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天神交通戦略を策定 - We Love 天神協議会
天神交通戦略 2012 目 次 1. 天神交通戦略の位置づけ -1 2. 天神交通戦略会議の進め方 -2 (1)スケジュール 2 (2)体制 2 3. 天神地区のまちづくりの目標像と交通戦略の必要性 -3 (1)「 We Love 天神協議会」が進めるまちづくりの目標像 3 (2)天神地区に求められる社会的な要請 3 (3)天神交通戦略の必要性 3 (4)天神地区の抱える交通の課題 4 4. 天神交通戦略の基本目標と各交通手段の目標・方針 -5 (1)福岡市都市交通計画基本計画との整合 5 (2)天神交通戦略の基本目標 5 (3)将来像 5 (4)天神交通戦略の基本目標と各交通手段の目標・方針 6 5. 各交通手段の現状・課題と目標・方針 -7 (1)概要 7 (2)歩行者 8 (3)公共交通 10 (4)自転車 12 (5)自動車 14 6. 施策 -16 (1)歩行者 16 (2)公共交通 17 (3)自転車 18 (4)自動車 19 7. 戦略目標とモニタリングの仕組み -20 (1)天神交通戦略の進捗管理 20 (2)定期的な進捗管理に向けたデータの取得方法 20 (3)評価指標と評価の実施主体 20 8. 長期の目標 -21 (1)各交通手段の長期目標 21 (2)天神の将来像のイメージ 21 1. 天神交通戦略の位置づけ 天神交通戦略は、2008(平成 20)年 4 月に WeLove 天神協議会が策定した「天神まちづくりガ イドライン」の主に戦略3、4及び「第 1 次アクションプラン」の重点施策に位置づけられている。 そ の 後、2009(平 成 21)年 度 の「天 神 地 区 モ ビ リ テ ィ デ ザ イ ン 提 案(中 村 教 授)」を 受 け、 WeLove 天神協議会理事会において、この提案に則り、福岡市と連携しながら詳細な検討を進め 2008(平成 20)年 4 月 WeLove 天神協議会「天神まちづくりガイドライン」策定 戦略 1 毎日がフェスティバル戦略 戦略 2 ふさわしく絵になる戦略 ることを確認した。 戦略 3 てんブラエンターテイメント戦略 2010(平成 22)年 11 月の福岡市と WeLove 天神協議会との意見交換において、具体的に福岡市 戦略 4 「乗りモノ」スマート戦略 と WeLove 天神協議会が共働で「天神交通戦略会議」の事務局を運営し、「福岡市都市交通基本 戦略 5 大人のまなざし行動戦略 計画」等関連計画との整合性を図りながら、関係事業者や交通事業者、交通管理者等と検討を進め、 戦略 6 快適クーリング戦略 戦略 7 「天神が舞台、天神が地元」戦略 策定することとした。 戦略 8 まちの新陳代謝戦略 計画の前提として、 戦略 9 アジア客ツーリズム促進戦略 <天神交通戦略の位置づけ> 戦略 10 「WeLove 天神」づくり戦略 テーマ1 面的な歩行ネットワークの形成 テーマ2 歩行ネットワークの 分かりやすさ向上 テーマ3 歩行空間のアメニティ向上 テーマ4 通りのテーマ性向上 テーマ5 ユニバーサルデザイン化の推進 テーマ1 公共交通の利用促進 テーマ2 連携エリアとの回遊性の向上 テーマ3 駐車場の配置と利用の適正化 テーマ4 業務用交通の整理による 交通流動の円滑化 テーマ5 自転車利用の適正化による 歩行環境の改善 WeLove 天神協議会「天神まちづくりガイドライン」 福岡市においては、都市交通基本計画等において、行政計画として取り組むべき施策を位置づ 第 1 次アクションプラン策定 けるとともに、施策の実施を図る。 重点施策 4:天神地区交通戦略の策定について 「福岡市都市交通基本計画」の見直しに合わせ、平成 20、21 年度、「天神地区交通戦略案」の策定を 目標とした。 したがって、天神地区内だけで解決できない課題については継続して検討を進める。 <公共交通> ・また来る券 ・バス de エコ割チケット ・啓発ポスター ・フリンジパーキング <自転車> ・おしチャリキャンペーン など 2009(平成 21)年度 「中期施策」を概ね 10 年内、「長期施策」を 10 年以降とする。 (社会実験等) ・チューリンクーポン 「天よかエリア」内を中心に、天神地区内で実施できる施策を基本とする。 <施策の実施目標> ワーキング活動 <自動車> We Love 天神協議会においては、同協議会ならびに構成員が施策を実施していく。 <施策の実施エリア> 2004(平成 16)年度∼ 天神地区モビリティデザイン提案 (横浜国立大学交通研究室 中村文彦教授) 2009(平成 21)年 12 月 10 日 WeLove 天神協議会 理事会での確認事項 ■WLTの交通問題への取り組み 中村教授提案の基本方針に則り、更に詳細な検討を進めていくことが必要であり、関係者と共に交 通問題の解決に取り組む。 ■WLTから福岡市への提案 行政とWLTが役割分担しながら連携し、関連計画に「駐車場・駐輪場の整備と管理運営の仕組み づくり」「道路空間の見直し」を位置づけ、具体的な施策・事業の検討に着手することをお願いする。 ■その他(市域全体にかかわる事項) 公共交通ネットワークのあり方の検討を福岡市及び交通事業者にお願いする。 2010(平成 22)年 11 月 18 日 天神交通戦略意見交換 中村教授を迎え、福岡市とWLTによる天 神交通戦略の進め方について意見交換 2010(平成 22)年度 天神交通戦略実施に向けた 各施策の技術的検討(九州大学) 2011(平成 23)年度 天神交通戦略会議のスタート 「公共交通」、「自転車・駐輪場」、「自動車・駐車場」の検討からはじめる。 福岡市とWLTの共働での事務局設置。 出典:天神まちづくりガイドライン 1 2. 天神交通戦略会議の進め方 (1)スケジュール (2)体制 2011、2012(平成 23、24)年度の 2 ヶ年度において、天神交通戦略を策定することとする。 2011(平成 23)年度 【天神交通戦略会議(準備会)】 2011(平成 23)年度は、福岡市と WeLove 天神協議会による「天神交通戦略会議(作業部会)」 を立ち上げ、「目標と取り組み方針」(案)を作成し、その後、「天神交通戦略会議(プレ幹 事会)」等での意見交換を踏まえ、「天神交通戦略会議(準備会)」において、天神交通戦略 2012(平成 24)年度 【天神交通戦略会議】 学識経験者 学識経験者 福岡市(局長) 福岡市(局長) の「目標と取り組み方針」について合意形成を行った。 WeLove 天神協議会(理事) また、2012(平成 24)年度には、会議メンバーをさらに交通事業者や交通管理者等に拡大し、 「天神交通戦略会議」において、具体的な各交通手段の施策の検討を行い、中期施策の合意 形成及び長期施策の継続検討に取り組む。 メンバー 拡大 事務局 ・福岡市住宅都市局交通計画課 ・WeLove 天神協議会交通チーム 福岡市と WeLove 天神協議会が 立案・合意 その他、地域・関係者等 事務局 ・福岡市住宅都市局交通施策推進課 ・WeLove 天神協議会交通チーム ・基本目標 ・取り組み方針 (整備方針) 【天神交通戦略会議(プレ幹事会)】 2012(平成 24)年度 天神交通戦略会議 福岡市と WeLove 天神協議会に 関係者を加えて検討・合意 ・基本目標 ・取り組み方針 (整備方針) ・交通手段別の施策 (アクションプラン) 関係者が役割分担しながら アクション実施 学識経験者 福岡市(課長) 福岡市(課長) WeLove 天神協議会(幹事) 都市交通基本計画やその他関連計画への反映 関連施策の実施 【天神交通戦略会議(作業部会)】 MDC や関係事業者と共同でソフト施策等の実施 ・交通事業者、民間事業者など 天神交通戦略会議 ・長期的な施策展開の検討 ・アクションの検証・交通戦略の改定 メンバー 拡大 WeLove 天神協議会(幹事) 交通管理者 交通事業者 その他、地域・関係者等 ・福岡市 ・WeLove 天神協議会 【天神交通戦略会議 幹事会】 学識経験者 事務局 ・福岡市住宅都市局交通計画課 ・WeLove 天神協議会交通チーム 2013(平成 25)年度 役割分担しながら アクションの実施 交通管理者 交通事業者 2011(平成 23)年度 天神交通戦略会議(準備会) WeLove 天神協議会(理事) 事務局 ・福岡市住宅都市局交通施策推進課 ・WeLove 天神協議会交通チーム 福岡市(係長) WeLove 天神協議会 ・事務局 ・WeLove 天神協議会交通チーム 2 経済 人口減少社会においても天神は賑わいを維持する。 パーソントリップ調査に に対応し、現在の魅力をさらに伸ばすことで天神ブランドを確立し、いつまでも活力がある天神地区であり続け よると天神への集中トリッ ることを目的として、3つの将来像とそれを実現するための 10 の戦略を定め、まちづくりに取り組んでいる。 プは年々増加しているが、 目標像① 目標像② 人口の減少に伴い今後現象 目標像③ に転ずる可能性がある。