Comments
Description
Transcript
輸入食品等の安全性確保について
厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare 輸入食品等の安全性確保について 平成25年7月23日 新潟検疫所金沢・七尾出張所/小松空港出張所 新潟検疫所食品監視課小松空港分室 黒飛 敏 1 内 容 輸入食品の現状について 輸出国対策について 平成25年度輸入食品監視指導計画について 輸入食品の監視体制について (検査命令・モニタリング計画など) 平成24年度新潟検疫所食品監視課 小松空港分室の監視指導結果(速報値) 平成24年度食品衛生法違反について 2 厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare 1.輸入食品の現状 主要先進国のカロリーベース総合食料自給率* % 250 200 150 S4 5(1970) H2 1(2009) 100 50 0 日本 * イギリス ドイツ フランス アメリカ オーストラリア 1人1日当たり国産供給熱量/1人1日当たり供給熱量 (畜産物には、畜種ごとの飼料自給率がかけられて計算されている。) 農林水産省「食糧受給表」より 食品等の輸入届出件数・重量推移 210万件 3,341万トン *昭和50年から平成18年は年次、平成19年以降は年度 食品等の輸入の状況(平成23年度) 食品添加物 665,509 容器包装 94,244 器具 730,531 飲料 1,968,513 3,175,877 その他の食料品 1,534,550 畜産食品, 畜産加工食品 2,383,906 輸入重量 33,407,240 トン 22,782,364 農産食品, 農産加工食品 おもちゃ 71,746 水産食品, 水産加工食品 食品別輸入量上位5ヶ国 ①(平成23年度) 畜産加工食品 畜産加工食品 畜産食品 畜産食品 その他 (14%) デンマーク (6%) 米国 (30%) その他 (20%) 水産食品 水産食品 中国 (29%) 米国 (12%) その他 (47%) 米国 (8%) カナダ (11%) チリ (12%) ロシア (11%) ニュージーランド (9%) オーストラリア (18%) ブラジル (22%) オーストラリア (12%) 水産加工食品 水産加工食品 中国(4%) フィリピン (6%) 米国(8%) オーストラリア (8%) タイ(17%) カナダ (20%) 中国 (9%) 農産加工食品 農産加工食品 その他(11%) チリ(5%) ベトナム(9%) ノルウェー (9%) 農産食品 農産食品 中国 (42%) その他 (19%) タイ (22%) 米国 (51%) その他 (21%) 韓国(4%) 中国 (40%) イタリア (6%) タイ (10%) 米国(19%) 食品別輸入量上位5ヶ国 ②(平成23年度) 飲 飲 料 料 飲料 その他の加工食品 その他の加工食品 メキシコ (20%) 米国 (22%) その他 (30%) その他 (33%) 食品添加物 食品添加物 食品添加物 タイ (30%) その他 (31%) オーストラリア (16%) ブラジル (4%) タイ(9%) 韓国 (13%) 中国 (13%) 韓国 (20%) 中国(5%) 器 器 具 具 マレーシア(2%) 米国(6%) フランス (18%) インドネシア (8%) 容器包装 容器包装 その他(10%) フランス (2%) ベトナム (9%) 中国 (15%) おもちゃ おもちゃ 台湾(1%) その他(3%) その他 (16%) デンマーク(1%) ベトナム(5%) 韓国(5%) タイ(6%) タイ(11%) タイ(6%) 中国 (38%) マレーシア (6%) 中国 (69%) 台湾(12%) 韓国(22%) 中国 (85%) 厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare 2.