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FIC VOL26 OCT.2005 産業協会のバスハイク 藤田ゆかり - So-net

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FIC VOL26 OCT.2005 産業協会のバスハイク 藤田ゆかり - So-net
FIC VOL26 OCT.2005
●
産業協会のバスハイク
藤田ゆかり
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トータルリビングショー
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ビジネスマッチングに参加して
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和 その一
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総会に行ってきました
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伝統工芸「博多織」
藤田ゆかり
藤田ゆかり
湯浅 一成
伊藤博子
藤田 ゆかり
photo by Gamou
FIC VOL26 OCT.2005
インテリア産業協会のバスハイク
朝の 9 時、福岡市役所の隣、公園の前に到着した。
あたりを見渡したがまだバスは着ていなかった。
産業協会の方の姿が見えたので挨拶をした。今日の段取りを
軽くレクチャー受ける。
しばらくすると、人が集まってきだした。
今日 12 月2日は、インテリア産業協会の主催するバスハイクで
ある。80 名の募集に定員以上の応募があり、抽選になったと聞
いた。
A・B・C・D と 4 つのコースごとに受付を済ませ、それぞれの
バスへと案内した。
照明、カーテン、ブラインド、家具等のメーカーのショールーム
見学をする予定である。バスハイクに同行するのはそれぞれのバスにインテリア産業協
会の方が 2 名、そしてインテリアコーディネーターが 1 名。インテリアコーディネータ
ー兼ツアーコンダクター(?)のメンバーは、高杢さん、佐藤さん、濱本さん、そして
私、藤田の 4 名でした。
時間がきてみんなバスに乗り込みました。
それでは、
発車・オーライ!!
一つ目の見学は窓周りのメーカーでした。
セミナールームで説明をひととおりうけた後シ
ョールームの見学。
いろいろと質問をされる方、触って、器具を動
かしてみる方など。十分に見学ができたことと
思います。
そして、各コースの全員が集まり、
ハイアットリージェンシー2F でビュッフェ式でのランチを取った。4 コースのみんなで
顔を合わせたのは、この時だけでした。
少し駆け足で昼食をとり、再びバスに乗り込み、次の会場へ。
そこで約 1 時間ほどのセミナーを受けました。
私が参加したコースは照明のセミナー。セミナーもコースによって内容が違っていて他
のも受けてみたいと思うようなとても興味深いものでした。
1
FIC VOL26 OCT.2005
参加された方は、いろいろな方がおられました。
一人で参加されている方、お友達と二人ずれのミドルエイジの方、多分ご夫婦の若い
カップル。他・・・・・
家具メーカーが最後の見学となり、それぞれが自由解散となった。
お一人で参加されている方にはこちらから声をかけたり、台所の窓回りの色の事を聞か
れたり、親御さんの介護しやすい家具は?などと質問されたり。
皆さん、それぞれに悩みはあるんだなぁと感じました。
“ツアコンをしてみませんか?”という福岡インテリアコーディネーター協会のからの
呼びかけを「なんかおもしろそー」と思って TEL して今回、ツアコンをしてみて、
いつもと違う体験ができたことを大変うれしく思います。
「次はいつ?」とお客さまより聞かれています。
このとおり、大変好評をお受けしたと共にいろんな要望も聞きました。
インテリアに興味をもっていてくださる方が増えることを祈って。
レポート
藤田ゆかり
2
FIC VOL26 OCT.2005
トータルリビングショー
毎年、3 月の後半にトータルリビングショーが北九州の西日本展示場で開かれ、
福岡インテリアコーディネーター協会として出展しています。
今回は、新しい試みとしてブースを作り、インテリアコーディネーターに任せようとい
うことになり、皆さんのところにも募集の案内が届いたことと思います。
私の記憶が正しければ3∼4年前に福岡のトータルキャンペーンの中でたしかブースを
作ったことがあったことと思います。なにせ大分県境に近い私としてはその時は二の足
を踏んでしまいました。今回北九州であるというので応募させていただきました。
