Comments
Description
Transcript
健康日本21
土江寛裕 我が国の健康づくり政策 1978年 「第一次国民健康づくり対策」 健康診査の充実 健康診 充実 市町村保健センターなどの整備 保健婦 栄養士など ン ワ 確保 保健婦・栄養士などマンパワー確保 1980年 「第二次国民健康づくり対策」 (アクティブ80ヘルスプラン) 運動習慣の普及に重点を置いた対策 運動指針の策定 健康増進施設の推進 運動指導プログラム 指導者の養成 運動指導プログラム,指導者の養成 我が国の健康づくり政策 2000年 「健康日本21」 「「21世紀における国民健康づくり運動」 世紀における国民健康づくり運動」 一次予防重視 健康づくり支援のための環境整備 目標などの設定と評価 (目標 (目標:2010年までに生活習慣病20%抑制) 年ま 生活習慣病 %抑制) 多様な実施主体による連携のとれた 効果的な運動の推進 健康 本 健康日本21 健康日本21の9つの分野 y 栄養と食生活 y 歯の健康 y 身体活動・運動 y 糖尿病 y 休養・こころの健康づくり y 循環器病 y たばこ y がん y アル アルコール ル 健康 本 健康日本21 y 栄養と食生活 1 栄養状態・摂取レベル 栄養状態 摂取レベル 「栄養状態」をよりよくするための「適正な栄養素(食物) 摂取」 2 知識・態度・行動レベル 適正な栄養素(食物)摂取のための「行動変容」 3 環境レベル 個人の行動変容を支援するための「環境づくり」 健康日本21 y 栄養と食生活 栄養状態 栄養素(食物)の摂取レベル 栄養状態・栄養素(食物)の摂取レベル 基準値 目標値 成人肥満者(BMI≧25 0)の減少 成人肥満者(BMI≧25.0)の減少 ♂24.3% ♂15% ♀25.2% ♀20% 児童・生徒の肥満児(日比式20%以上)の減少 10.7% < 7% 20歳代女性やせの者( 20歳代女性やせの者(BMI<18.5)の減少 < )の減少 23.3% % < 15% % その他 平均脂肪 平均脂肪エネルギーの減少 ギ 減 1日当たりの食塩摂取の減少 1日当たりの野菜の平均摂取量の増加 カルシウムに富む食品摂取の増加 ※BMI=体重/身長 体重/身長2 健康日本21 y 栄養と食生活 知識・態度・行動レベル 基準値 目標値 自分の適正体重を認識・コントロールする人の増加 BMI=22を標準として認識・コントロールする人 ♂62.6% ♀80 1% ♀80.1% 90% 以上 朝食の欠食率の減少 20代♂32.9% 30代♂20.5% 中高生6 % 中高生6.0% 2・30代<15% 中高生で0% その他 質量とも きち とした食事をす 者 割合を増加 質量ともにきちんとした食事をする者の割合を増加 外食や食品を購入するときに栄養成分を参考にする者のの割合の増加 自分の適正体重を維持することのできる食事量を理解している者の割合の増加 自分の食生活に問題があると思う者のうち 改善意欲のある者の割合の増加 自分の食生活に問題があると思う者のうち,改善意欲のある者の割合の増加 健康日本21 y 栄養と食生活 環境レベル • 職場等における給食施設,レストラン,食品売り場におい て,ヘルシーメニューの提供比率を上げ て,ヘルシ ヘルシーメニューの提供比率を上げ,その利用者を増 ヘルシ メニュ の提供比率を上げ,その利用者を増 の提供比率を上げ 加 • 地域,職域で健康や栄養に関する学習の場を提供 健康や栄養に関する学習の場を提供する機 会を増やし それ 参加する者(特 若年層)を増加 会を増やし,それに参加する者(特に若年層)を増加 • 地域,職域で,健康や栄養に関する学習や活動を進める 自主グループの増加 料理区分 サービング数(つ) 主食 (ご飯・パン・ 麺) 4~5 5~7 7~8 副菜 (野菜料理) 5~6 5~6 6~7 主菜 (肉魚料理) 3~4 3~5 4~6 牛乳乳製品 2 2 2~3 果物 2 2 2~3 1800 ±200 2200 ±200 2600 ±200 エネルギー (kcal) 食事のバランスガイドホームページ http://j‐balanceguide.com/ ⇒ 健康 本 健康日本21 健康日本21の9つの分野 y 栄養と食生活 y 歯の健康 y 身体活動・運動 y 糖尿病 y 休養・こころの健康づくり y 循環器病 y たばこ y がん y アル アルコール ル 健康 本 健康日本21 y 身体活動・運動 1 成人における現状と目標 2 児童・生徒における現状と目標 児童 生徒における現状と目標 3 高齢者における現状と目標 健康日本21 y 身体活動・運動 身体活動 運動 成人における身体活動・運動に対する意識についての現状と目標 基準値 目標値 「日頃から日常生活の中で、健康の維持・増進の