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日本語版
キヤノン
グリーン調達基準書
Ver.11.11
2016年6月
Ver.11.11
キヤノン
グリーン調達基準書
目
次
1. 目
的
2. 適
用
範
囲
3. 用
語
の
説
明
4. 「 製 造 環 境 影 響 物 質 」 と 「 製 品 環 境 影 響 物 質 」
5. キ ヤ ノ ン グ リ ー ン 調 達 基 準 の 要 求 事 項 の 考 え 方
6. お 取 り 引 き 開 始 ま で の 進 め 方
7. 要
求
事
項
8. 要
求
事
項
の
解
説
9. キ
ヤ
ノ
ン
の
評
価
10.情
報
の
取
り
扱
い
11.改
訂
に
伴
う
取
り
扱
い
12.適
用
開
始
日
添付資料1
添付資料2
製造環境影響物質リスト
製品環境影響物質リスト
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
2
2
2
6
7
8
8
13
15
20
20
20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
1
Ver.11.11
キヤノン
グリーン調達基準書
1.目的
キヤノングループ(以下「キヤノン」という)は、「共生」の理念のもと、地球環境保全活動を進
めており、その一環として必要な資源の調達・購入に際しては、より環境負荷の少ない材料・部品・
製品を優先的に調達・購入するグリーン調達に取り組んでいます。キヤノンは、お取引先と共に「資
源生産性の最大化」を積極的に推進し、地球環境保全を図ってまいります。そのための要求事項を本
基準書にまとめました。
2.適用範囲
キヤノン製品とOEM製品およびそれらの包装を構成する次の物品に適用します。
①製品
(1)部品、ユニット
(2)材料
(3)製品本体と同梱または共に使用される付属品
ただし、キヤノンの販売会社においては次の付属品を含みます。
(a)キヤノン製品に同梱する定番商品
(b)キヤノン製品に価値を付加する製造委託品
(c)キヤノン製品に物理的に接続する標準商品
(4)消耗品・マニュアル類・添付書類等
(5)接着剤、潤滑剤、層別用ペイント等、製品に使用される補材
②包装
包装には、キヤノンに納入する部品・材料の包み込み、保護、および配送に用いる包装を含みま
す。ただし、現時点でキヤノンの拠点で廃棄されること等が明らかであり、弊社納入拠点ごとに
合意した場合、包装に関しては当面適用除外とします。
(1)包装材料、ツイスト結束材
(2)接着剤、層別用ペイント、印刷用インク等、包装に使用される補材
3.用語の説明
①事業活動の環境負荷
エネルギーの使用、化学物質の使用、水の使用、廃棄物の排出等、事業上で環境に与える影響を
指します。
②環境関連法規制
大気・水質・土壌汚染防止等に係る環境保全上定められた法規制、地域の条例、協定等を指しま
す。
③製造環境影響物質
キヤノンに納入する物品の生産・販売の過程で使用している化学物質で、「製造環境影響物質リ
スト」(添付資料1)に取り上げた化学物質のことを指し、次の3つに分類しています。
(1)使用禁止物質:国際条約等により使用を禁止または厳しく制限されている化学物質
(2)削減対象物質:将来、国際条約等により使用に対する制限が設けられる可能性が高いと考
えられる化学物質
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④土壌・地下水汚染防止対策
土壌・地下水汚染を未然に防止する対策を指します。
例 1:化学物質の保管・使用場所の受皿、ライニング、防液堤、ウエス、マットの設置
例 2:施設・使用・保管場所の点検
⑤製品環境影響物質
キヤノンに納入する物品に含有される化学物質で、「製品環境影響物質リスト」(添付資料2)
に取り上げた化学物質を指し、次の3つに分類しています。
(1)使用禁止物質:物品への含有を禁止する化学物質
(2)使用制限物質:物品への含有を認める期限を設定し、その期限以降の含有を禁止する化学
物質
(3)含有管理物質:物品への含有有無、含有量、使用部位、用途等の把握を必要とする化学物
質
⑥化学物質/chemical substance
天然に存在するか、または任意の製造過程において得られる元素およびその化合物。
例:酸化鉛、塩化ニッケル、ベンゼン等
⑦混合物/mixture
二つ以上の化学物質を混合したもの。例:塗料、インク、合金のインゴット、はんだ、樹脂ペレ
ット
注)混合物は、旧 JGPSSI が発行した「製品含有化学物質管理ガイドライン」ではプレパレーシ
ョンを指します。
⑧成形品/article
製造中に与えられた特定の形状、外見またはデザインが、その化学組成の果たす機能よりも、最
終使用の機能を大きく決定づけているもの。
例:金属の板材、歯車、集積回路、電気製品、輸送機器等
⑨化学品 /chemical product
化学物質および混合物を指します。
⑩JGPファイル
旧JGPSSIの調査回答ツールによって作成された調査対象品目やその含有化学物質情報が記入さ
れた電子データ。
(⑥⑦⑧⑨⑩の定義は「製品含有化学物質管理ガイドライン」より引用)
⑪含有
化学物質が、製品を構成する部品/材料に本来含まれることを指します。添加、充填、混入、付
着される場合を含みます。また製造プロセスに起因する場合も含みます。
⑫意図的添加
特定の機能/外観、または品質の維持/向上などに関する何らかの性能の発現を目的として、製
品を構成する部品/材料に化学物質を使用することを指します。
⑬不純物
天然素材中に含有され、商用材料として精製される過程で、現在の工業技術水準で除去しきれな
い物質、合成反応の過程で生じた副生成物および触媒残渣など、現在の工業技術水準で除去しき
れない物質であって、最終製品形態に何らかの性能発現を目的に意図して添加されたもの以外の
化学物質を指します。
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主原料と区別するために「不純物」と呼称されるものであっても、意図的に添加される場合には、
本基準書では「不純物」として扱いません。
【現在の工業技術水準で除去しきれない物質例】
・ 鉛フリーはんだ中の鉛
・ スズめっき中に含有される鉛
・ めっき処理後のめっき層の中の化学ニッケルめっき(KNめっき)工程で使用するめっき液
の老化防止剤(酢酸鉛などの鉛化合物)に起因する鉛
・ 合成樹脂材料中の除去しきれないモノマー成分
・ 製造過程において非意図的に生成される PCB
【「不純物」と呼称されるが、特定の機能発現を目的としており、本基準書では不純物として扱
わない例】
・ シリコン基板中にドーパントとして使用されるヒ素類、アンチモン類など
⑭対象範囲
本基準書で規定する使用禁止物質、使用制限物質および含有管理物質に関して、それらの適用対
象となる濃度、用途、使用等をいいます。
なお濃度は、以下の算出式にしたがいます。
(濃度)=(対象化学物質の含有質量)÷(対象化学物質を含有する部位の質量)
注記 1. 濃度の分母となる「対象化学物質を含有する部位」は、適用される法律により異なりま
す。対象範囲に、「均質材料中」「部品中」のように分母を明記しますので、それを上記
の式に当てはめて濃度を算出してください。
注記 2.均質材料について
均質材料とは、対象化学物質を含有する部位の同一材質を指し、異なる材料へと機械的に
解体できない素材を意味します。
注記 3.濃度の単位について
濃度の単位には多くの場合ppmが使用されます。ppmは parts per million の意であ
り「100万分の1」を表します。本基準書の記載では重量比率を表し、1ppm=1mg/kg で
す。それ以外の単位を使用する場合には、対象範囲に別途明記します。
注記 4.「元素換算値」について
対象範囲が特定の元素で規定されている場合、含有量、濃度を元素換算値で算出する必要
があります。元素換算値は、当該元素を含む化合物の含有量または濃度に、換算係数を乗
じて算出します。
なお、換算係数は、当該元素の総原子量をその元素を含む化合物の分子量で除することで
求められます。
例:ジブチルスズジクロライド(C8H18Cl2Sn)におけるスズ元素の換算係数
スズの原子量 (118.7)
換算係数(0.39) = ――――――――――――――――――――――――
ジブチルスズジクロライドの分子量合計 (303.85)
⑮IEC62474
International Electrotechnical Commission(IEC)が発行している国際規格の一つ。JIG−101
(含有化学物質情報開示に関する電気・電子機器製品業界ガイドライン)の後継として、電気・
電子業界およびその製品に関するマテリアル・デクラレーションを規定した文書。
⑯除外対象項目
本基準書で規定する使用禁止物質、使用制限物質および含有管理物質の対象範囲から除かれる特
定の用途、物質等を定めた項目を指します。
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⑰chemSHERPA
経済産業省の主導により開発された新たな製品含有化学物質情報の伝達スキームの総称。詳細は、
下記 URL を参照のこと。
https://chemsherpa.net/chemSHERPA/
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4.「製造環境影響物質」と「製品環境影響物質」
キヤノンでは、添付資料1に製造環境影響物質の管理基準を定め、添付資料2に製品環境影響物質
の管理基準を定めています。
①製造環境影響物質
(1)使用禁止物質
「1A使用禁止物質」は、キヤノンに納入する物品の生産・販売の過程での使用を禁止し
ています。
(2)削減対象物質
「1B削減対象物質」は、キヤノンに納入する物品の生産・販売の過程での使用の削減が
必要です。
②製品環境影響物質
「製品環境影響物質リスト」における化学物質は以下のように選定しています。
IEC62474 の「Declarable substance groups and declarable substances」に記載される物質、およ
び包装に関わる物質、または法規制動向・社会動向によりキヤノンが独自に追加する物質
です。
(1)使用禁止物質
「2A使用禁止物質」は、リスト中で除外対象項目を定めている場合はそれを除き、キヤ
ノンに納入する製品/包装への閾値(対象範囲)を超える含有を禁止しています。
また、「3A包装のみの追加使用禁止物質」は、「2A使用禁止物質」に追加してリスト
中で除外対象項目を定めている場合はそれを除き、キヤノンに納入する包装への閾値(対
象範囲)を超える含有を禁止しています。
なお、除外対象項目および対象範囲外については、含有管理物質と同等の管理が必要です。
ただし、キヤノンに納入する製品/包装に化学物質または混合物(上記「3.用語の説明」
の⑥と⑦)として使用禁止物質が含有される場合において、製造工程中で使用し、キヤノ
ン製品/包装または OEM 製品に含有しないとキヤノンが判断した場合は、納入していた
だく場合があります。
(2)使用制限物質
「2B使用制限物質」は、リスト中で除外対象項目を定めている場合はそれを除き、リス
ト中に定められた期限以降のキヤノンに納入する製品/包装への閾値(対象範囲)を超え
る含有を禁止しています。
なお、除外対象項目および対象範囲外については、含有管理物質と同等の管理が必要です。
(3)含有管理物質
「2C含有管理物質」は、リスト中で除外対象項目を定めている場合はそれを除き、キヤ
ノンに納入する製品/包装への含有有無、含有量、使用部位、用途等の把握が必要です。
なお、含有管理物質は、キヤノンに納入する物品への含有を禁止または制限していません。
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5.キヤノン グリーン調達基準の要求事項の考え方
環境保全活動を進めるには、次のA∼Dの4つの枠組みが有効に機能していることが必要と考えて
います。
A:事業活動の環境マネジメントシステム
事業活動によって生じる環境負荷を低減するための仕組みを構築し、運用していること。
B:事業活動のパフォーマンス
環境マネジメントシステムを構築・運用した結果、環境関連法規制およびその他の適用可能な法
的要求事項の遵守、使用禁止物質の不使用、削減対象物質の使用削減、および土壌・地下水汚染
防止対策を実施していること。
C:製品含有化学物質管理(物品の環境管理システム)
キヤノンに納入する物品に含有される化学物質を把握・管理するための仕組みを構築し、運用し
ていること。
D:物品のパフォーマンス
キヤノンに納入する物品に 使用禁止物質 が含有されないこと、および 使用制限物質 が期
限以降に含有されないこと。
環境管理システム
パフォーマンス
A:事業活動の
環境マネジメントシステム
B:事業活動のパフォーマンス
事業活動
事業活動の環境マネジメントシステムの
構築・運用
物 品
環境関連法規制の遵守
その他の適用可能な法的要求事項の遵守
使用禁止物質の不使用
削減対象物質の使用削減
土壌・地下水汚染防止対策の実施
C:製品含有化学物質管理
D:物品のパフォーマンス
製品含有化学物質管理システムの
構築・運用
使用禁止物質の非含有
使用制限物質の期限以降の非含有
・・・取引先環境評価(A∼C)
図1:4つの枠組み
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・・・物品評価(D)
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6.お取り引き開始までの進め方
お取引先は、本基準書の「要求事項」(7∼11ページを参照)に基づき、事業活動の環境マネジ
メントシステムと製品含有化学物質管理システムを構築・運用し、パフォーマンスを達成してくださ
い。
①お取引先に対する評価(図1のA∼C)
(1)キヤノンは、「取引先環境評価」(14ページを参照)に基づき、お取引先に自己評価結
果のご提出を依頼します。
(2)お取引先は、「要求事項」に対する活動状況を自己評価し、その結果をキヤノンにご提出
ください。
(3)キヤノンは、ご提出いただいた自己評価結果を基に評価・判定し、「要求事項」を満たし
ているお取引先とお取り引きします。
②物品に対する評価(図1のD)
(1)お取引先は、キヤノンに納入する物品の製品環境影響物質情報を調査してください。
(2)キヤノンは、「物品評価」(17ページを参照)に基づき、キヤノンに納入される物品に
関する製品環境影響物質情報のご提出をお取引先に依頼します。
(3)お取引先は、調査結果をご提出ください。
(4)キヤノンは、ご提出いただいた調査結果を基に判定し、「要求事項」を満たしている物品
のみ購入します。
7.要求事項
【事業活動に関する要求事項】
A:事業活動の環境マネジメントシステムに関する要求事項
Ⅰ 環境マネジメントシステムの構築
次を行うための責任と手順を定め文書化していること。
1. 方針
・ 環境マネジメント活動に関する方針の作成
・ 組織で働くまたは組織のために働く人への周知
2. 計画策定
2.1 環境側面(現状調査)
・ 事業活動の環境負荷の調査
・ 環境関連法規制およびその他の適用可能な法的要求事項の調査
・ 製造環境影響物質の調査
・ 土壌・地下水汚染防止対策の調査
2.2 目標と実施計画の策定
・ 環境側面の調査結果を基にした、環境負荷を低減するための目標と実施計画の策定
3. 運用管理
・ 環境マネジメントシステムの管理責任者の設定
・ 目標を達成するために必要と思われる手順の作成
・ 目標を達成するために必要と思われる手順の周知
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4. パフォーマンスの評価および改善
・ 実施計画の進捗状況、目標の達成状況、環境マネジメントシステムの充足状況の評価
および経営層への報告
5. マネジメントレビュー
・ トップマネジメントを含めたパフォーマンスの評価、環境関連法規制およびその他の
適用可能な法的要求事項の遵守の確認と問題点の解決
・ 上記を「1. 方針」、「2.2 目標と実施計画の策定」へ反映
Ⅱ 環境マネジメントシステムの運用
前出の要求事項(Ⅰ 環境マネジメントシステムの構築)で定めた責任と手順にしたがい、
活動を行っていること。
活動の結果は記録し、その記録を残していること。
B:事業活動のパフォーマンスに関する要求事項
1. 法規制の遵守
・ 環境関連法規制を遵守していること。
・ その他の適用可能な法的要求事項を遵守していること。
2. 製造環境影響物質の管理
2.1 使用禁止物質
・ キヤノンに納入する物品の開発・生産・販売の過程において「製造環境影響物質リス
ト」(添付資料1)で定める、 1A使用禁止物質 を使用していないこと。(注)
2.2 削減対象物質
・ キヤノンに納入する物品の開発・生産・販売の過程において「製造環境影響物質リス
ト」(添付資料1)で定める、 1B削減対象物質 の使用を削減していること。
3. 土壌・地下水汚染防止対策
化学物質の土壌・地下水汚染に関する防止対策を講じていること。
(注)ただし、「製造環境影響物質リスト」(添付資料1)の1A使用禁止物質は、原則、使用を
禁止していますが、各国、地域の規制で使用が禁止されていない場合、かつ技術的な理由で代替
が困難な場合はキヤノンにご連絡ください。
【物品に関する要求事項】
C:製品含有化学物質管理に関する要求事項
JAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)が発行した「製品含有化学物質管理ガイド
ライン」の製品含有化学物質管理のための実施項目と実施内容を満たした取り組みを実施す
るための責任と手順を定め文書化し、それにしたがい活動を行っていること。
本要求事項における管理対象物質は「製品環境影響物質リスト」(添付資料2)の物質を
含めることを必須とします。
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≪「製品含有化学物質管理ガイドライン(第 3.0 版)」の実施項目≫
1. 製品含有化学物質管理一般
・ このガイドラインの実施項目にしたがって、製品含有化学物質管理の仕組みを確立し、
文書化し、実施し、維持し、継続的に改善すること。
2. 製品含有化学物質管理方針の表明
・ トップマネジメントは、製品含有化学物質管理の方針を定め、適切に取り組むことを
表明すること。
3. 計画策定
3.1 製品含有化学物質管理基準の明確化
・ 製品に対応する製品含有化学物質管理基準を定め、文書化すること。3.2 目標および実
施計画
・ 製品含有化学物質管理について目標を設定すること。その目標を達成するための実施
計画を策定し、実施し、維持すること。また、必要に応じて、これらの目標および実
施計画を見直すこと。
3.2 目標および実施計画
・製品含有化学物質管理について目標を設定すること。その目標を達成するための実施計
画を策定し、実施し、維持すること。また、必要に応じて、これらの目標および実施
計画を見直すこと。
3.3 責任および権限の明確化
・ 効果的な製品含有化学物質管理を実施するために、責任および権限を定めること。
3.4 内部コミュニケーション
・ 内部コミュニケーションに関わる手順を確立し、方針、製品含有化学物質管理基準、
目標、実施計画、責任および権限を関連部門に周知すること。
4. 運営管理
4.1 運営管理一般
・ 製品含有化学物質管理基準を満たす製品を実現できるように、製品含有化学物質管理
は設計・開発、購買、製造、引渡しの各段階で実施される。
4.2 設計・開発における製品含有化学物質管理
・ 設計・開発段階において、製品含有化学物質管理基準を満たす製品を実現できるよう
に、自らの製品および業態に応じて購買、製造、引渡しの各段階における製品含有化
学物質の管理基準を明確にし、文書化すること。
4.3 購買における製品含有化学物質管理
4.3.1 製品含有化学物質情報の入手・確認
・ 購買における製品含有化学物質の管理基準(以下、購買管理基準という。)をサプ
