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人 生 の 目 的 と 使 命 Ⅴ
神理の言魂 人生の目的と使命 Ⅴ 高橋信次 人類は、もっともきびしい地上界で修行している。それは、人類の試練 であるともいえる。この機会を十分に活用し、豊かな心を完成するととも に、社会人類のために奉仕することを考えるべきである。 人間は、地上界に一回生まれたというだけで、完成されるものではない。 その結果、自らの心と人々の心の大調和が造り出され、光明に満たされ た安らぎの境地がこの地上に造り出されることだろう。 神は、それを望んでもいない。 転生輪廻の積み重ねの経験をとおして、豊かな心がつくり出されて行く ということを知るべきである。 そして、もっとも重要なことは、無駄な体験をくり返さないよう生活す ることであるといえよう。 そしてあらゆる体験に対して、感謝することを忘れてはならない。悪を とおして善を知り、善をとおしてより大善を知るようにすること。これが、 私達の心を豊かにするための教訓である。 『心の原点』 〝法〟は道であり、道は、実践にある。 そして、人類は神の子としての自覚に目覚め、地上界に、神の心である 〝法〟を広め、それを心の糧として生きるべきで、その結果、ユートピア が建設されてゆくのである。 人類は、永い地球生活によって造り出した〝法〟に反した塵や埃りで、 神理をおおってきている。しかし、それをとり除くことによって、光明の 神理は再び現われ、人類の心に安らぎを与え、調和への環境が造り出され て行くのである。 (月刊誌『GLA』二〇一四年七月号より) 今、人類は、きびしい混乱の社会生活を体験しているが、それはあくま でも、やがてくる光明のユートピアヘの試練なのである。 『心の原点』 1 2