行った。 また入居団体の「国際紙芝居協会」は、公募型事業に採択され、 「情報発信に関するセミナー (市民活動団体向けSNS&最新IT(ツイッターやフェイスブック)を活用した情報発信方 法について体験するセミナー)」を全6回開催するなど、確実にインキュベート効果が表れてい る。 4.交流・連携・協働・研究 ○「情熱 プロジェクト2012」 団体の協力を得て、専門性を「見える化」し、潜在的関心層の参加を促す試みを実施した。 菓子、イラストや写真など、身近なキーワードで参加者を募り、新たな担い手を発掘し、これ までNPO・市民活動団体につながる機会のなかった市民に対し、文化・芸術、子ども、社会 教育などの分野・領域で活動する団体が、専門性をPRするプログラムを提供した。障がいの ある子をもつ親、教育関係者、支援者、大学等からの問い合わせが複数寄せられ、当日参加や 後日のコーディネートへとつながっている。 ・プログラム参加者数:275人(プログラム提供者、スタッフは含めず) コーディネート例 ・教育現場での事業実施に向けた話が進行中<2団体> ・市民とNPOのマッチング=7件 ・具体的な仕事にやオファーに発展2件 ・企画・実施に関するボランティア/アソシエイトの参加希望者あり ○海外インターン生の受け入れ NPO法人多文化共生センターの依頼を受け、昨年度に引き続き、韓国のハンリム大学で日 本語を学ぶ大学生(2人)を受け入れ、窓口業務や事務を担ってもらった。また、センターの リーフレット韓国語版が完成した。 ○外部とのネットワーク連携 外部とのネットワーク連携としては、企業や大学、区役所、学生Placeを通じてNPO、市民活 動団体と連携した地縁組織等、多様なコーディネートを実施した。 ○区役所との連携 各区の区役所における市民参加事業の実施の増加に伴い、企画や運営などへの協力要請の案 件が増えており、NPOや分野別センターなどと連携し対応した。 コーディネート例 ・西京区役所:自治会会長向けの市民活動講座 年3回 ・西京区役所 自治会会長向けの広報講座 年3回 ・伏見区役所:伏見地域活性化プロジェクト「ふしみをさかなにざっくばらん」年4回 ○京都地域創造基金との連携 ファンド設立事業として、京都地域創造基金との連携のもと「京都市市民活動総合センター 支援基金(仮称)」が予定されていたが、震災の関係で災害ボランティア基金の優先度が高く、 当事業への取り組みは遅れている。今後とも、創設するにあたっての具体的な使途や、寄付の 募集方法についての課題抽出や制度設計に関する協議を行いたい。 参考1)コーディネートの一例 【東日本大震災関連】 ▼丸亀市民生委員 京都市福祉ボランティアセンター 民生委員の災害時研修のリクエストがあった。京都市災害ボランティアセンター事務局の福祉 ボランティアセンターへつないだ。 ▼市内区社協 つなプロ、いわてGINGA-NET 区災害ボランティアセンターで、災害ボランティア啓発のパネルを作成する際、①避難所での 要配慮者支援、②仮設におけるサロンの写真提供依頼があり、団体へつないだ。 ▼NPO法人珀美会 京都市東山いきいき市民活動センターほか 東日本大震災への寄付としてチャリティカットを実施。各区において、会場費を抑えられる施 設を探していたため、各いきいきセンターを紹介・コーディネートした。 ▼NPO法人京都フィルハーモニー室内合奏団 NPO法人立ち上がるぞ!宮古市田老 震災関連助成を受ける予定の団体から、被災地公演先の照会があった。岩手県宮古市のNPO の協力を得、仮設住宅と中学校での演奏及び技術指導が実現した。 【分野別センター】 ▼京都起業女性コラボ協議会 京都市景観まちづくりセンター 町家を一軒借り切って、女性の起業支援拠点を開設したい。町家修繕に関する助成金を探して おり、京町家ファンドの紹介を依頼 【NPO 専門家】 ▼社会保険労務士 団体 団体代表者の社会保険加入は義務である旨、年金事務所に言われたとの問合せ。まず、センタ ーが社労士に確認し、その後コーディネートにあたった。 ▼公認会計士補 団体 年度をまたぐ建物改築の会計処理方法に関する問合せ。センター事業の「専門家相談会」(月 1回開催)ではタイミングが合わず、専門家に協力を依頼し個別対応にあたった。 【自治会関係】 ▼明倫自治連合会 宮城県仙台市立生出中学校 中学校の依頼。修学旅行の折、京都の文化・伝統保護・継承に向けて住民の取り組みを知りた いとのこと。