来 上質に洗練され、いつも賑わいがある 環境にやさしく安心安全、だから誰もが 変化に対応し、アジアの中で 『歩いて楽しいまち』 『心地よく快適に過ごせるまち』 『持続的に発展するまち』 予測値 実測値 We Love 天神協議会(以下、WLT)では、天神地区の抱える課題を解決すると共に、今後の社会情勢への変化 街者の減少は、天神の経済 活動の縮退を意味する。 ※予測値は人口のみ 200,000 5,000,000 33% 32% 150,000 100,000 19% 25% 3,000,000 21% 代表交通手段 22% 4% 戦略 6:快適クーリング戦略 戦略 9:アジア客ツーリズム促進戦略 1980s 1990s 2000s 天神は環境にやさしい交通でのアクセスをより啓発する。 運 輸(自 動 車)部 門 の CO2 排出量は、着実に減少 しているものの、京都議定 書で定める削減目標の達成 のためには、更なる削減が 必 要 で あ る。福 岡 市 で は、 経済 特に運輸(自動車)部門を ・来街者の減少 重点部門に位置づけ、CO2 排出量の削減に取り組んで 環境 社会 ・地球温暖化 ・少子高齢化 目標値 2103 (155) 1960 (140) 2000 2008 年比 1398 1500 (100) -13% が必要 1000 1990 年排出量の 24% 分削減 ( ) 1621 (116) 500 0 いる。 1990 「不」可能 持続 実測値 2500 2004 続可能性を高めるための対策も不可欠である。 環境 2000 WLT が進めるまちづくりの目標を実現し、天神地区を今後も活力ある都心として維持していくためには、持 出典:第 3 回福岡市地球温暖化対策実行計画協議会会議資料 および福岡市地球温暖化対策地域推進計画(第三次) 図.福岡市の運輸(自動車)部門CO2排出量と京都議定書目標達成計画に基づく目標値 社会 移動制約者や高齢者でも訪れやすい天神を目指す。 実測値 今 後 も 高 齢 化 は 進 み、 40.0 2025 年には高齢化率がほ 35.0 質のいい都市空間をデザインし賑わいを創出するためには、交通に関連する取り組みが欠かせない。これは、 ぼ 30% に 達 す る。将 来、 あらゆる都市活動が交通によって支えられており、賑わいのある都市活動を持続するためには、それにふさわ 自動車が運転できず移動に しい交通体系を形成することが不可欠であるためである。 制約がかる高齢者が確実に WLT も、まちづくりガイドラインの中で、てんブラエンターテインメント戦略や「乗りモノ」スマート戦略 増加する。 といった戦略を掲げ、歩行者中心のまちづくりを進めており、WLT のまちづくりの目標を達成するためには、 まちづくりと連携した交通戦略を実施していく必要がある。 高齢化率(%) (3)天神交通戦略の必要性 代表交通手段分担率 1980s:1983 1990s:1993 2000s:2005 出典:第 4 回北部九州圏パーソントリップ調査報告書 㐠㍺䠄⮬ື㌴䠅㒊㛛㻯㻻㻞ฟ㔞䠄༓䡐䠉䠟䠫㻞㻌䠅 れば、経済、社会、環境面から見て持続不可能な状況となる可能性がある。 徒歩 図.天神来街者数と人口の推移と予測値 出典:天神まちづくりガイドライン 将来、天神地区においても、少子高齢化の進展など、社会情勢の変化が懸念され、抜本的な対策を講じなけ 0 2020s ※年次 人口 1980s:1985 1990s:1995 2000s:2005 2010s:2015 2020s:2025 戦略 10: 「We Love 天神」づくり戦略 (2)天神地区に求められる社会的な要請 2010s 2010 戦略 3:てんブラエンターテインメント戦略 0 2008 戦略 8:まちの新陳代謝戦略 2007 戦略 7: 「天神が舞台、天神が地元」戦略 戦略 5:大人のまなざし行動戦略 2006 戦略 4: 「乗りモノ」スマート戦略 戦略 2:ふさわしく絵になる戦略 二輪車 15% 2005 戦略 1:毎日がフェスティバル戦略 タクシー 1,000,000 7% 21% 21% 鉄道 自動車 50,000 4% その他 バス 2,000,000 22% 21% 北部九州圏人口 4,000,000 26% 人口(人) (1)「We Love 天神協議会」が進めるまちづくりの目標像 参考:天神に求められる社会的な要請∼データによる検証∼ 来訪トリップ数(トリップ) 3. 天神地区のまちづくりの目標像と交通戦略の必要性 予測値 3 人に 1 人が高齢者 30.0 高齢化率 (2025) ≒ 25.0 30% 20.0 15.0 北部九州圏 高齢化率 10.0 5.0 0.0 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 ※高齢化率 =65 歳以上人口/総人口 天神のまちづくりを支えるための交通戦略 出典:第 4 回北部九州圏パーソントリップ調査報告書 図.北部九州圏の高齢化率の推移と予測値 3 3. 天神地区のまちづくりの目標像と交通戦略の必要性 参考:天神地区の交通の課題 自動車 (4)天神地区の抱える交通の課題 駐車場待ち車両が引き起こす地区内の交通渋滞と地区内アクセスの低下 ▽天神のまちづくりの課題 We Love 天神協議会では、天神地区の課題を 4 つの視点から整理し、活力ある天神であるための街 づくりを進めています。 ○ホスピタリティ :犯罪の増加やモラル、マナーの低下 ○都市環境 :調和のない広告物や憩いの場の少なさ ○都市マーケティング:外国人や高齢者、観光客向けのサービスの不足 ○天神周辺状況の変化:九州新幹線の全線開業や JR 博多駅付近の開発への対応 写真 . 天よかエリア内における交通渋滞の様子 出典:天神まちづくりガイドライン 自転車 路外駐輪場が十分活用されない一方で、解消されない違法駐輪問題 ▽天神地区の交通の課題 天神地区は多くの機能が集積し、かつ交通の要所であるため人やモノが集中し、交通需要の発生集中が 施設名称 利用率(%) 案内表示の 有無 福岡ダイヤモンドビル 0 福岡銀行天神支店 0 - 天神の魅力を高め、活力を維持していくためのまちづくりのためには、交通の課題を解決することが特 THE NORTH FACE 0 無 に重要となります。 レソラ天神 2.7 - 福岡市内で特に大きい地区であるため、特に交通に関連する課題が強く認識されています。 無 ピエトロ本社ビル 3.2 無 ZERO TENJIN 3.7 無 ○交通渋滞に伴うアクセス性の低下 ビックカメラ新館 4.4 有 ○違法駐輪及び自転車の危険走行による歩行環境の悪化 牛尾味楽堂 4.7 無 DADAビル 5.3 無 ○十分活用されていない路外駐輪場 TENJINNORTHFRONT 7.1 無 ○サイン・休憩施設の不足等による歩行回遊環境の悪化 アクロス福岡電磁ロック 8.7 有 天よかエリア内で附置義務駐輪場を設置している 28 施設中、11 施設が利用率 1 割以下 ○交通渋滞に起因するバス交通の遅延 ※利用率 = 駐輪台数 / 収容台数 ※路外駐輪場は、サイクルポスト以外 の駐輪場と定義し、公営・民営駐輪場 と附置義務駐輪場の双方を含む 図 . 利用率 1 割以下の路外駐輪場と違法駐輪の様子 道路交通の混雑に起因するバスの遅延の発生 9:00 20.0 11:00 13:00 15:00 17:00 15.0 19:00 21:00 22:00 最大約 20 分の遅れ 10.0 5.0 13 14 15 16 17 博多駅交通センター前 12 祇園町 11 明治通り 駅前1丁目 奥の道 10 呉服町 9 土居町 8 渡辺 通り 東中洲 6 川端町博多座前 5 国体道路 市役所入口 4 大和証券前 3 天神バスセンター三越前 2 春吉 TVQ前 キャナルシティ博多前 1 南新地 㥐๓㻠┠ 0.0 博多駅前 バス 出典:平成 23 年度 自転車等駐車実態調査より作成 バス停間所要時間(分) ○公共交通利用の減少傾向 大博通り バス停名 出典:都心環状型バス交通を対象とした「モビリティデザイン」 - 福岡都心 100 円循環バスにおけるケーススタディ - 図 . バス停間所要時間(100 円循環バス 休日外回り) 4 4. 天神交通戦略の基本目標と各交通手段の目標・方針 (1)福岡市都市交通基本計画との整合 福岡市では、都市交通基本計画の見直し案の中で、ひとつの目標像として、「活力ある都心」を支える 交通を掲げ、自動車への過度な依存を抑制し、歩行者中心の交通計画を策定することを目指している。 WLT が目指すまちづくりの目標像を達成し、それを支える交通戦略を実施していくためには、福岡市と の共働が不可欠であり、福岡市の都市交通基本計画と整合の取れた天神交通戦略を策定する必要がある。 (3)将来像(中期) 「アクセスしやすく、歩いて楽しいまち・天神」の概念図 天よかエリア内では、公共交通の利便性や路外の駐輪場の利用を高め、駐車場へのアクセス動線を整理する ことで生み出された空間を歩行者を優先とし、地上と地下の歩行者ネットワークを強化することで、エリア内 の回遊性と快適性を向上させる。 