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28P-am164
28P-am164 本邦初、抗がん剤注射薬自動調製ロボット CytoCareTM 導入に向けた取り組み① 抗がん剤調製における精度の検討 ◯杉野 智子 1 , 安室 修 1 , 桝田 浩司 1 , 斎藤 大祐 1 , 石塚 寛和 1 , 永井 淳子 1 , 1 1 ウォーン ポール 1 , 佐々木 忠徳( 亀田メディカルセンター薬) 【目的】当院ではがん化学療法レジメン(以下、レジメンとする)を薬剤部に て運用管理している。また抗がん剤の特性を考慮しながら、患者に適切な用量を 算出し、副作用をモニターすることを標準業務としている。抗がん剤を調製する ことには精度の高さが求められる。抗がん剤注射薬自動調製ロボットCytoCareTMは、 抗がん剤の重量を監査することにより処方量を調製する。CytoCareTM の調製精度 に着目し、薬剤師による調製と比較したときの精度について調査した。 【方法】調製者は 1 年以上の抗がん剤調製経験のある薬剤師 10 名としCytoCareTM と比較した。調製に使用した器具は両者とも同一とし、以下の通りである。針: Baxa社製Two-ferTM non coring huber point needle、シリンジ:BD社製BD syringe Luer-Lock Tip、はかり:研精工業株式会社製電子式はかり(HX-400)。当院にお いて処方頻度の高いレジメンのうち 2 薬剤から、その一般的な調製量を常水の入 ったバイアルからシリンジを用いて計量し輸液バッグに注入した。注入前後の輸 液バッグの重量差から、実際に注入された量を算出し、これを 7 回繰り返した。 測定結果のうち注入量が最大、最小であった結果を除外した。 【結果・考察】CytoCareTMは調製前後のバイアル重量の差で確認を行うため、薬 剤師に比べ、精度の高い調製が可能であった。 P P