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第1回八戸市博物館協議会会議録 [334KB PDF]

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第1回八戸市博物館協議会会議録 [334KB PDF]
平成 27 年度
第1回
八戸市博物館協議会
議事録
日時:平成 27 年7月7日(火)午後 1 時 30 分
場所:八戸市庁本館3階 第2委員会室
出席委員(9名)
会 長 新原 秀郎
副会長 林
剛史
田中 麗子
加藤 眞人
木村 千鶴子
木津 正博
竹花 和人
工藤 竹久
有馬 克美
事務局出席者
伊藤 博章
(教育長)
佐藤 浩志
(教育部長)
野田 祐子
(教育部次長兼総務課長)
早狩 博規
(博物館館長)
曾我 安博
(資料館館長)
古里 淳
(博物館副館長)
下村 恒彦
(博物館主幹)
林上 めぐみ
(博物館主幹)
渡 則子
(博物館主幹)
中尻 貴之
(資料館主事兼学芸員)
滝尻 侑貴
(博物館主事兼学芸員)
【事業報告 質疑応答】
議長
これまでの博物館、それから南郷歴史民俗資料館の事務局から説明をしていただきまし
たけれども、何かご意見はございませんでしょうか。是非、一言ずつお願いしたいと思い
ます。
加藤委員
去年の博物館の特別展は八戸藩展ということで、
ちょうど開藩から 350 年ということで、
非常にいい機会になったと思います。特に9人の藩主がおったわけですが、かなり有名な
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藩主に比べて我々もわからない方々についても光を当てていただいて、ものすごくわかり
やすいポートレイト紹介で、大変おもしろかったと思っております。
浮世絵展につきましては、非常に珍しい幕末の情勢がわかるような、大変貴重なものが
ありました。やはり色を保護する関係でしょうか、照明はもちろん暗かったわけですけれ
ども、何分にも我々も何分老齢でして、明文が見にくかったという感じはありました。
南郷につきましては、改修オープンにふさわしく原爆展があったわけですが、非常に興
味深い企画で、特に今年は戦後 70 年をむかえるわけですが、その意味でも大変結構であ
ったと思っております。
木津委員
丁寧なご説明、ありがとうございました。一つ質問をしたいと思います。八戸市博物館
と南郷歴史民俗資料館を見学で訪れた小学校の数というものはわかりますでしょうか。人
数については後ろのほうの統計資料 42 ページに、入館者利用状況ということで人数として
は上がっているのです。小学校と中学校が一緒になっているので、小学校が何校、中学校
は何校というものがわかれば教えていただきたいと思っております。
あと博物館の特別展の説明の中に、八戸と9人の藩士という特別展の中で陣羽織着用模
擬体験コーナーを設けたというお話がありました。小学生にとってはこういう体験を通し
て学ぶということが非常に効果的ですので、いい取り組みだと思って聞かせていただきま
した。
もう一つ 89 回特別展の幕末明治の浮世絵探訪展です。教科書に載っているものの展示も
あったと、富岡製糸場ですね。これも小学生にとっては教科書で見たことがあるというこ
とで、非常に興味を持って見ることができると思いますので、そういう展示への配慮も素
晴らしいと思いました。以上でございます。
副館長
木津先生、どうもありがとうございます。小学校の入館者状況でございますが、お手元
の年報の 44 ページに一覧がございますので、ご覧いただければと思います。
木津委員
42 ページありましたね。すいません、間違っておりました。
副館長
延べ 30 校で 1,306 人の児童生徒にご利用いただいております。史跡根城の広場、南郷
歴史民俗資料館もご利用いただいてございます。
議長
これは遠足などで来た場合は関係ないのですね。
副館長
これは遠足も見学も入っております。
議長
そうですか。
木津委員
ありがとうございました。
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工藤委員
年報の 19 ページについて教えてほしいのです。寄贈資料に土器とありますけれども、こ
れはどのようなものか。完形品なのかですね。それからその下にヒカリノクニ復刻版とあ
ります。これはどういうものか教えてください。さらにその下にタバコとあるのですけれ
ども、たばこそのものなのか。何か特別なものなのか。その下に雑誌等とあるのですけれ
ども、何の雑誌かということを書いてほしいと思います。一応そのページについてわかる