ඹྠ䞉㞟⣙䛥䜜䛯㥔㌴ሙ 「活力ある都心」を支える交通 ୍⯡㌴ 目標像 天神・博多駅地区をはじめとする都心部の更なる魅力向上を図るため、回遊性の向上や交通拠点の連携強化により、都心部 の活力を支える交通体系を目指します。また、都心部へのアクセスについては、過度な自動車利用から公共交通利用への転 換などにより、都心部の交通円滑化を図ります。 ټǑƔǨȪǢưƸŴഩᘍᎍᆰ᧓ǛΪܱ ƞƤŴžഩƍƯಏƠƍLJƪſǛоЈ ټǑƔǨȪǢԗᡀᢿ 目標像実現に向けた交通施策の基本的方向 ټǑƔǨȪǢ 1. 公共交通機関による都心部へのアクセス性向上、2. 都心部の賑わいを創出する回遊性の向上、3. 都心部の交通の円滑化 出典:福岡市都市交通計画見直し案 䝇䝮䞊䝈䛺䜰䜽䝉䝇 ㈰䜟䛔䛾ሙ䜢⤖䜆 ᛌ㐺䛺ᅇ㐟 බඹ㏻䛷䛾᮶⾤ ⮬㌿㌴䛿䚸 ㊰እ㥔㍯ሙ䛻ㄏᑟ (2)天神交通戦略の基本目標 බඹ㏻䛷䛾᮶⾤ ᣐⅬ㛫䛾㧗 䛔౽ᛶ 天神交通戦略では、WLT が目指すまちづくりを支え、誰もが 「アクセスしやすく、歩いて楽しいまち・天神」 ᚐṌ䛷䜰 䜽䝉䝇 をつくりあげることを基本目標とし、以下の 2 点について重点的に取り組むこととする。 ࿘㎶㒊㥔㌴ሙ 䛾ά⏝ アクセスしやすく、歩いて楽しいまち・天神 ①各交通手段の動線を再検討し、歩行者中心の空間を創出すること。 බ ඹ ㏻ 䛷 䛾 ᮶ ⾤ ୍⯡㌴ い、既存のオープンスペースや溜まり空間を活用し、歩行者ネットワークに沿ったにぎわい空間を創 通量や交通特性を勘案した上で決定する。 歩行者 > 䛻䛞䜟䛔䛾ሙ ※天よかエリアの定義 歩行者専用道路など人が優先される快適な歩行者空間が確 保され、イベント等の賑わい空間が広がるエリア (We Love 天神まちづくりガイドラインの定義による。) 「歩いて楽しい街」の将来イメージ 歩行者専用道路化によって創出された、 歩いて楽しいきらめき通りのイメージ 公共交通 ㏻ᣐⅬ ୍⯡㌴ 歩行者中心のまちを創出するために、歩行者の動線を最優先した動線や道路空間の再配分の検討を行 出する。また、公共交通、自転車、自動車間の動線設計及び道路空間配分の優先順位は、各道路の交 ซ 地上や地下の溜まり空間の活用によっ て立体的な回遊を強化し、賑わい空間 を創出した天神交差点のイメージ 自転車 自動車+タクシー ②誰もが天神へアクセスしやすく、環境にやさしい交通体系を整備すること。 都心部の交通円滑化を図るために、公共交通の利便性を向上させ、公共交通の利用を促進させることで、 誰もが天神へアクセスしやすく、環境にやさしい交通体系を構築する。また、自転車の通行環境と使い やすい駐輪場を整備することで、短・中距離からの天神アクセス手段として、自転車を積極的に活用する。 公共交通 + タクシー > 自転車 > 自動車 ※天神交通戦略でのタクシーの取り扱い タクシーは、重要な交通手段のひとつであるが、歩行者中心の空間の使い方を最優先した取扱を行う。 出典:天神まちづくりガイドライン 出典:天神まちづくりガイドライン 5 4. 天神交通戦略の基本目標と各交通手段の目標・方針 (4)天神交通戦略の基本目標と各交通手段の目標・方針 天神交通戦略の基本目標 アクセスしやすく、歩いて楽しいまち・天神 歩行者の目標 公共交通の目標 自転車の目標 自動車の目 標 回遊性が高く、 歩いて楽しいまち・天神 公共交通でのアクセスと、 利用や乗換えが便利なまち・天神 人と自転車が安全・安心で、 快適に利用できるまち・天神 自動車でもスムーズにアクセスで き、人も快適に歩けるまち・天神 歩行者 ネットワーク 歩行空間の質 利用・乗換え 外からのアクセス 停める 走る 停める 走る 現状と課題 現状と課題 現状と課題 現状と課題 現状と課題 現状と課題 現状と課題 現状と課題 ○歩行者ネットワークが ○サ イ ク ル ポ ス ト や 歩 ○鉄道駅、バスセンター、 ○来街者の公共交 ○休日を中心に天よかエリア内へ自動 ○多 く の バ ス と 一 複雑であり、また部分 道上構造物が乱雑な 多くのバス停が広範囲 通 分 担 率、利 用 暫定的に利用しやすいサイク 自転車が走行し、 車が流入し、渋滞や駐車場待ち行列 般 交 通 の 交 錯、 的に途切れているた 景 観 を 形 成 し、ま た に、かつ立体的に分布。 者数共に横ばい ルポストを路上に整備。 歩行者との錯綜 を引き起こす原因となっている。 通過交通の流入 め、歩行者の回遊行動 快適性を損なう要因 ○利便性の高いサイクルポスト が頻発する状況 ○渋滞や待ち行列は自動車によるス が 要 因 と な り、 を阻害している。 となっている。 は通勤など長時間の利用もあ に あ る た め、危 ムーズなアクセスを阻害していると 渡辺通りや明治 ともに歩行環境を悪化させている。 通 り、国 体 道 路 ○バ ス 停 等 の 待 合 ス ペ ー 状況が続く。 スが十分とはいえない。 ○都心循環 100 円 ○違法駐輪ワースト 1 対策で、 ○歩 道 上 を 多 く の ○歩行者ネットワークの ○歩 道 上 の 空 間 や、沿 ○分 か り に く い 情 報 提 供 バスや天神ライ るため昼間は満車状態にあり、 険を感じる歩行 分断による乱横断の発 道建物の公開空地が な ど に よ り、高 齢 者 や ナ ー な ど、便 利 十分活用されていない。 者も多い。 生や動線の錯綜により 賑わいの創出や憩い 観 光 客・出 張 者・外 国 な交通手段は利 潜在的な事故危険箇所 空間の形成に十分に 人などが簡単に目的施 用者に好評。 駐輪場の整備台数は需要を上 が存在する。 活用されていない。 ○荷捌き用の路上パーキングメーター 設 や 駅・バ ス 停 に 行 く ○道路混雑により 回るものの、いまだに違法駐 が歩行者空間の確保を妨げる要因と 輪発生。 なっている。 ことができない。 ○案内地図やサイン等が 都心部ではバス 統一されておらず、歩 の遅れが慢性化 行者の回遊を促す案内 している。 情報として十分機能し ○買物など世帯単位の行動では自動車 が便利で経済的である。 ○路上、路外をあわせた全体の ○一方で、利便性の悪い箇所に ○建替えに伴う附置義務駐車場の整備 設置された路外駐輪場の中に により駐車場が供給過剰となる可能 は、稼働率が低いものがある。 性がある。 ていない。 基本的な方針 基本的な方針 基本的な方針 基本的な方針 基本的な方針 基本的な方針 わかりやすい 面的な歩行者 ネットワークの形成 歩行空間の アメニティ、賑わい の向上 公共交通が 利用しやすい 環境の整備 公共交通を 利用したくなる サービスの拡充 路外の駐輪場拡充と 利用促進による 歩行空間の充実 通行空間の整備 やルール啓発に よる歩行者の安 全確保 では道路混雑が 慢性化している。 基本的な方針 基本的な方針 アクセスルートの集約と 駐車場の適正配置 幹線道路の 自動車交通の 円滑化 6 5. 各交通手段の現状・課題と目標・方針 (1)概要 天よかエリア内では、公共交通の利便性や路外の駐輪場の利用を高め、 駐車場へのアクセス動線を整理することで生み出された空間を歩行者を優 先とする。 さらに立体的なわかりやすい歩行者ネットワークを形成すること で、エリア内の回遊性と快適性を向上させ、天よかエリアを歩行者中心のわ かりやすい歩いて楽しいエリアとする。 「アクセスしやすく、歩いて楽しいまち・天神」の概念図 人や媒体、モバイル機器等を用 いた総合的な情報提供の実施 天よかエリアの歩行者ネットワークのイメージ 天よかエリア周辺部 共同化・集約化 された駐車場 地上 ㏻ࡾ 水上公園 ᫂ 歩行者の 快適な回遊 ㏻ࡾ ㏻ࡾ Ώ㎶ ኳ⚄୰ኸබᅬ ᅜయ 拠点間の高い利便性 㐨㊰ 徒歩でのアクセス ㆙ᅛබᅬ P ࡾ す㏻ ኳ⚄ 凡 例 公開空地等たまり空間 ( 凡例 ) 周辺部駐車場 の利用促進 ※空間整備のイメージ この図は全体的なイメージを表すものであり、 実際の場所や配置等を示すものではない。 公共交通での スムーズなアクセス 歩いて楽しい空間を形成する通り 地下 P P 一般車での アクセス P P 自転車は路外 駐輪場に誘導 ࡩࢀ࠶࠸ᗈሙ 㸦ࡼࡋࡤ㸧 天よかエリア P 都心部の 憩いの空間 (水辺、緑) 大名小学校 交通拠点 P 駐輪場(路外) P 駐車場 出典:天神明治通りグランドデザイン 2009 天よかエリア内は、歩行者ならびに公共交通優先とし、 自動車交通は 地区外縁部で処理することとし、新規の駐車場は建替えに併せて地区 外縁部に集約し、利便性を考慮し歩行者ネットワークとの接続を図る。 賑わいの場 ㏻ࡾ ᫂ 地下鉄天神駅 共同化・集約化された駐車場と歩行者ネットワークのイメージ ㏻ࡾ 賑わいの演出イメージ 公共交通と歩行者ネットワークをつなぐ立体動線のイメージ Ώ㎶ 多層の歩行者ネットワークをつなぐ立体動線 (階段・ESC・EV など) ㏻ࡾ ኳ⚄୰ኸබᅬ 空中歩行者ネットワーク ኳ⚄す 福岡(天神)駅 ㏻ࡾ ࡾ す㏻ ኳ⚄ バスセンター ㆙ᅛබᅬ ᅜయ 㐨㊰ 地上歩行者ネットワーク 地下鉄天神南駅 立体広場 地下接続(原則フラットもしくは 凡 例 スロープ) 地下ネットワーク (既存) 地下ネットワーク (新規) 立体動線(既存) 立体動線(新規) 公開空地や路上を活用して賑わい空間を演出し、 歩行者優先の「歩いて楽しいまち・天神」を実現する。 