明倫学区の自治会長を紹介、4月に講話予定。 ▼山科南団地自治会 全世界子どものラクガキ保存会 地蔵盆を「子どもたちの育ちの場」として復活させたいという役員からの相談。多様な学齢の 子どもが一堂に会し、共に遊べる企画となった。 【NPO NPO】 ▼ACOBA(千葉県) NPO法人フォーラムひこばえ スタッフ研修を京都で希望する団体から、世代間交流に取り組むNPOの照会があった。ヒアリ ング内容の整理をサポートし、市内団体を紹介・マッチング。研修終了 ※ほか 同じコンセプトを持って活動する団体へ取組の見学・相談のコーディネートや、同じ 地域で活動するNPO間のコーディネートなど。 【学校 NPO】 ▼神奈川県寒川町立旭ヶ岡中学校 市内のNPO23団体 修学旅行の総合学習の一環で、市内NPOから「働く」「社会参加」をキーワードに話を聞き たいというリクエストがあった。協力団体をコーディネートした。 ▼京都精華女子中学高等学校 NPO法人劇研 団体主催事業に関心を持つ教員へ、学内での広報協力をコーディネートした。 【企業 NPO】 ▼プロミス株式会社お客様サービスプラザ京都 NPO法人京都みらい21 金銭教育プログラムなど地域への貢献事業実施にあたり、先行して取り組むNPOとのマッチ ング依頼があり、コーディネートした。社員がボランティアとして関わるほか、大学講義で社 員が授業を担当するなど、NPOメンバーの協力が得られた。 ※児童館や大学とつないだ事例もあり。 【自治体 NPO】 ▼韓国水原市 大手筋地域子育てステーション ぱおぱおのいえ 視察時、地域とNPOが協力してまちづくりに取り組む拠点を見学したいとの依頼を受け、コ ーディネートにあたった。 【個人 NPO/他機関】 ▼起業希望者 iSB公共未来塾 教育訓練給付金で専修学校に通うグループの視察があり(引率者:NPO法人事務局長)、対 応。同塾で起業家コンペの上位に進んだ。現在は更に活動継続中。 ▼学生 大学VC 福祉VC コンソーシアム京都主催事業で、防災ワークショップを実施する大学生から、テーマやヒント に関する相談。対応後、佛教大学VCや防災関連講演会(福祉VC職員参加)で広報協力が実 現。 ▼学生 NPO法人キャリアコンサルタントネットワーク 適性やキャリアプランに悩む学生が、団体の活動内容を照会。団体から適切な担当を紹介して もらい、現在指導中。 ▼大学生 NPO法人京都消費生活有資格者の会 授業で、関心分野・領域におけるNPO・市民活動を調査・レポートする課題が出た。消費者 問題をテーマにしたいとの希望があり、つないだ。 ▼学生 いきもの多様性研究所 動物の保護活動ができる災害ボランティアを希望。被災動物救援活動を行っている「いきもの 多様性研究所」の福島遠征に参加。 2.京都市伏見いきいき市民活動センター ○貸館 ・地域活動、ボランティア活動、NPO活動など、様々な分野の団体に利用されている。 ・利用時間の厳守や、丁寧な備品の使用など、概ねマナーの良い利用者が多い。 ・センターの場所が分かりにくい、案内表示が無い、という問合せが多くのぼり旗を 掲示するなどの対策を実施した。 ・今後、利用者の増加に伴う駐輪場のスペースの確保が課題である。 ・月始めに行なう施設使用受付および抽選会において、受付申込みだけでなく、お越し いただく団体同志の情報交換を毎月行なっていることで、団体間の活動に参加を促す ことができた。 ・通常業務の中での相談対応では、地域自治組織や、マンション管理組合などのイベント 相談を受け希望される人や団体(NPO団体を含む)をコーディネートを行なった。 ○情報発信 ・京都市市民活動総合センターの「団体マイページ」に登録を行ない基本的な施設情報を配信した。 ・センターのパンフレットを作成し、施設を案内するツールとして活用した。 ・情報発信のため、ホームページ、ツイッター、フェイスブックのページを作成した。 ・利用団体間での口コミで、センターの存在を知ってもらうことが多くなった。 ・市民活動団体や、分野別センターのチラシ配架及び、掲示を行う情報発信コーナーを設置した。 ・伏見区役所主催の「伏見エコライフフェスタ」へのブース出展を行なった。 ・醍醐いきいき市民活動センター主催の「醍醐いきいきフェスタ」へブース出展を行なった。 ○各種事業の実施 ・5月に利用者アンケートを実施した。 ・ボランティア活動説明会を2回開催した。 ・「ボランティアをしたい」「ボランティアを求めたい」という相談に対し、活動先を紹介 したり、希望される援助をしてもらえる団体等をつなぐ、ボランティアコーディネートを 行なった。 ○地域・利用者との協働等について ・龍谷大学政策学部との事業連携を行う協定を結び「Ryu-SEI GAP」として活動を行なった。 ・館外の敷地を除草する「草ひき交流会」を2回実施した。(参加者:延べ12人) ・市民活性化事業(伏見いきセンフェスタ)の開催において、地域住民や、施設利用者に よる実行委員会を組織し、職員と協働体制を組み運営した。 ・本館へ引っ越し後は、市営住宅の清掃の方と協力し合いながら、お互いの管理範囲を超えて 朝の館外清掃を行うようになっている。 ○施設管理 ・各部屋のブラインドカーテンなどが破損している。 ・各部屋及び廊下等のカーペットの劣化が著しい。 ・トイレの床の排水管が、鉄製で酸化し朽ちてきている。水漏れが起こるとその修繕費は配管 修理だけでなく、クロス、天井、床などの修繕にもかかるので、できることなら未然に修繕 できるような対策をとっていただきたい。 ・利用者の方から、エレベーターの設置の要望がある。 ・申し込みに来られた方の一時的な駐車場の確保や、障がい者用の駐車場スペースが欲しい との要望がある。 ・利用者の中には足の不自由な方がおられるので、各階に洋式トイレを設置して欲しいとの 要望がある。 ○市民活動活性化事業 市民活動の活性化を目的に、施設管理とは別に事業を展開した。 1)伏見いきいき子育てセミナー「食物アレルギーって何」 2月6日(月)10:30∼12:00 参加人数8名 2)みんな集まれ!子どもらくがきマン! 2月18日(土)14:00∼15:30 参加人数 子ども46名、保護者6名、学生ボランティア11名、当日ボランティア4名 3)「昔つむぎ」セミナーとまち歩きワークショップと報告会の開催 2月19日:セミナーとWS 参加人数12名 2月26日:まち歩き 参加人数11名 4)つながりガーデニング(伏見いきセンガーデン∼芽が出てふくらんで∼) 3月25日(日) 参加人数3名 5)第1回伏見いきセンフェスタ 3月18日(日) 参加人数延べ350人 ○総括及び次年度に向けた対応 ・平成23年度は、市民活性化事業の開催を通じて、多くの方と出会いご縁を結ぶことが 出来た。 ・いきいき市民活動センターとして、区民、地域の方が気軽に立ち寄れるセンターでありたい。 ・センターを基にして、人と人が交差できるジャンクション的機能を持ち、情報やアイデアを 交換し合い仲間をつなぐことが出来るコーディネート機能を行えるようにしていきたい。 3.京都市東山いきいき市民活動センター ○貸館等 <利用者数> ・開館以降、認知度の向上に伴い来館者数は増えており、一日に600人以上の日がある。 ・一日平均100人以上の利用者数がある。 ・年間利用件数は、4,655件である。 <利用実態> ・開館時の状況として、元の指定管理者データによると(2010年3月申請55件)という状況 であった。 多目的ホールや集会室が主たる利用であった。 ・稼働率が高まっており、夜間には満室になる日が多々ある。また、集会室、多目的ホール、 音楽室の人気が高い。 ・地域活動、ボランティア活動、NPO活動など、様々な分野の団体に利用されている。 ・現在、サークル活動、ボランティア活動、NPO活動、地域活動など、バラエティに富む団体が 利用されている。(子育て世代、学生、中高年、外国人など、多世代、多民族) ・旧管理人室を「交流サロン」として開放し、予約なしでいつでも、誰でも利用できる「交流 サロン」を開き、多世代、多様な活動をする人々の集う場となったことは、地域との交流にも 少しずつ繋がっていくと思われる。週末には開館時から夕方まで、近隣の子どもたちの集う場に なったことで、保護者や地域の人から感謝の言葉も聞かれることもある。 ・「交流サロン」の開室当時は、子どもによる破壊活動が旺盛で、トラブルの対応に苦慮した。 学童保育所の先生の助言で、開晴館小学校の先生に相談し、アドバイスを頂戴した。現在は利用者の 集いの場としても活用され、多世代の交流の場とも なりつつある。 ・センターの場所が分かりにくい、案内表示が無い、という問合せが多い。特に大規模な集会、 上映会時には、他府県からの訪問者もあり、アクセスの問い合わせが多く、窓口や電話の対応に 追われることが多かった。 ・開館以前から地域の団体と、利用方法に関する意思疎通が取れていない時があった。話し 合うことで、互いに少しずつ理解ができるようになった。