2 つのブースの中で
1 つは、おぼろげながら私の中でイメージがあったのですが、2 つ目は、何も考えてな
い状態でした。正式に担当が決まったのは、2 月の中旬になっていたと思います。
時間が取れなくて間に合うのか心配でした。
3
FIC VOL26 OCT.2005
A プランは、“花のある食卓”
自分が、いけばなを長年していたこともあり、なにか生かせる場所があればいいなあと
思っていました。
“インテリア歴よりお花歴の方が長い!?”のですから。
当初、私のイメージでは、赤と黒。お花を生ける環境としては、??がつくのですが、
あえてそうしてみたいと思っていました。
しかし、お借りする家具にクリーム色が入っていて、それに合わせる家具が漆塗りの
「朱赤」。
準備をしていたテーブルウエアと色が合わなくなって、頭の中は真っ白。
再構成を余儀なくされました。
少しフォーマルな形にしたかったので、シンメトリーで反対色の配色にしています。
写真が白黒でわかりにくいとは思いますが、黒をベースに、朱赤とクリーム色(きはだ
色)をさし色にしています。それに、思いがけずとても素敵なサイドテーブルをお借り
できたので、その良さを見ていただくために、一番手前に配置して、小さくお花を生け
ています。
B プランは、“ガーデンリビング”
自分自身構想が固まっていなかったので、同じテーブルコーディネートにして、違う雰
囲気にしてみようかとも思いましたが、見ていただく為にも対比させる形でカジュアル
な形にしました。
アシンメトリーで色は黄、ライムグリーン、オレンジ、オフホワイト等同じ色調です。
それに、アイアンを合わせて。
ここにも、ハプニングが・・・・。アイアン足のテーブルをイメージしていたのですが、
椅子とセットのテーブルになり、急遽、別のアイアン小物をたすことになりました。
4
FIC VOL26 OCT.2005
トータルリビングショーのお手伝いは、毎年何らかの形で参加させていただいています
が、今回このようなコーディネートは初めてです。
今まで、自分自身がインテリアの仕事をし、生け花をしていたことは別のものという
とらえかたをしていましたが、こういう形で 2 つを融合させることができました。
頭の中で描いたものを実際のコーディネートとして、大勢の方に見ていただくことでき
たことは私にとっては貴重な体験でした。形になるまでは小さなアクシデントはありま
したが、より良い方向に変えていけたと思っています。
皆さんも、このような機会をいかして、何かアピールしてみてはいかがですか?
新しくインテリアコーディネーター協会に入会された方等、いい機会だと思います。
今回、コーディネートにあたってはインテリア産業協会の企業の方々にご協力をいただ
いております。本当にありがとうございました。
そして、この会期中に福岡西方沖地震があり、記憶に残るリビングショーになりました。
写真・文
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藤田ゆかり
FIC VOL26 OCT.2005
ビジネスマッチングに参加して
藤田ゆかり
毎年、この時期に開かれていたことは知っていま
したが、恥ずかしながら今回が初参加です。
募集締め切りに間に合わずいつも残念に思ってい
ました。
今年も予定が空いたのが、2日前のこと。思い切
ってインテリア産業協会に電話をしてみました。
そうしたら、「大丈夫ですよ」というお返事でした
のでようやく参加をすることができました。
記念講演は、下島
資子(しもじま
もとこ)氏。
たくさんの施工例のスライドを解説を交えながら
見せていただきました。
そして、施主との密なる関わり、そしてとてもこの仕事に情熱を持っておられること。
こちらにとても伝わってきました。
ビジネスマッチングは、各ブースに新作などを取り
揃えての、企業のみなさんとインテリアコーディネ
ーターとの出会いの場でもあります。
物との出会いもあるでしょう、そして人との出会い
も。
そして、第三部は、交流会。
インテリアコーディネーションの九州での入賞され
た方の表彰があり、その作品が展示されていました。
そして、皆さんと談笑しながらの交流。
新しくインテリアコーディネーター試験に合格された方が前に立たれて挨拶をされまし
た。ステージの上がいっぱいになるくらいの人数で、少しびっくりしましたが、九州各
県から来られているのとのことでした。
企業の方のから提供していただき、くじ引きがありました、残念ながら私の番号は呼ば
れませんでしたが・・・・・・(;_;)
いろんな人がおられます。
知り合いがいなくても、「どちらから来られたのですか?」と聞くだけでも話の糸口は見
つかるものです。
じっとしていては、人やチャンスに巡り会わずにいてしまいます。
私のように、今までチャンスを逃していた方も次回より参加されてみませんか?