範囲でお知らせいただければと思います。
事務局
まず寄贈資料の中のヒカリノクニ復刻版ですけれども、これはかつて戦後間もないころ
ヒカリノクニという児童向けの雑誌が刊行されまして、その復刻版をいただいたものです。
それからたばこについて、これはたばこ店などに置いていました、いわゆるパッケージの
たばこをいただいたものです。
工藤委員
たばこのパッケージですか。
事務局
すみません、中身も入っております。
工藤委員
中身も入っているのですか。そうですか。
事務局
それから雑誌等ですけれども、これは昭和 40 年代ころの婦人雑誌です。こちらは2年分
くらいいただいております。
工藤委員
はい、ありがとうございます。
議長
よろしいですか。
工藤委員
はい。
有馬委員
いま統計が出ていますけれども、来館者の内訳では比較的高齢者と、あとは小学生以下
の子どもたちが多いのだろうと思います。アンケートにも出ていましたけれども、私も気
になるのですが、キャプションの字が小さい。覗き込まないと見えない。文字が多いとこ
ろは渋滞するということがよくあります。それとキャプションが大人用の上に付いている
と、今度は子どもが背伸びしても見えないので、何が書いてあるのか。親切なところは、
大人用のものは上に付いて、子ども用のものは下に付いているという点もありますけれど
も、その辺の対応が必要だということが私の感想です。
あとは展示物が古いものなので照明の件でワット数の制限ということがあって、どうし
ても暗めなのです。そのような仕方がないのかと思いますが、会場内をそのように全体に
暗いところもあって、足元が危ないということが多々あります。それがとても気になって
おります。
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あとはキャプションの説明の中で、最近は大分よくなってきていますけれども、固有名
詞、人物名だとか、それから場所、施設の名前とか、地名などに振り仮名を振っていただ
きたいのです。今はパソコンでつくると思いますので、そんなに手間はかからないと思い
ます。是非できる範囲でこれをやっていただければと思います。読んでいて引っ掛かるの
です、読み方がわからないと。そこで人が止まってしまいますので、すっと読めるように、
できる範囲で振り仮名を振っていただきたいと思います。それとつくったあとに誰かにま
た見てもらわないと、結構間違ってそのまま表記しているところがあります。私は気が付
けば係の方にお伝えはしています。ご苦労はわかりますけれども、その辺も対応していた
だければいいと思います。
副館長
すいません、キャプションにつきましてご指摘ありがとうございます。キャプションの
大きさにつきましてはよくご指摘いただきまして、私どもも最大限努力して気を使ってい
るつもりです。逆に小さい資料へキャプションだけがどんと大きいと、資料よりキャプシ
ョンのほうが目立ってしまったり、それからさまざま位置につきましても、大きい方もあ
るし、小さい方もあるので、位置もなかなか難しいと思いますが、できるだけ皆様のご期
待に沿えるようにこれからのキャプションづくりを進めてまいりたいと思っております。
竹花委員
ご説明ありがとうございました。昨年度たまたま八戸と9人の藩士の特別展、中学校社
会科研究会で 30 名ほどで見ました。柏井さんが丁寧に解説しながらということもあって、
意外と自分でも知らないことがいっぱいあったということで、よかったと思いながら見さ
せていただきました。一番若い先生でも 30 代前半くらいなのですが、若い先生方はやはり
子どもと一緒で体験のところで陣羽織を着て写真を撮ってみたりなど、そういう面では子
どもだけではなくて大人にも結構ああいうものは有効なのだと思いながら見させていただ
いていました。
もう一つ。南郷歴史民俗資料館のほうで、私は去年見たことがなくて、ついこの間の日
曜日に初めて見てすごくいいなと思っていたのです。意外と学校は行っていないと。小学
校2年生に昔の暮らしというものがあって、この辺は木津先生のほうが詳しいですけれど
も、ちょうどいい展示だと思って見てきたのです。どのくらい来ているかと思って今日見
てみたら、意外と来ていないものだということでした。そういう意味もあって、もう少し
宣伝すると小学校の利用が増えるのかと思っていました。ただ人数が多い学校だと、学年
が百何十人という学校だとなかなか使いにくいと思うのですが、四、五十人人くらいまで
の学校であればちょうどいい人数だと思って見させていただきました。今年度どのように
なるかですね。そのような感想を持ちました。どうもありがとうございました。
木村委員
ほとんど皆さんのおっしゃったようなことなのですけれども、先ほどの説明の中に来館
