Comments
Description
Transcript
資料2 さいたま市の人口 区別人口の変化
資料2 さいたま市の人口−区別人口の変化− ※10 区の人口特性に応じたタイプの分類は、現状の人口構成の形状に着目して整理。 1.さいたま市 (1)総数及びこれまでの推移(2003 年→2010 年) ・ 人口は 2010 年で約 123 万人と政令指定都市の中で 8 番目の規模。 ・ 政令指定都市移行時(2003 年)より7年間で 5.0%の人口増加。 (2)人口構成(2010 年) さいたま市 ・ 団塊の世代及び団塊ジュニア世代の2つの山を持ち、全国平均と異な り後者が大きいのが特徴。 総人口 (2010 年 5 月現在) 1,228,060 人 85歳∼ 80∼84歳 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 55∼59歳 ・ 14 歳以下の年少人口は約 17 万人と 2003 年からほぼ横ばいで、年少人 口比率はやや低下し、14.1%。 年少人口比率 50∼54歳 (14 歳以下人口比率) 45∼49歳 2003 2010 14.7% 14.1% 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 ・ 65 歳以上の高齢者は約 17 万人から約 23 万人に増加し、高齢化率も 高齢化率 2003 2010 14.3%から 18.6%に上昇。 20∼24歳 15∼19歳 (65 歳以上人口比率) 14.3% 18.6% 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 (人) (3)将来推計(2005→2035 年) ・ 総人口はこれまでの増加傾向が鈍化。 ・ 2005 年(118 万人)から 20 年後(2025 年)をみると総人口は 1.5% 増加(119 万人)。 ・ 30 年後(2035 年)までをみると総人口は、2005 年から 2.9%の減少 さいたま市 総人口(単位千人・%) 2005 1,176 千人 2025 1,194 千人 101.5% 2035 1,142 千人 97.1% (%は 2005 年を基準) 高齢化率 (114 万人) 。 ・ 2015 年には団塊の世代が高齢者層に入り、2035 年には団塊ジュニア層 が 60∼64 歳へ。 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 55∼59歳 50∼54歳 (65 歳以上人口比率) 2005 2015 2025 2035 85歳∼ 80∼84歳 15.9% 23.4% 27.0% 32.0% 45∼49歳 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 ・ 現状高齢化率は全国平均(20.2%)より低いが、急速に高齢化し、2025 0 20,000 40,000 60,000 80,000 年には 32 万人、27.0%、2035 年には全国平均(33.7%)に近づき、36 万人、32.0%。 ・ 年少人口は減少を続け、2005 年 17 万人から 2025 年 12 万人、2035 年 11 万人へ減少。 ・ 生産年齢人口は、2005 年 82 万人から 2035 年 67 万人に減少。 (4)公共施設マネジメントへの影響 ・ 生産年齢人口が急速に減少することから、大幅な増収が見込めない。他の政令市より個人住民税の 割合が大きいため、より影響が大きいと想定。 ・ これまで若い世代が多かったが、今後全市的に急速に高齢化し、高齢者の実数も多いため、この変 化への対応が必要。 ・ また、年少人口は 2025 年には現状(2005 年)の 69.4%、2035 年には 63.0%になるため、小中学 校の有効活用等、こども向けサービスのニーズの変化や量の変化への対応が必要。 ・ 区により、傾向が異なることから、地域の人口集積の特徴に応じた施設の配置や運用が必要。 1 100,000 120,000 (人) 2.タイプⅠ(市平均) ■該当区 見沼区、中央区、緑区 (1)総数及びこれまでの推移(2003 年→2010 年) ・ 人口は見沼区 15.7 万人、中央区 9.5 万人、緑区 11.1 万人。 ・ 総数は政令指定都市移行時(2003 年)より7年間で見沼区 4.3%、中央区 7.6%、緑区 8.0%増加。 ・ 中央区、緑区は市全体を上回る増加。 (2)人口構成(2010 年) ・ 団塊の世代及び団塊ジュニア世代の2つの山を持ち、後者が大きいのが特徴。 ・ 高齢者数は見沼区 3.2 万人 20.1%、中央区 1.6 万人 17.3%、緑区 2.0 万人 17.5%。 