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FIC VOL26 OCT.2005
和
その一
湯浅一成
福岡は舞鶴
裏路地を、ちょいっと入った突き当たり
とある小料理屋の小上がりで、小股の切れ上がった小粋なお姉さんと呉服屋の若旦那
差し向かいで、差しつ差されつ
ねぇ∼さん、深川ですってね。
そう、仲町で生まれてずぅーっと
そこ。
おにいさんは?
あたしゃーずぅーっと ここ。
まぁ、もちっと若い頃は少しばっか木場に居りましたが、
、、
じゃ、近いじゃない。
そんな話を、聞くとはなしに耳にしている小料理屋の亭主(短髪白髪の渋い男)
お客さん、今夜は春だと云うのに冷えますね。
キジ鍋でも如何ですか。
ご亭主、この店は面白いね。
炭火コンロに手あぶりですか。
うちわ
それじゃ夏は、蚊取り線香に 団扇 かな。
あっ、それいいですね。 でもそんな訳ないっしょ、、、。
すみませんね、エアコンが壊れてて…と、済まなそうに首を縮め、
鍋を差し出した手で、さっきまで菜の花のからし和えが入っていた小鉢を引いて行く
障子が閉められ、又、二人っきりの小上がり
きはちじょう
そで
美味しそうな湯気の向う、 黄八丈 の 袖 からしらうおのような手が伸びて来て、
キジを一つ摘んで行く
はおり
若旦那、 羽織 の裏はあぶな絵ですか?
はぁ、見えましたか。
はしょ
すそ
端折 った 裾 が少し。
あぶな絵は、これ以上するとあぶないなと云う手前で止めているのが良いですね。
それ以上すると春画に成ってしまう。
けんじょう
若旦那、帯は 献上 ?
はい、江戸小紋に献上、結びは江戸前です。
7
FIC VOL26 OCT.2005
上方結びで無くて良かったわ、きりっと上がっていて粋ですものね。
盛り上がっている小上がりに、水を差すように 亭主
焼き大根の炊き合わせなんか如何ですか?
出された器に目をやった若旦那
おりべ
織部 ですか?
写しにもなら無い、もどきですよ。
織部で思い出したんですが、この大胆な派手目の柄。
これね、着物の柄から来てるんですよ。
室町あたりに流行った片身変わり。
左右・色柄の違ったやつ。
そこに口を挟んだ小料理屋の亭主
裏表だったら女心ですかね?
まあ∼、しつれいね。
でもそ∼ねぇ、女心は複雑よね。
どどいつ
そ∼いや、こんな都々逸があったわね。
♪ いけませんわの言葉をよそに
ひざ
くず
ひちりめん
膝 から 崩 れる 緋縮緬
それじゃ私も。
♪ 花は口実 お酒は道具
酔ってしまえば出来心
…ですかね。
なぁ∼んかお二人を見てると、こんなのが出て来ましたよ。
♪ むねにしまって言えない謎を
互いの目と目が解いている
おや、姉さん赤くなってますね。
いじわる!
赤い顔をそむけたその先の、一輪のつばきに目が止まり
ご亭主、この旅枕に入っている淡いピンクのつばきは、なんてんですか?