ライヤーに提示し、製品含有化学物質情報を入手すること。
また、購買管理基準を満たしていることを確認し、その結果を記録すること。
購買管理基準に沿った製品含有化学物質情報の入手・確認は、製造開始前までに完
了すること。
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4.3.2 サプライヤーの製品含有化学物質の管理状況の確認
・ サプライヤーを選定する際に、サプライヤーの製品含有化学物質の管理状況を確認
し、記録すること。
取り引きを継続する場合においても、製品含有化学物質管理基準を満たすために、
必要に応じてサプライヤーの製品含有化学物質管理の状況を再確認し、記録するこ
と。
確認の結果に対する処置をあらかじめ定めておくこと。
4.3.3 受入れ時における製品含有化学物質管理
・受入れ時に、購買製品が購買管理基準を満たしていることを確認し、記録すること。
4.4 製造工程における製品含有化学物質管理
4.4.1 製造工程における製品含有化学物質管理一般
・ 製造工程における製品含有化学物質の管理基準に基づいて、製造工程を管理し、そ
の結果を記録すること。
4.4.2 誤使用・混入汚染防止
・ 製品含有化学物質管理基準で対象とした化学物質の誤使用・混入汚染防止策を実施
すること。
4.5 引渡しにおける管理
・ 引渡しにおける製品含有化学物質の管理基準を満たすことを確認した上で、その結果を
記録し、製品を引き渡すこと。受入れ時および製造工程中において、あらかじめ定め
た確認事項が全て実施されたことを再確認すること。製品倉庫においても、誤出荷・
混入汚染のないように管理すること。
4.6 外部委託先における製品含有化学物質の管理状況の確認
・ 製品の設計・開発、製造などの工程を他の組織へ委託する場合、製品含有化学物質管
理基準を順守できるように外部委託先の製品含有化学物質の管理状況を確認し、その
結果を記録すること。
4.7 トレーサビリティ
・ 製品含有化学物質情報を把握し、その情報を速やかに利用、開示および伝達できるよ
うに、適切な手段によって、製品含有化学物質情報のトレーサビリティを確実にする
こと。
4.8 顧客との情報交換
・ 次の事項に関して顧客との情報交換を図るための効果的な方法を明確にし、実施し、
その内容を記録すること。
a) 顧客が順守する必要がある法規制および業界基準
b) 製品含有化学物質情報
c) 製品含有化学物質管理に関する情報
製品含有化学物質情報に変化が生じる場合には、事前にその情報を顧客に伝達するこ
と。
4.9 変更管理
・ 製品含有化学物質管理基準で対象とした化学物質に影響をおよぼす可能性のある変更
の要素を抽出すること。
また、変更に対して、製品含有化学物質情報の変化の確認を適切に行い、その変更を
実施する前に製品含有化学物質管理基準を満たすことを確認すること。変更管理の手
順を文書化し、変更時にはその結果を記録すること。
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4.10 不適合品発生時における対応
・ 製品含有化学物質にかかわる不適合品発生時の社内への連絡、サプライヤー・製造委
託先・顧客への連絡、および応急処置の方法を定め、文書化すること。応急処置の後
に、原因を特定し、必要な処置を決定、実施して再発を防止すること。発生を未然に
防止するための予防処置を講じること。また、不適合時の対応を記録すること。
5. 人的資源および文書・情報の管理
5.1 教育・訓練
・ 製品含有化学物質管理に必要な教育・訓練について、運営管理の項目ごとに内容を定
めること。製品含有化学物質管理の作業および要員を特定し、必要な教育・訓練を実
施し、記録すること。
5.2 文書および記録の管理
・ 実施項目で要求した “文書化が必要な手順”および記録、ならびに必要と決定した手順
および記録を含む文書を管理すること。
6. 実施状況の評価および改善
・ 製品含有化学物質管理の状況について、あらかじめ定めた間隔で評価すること。是正
処置の必要な事項については、是正処置を実施すること。評価および是正処置の結果
は、記録し、トップマネジメントに報告すること。トップマネジメントは、その評価
および是正処置の結果をレビューすること。
「製品含有化学物質管理ガイドライン」は JAMP ホームページをご参照ください。
http://www.jamp-info.com/dl
D:物品のパフォーマンスに関する要求事項
1. 製品環境影響物質の管理
1.1 使用禁止物質
・ キヤノンに納入する物品の中に「製品環境影響物質リスト」(添付資料2)で定める、
2A/3A使用禁止物質 が含有されないこと。
1.2 使用制限物質
・ キヤノンに納入する物品の中に「製品環境影響物質リスト」(添付資料2)で定める、
2B使用制限物質 が期限以降に含有されないこと。
2. 環境情報に関わる次の化学物質について、物品調査で非含有と回答した場合、もしくは
非含有を仕様等(図面、納入仕様書等)で指示した場合は、キヤノンに納入する物品に当
該化学物質が含有されないこと。
・ 環境ラベル対象物質(添付資料2 2D事務機製品の樹脂外装材・筐体における環境
ラベル対象物質 )
・ 顧客要求等への対応が必要な化学物質(例:添付資料2 2E LBP(レーザプリン
タ)使用部品の使用禁止物質 )
・ 法規制等と社会動向により追加する化学物質
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8.要求事項の解説
①事業活動の環境マネジメントシステムに関する要求事項
(1)環境マネジメントシステムの「構築」とは、方針の策定、環境側面の特定等を誰が、どの
ように実施するか、「責任」と「手順」を文書化していることを指します。「運用」とは、
決められた責任と手順にしたがい実施し、記録することを指します。また、「責任」とは、
責任者または委員会等の組織のことを指します。なお、製品含有化学物質管理の単位は「組
織」です。「組織」とは、会社、事業部、事業所等を指します。組織全体で実施項目に不
足がないよう注意してください。また、「トップマネジメント」とは、最高位で組織を指
揮し、管理する個人またはグループです。
(2)お取引先が、すでにISO14001等の環境負荷低減に向けたシステムを構築・運用し、
本基準書の「要求事項」を満たしている場合、新たにシステムを構築する必要はありませ
ん。
(3)地球環境保全活動を進めるために、サプライチェーンを通じたすべてのサプライヤが事業
活動の環境負荷低減に向けて、環境マネジメントシステムを構築し、運用する必要があり
ます。したがって、お取引先(商社の場合も含む)がサプライヤ(X)を選定または継続
する際に、お取引先のサプライヤ(X)に対し環境マネジメントシステムを要求し、確認
する必要があります(要求事項AとB)。サプライヤ(X)の確認には、さらに上流のサ
プライヤ(Y)に対する環境マネジメントシステムの管理状況を確認することも含んでい
ます。
事業活動の環境マネジメントシステムの構築・運用
お取引先
確認①
サプライヤ(X)
確認②
サプライヤ(Y)
お取引先のサプライヤの管理状況の確認内容
・サプライヤ(X)の事業活動の環境マネジメントシステムの確認①
・サプライヤ(X)による、サプライヤ(Y)の事業活動の環境マネジメントシステムの
管理状況の確認②
②製品含有化学物質管理に関する要求事項
(1)「製品含有化学物質管理」とは、サプライチェーンを通じてキヤノンに納入する物品に含
有される化学物質を把握・管理する仕組みを指します。お取引先が、お取引先のサプライ
ヤから納入される物品に含有される化学物質を把握・管理する仕組みも含みます。
(2)製品含有化学物質管理の実施項目については、「製品含有化学物質管理ガイドライン(第
3.0 版)」をご参照ください。
「実施内容」は、異なる業種を考慮したサプライチェーン全体での共通的な表現になって
います。実際の取り組みにあたっては、「回答例、管理の注意ポイント」の趣旨にしたが
い、各社の状況に応じて具体的な内容に置き換えて対応してください。
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(3)製品の含有化学物質情報を確実にするために、サプライチェーンを通じたすべてのサプラ
イヤが製品含有化学物質管理を構築し、運用する必要があります。したがって、お取引先
(商社の場合も含む)がサプライヤ(X)を選定または継続する際に、お取引先のサプラ
イヤ(X)に対し製品含有化学物質管理を要求し、確認する必要があります(要求事項C
とD)。サプライヤ(X)の確認には、さらに上流のサプライヤ(Y)に対する製品含有
化学物質の管理状況を確認することも含んでいます。
製品含有化学物質管理システムの構築・運用
お取引先
確認①
サプライヤ(X)
確認②
サプライヤ(Y)
お取引先のサプライヤの管理状況の確認内容
・サプライヤ(X)の製品含有化学物質管理の確認①
・サプライヤ(X)による、サプライヤ(Y)の製品含有化学物質の管理状況の確認②
(4)お取引先が、すでにISO14001、ISO9001等のシステムを構築し、運用して
いる場合、既存のシステムを有効活用することを推奨します。
(5)製品環境影響物質以外に、環境ラベルを取得する製品を構成する物品に対しその環境ラベ
ル基準により使用を禁止または制限されている化学物質、またキヤノンのOEM先(顧客)
から使用を禁止または制限を要求される化学物質があります。そのため、お取引先が物品
調査で非含有とご回答いただいた場合は、当該化学物質の非含有を維持していただく必要
があります。また、該当する物品をキヤノンに納入していただくお取引先には、当該化学
物質の非含有を図面、納入仕様書等で指示する場合があります。
・ 環境ラベル対象物質の例:事務機製品が取得をすすめているブルーエンジェル(添付資
料2「2D事務機製品の樹脂外装材・筐体における環境ラベル対象物質」)
・ 顧客要求等への対応が必要な化学物質の例:LBP製品の使用部品(添付資料2「2E L
BP(レーザプリンタ)使用部品の使用禁止物質」
③キヤノンへの連絡
(1)サプライチェーンを通じて、設計変更、工程変更等が発生する場合は、その情報を事前に
ご提供ください。
(2)サプライチェーンを通じて、次に該当する場合は速やかにキヤノンにご連絡ください。
・ キヤノンに納入する物品の開発・生産・販売を行う事業所に係る環境関連法規制および
その他の適用可能な法的要求事項に関し、公的機関から事業所の責任者に対し、改善に必
要な措置をとることを命じられた場合または罰則を科せられた場合
・ キヤノンに納入する物品が、「D:物品のパフォーマンスに関する要求事項」に適合し
ないことが判明した場合
14
Ver.11.11
9.キヤノンの評価
①取引先環境評価
(1)取引先環境評価の手順
図1の「A:事業活動の環境マネジメントシステム」、「B:事業活動のパフォーマンス」、およ
び「C:製品含有化学物質管理」に関する取引先環境評価の手順は、次のとおりです。(15ページの
「図2取引先環境評価フロー」参照)
(a)キヤノンは、お取り引き開始前に自己評価結果のご提出を依頼します。お取り引き開始後
は、少なくとも2年に1回以上ご提出を依頼します。
(b)お取引先は、「要求事項」に対する活動状況を自己評価し、結果をキヤノンが指定するフ
ォーマットでご提出ください。フォーマットはキヤノンホームページからダウンロードで
きます(24ページを参照)。
また、自己評価結果の他に、「事業活動の環境マネジメントシステム」と「製品含有化学物
質管理システム」の構築・運用状況を確認できる資料のご提出を依頼する場合があります。
(c)キヤノンは、ご提出いただいた自己評価結果を基に、図1の「A:事業活動の環境マネジ
メントシステム」、「B:事業活動のパフォーマンス」および「C:製品含有化学物質管
理」の要求事項が満たされていることを評価し、判定します。
(d)キヤノンが評価した結果をお取引先に通知します。
(e)キヤノンは、本基準書の要求事項を満たしているお取引先とお取り引きします。
15
Ver.11.11
実施項目
お取引先
キヤノン
要求事項の理解
確認
グリーン調達基準書
要求事項に
したがった活動
A:事業活動の環境マネジメントシステム
B:事業活動のパフォーマンス
C:製品含有化学物質管理
自己評価の実施
自己評価提出依頼
(フォーマット指定)
自己評価
キヤノンが指定するフォーマット
提出
結果の提出
キヤノン評価・判定
結果の受領
評価結果の通知
図2:取引先環境評価フロー
16
×
○
不合格
合格
Ver.11.11
(2)「自己評価」の対象
(a)対象となる会社
次のいずれかに該当する会社が対象となります。
①お取引先(キヤノンと直接お取り引きしているお取引先)
なお、お取引先が商社で、現時点でお取引先が本基準書に基づく購買管理ができていない
場合は、サプライヤの管理状況の確認に関し、お取引先の責任のもと、当面キヤノンが協
力し、キヤノンに納入する物品の製造業者または委託先の事業所・工場を確認します。
②サプライチェーンを通じた次の会社
・ キヤノンが指定した部品・材料(樹脂材料、薄鋼板、汎用電気部品等)の製造業者
・ キヤノンが特定の事業者へ加工等を委託するよう指定した委託先
(b)対象となる事業所・工場
キヤノンに納入する物品の設計・開発・生産・販売を行うすべての事業所・工場が対象と
なります。
評価対象会社
事業所B
(キヤノンに納入する物品の生産を実施)
自己評価
事業所A
(キヤノンに納入する物品の設計・開発を実施)
事業所C
(キヤノンに納入する物品の販売を実施)
事業所D
(キヤノンに納入する物品の設計・開発・生産・販売無し)
なお、図1の「C:製品含有化学物質管理」の評価は、製品含有化学物質管理が事業所・
工場だけで完結しない場合は、事業所・工場以外も評価対象となります。
(例)事業所・工場は製造のみで、本社(親企業)が設計・使用する部材の選定を実施し
ている場合は、本社部門(親企業)も含めて評価の対象です。
また、同一の製品含有化学物質管理システムを構築・運用している場合は、グループ単位
で評価することもあります。
17
Ver.11.11
②物品評価
(1)物品評価の手順
図1の「D:物品のパフォーマンス」に関する個々の物品に対する評価の手順は、次のとおりです。
(18ページの「図3物品評価フロー」参照)
(a)お取引先は、キヤノンに納入する物品の製品環境影響物質情報をあらかじめ調査してくだ
さい。
(b)キヤノンからお取引先に、取引対象物品に関する物品調査のご回答を依頼します。
(c)お取引先は、物品調査の回答を①または②のフォーマットでご提出ください。
なお、必要に応じて①および②の他に資料のご提出を依頼する場合があります。
①「JGPファイル」
原則、すべての購入物品について、旧JGPSSIが定めたフォーマットで調査を依頼し
ます。ご記入にあたっては、IEC/TC111の国内委員会内に設置された分科会VT6
2474が提供している調査ツール(ソフトウェア)の使用を推奨します。
また、報告対象値未満の含有がある場合は当該含有情報をご記入ください。
②「キヤノン包装材調査票」、「キヤノン追加調査票」
本調査はJGPファイルで定める製品環境影響物質とは別に、次の要件を把握する場合に
使用し、必要に応じて調査を依頼します。
・ JGPファイルで対象となっていない本基準書で定める製品環境影響物質
・ 環境ラベル取得に関わる材料情報、化学物質情報等を必要とする場合
必要とする情報の一例:エコマーク、ブルーエンジェルの事務機製品の樹脂外装材・
筐体における環境ラベル対象物質
・ 包装材、電池等の特定用途における環境法規制対応上、調査を必要とする場合
・ 社会動向、法規制動向により把握する必要があると判断された環境情報を把握する必
要がある場合
・ 顧客要求等への対応を必要とする場合、など
また、詳しい回答方法については、キヤノンが別途発行している『キヤノングリーン調達
調査調査票回答マニュアル』(日本語・英語・中国語)をご参照ください。
③「chemSHERPA-AI ファイル」、「chemSHERPA-CI ファイル」
2017 年 1 月から 6 月にかけて、段階的に上記①を③に変更して、調査を依頼します。ご記
入あたっては、chemSHERPA で提供するデータ作成支援ツールをご利用ください。
詳しい回答方法については、chemSHERPA で提供するマニュアル、利用ルールをご参照く
ださい。なお、入手先は、下記 URL をご参照ください。
https://chemsherpa.net/chemSHERPA/tool/
(d)キヤノンは、ご回答いただいた物品調査を基に判定し、要求事項を満たしている物品のみ
購入します。
(e)設計変更、工程変更等が発生する場合は、その情報を事前にご提供ください。物品調査の
ご回答に変化が生じる可能性がある場合は、含有化学物質を再調査しパフォーマンスを再
評価します。
18
Ver.11.11
実施項目
お取引先
要求事項の理解
確認
キヤノン
・グリーン調達基準書
・調査説明書
製品環境影響物質の
調査を行うための活動
C:製品含有化学物質管理
運 用
D:物品のパフォーマンス
キヤノンに納入する
物品に含有される
製品環境影響物質の
情報の把握と記録
結果の提出
・使用禁止物質の非含有、
・使用制限物質の期限以降
の非含有
①JGPファイル
②キヤノン追加調査票
製品環境影響物質情報
提出依頼
提出
要求項目適合判定
代替実施
代替検討
代替検討
×
○
不合格
合格
代替依頼
図3:物品評価フロー
(上記①JGP ファイルは、2017 年 1 月から 6 月にかけて、段階的に③「chemSHERPA-AI ファイル」、
「chemSHERPA-CI ファイル」に変更いたします。)
19
Ver.11.11
10.情報の取り扱い
お取引先から製品含有化学物質管理の目的でご提供いただいた情報は、キヤノングループ内で共有
させていただきます。
ご提供いただいた情報(個人情報を除く)のキヤノングループ外の第三者への開示は次のとおりで
す。開示に不都合があるお取引先はキヤノンにご連絡ください。なお、個人情報の取り扱いに関して
は、キヤノンのホームページをご参照ください。
「取引先環境評価」および「物品評価」で、お取引先よりご提供いただいた情報は、次の場合、ご
提供いただいた状態のままで、または、加工した状態で、第三者に提供することがあります。
①各国司法機関または行政機関等から、法令に基づき情報の開示または提供を命じられた場合の開
示または提示のための利用
②法令に基づき監査を実施する監査法人等に対し、情報を開示または提示のための利用
③各種認証機関への認証取得および維持に伴い、情報を開示または提供するための利用
④重要顧客、機関投資家、市民団体からの開示要請に基づき、情報を開示または提供するための利
用
なお、上記④については、ご提供いただいた情報をそのままの形で第三者に開示または提供する場
合には、事前にお取引先にご連絡します。情報を加工した状態とは、例えば、ご提供いただいた情報
を元に、キヤノンの製品関連情報の一部として第三者に開示する場合などがあります。
11.改訂に伴う取り扱い
本基準書の改訂の際にご提出を依頼している「キヤノン グリーン調達基準書改訂確認書*」の取
り扱いは次のとおりです。
①次の(1)(2)の改訂において、キヤノンと直接お取り引きしているお取引先は、「キヤノン
グリーン調達基準書改訂確認書*」をご提出ください。
(1)要求事項の改訂
(2)「1A使用禁止物質」、「2A使用禁止物質」、「3A包装のみの追加使用禁止物質」、
「2B使用制限物質」(使用禁止までの期限1年以内)、の改訂
②次の(1)∼(3)の改訂において、「キヤノン グリーン調達基準書改訂確認書*」のご提出
を依頼しませんが、改訂内容を含めた本基準書の遵守が必要です。
(1)「1B削減対象物質」、「1C管理対象物質」、「2B使用制限物質」(使用禁止までの
期限1年以上)、「2C含有管理物質」の改訂
(2)要求事項を補足する改訂
(3)誤記修正
*「キヤノン グリーン調達基準書改訂確認書」は、お取引先より本基準書の遵守の確認として、
本基準書の改訂の際にご提出いただく書面です。
12.適用開始日
本基準書は、2016年7月1日より適用を開始します。
20
Ver.11.11
改訂履歴
No.