者の方の6割が県内というところに驚きました。何か県外のほうにそういう発信をなさっ
ているのか。私は幼稚園の代表としてここに出席させていただきますので、小さい子ども
にも何かこう足を運んでもらうようなものがあればいいと思って、今ここを見ていました。
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20 ページの辺りからずっと見ていたのですけれども、何園かの幼稚園とか保育園が来てい
るのだとことをいま気付きました。これは常設展のほうを見せてもらっているのでしょう
か。特別展なのでしょうか。何か子ども向けに、中を歩くだけではなくて、幼児にもわか
るような何か説明をしてもらえるのかと、そこのところをお聞きしたいです。
副館長
特に幼稚園児に対しての展示とかご案内はやっていなかったのですけれども、特にお雛
様やえんぶりの際に引率もしてくださいまして、そのときにもご案内したり、やはりお雛
様とか、そのようなときにやっております。
田中委員
昨年あまり私も特別展などに出席できていませんでした。やはり八戸藩開藩 350 年のこ
れは一番インパクトがあって、全市民においてもインパクトが大きかったと思います。な
おかつ柏井学芸員のご説明が素晴らしかったと思っていました。うちの社員も何人か行っ
て、そういう話を聞いておりました。前回に関しては、その辺が私も少し気になっている
というか、一番インパクトがあったところです。
博物館と縄文館とありますけれども、是川の縄文館のほうとのタイアップというか、そ
の辺はこれで見ますと掘りdayとか、縄文館は縄文館でやっているのですけれども、博
物館ではガラス工芸とか、草木染めとか、縄文館と関連しているような教室などもやって
います。この辺の交流などはありますか。
副館長
企画するときに、縄文館とも相談しながら企画を立てています。いつも連携してやって
いこうという話はしているのですけれども、今のところの具体的にはなっていないのです
が、それぞれの持ち場で、それぞれの特徴を生かした講座を開くようお互い進めています。
田中委員
去年観光がてらにうちで何人か行きまして、縄文館で土器づくりをやりました。そうい
うことも博物館と縄文館がばらばらにやっているような感じがするので、どのようにした
らもっと成果が上がるのではないでしょうか。
副館長
今後また縄文館と連携を持ちまして、進めてまいりたいと思います。
田中委員
そうですね。以上です。
林委員
皆さんやはり入館者の話があって、多かったと思います。これだけ見るとやはり入館者
数が増えていますよね。とりわけ南郷歴史民俗資料館が急激に増えていますし、博物館の
ほうも 4,000 人ですか。内訳とか理由はわからないのですが、企画展がよかったのか、何
がよかったのか。南郷歴史民俗資料館の場合はリニューアルでしょう。これらについては
何か分析なさることはあるのですか。
副館長
今の南郷歴史民俗資料館についてはおっしゃいましたように、リニューアルと原爆展で
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皆様にお越しいただいたわけでございます。博物館につきましては、どうしても特別展、
企画展の内容がおもしろそうなときに入館者が多くて、その辺で年間入館者数が決まって
しまうということがございます。大きな理由はないと思うのですが、やはりこの特別展の
関係が大きいかと思います。八戸と9人の藩士、やはり前年より 1,000 人以上多い来館者
でございました。そこで 1,000 人違ってきますので、やはり特別展の内容は大きく関わっ
ているものと思います。
議長
はい、よろしゅうございますか。
林委員
はい。
議長
今まで委員のいろいろな話の中に入館者の高齢者、それから県外からの入館者が大変多
いということは大変いいことだと思います。そのような話。
それから先ほど竹花委員から、やはり小学校との連携。小中もそうでしょうし、博学連携。
博物館と学校の連携、そういう問題も出ておりました。
それから展示のほうとしては、照明が暗いというお話がございましたし、それからキャプ
ションの問題がありました。
それから田中委員からは縄文館との連携ということもありましたが、その辺について何
かお考えがある方はいますでしょうか。
確かに物が痛むということで暗くしているのですけれども、部屋が暗いというのは困り
ますね。だからうまく間接照明で部屋全体が明るくて、物には光を当てないという工夫が
あればいいのでしょうけれども、そういう明暗の使い方が大変難しいだろうと思いますけ
れども、そういうところはいかがなものでしょうか。