輸出国対策 監視体制の概要 ・二国間協議 ・制度調査 ・必要に応じ現地調査 事前相談・指導 事前相談・指導 輸入届出・審査(検疫所) 輸入届出・審査(検疫所) 過去の違反事例 輸出国の情報 原料・製造方法等 検査体制 検査体制 検査命令 合 格 モニタリング検査 不合格 国 内 内 国 都道府県等監視指導計画に基づく 都道府県等の収去検査 消費者 指導検査 回収・廃棄・積戻し 又は食用外用途転用 違反発見時の通報 海外における食品安全情報の収集 違反情報 輸入 入時 時 輸 輸入 入食 食品 品監 監視 視指 指導 導計 計画 画に に基 基づ づき き実 実施 施 輸 輸出 出国 国 輸 輸出国における衛生対策 ・生産、製造、加工等の管理 ・証明書の発給 ・輸出前検査等 輸出国における衛生対策の推進 我が国の食品衛生規制の周知 輸入食品監視指導計画及びその結果に関する英語版情報の提供 食品衛生規制に関する英語版情報の提供 在京大使館、輸入者等への情報提供 輸出国の政府担当者及び食品事業者を対象とした説明会の開催 二国間協議、現地調査等 輸入時に検査命令が実施されている食品等、法違反の可能性が高い食 品等について、二国間協議を通じた違反原因の究明及びその結果に基 づく再発防止対策の確立の要請 計画的に主要な輸出国における衛生対策に関する情報収集及び現地調 査の実施 輸出国への技術協力 残留農薬、カビ毒等の試験検査技術の向上など、輸出国における監視 体制の強化に資する技術協力を行う。 海外からの問題発生情報等に基づく対応(平成24年度抜粋) 対象国 韓国 品目 内容 対応 ノロウイルス 汚染のおそれ 対象食品の輸入届出がなさ れた場合、積み戻し等の指 導を行った。 メタノール 混入のおそれ 自主検査を指導する措置を 講じた。 生鮮ピーナッツ、 ピーナッツ加工品、 アーモンド加工品、 サルモネラ カシューナッツ加工 汚染のおそれ 品及びタヒニ(練りご ま) 対象食品の輸入届出がなさ れた場合、積み戻し等の指 導を行った。 二枚貝 チェコ共和国 酒清飲料 米国 厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare 3.平成25年度輸入食品監視指導計画 輸入食品監視指導計画 食品衛生法(昭和22年法律第233号) 第23条 輸入食品監視指導計画 厚生労働大臣は、指針に基づき、毎年度、翌年度の食品、添加物、器具 及び容器包装の輸入について国が行う監視指導の実施に関する計画(以下 「輸入食品監視指導計画」という。)を定めるものとする。 ② 輸入食品監視指導計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。 一 生産地の事情その他の事情からみて重点的に監視指導を実 施すべき項目に関する事項 二 輸入を行う営業者に対する自主的な衛生管理の実施に係る指 導に関する事項 三 その他監視指導の実施のために必要な事項 ③ 厚生労働大臣は、輸入食品監視指導計画を定め、又はこれを変更した ときは、遅滞なく、これを公表するものとする。 ④ 厚生労働大臣は、輸入食品監視指導計画の実施の状況について、公表 するものとする。 14 輸入食品監視指導計画(目的等) 目 的 本計画は、重点的、効率的かつ効果的な監視指導の 実施を推進し、もって、輸入食品等の一層の安全性 確保を図ることを目的とする。 本計画の適用期間 平成25年4月1日から平成26年3月31日まで 15 輸入食品監視指導計画(序文) 食品等の輸入届出(平成23年度実績) 届出件数 2,096,127件(輸入重量 約3,341万トン) 検査件数 231,776件 (検査率11.1%) (検査命令 99,117 件、モニタリング検査 49,799 件(計画数86,117件に対し、 実施率約106%)、指導検査等101,675 件) 違反件数 1,257件 (届出件数の0.1%) 平成24年度の監視指導の状況 食品衛生監視員の増員、検査機器の整備による検査項目の充実 輸出国における安全対策の適正化の推進、 計画的な輸出国の対日輸 出食品に関する制度調査、個別問題に係る輸出国との協議等 モニタリング検査の検査項目の見直し ポジティブリスト制度の着実な施行、検査項目を更に見直し BSE対策(対日輸出プログラムの遵守状況の検証) 16 輸入食品監視指導計画(基本的考え方) 基本的考え方 食品安全基本法第4条 食品の安全性の確保は、国の内外に食品供給工程の各段階において適切 な措置を講ずることにより行わなければならない。 (1)輸出国に対する情報提供、二国間協議、現地調査、技術協力等 (2)包括的輸入禁止措置 (3)輸入に係る営業の禁停止 (4)法違反が判明した際、法第63 条に基づき違反事例の公表 (5)食品等輸入届出書の規格、基準等の基本的な法への適合性の確認 (6)モニタリング検査の実施 (7)検査命令の発動 (8)輸入者に対する講習会の開催・輸入前指導及び自主衛生管理の推進 (9)違反品の措置、輸入者指導 (10)国内流通している輸入食品等の違反品に係る関係等道府県等との連携 17 平成25年度輸入食品監視指導計画の主な改正点 輸入時における監視指導の強化 モニタリング検査計画数 全国:93,700件(対前年 3,800件増) 新たな施策推進項目 ① 海外での食中毒や食品からの病原微生物の検出情報が増加 腸管出血性大腸菌、サルモネラ菌、リステリア菌などの病原微生 物に係るモニタリング検査を強化 ② BSEの問題に係る対日輸出牛肉の安全性確保 月齢制限の見直し等を踏まえ、輸出国政府との協議、現地調査、 輸入時の検査より、輸出国政府が管理する対日輸出プログラム の遵守状況を引き続き検証 平成25年度輸入食品監視指導計画通知: http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/kanshi/h24/yunyu.html 18 主な食品衛生法違反内容(平成23年度) 違反条文 6 販売を禁止される食品及 び添加物 9 病肉等の販売等の制限 10 添加物等の販売等の制限 違反件数 構成比 (%) 主な違反内容 とうもろこし、落花生、ケツメイシ、ハトムギ、ナツ メグ、乾燥イチジク、綿実等のアフラトキシン付着、 有毒魚類の混入、下痢性貝毒の検出、シアン化合物の 検出、非加熱食肉製品等からのリステリア菌検出、 米・小麦・菜種・大豆等の輸送時における事故による 腐敗・変敗・カビの発生等 354 27.1 5 0.4 衛生証明書の不添付 6.0 TBHQ、サイクラミン酸、アゾルビン、酒石酸カリウ TBHQ、サイクラミン酸、アゾルビン、酒石酸カリウ ムナトリウム、キノリンイエロー、ブリリアントブ ラックBN 、キシレンイエロー、ヨウ素化塩、一酸化炭 ラックBN、キシレンイエロー、ヨウ素化塩、一酸化炭 素、パテントブルーⅤ 素、パテントブルーⅤ、パラオキシ安息香酸メチル等 の指定外添加物の使用 野菜及び冷凍野菜の成分規格違反(農薬の残留基準違 反)、水産物及びその加工品の成分規格違反(動物用 医薬品の残留基準違反、農薬の残留基準違反)、その 他加工食品の成分規格違反(大腸菌群陽性等)、添加 物の使用基準違反(二酸化硫黄、ポリソルベート類、 ソルビン酸等)、添加物の成分規格違反 79 11 食品又は添加物の基準及 び規格 768 58.8 18 器具又は容器包装の基準 及び規格 82 6.3 器具・容器包装の規格基準違反 原材料の材質別規格違反 62 おもちゃ等についての準 用規定 18 1.4 おもちゃ又はその原材料の規格違反 計 1,306(延数) 1,257(違反届出件数) 違反届出件数) 輸入者の営業の禁停止処分 目的 法違反を繰り返す輸入者等に対し、法違反の原因の改善、再発 防止、その他衛生上の必要な措置を講じさせる 検討開始要件 すべての輸入者を対象に、四半期毎に検査実績を調査し、法違 反確定時における直近60件の検査の違反率が5%以上であっ た場合、処分の適用を検討する 処分適用の全段として、該当する輸入者に対して、食品等を輸 入する際の安全管理を見直し、再発防止対策を講じるよう指導 