改訂年月
Ver.1.0
Ver.2.0
Ver.2.1
Ver.3.0
Ver.3.1
1997 年 9 月
2002 年 4 月
2002 年 6 月
2003 年 8 月
2005 年 9 月
Ver.3.2
2006 年 5 月
Ver.4.0
2006 年 8 月
Ver.5.0
2008 年 2 月
Ver.5.1
2008 年 10 月
改訂内容
制定
全面改訂
誤記修正
全面改訂
・化学物質リスト関連変更
「物品に含まれる環境影響物質」を「製品環境影響物質」に変更、
「開発・生産・販売時に使用される環境影響物質」を「製造環境
影響物質」に変更、製品環境影響物質リスト変更、製品環境影響
物質リストに「事務機製品の樹脂外装材・筐体における環境ラベ
ル対象物質」・「包装材における追加含有管理物質」を追加等
・運用に伴う変更
「優良グリーンサプライヤー」と「ガイドライン」の削除、別紙
1「自己評価票」と別紙 2「現状調査票」の書式変更等
・その他
全体的に見やすく構成を修正。要求事項の明確化および解説・ヘ
ッダー部分に履歴・文書構成の修正・補足資料(製品環境影響物
質の管理についての具体例)の追加等
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の改訂
・最新の法規制動向に基づき、適用範囲(対象物質の除外項目追加)
の変更
・包装材に関する使用禁止物質の追加
・物品の環境管理システムに関する要求事項変更
物品の環境管理システムの要求事項として、グリーン調達調査共
通化協議会(旧 JGPSSI)が 2005 年 9 月に策定した「製品含有化
学物質管理ガイドライン」を採用
・「事業活動の環境管理システム」における要求事項の表現を一部変
更(要求事項の内容は変更無し)
・包装材に関する使用禁止物質の追加
・添付資料 1「製造環境影響物質リスト」の改訂
法律に基づく使用禁止物質の追加、見直し
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の改訂
2A 使用禁止物質の追加
2B 使用制限物質の追加
使用禁止物質の対象範囲、除外項目の見直し
・誤記、表現修正
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」
3A 包装材に関する使用禁止物質に適用除外項目を追記
3B 包装材に関する使用制限物質の適用範囲に適用除外を追記
用語の定義 3.不純物に追記
・誤記修正
21
Ver.11.11
Ver.6.0
2009 年 8 月
Ver.7.0
2010 年 9 月
・「部品・材料編」と「販売活動に伴う付属品編」の統合
・製品含有化学物質管理の要求事項を「製品含有化学物質管理ガイド
ライン第 2 版」に改訂
・物品のパフォーマンスに関する要求事項に環境情報に関わる化学物
質の非含有を追加
・第三者への情報開示を追加
・添付資料 1「製造環境影響物質リスト」の改訂
1A 使用禁止物質の追加
1C 管理対象物質の追加・削除
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の改訂
2A 使用禁止物質の追加
3A 包装材に関する使用禁止物質を 2A 使用禁止物質の対象範
囲に、3B 包装材に関する使用制限物質を 2B 使用制限物質の対
象範囲に、3C 包装材に関する含有管理物質を 2C 含有管理物質
の対象範囲に変更し、包装に関し 2A 使用禁止物質に追加される
化学物質を 3A 包装に対する使用禁止物質に追加
2A-1 RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目の除外期限を
一部設定
2C 含有管理物質の追加・削除
2E
LBP 使用部品(OEM 仕様)の使用禁止物質を追加
・フォーマット 3「製品含有化学物質管理ガイドライン(第 2 版)実
施項目一覧表兼チェックシート」の追加
・その他
要求事項の解説を追加
自己評価票の修正
表現修正
・サプライチェーンを通じた事業活動の環境マネジメントシステムの
構築・運用を明記
・お取引先が商社の場合の自己評価の対象を変更
・添付資料 1「製造環境影響物質リスト」の改訂
1A 使用禁止物質の追加
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の改訂(JIG-101 Ed3.1 改訂
に伴う)
対象範囲の見直し
2A 使用禁止物質の意図的添加を JIG と整合
2A-1 RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目の見直し
2B
使用制限物質の追加
2C
含有管理物質の追加
・フォーマット 1、2、3 を本基準書から分離
・表現修正
22
Ver.11.11
Ver.8.0
2011 年 7 月
Ver.8.1
2012 年 3 月
Ver.9.0
2013 年 6 月
・JIG-201 の発行に伴う変更
適用範囲を「製品」と「包装」に分割
添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の構成を「製品編」と「包
装編」に変更
・「製造環境影響物質」と「製品環境影響物質」の説明を追加
・改訂に伴う取り扱いを追加
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」に記載していた用語の説明
を基準書に記載
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の改訂
「製品編」
2A 使用禁止物質の追加
2C 含有管理物質の追加
「包装編」
3A 包装に対する使用禁止物質の追加・削除
3C 包装に対する含有管理物質の追加・削除
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の改訂
「製品編」
2A 使用禁止物質における例示物質の追加
付表 2A-1 RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目の改訂
付表 2A-2 電池中への重金属含有禁止項目の改訂
2C 含有管理物質の追加・内容の改訂・物質名称変更
「包装編」
3A 包装に対する使用禁止物質における例示物質の追加
3C 包装に対する含有管理物質の物質名称変更
「参考」製品環境影響物質リスト一覧の改訂
・用語の説明を追加・修正
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の改訂
「製品編」
2A 使用禁止物質における例示物質の追加・対象範囲の変更
付表 2A-1-1 RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(共通)の
改訂
付表 2A-1-2 RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(医療機
器、監視および制御装置)の追加
2B 使用制限物質の追加
2C 含有管理物質の追加・削除・例示物質の追加・IEC62474「Declarable
substance groups and declarable substances」との整合に伴う含有管理
物質の削除
2D 事務機製品の樹脂外装材・筐体における環境ラベル対象物質の追
加
2E
LBP(レーザプリンタ)使用部品の使用禁止物質の追加・修正
「包装編」
3A 包装に対する使用禁止物質における例示物質の追加
3C 包装に対する含有管理物質の追加・削除・例示物質の追加
「参考」製品環境影響物質リスト一覧の改訂
・サプライチェーンにおける環境リスク管理強化に伴い、フォーマッ
ト 2「現状調査票」を改訂
23
Ver.11.11
Ver.10.0
2014 年 6 月
Ver.11.0
2015 年 6 月
・用語の説明を修正
・製品含有化学物質管理の要求事項Cを「製品含有化学物質管理ガイ
ドライン第 3.0 版」に改訂
・添付資料 1「製造環境影響物質リスト」の改訂
1A 使用禁止物質の追加
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の改訂
「製品編」
2A 使用禁止物質の追加・対象範囲の変更・修正
付表 2A-1-1 RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(共通)
の適用除外項目および除外終了期限の追加・修正
付表 2A-1-2 RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(医療
機器、監視および制御装置)の改訂
付表 2A-2 電池中への重金属含有禁止項目の削除・修正
2B 使用制限物質の修正・削除
2C 含有管理物質の追加・削除
2E LBP(レーザプリンタ)使用部品の使用禁止物質の除外例の修正
「包装編」
3A 包装に対する使用禁止物質の追加・対象範囲の変更
3B 包装に対する使用制限物質の追加・削除
3C 包装に対する含有管理物質の追加・削除・対象範囲の変更
「参考」製品環境影響物質リスト一覧の改訂
・フォーマット 3「実施項目一覧表兼チェックシート」を改訂
・取引先環境評価のお取引先の自己評価用フォーマットを変更
・第三者への情報開示を修正
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の改訂
「製品編」
2A 使用禁止物質の追加・対象範囲の変更・修正
付表 2A-1-1 RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(共通)
および付表 2A-1-2 RoHS 指令で規制する重金属の適用除外
項目(医療機器、監視および制御装置)の適用除外項目・除
外終了期限の追加・修正・キヤノンにおける除外終了期限の
廃止
2B 使用制限物質の対象範囲の変更
2C 含有管理物質の追加・削除
2D 事務機製品の樹脂外装材・筐体における環境ラベル対象物質
の修正
2E LBP(レーザプリンタ)使用部品の使用禁止物質の修正
「包装編」
3A 包装に対する使用禁止物質の対象範囲の修正
3C 包装に対する含有管理物質の追加
3E LBP(レーザプリンタ)使用部品の使用禁止物質を追加
「参考」製品環境影響物質リスト一覧の改訂
24
Ver.11.11
Ver.11.1
2016 年 7 月
Ver.11.11
2016 年 7 月
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の構成の変更に伴う改訂
『4.「製造環境影響物質」と「製品環境影響物質」』の説明を
修正
添付資料 2「製品環境影響物質リスト」について以下を改訂
1) 「製品編」と「包装編」を統合
2) 表形式の見直し、記載情報の整理
3) SVHC を含有管理物質(REACH 規則 認可対象候補物質)リス
トに集約
・添付資料 2「製品環境影響物質リスト」の改訂記載。
・2017 年 1 月から 6 月にかけて、従来のJGPファイルによる調査を
chemSHERPA-AI ファイル、chemSHERPA-CI ファイルに変更して行く
内容を追記
誤記訂正
グリーン調達に関する各種資料、調査票等は、次のURLからダウンロードできます。
日本語サイト (日本語・英語・中国語)
http://web.canon.jp/procurement/green.html
英語サイト (英語・中国語)
http://www.canon.com/procurement/green.html
お問い合わせ先
お取り引きしているキヤノンの調達窓口
キヤノン グリーン調達基準書 Ver.11.11
発行: キヤノン株式会社 調達本部
発行/2016 年 7 月
© 1997 CANON INC.
25
Ver.11.11
添付資料 1
「製造環境影響物質リスト」
本添付資料 1 は、キヤノン グリーン調達基準書で定める、製造環境影響物質の管理基準を定めた
リストです。キヤノンに納入する物品の生産・販売の過程においては、「製造環境影響物質リスト」
の管理基準を満たしてください。
1A
1B
使用禁止物質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
削減対象物質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
26
27
29
Ver.11.11
添付資料 1
「製造環境影響物質リスト」
使用禁止物質(キヤノンに納入する物品の生産・販売の過程で使用を禁止する化学物質)
1A
1A-1 モントリオール議定書 (附属書 A/B/C/E 対象物質)
No. CAS.No.
物質名
英文名
CFC
Halon
Carbon tetrachloride
1,1,1-Trichloroethane
HCFC
HBFC
Bromochloromethane
Methyl bromide
1
2
3
4
5
6
7
8
CFC
ハロン
56-23-5
四塩化炭素
71-55-6
1,1,1-トリクロロエタン
HCFC
HBFC
74-97-5
ブロモクロロメタン
74-83-9
臭化メチル
1A-2 石綿の使用における安全に関する条約
No. CAS.No.
物質名
英文名
Asbestos
石綿(アスベスト)
1A-3 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(附属書 A/B 対象物質)
No. CAS.No.
物質名
英文名
Polychlorinated
biphenyls (PCB)
10
ポリ塩化ビフェニル(PCB)
Polychlorinated
naphthalene (2
11
ポリ塩化ナフタレン(塩素数 2 以上のもの)
9
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
118-74-1
309-00-2
60-57-1
72-20-8
50-29-3
57-74-9
76-44-8
8001-35-2
2385-85-5
87-68-3
-
ヘキサクロロベンゼン
アルドリン
ディルドリン
エンドリン
DDT
クロルデン
ペプタクロル
トキサフェン
マイレックス
ヘキサクロロブタジエン(別名:ヘキサクロロブタ-1,3-ジエン)
ペルフルオロ(オクタン-1-スルホン酸)(別名 PFOS)又はその
塩 a)
およびペルフルオロ(オクタン-1-スルホニル)=フルオリド(別
名 PFOSF)
23
24
25
26
27
28
29
608-93-5
319-84-6
319-85-7
58-89-9
143-50-0
36355-01-8
-
30
-
31
115-29-7
959-98-8
33213-65-9
ペンタクロロベンゼン
α-ヘキサクロロシクロヘキサン
β-ヘキサクロロシクロヘキサン
リンデン(別名:γ-ヘキサクロロシクロヘキサン)
クロルデコン
ヘキサブロモビフェニル
テトラブロモジフェニルエーテル及びペンタブロモジフェニル
エーテル
ヘキサブロモジフェニルエーテル及びヘプタブロモジフェニ
ルエーテル
エンドスルファン
27
or more chlorine atoms)
Hexachlorobenzene
Aldrin
Dieldrin
Endrin
DDT
Chlordane
Heptachlor
Toxaphene
Mirex
Hexachlorobutadiene
Perfluorooctane sulfonic acid
(PFOS), its salts
Perfluorooctane sulfonyl
fluoride(PFOSF)
Pentachlorobenzene
Alpha hexachlorocyclohexane
Beta hexachlorocyclohexane
Lindane
Chlordecone
Hexabromobiphenyl
Tetrabromodiphenyl ether and
pentabromodiphenyl ether
Hexabromodiphenyl ether and
heptabromodiphenyl ether
Technical endosulfan and its
related isomers
Ver.11.11
添付資料 1
「製造環境影響物質リスト」
1A-3 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(附属書 A/B 対象物質)(続き)
32
33
注記
25637-99-4 ヘキサブロモシクロドデカン
3194-55-6
4736-49-6
65701-47-5
134237-50-6
134237-51-7
134237-52-8
138257-17-7
138257-18-8
138257-19-9
169102-57-2
678970-15-5
678970-16-6
678970-17-7
ペンタクロロフェノールとその塩及びエステル類
-
Hexabromocyclododecane
Pentachlorophenol and its salts
and esters
ストックホルム条約の対象物質は,日本においては,「化学物質の審査及び製造等の規制に関
する法律(化審法)」の第 1 種特定化学物質として使用が禁止されている。なお,化審法では,
上記の他に幾つかの物質が第 1 種特定化学物質に指定されている。
注 a) ペルフルオロ(オクタン-1-スルホン酸)(別名 PFOS)又はその塩は,次の用途では使用する
ことができる。
・エッチング剤(圧電フィルタ又は無線機器が 3 メガヘルツ以上の周波数の電波を送受信する
ことを可能とする化合物半導体の製造に使用するものに限る。)の製造
・半導体用のレジストの製造
・業務用写真フィルムの製造
1A-4 土壌汚染防止のための使用禁止物質(キヤノン基準)
No. CAS.No.