副館長
特に去年の浮世絵展、どうしても照明の照度の関係がありまして、細かく照度計で測り
ながら暗さを決めていまして、残念ながらこの好ましい照度があの暗さになっております。
申し訳ないと思いながら、あの暗さでやっていました。でも、やはり床だけは明るくしよ
うということで、間接照明もかなり努力はしていたのですけれども、こんな状況でござい
ました。そのようなこともあって、その辺のあんばいをとりまして、これからも検証させ
ていただければと思います。
議長
はい、加藤委員。
加藤委員
先ほど県外の客がということを申しましたが、これはもちろん博物館の必至のPRが一
番大きいわけでありますが、もう一つの原因としては日本城郭協会が史跡根城を日本 100
名城の指定したことが大きいような気がします。我々は史跡根城のガイドをしているわけ
ですが、実は全体的な数字は増えていない。特に八戸市は非常に文化遺産、観光資源が多
くて、種差国立公園から是川縄文館などたくさんあります。はっちもできて今、根城は比
較的地味なわけですが、実は県外の根強い城ファンがおりまして、逆に若干増えているの
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です。城といいますと一般的には天守がなければ城という感じがないので非常に地味なわ
けですが、全国の城ファンは非常に注目して来ているわけです。日本城郭協会そのものは
一つの民間の財団法人に過ぎないわけですけれども、将来企画の面でそのような日本 100
名城というものを、いつかの機会に、機会があればこれも非常に城ファンにとってはたま
らないのではないかと思っていました。いろんな城があるということをPRできればと。
議長
よくBSでにっぽん百名山というものをやっていますしね。深田久弥(ふかだ
きゅう
や)のがありますけれども、大変有名なのです。そのような日本 100 名城というものがあ
るのですか。
加藤委員
青森県は弘前と根城がなっています。非常に根城は中世の城ということで、地味なわけ
ですが、城と言えば天守となっているのですけれども、非常に八戸市では苦労して復元し
た城ですので、是非いつかPRする機会があれば、企画展か何かでも取り上げていただけ
ればありがたいと我々は思っています。
議長
そのような機会をとらえてということがあればということですね。それから震災後国立
公園になって、その影響で通過点である八戸がある意味では関心を持たれているのではな
いかと思っております。そのような意味で、こういう機会を利用して八戸のPRというこ
とで、県外客の誘客ということを是非柱にして、博物館もご検討いただければと思います。
よろしくお願いします。
有馬委員
少しいいですか。
議長
はい。
有馬委員
県外客の誘客をするために少しお話ししたい。博物館のホームページですね。今の若い
人は間に合わないと思いますけれども、すぐスマホで検索して、紹介しているものがある
とすぐ食いつくというか、そういう傾向があると思うのです。そういう意味で施設の古い
新しいは別にして、ホームページのリニューアルというものもお考えになってもらったら
どうでしょうか。先ほどお話に出た是川の縄文館だとか、南郷歴史民俗資料館だとか、そ
れからはっちだとか、観光資源というわけではないのですけれども、そういう資源を紹介
する場所があちこちにあるわけです。それをやはり連携した形で、役所の縦割りのあれで
はなくて、少しフラットな場を設けてはどうかと。以上です。
副館長
ありがとうございます。博物館のホームページについては、なにせお金がかかることで
ございまして、スマホ対応ということも気になってはいるのですが、その辺の財政事情を
考慮しながら進めてまいりたいと思います。
議長
資料は写真を撮ったり、何かしてストックはあるのですよね。ですけれども、それをホ
ームページに出したり、そういう資料でこういうものがありますという、そういうホーム
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ページができていればいいのですけれども。長い間民俗の資料とか、そういうものが結構
登録して、きちんと処理はしてあるのですけれども、ホームページに載せていないという
ことがあります。やはりこれは考えていかなければいけないことだと思います。そういう
意味ではホームページ、それからスマホで1回検索すればわかるような、やはりそういう
ものもゆくゆくはほしいですね。そういうことが言える。そうなると八戸の場合だと、観
光、文化の振興ですから、何課でしょうか。次長、何課でしたか。観光課ですか。その辺
が中心になって、八戸市内のいろいろな文化財を取り上げて観光と結び付けて、ホームペ