地下歩行者ネットワーク バスや地下鉄へのアクセスに配慮 した立体動線を設け、 アクセスしや すい天神を実現する。 また、立体動線は、地上と地下の 歩行者ネットワークを視覚的につな ぎ可視化することで、賑わいや交流 の場としての立体広場として整備す る。 (注)グランドデザイン実現のための手引書から引用した図に一部加筆。 7 5. 各交通手段の現状・課題と目標・方針 (2)歩行者 ①現状と課題 Ṍ⾜✵㛫䛾㉁ Ṍ⾜⪅䝛䝑䝖䝽䞊䜽 博多駅開業後は、天神地区の休日の歩行者交通量が減少しており、歩行者ネットワークを形成し、また歩行空間の質を向上 させることで、街の魅力を向上させる必要がある。 歩行者専用道路化やオープンカフェの演出は、賑わいを創出する効果が期待でき、さらに市民からの期 待度も高い 通常時 ซ 㻝㻜㻑௨ୖቑ 㻙㻝㻜䡚㻝㻜㻑 㻝㻜㻑௨ୖῶ 㻞㻜㻑௨ୖῶ 表.天神地区の歩行者交通量比較 平日 休日 2011 増減 2010 2011 35,000 増減 地上 517,102 542,887 +5.0% 647,228 586,344 −9.4% 地下 399,333 402,285 +0.7% 503,315 507,652 +0.9% 合計 916,435 945,172 +3.1% 1,150,543 1,093,996 −4.9% 出典:福岡都心来街者に関する調査報告書 順位 No. 調査地点 1 35 2 22 3 33 4 9 5 Ṍ⾜⪅㏻㔞䛾ኚ 図.天神地区(地上)の歩行者交通量の地点別増減状況 (西日本シティ銀行前付近) きらめき通り (ソラリア北側) きらめき通り西口 (天神西通り横断) 渡辺通り横断① (天神コアビル⇔西鉄福岡駅北口) 天神バスセンター前交差点④ (ソラリアステージ⇔三越ライオン広場) 6 21 岩田屋新館東側 7 25 8 24 9 10 出典:福岡都心来街者に関する調査報告書 13 天神西通り歩道② 2011年 (人) No. 調査地点 33,508 22 29,458 35 26,787 24 きらめき通り 26,209 13 24,486 きらめき通り (ソラリア北側) 天神西通り歩道② (西日本シティ銀行前付近) (岩田屋本館北側) 天神バスセンター前交差点④ (ソラリアステージ⇔三越ライオン広場) 33 きらめき通り西口 (天神西通り横断) 渡辺通り横断① 24,104 9 23,868 10 新天町北通り口 (岩田屋本館北側) 22,608 46 10 新天町北通り口 22,549 21 岩田屋新館東側 46 ソラリア西側通り (きらめき通り⇔警固公園) きらめき通り 渡辺通り4丁目交差点 (福岡三越南 側⇔紙与天神ビル)(国体道路横断) 20,436 25 (天神コアビル⇔西鉄福岡駅北口) 渡辺通り4丁目交差点 (福岡三越南 側⇔紙与天神ビル)(国体道路横断) ソラリア西側通り (きらめき通り⇔警固公園) 2010年 (人) 歩行者交通量(人 /6 時間) 2010 歩行者専用道路実施日 40,000 30,000 32,980 32,013 34,108 28,416 25,000 20,000 +40.2% 15,000 10,000 38,384 34,352 +20.0% 調査日 ・通常時:10 月 31 日(土)12:00 ∼ 18:00 晴天 ・歩行者専用道路実施日:10 月 24 日(土)12:00 ∼ 18:00 晴天 ※新天町東のみ 10 月 30 日(金)に通常時の調査を実施 15,488 +10.6% 9,984 11,047 +2.5% 5,000 11,045 7,573 7,387 0 福岡ビル東 警固公園東 新天町東 合計 出典:We Love 天神 天神ピクニック 2009 報告書 26,865 26,851 図 . 歩行者交通量の比較 Q.「歩行者専用道路」の継続を希望しますか? どちらとも言えない 12% 25,992 23,482 歩行者専用道路への期待度(N=125) 希望する 88% 23,148 0% 20,449 出典:福岡都心来街者に関する調査報告書 図.天神地区(地上)の歩行者交通量ベスト10(休日)の年次比較 ※調査日: ・博多駅開業前:2010 年 11 月 25 日(木)、2010 年 11 月 28 日(日) ・博多駅開業後:2012 年 3 月 13 日(火、)2012 年 3 月 11 日(日) 20% 40% 60% 80% 100% Q.「歩行者専用道路」や「オープンカフェセット」の継続的な取り組みで、天神地区に来る頻度や滞在時間が増える人が多くなると思いますか? 変わらないと思う 13% 歩行者専用道路やオープンカフェの有効性(N=126) 多くなると思う 63% わからない 24% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 出典:We Love 天神 天神ピクニック 2009 報告書 図 . アンケート結果抜粋 歩行者ネットワークの分断による乱横断の発生や動 線の錯綜により潜在的な事故危険箇所が存在する。 歩道空間の配分を見直し、道路上構造物の再配置を行うことで、歩道上に賑わい空間や憩い空間を形成 し、歩行者の快適性を高めることが求められている。 after 写真 . きらめき通りにおける乱横断の様子 写真 . 渡辺通りの歩道の現状 図 . 将来の渡辺通りの歩道の活用イメージ 8 5. 各交通手段の現状・課題と目標・方針 (2)歩行者 ②目標・方針・取り組み内容 歩行者の目標 回遊性が高く、歩いて楽しいまち・天神 基本的な 方針 歩行空間のアメニティ、 賑わいの向上 わかりやすい面的な歩行者ネ ッ ト ワ ー ク の 形 成 中期の 視点 来街者にわかりやすい 歩行空間づくり 立体的歩行者ネットワークの充実 ・ビルの建替えにあわ せた地下ネットワー クの形成 取 り組み内容 (中期) ・建物等の通り抜け を活用した歩行者 ネットワークの充 実 取り組み内容図(中期)【地下ネットワーク】 ・既存道路の自動車と のすみわけによる歩 行者ネットワークの 充実 歩きやすく居心地のよい 歩行空間づくり ・サインや地図、 ・来街者へのわ マナー啓発等 かりやすい情 の情報の整理・ 報案内の実施 集約 取り組み内容図(中期)【地上ネットワーク】 ・幹線道路では、歩道 ・区画道路では、歩行 空間の再配分により 者優先化や専用化を 歩道上に快適な溜ま 進め、多様な活動を り空間を確保 生む路地を形成 ・居心地が良く、賑 わいを感じる空間 や憩い空間の創出 建替えに併せて 60m から 80m を目安に南北の歩行者経路を確 保し、ネットワークを強化 ビルの建替えにあわせた歩道空 間の再整備 ビル建替えにあわせた地 下ネットワークの形成 ㏻ࡾ 水上公園 ᫂ ビルの建替えにあわせた 地上ネットワークの形 成、歩行空間づくり ㏻ࡾ ㏻ࡾ 水上公園 ᫂ ኳ⚄୰ኸබᅬ 大名小学校 「歩いて楽しい通り」 では路上空間の活用 による賑わい空間の 創出や歩行者優先 化、歩行者専用化を 進める。 ⚟ᒸ㥐㏻ࡾ ㏻ࡾ Ώ㎶ ㏻ࡾ Ώ㎶ 都心部の 憩いの空間 (水辺、緑) ㏻ࡾ ᅉᖭ⏫㏻ࡾ 都心部の 憩いの空間 (水辺、緑) ኳ⚄୰ኸබᅬ ࡩࢀ࠶࠸ᗈሙ 㸦ࡼࡋࡤ㸧 立体的歩行者ネットワークのイメージ 地下、地上、空中の歩行者ネットワークを立体 動線でつなぎ、わかりやすい面的な歩行者ネッ トワークを形成する。 ㏻ࡾ ࡵࡁ ࡁࡽ ᑓᐇ㦂 Ṍ ࡢ 大名小学校 ࡾ す㏻ ኳ⚄ ࡾ す㏻ ኳ⚄ ㆙ᅛබᅬ 㐨 ᅜయ 多層の歩行者ネットワークをつなぐ立体動線 ㊰ (階段・ESC・EV など) 空中歩行者ネットワーク ㆙ᅛබᅬ 凡 例 歩道空間の再配分と賑わい 空間ならびに憩い空間とし ての活用 地上歩行者ネットワーク 自動車アクセスルートの集約 既存の歩行者を優先した通り/通路 凡 例 ᅜయ 㐨㊰ 既存の地下ネットワーク 新たな地下ネットワーク MDC エリア 新たな建物や敷地内を通りぬける 回遊動線 公開空地や既存の溜まり空 歩いて楽しい通り 間の賑わい空間、憩い空間 歩きやすく居心地の良い歩道空間を としての活用 整備する通り 立体広場 地下接続(原則フラットもしくは スロープ) 地下歩行者ネットワーク 公開空地等たまり空間 地下通路を整備し、既存の地下通路のネットワークを補完、強化する。また、現在活用できていない溜まり空間を 活用して、歩行者ネットワークに沿って賑わい空間を創出する。 既存の溜まり空間とオープンスペースを繋ぐように歩行者ネットワークを形成する。具体的に、明治通り、渡辺 通りは快適な歩道空間を整備し、きらめき通り等については、将来的に歩行者が優先された空間形成を目指す。 (注)グランドデザイン実現のための手引書から引用した図に一部加筆。 9 5. 各交通手段の現状・課題と目標・方針 (3)公共交通(鉄道・バス) ①現状と課題 天神へのアクセス 天神での乗換・利用 天神への全目的集中トリップの分担率を見ると約半数が公 共交通を利用しており、経年の変化も横ばいの状況にあるが、 将来、人口の減少に伴い想定される移動制約者の増加や来街 者の減少に対応することが必要である。 