物質名
英文名
56-23-5
Carbon
tetrachloride
(3)
四塩化炭素 a)
34
107-06-2 1,2-ジクロロエタン
1,2-Dichloroethane
35
75-35-4
Vynilidene (di) chloride
1,1-ジクロロエチレン
36
156-59-2 シス-1,2-ジクロロエチレン
Cis-1,2-Dichloroethylene
37
542-75-6 1,3-ジクロロプロペン
1,3-dichloropropene
38
75-09-2
Dichloromethane
ジクロロメタン
39
127-18-4 テトラクロロエチレン
Tetrachloroethylene
71-55-6 1,1,1-トリクロロエタン a)
1,1,1-Trichloroethane
(4)
40
79-00-5
1,1,2-Trichloroethane
1,1,2-トリクロロエタン
41
79-01-6
Trichloroethylene
トリクロロエチレン
42
71-43-2
Benzene
ベンゼン
注記 土壌汚染防止のための使用禁止物質として、上記の他に四塩化炭素、1,1,1-トリクロロエタ
ンがある。
1A-5 人の健康に重要な影響を及ぼす物質(キヤノン基準)
No. CAS.No.
物質名
43
44
45
46
47
48
-
英文名
Tetraphosphorus
Benzidine and its salts
4-Aminobiphenyl and its salts
4-Nitrobiphenyl and its salts
Bis(chloromethyl) ether
β-Naphthylamine and its salts
黄りんマッチ(黄りん)
ベンジジン及びその塩
4-アミノジフェニル及びその塩
4-ニトロジフェニル及びその塩
ビス(クロロメチル)エーテル
β-ナフチルアミン及びその塩
28
Ver.11.11
添付資料 1
1B
「製造環境影響物質リスト」
削減対象物質(キヤノンに納入する物品の生産・販売の過程で使用の削減を要する化学物質)
該当する物質は、存在しない。
No.
CAS.No.
物質名
英文名
-
-
-
-
注記 将来、新たな「削減対象物質」を定める可能性がある。
29
Ver.11.11
添付資料 2
「製品環境影響物質リスト」
2A 使用禁止物質(キヤノンに納入する製品/包装への含有を禁止する化学物質)
3A 使用禁止物質(包装のみ追加禁止物質)
付表 2A-1 使用禁止対象物質詳細 1∼7
付表 2A-2 電池中への重金属含有禁止項目
付表 2A-3-1 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(共通)
付表 2A-3-2 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(カテゴリ 8・9)
2B 使用制限物質
(キヤノンに納入する製品/包装に対し、キヤノンが含有を認める期限を設定し、
その期限以降の含有を禁止する化学物質)
2C 含有管理物質
(キヤノンに納入する製品への含有有無、含有量、使用部位、用途等の把握を
必要とする化学物質)
付表 2C-1 含有管理物質(REACH 規則 認可対象候補物質)
2D 事務機製品の樹脂外装材・筐体における環境ラベル対象物質(エコマーク、ブルーエンジェル)
2E LBP(レーザプリンタ)使用部品の使用禁止物質
3E LBP(レーザプリンタ)使用包装材の使用禁止物質
参照法規制および付表中の表記番号
30
Ver.11.11
2A 使用禁止物質(キヤノンに納入する製品/包装への含有を禁止する化学物質)
No
物質(群)名
1
カドミウムおよび
その化合物 a)
対象物質
CAS No
-
対象範囲(閾値)
①均質材料中に 100ppm を超える
カドミウムの含有がある場合
②電池中への重金属の含有禁止:
付表 2A-2
用途・使用例
参照法
規制
顔料,耐蝕表面処理,
電池,接点,光学材料,
ポリ塩化ビニル安定
剤
1,2
顔料,塗料,インキ,
触媒,防食表面処理,
染料,防錆
1,2
<除外対象項目> 付表 2A-3-1
2
六価クロム化合物
-
a)
①均質材料中に 1,000ppm を超え
る六価クロムの含有がある場合
b)
②皮革製品/皮革部材において、皮
革の合計乾燥重量当たり 3ppm
以上の六価クロムの含有がある
場合
<除外対象項目> 付表 2A-3-1
3
鉛およびその化合
物 a)
-
①均質材料中に 1,000ppm を超え
る鉛の含有がある場合
②ポリ塩化ビニル電線のポリ塩化
ビニル樹脂被覆中に,300ppm を
超える鉛の含有がある場合
③12 歳以下の子供向けの製品にお
いて,部品中に 100ppm, または
その塗料中/乾燥塗膜中に 90ppm
を超える鉛の含有がある場合
④電池中への重金属の含有禁止:
付表 2A-2
注記 1 上記③については、キヤ
ノンに該当する製品がある場合
は別途ご連絡します。
顔料,塗料,ゴム硬化 1,2,3,4
剤,電池,プラスチッ
ク安定剤,ゴム加硫
剤,ハンダ,ガラス,
快削合金,合金成分,
各種樹脂添加剤
<除外対象項目> 付表 2A-3-1
4
水銀およびその化
合物 a)
-
電池,蛍光材料,接点, 1,2,5
①意図的添加
温度計,顔料
②不純物として均質材料中に
1,000ppm を超える水銀の含有が
ある場合
③電池中への重金属の含有禁止:
付表 2A-2
<除外対象項目> 付表 2A-3-1
31
Ver.11.11
2A 使用禁止物質(キヤノンに納入する製品/包装への含有を禁止する化学物質)(続き)
No
物質(群)名
対象物質
CAS No
-
用途・使用例
参照法
規制
意図的添加
電気絶縁体,充填
材,断熱材,摩擦材
2,6,7
意図的添加
塗料,顔料,防腐剤,
冷媒,発泡剤
8
対象範囲(閾値)
5
アスベスト
6
トリブチルスズ=
オキシド(TBTO)
56-35-9
7
ジブチルスズ化合
物(DBT)a)
-
均質材料中に 1,000ppm を超えるス PVC 用安定剤,シリ
ズの含有がある場合
コン樹脂およびウ
レタン樹脂用の硬
化触媒
2
8
ジオクチルスズ化
合物(DOT)a)
-
以下の対象において,均質材料中
に 1,000ppm を超えるスズの含有が
ある場合
(1)皮膚と接触することを意図す
る織物・皮革製品
(2)育児用品
(3)2 コンポーネント室温加硫モー
ルディングキット(RTV-2 シーラ
ントモールディングキット)
PVC 用安定剤,シリ
コン樹脂およびウ
レタン樹脂用の硬
化触媒
2
9
三置換有機スズ化
合物 a)
-
①意図的添加
②不純物として,均質材料中に
1,000ppm を超えるスズの含有が
ある場合
顔料,塗料,難燃剤,
安定剤,n 型ドーパ
ント
10
ポリ臭化ビフェニ
ル(PBB)類
-
均質材料中に 1,000ppm を超える含 難燃剤
有がある場合
11
ポリ臭化ジフェニ
ルエーテル(PBDE)
類
-
①意図的添加
②不純物として,均質材料中に
1,000ppm を超える含有がある場
合
難燃剤
12
ヘキサブロモシク
ロドデカン(HBCDD)
およびすべての主
要ジアステレオ異
性体
使用禁止
対象物質
詳細 1
参照
意図的添加
難燃剤(主に発泡ポ
リスチレンとある
種の繊維に使用さ
れる。)
8,9
13
ポリ塩化ビフェニ
ル(PCB)類および
特定代替品
使用禁止
対象物質
詳細 2
参照
意図的添加
絶縁油,潤滑油,電
気絶縁媒体,可塑
剤,塗料溶媒,熱媒
体
2,8
32
2,8
1,2
1,2,8
Ver.11.11
2A 使用禁止物質(キヤノンに納入する製品/包装への含有を禁止する化学物質)(続き)
No
物質(群)名
対象物質
CAS No
-
参照法
規制
対象範囲(閾値)
用途・使用例
均質材料中に 50ppm を超える含有
がある場合
絶縁油,潤滑油,電
気絶縁媒体,可塑
剤,塗料溶媒,熱媒
体
2
潤滑油,塗料,プラ
スチック安定剤,電
気絶縁媒体,難燃剤
8,10
14
ポリ塩化ターフェ
ニル(PCT)類
15
ポリ塩化ナフタレ
ン類
-
意図的添加
16
短鎖型塩化パラフ
ィン類(炭素数 10
∼13)
-
部品中に 1,000ppm を超える含有が グリス,金属加工
ある場合
油,難燃剤,PVC 用
可塑剤
17
パーフルオロオク
タンスルフォン酸
塩(PFOS)
-
①意図的添加
②不純物として部品中に 1,000
ppm を超える含有がある場合
③テキスタイルまたはその他の被
覆された材料において,被覆材
中 1μg/㎡を超える含有がある
場合
10
フォトリソグラフ
ィ,写真コーティン
グ材,油圧油,金属
めっき,洗剤,消火
剤,紙のコーティン
グ材
8,9,10,
フォトリソグラフ
ィ,写真コーティン
グ材,油圧油,金属
めっき,洗剤,消火
剤,紙のコーティン
グ材,プラスチック
安定剤
11,13
冷媒,吹き付け剤,
消火剤,洗浄剤,絶
縁材,苛性ガス
14
12
<除外対象項目>
①フォトリソグラフィ・プロセス
のためのフォトレジストまたは
反ミラー・コーティング
②フィルム,書類,または印刷版
に適用される写真コーティング
18
パーフルオロオク
タン酸(PFOA)とそ
の塩およびそのエ
ステル
使用禁止
対象物質
詳細 3
参照
意図的添加
19
フッ素系温室効果
使用禁止
ガス(PFC,SF6,HFC) 対象物質
類
詳細 4
参照
使用禁止対象物質詳細 4 に示す用
途において,意図的添加
20
オゾン層破壊物質
使用禁止
対象物質
詳細 5
参照
意図的添加
冷媒,消化剤,発泡
剤,洗浄剤,薫蒸
15,16
21
一部の芳香族アミ
ンを生成するアゾ
染料・顔料
-
織物/皮革製品において,30ppm を
超える使用禁止対象物質詳細 5 記
載の芳香族アミンを生成するアゾ
染料・顔料
顔料,染料,着色剤、
2
33
Ver.11.11
2A 使用禁止物質(キヤノンに納入する製品/包装への含有を禁止する化学物質)(続き)
対象物質
CAS No
3846-71-7
No
物質(群)名
22
2-(2H-1,2,3-ベン
ゾトリアゾール-2イル)-4,6-ジ
-tert-ブチルフェ
ノール(UV-320)
23
ジメチルフマレー
ト (別名フマル酸
ジメチル)
24
N-フェニルベンゼ
68921-45-9 意図的添加
ンアミンとスチレ
ン,2,4,4-トリメチ
<除外対象項目>
ルペンテンの反応
タイヤ中を除くゴムの添加剤
生成物(BNST)
特定多環芳香族炭 使用禁止対 人の皮膚または口腔内に直接,長
化水素(PAH)
象物質詳細 時間または短期間で繰り返し接
7
触するゴムまたはプラスチック
参照
部品中に 1ppm を超える含有があ
る場合
25
624-49-7
対象範囲(閾値)
意図的添加
均質材料中に 0.1ppm を超える含
有がある場合
34
用途・使用例
参照法
規制
接着剤,塗料,印刷イ
ンク,プラスチック,
インクリボン,パテ,
コーキング,シール用
充填材(紫外線吸収
剤)
防湿剤,防カビ剤
8
ゴム・潤滑油に使用さ
れる添加剤(酸化防止
剤)
17
ゴムまたはプラスチ
ック中の顔料(不純
物)
2
2
Ver.11.11
3A 使用禁止物質(包装のみ追加禁止物質)
No
物質(群)名
26
四重金属
(カドミウム/六価
クロム/鉛/水銀,お
よび各々の化合物)
対象物質
CAS No.
-
a)
対象範囲(閾値)
用途・使用例
顔料,塗料,PVC の安
①意図的添加
定剤
②不純物として均質材料中にカ
ドミウム,水銀,六価クロム,
鉛の合計で 100ppm を超える含
有がある場合
参照
法規制
18,19
27
ヒ素化合物
-
木材防腐剤として使用された場
合
木材防腐剤
2
28
塩化コバルト
-
乾燥剤内のインジケータとして
含有する場合
2
29
ハロゲン系化合物
およびハロゲン系
樹脂 b)
-
プラスチック材料に対する意図
的添加,または使用がある場合
湿度表示カード
(HIC),シリカゲル
中の水分インジケー
タ
難燃剤,接着剤
20,21
<除外対象項目>
(1) お取引先とキヤノン間で繰
り返し使用する包装のポリ塩化
ビニル成形品。ただし、2011 年
10 月 1 日以降に新規に設計する
場合には適用されない
例:通い箱
(2)包装する機能を主としてい
ない部品,材料を包装材として
使用した場合。
ここでいう「包装する機能を主
としていない場合」とは,製品
を保護する,または包む用途(ケ
ース,緩衝材など)以外のもの
を指す。
例:ホログラムラベル,印刷用
インキ中に着色剤として使用さ
れるハロゲン化合物およびフッ
素添加剤など。
ただし,本除外要件は,含有す
るハロゲン系化合物が 2A に定
める使用禁止物質に該当する場
合は適用されない。
【2A/3A 全体への注記】
注記 1 「対象物質」欄は,対象物質が限定されている場合に CAS No.を記載している(対象が物質群の
場合には,同欄に「−」を表記)。
注記 2 「参照法規制」欄の番号表記に対応する法規制等の名称は,参照法規制一覧および付表中の表記番
号を参照のこと。
注 a) 対象範囲の濃度については、金属換算値を適用する。
注 b) No.29「ハロゲン系化合物およびハロゲン系樹脂」は,ブルーエンジェル(複写機[複合機],プ
リンタ,ファクシミリ),エコマーク(複写機,プリンタ)の基準にいう「ハロゲンを含むポリマ
ー」を含むプラスチック材にあたる。包装材においては,その包装する製品がこれらの環境ラベル
の適合対象機種であるか否かにかかわらず,全てこれを使用禁止とする。
35
Ver.11.11
付表 2A-1 使用禁止対象物質詳細 1
No
12 ヘキサブロモシクロド
デカン(HBCDD)および
すべての主要ジアステ
レオ異性体
対象物質
ヘキサブロモシクロドデカン (HBCDD)
1,2,5,6,9,10-ヘキサブロモシクロドデカン
α-ヘキサブロモシクロドデカン
β-ヘキサブロモシクロドデカン
γ-ヘキサブロモシクロドデカン
CAS No.
25637-99-4
4736-49-6
65701-47-5
138257-17-7
138257-18-8
138257-19-9
169102-57-2
678970-15-5
678970-16-6
678970-17-7
3194-55-6
134237-50-6
134237-51-7
134237-52-8
付表 2A-1 使用禁止対象物質詳細 2
No
13 ポリ塩化ビフェニル
(PCB)類および特定代
替品
対象物質
ポリ塩化ビフェニル類(全ての異性体および
同族体)
モノメチル-テトラクロロ-ジフェニルメタ
ン (Ugilec 141)
モノメチル-ジクロロ-ジフェニルメタン
(Ugilec 121, Ugilec 21)
モノメチル-ジブロモ-ジフェニルメタン
(DBBT)
CAS No.
1336-36-3
76253-60-6
81161-70-8
99688-47-8
付表 2A-1 使用禁止対象物質詳細 3
No
18 パーフルオロオクタン
酸(PFOA)とその塩およ
びそのエステル
対象物質
パーフルオロオクタン酸(PFOA)
パーフルオロオクタン酸アンモニウム
(APFO)
パーフルオロオクタン酸のナトリウム塩
パーフルオロオクタン酸のカリウム塩
パーフルオロオクタン酸の銀塩
パーフルオロオクタン酸フルオリド
パーフルオロオクタン酸メチル
パーフルオロオクタン酸エチル
36
CAS No.
335-67-1
3825-26-1
335-95-5
2395-00-8
335-93-3
335-66-0
376-27-2
3108-24-5
Ver.11.11
付表 2A-1 使用禁止対象物質詳細 4
No
19
対象物質
フッ素系温室効果ガ
テトラフルオロメタン (4 フッ化炭素、PFC-14)
ス(PFC,SF6,HFC)類 ヘキサフルオロエタン (PFC-116)
オクタフルオロプロパン (PFC-218)
デカフルオロブタン (PFC-31-10)
ドデカフルオロペンタン (PFC-41-12)
テトラデカフルオロヘキサン (PFC-51-14)
オクタフルオロシクロブタン (PFC-c318)
6 フッ化硫黄 (SF6)
トリフルオロメタン (HFC-23)
ジフルオロメタン (HFC-32)
フッ化メチル (HFC-41)
2H,3H-デカフルオロペンタン (HFC-43-10mee)
ペンタフルオロエタン (HFC-125)
1,1,2,2-テトラフルオロエタン (HFC-134)
1,1,1,2- テトラフルオロエタン (HFC-134a)
1,2-ジフルオロエタン(HFC-152)
1,1-ジフルオロエタン (HFC-152a)
1,1,2-トリフルオロエタン (HFC-143 )
1,1,1-トリフルオロエタン (HFC-143a)
フルオロエタン(HFC-161)
2H-ヘプタフルオロプロパン (HFC-227ea)
1,1,1,2,2,3-ヘキサフルオロプロパン (HFC-236cb)
1,1,1,2,3,3-ヘキサフルオロプロパン (HFC-236ea)
1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン (HFC-236fa)
1,1,2,2,3-ペンタフルオロプロパン (HFC-245ca)
1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン (HFC-245fa)
1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタン (HFC-365mfc)
CAS No.