ために意識的に体を動かすなどの運動をしている 人」の増加 ♂52.6% ♀ 8% ♀52.8% ♂♀63% ♀ 3 日常生活における歩数の増加 ♂8,202歩 ♀7 282歩 ♀7,282歩 ♂9,200歩 ♀8 300歩 ♀8,300歩 ♂28.6% ♀24.6% ♂39%、 ♀35% 運動習慣の増加 ※運動習慣者:1回30分以上の運動を、週2回以 上実施し 1年以上持続している人 上実施し、1年以上持続している人 健康日本21 y 身体活動・運動 身体活動 運動 児童・生徒における現状と目標 運動を実施する子と、しない子の二極化 日活動的に過ごす時間の増加 (交通網の発達・テレビゲームなどの影響) テレビの視聴時間を減少させるなどの教育 (アメリカの成功例) 健康日本21 y 身体活動・運動 身体活動 運動 児童・生徒における現状と目標 運動を実施する子と、しない子の二極化 日活動的に過ごす時間の増加 (交通網の発達・テレビゲームなどの影響) テレビの視聴時間を減少させるなどの教育 (アメリカの成功例) 健康日本21 y 身体活動・運動 身体活動 運動 高齢者における身体活動・運動に対する意識についての現状と目標 基準値 目標値 外出について積極的な態度をもつ者の増加 ♂59.8% ♀59.0% ♀59 80歳以上 46.3% 60歳以上 ♂♀70%、 ♀7 %、 80歳以上 ♂♀56% 何等かの地域活動を実施している者の増加 等 動 増 ♂48.3% ♂48 3% ♀39.7% ♂58% ♀50% 日常生活における歩数の増加 ♂5,436歩 ♀ 6 歩 ♀4,604歩 ♂6,700歩 ♀ ♀5,900歩 歩 運動習慣者 ♂36.2% ♀24.9% 増加が望 まれる 健康 本 健康日本21 健康日本21の9つの分野 y 栄養と食生活 y 歯の健康 y 身体活動・運動 y 糖尿病 y 休養・こころの健康づくり y 循環器病 y たばこ y がん y アル アルコール ル 健康日本21 y 休養・こころの健康づくり 休養 こころの健康づくり ストレス 睡眠 自殺 基準値 目標値 「最近1ヶ月間にストレスを感じた人」の割合 の減少 54.6% 1割以上 の減少 「睡眠によって休養が十分にとれていない 「睡眠によ て休養が十分にとれていない 人」の割合の減少 23.1% 1割以上 の減少 「眠りを助けるために睡眠補助品(睡眠薬・ 精神安定剤)やアルコールを使うことのある 人」の減少 14.1% 1割以上 の減少 自殺者の減少 31,755人 31 755人 (H10年度) 22,000人 22 000人 以下 健康 本 健康日本21 健康日本21の9つの分野 y 栄養と食生活 y 歯の健康 y 身体活動・運動 y 糖尿病 y 休養・こころの健康づくり y 循環器病 y たばこ y がん y アル アルコール ル 健康日本21 y たばこ 1.喫煙が及ぼす健康影響についての知識の普及(別表) ・ ・ ・ ・ 肺がん ぜんそく 気管支炎 心臓病 ・ ・ ・ ・ 脳卒中 胃かいよう 妊娠への影響 歯周病 健康日本21 y たばこ 2.未成年の喫煙をなくす 現状 中学1年男子7.5%、女子3.8% 高校3年男子36 9%、女子15 6% 高校3年男子36.9%、女子15.6% 3.公共の場や職場での分煙の徹底、及び、効果の高い分 煙についての知識の普及(平成12年度に設定) 4.禁煙、節煙を希望する者に対する禁煙支援プログラム を全ての市町村で受けられるようにする。 を全ての市町村で受けられるようにする 健康日本21 アルコール 1.1日に平均純アルコールで約60gを越え多量に飲酒する 人の減少 目標値: 2割以上の減少 基準値: 準値 男性4 男性4.1%、女性0.3% 女性 3 2.未成年の飲酒をなくす。 基準値: 中学3年生男子25.4%、女子17.2% 中学3年生男子25 4%、女子17 2% 高校3年生男子51.5%、女子35.9% 3 「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコ 3. 「節度ある適度な飲酒」としては 1日平均純アルコー ルで約20g程度である旨の知識を普及する。 健康日本21 歯の健康・・・8020運動 幼児,学齢期のう歯 成人の歯周病 他 糖尿病・・・ 肥満運動不足など危険因子の回避 検診と事後指導 合併症の減少 他 循環器病・・・血圧低下(食塩摂取 運動 肥満) 循環器病・・・血圧低下(食塩摂取,運動,肥満) たばこ 他 がん がん・・・ たばこ 食生活 飲酒 たばこ,食生活,飲酒 検診受診者の増加 他 健康 本 健康日本21 健康日本21ホームページ 健康日本21ホ ム ジ http://www.kenkounippon21.gr.jp/ 食事のバランスガイドホームページ http://j‐balanceguide.com/