見沼区 85歳∼ 2010 年の人口増減の状況 2003 年から 80∼84歳 (さいたま市 5.0%増加) 75∼79歳 総人口 (2010 年 5 月現在) 70∼74歳 増加:6%以上 65∼69歳 157,336 人 60∼64歳 増加:4%以上 6%未満 55∼59歳 年少人口比率 (14 歳以下人口比率) 2003 2010 14.8% 14.0% 50∼54歳 増加:4%未満 45∼49歳 中央区 35∼39歳 30∼34歳 2003 2010 (14 歳以下人口比率) 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 2003 2010 70∼74歳 65∼69歳 50∼54歳 (14 歳以下人口比率) 40∼44歳 2003 2010 35∼39歳 30∼34歳 16.2% 15.6% 45∼49歳 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 高齢化率 15∼19歳 14.3% 17.3% 75∼79歳 55∼59歳 年少人口比率 20∼24歳 (65 歳以上人口比率) 80∼84歳 60∼64歳 60∼64歳 45∼49歳 高齢化率 15∼19歳 14.4% 20.1% 65∼69歳 25∼29歳 20∼24歳 (65 歳以上人口比率) 70∼74歳 50∼54歳 13.9% 14.0% 85歳∼ 総人口 (2010 年 5 月現在) 111,627 人 75∼79歳 年少人口比率 25∼29歳 高齢化率 80∼84歳 55∼59歳 2003 2010 40∼44歳 緑区 85歳∼ 総人口 (2010 年 5 月現在) 95,418 人 20∼24歳 (65 歳以上人口比率) 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 2003 2010 13.4% 17.5% 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) (3)将来推計(2005→2035 年) ・ 2005 年から 20 年後(2025 年)をみると総人口は見沼区 1.0%増、中央区 1.9%、緑区 3.2%増。 ・ 30 年後(2035 年)までをみると総人口は、2005 年から市全体が 2.9%の減少であるのに対し、見 沼区 3.9%減、中央区 2.3%減、緑区 0.5%減。 ・ 高齢化率は、2025 年には見沼区 28.0%、中央区 25.8%、緑区 26.2%、2035 年には 31.7%、31.9%、 31.0%になる。実数では、見沼区は 2005 年より 2.1 万人増加の 4.6 万人、中央区、緑区は倍増し、 2.8 万人、3.3 万人。 ・ 年少人口は 2005 年より見沼区 0.8 万人、中央区 0.5 万人、緑区 0.7 万人減少。 見沼区タイプⅠ 総人口(単位千人・%) 2005 153 千人 2025 154 千人 101.0% 2035 147 千人 96.1% (%は 2005 年を基準) 中央区 タイプⅠ 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 (%は 2005 年を基準) 55∼59歳 高齢化率 (65 歳以上人口比率) 40∼44歳 2005 2015 2025 2035 総人口(単位千人・%) 2005 90 千人 2025 92 千人 101.9% 2035 88 千人 97.7% 85歳∼ 80∼84歳 50∼54歳 2005 2015 2025 2035 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 (%は 2005 年を基準) 高齢化率 45∼49歳 35∼39歳 15.6% 22.2% 25.8% 31.9% 2005 2015 2025 2035 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 85歳∼ 80∼84歳 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 55∼59歳 50∼54歳 (65 歳以上人口比率) 40∼44歳 0∼4歳 0 75∼79歳 50∼54歳 (65 歳以上人口比率) 35∼39歳 85歳∼ 80∼84歳 55∼59歳 高齢化率 45∼49歳 16.6% 25.0% 28.0% 31.7% 緑区 タイプⅠ 総人口(単位千人・%) 2005 104 千人 2025 107 千人 103.2% 2035 104 千人 99.5% 14.7% 22.5% 26.2% 31.0% 45∼49歳 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) (4)公共施設マネジメントへの影響 ・ これまでは市全体と同様、比較的若い住民が多かったが、今後は急速に高齢化が進むことから、こ の変化への対応が必要。 2 3.タイプⅡ(郊外型高齢化進展地域) ■該当区 西区、岩槻区 (1)総数及びこれまでの推移(2003 年→2010 年) ・ 人口は西区 8.4 万人、岩槻区 11.3 万人。 ・ 総数は政令指定都市移行時(2003 年)より7年間で増加するも、市平均の 5.0%より低く、微増に とどまる。 (2)人口構成(2010 年) ・ 団塊の世代及び団塊ジュニア世代の2つの山を持つが、市全体とは異なり団塊の世代の方が大きい。 ・ 市平均と比べ、年少人口比率が低く(13%台)、高齢化比率が高く(約 22%)、市内では高齢化が進 展している地域。 ・ 高齢者数は西区 1.8 万人、岩槻区 2.6 万人。 西区 岩槻区 85歳∼ 80∼84歳 85歳∼ 80∼84歳 総人口 75∼79歳 (2010 年 5 月現在)70∼74歳 65∼69歳 84,148 人 60∼64歳 総人口 75∼79歳 (2010 年 5 月現在)70∼74歳 65∼69歳 112,778 人 60∼64歳 55∼59歳 年少人口比率 (14 歳以下人口比率) 2003 2010 55∼59歳 年少人口比率 50∼54歳 13.9% 13.7% 45∼49歳 45∼49歳 2003 2010 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 13.4% 13.0% 35∼39歳 30∼34歳 20∼24歳 高齢化率 15∼19歳 (65 歳以上人口比率)10∼14歳 15.4% 22.0% 40∼44歳 25∼29歳 20∼24歳 高齢化率 2003 2010 50∼54歳 (14 歳以下人口比率) 40∼44歳 15∼19歳 (65 歳以上人口比率)10∼14歳 5∼9歳 2003 2010 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 15.1% 22.7% 5∼9歳 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) (3)将来推計(2005→2035 年) ・ 2005 年から 20 年後(2025 年)をみると他区が人口増加であるのに対し、既に人口は減少。 ・ 30 年後(2035 年)までをみると総人口は、2005 年から市全体が 2.9%の減少であるのに対し、西 区 6.7%、岩槻区 8.6%の減少。 ・ 高齢化率は、2025 年には西区 29.7%、岩槻区 31.5%、2035 年には 32.0%、33.0%と3人に1人が 高齢者となる。高齢者は実数で 2005 年から 1.0 万人、1.3 万人増加。 ・ 年少人口は 2005 年より西区 0.4 万人、岩槻区 0.5 万人減少。 西区 タイプⅡ 総人口(単位千人・%) 2005 82 千人 2025 82 千人 99.2% 2035 77 千人 93.3% (%は 2005 年を基準) 高齢化率 85歳∼ 80∼84歳 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 55∼59歳 17.9% 27.4% 29.7% 32.0% 総人口(単位千人・%) 2005 109 千人 2025 107 千人 98.1% 2035 100 千人 91.4% 80∼84歳 (%は 2005 年を基準) 60∼64歳 45∼49歳 2005 2015 2025 2035 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 70∼74歳 65∼69歳 50∼54歳 (65 歳以上人口比率) 40∼44歳 85歳∼ 75∼79歳 55∼59歳 高齢化率 50∼54歳 (65 歳以上人口比率) 2005 2015 2025 2035 岩槻区 タイプⅡ 18.0% 29.0% 31.5% 33.0% 45∼49歳 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 0 0∼4歳 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) (4)公共施設マネジメントへの影響 ・ 両区ともに比較的広い区域面積に既に多くの高齢者を抱えており、今後も増加することから、現状 の高齢者サービスの充足状況を確認するととともに、今後の必要なサービス拠点の配置や数に工夫 が必要。 ・ 年少人口も今後 30 年で 0.4∼0.5 万人減少することから、学校等の有効活用が必要。 3 4.タイプⅢ(都心型高齢化進展地域) ■該当区 (1)総数及びこれまでの推移(2003 年→2010 年) 大宮区、浦和区 ・ 人口は大宮区 10.9 万人、浦和区 14.6 万人 ・ 総数は政令指定都市移行時(2003 年)より7年間で増加。大宮区は市平均の 5.0%より低く、3.0% 増、浦和区は市平均並の 5.3%増。 (2)人口構成(2010 年) ・ 団塊の世代及び団塊ジュニア世代の2つの山を持ち、団塊ジュニアの山が大きいのは市平均と同様 だが、団塊の世代以上の年齢層の厚みが大きいのが特徴。旧市の中心として比較的早くから人口が 集積したと想定。 ・ 市平均と比べ、大宮区は年少人口比率が低く(大宮 12.2%)、高齢化比率が高い(20.1%)。 ・ 高齢者数は大宮区 2.2 万人、浦和区 2.7万人。 