75-73-0
76-16-4
76-19-7
355-25-9
678-26-2
355-42-0
115-25-3
2551-62-4
75-46-7
75-10-5
593-53-3
138495-42-8
354-33-6
359-35-3
811-97-2
624-72-6
75-37-6
430-66-0
420-46-2
353-36-6
431-89-0
677-56-5
431-63-0
690-39-1
679-86-7
460-73-1
406-58-6
<対象範囲(閾値)>
以下の物質において,それぞれの用途で意図的添加がある場合
(1) PFCs, HFCs, SF6
- 使い捨て容器,窓,履物,タイヤ
- 構成要素が 1 種類の発泡剤
(EU 各国の安全基準を満たすために必要とされる場合を除く)
(2) HFCs, PFCs
- 直接蒸発する開放系システムに含まれる冷媒
(3) PFCs, HFC-23
- 防火設備
(4) HFCs(GWP a)150 以上)
- 新型のエアロゾル(娯楽,装飾を目的とした煙霧発生器)
- 家庭用冷蔵庫・冷凍庫
- 工業用エアロゾル製品(法の適用開始日:2018/1/1)
- 固定冷蔵機器(GWP2500 以上),業務用冷蔵庫・冷凍庫(GWP2500 以上),移動型室内用エア
コン,断熱・防音等の目的で使用されるフォーム(押出ポリエチレン)(法の適用開始
日:2020/1/1)
- 業務用冷蔵庫・冷凍庫(GWP2500 未満),40kw 以上の業務用集中管理冷蔵装置(法の適
用開始日:2022/1/1)
- 断熱,防音等の目的で使用されるフォーム(その他フォーム)(法の適用開始日:2023/1/1)
- 3 キロ未満の F ガスを含むスプリット型エアコン(GWP750 以上)(法の適用開始
日:2025/1/1)
注 a) GWP(Global Worming Potential):地球温暖化係数
37
Ver.11.11
付表 2A-1 使用禁止対象物質詳細 5
No
20 オゾン層破壊
物質
モントリオール議定書 附属書 A に記載されている物質
グループⅠ
CFCl3(CFC-11)
CF2Cl2(CFC-12)
C2F3Cl3(CFC-113)
C2F4Cl2(CFC-114)
C2F5Cl(CFC-115)
グループⅡ
CF2BrCl(halon-1211)
CF3Br(halon-1301)
C2F4Br2(halon-2402)
モントリオール議定書 附属書 B に記載されている物質
CF3Cl(CFC-13)
グループⅠ
C3F3Cl5(CFC-213)
C2FCl5(CFC-111)
C3F4Cl4(CFC-214)
C2F2Cl4(CFC-112)
C3F5Cl3(CFC-215)
C3FCl7(CFC-211)
C3F6Cl2(CFC-216)
C3F2Cl6(CFC-212)
C3F7Cl(CFC-217)
グループⅡ
CCl4 四塩化炭素
グループⅢ
C2H3Cl3 1,1,1-トリクロロエタン(メチルクロロホルム)
(注)1,1,2-トリクロロエタンを指さない。
モントリオール議定書 附属書 C に記載されている物質
異性体の数
グループⅠ
CHFCl2(HCFC-21)
1
CHF2Cl(HCFC-22)
1
CH2FCl(HCFC-31)
1
C2HFCl4(HCFC-121)
2
C2HF2Cl3(HCFC-122)
3
C2HF3Cl2(HCFC-123)
3
CHCl2CF3(HCFC-123)a)
−
C2HF4Cl(HCFC-124)
2
CHFClCF3(HCFC-124)a)
−
C2H2FCl3(HCFC-131)
3
C2H2F2Cl2(HCFC-132)
4
C2H2F3Cl(HCFC-133)
3
C2H3FCl2(HCFC-141)
3
a)
CH3CFCl2(HCFC-141b)
−
C2H3F2Cl(HCFC-142)
3
CH3CF2Cl(HCFC-142b)a)
−
C2H4FCl(HCFC-151)
2
C3HFCl6(HCFC-221)
5
C3HF2Cl5(HCFC-222)
9
C3HF3Cl4(HCFC-223)
12
C3HF4Cl3(HCFC-224)
12
C3HF5Cl2(HCFC-225)
9
CF3CF2CHCl2(HCFC-225ca)a)
−
a)
CF2ClCF2CHClF(HCFC-225cb)
−
C3HF6Cl(HCFC-226)
5
C3H2FCl5(HCFC-231)
9
C3H2F2Cl4(HCFC-232)
16
C3H2F3Cl3(HCFC-233)
18
C3H2F4Cl2(HCFC-234)
16
C3H2F5Cl(HCFC-235)
9
C3H3FCl4(HCFC-241)
12
グループⅠ
38
Ver.11.11
付表 2A-1 使用禁止対象物質詳細 5(続き)
モントリオール議定書 附属書 C に記載されている物質
No
20 オ ゾ ン 層 破 壊
異性体の数
物質
グ ル ー プ Ⅰ C3H3F2Cl3(HCFC-242)
18
(続き)
C3H3F3Cl2(HCFC-243)
18
C3H3F4Cl(HCFC-244)
12
C3H4FCl3(HCFC-251)
12
C3H4F2Cl2(HCFC-252)
16
C3H4F3Cl(HCFC-253)
12
C3H5FCl2(HCFC-261)
9
C3H5F2Cl(HCFC-262)
9
C3H6FCl(HCFC-271)
5
異性体の数
異性体の数
グループⅡ
CHFBr2
1
CH2FBr
1
CHF2Br(HBFC-22B1) 1
C2HFBr4
2
C2HF2Br3
3
C2HF3Br2
3
C2HF4Br
2
C2H2FBr3
3
C2H2F2Br2
4
C2H2F3Br
3
C2H3FBr2
3
C2H3F2Br
3
C2H4FBr
2
C3HFBr6
5
C3HF2Br5
9
C3HF3Br4
12
C3HF4Br3
12
C3HF5Br2
9
C3HF6Br
5
C3H2FBr5
9
C3H2F2Br4
16
C3H2F3Br3
18
C3H2F4Br2
16
C3H2F5Br
8
C3H3FBr4
12
C3H3F2Br3
18
C3H3F3Br2
18
C3H3F4Br
12
C3H4FBr3
12
C3H4F2Br2
16
C3H4F3Br
12
C3H5FBr2
9
C3H5F2Br
9
C3H6FBr
5
グループⅢ
CH2BrCl ブロモクロロメタン
モントリオール議定書 附属書 E に記載されている物質
グループⅠ
CH3Br 臭化メチル
注 a) 商業上使われる可能性の最も高い物質を示したものである。
39
Ver.11.11
付表 2A-1 使用禁止対象物質詳細 6
No
21
1 つ以上のアゾ基の
分解により生成する
一部の芳香族アミン
芳香族アミンの名称
4-アミノアゾベンゼン
-アニシジン

2-ナフチルアミン
3,3’-ジクロロベンジジン
4-アミノビフェニル
ベンジジン
-トルイジン
4-クロロ-2-メチルアニリン
2,4-トルエンジアミン
-アミノアゾトルエン
5-ニトロ--トルイジン
3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニル
メタン
4,4’-メチレンジアニリン
4,4’-ジアミノジフェニルエーテル
-クロロアニリン
3,3’-ジメトキシベンジジン
3,3’-ジメチルベンジジン
2-メトキシ-5-メチルアニリン
2,4,5-トリメチルアニリン
4,4’-ジアミノジフェニルスルフィド
2,4-ジアミノアニソール
4,4’-ジアミノ-3,3’-ジメチルジフェニル
メタン
CAS No.
60-09-3
90-04-0
91-59-8
91-94-1
92-67-1
92-87-5
95-53-4
95-69-2
95-80-7
97-56-3
99-55-8
101-14-4
101-77-9
101-80-4
106-47-8
119-90-4
119-93-7
120-71-8
137-17-7
139-65-1
615-05-4
838-88-0
注記 2A における管理対象は,「一部の芳香族アミンを生成するアゾ染料・顔料」である。
これは,アゾ基の還元分解により本付表に記載するアミンを生成するアゾ化合物を指
す。また,対象範囲で規定する閾値 30ppm は,アゾ染料・顔料ではなく,No.21 に該当
するアミンに適用される。
付表 2A-1 使用禁止対象物質詳細 7
No
25
特定多環芳香族炭
化水素(PAH)
対象物質
ベンゾ(a)ピレン(BaP)
ベンゾ(e)ピレン(BeP)
ベンゾ(a)アントラセン(BaA)
クリセン(CHR)
ベンゾ(b)フルオランテン(BbFA)
ベンゾ(j)フルオランテン(BjFA)
ベンゾ(k)フルオランテン(BkFA)
ジベンゾ(a, h)アントラセン(DBAhA)
40
CAS No.
50-32-8
192-97-2
56-55-3
218-01-9
205-99-2
205-82-3
207-08-9
53-70-3
Ver.11.11
付表 2A-2 電池中への重金属含有禁止項目
物質(群)名
1.カドミウムお
よびその化合
物
電池の分類
A. 下記 B∼C 項を除く全て
の電池
C. マンガン電池, アルカリ
電池およびニッケル水素
(Ni-MH)二次電池
(ボタン電池を除く)
3.水銀およびそ
の化合物
電池中に 20ppm を超える含有がある場合
参照
法規制
30,31,32
<除外対象項目>
下記の用途で使用される電池
①緊急用照明を含む緊急用および警報システ
ム
②医療機器
B. ニカド電池
2.鉛およびその
化合物
対象範囲
全ての使用(自社基準として使用禁止)
ただし,2007 年度末までに販売された製品の
消耗品・スペアパーツに使用する場合には調
達させていただく場合がある。
電池中に 10ppm を超える含有がある場合
A. マンガン電池
電池中に 1,000ppm を超える含有がある場合
B. アルカリ電池
電池中に 40ppm を超える含有がある場合
C. ニッケル水素(Ni-MH)二
次電池
(ボタン電池を除く)
A. 下記 B 項∼D 項を除く全
ての電池
B. アルカリ電池,マンガン
電池
(ボタン電池を除く)
電池中に 4,000ppm を超える含有がある場合
C. ニッケル水素(Ni-MH)二
次電池
(ボタン電池を除く)
D. アルカリボタン電池,
マンガンボタン電池,
酸化水銀電池,酸化水銀
ボタン電池,
空気亜鉛ボタン電池,
酸化銀ボタン電池,
消費者向け製品で使用さ
れる全てのボタン電池
均質材料中に 5ppm を超える含有がある場合
①意図的添加
②不純物として,電池中に 1ppm 以上,または
均質材料中に 5ppm を超える含有がある場合
31,33,34
30,31,32,
35,36,37,
38,39,40,
41,42
電池中に 1ppm を超える,または均質材料中に
5ppm を超える含有がある場合
意図的添加
ただし,不純物には上記 A 項が適用される。
注記 表中の電池の定義
(1)ニカド電池 :ニッケルの正電極,カドミウムの負電極を有する電池
(2)マンガン電池:二酸化マンガンの正電極,亜鉛の負電極,非アルカリ性電解物からなる電池
(3)アルカリ電池:二酸化マンガンの正電極,亜鉛の負電極,アルカリ性電解物からなる電池
(4)ニッケル水素(Ni-MH)二次電池:ニッケル酸化物の正電極,水素吸蔵合金の負電極,アルカリ性電解物
からなる電池
(5)酸化水銀電池:酸化第二水銀(mercuric-oxide)電極を使用する電池
41
Ver.11.11
付表 2A-3-1 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(共通)
物質名
法律上
の No.
1.カドミウム 8(a)
およびその
化合物
8(b)
13(b)
21
30
38
39
40
法律上の満了日
適用除外項目
一括投入混練コンパウンドペレット成形したサ
ーマルカットオフに含まれるカドミウムとその
化合物
電気接点中のカドミウムとその化合物
フィルタガラスおよび反射標準物質用のガラス
中に含まれるカドミウムおよび鉛
ホウケイ酸ガラスへのエナメル塗布用印刷イン
キに含まれる鉛およびカドミウム
音圧レベル 100dB(A)以上の高耐入力スピーカの
変換器のボイスコイルに直付けされる導電体の
電気的/機械的なはんだ接合部分のカドミウム合
金
酸化ベリリウムと接合するアルミニウムに使わ
れる,厚膜ペースト中のカドミウムおよび酸化カ
ドミウム
イルミネーションまたはディスプレイ・システム
用途の色変換 II-VI 族化合物半導体 LED(発光領
域 mm2 あたりのカドミウム<10μg)に含まれるカ
ドミウム
プロフェッショナル向け音響機器に適用される
アナログオプトカプラー用の光導電セル中のカ
ドミウム
2.六価クロム 9
化合物
吸収型冷蔵庫中のカーボン・スチール冷却システ
ムの防食用として冷却ソリューション中に含ま
れる 0.75wt%以下の六価クロム
3.鉛およびそ 5(a)
の化合物
5(b)
CRT(ブラウン管,冷極線管)のガラスに含まれ
る鉛
ガラス蛍光管であって鉛含有量が 0.2wt%を超え
ないもの
機械加工のために合金成分として鋼材中および
亜鉛めっき鋼中に含まれる 0.35 wt%までの鉛
合金成分としてアルミニウムに含まれる 0.4 wt%
までの鉛
鉛含有量が 4wt%以下の銅合金
6(a)
6(b)
6(c)
7(a)
高融点はんだに含まれる鉛(すなわち鉛含有率が
重量で 85%以上の鉛ベースの合金)
7(b)
サーバ,記憶装置,記憶アレイシステム,信号切
り替え・送受信・伝送および電気通信ネットワー
ク管理用のネットワーク基盤設備向けのはんだ
に含まれる鉛
7(c)-I コンデンサ内の誘電体セラミック以外のガラス
中またはセラミック中に鉛を含む電気電子部品
(例:圧電素子),もしくはガラスまたはセラミ
ックを母材とする化合物中に鉛を含む電気電子
部品
7(c)-Ⅱ 定格電圧が AC125V または DC250V またはそれ以上
のコンデンサ内の誘電体セラミック中の鉛
42
カテゴリ
1-7,10
カテゴリ
8,9
2012/1/1
2012/1/1
延長審議中
延長審議中
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
2016/7/21
2021/7/21
2016/7/21
2021/7/21
延長審議中
延長審議中
2013/12/31
2013/12/31
延長審議中
2021/7/21
2016/7/21
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
2016/7/21
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
2021/7/21
Ver.11.11
付表 2A-3-1 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(共通)(続き)
物質名
法律上
の No.
適用除外項目
3.鉛およびそ 7(c)-Ⅲ 定格電圧が AC125V または DC250V 未満のコンデン
の化合物
サ内の誘電体セラミック中の鉛
(続き)
7(c)-IV 集積回路またはディスクリート(単機能)半導体の
一部であるコンデンサ用の PZT ベースの誘電セラ
ミック材料中の鉛
9(b)
冷媒管用のベアリング・シェルおよびブッシュに
含まれる鉛…暖房用,換気用,空調用および冷凍
冷蔵(HVACR)機器のコンプレッサーを含む
11(a)
C-プレスコンプライアント・ピン・コネクタ・シ
ステムに用いられる鉛
11(b)
C-プレス・コンプライアント・ピン以外のコンプ
ライアント・ピンシステムに用いられる鉛
12
13(a)
13(b)
14
15
16
17
18(a)
18(b)
19
熱伝導モジュール形 C リング向けコーティング材
料としての鉛
光学機器に使われる白色ガラスに含まれる鉛
フィルタガラスおよび反射標準物質用のガラス中
に含まれるカドミウムおよび鉛
マイクロプロセッサのピンおよびパッケージ間の
接合用に用いる,2 種類超の元素で構成されるは
んだに含まれる鉛で,その含有量が 80 wt%超かつ
85 wt%未満のもの
集積回路パッケージ(フリップチップ)の内部半
導体ダイおよびキャリア間における確実な電気接
続に必要なはんだに含まれる鉛
ケイ酸塩(silicate)がコーティングされたバル
ブを有する直管白熱電球の鉛
プロフェッショナル向け複写用途に使用される高
輝度放電(HID)ランプ中の,放射媒体としてのハ
ロゲン化鉛
SMS((Sr,Ba)2MgSi2O7:Pb)等の蛍光体を含む,ジ
アゾ印刷複写,リソグラフィ,捕虫器,光化学,
硬化処理用の専用ランプとして使用される放電ラ
ンプの蛍光粉体の活性剤としての鉛(重量比 1%以
下)
BSP(BaSi2O5:Pb)等の蛍光体を含む日焼け用ラン
プとして使用される放電ランプの蛍光粉体の活性
剤としての鉛(重量比 1%以下)
非常にコンパクトな省エネルギーランプ(ESL)に
おける,主アマルガムとしての特定の組成物
PbBiSn-Hg および PbInSn-Hg,ならびに補助アマル
ガムとしての PbSn-Hg の鉛
43
法律上の満了日
カテゴリ
カテゴリ
1-7,10
8,9
2013/1/1
2013/1/1
(産業用カテゴ
リ 9 のみ,付表
2A-3-2 除外 40
で延長)
延長審議中
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
2010/9/24
2010/9/24
2013/1/1
2013/1/1
(産業用カテゴ
リ 9 のみ,付表
2A-3-2 除外 36
で延長)
2010/9/24
2010/9/24
延長審議中
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
2011/1/1
2011/1/1
延長審議中
2021/7/21
2013/9/1
2013/9/1
2016/7/21
2021/7/21
2011/1/1
2011/1/1
延長審議中
2021/7/21
2011/6/1
2011/6/1
Ver.11.11
付表 2A-3-1 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(共通)(続き)
物質名
3.鉛およびそ
の化合物
(続き)
法律上
の No.
