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∼英語科の先生方のおススメ本 PART1∼
2010 年度 NO.2 ∼英語科の先生方のおススメ本 PART1∼ ★星新一『未来イソップ』(新潮文庫) 小学生のとき図書室で出会い、教師になって中3の英語の教科書に載って いたことでまた読み出し、最近「星新一のショートショート」というテレビ番組が面 白くてまた読み始めました。短いお話なら 3 ページくらいなのですぐ読めてしまいま すし、「私にも書けるんじゃないかな」なんて書けるわけないのですが、思ってしま います。この「未来いそっぷ」は寝る前に毎日読んでいて読み終えたばかりの本で す。なかでも、「ある夜の物語」は読後、幸せな気持ちになり、眠りにつくことがで きました。英語版も出ていますので、どうぞお試しあれ。 (英語科 高尾和佳美先生) *『The Best Japanese Science Fiction Stories』 John L. Apostolou (編) (Barricade Books) * (講談社英語文庫) 『THE CAPRICIOUS ROBOT』 『THERE WAS A KNOCK 』 『A Bag of Surprises』 2010 年6月10日発行 聖母学院中学校高等学校 図書館 ★新美南吉 中学生向き・文学 『Gon,the Fox (ごんぎつね)』(IBC パブリッシング) 小学校の頃に、読んだ人も多いかもしれませんが、心温まる、それでいて涙を さそう、私も大好きな感動の一編です。今回はぜひ、英語で読んでみてください。 とてもやさしく書かれていて、後ろに単語の意味ものっていますよ。 (英語科 田中智子先生) ★ 清水かつぞー 語学 『英単語ピーナツほどおいしいものはない 金メダルコース∼銅メダルコース』(南雲堂) 日常の英単語学習に食傷気味の方、本書で気分転換してみませんか。か の有名な同時通訳者、國弘正雄氏も推薦する本書は、「形容詞+名詞」や 「動詞+名詞」などの連語(コロケーション)から構成された表現集です。國弘氏 の言葉をお借りすれば、「受験のために単語を覚えるにも、最初から連語で覚え ていったほうが便利にきまっている。」ということになります。ま ずは銅メダルコースから始めてみませんか。1 ページに 10 個 のピーナツ入りで、一冊仕上げると全部で 777 個食べられ ます。そしてもっと食べたいという人には、銀メダルコースそし て金メダルコースが用意されています。 (英語科 古野直之先生) 英語(英文法) ☆マーク・ピーターセン 『日本人の英語』 (岩波新書) 現在、735円で販売されている新書ですが、私が買ったときは、480円 でした。それ以来、10回以上読んできた愛読書です。この本の著者はアメリカ 人で、日本語が堪能で、日本語で書いています。日本で生活し、日本人が使 う妙な英語に接し、また、大学で日本人が書いた英語の論文の添削の仕事も しているため、英語を学ぶ日本人にとって的確な解説がたくさん書かれています。 特に、時制と冠詞についての記述はすばらしいです。ユーモアたっぷりの文体で すので、とても楽しく読めます。とはいえ、あくまでも英文法に焦点を当てた内容 ですので、人によってはちょっと難しいかもしれません。この本を初めて読んだとき は、まさに「目から鱗が落ちる」という印象でした。そして、2回目に読んだときは、 「これほどの日本語の文章をアメリカ人がよく書いたものだ」と感心しました。是 非、一読してほしい本です。 (英語科 西出敬一先生) Non-Fiction ★Kengo Ishiguro『QUILL - The Life of a Guide Dog』(IBC パブリッシング ) Ladder Series Reader - Level 3 (1,600 word level) This story is about a dog in Japan that becomes a guide dog for blind people. It is the story of Quill, the guide dog, and was made into a documentary movie in 2001. Perhaps you have seen it on TV or in the movie theater. It is a heartwarming story that takes us through his life ‒ from the time he was born until he passes away. We can learn a lot about how a guide dog is trained and what their lives are like through this story. Much of Quill's life was spent in Kyoto which makes this a hometown story that everyone in Kyoto should read. There is a complete English dictionary of all of the English words used in the book at the back. And there are also audio support files that can be purchased online at additional cost. (英語科 スパダシーニ・エドワード先生) ★チャールズ M. シュルツ(著) 谷川俊太郎(訳) 河合隼雄(解説) 『スヌーピーのもっと気楽に ②のんびりがいい』(講談社+文庫) 晴れの日もある。雨の日もある。いい知らせが届く日も、悪いニュースがとびこ む日も……いろいろあるのが人生。だから、何があっても、めげない、くたびれな い。あわてず、急がず、自分を失わずに生きる方法を、スヌーピーと仲間たちが 教えてくれる本です。漫画は英語と日本語の両方になっているので、英語の勉 強にもなります。この「スヌーピーのもっと気楽に」はシリーズになっていて、①なる ようになるさ③ひとりのとき④自分らしく⑤好きになったらの5巻で構成されていま す。どれも気が軽くなり、元気をくれる本です。 (英語科 青木和美先生) 高校生向き・文学 ★ウィーダ『A Dog of Flanders (フランダースの犬)』 (IBC パブリッシング ) 英検3級以上程度で読めるレベルの英語の本で す。誰もが、幼いころ、マンガや童話で読んだことの ある(?)『フランダースの犬』の英語版です。感動の 名作なので、ぜひ、英語で想像力を働かせながらよ んでみてくださいね。 (英語科 田中智子先生) 【IBCパブリッシングのラダーシリーズは使用する単語を段階的にやさしく書き改めた、多読 速読に最適な英文リーダーです。図書館にもたくさん入っていますのでぜひチャレンジしてみ てください。】