ージをうまく立ち上げてくれればありがたいと思っています。
そのほかございませんでしょうか。はい、田中委員。
田中委員
去年、南郷歴史民俗資料館のリニューアルがありましたけれども、博物館も 32 年ですか。
何か壁だけでも明るくするとか、そういう予定はあるのでしょうか。
副館長
今までも少し少しずつですが、全面改修という機会はないのですけれども、部分的な改
修は何回かやってきております。基本的にはあまり変わっていませんので、その辺で計画
を立てながら進めてまいりたいと思っております。以上です。
田中委員
暗いというのは壁などの色彩の問題ですかね。多分博物館というものは、壁の色はこう
いう色とか規制があるかもしれないのですけれども、その辺で少し壁の色を変えるだけで
割とも明るくなる気がするので、最小限の予算でやれるところを市にお願いしていただき
たい。
議長
はい、そのほかございませんでしょうか。先ほど林委員が言ったとおり、入館者の増減
が年度によって違うわけです。確かに親子で楽しめる特別展とか、例えば初めて海外の文
明展をやったりとか、そういうインパクトのあるやつだと結構入場者が多いのです。なか
なか本来の博物館の機能からいけばそういうものも必要だし、きちんとしたこの八戸と9
人の藩士のようなオーソドックスな特別展もやらなければならない。そのようにいろいろ
組み合わせてやっていって、そしてインパクトのあるやつとか、そういうことを狙ってい
るわけです。そういうことで博物館のほうも大変だろうと思いますけれども、今後期待し
たいと思います。よろしくお願いいたします。
よろしゅうございますか。少し休憩を入れますか。続けてよろしいですか。
それでは次に平成 27 年度事業計画で説明をお願いします。
【事業計画 質疑応答】
議長
これまでの事務局の説明についてご意見などございましたら、どうぞお願いします。博
物館は特別展が二つ、それから南郷歴史民俗資料館は企画展が二つ大きなものがあります
けれども、それらについて何かご質問ございませんか。
はい、有馬委員。
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有馬委員
戦争展のほうですけれども、これは南郷歴史民俗資料館で常設している展示品なのでし
ょうか。全体でひとつの展示なのか、あっちはあっちで別のものですか。
事務局
南郷歴史民俗資料館で展示しているものは南郷で見ていただいて、博物館、図書館、県
内で収蔵しているものを特別展で展示しています。
有馬委員
そうしますと、こちらに来たお客さんに南郷歴史民俗資料館にはこういうものが展示し
てありますという案内をしてみてはいかがかと思います。
事務局
戦争展のリーフレットの裏に紹介してありますが、1 行だけです。
有馬委員
もう少しPRしてもらえればよかった。
議長
そういうことですので、よろしくお願いします。そのほかございませんでしょうか。何
かありませんか。
加藤委員
戦後 70 年にふさわしいと思います。青い目の人形は南郷にあって、しかもこれは特別展
とタイアップして、平和の象徴として子どもから大人まで平和の大切さを訴える材料にな
ればいいと思っております。それから八戸フード記についても、非常に興味深く、是非成
功してほしいと思います。
それから別な話でもよろしいですか。
議長
はい。
加藤委員
館外フィールドワークについては5月 16 日、私も個人的に参加しました。とてもよかっ
たので、こういう企画が今後も一層、続けていただければ大変ありがたいと思っておりま
す。以上でございます。
議長
はい、そのほかございませんか。博物館の八戸フード記、演題が大変ユニークです。八
戸フード、フードというのは食べるフードと、風の土と書いた風土、これを多分もじって
やったのだろうと思います。大変地元に密着した自然、人、食べ物、これらをくっつけて
八戸フード記という大変ユニークな催し物ですけれども、いかがでしょうか。何かお聞き
になりたいことはございますでしょうか。
はい、有馬委員。
有馬委員
今お聞きした範囲ですと、展示が主で、体験とか、試食とかはないのですよね。私もこ
ういう企画を地域でやっていますけれども、アンケートをとりますと展示内容に対する感
想よりも、何をごちそうになったとか、久しぶりに食べたとか、そういうご感想が多いの
です。ですから、展示だけだと少し片手落ちで、やはり悪くなったものを食べてもらうと
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困るのですけれども、何か工夫して、館内で炊事するということはまずいとかいろいろ制