公共交通の利用者は、どの交通手段においても横ばいもしくは 微減傾向にある。今後、少子高齢社会への対応や環境負荷の低減 のためにも公共交通の利用促進が求められる。 予測値 ※予測値は人口のみ 市内バス 9:00 20.0 平日 土曜 日祝日 平均 ※値は各年 7 月∼ 3 月 31 日の平均値 出典:回遊行動からみた都心 100 円バスの経済効果の推計 ―福岡都心部におけるケーススタディ 図.天神来街者数と人口の推移と予測値 2010 2009 21:00 22:00 5.0 5 6 国体道路 8 9 10 渡辺 通り 11 12 13 14 15 明治通り 16 17 博多駅交通センター前 4 駅前1丁目 3 祇園町 2 奥の道 1 春吉 0.0 キャナルシティ博多前 事後(2000) 事前(1999) 事後(2000) 事前(1999) 事後(2000) 事前(1999) 事後(2000) 0 事前(1999) 10,000 19:00 各駅、各停留所で煩雑に提供される乗換え情報や街の案内情報は、特に来街者 にわかりにくく、街の回遊や公共交通の利用を妨げる要因となっている。 最大約 20 分の遅れ TVQ前 20,000 17:00 10.0 博多駅前 30,000 15:00 15.0 バス停間所要時間(分) 211% 40,000 13:00 呉服町 178% 11:00 㥐๓㻠┠ 171% 図 . 天神地区におけるバス停と駅の分布 渡辺通りや国体道路といった幹線道路においては、道路混雑 に伴い、バスの運行遅れが慢性化している。 南新地 公共交通の利用が伸び悩む中で、値ごろな運賃設定で、 路線も分かりやすい都心 100 円バスは、利用者に好評。 191% 2008 図.天神来街者数と人口の推移と予測値 図.天神来街者数と人口の推移と予測値 50,000 2007 データ出所:平成 13,17,22 年版 福岡市統計書より作成 出典:第 4 回北部九州圏パーソントリップ調査報告書 60,000 2006 0 代表交通手段分担率 1980s:1983 1990s:1993 2000s:2005 土居町 2020s 2005 2010s 川端町博多座前 2000s ※年次 人口 1980s:1985 1990s:1995 2000s:2005 2010s:2015 2020s:2025 徒歩 東中洲 1990s 0 市役所入口 1980s 20 000 二輪車 15% 11 箇所 400m 圏内に 42 箇所 200m 圏内に -17% 40 000 大和証券前 21% 21% 0 タクシー 1,000,000 7% 天神バスセンター三越前 4% 4% 60 000 2004 自動車 2003 22% 50,000 路線バスのバス停が 80 000 2002 バス 2,000,000 100 000 2001 鉄道 2000 その他 120 000 1999 21% 3,000,000 代表交通手段 +2% +7% -10% 1998 22% 北部九州圏人口 4,000,000 21% 1997 年比 1996 19% 25% 市営地下鉄 ( 七隈線を除く ) 140 000 年間乗車人員(人) 33% 人口(人) 100,000 1 日当たりの利用者数(人) 来訪トリップ数(トリップ) 32% 26% 市営地下鉄 ( 全線) 160 000 5,000,000 150,000 西鉄天神大牟田線 1997 実測値 200,000 鉄道駅、地下鉄駅と、多くのバス停留所が分散して立地しており、また案内情 報も十分に統一されていないため、公共交通の利用や手段間の乗り換えが決して しやすい状況ではない。 大博通り バス停名 出典:都心環状型バス交通を対象とした「モビリティデザイン」 - 福岡都心 100 円循環バスにおけるケーススタディ - 写真 . 渡辺通りのバス停の現状 写真 . 情報を探すバスの利用者 図 . バス停間所要時間(100 円循環バス 休日外回り) 10 5. 各交通手段の現状・課題と目標・方針 (3)公共交通(鉄道・バス) ②目標・方針・取り組み内容 公共交通の目標 公共交通でのアクセスと、利用や乗換えが便利 な ま ち ・ 天 神 基 本的な 方針 公共交通が利用しやすい環境の整備 中期の 視点 取 り 組み内容 ( 中期) 乗換えや利用がスムーズとなる 歩行者動線と空間の充実 ・地上・地下と公共交 通とのアクセス動線 の改善と充実 公共交通を利用したくなるサービスの拡充 交通結節点における ユニバーサルデザイン化 ・明 治 通 り 等 で の バ ス 停・歩 行 ス ペ ー ス の 充実 ・ソフト面のユニバーサルデ ザイン対応 取り組み内容図(中期)公共交通 インセンティブ等による 公共交通利用促進策の拡充 ・多様なサービス策の充実 ・商業施設と連携した公共交 通利用の促進 ・カーフリーデーなど公共交 通利用啓発 立体動線イメージ 建替えとあわせた新規の立体動線の整備を行うと共に、既存施設の活用や公共交通相互 の利用しやすさに配慮したサインの統一などを通じて、立体的な公共交通アクセスの改 善を行う。 ビル建替えにあわせた 立体動線の整備 明治通り等でのバス停・ 歩行スペースの充実 ㏻ࡾ ᫂ 地下鉄天神駅 ㏻ࡾ עɥȷעɦƱπσʩ ƱƷᇌ˳ႎǢǯǻǹ ѣዴƷૢͳ ㏻ࡾ Ώ㎶ 䝞䝇䝉䞁䝍䞊 ኳ⚄୰ኸබᅬ 㟁㌴ ኳ⚄ 福岡(天神)駅 䠡䠲 す㏻ ㊰⥺䝞䝇 ࡾ バスセンター ㆙ᅛබᅬ 凡 例 䠡䠯䠟 䠡䠲 㻳㻸 地下鉄七隈線 の延伸 地下鉄天神南駅 ᆅୗ㏻㊰䞉ᆅୗ⾤䞉㥐 歩行者優先ネットワーク (既存) 歩行者優先ネットワーク (新規) 䠡䠲 地下ネットワーク (既存) ᆅୗ㕲 地下ネットワーク (新規) 立体動線(既存) 立体動線(新規) ᅜయ 㐨㊰ バス停 MDC エリア 11 5. 各交通手段の現状・課題と目標・方針 (4)自転車 ①現状・課題 停める 天神地区内の駐輪場は、違法駐輪を含む全ての駐輪需要をまか なえる水準にあり、既存駐輪場の有効活用が必要。 天よかエリア内は南側を中心に路外駐輪場の整備が進んでいるが、全体として路上のサ イクルポストに利用が集中している。 供給に余裕の ある駐輪台数 10,000 駐輪場整備台数 / 駐輪需要(台) 天よかエリア内は、地区内の区画道路道路を中心に違法駐輪 がいまだに多い状況にある。また通勤時間帯を中心に、路上を 走行する自転車と歩行者の錯綜が頻発している。 9,000 29% 8,000 7,000 1,280 台 7,605 台 1,622 台 21% 5 既存駐輪場の 未利用台数 6,000 5,000 4,000 79% 市営路外駐輪場 駐輪台数 附置義務駐輪場 放置台数 サイクルポスト 2,000 19% 1,000 0 収容台数 :案内表示がある附置義務駐輪場 :案内表示がない附置義務駐輪場 :満車率 50%以上のサイクルポスト :満車率 50%未満のサイクルポスト 42 68 8 10 89 87 :満車率 50%以上の路外駐輪場 :満車率 50%未満の路外駐輪場 12 20 32 63 24 28 108 28 108 32 43 102 15 53 57 8 100 33 400 29 57 272 38 32 92 459 66 10 4 B2 20 B3 45 190 125 332 48 462 B1 94 52 653 126 492 68 287 B1 13 7 8 13 3 8 31 49 12 24 32 8 6 52% 3,000 :民営・市営の路外駐輪場 5 52 7 24 45 35 14 60 7 8 13 5 8 15 5 8,885 台 乗入台数 (平日17:00-19:00) 20 38 ※施設内駐輪は駐輪台数に含む。 ※駐輪台数は自転車と原付の合計。 ※天神地区は天神 1 丁目∼ 4 丁目の地区を指す。 54 128 出典:平成 23 年度 自転車等駐車実態調査 写真 . 天神地区内の違法駐輪の状況 26 33 19 249 100 B2 849 ※調査日:2011 年 10 月 18 日(火) ※数字は駐輪場(原付含む)の設置台数 ※満車率は平日 17 時∼ 19 時の時間を対象。 ※2011 年 12 月より実施されている警固公園の料金 傾斜化、24 時間化の社会実験により満車率は 1 日を 通して上昇傾向にある。 40 25 42 86 出典:平成 23 年度 自転車等駐車実態調査 図 . 天神地区内の駐輪場の収容台数と利用状況 図 . 駐輪場整備状況と利用状況 走る 案内表示がない等、わかりにくい場所に設置 されている路外駐輪場の満車率が著しく低く、 十分に活用されていない状況にある。 既存の附置義務駐輪場が十分に活用されていない一方で、MDC エリアの再開発に伴う相当量の附置義務駐輪場の整備が想定さ れ、今後より使いやすい駐輪場を効果的に整備する必要がある。 20,000 表 . 