大宮区 85歳∼ 浦和区 85歳∼ 80∼84歳 80∼84歳 75∼79歳 総人口 70∼74歳 (2010 年 5 月現在) 65∼69歳 60∼64歳 146,190 人 75∼79歳 総人口 (2010 年 5 月現在)70∼74歳 65∼69歳 108,921 人 60∼64歳 55∼59歳 55∼59歳 年少人口比率 年少人口比率 50∼54歳 (14 歳以下人口比率) 40∼44歳 (14 歳以下人口比率) 2003 2010 13.0% 12.2% 40∼44歳 2003 2010 35∼39歳 30∼34歳 14.4% 13.8% 25∼29歳 高齢化率 15∼19歳 (65 歳以上人口比率) 17.4% 20.1% 30∼34歳 25∼29歳 15∼19歳 (65 歳以上人口比率) 10∼14歳 10∼14歳 2003 2010 35∼39歳 20∼24歳 20∼24歳 高齢化率 50∼54歳 45∼49歳 45∼49歳 2003 2010 5∼9歳 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 16.3% 18.6% 5∼9歳 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) (3)将来推計(2005→2035 年) ・ 2005 年から 20 年後(2025 年)をみると、総人口が市平均 1.5%増加であるのに対し、浦和区は横 ばい(0.6%増)、大宮区は既に減少に転じている。 ・ 30 年後(2035 年)までをみると総人口は、2005 年から市全体が 2.9%の減少であるのに対し、大 宮区 6.2%、浦和区 3.7%と減少幅が大きい。 ・ 高齢化率は、2025 年には大宮区 28.4%、浦和区 27.2%、2035 年には 32.9%、33.5%と3人に1人 が高齢者となり、浦和区は 10 区で最も高齢化が進んだ区となる。 ・ 年少人口は 2005 年より大宮区 0.4 万人、浦和区 0.7 万人減少。 浦和区 タイプⅢ 大宮区 タイプⅢ 総人口(単位千人・%) 2005 106 千人 2025 105 千人 98.8% 2035 100 千人 93.8% (%は 2005 年を基準) 高齢化率 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 (%は 2005 年を基準) 55∼59歳 高齢化率 50∼54歳 (65 歳以上人口比率) 2005 2015 2025 2035 総人口(単位千人・%) 2005 140 千人 2025 141 千人 100.6% 2035 135 千人 96.3% 85歳∼ 80∼84歳 18.4% 24.8% 28.4% 32.9% 45∼49歳 2005 2015 2025 2035 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 17.1% 22.9% 27.2% 33.5% 0∼4歳 0 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 55∼59歳 50∼54歳 (65 歳以上人口比率) 40∼44歳 85歳∼ 80∼84歳 45∼49歳 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) (4)公共施設マネジメントへの影響 ・ これまで人口が集積してきた区で、今後は率においても実数においても最も高齢化が進む区となる。 ・ 比較的狭いエリアに多くの高齢者を抱えることとなる。現状の高齢者サービスの充足状況を確認す るととともに、今後の必要なサービス拠点の配置や数に工夫が必要。 4 ■該当区 5.タイプⅣ(若年層集積地域) 北区、桜区、南区 (1)総数及びこれまでの推移(2003 年→2010 年) ・ 人口は北区 14.1 万人、桜区 9.6 万人、南区 17.5 万人。 ・ 総数は政令指定都市移行時(2003 年)より7年間で市全体(5.0%)を上回る増加。北区 7.8%、桜 区 4.1%、南区 5.5%の増加。 ・ 埼京線の整備や東京都心への近接性の点から、若い人口が流入してきた地域であり、市内で最も若 く、高齢化率が低い地域。 (2)人口構成(2010 年) ・ 団塊の世代及び団塊ジュニア世代の2つの山を持ち、団塊ジュニアの山が市平均より大きい。 ・ 市平均(年少人口比率 14.1%、高齢化率 18.6%)と比べ、年少人口比率が高く(北区 15.0%、桜区 14.3%、南区 14.5%)、高齢化率が低い(北区 16.7%、桜区 17.2%、南区 15.6%)。 ・ 高齢者数は北区 2.4 万人、桜区 1.6 万人、南区 2.7 万人。 