するとともに、期限を設けて文書報告を求める 上記指導後においても法違反の状況に改善が見られない場合は、 法第55条第2項に基づく営業の禁停止処分を講じる 違反が判明した場合の対応 輸入者に対し、廃棄、積戻し又は食用外用途への転用を指示 (国内流通する場合には、関係の都道府県等と連携) →輸入時の監視体制の強化 都道府県等の監視により違反輸入食品が発見された場合、当 該情報に基づき輸入時検査を強化 再発防止のための輸入者への指導等 違反原因の調査及び報告 輸入再開時の改善結果報告 違反を繰り返す輸入者に対する営業の禁停止処分 悪質な事例等の告発 違反事例の公表(ホームページ) 輸出国における衛生対策の推進 輸入者による輸出国段階の衛生管理の推進 「輸入加工食品の自主管理に関する指針(ガイド ライン)」に基づく、原材料から保管までの各段 階における確認(ハサップ導入の推進を含む) 輸入時に重点的に監視指導を実施すべき項目 輸入届出時における法違反の有無のチェック 輸入届出、輸出国政府の証明書の確認審査 輸入者からの報告徴収 輸入時のモニタリング検査の実施 食品群ごとに違反の可能性、輸入実績等を考慮して 検査件数・検査項目を設定 モニタリング検査や都道府県等の監視指導での法違 反例に基づき、必要に応じて輸入時の検査を強化 輸入時に重点的に監視指導を実施すべき項目 検査命令の実施 法違反の可能性が高いと見込まれる食品について 実施 輸出国における規制・衛生管理の状況、過去の違 反実績等を勘案した上で必要範囲に適用 解除にあたっては、輸出国における原因究明・再 発防止対策、輸入時検査の実績等を踏まえ検討 厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare 4.輸入食品の監視体制 食品等輸入届出窓口配置状況 食品等輸入届出窓口 32検疫所 ● 検査課を有する 6検疫所 ◎ 輸入食品・検疫検査センター ★ 食品等輸入相談室 13検疫所 食品衛生監視員 399名 小樽 千歳空港 ● ● 仙台 仙台空港 新潟 小松空港 ※平成2 平成25年度 神戸(食品監視課) 福岡 門司 下関 福岡空港 長崎 鹿児島 神戸(食品監視第二課) 広島 境 広島空港 ●● ● 輸入食品・検疫 検査センター ◎●●●◎ ★● ● ● ● ● ● ●★ ●◎ ◎ ● ● 横浜 輸入食品・検疫 検査センター ◎ ● ● ◎● ● 大阪 関西空港 ● 東京(食品監視課) 東京(食品監視第二課) 千葉 東京空港 川崎 成田空港 中部空港 四日市 清水 名古屋 ● ● 那覇 那覇空港 食品等の輸入の届出 食品等を輸入しようとする者は厚生労働大臣に 届出なければならない(食品衛生法第27条) 届 出 事 項 輸入者の氏名、住所 食品等の品名、数量、重量、包装の種類、用途 使用されている添加物の品名 加工食品の原材料、製造又は加工方法 遺伝子組換え又は分別流通生産管理の有無 添加物製剤の成分 器具、容器包装又はおもちゃの材質 貨物の事故の有無 等 海外情報に基づき監視強化を行った主な事例 (病原微生物 平成24年度) 原因 対象国 対象食品及び内容 米国 健康食品、ローストピーナッツ、 ピーナッツバター、ピーナッツペー スト、 アーモンドバター、カ シューバター 及びタヒニ(練りゴ マ) サルモネラ菌 メキシコ 韓国 腸管出血性 大腸菌0157 オーストラリア 生鮮パパイヤ ガラクトオリゴ糖 牛肉(内臓含む。) カナダ 腸管出血性 大腸菌0103 フランス ボツリヌス菌 イタリア ノロウィルス 韓国 ソフト及びセミソフトタイプのナ チュラルチーズ アーモンド詰めオリーブ製品 二枚貝 輸入時の検査体制の概要 包括輸入禁止 ※モニタリング検査の延べ件数は91,330件 (検査項目別の重複あり) 検査命令 検 査 違反の可能性 高 99,117件 23万件 210万件 モニタリング検査強化 率 49,799件※ 検査件数/届出件数 モニタリング検査 低 指導検査等 平成23年度 (届出ベース) 