ヘイ、東の雲と書いて、しののめ。
あけぼの
春は、
曙
。
と一緒ですよ。
まぁ、向うは紫ですが。 同じ雲の事を言ってます。
あたしゃ思うんですがね、細長いあの色付いた曇っちゃ、おぼこの紅ですよ。
初めて紅を引いた女の子の、初々しさがありますね。
ご亭主、その渋い顔で中々オツな事を言うじゃない。
いき
粋 だねぇ∼。
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FIC VOL26 OCT.2005
しょうたい
いきじ
あきらめ
ヘイ、粋とは、 娼態 、意気地、 諦め ですか。
どっかの偉い先生がおっしゃってましたが、
、、それが出来ればねぇ…。
と、言いつつ空のお銚子を引いて、新しいのを持って来る
今夜は冷えますから、ちぃ∼っと熱めで入れてます。
すぅ∼っと、障子の手掛かりを掴んでしめて行く
所で姉さん、今度その黄八丈に似合う帯を一条差し上げたいんですが。
あら、さすが呉服屋の若旦那。
数え方も粋ですね。
いまどき、一条なんて誰も知らないでしょうね。有難う御座います。
そう言えば、今は使わない数え方って色々ありますね。
とうろう
掛軸一幅だとか、 燈篭 一基なんかは分るでしょうが。
あく
びょうぶ
せき
扇一 握 ・ 屏風 一 隻 ・笛一管・小袖一領なんかは死語ですかね。
蓋物は合うから合でしょう。
蓋の付いてない器は、口ですものね。
平たい物なら面、細長い物は枝。
中々趣があるんですがねぇ…。
途切れた会話に春の雨
外は雨ですか、、、
そろそろご飯でも頂いて〆と致しましょうか。
若旦那、障子を少し開け亭主に目配せ
ヘイ、姉さんに合せて深川丼でもと思ったんですが、
色気が無いもんで…、
春っぽく、アサリ菜の花ご飯に致しました。
やがて、路地を出て行く二人を見送って、亭主一節
♪
ひとつ蛇の目に寄り添う肩が
いつか絵になる木場の雨
うぅ∼寒い。
この雨じゃ、今日は早仕舞いだな。
お∼い、暖簾下げるから火を落としてくれ。
つむぎ
*黄八丈:八丈島で織られている 紬 。
たてじまもよう
かりやすで染めた黄色い 縦縞模様 。
かりやすは、ススキの仲間。
*献上:博多献上 博多で織られている縞模様の帯
正調博多節
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FIC VOL26 OCT.2005
みさお
じま
操 たて 縞
けんじょう
命も 献上
固く結んだ
博多帯
*片身変わり:四つ身変わりと言うのもあって、能装束などに残っている。
*旅枕:竹で編んだ円筒形の花入れ。柱などにかけて使う。
ちりめん
じゅばん
*緋縮緬:赤い 縮緬 の 襦袢 。(下着)
*春は、あけぼの:枕草子
清少納言
「春は、あけぼの。やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて、
紫だちたる雲のほそくたなびきたる。」
*おぼこ:ぼらの稚魚の名
出世魚と知られているぼらの初めての名前。
その次がいな、そしてぼら、最後がとど。
せびれ
いなせな若い衆と言うのは、いなの 背鰭 が立っている所から来ている
まだちょんまげを結っていた頃、いなの様にマゲを立てた事から来ている。
今の若い男の子が髪の毛を立てているのと同じ。
*娼態:娼とは、娼婦の事。意味は……。
*深川丼:簡単に言えば、アサリ味噌汁ぶっ掛けご飯。
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FIC VOL26 OCT.2005
総会行ってきました
伊藤
博子
平成 17 年 5 月 28 日ナショナルリビング
ショールーム福岡で行われた、第 14 回総
会に、参加しました。
第一部の記念講演は、ラジオで
大活躍の林田スマさんで、講題は
ICとしてとても大事な「ことば
とこころ」です。
にこやかな笑顔と、よく通る声、
なめらかな調子で、聞き手の興味
をそらさない話術はさすがでした。
豊富な体験談を随所に織り交ぜ、
笑い、同感、感心、そして最後に
ほろりと、自在に言葉をあやつりながらの 90 分は、こころのマッサージにもなります。
さわやかな後味と、「ひと」を相手にする仕事は、言葉がいかに大事であるか再認識です。
一度自分の会話を録音し、聞いてみなければと思います。
第二部の総会では五つの議案が審議されました。
改正された所、役員の紹介、決算・予算、活動報告・計画が発表されました。
全支部や、各部すべてのセミナーへの参加は無理でしょうが、できるだけ出席し、こ
の業界の知識や情報を手に入れませんか。
そして、会員の地位向上に役立つように、会が大きく強くなり、もっと発展するとい
いですね。
第三部、懇親会はワインで乾杯、料理を
いただきながら新会員さん紹介と、企業会
員のPR(企業と親しくなりこれからの仕
事を有利にするチャンスだ!)がありまし
た。
なにか一つは当たりそうな「くじ」と、
お隣かお向かいにいる、初めて顔を合わせ
たICとお知り合いになれる「運」を期待
しつつの会話です。
出てこなければ、参加しなければ知り合
いは増えない、知り合いが増えると色々な
事が聞こえてきます。
皆さん、もっと積極的に協会を利用しましょう。
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FIC VOL26 OCT.2005
伝統工芸
「博多織」
シリーズの第 2 弾は博多織です。
皆さんのイメージの中では、博多織というと
たぶん“博多献上の帯”を思い出すことでしょう。
しかし、博多織は献上柄ばかりではありません。
多彩な色や柄があることをご存知でしょうか?