北区 85歳∼ 年少人口比率 (14 歳以下人口比率) 2003 2010 15.9% 15.0% 60∼64歳 55∼59歳 55∼59歳 70∼74歳 65∼69歳 年少人口比率 50∼54歳 45∼49歳 (14 歳以下人口比率) 40∼44歳 2003 2010 35∼39歳 30∼34歳 20∼24歳 2003 2010 13.6% 16.7% 5∼9歳 2003 2010 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 総人口 (2010 年 5 月現在) 175,255 人 11.7% 17.2% 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 55∼59歳 50∼54歳 年少人口比率 45∼49歳 (14 歳以下人口比率) 40∼44歳 2003 2010 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 15.6% 14.5% 50∼54歳 45∼49歳 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 高齢化率 15∼19歳 (65 歳以上人口比率) 10∼14歳 80∼84歳 20∼24歳 高齢化率 15∼19歳 (65 歳以上人口比率) 15.2% 14.3% 85歳∼ 南区 80∼84歳 75∼79歳 総人口 70∼74歳 (2010 年 5 月現在) 65∼69歳 60∼64歳 95,643 人 75∼79歳 25∼29歳 高齢化率 85歳∼ 桜区 80∼84歳 総人口 (2010 年 5 月現在) 140,744 人 10∼14歳 15∼19歳 (65 歳以上人口比率) 5∼9歳 2003 2010 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 11.8% 15.6% 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) (3)将来推計(2005→2035 年) ・ 2005 年から 20 年後(2025 年)をみると、総人口が北区 3.2%、桜区 3.7%、南区 4.2%と市平均 1.5%増加を上回る増加。 ・ 30 年後(2035 年)までをみると総人口は、2005 年から市全体が 2.9%の減少であるのに対し、北 区 0.2%減、桜区 0.3%減、南区 0.7%増と微減もしくは微増と現状の人口を維持。 ・ 現状高齢化率は低いがタイプⅠ以上のスピードで高齢化が進み、高齢者数は今後 30 年で2倍超。 ・ 年少人口は 2005 年より北区 0.8 万人、桜区 0.5 万人、南区 1.0 万人減少。 北区 タイプⅣ 総人口(単位千人・%) 2005 132 千人 2025 136 千人 103.2% 2035 132 千人 99.8% (%は 2005 年を基準) 総人口(単位千人・%) 2005 93 千人 2025 96 千人 103.7% 2035 93 千人 99.7% 85歳∼ 80∼84歳 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 (%は 2005 年を基準) 55∼59歳 50∼54歳 高齢化率 45∼49歳 (65 歳以上人口比率) 2005 2015 2025 2035 桜区 タイプⅣ 14.7% 21.2% 25.1% 31.4% 40∼44歳 35∼39歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 総人口(単位千人・%) 2005 167 千人 2025 174 千人 104.2% 2035 168 千人 100.7% 85歳∼ 80∼84歳 75∼79歳 70∼74歳 65∼69歳 60∼64歳 (%は 2005 年を基準) 55∼59歳 高齢化率 50∼54歳 (65 歳以上人口比率) 40∼44歳 2005 2015 2025 2035 30∼34歳 南区 タイプⅣ 13.9% 22.5% 25.4% 30.0% 2005 2015 2025 2035 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 65∼69歳 60∼64歳 55∼59歳 13.4% 20.5% 24.7% 31.9% 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 0∼4歳 0∼4歳 0∼4歳 70∼74歳 45∼49歳 (65 歳以上人口比率) 35∼39歳 75∼79歳 50∼54歳 高齢化率 45∼49歳 85歳∼ 80∼84歳 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 (人) (4)公共施設マネジメントへの影響 ・ 現状高齢化率は低く、30 年後の値も他区と比較すると低いが、市平均を上回るスピードで高齢化が 進み、実数では2倍となることから、急増する高齢者への対応が必要。 ・ 現状0∼4歳人口も一定の厚みがあるため、2015 年頃までは年少人口は微減にとどまるため、こど も向けサービス需要への対応も引き続き必要。しかし、その後は他区と同様に年少人口が減少し、 減少数も多いことから、ニーズの変化や施設の有効活用等の量の変化への対応が必要。 5