101,675件 (重複除く) 輸入時における検査制度 指導検査等 農薬や添加物等の使用状況や同種の食品の違反情報等を参考とし て、輸入者の自主的な衛生管理の一環として、国が輸入者に対し て定期的な(初回輸入時を含む)実施を指導する検査等 モニタリング検査 多種多様な輸入食品について、食品衛生上の状況について幅広く 監視し、必要に応じて輸入時検査を強化する等の対策を講じるこ とを目的として、国が年間計画に基づいて実施する検査 国が費用負担、検査結果の判明を待たずに輸入可能 検査命令 自主検査やモニタリング検査、国内での収去検査等において法違 反が判明するなど、法違反の可能性が高いと見込まれる食品等に ついて、輸入者に対し、輸入の都度、実施を命じる検査 輸入者が費用負担、検査結果判明まで輸入不可 モニタリング検査と検査命令 検査命令 モニタリング検査 同一食品群 同一生産国・同一食品群毎に実施 例:10%の頻度で実施する場合 無作為抽出 無作為抽出 均等採取 均等採取 輸入届出 (1件) すべての 輸入届出 輸入届出 (9件) 無作為抽出 均等採取 (実施せず) 1.検査頻度 年間計画に基づき無作為に実施。 2.検査対象 同一食品群毎に実施し、国、製造 者の別は問わない。 3.検体採取量 全体を代表するために統計学的に 定められた開梱数に基づき採取。 例) 農薬検査の場合 届出箱数 51 151 501 3,201 ≦ 50 ~ 150 ~ 500 ~ 3,200 ~ 35,000 ≧ 35,001 開梱数 採取量 3 5 8 13 20 32 1kg 1.検査頻度 同一生産国、輸入の都度、全届出検査。 2.検査対象 同一生産国、同一食品群毎に検査を実施。 法違反の可能性が高いと見込まれる食品の 範囲が製造者等に限定可能な場合は、当該 製造者に限定して実施。 3.検体採取量 全体を代表するために統計学的に定めら れた開梱数に基づき採取。 厚生労働大臣による検査命令 検査命令発動の要件 検査命令発動の要件 健康被害の発生 健康被害の発生 健康被害発生の恐れ 健康被害発生の恐れ 同一の生産国又は製造者並びに加工者からの 違反 同一の輸入食品(例:O-157、リステリア、 アフラトキシン等) 残留農薬 残留農薬 動物用医薬品 動物用医薬品 違反 検査命令解除 検査命令解除 モニタリング検査 モニタリング検査 頻度アップ 頻度アップ 違反 直ちに検査命令 直ちに検査命令 違反の可能性が高い 違反の可能性が高い と判断される場合 と判断される場合 検査命令 検査命令 輸出国の再発防止策の確立等違反食品が輸出 されることのないことが確認された場合等 国別検査命令対象品目(平成25年4月現在抜粋) 対象国・地域 全輸出国 (17品目) 中国 (25品目) 韓国 (11品目) タイ (11品目) 対象食品例 検査項目例 フグ 魚種鑑別 すじこ 亜硝酸根 キャッサバ及びその加工品 (でんぷんを除く。) シアン化合物 鰻及びその加工品 マラカイトグリーン えび及びその加工品 クロルテトラサイクリン 条件等 現場検査の結果異種フグが発見され たものに限る。 二枚貝及びその加工品(貝柱 麻痺性貝毒、下痢性貝毒 のみのホタテガイを除く。) 淡水産であることを示す中国政府の 証明書が添付されたものを除く。 生食用ウニ 腸炎ビブリオ 別途指示する製造者で処理されたも のに限る。 えだまめ及びその加工品 ジフェノコナゾール にんじん及びその加工品 トリアジメノール しじみ及びその加工品 (切り身、むき身に限る) エンドスルファン 青とうがらし及びその加工品 シメコナゾール 別途指示する輸出業者から輸出され たものを除く。 バナナ及びその加工品 シペルメトリン 別途指示する輸出業者から輸出され た生鮮バナナを除く。 おくら及びその加工品 EPN 別途指示する輸出業者から輸出され た生鮮おくらを除く。 