起源
時をさかのぼること、約760年。海外貿易でにぎわっていた博多より、
承天寺を開山した禅僧・聖一国師と、若き博多商人・満田弥三右衛門でが、宋(当時の
中国)へと向かいました。
帰国後、織物の技術を家伝とし、これを、「広東織」と名付け、独特の技術を加えながら
代々伝えていきました。これが「博多織」のルーツです。
特徴
弥三右衛門は、織柄の図案を聖一国師に相談し、独鈷(煩悩を打ち砕く仏具/ 護身用の武
器)と華皿(仏の供養にまく花の受け皿)を図案化したものを縞柄に組み合わせました。
江戸時代、筑前藩主・黒田長政は、幕府への
献上品として博多織を選び、随(当時の中国)の
国制にならって、紫、赤、黄、紺、青の 5 色を
草木染で染め織り上げたものを五色献上と名付けました。
五つの色にはそれぞれの意味があり、
紫は徳、赤は礼、黄は信、紺は智、青は仁を表しているそうです。
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FIC VOL26 OCT.2005
現在
博多織は手織りと機械織があるそうで、
市内にたくさんあった博多織の織元は、今は博多ではなく福岡市の郊外へと
居を移し、その数も少なくなってきているそうです。
博多織技術者 渡邊福夫さん
数社がたずさわって、『HKATA・JAPAN』のブランドを立ち上げ、
和装だけでなく洋服にも博多織を取り入れてもらえるようにバックやミュール等を取り
扱っているそうです
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FIC VOL26 OCT.2005
催し
第103回博多織求評会が平成17年11月10日から13日、場所は萬松山 勅賜承天禅寺で
行われ、以前は業者関係の方のためのものでしたが、今では一般の方にも開放しています。
それに、博多座などでお芝居がかかるときに、着物の日をもうけて、着物でご来場の方には粗
品がいただけるキャンペーンなどもしているそうです。
着物離れが続いている今、着物人口を増やすというのも今後の課題のようです。
未来
どちらでもそうなんでしょうが、後継者育成が必要なようです。
博多織の場合は、織元としての経営者と伝統技術を継承してゆく技術者の二面があり、
技術者の育成は、毎年 10 名ほどを募集し、もうすぐ博多織の学校を作っていく構想があるそう
です。
このような、伝統がある技術を後世に残していってほしいと思います。
今回のお話は、博多織工業組合の吉丸氏にお話を伺いました。
そして、博多織の技術者である渡邊福夫さん、どうもありがとうございました。
今回の取材のときに購入させていただいた『HAKATA・JAPAN』の名刺入れを
愛用させていただいております。
福岡県民として・・・・・・・
藤田ゆかり
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FIC VOL26 OCT.2005
photo by Gamou
福岡インテリアコーディネーター協会
広報部会編集
〒812-0013
福岡市博多区博多駅東 1-1-25
宝ビル 1002 号
TEL.FAX 092-483-3320
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