20
21
23
24
25
26
27
29
31
32
33
34
37
41
適用除外項目
法律上の満了日
カテゴリ
カテゴリ
1-7,10
8,9
液晶ディスプレイ(LCD)に使用される平面蛍光
ランプの前部および後部基板を接合するために
2011/6/1
使用されるガラスの中の酸化鉛
ホウケイ酸ガラスへのエナメル塗布用印刷イン
延長審議中
キに含まれる鉛およびカドミウム
ピッチが 0.65mm 以下での微細ピッチコンポーネ
2010/9/24
ントの仕上げ処理が施された部位に含まれる鉛
機械加工通し穴付き円盤状および平面アレーセ
ラミック多層コンデンサへのはんだ付け用はん
延長審議中
だに含まれる鉛
構造要素に用いられる表面伝導電子エミッタ表
示盤(SED)に含まれる酸化鉛, 特にシールフリ
2016/7/21
ット,フリットリングに含まれる酸化鉛
ブラックライトブルー(BLB)ランプのガラス筐
2011/6/1
体に含まれる酸化鉛
高耐入力(125dB SPL 以上の音響パワーレベルで
数時間作動すると規定されている)スピーカに使
2010/9/24
用されるトランスデューサ用はんだとして用い
られる鉛合金
理事会指令 69/493/EEC(1)の付属書 (
I カテゴリ 1,
2,3 および 4)で定義されているクリスタルガラ
延長審議中
スに含まれる鉛
水銀を含有しない薄型蛍光ランプ(たとえば,液
晶ディスプレイや,デザイン用または工業用照明
2016/7/21
に用いられるもの)に使用されるはんだ材の中の
鉛
アルゴン・クリプトンレーザ管のウインドウ組立
部品を形成するために用いられるシールフリッ
延長審議中
ト中の酸化鉛
電力変圧器用の直径 100μm 以下の細径銅線のは
2016/7/21
んだ付け用のはんだ中の鉛
サーメット(陶性合金)を主構成要素とするトリ
延長審議中
マー電位差計構成部品中の鉛
ホウ酸亜鉛ガラス基板上に形成する高電圧ダイ
延長審議中
オードのめっき層中の鉛
電気電子構成部品のはんだおよび端子処理部分,
並びに点火用モジュールおよびその他の電気電
子的エンジン制御システムに用いるプリント配
線基板の仕上げ処理部分中にあって,技術的理由
から携帯式の燃焼機関(欧州議会および理事会指 2018/12/31
令 97/68/EC のクラス SH:1, SH:2, SH:3)のクラ
ンクケースまたはシリンダー上に直接,またはそ
れらの内部に取り付けられねばならないものに
含まれる鉛
44
2011/6/1
2021/7/21
2010/9/24
2021/7/21
2021/7/21
2011/6/1
2010/9/24
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2018/12/31
Ver.11.11
付表 2A-3-1 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(共通)(続き)
物質名
法律上
の No.
4.水銀および 1
その化合物
1(a)
適用除外項目
電球形およびコンパクト形(小型)蛍光ランプで
あって水銀含有量が 1 バーナー当たり次の量を超
えないもの
一般照明用途 30W 未満:5mg
一般照明用途 30W 未満:3.5mg
一般照明用途 30W 未満:2.5mg
法律上の満了日
カテゴリ
カテゴリ
1-7,10
8,9
1(b)
一般照明用途 30W 以上 50W 未満:5 mg
一般照明用途 30W 以上 50W 未満:3.5 mg
2011/12/31
2012/12/31
延長審議中
2011/12/31
延長審議中
1(c)
一般照明用途 50W 以上 150W 未満:5 mg
延長審議中
2021/7/21
1(d)
一般照明用途 150W 以上:15mg
延長審議中
2021/7/21
1(e)
一般照明用途で環形または角型かつチューブの
直径 17mm 以下
一般照明用途で環形または角型かつチューブの
直径 17mm 以下:7mg
特殊用途用: 5 mg
2011/12/31
2011/12/31
延長審議中
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
2017/12/31
2017/12/31
2011/12/31
2011/12/31
延長審議中
2021/7/21
2011/12/31
2011/12/31
延長審議中
2021/7/21
2011/12/31
2011/12/31
延長審議中
2021/7/21
2012/12/31
2012/12/31
延長審議中
2021/7/21
2011/12/31
2011/12/31
延長審議中
2021/7/21
2012/4/13
2012/4/13
2016/4/13
2016/4/13
1(f)
1(g)
2(a)
2(a)(1)
2(a)(2)
2(a)(3)
2(a)(4)
2(a)(5)
2(b)
2(b)(1)
一般照明用途で 20000 時間以上の寿命を有する
30W 未満: 3.5 mg
一般照明用途の直管蛍光ランプであって(ランプ
当たりの)水銀含有量が次の量を超えないもの
3 波長形蛍光体を使用した標準寿命かつランプ径
9mm 以下(例:T2) : 5mg
3 波長形蛍光体を使用した標準寿命かつランプ径
9mm 以下(例:T2): 4mg
3 波長形蛍光体を使用した標準寿命かつランプ
9mm 以上 17mm 以下(例:T5) : 5mg
3 波長形蛍光体を使用した標準寿命かつランプ
9mm 以上 17mm 以下(例:T5):3mg
3 波長形蛍光体を使用した標準寿命かつランプ
17mm 超 28mm 以下(例:T8): 5mg
3 波長形蛍光体を使用した標準寿命かつランプ
17mm 超 28mm 以下(例:T8): 3.5mg
3 波長形蛍光体を使用した標準寿命のランプ径
28mm 超(例:T12): 5mg
3 波長形蛍光体を使用した標準寿命のランプ径
28mm 超(例:T12): 3.5mg
3 波長形蛍光体を使用した長寿命(25000 時間以
上)のランプ : 8mg
3 波長形蛍光体を使用した長寿命(25000 時間以
上)のランプ :5 mg
その他の蛍光灯ランプであって(ランプ当たり
の)水銀含有量が次の量のもの
ランプ径 28mm 超の直管蛍光ハロ燐酸ランプ
(例:T10 および T12): 10mg を超えないもの
2(b)(2) 直管蛍光ランプ以外のハロ燐酸蛍光体を使用し
たランプ(径の規定なし):15mg を超えないもの
45
2011/12/31
2012/12/31
2021/7/21
2011/12/31
2021/7/21
Ver.11.11
付表 2A-3-1 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(共通)(続き)
物質名
4.水銀および
その化合物
(続き)
法律上
の No.
適用除外項目
2(b)(3) 直管蛍光ランプ以外の 3 波長形蛍光体を使用した
ランプ径 17mm 超(例:T9):15mg を超えるもの
直管蛍光ランプ以外の 3 波長形蛍光体を使用した
ランプ径 17mm 超(例:T9):15mg を超えないもの
2(b)(4) その他の一般照明用途および特殊用途(例:電磁
誘導灯):15mg を超えるもの
その他の一般照明用途および特殊用途:15mg を超
えないもの
3
特殊用途の冷陰極蛍光ランプおよび外部電極蛍
光ランプ(CCFL および EEFL)であって水銀含有
量がランプあたり次の量のもの
3(a)
短尺ランプ(500 mm 以下):3.5mg を超えるもの
短尺ランプ(500 mm 以下):3.5mg を超えないもの
3(b)
3(c)
中尺ランプ(500mm 超 1500mm 以下):5mg を超え
るもの
中尺ランプ(500mm 超 1500mm 以下):5mg を超え
ないもの
長尺ランプ(1500mm 超):13mg を超えるもの
長尺ランプ(1500mm 超):13mg を超えないもの
4(a)
法律上の満了日
カテゴリ
カテゴリ
1-7,10
8,9
2011/12/31
2011/12/31
延長審議中
2021/7/21
2011/12/31
2011/12/31
延長審議中
2021/7/21
2011/12/31
2011/12/31
(産業用カテゴ
リ 9 のみ,付表
2A-3-2 除外 35
で一部延長)
延長審議中
2021/7/21
2011/12/31
2011/12/31
延長審議中
2021/7/21
2011/12/31
延長審議中
2011/12/31
2021/7/21
その他の低圧放電管ランプ(ランプ当たり)
:15mg
2011/12/31
を超えるもの
その他の低圧放電管ランプ(ランプ当たり)
:15mg
延長審議中
を超えないもの
4(b)
平均演色評価数が 60 を超える(ように改善した)
一般照明用の高圧ナトリウム(蒸気)ランプであ
ってランプ中の水銀含有量が 1 バーナー当たり次
の量のもの
4(b)-I P(ランプ電力) ≦ 155 W: 30mg を超えるもの
2011/12/31
P ≦ 155 W:30mg を超えないもの
延長審議中
4(b)-Ⅱ 155W < P ≦ 405 W:40mg を超えるもの
2011/12/31
155W < P ≦ 405 W:40mg を超えないもの
延長審議中
4(b)-Ⅲ 405W < P:40mg を超えるもの
2011/12/31
405W < P :40mg を超えないもの
延長審議中
4(c)
その他の一般照明用の高圧ナトリウム(蒸気)ラ
ンプであってランプ中の水銀含有量が 1 バーナー
当たり次の量のもの
4(c)-I P(ランプ電力)≦ 155 W:25mg を超えるもの
2011/12/31
P ≦ 155 W:25mg を超えないもの
延長審議中
4(c)-Ⅱ 155 < P ≦ 405W:30mg を超えるもの
2011/12/31
155 < P ≦ 405W:30mg を超えないもの
延長審議中
46
2011/12/31
2021/7/21
2011/12/31
2021/7/21
2011/12/31
2021/7/21
2011/12/31
2021/7/21
2011/12/31
2021/7/21
2011/12/31
2021/7/21
Ver.11.11
付表 2A-3-1 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(共通)(続き)
物質名
法律上
の No.
適用除外項目
4. 水 銀 お よ 4(c)-Ⅲ 405W < P :40mg を超えるもの
びその化
405W < P :40mg を超えないもの
合 物 ( 続 4(d)
高圧水銀(蒸気)ランプ(HPMV)に含まれる水銀
き)
4(e)
金属ハロゲン化物ランプ(MH)に含まれる水銀
4(f)
4(g)
36
本付属書に特に記載の無い,特別な目的のため
の,その他放電ランプに含まれる水銀の除外
標識,装飾用または建築用に使用される手工芸的
放電灯ならびに専門家による照明器具および光
美術品中の水銀,この場合,水銀含有量は次の通
り制限されねばならない:
(a)20℃未満の温度にさらされる屋外用途および
屋内用途において,電極 1 対当たり 20mg に管長
1cm あたり 0.3mg を加算,ただし 80mg を超えない;
(b)その他全ての屋内用途において電極 1 対当た
り 15mg に管長 1cm 当たり 0.24mg を加算,ただし
80mg を超えない。
DC プラズマディスプレイの陰極スパッタリング
抑制剤として用いられる,1 台あたり 30mg 以下の
水銀
法律上の満了日
カテゴリ
カテゴリ
1-7,10
8,9
2011/12/31
延長審議中
2015/4/13
延長審議中
2011/12/31
2021/7/21
2015/4/13
2021/7/21
延長審議中
2021/7/21
2018/12/31
2018/12/31
2010/6/1
2010/6/1
【付表 2A-3-1 全体への注記】
注記 1 本付表に掲載されている各除外項目は,2016/4/20 現在のものである。除外項目の番号は EU RoHS
指令除外見直し官報の除外番号を示す。
注記 2 法律上の満了日とは,除外の適用から外れる法的要求期限をいう。
注記 3 本付表中,グレーアウトされた項目は既に満了日を迎えたもの,或いは確定した満了日まで 1 年
以内の項目(カテゴリ)であり,使用は認められない。
注記 4 本付表中,満了日が「延長審議中」となっている項目は,産業界から除外期限の延長申請が提出
され、審議中のもの。これらは,延長却下,または除外範囲の縮小が決定された場合でも、決定
後 1 年から 1 年半の猶予(期限延長)が認められる。
注記 5 法律上の満了日欄は,EU RoHS 指令に従い「カテゴリ 1∼7,10」と「カテゴリ 8・9」で区分した。
「カテゴリ 8・9」の満了日は医療機器および監視・制御装置,「カテゴリ 1∼7,10」の満了日はこ
れら以外の電気電子機器に適用される。
注記 6 カテゴリ 8, 9 において「2021/7/21」を満了日と記載している除外については,除外取下げや範
囲縮小の申請が提出されない限り,法律上の満了日は正確には次のとおりとなる。
- 一般的カテゴリ 8,9: 2021/7/21
- 体外診断用カテゴリ 8: 2023/7/21
- 産業用カテゴリ 9: 2024/7/21 日
なお, 「2021/7/21」以外を満了日と記載している除外については,別途記載されていない限り, 記
載された期日がカテゴリ 8,9 全てに適用される満了日となる。
47
Ver.11.11
付表 2A-3-2 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(カテゴリ 8・9)
物質名
1.カドミウム
およびその
化合物
2.六価クロム
化合物
3.鉛およびそ
の化合物
法律上
適用除外項目
の No.
電離放射線の利用もしくは検出に使用される機器
1
電離放射線用検出器に含まれる鉛,カドミウムおよび水銀
8
可搬型の蛍光 X 線分析機器用の線源としてのカドミウム放射性同
位体
センサー,検出器,および電極
1a
pH 電極のガラスを含むイオン選択電極に含まれる鉛およびカド
ミウム
1c
赤外線検出器に含まれる鉛,カドミウムおよび水銀
その他
9
ヘリウムカドミウムレーザーに含まれるカドミウム
10
原子吸光分光用ランプに含まれる鉛およびカドミウム
12
MRI および SQUID,NMR (核磁気共鳴,Nuclear Magnetic Resonance)
または FTMS(フーリエ変換質量分析器,Fourier Transform Mass
Spectrometer)検出器の超伝導磁気回路を創出する金属接着剤に
含まれる鉛およびカドミウム
20
X 線計測フィルターに含まれるカドミウム
21
X 線画像用イメージインテンシファイア中の蛍光コーティング
中,および 2020 年 1 月 1 日より前に EU 市場に上市された X 線シ
ステム用スペアパーツ a)中のカドミウム
31
再利用が監視可能なクローズドループの B2B 返却システムにおい
て起こり,かつ,部品のかかる再利用が消費者に通知されること
を条件として,2014 年 7 月 22 日より前に上市された医療機器か
ら回収され,カテゴリ 8 の機器において使用される,再使用スペ
アパーツ a)中の鉛,カドミウムおよび六価クロム
その他
30
X 線イメージインテンシファイアにおいて光電陰極
(photocathodes)を作製するために用いられるアルカリディス
ペンサ中,および 2020 年 1 月 1 日より前に EU 市場に上市される
X 線システム用スペアパーツ a)中の六価クロム
31
再利用が監視可能なクローズドループの B2B 返却システムにおい
て起こり,かつ,部品のかかる再利用が消費者に通知されること
を条件として,2014 年 7 月 22 日より前に上市された医療機器か
ら回収され,カテゴリ 8 の機器において使用される,再使用スペ
アパーツ a)中の鉛,カドミウムおよび六価クロム
電離放射線の利用もしくは検出に使用される機器
1
電離放射線用検出器に含まれる鉛,カドミウムおよび水銀
2
X 線管に含まれる鉛ベアリング
3
電磁波増幅デバイスに含まれる鉛:マイクロチャンネルプレー
ト,キャピラリープレート
4
X 線管およびイメージインテンシファイアのフリットガラスに含
まれる鉛,ガスレーザー用および電磁波を電子に変換する真空管
(補足:光電変換する電子管に相当)用のフリットバインダーに
含まれる鉛
5
電離放射線の遮蔽に含まれる鉛
6
X 線テスト試料に含まれる鉛
7
X 線回折用結晶ステアリン酸鉛
48
法律上の
満了日
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/6/30
2021/7/21
2019/12/31
2021/7/21
2019/12/31
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
Ver.11.11
付表 2A-3-2 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(カテゴリ 8・9)(続き)
物質名
3.鉛およびそ
の化合物
(続き)
法律上
適用除外項目
の No.