満車率 1 割以下の路外駐輪場 施設名称 満車率(%) 案内表示の 有無 福岡ダイヤモンドビル 0 無 福岡銀行天神支店 0 - THE NORTH FACE 0 無 レソラ天神 2.7 - ピエトロ本社ビル 3.2 無 ZERO TENJIN 3.7 無 ビックカメラ新館 4.4 有 牛尾味楽堂 4.7 無 DADAビル 5.3 無 TENJINNORTHFRONT 7.1 無 アクロス福岡電磁ロック 8.7 有 天よかエリア内で附置義務駐輪場を設置している 28 施設中、 11 施設が満車率 1 割以下 天神地区内では、渡辺通りや明治通り、国体道路などの幹線道路が自転車の利用経路として選択されて いるが、評価は芳しくない。 既存附置義務駐輪台数 MDCエリア再開発に伴う附置義務駐輪の想定整備台数 16,000 MDC エリア の再開発に 伴う附置義 務駐輪場の 増分 12,000 10,805 台 MDC エリアの 再開発に伴う 附置義務駐輪 [計算の前提条件] 場の想定整備 以下の 3 条件を想定し、福岡市 台数 11,357 台 の附置義務駐輪場の設置基準に 基づき算出。 8,000 552 台 4,000 MDC エリア 内既存附置義 務駐輪台数 0 現状 将来の整備見込台数 (MDCエリア再開発後) ・将来の容積率については、 MDC エリア一律で法定容 積率 ×1.5 と想定。 ・MDC エリアの再開発後の建 物用途は B2F から 2F を商 業、それ以外を業務とする。 ・算出係数は、商業床に対し ては小売店、業務床に対し ては事業所を適用する。 ※満車率 = 駐輪台数 / 収容台数 出典:平成 23 年度 自転車等駐車実態調査 出典:平成 23 年度 自転車等駐車実態調査 図 .MDC エリアの再開発に伴う附置義務駐輪場の整備見込む 図 . 自転車利用者の利用経路 図 . 自転車利用者の走行環境評価(嫌いな道) 出典:福岡市自転車利用総合計画 12 5. 各交通手段の現状・課題と目標・方針 (4)自転車 ②目標・方針・取り組み内容 自転車の目標 人と自転車が安全・安心で、快適に利用できる ま ち ・ 天 神 基本的な 方針 中期の 視点 取 り組み内容 (中期) 通行空間の整備やルール啓発 による歩行者の安全確保 路外の駐輪場拡充と利用 促 進 に よ る 歩 行 者 空 間 の 充 実 駐輪場の有効活用による利用率向 上 (利便性の向上) 徒歩3分で行ける 駐輪場の整備 ・多様な利用特性に対応し ・路外駐輪場の利便性向上 ・路外駐輪場の有効活用に た駐輪サービスの実施 に向けた機能更新と施設 向けた地区内のルールづ 整備 くり 取り組み内容図(中期)自転車【停める】 ・利用しやす ・利用しやす ・地域と連携した違 い公共駐輪 い附置義務 法駐輪の撤去、指 場の整備 駐輪場の整 導の強化 備 ㏻ࡾ ㏻ ᫂ ・自転車通行空間 の確保 ㏻ࡾ ㏻⥺ ኳ⚄୰ኸබᅬ ࡾ ㏻ ㎶ Ώ 凡 例 利用しやすい公共駐輪場の整備 ・道路特性に応じた通 行ルールの指定と啓 発活動の強化 ኳ⚄ ㏻ࡾ Ώ㎶ ࡾ す㏻ ኳ⚄ 新規整備にあたっては 地下ネットワークとの 連携を図る 自転車通行 空間の形成 ㏻ࡾ ᫂ ࡾ 「自転車の安全利用に関す る条例」に基づく押し歩 き推進区間の指定および 啓発・指導の実施 天神地下街延伸工事で 整備された仮設車路を 駐輪場として整備する 通行ルールの啓発 取り組み内容図(中期)自転車【走る】 ビル建替えにあわせて 利用しやすい附置義務 駐輪場を整備する 違法駐輪の撤去 ・指導強化 ㆙ᅛබᅬ ゆっくりろーど エリア 㐨 ᅜయ ㊰ ᅜయ 㐨㊰ 利用しやすい附置義務駐輪場の整備 凡 例 路外駐輪場の有効活用(利便性の向上) サイクルポスト サイクルポスト(撤去) 駐輪場からの動線確保 自転車放置禁止区 域での違法駐輪の 撤去・指導強化 おしちゃりろーど ゆっくりろーど すむーずろーど ※200m圏域をおよそ徒歩 3 分と想定 13 5. 各交通手段の現状・課題と目標・方針 (5)自動車 ①現状・課題 停める 走る 天神地区内部における駐車場へのア クセス車両により地区内区画道路で交 通混雑が見られる。 天神地区内の駐車場の収容台数と駐車台数をみると、収容台数が駐車台数を上回っている。 天神地区において、車種間の錯綜が道路混雑の大きな原因と いえる。また、渡辺通りでは、南方向から天神地区内に流入す る交通量の約5割が通過交通である。 2,500 2,000 2,056 2,028 北方面への通過交通 1,567 1,500 990 1,000 890 668 500 約 10% ※ ・平日休日別および時間帯別の調査ではない ため、示した値は調査時の瞬間値である。 ・コインパーキングは地上階に設置された平 面の時間貸し駐車場と定義する。ただし、 建物内の 1 階部分に設置されたもの、同一 敷地内の建物の前面に設置されたもの、路 上のパーキングロットを除く。 東方面への通過交通 約 20% 地区内関連交通 約 50% 西方面への通過交通 約 20% 0 収容台数 駐車台数 天神1丁目 収容台数 駐車台数 収容台数 天神2丁目 コインパーキング 駐車台数 天神3・4丁目 時間貸し路外駐車場 駐車台数 出典:平成 22 年度 駐車実態調査 南からの流入 写真 . 天よかエリア内における交通渋滞の様子 図 . 天神地区内の駐車場整備状況と駐車台数 100% N m 天よかエリア 0 50 100 200 400 MDC エリアの再開発において約 2,500 台の新規駐車場の整備が 見込まれる。駐車場の集約化などの対策が求められる。 整備総数:3,769 台 純増台数:2,657 台 6,000 4,000 5,898 台 駐車場整備台数(台) 8,000 H22 実績 出典:We Love 天神報告書(2010)天神交通戦略実施に向けた各施策の技術的検討 図 . 天よかエリア内の駐車場出入り口の現況 MDC 再開発後 50 m H17 0 0 [計算の前提条件] 以下の 3 条件を想定し、福岡市 の附置義務駐車場の設置基準に 基づき算出。 ・将来の容積率については、 MDC エリア一律で法定容積 率 ×1.5 と想定。 ・将来の建物用途はすべて特定 用途と想定。 ・現状の駐車場はすべて再開発 によって附置義務駐車場に置 き換わると想定。 2,000 :時間貸し路外駐車場 :専用駐車場 :コインパーキング :荷解き駐車場、業務用搬入口 出典:福岡市 平成 17 年度ナンバープレート調査 図 . 渡辺通りの通過交通割合 渡辺通りをはじめとする幹線道路では、慢性的な交通混雑 が見られる。 MDC の再開発により見込まれ る附置義務駐車場の整備台数 8,555 台 10,000 5,502 台 現状では、駐車場が地区中心部にも立地し、歩行者と駐車場アクセス 自動車の錯綜が発生している。 (注) 算出の対象エリアは天神 1 丁∼ 4 丁目としている。 将来 出典:平成 19 年度 駐車実態調査、平成 22 年度 駐車実態調査 図 .MDC エリアの再開発に伴う附置義務駐車場の整備見込み 写真 . 渡辺通りにおける交通混雑の様子 14 5. 各交通手段の現状・課題と目標・方針 (5)自動車 ②目標・方針・取り組み内容 自動車の目標 自動車でもスムーズにアクセスでき、人も快適に 歩 け る ま ち ・ 天 神 基本的な 方針 アクセスルート の 集 約 と 駐 車 場 の 適 正 配 置 中期の 視点 取 り組み内容 (中期) 周辺部駐車場を活用した 一般車交通の削減 <天よかエリア周辺部> 一般車駐車場の適正な配置と集約化の ルールづくり ・建替を契機と した駐車場の 整備 ・駐車場の共同 化・出 入 口 集 約化の推進 ・駐車場アクセス 動線の集約化の 検討 ・天 よ か エ リ ア 周 辺 部 駐車場の利用誘導策 の導入 取り組み内容図(中期)自動車【停める】 幹線道路の自動車交通の円滑化 観光 バス乗降場 の確保 物流駐車場の適正配置と 有効活用 南北幹線道路 の強化 ・適 正 な 物 流 駐 ・既存物流シス ・天よかエリア ・天神通線整備 内や周辺部で と通過交通の 車場の確保 テムの活用 のバス乗降場 誘導による幹 の確保 線道路の負荷 軽減 かしこい 自動車利 用の推奨 ・西通りの南部 延伸による幹 線道路への負 荷軽減 取り組み内容図(中期)自動車【走る】 【一般車】 建替えを契機とした一般 駐車場の適正な配置と集 約化 ・駐車場の共同化 ・出入口の集約化 ・昭和通から区画道路を 介してのアクセス 綾杉立体 駐車場 200 台 ࡾ ㏻ ㏻ࡾ アクロス福岡 駐車場 116 台 イムズ駐車場 市役所駐車場 184 台 160 台 (休日のみ) ソラリアプラザ 地下駐車場 112 台 適正な物流駐車 場の整備 天神中央公園 駐車場 251 台 エルガーラ駐車場 240 台 ࡾ す㏻ ኳ⚄ 福岡中央 自動車駐車場 245 台 ᫂ ㏻ࡾ Ώ㎶ ㏻ࡾ Ώ㎶ ࡾ す㏻ ኳ⚄ きらめき通り 駐車場 385 台 ㏻ࡾ ソラリア ターミナル 駐車場 460 台 ㏻ࡾ ㏻⥺ ኳ⚄ ᫂ 天神地下街 (南)駐車場 297 台 共同配送の利用 拡充 天神地下街 (北)駐車場 124 台 隔地駐車場での確保 【荷捌き】 ኳ⚄୰ኸබᅬ ㆙ᅛබᅬ ・大規模駐車場への集約化 ・アクセスルートの集約化 凡 例 凡 例 大規模駐車場 アクセスルート の集約 ᅜయ 㐨㊰ アクセスルート の集約 ᅜయ 㐨㊰ 新たな道路整備 天よかエリア周辺部駐車場 の利用誘導策の導入 通過交通の主経路 15 6. 