全輸出国17品目及び25カ国・1地域の79品目(平成25年4月現在) 検査命令品目一覧 http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/monitoring/2013/dl/01-1.pdf 平成25年度輸入食品等モニタリング計画(全国) 検査項目別検査件数(平成25年3月29日付け食安検発0329第3号) 合 計 2* 606 (606) 1* 482 (482) 検査強化分 放射線照射 6,354 (6,324) △30 遺伝子組換え食品 ▲6,022 11,143 カビ毒 11,063 (17,085) 病原微生物 ▲2,881 12,201 (12,859) ▲658 成分規格等 件 数 29,103 (31,984) 添加物 残留農薬 抗菌性物質等 検査項目 13,759 (12,619) △1,140 5,000 (5,000) 93,711 (89,959) △3752 *1:抗菌性物質等、残留農薬、添加物、成分規格等、病原微生物、カビ毒、遺伝子組換食品、 放射線照射 *2:畜産食品のSRM除去検査数4,000件を含む (カッコ内 は平成24年度示達件数、△は増加数、▲は減少数) 34 厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare 5.平成24年度新潟検疫所食品監視課 小松空港分室の監視指導結果(速報値) 35 平成24年度の輸入実績(速報値) 区分 届 件数 (対前年比:%) 年次 22年度*3 石川・富山 全 国 23年度*3 石川・富山 全 国 24年度*3*4 新潟(本所) 石川・富山 小松空港分室 *1 *2 *3 *4 *5 出 *5 数 重 量 重量 千トン (対前年比:%) 検査件数*1 *2 (検査率:% ) 違反件数 (違反率:%*2) 6,420 (85.9) 27.1 (114.8) 240(3.2) 7 (0.11) 2,001,020 (109.9) 31,802 (103.9) 247,047 (12.3) 1,376 (0.07) 5,768 (89.8) 26.7 (98.7) 125 (2.2) 0 2,096,127 (104.8) 33,407 (105.0) 231,776 (11.1) 1,257 (0.06) 23,751 (97.2) 252 (94.7) 2,368 (10.0) 5 (0.02) 5,272 (91.4) 20.3 (76.0) 207 (3.9) 0 3,953(91.7) 15.0 (70.4) 182 (222) 0 行政検査、指定検査機関検査、外国公的検査機関検査の合計件数から重複分を除いた数値 届出件数に対する割合 新潟検疫所小松空港分室(H24年7月開設)以前は大阪検疫所食品監視課の実績 H24年度は速報値 小松空港分室(H24年7月開設)のH24年7月~25年3月の実績 36 品目分類別の届出・検査・違反件数 品目分類 届出件数 (平成24年度:速報値) 輸入重量(トン) 検査件数 検査率 違反件数 - - - - (割合 %) - 畜産食品 畜産加工食品 水産食品 水産加工食品 3,474 (65.9) 293.2 (1.4) 103 3.0 0 27 (0.5) 56.8 (2.8) 1 3.7 0 407 (7.7) 9,552 (47.1) 32 7.9 0 - 農産食品 - - - - 農産加工食品 241 (4.6) 2,376 (11.7) 24 10.0 0 その他の食料品 153 (2.9) 904 (4.5) 19 12.4 0 飲料 276 (5.2) 1,876 (9.2) 12 4.3 0 99 (1.9) 1,469 (7.2) 3 3.0 0 器具 434 (8.2) 1,741 (8.6) 1 0.2 0 容器包装 149 (2.8) 1,525 (7.5) 5 3.4 0 おもちゃ 12 (0.2) 4 (0.0) 7 58.3 0 5,272 20,302 207 3.9 0 食品添加物 計 37 生産・製造国別の届出・検査・違反件数 生産・製造国 届出件数 輸入重量 (トン) (平成24年度:速報値) 