センサー,検出器,および電極
1a
pH 電極のガラスを含むイオン選択電極に含まれる鉛およびカド
ミウム
1b
電気化学的酸素センサーの陽電極に含まれる鉛
1c
赤外線検出器に含まれる鉛,カドミウムおよび水銀
その他
10
原子吸光分光用ランプに含まれる鉛およびカドミウム
11
MRI の超伝導体および熱伝導体用の合金に含まれる鉛
12
MRI および SQUID,NMR (核磁気共鳴,Nuclear Magnetic Resonance)
または FTMS(フーリエ変換質量分析器,Fourier Transform Mass
Spectrometer)検出器の超伝導磁気回路を創出する金属接着剤に
含まれる鉛およびカドミウム
13
カウンタウェイトに使われる鉛
14
超音波トランスデューサー用の単結晶圧電結晶材料に含まれる
鉛
15
超音波トランスデューサーの接合用はんだに含まれる鉛
17
可搬型の緊急用細動除去器に使われるはんだに含まれる鉛
18
8∼14μm 帯を検出する高性能赤外画像モジュールに使われるは
んだに含まれる鉛
19
シリコン表示の液晶に含まれる鉛
22
CT および MRI 用の定位ヘッドフレーム中,ならびにガンマ線およ
び粒子治療装置のためのポジショニングシステム中に用いられ
る酢酸鉛マーカー
23
電離放射線にさらされる医療機器のベアリングおよび摩耗面の
ための合金要素としての鉛
24
X 線イメージインテンシファイア中のアルミニウムとスチール間
の真空気密接続を可能にする鉛
25
通常稼働および貯蔵状態でマイナス 20℃を下回る温度で恒久的
に使用される非磁性コネクタを必要とするピンコネクタシステ
ムの表面コーティング中の鉛
26
通常稼働および貯蔵状態でマイナス 20℃を下回る温度で恒久的
に使用される以下の中の鉛:
- プリント回路基板上のはんだ
- 電気および電子部品の端子コーティングおよびプリント回路
基板のコーティング
- ワイヤおよびケーブルを接続するためのはんだ
- 変換器およびセンサを接続するはんだ
27
・はんだ,
・電気および電子部品およびプリント回路基板の端子コーティン
グ,
・電線,シールドおよび同梱された(enclosed)コネクタの接続で
(a)医療用磁気共鳴画像装置中の磁石のアイソセンター周囲半
径 1m 圏内の磁場(この範囲内で使用されるよう設計された
患者モニタを含む)または,
(b)粒子療法のために適用されるサイクロトロン磁石の外部表
面,ビーム輸送およびビーム方向制御のための磁石から距
離 1m の範囲内の磁場において使用される物に含まれる鉛
28
テルル化カドミウム(cadmium telluride)およびテルル化亜鉛
カドミウム(cadmium zinc telluride)デジタル配列探知器をプ
リント回路基板上にマウンティングするためのはんだ中の鉛
49
法律上の
満了日
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/6/30
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/6/30
2021/6/30
2019/12/31
2021/6/30
2021/6/30
2020/6/30
2017/12/31
Ver.11.11
付表 2A-3-2 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(カテゴリ 8・9)(続き)
物質名
3.鉛およびそ
の化合物
(続き)
法律上
の No.
29
31
32
33
34
36
37
38
39
適用除外項目
法律上の
満了日
2021/6/30
医療装置(カテゴリ 8)または産業用監視制御器具において,低
温クーラー(cryo-cooler)低温ヘッド,または低温クーラーで
冷却された(cryo-cooled)低温プローブ,または低温クーラー
で冷却された等ポテンシャル(equipotential)ボンディングシ
ステムに使用される,超伝導体または熱伝導体としての合金の中
の鉛
再利用が監視可能なクローズドループの B2B 返却システムにお
2021/7/21
いて起こり,かつ,部品のかかる再利用が消費者に通知されるこ
とを条件として,2014 年 7 月 22 日より前に上市された医療機器
から回収され,カテゴリ 8 の機器において使用される,再使用ス
ペアパーツ a)中の鉛,カドミウムおよび六価クロム
核磁気共鳴画像(MRI)機器に組込まれるポジトロン断層法
2019/12/31
(Positron Emission Tomographs ;PET)用検出器およびデータ
獲得ユニットのプリント回路基板上のはんだ中の鉛
携帯非常用細動除去装置を除く,指令 93/42/EEC(医療機器指令) クラスⅡa:
クラス Ⅱa および Ⅱb の移動式医療装置に使用される部品実装 2016/6/30
済み(populated) プリント回路基板上のはんだ中の鉛
クラスⅡb:
2020/12/31
BSP (BaSi2 O5:Pb)蛍光体を含む体外循環光療法(extracorporeal
2021/7/22
photopheresis)ランプに使用される場合の,放電ランプの蛍光
パウダー中の活性剤としての鉛
産業用監視および制御機器向けとして C−プレス・コンプライア
2020/12/31
ント・ピン・コネクタシステム以外のコンプライアント・ピンシ
ステムに使用されている鉛
2018/12/31
導電率測定に使用される白金黒メッキ処理された白金電極
(platinized platinum electrodes)中の鉛であって,下記の条
件の少なくとも一つが当てはまる場合:
(a)未知の濃度を測定するために実験用途で使用される,一桁を
超える導電率測定範囲(例えば,0.1mS/m から 5mS/m に渡る
範囲)を有するワイドレンジにわたる測定;
(b)試料範囲のプラスマイナス 1%の精度の場合で,かつ下記いず
れかのために電極の高耐腐食性が求められる場合の溶液の測
定:
(i) 酸性度<pH 1 の溶液;
(ii) アルカリ度>pH 13 の溶液;
(iii) ハロゲンガスを含有する腐食性溶液
(c)可搬型機器による測定が必要な 100mS/m を超える導電率の測
定
コンピュータ断層撮影用および X 線システム用の X 線検出器に使
2019/12/31
用される,境界面(interface)あたり 500 を超える相互接続を
有する広域積ダイエレメントの 1 境界面のはんだ中の鉛
2021/7/21
装置に用いられるマイクロチャンネルプレート(MCPs)中の鉛で
あって,少なくとも次の 1 つの特性が存在する場合:
(a)コンパクトサイズの電子またはイオンの検出器であって,検
出器のためのスペースが最大 3mm/MCP(検出器の厚さプラス
MCP の設置スペース),トータルで最大 6mm に限られており,
検出器のためのスペースをもっと取ることができるそれ以外
の設計とすることが科学的および技術的に実用的ではないも
の;
50
Ver.11.11
付表 2A-3-2 EU RoHS 指令で規制する重金属の適用除外項目(カテゴリ 8・9)(続き)
物質名
3.鉛およびそ
の化合物
(続き)
4.水銀および
その化合物
法律上
の No.
39
(続き)
適用除外項目
(b)電子またはイオンの検出のための 2 次元空間分解能で,少な
くとも次の 1 つが当てはまる場合:
(i) 応答時間が 25ns より短い;
(ii) 試料検出エリアが 149mm2 より広い;
(iii) 増幅率が 1.3×103 より大きい。
(c)電子またはイオンの検出応答時間が 5ns より短い;
(d)電子またはイオンの検出のための試料検出エリアが 314mm2 よ
り広い;
(e)増幅率が 4.0×107 より大きい。
40
産業用監視および制御機器向けの,定格電圧が AC125V または
DC250V 未満のコンデンサ内の誘電体セラミック中の鉛
41
血液及びその他の体液や体内ガスを分析するための体外診断用
医療装置に使用される電流測定、電位差測定及び伝導性測定のた
めの電気化学センサーにおける基礎材料として使用されるポリ
塩化ビニル(PVC)中の熱安定剤としての鉛
電離放射線の利用もしくは検出に使用される機器
1
電離放射線用検出器に含まれる鉛,カドミウムおよび水銀
センサー,検出器,および電極
1c
赤外線検出器に含まれる鉛,カドミウムおよび水銀
1d
比較電極に含まれる水銀:塩化水銀,硫化水銀および酸化水銀
その他
16
高精度キャパシタンスおよび損失測定ブリッジに含まれる水銀,
監視および制御用計測器に使われる高周波 RF スイッチおよびリ
レーに含まれる水銀で,スイッチまたはリレーあたり 20mg を超
えないもの。
35
2017 年 7 月 22 日以前に上市された産業用監視および制御機器向
けの液晶ディスプレイのバックライト用冷陰極蛍光ランプ中の
水銀,ランプあたり 5mg を超えないもの
42
高い操作周波数(50MHz 超)のモードが可能な血管内超音波画像
システム内で使用される回転電気コネクタ中の水銀
法律上の
満了日
2020/12/31
2018/12/31
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2021/7/21
2024/7/21
2019/6/30
【付表 2A-3-2 全体への注記】
注記 1 本付表に掲載されている各除外項目は,2016/4/20 現在のものである。除外項目の番号は EU RoHS
指令除外見直し官報の除外番号を示す。
注記 2 法律上の満了日とは,除外の適用から外れる法的要求期限をいう。
注記 3 本付表中,グレーアウトされた項目は既に満了日を迎えたもの,或いは確定した満了日まで 1 年
以内の項目(カテゴリ)であり,使用は認められない。。
注記 4 本付表に掲載されている除外は,EU RoHS 指令に基づくカテゴリ 8(医療機器)およびカテゴリ 9
(監視・制御装置)にのみ適用される。
注記 5 カテゴリ 8, 9 において「2021/7/21」を満了日と記載している除外については,除外取下げや範囲
縮小の申請が提出されない限り,法律上の満了日は正確には次のとおりとなる。
- 一般的カテゴリ 8,9: 2021/7/21
- 体外診断用カテゴリ 8: 2023/7/21
- 産業用カテゴリ 9: 2024/7/21
なお, 「2021/7/21」以外を満了日と記載している除外については,別途記載されていない限り, 記
載された期日がカテゴリ 8,9 全てに適用される満了日となる。
注 a) キヤノンに納入していただく製品がスペアパーツであり、除外対象項目に該当する場合はキヤノンか
らご連絡をさせていただきます。
51
Ver.11.11
2B 使用制限物質(キヤノンに納入する製品に対し、キヤノンが含有を認める期限を設定し、その期限
以降の含有を禁止する化学物質)
No
物質(群)名
1
フタル酸ビス(2-エチ
ルヘキシル) (DEHP)
フタル酸ジブチル
(DBP)
フタル酸ブチルベンジ
ル(BBP)
フタル酸ジイソブチル
(DIBP)
2
3
4
対象物質
CAS No.
117-81-7
84-74-2
85-68-7
84-69-5
対象範囲(閾値)
EU RoHS 指令対象製品において,均
質材料中に 1,000ppm を超える含有
がある場合
使用可能期限
①カテゴリ 1∼7,10,11:2018/7/21
②カテゴリ 8,9:2020/7/21
(EU への上市可能期限は,各々上記
期日の 1 年後まで。)
52
参照
法規制
可塑剤,染料,顔料,
1
塗料,インキ,接着
剤
用途・使用例
Ver.11.11
2C 含有管理物質(キヤノンに納入する製品への含有有無、含有量、使用部位、用途等の把握を必要と
する化学物質)
No
物質(群)名
1
ニッケル
2
放射性物質
3
酸化ベリリウム
(BeO)
4
過塩素酸塩
5
臭素系難燃剤
(PBB 類/PBDE 類
/HBCDD を除く)
対象物質
CAS No.
7440-02-0
-
1304-56-9
対象範囲(閾値)
用途・使用例
参照
法規制
長期間皮膚に接する部品において,
意図的添加がある場合
ステンレス鋼,めっ
き
2
意図的添加
光学特性(トリウ
ム),煙感知機,測
定装置,ゲージ類,
検出器
部品中に,1,000ppm を超える含有が セラミックス材料
ある場合
部品中に,0.006ppm を超える含有が コインセル電池
ある場合
-
①プラスチック材料中に,臭素の含
有量合計で 1,000ppm 以上の含有
がある場合
②積層プリント配線基板中に,臭素
の含有量合計で 900ppm を超える
含有がある場合
22,23
24
25
難燃剤
26,27
難燃剤
26,27
注記 3A No.29(ハロゲン系化合物お
よびハロゲン系樹脂)の対象範囲
に該当する場合は,使用禁止。
6
塩素系難燃剤
-
①プラスチック材料中に,塩素の含
有量合計で 1,000ppm 以上の含有
がある場合
②積層プリント配線基板中に,塩素
の含有量合計で 900ppm を超える
含有がある場合
注記 3A No.29(ハロゲン系化合物お
よびハロゲン系樹脂)の対象範囲
に該当する場合は,使用禁止。
7
ポリ塩化ビニル
(PVC)および PVC
コポリマー
-
プラスチック材料中に,塩素の含有
量合計で 1,000ppm を超える含有が
ある場合
樹脂材料,絶縁体,
耐薬材,OHP フィル
ム,シース材
26
注記 1 3A No.29(ハロゲン系化合物
およびハロゲン系樹脂)の対象範
囲に該当する場合は,使用禁止。
注記 2 積層プリント配線基板は,
No.6(塩素系難燃剤)を参照。
8
ホルムアルデヒド
50-00-0
①木材製品(合板,パーティクルボー 木材等の防虫・腐食
ド,MDF)または木材部品中に,意 防止,接着剤
図的添加がある場合
②織物製品中に,75ppm を超える含
有がある場合
53
28,29
Ver.11.11
2C 含有管理物質(キヤノンに納入する製品への含有有無、含有量、使用部位、用途等の把握を必要と
する化学物質)(続き)
No
物質(群)名
9
特定フタル酸エス
テル類
フタル酸ジイソノ
ニル(DINP)
フタル酸ジイソデ
シル(DIDP)
フタル酸ジ-n-オ
クチル(DNOP)
フタル酸ジイソノ
ニル(DINP)
10
対象物質
CAS No.
28553-12-0
68515-48-0
26761-40-0
68515-49-1
117-84-0
対象範囲(閾値)
用途・使用例
均質材料中に DINP, DIDP, DNOP の合 可塑剤,染料,顔料,
計で,1,000ppm を超える含有がある 塗料,インキ,接着
場合
剤
参照
法規制
2,4
28553-12-0
68515-48-0
意図的添加
可塑剤
3
3
11
フタル酸ジイソデ
シル(DIDP)
26761-40-0
68515-49-1
意図的添加
可塑剤,染料,顔料,
塗料,インキ,接着
剤
12
フタル酸ジ n-ヘキ
シル(DnHP)
84-75-3
意図的添加
可塑剤
13
REACH 規則(EC)
認可対象候補物質
含有化学物
質 2C-1
(REACH 規
制認可対象
候補物質)
参照
部品中に 1,000ppm を超える含有が
ある場合
−
54
2,3
2
Ver.11.11
2C-1 含有管理物質(REACH 規則 認可対象候補物質)
以下の REACH 規則(EC) 認可対象候補物質は,部品中 a)に 1,000ppm を超える含有がある場合,含有管理物
質に該当する。ただし、備考欄に記載のあるもので 2A/3A(使用禁止物質)および 2B(使用制限物質)の
要件に該当する場合は,各々の要求事項が優先される。
1
2
五酸化二ヒ素
三酸化二ヒ素
対象物質
CAS No.
1303-28-2
1327-53-3
3
塩化コバルト(CoCl2)
7646-79-9
4
5
6
7
8
9
フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP)
フタル酸ジブチル(DBP)
フタル酸ブチルベンジル(BBP)
フタル酸ジイソブチル(DIBP)
クロム酸鉛
硫酸モリブデン酸クロム酸鉛 (C.I.ピグメントレッ
ド 104)
C.I.ピグメントイエロー34
アルミノ珪酸塩,耐火セラミック繊維 b)
ジルコニアアルミノ珪酸塩,耐火セラミック繊維 c)
リン酸トリス(2-クロロエチル)(TCEP)
ホウ酸
117-81-7
84-74-2
85-68-7
84-69-5
7758-97-6
12656-85-8
No
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
物質(群)名
四ホウ酸二ナトリウム類
四ホウ酸二ナトリウム
四ホウ酸二ナトリウム五水和物
四ホウ酸二ナトリウム十水和物(ほう砂)
四ホウ酸二ナトリウム水和物(七酸化二ナトリウム
四ホウ素水和物)
1,2-ベンゼンジカルボン酸,炭素数 7 を主成分とす
る炭素数 6∼8 の分岐ジアルキルエステル類(DIHP)
1,2-ベンゼンジカルボン酸,炭素数 7∼11 の分岐お
よび直鎖ジアルキルエステル類(DHNUP)
クロム酸ストロンチウム
クロム酸八水酸化五亜鉛
ヒドロキシオクタオキソ二亜鉛酸二クロム酸カリウ
ム
フタル酸ビス(2-メトキシエチル)
ビス(2-メトキシエチル)エーテル
4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノール(別
名:4-tert-オクチルフェノール)
三酸化二ホウ素
トリエチレングリコールジメチルエーテル
1,2-ジメトキシエタン(別名:エチレングリコールジ
メチルエーテル(EGDME))
酸化鉛(Ⅱ,Ⅳ)
塩基性硫酸鉛(Pb4O3(SO4))
塩基性亜硫酸鉛(亜硫酸と鉛の塩(二塩基性))
三塩基性硫酸鉛(塩基性硫酸鉛)
四酸化硫酸五鉛
二硝酸鉛(Ⅱ)
55
1344-37-2
−
−
115-96-8
10043-35-3
11113-50-1
備考
木材防腐剤として使用する場合
は,3A No.27(ヒ素化合物)によ
り使用禁止。
乾燥材内インジケータとして使
用する場合は 3A No.28(塩化コバ
ルト)により使用禁止。
2B No.1∼No.4 のフタル酸エステ
ル類の対象範囲に該当する場合
は,使用可能期限を超えての使用
禁止。
2A No.2(六価クロム化合物),
No.3(鉛およびその化合物)の対
象範囲に該当する場合は,使用禁
止。
−
−
−
−
−
1330-43-4
12179-04-3
1303-96-4
12267-73-1
71888-89-6
−
68515-42-4
−
7789-06-2
49663-84-5
11103-86-9
2A No.2(六価クロム化合物)の
対象範囲に該当する場合は,使用
禁止。
117-82-8
111-96-6
140-66-9
−
−
−
1303-86-2
112-49-2
110-71-4
−
−
−
1314-41-6
12036-76-9
62229-08-7
12202-17-4
12065-90-6
10099-74-8
2A No.3(鉛およびその化合物)
の対象範囲に該当する場合は,使
用禁止。
Ver.11.11
22C-1 含有管
管理物質(REAACH 規則 認可対象候補
認
補物質)(続き
き)
No
物質(群)名
名
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
チタン酸鉛
チタン酸ジルコン酸
酸鉛
二塩基性リン酸鉛(二塩基性亜
亜リン酸鉛)
ケイ酸
酸(H2Si2O5)バ
バリウム塩(11:1)(鉛ド
ドープ)
脂肪酸
酸鉛塩(C16-18)
ビス(オ
オクタデカナ
ナト)ジオキソ
ソ三鉛
シアナミド鉛
フタル酸ジオキソ三
三鉛
C.I. ピグメントイ
ピ
エロー41
ジブチルスズジクロ
ロリド,ジブ
ブチルスズジクロライ
ド(DBTC)
43
フタル酸ジイソペン
ンチル(別名:フタル酸ジイソアミ
ル(DIPP))
フタル酸 n-ペンチル
ル-イソペンチル(別名:n-ペンチ
ル-イソ
ソペンチルフ
フタレート)
メチルヘキサヒドロ
ロフタル酸無
無水物
メチル
ルヘキサヒド
ドロフタル酸無
無水物
ヘキサ
サヒドロ-4-メ
メチルフタル
ル酸無水物
ヘキサ
サヒドロ-1-メ
メチルフタル
ル酸無水物
ヘキサ
サヒドロ-3-メ
メチルフタル
ル酸無水物
1,2-ベンゼンジカル
ルボン酸,ジ
ジペンチルエス
ステル,
分岐および直鎖
1,2-ジエトキシエタ
タン
N,N-ジメチルホルム
ムアミド
4-アミノアゾベンゼ
ゼン
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
カドミウム
酸化カドミウム
硫化カドミウム
フタル酸ジペンチル
ル(別名ジペ
ペンチルフタレート
(DPP))
分岐および直鎖の 4-ノニルフェ
4
ェノールエト
トキシレ
ート(フェノールの
の 4 の位置で
で炭素数 9 の直
直鎖また
は分岐したアルキル
ル鎖が共有結
結合している物
物質,
個々の異性体または
はその混合物
物のいずれも含
含む
UVCB 物質および
物
weell-defined 物質)
リン酸
酸トリキシリル
ル
エチレンチオ尿素
4-アミノ-3-[[4'-[[(2,4-ジアミ
ミノフェニル))ア
ゾ]-[1,1'-ビフェニ
ニル]-4-イル
ル]アゾ]-5-ヒ
ヒドロキ
シ-6-((フェニルアゾ
ゾ)ナフタレン
ン-2,7-ジスル
ルホネー
ト二ナトリウム(別
別名 C.I.ダイレクトブラッ
ック 38,
クロラゾール ブラ
ラック E)
56
対象物質
CAS No.