(駐車場の利用を巡り、数人との 会議を持った) ・ 今後、利用者の増加に伴う駐輪場のスペースの確保が早急な課題である。 ○情報発信 ・京都市市民活動総合センターの「団体マイページ」に登録を行ない基本的な施設情報を 配信した。 ・センターのパンフレットを作成し、施設を案内するツールとして活用した。 ・情報発信のため、ホームページ、ツイッター、フェイスブックのページを作成した。 ・利用団体間での口コミで、センターの存在を知ってもらうことが多くなった。 ・事業を通じ、センターの活動内容に、より多くの人たち(多世代、多民族、地域の人々等) に関心を持ってもらえる企画を開催していきたい。 ○各種事業の実施 ・一般市民を対象に、映像制作ワークショップ(DST:デジタル・ストーリーテリング)の 講座を開催した。(参加者16人) ・龍谷大学との共同事業として、高校生を対象にもDST講座を行った。(参加者14人) ・修学旅行の中学生(神奈川県)訪問学習や、他のNPO(関東)からの視察、訪問など があった。(きょうとNPOセンター事務局の仲介にて実施) ・初年度であり、貸館業務の内容やハード面の整備、管理方法等がしっかり確立されて いないこともあり、事業に充分な時間を取ることが困難であったので、来年度は事業の 内容を充実させていきたい。 ○地域・利用者との協働等について ・地域のお祭りのステージイベント出演者(センター利用者)の仲介を行い、双方に喜ばれ、 地域の住民との相互理解や交流が深まった。 ・学童保育所に「さつまいもの苗」を移植することに協力し、収穫を行ったことで、 学童に喜ばれた。 ・保育園児による高齢者ふれあいサロン訪問による遊戯などもあり、喜ばれた。(3月) ・配食サービス、居宅介護支援事務所(希望の会)、保育所、学童保育などとも交流が できてきている。 ○施設管理 ・学童保育、配食サービス、診療所、乳児保育所と同居する大規模センターであり、 各団体との話し合いによる調整や相互理解を大切にしたスタートであった。 ・本館の空調設備が異常信号を出す不具合が多発した。 ・リスクマネージメントの視点で、再度、利用者への注意喚起、施設の不備などを 整備する必要もある。 ○市民活動活性化事業 市民活動の活性化を目的に、施設管理とは別に事業を展開した。 1)ウオーキングツァー 『京都わくわくまちあるきツアー@東山』 第1回 平成24年3月4日(日)10:00∼12:00 参加人数12名 第2回 平成24年3月17日(土)13:00∼15:00 参加人数13名 2)講演会 『京都・東山の技を知る』 第1回 平成24年3月11日(日)13:00∼16:00 参加人数42名 第2回 平成24年3月17日(土)10:00∼12:00 参加人数19名 3)写真で学ぶまちづくり 『東山いきセン写真展』 第1回 平成24年2月1日∼2月25日 第2回 平成24年2月27日∼3月10日 第3回 平成24年3月11日∼3月31日 4)東山三条を中心とした上映会 『∼京都の時代を感じる∼ 映像上映会』 第1回 平成24年2月25日(土)14:00∼16:00 参加人数25名 第2回 平成24年2月25日(土)16:00∼18:30 参加人数28名 5)NPO・ボランティア団体とのコンサート『いきいきコンサート@東山』 第1回 平成24年2月11日(土)14:00∼17:00 参加人数16名 第2回 平成24年2月12日(日)14:00∼16:00 参加人数8名 ○総括及び次年度に向けた対応 ・ソフト面、ハード面の管理をはじめとし、様々なことが一からのスタートであった。 その中で、貸館業務の一連の流れを確立でき、センターの利便性、地域での認知、 利用者の多様性の広がりなどを踏まえ、さらに利用者が増えると思われる 次年度に、より良くこれらの長所を活かすことができると思われる。 ・初年度で貸館業務に専念したこともあり、十分な主催事業が開催できなかった。 平成24年度は事業を増やしていきたい。 ・事業を通じてセンターを知ってもらうために、多くの人たちが興味を持つ企画を行いたい。 ・地域住民との信頼関係が構築できてきている。 ・貸館業務の安定と同時に事業回数を増やしていきたい。 ・当センターが「識る・体感・暮らしに繋ぐ」という場であり、働き方の変化や、学びの 方向性を見出すヒントにできる場を目指し、多世代の共存、エネルギーと時間を有効に 使える場としてのセンターを目指していきたいと考える。 以上