約があるのかもしれないのですけれども、例えば外のほうに回ってやるとか。何かそうい
うものがあったほうがいいのではないかと思っています。
副館長
私、食べることは大好きですので、努力していきたいと思います。
議長
そうですね、博物館の中はやはり生ものの展示は大変なものでできません。カビとかい
ろいろな問題があります。そういうことを外でという場合は、可能なことですので、もし
そういう企画がありましたら、それを付け加えていただきたいと思います。
はい、工藤委員。
工藤委員
資料の2ページの 11 月3日に南部煎餅探訪とあって、このときに煎餅作り体験があって、
訪問先でその辺も含めてお願いしているという記憶があるのですが。
事務局
今回の「フード記」につきましては、前任者といろいろ打ち合わせをしながら進めてい
るのですけれども、その時点でもう1回確認します。体験については、企画段階でござい
ますけれども、あるいはまた別なやり方でやるのか、もう1回打ち合わせしながら進めて
いきたいと思います。
議長
そうですね、やはり体験があると、食品サンプルだけではなくて。やはり体験があると
大変盛り上がるのではないかと思います。その辺を工夫していただければ思います。よろ
しくお願いします。
そのほかございませんでしょうか。はい、有馬委員。
有馬委員
南郷歴史民俗資料館での日活映画ですが、南郷で開くことにしたのはなぜかなというこ
とと、少しこだわるところですけれども、せっかくこの日活の映画を持ってくるのであれ
ば、日活の方針もあるのかもしれませんけれども、例えば八戸が撮影地になった、舞台に
なっている映画。最近ではライアの祈りではないのですけれども、そういうことを前にも
どこかでやった記憶があります。南郷ホールかどこかで上映したとか、やはりそういうこ
とも考えてもらえればよかったと思います。
副館長
ありがとうございます。南郷歴史民俗資料館は全体のテーマを昭和にした展示になって
おりますので、そこでこの映画展を企画したわけでございます。上映作品につきましては
南郷から説明いたします。
事務局
八戸を舞台といいますか、八戸を撮影した映画というものに黄色いハンカチという映画
があります。一応あるにはあるのですけれども、それでも5分だけということもあって、
日活のほうであまり成績が良くなかったようです。日活の方針で割愛しました。
有馬委員
詳しい人に聞いてもわかると思いますけれども、実際にはいっぱいあるのです。ですか
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らずっと流して、それを見て、そんなに暇な人はいないと思うので。さっきお話にあった
ように、例えば5分、その場面に蕪島が出てくる、種差海岸が映っているとか、太平牧場
が映っているとかあるわけですので、それを編集して。古い映画だから誰も難しいことは
言わないと思うのですよ。そういうところを編集して、会場で常時流してくれると、その
ようなことをしてもらうと、皆さん喜ぶのではないでしょうか。
竹花委員
いいですか。私は南郷の展示を見てすごくうれしくて、ずっとはまって見ていたのは、
それこそ昭和 30 年、40 年の八戸の写真をスライドでやっているものをずっとはまって見
ていたのです。だから、あれの流れからいけばこの日活の映画というものは、まさにぴっ
たりその時代に流行した映画ということで、見たいなと自分で共感したのです。たまたま
18、19 のあたりの日程が合わないので行けなくて残念だということで、今の話、説明を聞
かせていただきました。
あと食べ物も確か 10 年前に、当時戦後 60 年でやったときに、ヒエメシとかアワメシも
出していましたよね。全部サンプルという話であれっと思いました。ただいま学校でも文
化祭などで食堂をやるといっても、ご飯ものは大分制限があったりとか、時期的なことも
あって外でやると食中毒云々ということもあるので、やれればいいのだろうけれども、な
かなか難しいのだろうというイメージで説明を聞いていました。できればやることに越し
たことはないのですけれども、メインがどちらなのかと考えれば安全ということだけれど
も、でもいいのかと個人的には思いながら話を聞いていました。
一つ質問なのですが、先ほどの説明の映像の中に空襲のちらしが出ていましたよね。あ
あいうものを学校の授業で使いたいというときに、貸出までは無理でも、コピーなどはさ
せてもらえるのかと思ったのですが。
事務局
空襲予告のちらしの件ですが、八戸空襲のものは市立図書館で所蔵しておりまして、ス
キャン程度のことならば図書館に申請すれば可能かと思います。
竹花委員
はい、ありがとうございます。
議長
はい、そのほかございませんでしょうか。南郷歴史民俗資料館は昭和をテーマというこ
