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「減災活動」の取組報告 - 1.17は忘れない ひょうご安全の日公式サイト
資料6 「阪神淡路20年-1.17は忘れない-」 ひょうご安全の日推進県民会議推進大会 兵庫JCC(兵庫県協同組合連絡協議会)による Hyogo-ken Joint Committee of Co-operatives 「阪神淡路20年の取り組み」状況報告 平成26年11月17日 兵庫県協同組合連絡協議会 事務局:兵庫県生活協同組合連合会 専務理事 三宅 康平 本日の報告内容 1.兵庫JCCとは 2.実行委員会体制について 3.阪神淡路20年の取り組み状況 (1) (2) (3) (4) (5) 兵庫JCC主催「国際協同組合デー・兵庫県記念大会(7/4)」 兵庫県生協連合会主催「災害対策委員会(9/17)」 兵庫JCC主催「兵庫におけるポスト国際協同組合年を考える集い(9/26)」 兵庫県生協連合会主催「生協大会(10/9)」 「ひょうご安全の日のつどい」交流ひろばへの参加(2015年1月17日) 4.まとめ~被災と復興の教訓を発信します~ 1.兵庫JCCとは ①設立目的 生協、JA(農協)、JF(漁協)、JForest(森林組合)などの兵庫県内の 協同組合運動の連絡提携、共通課題の実行および全国、海外の協同 組合運動との連携を図ることを目的に、1984年7月7日に設立されました。 ②基本理念 「人と人との心がふれあう、暮らし良い兵庫をめざして」 ~協同が息づくまちづくり~ ③近年の活動紹介 *国連が定めた「2012年国際協同組合年」に際して、兵庫県主催の ふれあいの祭典、農林漁業祭、兵庫の森の祭典に参加し活動紹介。 *2012年11月、ICA(国際協同組合同盟)アジア太平洋地域総会が 神戸国際会議場で開催され、兵庫JCCが地元事務局を担いました。 2.実行委員会体制について 兵庫JCCによる「阪神淡路20年」、 被災と復興の教訓を学び、活かす取組みは、 兵庫県との実行委員会体制で取り組んでいます。 ①実行委員会名 2014年5月1日 「震災20年・兵庫JCC記念大会等開催実行委員会」を設置 ②実行委員会メンバー 兵庫県消費生活課(有本課長) 兵庫県農業協同組合中央会(浜田専務理事) 兵庫県漁業協同組合連合会(山口専務理事) 兵庫県森林組合連合会(上原専務理事) 兵庫県生活協同組合連合会(三宅専務理事) 3.阪神淡路20年の取り組み状況 (1)兵庫JCC主催「第92回国際協同組合デー・兵庫県記念大会」 ■開催日時 ■開催場所 ■主催団体 ■講演内容 ■参加人数 ■内容 2014年7月4日 13時30分~16時 兵庫県民会館 けんみんホール 兵庫JCC テーマ 「阪神・淡路大震災から20年を迎えます~あの日、放送し続けて~」 講師 谷 五郎 氏(ラジオ関西パーソナリティー) 生協、農協、漁協、森林組合の組合員、役職員340人 元JA職員の谷氏がパーソナリティーになりたての頃、たまたま阪神・淡路 大震災の日にラジオ関西スタジオ(須磨)内で生放送中でした。 直後から外に出て、かろうじてつながった電話回線で被災した街の状況を 詳しく発信。消防や警察が到着しない中、近隣住民同士の助け合いの場面 に数多く遭遇し、改めて地域のコミュニティの重要性を確信。 協同組合への期待として、「震災を語り継ぐ大切さ、意識を高める大切さ、 人のつながり、気持ちのつながりを大切にしましょう」と語られました。 「阪神・淡路大震災から20年を迎えます。あの日、放送し続けて」 国際協同組合デー・兵庫県記念大会でのフェニックス共済お勧め 参加者全員に「命を守る4つの実践」「フェニックス共済」パンフレット配布 3.阪神淡路20年の取り組み (2)兵庫県生協連合会主催「災害対策委員会」 ■開催日時 2014年9月17日 13時30分~16時 ■開催場所 兵庫県民会館 ■参加人数 購買生協、大学生協、医療生協、共済生協から16人が参加 ■学習会 テーマ「阪神・淡路大震災を振り返り、今なすべきこと」 ~防災は隣近所の助け合い~ 講師 西宮市民共済生協常務理事 岸本 正氏 ひょうご防災特別推進委員・兵庫県防災士会理事 ■講演内容 防災の重点4項目として ①非常時の備えではなく、普段からの備えを行う ②助け合いの大切さ、地域コミュニケーションの強化 ③行政、地域住民、事業所の防災スクラム ④防災対応力の向上・防災リーダーの養成 「自助」、「共助」、「公助」に加え、 地域の方々で支え合う「近助」の大切さを改めて学びました。 災害対策委員会「震災を振り返り 今なすべきこと」 3.