検査件数 検査率(%) 違反件数 フランス 2,473 62 82 3.3 0 イタリア 966 425 24 2.5 0 中 国 735 4,934 58 7.9 0 韓 国 435 3,825 13 3.0 0 タ イ 167 1,371 3 1.8 0 アメリカ合衆国 152 7,066 8 5.3 0 オーストラリア 57 667 0 0 0 イギリス 38 1 0 0 0 ドイツ 36 168 2 5.6 0 ニュージーランド 36 46 0 0 0 177 1,738 17 9.6 0 5,272 20,302 207 3.9 0 そ の 合 他 計 ※ 届出件数の多い国別(上位10カ国) 38 平成24年度モニタリング検査実施状況(速報値) モニタリング検査の実施状況(平成24年7月~平成25年3月) 検査項目 計画件数 実施件数 実施率 抗菌性物質等 24件 28件 116.7% 残留農薬 11件 13件 118.2% 添加物 24件 29件 120.8% 成分規格等 79件 83件 105.1% カビ毒 6件 3件 50.0% 遺伝子組換え食品 0件 0件 - 放射線照射 1件 1件 検査強化※ 9件 計 154件 - 157件 100.0% - 101.9% ※ 検査強化分は、抗菌性物質~放射線照射件数に含む 39 39 厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare 6.食品衛生法違反について 40 主な食品衛生法違反内容(平成23年度) 違反条文 6 販売を禁止される食品及 び添加物 9 病肉等の販売等の制限 10 添加物等の販売等の制限 違反件数 構成比 (%) 主な違反内容 とうもろこし、落花生、ケツメイシ、ハトムギ、ナツ メグ、乾燥イチジク、綿実等のアフラトキシン付着、 有毒魚類の混入、下痢性貝毒の検出、シアン化合物の 検出、非加熱食肉製品等からのリステリア菌検出、 米・小麦・菜種・大豆等の輸送時における事故による 腐敗・変敗・カビの発生等 354 27.1 5 0.4 衛生証明書の不添付 6.0 TBHQ、サイクラミン酸、アゾルビン、酒石酸カリウ TBHQ、サイクラミン酸、アゾルビン、酒石酸カリウ ムナトリウム、キノリンイエロー、ブリリアントブ ラックBN 、キシレンイエロー、ヨウ素化塩、一酸化炭 ラックBN、キシレンイエロー、ヨウ素化塩、一酸化炭 素、パテントブルーⅤ 素、パテントブルーⅤ、パラオキシ安息香酸メチル等 の指定外添加物の使用 野菜及び冷凍野菜の成分規格違反(農薬の残留基準違 反)、水産物及びその加工品の成分規格違反(動物用 医薬品の残留基準違反、農薬の残留基準違反)、その 他加工食品の成分規格違反(大腸菌群陽性等)、添加 物の使用基準違反(二酸化硫黄、ポリソルベート類、 ソルビン酸等)、添加物の成分規格違反 79 11 食品又は添加物の基準及 び規格 768 58.8 18 器具又は容器包装の基準 及び規格 82 6.3 器具・容器包装の規格基準違反 原材料の材質別規格違反 62 おもちゃ等についての準 用規定 18 1.4 おもちゃ又はその原材料の規格違反 計 1,306(延数) 1,257(違反届出件数) 違反届出件数) 厚生労働省 食品安全情報 報道発表資料 パブリックコメント 食品の安全に関するQ&A 食品関係用語集 パンフレット 消費者向け情報 事業者向け情報 医師・医療機関向け情報 子供向け情報 審議会・検討会 コーデックス委員会 分野別施策 輸入食品 食品添加物 食中毒 残留農薬等 遺伝子組換え食品 健康食品 器具・容器包装・おもちゃ HACCP BSE 汚染物質 その他 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/ 60 厚生労働省 Ministry of Health, Labour and Welfare 今後も食品の安心・安全を守るため、 ご協力、ご尽力よろしくお願いいたします。 ご静聴有難うございました。 63