とで、以前の資料はたくさんあってごちゃごちゃしていたのですけれども、今の副館長が
きれいに整理して、展示をしていただいている。それで、それがリニューアルするに至っ
たということでございます。そういうことで是非また南郷歴史民俗資料館を新しい目で、
こういう映画などもあるわけですから、是非南郷の資料館を見ていただきたいと思います
ので、よろしくお願いします。また、その他、よろしくお願いしたいと思います。
その他ございませんでしょうか。はい、木津委員。
木津委員
今年度の事業計画に対する意見等ではないのですけれども、博学連携につながる一つの
取り組みとしてお知らせしたいことがございます。7月 23 日から教員のための研修会が教
科ごとに行われます。小学校教育研究会の社会科部会では7月 23 日に、今の計画のお話に
ありました戦後 70 年の特別展をやっているということで、博物館において教員の研修を行
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うことにしました。内容としては、社会科の授業における博物館の効果的な活用の方法に
ついて具体的に学ぶというものでございます。この研修を通して2学期以降、社会科の体
験学習の場として博物館を訪れる学校が増えることを願っております。当日は博物館の皆
様にお世話になりますが、ご指導のほどよろしくお願いいたします。以上でございます。
議長
はい、ありがとうございます。そのほかございませんでしょうか。はい、有馬委員。
有馬委員
試食のことですけれども、それをクリアするとすごくお客さんが喜んでもらえる。はっ
ちを見るとわかると思うのですけれども、こちらで少し難しいという話になった場合、こ
れも施設でなのかもわかりませんけれども、例えばこの料理は市内のレストラン、料理屋
へ行けば食べられますよというご案内をどこかにできないか。そうするとまちの商売も儲
かりますので、そういう工夫をすれば、いろいろ制約があるでしょうけれども、考えてい
ただければありがたいと思います。
議長
こういうご意見です。商店街とのタイアップということでありますが。
副館長
レシピを書いて、つくって配布することは考えています。
議長
そのほかございませんか。はい、加藤委員。
加藤委員
若干博物館協議会にはふさわしくない話かもしれません。特に小中学校の方々が博物館
をご利用される場合には博物館のご指導を受けながら、我々根城史跡のガイドも子どもさ
ん方に中世のお城の魅力をわかりやすく解説したいと頑張っております。是非博物館をご
利用の際には、史跡根城のほうのガイドもご利用していただければありがたいです。よろ
しくお願いします。
議長
小中の先生もお揃いでございますので、是非また持ち帰ってお互いにお話していただけ
ればと思います。ありがとうございます。
何かそのほかございませんでしょうか。はい。
有馬委員
館内のガイドについてです。いま史跡のほうのボランティアガイドの話がありました。
館内で何か質問したいと、もう少し詳しく聞いてみたいときにはどのようなご案内をする
のでしょうか。
副館長
まず受付にも研修はさせていただいておりまして、それでも専門的な内容でしたら専門
の職員、学芸員が対応することになっております。
有馬委員
人手の関係もあると思いますけれども、もし学芸員が部屋に居ても来て説明をするとい
うことにはなっていない。ざっと素通りしていくというか、一通り見ると1回見たとなっ
て、リピーターがないということになっているのではないかと。その辺もう少し直すとい
12
えばおかしいのですが、例えば受付のところでもいいのですけれども、何か聞きたいこと
があったら気軽に詳しく聞けるようにできればと思います。
議長
団体が何人かで入ったときに、案内をお願いしますといえばやってくれますよね。
副館長
常時やっております。
議長
そういうこともありますので、そういうものを利用していただければと思います。
有馬委員
団体で来ると人数を稼げるのですけれども、個人でざっと来る方が多いのではないかと
思います。そういうところの対応にも配慮していただけたら。
議長
そうですね、よろしくお願いします。
加藤委員
これは日常の観覧とは違うのだけれども、特別展ではギャラリートークなどがあったの
ですが、とても素晴らしくて、やはり感動しました。これは是非今後も続けてほしいと思
っています。
議長
はい、いい話が出たところでそろそろ時間になったので、終わりたいと思います。
次回の協議会は来年2月中旬くらいになると思います。
では案件は予定通り全て終了いたしましたので、ありがとうございます。事務局のほうに
お返しします。
13
Fly UP