阪神淡路20年の取り組み (3)兵庫JCC主催「兵庫におけるポスト国際協同組合年を考える集い」 ■開催日時 ■開催場所 ■主催団体 ■参加人数 ■講演 2014年9月26日(金)13時~17時 人と防災未来センター 兵庫県生活協同組合連合会 兵庫JCCの次世代職員 34人 テーマ「阪神・淡路大震災の教訓と次なる災害への備え」 ~今 何をすべきか、 南海トラフ巨大地震への備え~ 講師 人と防災未来センター研究部長 村田 昌彦氏 ■講演内容 ①建築物の耐震化と室内安全対策(タンス、冷蔵庫、食器棚、書棚) ②津波からの避難(より遠く、より高く、一時避難場所を知っておく) ③自分の身を守る(兵庫防災ネットの利用、携帯電話を利用し、 気象情報、地震情報、避難情報を入手) ④要援護者対策(高齢者、障がい者など災害時の避難に支援を必要 とする人の情報を平時から収集し共有する) テーマ「阪神・淡路大震災の教訓と次なる災害への備え」 人と防災未来センター視察 ワールドカフェによる話し合い 「災害時に果たす協同組合の役割は何か」 ワールドカフェでの話し合いから ①非常時に他の人の役に立ちたいという思いを素早く具現化でき、的確に活動 を実行できるためには、日頃からの繋がりが重要と考えます。 一人では小さな力で出来ないことも助け合えば実行できるという、その繋がりのた めのツール、場所としての役割が協同組合に求められており、また、機能発揮で きると考えます。 ②成熟社会になった現代、自分の人生にとって何が大切な価値なのかを考える きっかけや、人それぞれの価値に基づく積極的な活動について、協同組合がサ ポート役を担えると考えます。 ③協同組合は組合員の主体的な行動により動くものであるため、組合員の積極 性を引き出す情報(他の事例収集、組合員同士の声を繋ぐ)や、機会を与え続け る努力を絶やさない必要があります。 ④密接なコミュニケーションが結果的に様々な活動へと派生することになり、その 中には防災・減災の取組みや被災地支援活動も出てくると思います。協同組合 の役割は組合員の具体的行動の前段階をしっかりとした体制で固めることです。 3.阪神淡路20年の取り組み (4)兵庫県生協連合会主催「生協大会」 ■開催日時 ■開催場所 ■主催団体 ■講演 ■参加人数 ■講演内容 2014年10月9日 13時~16時 兵庫県民会館 けんみんホール 兵庫県生活協同組合連合会 テーマ「語り継ぎたい。 命の尊さ」 講師 住田 功一氏(NHK大阪放送局アナウンサー) 生協の組合員、役職員300人 住田アナウンサーは、1995年1月17日、遅い正月休暇で神戸市灘区の 実家に帰省中に阪神淡路大震災に遭います。実家は大きな被害を受け ず、直後から緊急初動の取材にあたります。 NHKの取材者として、一市民として、目撃したことをもとに、 いざという時にどう行動すればいいのか、 地域住民同志の助け合いが多くの命を救ったことを紹介し、 地域での自助、共助の必要性を呼び掛けられました。 「想像する力を持とう」「自分でできることは何か考えておこう」 「いざという時の連携を組んでおこう」「土地の災害の歴史を知っておこう」 「災害だけでなく、事件、事故もある」など強調されました。 生協大会 「語り継ぎたい。 命の尊さ」 生協大会 「フェニックス共済」のお勧め 生協大会 「東日本大震災・被災者の手作り商品の紹介」 3.阪神淡路20年の取り組み (5)「ひょうご安全の日のつどい」交流ひろばへの参加 ■日時 2015年1月17日(土)10:30~15:00 ■場所 HAT神戸 なぎさ公園 ■参加テーマ 「協同組合がよりよい社会を築きます」 ■参加目的 協同組合が取り組む社会的課題(持続可能な社会の実現に向けた食育、 子育て支援、環境保全、保健・医療・福祉活動、平和活動、森づくり)への 取り組みと、現在も継続する東日本被災地支援活動などを紹介し、災害時 における協同組合の果たす役割、共に助け合うことの大切さを発信するため 参加します。 さらに、阪神・淡路大震災で被災した当時を思い起こし、震災経験に思いを 馳せることを目的に炊き出しを行います。 4.まとめ~被災と復興の教訓を発信します~ (1)被災の教訓 ①命を守る4つの実践(耐震化・室内安全・備蓄・避難)。 ②いざという時に自分ができることを想像しておく。 ③地域の防災・減災活動に参加し、地域のつながりを組んでおく。 (2)復興の教訓 ①「生活復興」を最優先で考えると、兵庫県のフェニックス共済制度や 地震保険等への加入により、住宅の早期再建が「生活復興」の決め手 となる。 ②被災地の住民が復興過程に参画することで、復興に取り組む「今」を 生きがいをもって暮らせる。 ③阪神淡路から20年。当時と比べ人口減少と高齢化が大きく進む中、 「生活復興」は地域包括ケアシステムの概念で、いつまでも元気で暮ら せるまちづくり、住民主体の助け合い活動などのビジョンが求められる。 ご清聴ありがとうございました 兵庫県生活協同組合連合会 専務理事 三宅 康平