12060-00-3
12626-81-2
12141-20-7
68784-75-8
91031-62-8
12578-12-0
20837-86-9
69011-06-9
8012-00-8
683-18-1
備考
2A No.3(鉛およびその化合物)
の対象範囲に該当する
る場合は,使
用禁止。
605-50-5
2A No.7(ジブチルスズ化合物
(DBT))の
の対象範囲に該当する場
合は,使用
用禁止。
−
776297-69-9
7
−
−
25550-51-0
19438-60-9
48122-14-1
57110-29-9
84777-06-0
−
629-14-1
68-12-2
60-09-3
−
−
織物製品//皮革製品において,4アミノアゾベンゼンの
の生成/含有
が 30ppm を超えるアゾ
ゾ染料・顔料
については,2A No.21
1(一部の芳
香族アミンを生成する
るアゾ染
料・顔料)
)により使用
用禁止。
7440-43-9
1306-19-0
1306-23-6
131-18-0
2A No.1(カドミウムおよびその
化合物)の
の対象範囲に
に該当する場
合は,使用
用禁止。
−
−
−
25155-23-1
96-45-7
1937-37-7
−
−
−
Ver.11.11
2C-1 含有管理物質(REACH 規則 認可対象候補物質)(続き)
No
物質(群)名
58
3,3'-[[1,1'-ビフェニル]-4,4'-ジイルビス(アゾ)]
ビス(4-アミノナフタレン-1-スルホネート)二ナト
リウム(別名 C.I.ダイレクトレッド 28,コンゴーレ
ッド)
1,2-ベンゼンジカルボン酸,ジヘキシルエステル,
分岐および直鎖(DiHP)
2-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4,6-ジ-tertペンチルフェノール(UV-328)
10-エチル-4,4-ジオクチル-7-オキソ-8-オキサ
-3,5-ジチア-4-スタンナテトラデカン酸 2-エチルヘ
キシル(DOTE)
10-エチル-4,4-ジオクチル-7-オキソ-8-オキサ
-3,5-ジチア-4-スタンナテトラデカン酸 2-エチルヘ
キシルと 10-エチル-4-[[2-[(2-(エチルヘキシル)オ
キシ]-2-オキソエチル]チオ]-4-オクチル-7-オキソ
-8-オキサ-3,5-ジチア-4-スタンナテトラデカン酸
2-エチルヘキシルの反応生成物(DOTE と MOTE の反
応生成物)
1,2-ベンゼンジカルボン酸、ジ-C6∼10-アルキルエ
ステル; 1 2-ベンゼンジカルボン酸デシル・ヘキシ
ル・オクチルジエステルと 0.3%以上のフタル酸ジ
へキシル(EC No.201-559-5)との混合物
1,3-プロパンスルトン
2,4-ジ-tert-ブチル-6-(5-クロロ-2H-ベンゾトリア
ゾール-2-イル)フェノール
2-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-6-sec-ブチル
-4-tert-ブチルフェノール
ヘプタデカフルオロノナン酸(そのナトリウム塩、
アンモニウム塩)
59
60
61
62
63
64
65
66
67
対象物質
CAS No.
573-58-0
備考
−
68515-50-4
−
25973-55-1
−
15571-58-1
2A No.8(ジオクチルスズ化合物
(DOT))の要件に該当する場合は
使用禁止。
−
68515-51-5
68648-93-1
−
1120-71-4
3864-99-1
−
−
36437-37-3
−
375-95-1
21049-39-8
4149-60-4
−
【含有管理物質(REACH 規則 認可対象候補物質)全体への注記】
注記 1 本付表には,原則として,Candidate List 収載物質のうち,電気電子機器に適用性のある物質とし
て IEC62474 のデータベースで選定されたもののみを記載する。
注 a) ここでいう「部品中に 1,000ppm を超える場合」の「部品」とは,「機能を発現する最小部品単位」と
する。(この解釈は、REACH 規則の含有濃度算出における分母(成形品)についての 2015 年 9 月の
欧州司法裁判所の判決で示された法的解釈に基づく。)
注
b)
アルミノケイ酸塩,耐火セラミック繊維は,「物質およびそれらの混合物の分類,表示および包装に
関する 2008/12/16 付欧州議会および理事会規則(EC)No 1272/2008」の付属書 VI,第 3 部,表 3.2
中に,インデックス番号 650-017-00-8 として包含される繊維で,以下の 3 つの条件を満たすもので
ある。
1)アルミニウムおよび珪素の酸化物であり,不定な濃度で(繊維中に)含有する主要な成分である
こと。
2)繊維は,その長さ加重幾何平均径からその標準誤差の 2 倍値を引いた値が 6μm 以下であること。
3)アルカリ性酸化物およびアルカリ土類金属の酸化物(Na2O+K2O+CaO+MgO+BaO)の含有が重量比で
18%以下であること。
57
Ver.11.11
2C-1 含有管理物質(REACH 規則 認可対象候補物質)(続き)
【含有管理物質(REACH 規則 認可対象候補物質)全体への注記】(続き)
注
c)
ジルコニアアルミノ珪酸塩,耐火セラミック繊維は,「物質およびそれらの混合物の分類,表示およ
び包装に関する 2008 年 12 月 16 日付欧州議会および理事会規則(EC)No 1272/2008」の付属書 VI,
第 3 部,表 3.2 中に,インデックス番号 650-017-00-8 として包含される繊維で,以下の 3 つの条件を
満たすものである。
1)アルミニウム酸化物,珪素およびジルコニウムの酸化物であり,不定な濃度で(繊維中に)含有す
る主要な成分であること。
2)繊維は,その長さ加重幾何平均径からその標準誤差の 2 倍値を引いた値が 6μm 以下であること。
3)アルカリ性酸化物およびアルカリ土類金属の酸化物(Na2O+K2O+CaO+MgO+BaO)の含有が重量比で 18%
以下であること。
58
Ver.11.11
事務機製品の樹脂外装材・筐体における環境ラベル対象物質(エコマーク、ブルーエンジェル)
2D
環境ラベル取得に関わる特定の事務機製品などの製品カテゴリーにおいて、使用用途、特定使用部位の
材料、部品に対し、含有情報等の調査を必要とする化学物質のうち、2A 使用禁止物質に該当する化学物
質を除いたものです。調査をお願いする場合には、キヤノンから個別にお知らせいたします。物品調査で
非含有と回答した場合、もしくは非含有を仕様等(図面、納入仕様書等)で指示した場合は、キヤノンに納
入する物品への含有が禁止となります。
1
塩化パラフィン
−
環境ラベルの基準書に記載された団体、法令およびリスト
化学物質を規定する団体、
左記団体、法令およびリストにおける
法令およびリスト
分類
−
2
ハロゲンを含むポリマー
−
−
−
−
1272/2008/EC a)の Appendix VI
Table3.1
カテゴリー1A
カテゴリー1B
カテゴリー1A
カテゴリー1B
カテゴリー1A
カテゴリー1B
−
化学物質および
化学物質群
有機ハロゲン化合物
(特に難燃剤)
4 発がん性物質
3
5
生殖毒性物質
1272/2008/EC の Appendix VI
Table3.1
6
変異原性物質
1272/2008/EC の Appendix VI
Table3.1
難分解性、生物蓄積性、毒 REACH 規則 Annex XIII
性物質(PBT 物質)および
極めて難分解性で高い生
物蓄積性を有する物質
(vPvB 物質)
REACH
規則の認可対象候 ECHA(欧州化学物質庁)が公開し −
8
補物質(2012.6.18 公開分ま ている認可対象候補物質リスト
で)
注 a) 1272/2008/EC: REGULATION (EC) No 1272/2008 OF THE EUROPEAN PARLIAMENT
AND OF THE COUNCIL of 16 December 2008on classification, labelling and packaging of
substances and mixtures, amending and repealing Directives 67/548/EEC and 1999/45/EC, and
amending Regulation (EC) No 1907/2006 [CLP 規則](EU)
本 EU 規則 AnnexVI は旧 67/548/EECAnnexI から移行したものです。
7
59
Ver.11.11
2E
LBP(レーザプリンタ)使用部品の使用禁止物質
LBP(OEM 仕様)製品に使用される物品に適用し、物品調査は「キヤノン追加調査票」(周辺版)
で実施します。物品調査で非含有と回答した場合、もしくは非含有を仕様等(図面、納入仕様書等)
で指示した場合は、キヤノンに納入する LBP(OEM 仕様)製品に使用される物品への含有が禁止
となります。
化学物質および化学物質群
閾値
1
ハロゲン系化合物
臭素系化合物
100ppm
(均質材料中)
臭素系化合物を除く
ハロゲン系化合物
1,000ppm
(均質材料中)
意図的添加
2
天然ゴムのラテックス成分
3
ヒ素およびその化合物
1,000ppm
(均質材料中)
4
ベリリウムおよびその化合物
1,000ppm
(均質材料中)
条件など
対象は樹脂部品
適用除外は補足 1 に示す
部品内部における使用は除
く
半導体チップ(ダイのみ)、プ
リント基板の銅箔への使用は
除く
適用除外は以下の通り
・電子コンポーネントのセラミ
ック
・ベリリウム銅の電気的な結
合用途 (コネクタ、スプリ
ング、EMI ガスケット等)
5
多環芳香族炭化水素(PAH)
対象物質および閾値
は付表 2E 参照
対象は LBP の外装部品
補足1 ハロゲン系化合物
・原材料のグレード自体に該当物質が含まれる場合、および図面等で該当物質の含有材料グレード
が指示されている場合は、「樹脂部品」であっても適用除外です。
・「電気部品・ゴム部品」は適用除外です。
(除外例)テープ、スポンジ、シート、フィルム、スペーサー、ワイヤサドル、タイラップ、スイッチ、ファン、
モーター、フォトセンサー、インレット、電源、 コネクタ、プリント基板、電源コード、ケーブル等
60
Ver.11.11
付表 2E
CAS NO.
対象物質
閾値(ppm)
1
50-32-8
ベンゾ(a)ピレン
Benzo(a)pyrene
<1
2
192-97-2
ベンゾ(e)ピレン
Benzo(e)pyrene
<1
3
56-55-3
ベンゾ(a)アントラセン
Benzo(a)anthracene
<1
4
205-99-2
ベンゾ(b)フルオランテン
Benzo(b)fluoranthene
<1
5
205-82-3
ベンゾ(j)フルオランテン
Benzo(j)fluoranthene
<1
6
207-08-9
ベンゾ(k)フルオランテン
Benzo(k)fluoranthene
<1
7
218-01-9
クリセン
Chrysene
<1
8
53-70-3
ジベンゾ(a,h)アントラセン
Dibenzo(a,h)anthracene
<1
9
191-24-2
ベンゾ(g,h,i)ペリレン
Benzo(g,h,i)perylene
<1
10
193-39-5
インデノ(1,2,3-cd)ピレン
Indeno(1,2,3-cd)pyrene
<1
11
83-32-9
アセナフテン
Acenaphthene
12
208-96-8
アセナフチレン
Acenaphthylene
13
86-73-7
フルオレン
Fluorene
14
85-01-8
フェナントレン
Phenanthrene
15
120-12-7
アントラセン
Anthracene
16
206-44-0
フルオランテン
Fluoranthene
17
129-00-0
ピレン
Pyrene
18
91-20-3
ナフタレン
Naphthalene
合計<50
<1
上記 18 物質合計
<50
61
Ver.11.11
3D
設定なし
3E
LBP(レーザプリンタ)使用包装材の使用禁止物質
LBP(OEM 仕様)製品に使用される包装物品に適用し、物品調査は「キヤノン包装材調査票」で実施
します。物品調査で非含有と回答した場合、もしくは非含有を仕様等(図面、納入仕様書等)で指示し
た場合は、キヤノンに納入する LBP(OEM 仕様)製品に使用される包装物品への含有が禁止となりま
す。
化学物質および化学物質群
閾値
条件など
1
天然ゴムのラテックス成分
意図的添加
−
2
元素状塩素
意図的添加
紙ベースの包装材に使用さ
れる繊維(バージン材または
リサイクル材)を漂白するため
の、漂白剤としての使用を禁
止する
62
Ver.11.11
参照法規制および付表中の表記番号
付表中の表記
国・地域
(参照法規制欄)
1
2
3
4
5
EU
EU
米国・カリフォルニア州
米国
米国・ルイジアナ州
6
7
米国
スイス
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
法律等の名称(一部略称)
EU RoHS 指令(改正) 2011/65/EU
REACH 規則(EC) No1907/2006
プロポジション 65
2008 年消費者製品安全改善法 (PUBLIC LAW 110‒314)
水銀危険低減法
有害物質規制法(TSCA:Toxic Substances Control Act)
特定の危険物質・調剤・アーティクル取扱いのリスク軽減政
令 (ChemRRV)
日本
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律
国際条約
残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約
EU
残留性有機汚染物質(POPs)に関する規則(EC) No 850/2004
ノルウェー
健康と環境に有害な化学物質およびその他の製品の製造,輸
入,輸出,販売および使用の制限に関するノルウェー規則
カナダ
カナダ環境保護法 SOR/2008-178
米国
PFOA 自主廃絶プログラム
EU
(EU) No517/2014
国際条約
モントリオール議定書
日本
特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律
カナダ
特定有害物質規則 2012 SOR/212-282
EU
EU 包装指令 94/62/EEC
米国・カリフォルニア州 Toxics in Packaging Prevention Act
ドイツ
ブルーエンジェル
日本
エコマーク
日本
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律
日本
核原料物質,核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律
EU
EU WEEE 指令 2002/96/EC 第 11 条:処理施設への情報提供実
施に関する DIGITALEUROPE/CECED/AeA/EERA ガイダンス
米国・カリフォルニア州 過塩素酸塩汚染防止法 2003
米国
JS709 (業界標準)
国際規格
IPC-04101,IEC61249-2-21
米国・カリフォルニア州 CARB 規則
オーストリア
BGB I 1990/194:ホルムアルデヒド規制§2, 12/2/1990
EU
EU 電池指令 2006/66/EC
韓国
品質経営および工産品安全管理法(電池規制)
台湾
乾電池の製造,輸入および販売に関する規制
ブラジル
ブラジル電池規則 Resolution No.401
中国
アルカリ性および非アルカリ性亜鉛-二酸化マンガン電池中
の水銀・カドミウム・鉛含有量の規制要件(GB24427-2009)
カナダ
カナダ水銀規則 SOR/2014-254
米国
水銀含有および充電式電池管理法(104-142)
米国・アイオワ州
水銀電池規則
米国・メイン州
水銀添加ボタンセル電池に関する法(LD 1026)
米国・ミネソタ州
水銀電池規制
米国・ニューヨーク州
電池削減規則
米国・ロードアイランド
州
中国
水銀削減および教育法 23-24.9-6
電池製品の水銀含有量に関する規制
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