施策 (1)歩行者 目標:回遊性が高く、歩いて楽しいまち・天神 基本的な方針 中期の視点 取り組み内容 エリマネ ビルの建替えにあわせた地下 ネットワークの形成 施策案 実施主体 2013年 【MDCエリア外】「天神交通戦略」に基づく協議及び調整 MDC 【MDCエリア】「グランドデザイン実現の手引書」に基づく協議及び調整 既存空間を活用した地下通路の整備 民間再開発事業にあわせた地下通路整備 その他 立体的歩行者ネッ トワークの充実 建物等の通り抜けを活用した 歩行者ネットワークの充実 【MDCエリア外】「天神交通戦略」に基づく協議及び調整 WLT MDC 立体的歩行者ネットワークの将来像と実現方策の検討 民間再開発事業にあわせた地上民地内通路の整備 その他 既存道路の自動車とすみわけ による歩行者ネットワークの 充実 エリマネ WLT 【MDCエリア外】「天神交通戦略」に基づく協議及び調整 MDC 【MDCエリア】「グランドデザイン実現の手引書」に基づく協議及び調整 行政 歩行者ネットワークの整備計画 エリマネ 来街者にわかりや すい歩行空間づく り WLT MDC サインに関する地域ルールづくり [公共サイン(啓発サイン、誘導サイン)、案内地図、ピク ト表記のあり方や集約化方法など] 行政 エリマネ サインに関する地域ルールに基づく地元との協議 地域ルールに沿ったサインの更新・新設 (その他=建物所有者) その他 来街者へのわかりやすい情報 案内の実施 歩道等の整備 歩行者優先化や車両一方通行規制の実施 その他 サインや地図、マナー啓発等 の情報の整理・集約 【MDCエリア】「グランドデザイン実現の手引書」に基づく協議及び調整 行政 [歩行者ネットワーク] わかりやすい面的な歩行 ネットワークの形成 2019年∼2023年 WLT 行政 エリマネ 2014年∼2018年 WLT 天神案内人の継続実施 天神案内人の拡充、仕組みの構築 天神案内人(拡充版)の継続実施 MDC 行政 その他 幹線道路では、歩行空間の再 配分により歩道上に快適な溜 まり空間を確保 エリマネ WLT MDC 行政 魅力ある歩行空間創出に向けた道路空間の改善検討 (①ソラリアステージ前②イムズ周辺③天神交差点周 辺部など) 魅力ある歩行空間創出に向けた道路空間の改善 その他 [歩行空間の質] 歩きやすく居心地 のよい歩行空間づ くり 区画道路では歩行者優先化や 専用化を進め、多様な活動を 生む路地を形成 エリマネ WLT MDC 行政 エリア内の面的な歩行者優先道路の活用検討 【きらめき通り】歩行者天国社会実験の実施 (その他=地元、交通管理者) その他 歩行空間のアメニティ、 賑わいの向上 エリマネ 居心地が良く、賑わいを感じ る空間の演出 面的な歩行者優先空間の恒常化 プランター管理の拡大、公開空地利活用の推進 WLT MDC 【きらめき通り】歩行者天国の恒常化検討・実施 【福岡駅通り】既存歩行者優先道路の活用実験の実施 【警固公園周回道路・サザン通り・薬院新川沿い】 歩行者優先道路としての活用検討 【その他】賑わい空間形成、歩行者優先施策の検討 空間演出の仕組みや休憩スペースづくりと 公開空地利活用の検討 行政 その他 エリマネ その他関連する取り組み WLT MDC ※安全安心については、「天神防災ガイドライン」で検討 (照明やデジタルサイネージなど) ※都市再生安全確保計画等との連携 行政 その他 凡例: 検討 実施 ※その他は、開発事業者(建替えを行う事業者)、建物所有者、交通事業者、地元など 16 6. 施策 (2)公共交通 基本的な方針 中期の視点 目標:公共交通でのアクセスと利用や乗換えが便利なまち・天神 取り組み内容 エリマネ 地上・地下と公共交通とのア クセス動線の改善と充実 乗換えや利用がス ムーズとなる歩行 者動線と空間の充 実 2014年∼2017年 WLT MDC 【MDCエリア】「グランドデザイン実現の手引書」に基づく協議及び調整 WLT 公共交通アクセスの課題整理と解決策の検討 (WLT,MDC,行政,交通管理者) 建替えにあわせた縦動線整備(その他=開発事業者) 【MDCエリア外】「天神交通戦略」に基づく協議及び調整 MDC 【MDCエリア】「グランドデザイン実現の手引書」に基づく協議及び調整 行政 建替えにあわせた道路の再整備(その他=開発事業者) その他 公共交通が利用しやすい 環境の整備 WLT 交通結節点における ユニバーサルデザイ ン化 エリマネ ソフト面のユニバーサルデザ イン対応 MDC 行政 天神案内人の継続実施 天神案内人の拡充、仕組みの構築 サインに関する地域ルールづくり [公共サイン(啓発サイン、誘導サイン)、案内地図、ピクト 表記のあり方や集約化方法など] その他 エリマネ 多様なサービス策の充実 公共交通を利用したくな るサービスの拡充 エリマネ 商業施設と連携した公共交通 利用の促進 サインに関する地域ルールに基づく地元との協議 WLT MDC その他 インセンティブ等に よる公共交通利用促 進策の拡充 天神案内人(拡充版)の継続実施 地域ルールに沿ったサインの更新・新設(その他=建物所有者・交通事業者) 行政 [外からのアクセス] 2018年∼2022年 行政 エリマネ [利用・乗換え] 2013年 【MDCエリア外】「天神交通戦略」に基づく協議及び調整 その他 明治通り等でのバス停・歩行 スペースの充実 施策案 実施主体 WLT MDC 行政 新しい公共交通施策の検討 [公共交通1日乗車券、環境定期券 など] (その他=交通事業者) イベントにあわせた 新規サービスの社会 実験 イベントにあわせた新規サービスの社会実験 新しい公共交通施策の実施 公共交通利用促進策の継続に向け た効果検証と新規施策の検討 [またくる券など] (その他=商業施設・交通事業者) イベントにあわせた 新規サービスの社会 実験 イベントにあわせた新規サービスの社会実験 公共交通利用促進策の継続に向けた協議 公共交通利用促進策の恒常化 カーフリーデー実施内容の検討 (その他=交通事業者) カーフ リーデ ー実施 カーフリーデーの企画と毎年実施(毎年9月) その他 エリマネ カーフリーデーなど公共交通 利用啓発 行政 WLT MDC カーフリー デーの次年 度企画 その他 凡例: 検討 実施 ※その他は、開発事業者(建替えを行う事業者)、建物所有者、交通事業者、地元など プランター管理の拡大、公開空地利活用の推進 プランター管理の拡大、公開空地利活用の推進 17 6. 施策 (3)自転車 目標:人と自転車が安全安心で快適に利用できるまち・天神 基本的な方針 中期の視点 取り組み内容 エリマネ 多様な利用特性に対応した駐 輪サービスの実施 WLT MDC 行政 その他 エリマネ 駐輪場の有効活用 による利用率向上 (利便性の向上) 路外駐輪場の利便性向上に向 けた機能更新と施設整備 施策案 実施主体 WLT MDC 行政 2013年 24時間化、料金傾斜化の実施拡大検討 (その他=地元) 有効な路外駐輪場利用促進サービスの実施 ICカードによる料金精算システムの導入検討 路外駐輪場の表示・誘導サイン再整備の検討 [デザインの統一化など地域ルールの検討] (その他=地元) その他 WLT 路外駐輪場の有効活用に向け た地区内のルールづくり エリマネ WLT会員証事業と連動した啓発策の検討 エリマネ 利用しやすい公共駐輪場の整 備 地域ルール遵守の働きかけ ICカードによる料金精算システムの導入 路外駐輪場の表示・誘導サイン再整備 WLT会員証事業と連動した啓発策の実施 進捗にあわせて検討し整備 WLT会員証事業と連動した啓発策の実施 WLT MDC 既存空間を活用した駐輪場の検討 行政 既存空間を活用した駐輪場の整備 その他 徒歩3分で行ける 駐輪場の整備 エリマネ 利用しやすい附置義務駐輪場 整備 WLT MDC エリア内の駐輪場のあり方と地域の特性に応じた駐輪場 整備の検討 エリマネ 地域と連携した違法駐輪の撤 去、指導の強化 地域の特性に応じた駐輪場整備に向けた地元との協議 行政 地域の特性に応じた駐輪場整備 その他 違法駐輪の撤去・ 指導強化 有効な路外駐輪場利用促進サービスの実施に向けた協議 MDC その他 路外の駐輪場拡充と利用 促進による歩行空間の充 実 2018年∼2022年 就業者の路外駐輪場利用の呼びかけ/路外駐輪場の一般開放等の協力依頼 行政 [停める] 2014年∼2017年 路外駐輪場利用促進サービスの検討 [24時間化、料金傾斜化、短時間無料、割引、付帯サービス、 インセンティブ等] 天神駐輪場社会実験の本格実施(24時間化、料金傾斜化) WLT MDC 放置自転車対策協力員制度の活用による啓発活動の強化 行政 その他 エリマネ 通行ルールの啓発 [走る] 道路特性に応じた通行ルール 指定と啓発活動の強化 WLT MDC 自転車安全利用推進員への登録 「自転車安全利用に関する条例」に基づく押し歩き推進区間等における啓発活動 行政 その他 通行空間の整備やルール 啓発による歩行者の安全 確保 エリマネ 自転車通行空間の 形成 MDC 自転車通行空間の確保 プランター管理の拡大、公開空地利活用の推進 WLT プランター管理の拡大、公開空地利活用の推進 自転車通行空間整備の検討 行政 自転車通行空間整備の一部実施 その他 凡例: 検討 実施 ※その他は、開発事業者(建替えを行う事業者)、建物所有者、交通事業者、地元など 18 6. 施策 (4)自動車 目標:自動車でもスムースにアクセスでき、人も快適に歩けるまち・天神 基本的な方針 中期の視点 取り組み内容 実施主体 エリマネ 建替を契機とした駐車場の整備 施策案 2013年 2014年∼2017年 2018年∼2022年 WLT 【MDCエリア外】「天神交通戦略」に基づく協議及び調整 MDC 【MDCエリア】「グランドデザイン実現の手引書」に基づく協議及び調整 行政 地域の特性に応じた駐車場整備の検討 その他 エリマネ 一般車駐車場の適 正な配置と集約化 のルールづくり 駐車場の共同化・出入口集約化 の推進 WLT 【MDCエリア外】「天神交通戦略」に基づく協議及び調整 MDC 【MDCエリア】「グランドデザイン実現の手引書」に基づく協議及び調整 行政 その他 エリマネ 駐車場アクセス動線の集約化 の検討 民間再開発事業にあわせた整備 民間再開発事業にあわせた整備 歩行者優先化・車両の一方通行化の実施 WLT MDC アクセスルートの設置と地域ルールの検討 行政 進捗にあわせて検討し整備 その他 [停める] アクセスルートの集約と 駐車場の適正配置 周辺部駐車場を活 用した一般車交通 の削減<天よかエ リア周辺部> エリマネ 天よかエリア周辺部駐車場の 利用誘導策の導入 利用誘導施策の実施 WLT MDC 行政 利用誘導施策の検討 (傾斜料金化、付帯サービス等) 利用誘導施策の実施 その他 エリマネ 適正な物流駐車場の確保 天神案内人(拡充版)の継続実施 WLT MDC 地域の特性に応じた駐車場整備の検討 【MDCエリア】「グランドデザイン実現の手引書」に基づく協議及び調整 行政 物流駐車場の適正 配置と有効活用 民間再開発事業にあわせた整備 その他 エリマネ 既存物流システムの活用 共同集配システムの活用啓発 WLT MDC 共同集配システムの実態調査 行政 その他 エリマネ 観光バスの乗降場 の確保 天よかエリア内や周辺部でのバ ス乗降場の確保 共同集配システムの利用促進 WLT MDC 観光バス乗降場の確保 観光バス乗降場の確保検討 行政 その他 エリマネ 天神通線道路整備と通過交通 の誘導による幹線道路の負荷 軽減 MDC 道路整備と一体となったまちづくりの検討支援(天神通線北側延伸) 天神通線延伸の都市計画決定に向けた取り組みの実施 行政 その他 南北幹線道路の強 化 [走る] 幹線道路の自動車交通の 円滑化 WLT エリマネ 西通りの南部延伸による幹線 道路への負荷軽減 WLT MDC 薬院舞鶴線整備に向けた取り組みの実施 行政 その他 エリマネ かしこい自動車利用の推奨 行政 WLT MDC かしこい自動車利用推奨策の検討 [郊外部パークアンドライド、都心部フリンジパーキング] (その他=商業施設、交通事業者など) かしこい自動車利用推奨策の実施 その他 凡例: 検討 実施 ※その他は、開発事業者(建替えを行う事業者)、建物所有者、交通事業者、地元など 19 7. 戦略目標とモニタリングの仕組み (1)天神交通戦略の進捗管理 (3)評価指標と評価の実施主体 天神交通戦略会議では、PDCA サイクルの考え方に基づき、基本目標の達成度ならびに各実施施策の事後 評価を行うことで、戦略の進捗管理を行う。また定期的な進捗管理の結果は、天神交通戦略会議のメンバー で共有し、施策の実施内容に反映させることとする。 (A)天神交通戦略の基本目標の達成度 ◇評価の実施主体 天神交通戦略会議事務局 ◇PDCA の実施スケジュール ◇評価指標 ・ 2011-2013 :戦略策定(基本方針 / 施策 / 戦略目標とモニタリングの仕組みの決定) PLAN 天神交通戦略の基本目標「アクセスしやすく、歩いて楽しいまち・天神」の達成度合いを点検 2013-2023 :戦略に基づく施策の実施 DO/CHECK/ACTION 少なくとも年に1度、下記の指標を点検し、定期的にまちの状態をモニタリングし、各施策へ ・ するために、量的視点と質的視点から以下の通り目標を定め、進捗状況を確認する。 フィードバックを行う。 既存調査の活用ならびに独自調査実施による戦略の進捗管理 量的視点 (1)基本目標の達成度の点検 (2)個別施策の事後評価 質的視点 実施施策ならびに数値目標の見直し ・ 1日あたりの歩行者交通量 2021-2023 :戦略の見直しと次期戦略の策定 ACTION/PLAN P 110% 目標 2013→2022 [総合指標] 来街者の街に対する満足度 目標 2013→2022 毎年 D O:実施 LAN:計画 1日あたりの鉄道・バスでの来街者数 110% 目標 2013→2022 [個別指標例] 街中の情報案内のわかりやすさ 目標 2013→2022 毎年 C A HECK:検証 CTION:改善 (2) 定期的な進捗管理に向けたデータの取得方法 ※福岡市第 9 次総合計画の成果指標を割合に直し、 その値を目標とする。 各交通手段の使いやすさ ※2013 年の調査値を基準値とする。 目標 2013→2022 毎年 既存統計データを十分に活用し、さらに新規調査で補足することで、きめ細かく街の状況をモニタリング することを実現する。既存データは、福岡市が実施した調査データ、ならびに WLT の会員が保有しているデー タを想定する。新規調査については、WLT もしくは各施策の実施主体が中心となり実施することを想定する。 上昇 上昇 上昇 (B)まちづくりに関連する指標を用いた評価との連携 天神交通戦略は、天神のまちづくりを支えるものであるため、戦略の進捗は、天神のまちづくりの 評価と連携して評価されることが望ましいと考えられる。天神交通戦略の評価は、質的視点の総合指 WLT 会員 ◇既存データ例 標のほか、以下の評価指標例に代表される天神のより詳細なまちづくりの評価と連携して実施する。 ・パーソントリップ調査データ ・駐車場利用実態調査 事業者 市 ◇評価指標例 警察 ・駐輪場利用実態調査 など 滞在時間、消費金額、ホスピタリティ度、高齢者や移動制約者の街に対する満足度など 既存統計データ ◇新規調査・データ例 ・歩行者交通量調査 アンケート 天神交通戦略会議 調査 ・街の満足度に関するアンケート調査 ・各施策の効果測定調査 ・新技術を活用した調査 など データの提供依頼 評価データ 検証・診断 ◇評価の実施主体 既存統計 データ データ収集 ・独自調査 ・データ提供依頼 来街者 (C)各施策の事後評価 各施策の実施主体 その他 データ 提供依頼 ◇評価指標 各施策の実施主体が施策の事後評価に相応しい指標をそれぞれ任意で設定する。 20 8. 長期の目標 (1)各交通手段の長期目標 (2)天神の将来像のイメージ 中期の方針ならびに施策は、長期の目標を達成するために整理されるものであり、長期の目標や施策は、 今後、継続的に検討されるものとする。 長期的には、アジアに誇れる福岡都心部を形成するためのまちづくりの中で、天神交通戦略がカギとなる と考えており、その観点に基づき、対象エリアの拡大についても検討する。 水辺の溜まり空間(ストックホルム) 歩いて楽しい街のイメージ(クリチバ) 歩行者 ・地区内に賑わいのある歩行者空間が面的、立体的に形成されている。 ・サイクルポストの撤去などにより歩行者中心の空間を形成し、路上が 快適な賑わい空間として活用されている。 flickr by La Citta Vita ・多様なサービスが充実し公共交通が天神への来訪手段として最も利用 しやすい交通手段となっている。 ・道路空間再配分等によりバス専用走行空間などが確保され次世代型バ スシステムが導入されている。 公共交通 オープンカフェ(横浜市) 自転車 ・利用しやすい駐輪場が整備され、料金や運営時間などの駐輪サービス がエリア内でバランスの取れた水準で実施されている。 ・道路空間再配分等により安全に通行できる自転車通行空間が確保され ている。 flickr by Steven Vance flickr by erik jaeger ・スムースな駐車場アクセスが実現され、配置のルールや運営方法が一 元化され、エリア内でバランスの取れたサービスが実施されている。 ・かしこい自動車利用の促進や幹線道路の整備などにより交通混雑が緩 和されている。 自転車通行空間(ボルドー) 自転車通行空間(コペンハーゲン) 都心部のLRT (ストラスブール) 使いやすい駐輪場イメージ flickr by Gerard Stolk (vers le Midi-Carême) 自動車 次世代型バス車両(アイントホーヘン) 出典: (株)技研製作所パンフレット 21 発行: 2013 年 3 月 27 日 天神交通戦略会議 copyright(C)天神交通戦略会議 All rights reserved. 問い合わせ: We Love 天神協議会事務局 〒810-8570 福岡市中央区天神 1-11-17 福岡ビル T 092-734-8750 F 092-734-1230