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は じ め に 1 背景と目的

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は じ め に 1 背景と目的
は じ め に
は じ め に
1
背景と目的
芽室町の人口は、平成17年の国勢調査では18,300人で、今後、国立社会
保障・人口問題研究所の推計によると平成22年の18,514人をピークに減少
の一途をたどり、平成42年には16,504人まで減少すると推計されています。
また、年齢別人口では、平成17年の国勢調査時点で高齢化率21.5%とすで
に全国平均を上回っており、なお上昇傾向で、年少人口比率や生産年齢人口比率は
低下すると予測され、少子高齢化の傾向がますます強まるものと予測されています。
交通を取り巻く環境については、平成23年度には北海道横断自動車道が道央圏
へつながる予定であり、帯広・広尾自動車道の整備も順次供用開始区間が伸びてい
る状況で、広域的な交流を支える基盤が大きく変化しようとしています。
また、公共交通機関については、自家用自動車への依存が高く、バス路線の縮小
など、今後の少子高齢化社会への対応に不安を抱える状況となっています。
本計画書は、このような町を取り巻く現状と今後ますます財政がきびしくなる状
況下において、第4期芽室町総合計画に基づくまちづくりの基本目標「快適で安全
安心な暮らしを支えるまちづくり」を目標として、芽室町都市計画マスタープラン
の交通施設の基本方針で掲げた事項を実現するために、現在ある道路それぞれの役
割を明確にした「道路交通網の計画」とこれからの道路整備はいかにあるべきか、
また、既存の道路施設をどのように活用し維持管理していくべきかについて方向性
を示した「道路整備の基本となる計画」を検討し、道路交通の今後のあり方につい
て『芽室町道路マスタープラン』としてまとめたものであります。
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は じ め に
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計画の位置づけ
第4期芽室町総合計画
Ⅱ基本構想
将来像:
「みどりの中で
活力に満ちた
子どもにやさしく
思いやりと
協働のまち」
基本目標3:「快適で安全安心な暮らしを支えるまちづくり」
政策2:「都市空間の整備と有効な土地利用の推進」
施策3−2−3:道路交通環境の整備
帯広圏1市3町
①幹線道路網の整備促進
②道路網計画の策定等
(帯広市・音更町
③道路施設等環境の整備等
④公共交通機関の確保
幕別町・芽室町)
帯広圏都市計画区域の
整備・開発及び保全の
方針(計画期間 H16
∼H22)
芽室町都市計画マスタープラン
(基本方針)「自然と人が豊になるまち」
・交通施設の基本方針
1)道路交通網の改善(快適な車移動が可能)
2)道路構造の再検討(安全で快適な道路)
帯広圏交通
3)広域的な利便性の向上(近隣市町村)
マスタープラン
4)利用しやすい交通施設(人にやさしい)
(計画期間 H20∼
5)駐車場の整備(路上駐車のないまち)
H37)
6)街路樹の整備(景観・機能を両立)
7)ゆとりある交通施設(自転車専用道・遊歩道)
*総合計画における都
市計画に関する分野を
受け持ち、芽室町の都市
計画の指針となるもの
で、基本的な方向性を示
したものです。(計画期
実 現
整 合
*実現のための基本計画
芽室町道路マスタープラン
間 H16∼H35)
実 施
*実施のための計画など
・
(仮)芽室町道路整備評価基準 ・
(仮)芽室町道路整備規準
・
(仮)道路施設修繕計画 ・(仮)道路維持管理計画 ・道路整備計画
・除雪計画 ・都市計画道路の見直し
・歩行者ネットワーク
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は じ め に
3
計画の目標年と計画期間
本計画は、10年後の将来の道路交通網としてのあるべき姿を想定するため、目標
年を平成30(2018)年度と設定します。
計画期間についても、平成21(2009)年度から平成30(2018)年度ま
での10年間とし、5年目に見直しを実施します。
年度 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
目標
目標年 10年後
計画
計画期間 10年間
見直し 前期 5年
4
後期 5年
道路マスタープランの構成
道路マスタープランは「道路交通網の計画」と「道路整備の基本となる計画」の
2つの計画から構成されています。
● 道路交通網の計画●
道路交通、公共交通における移動の
快適性や利便性の向上のために、それ
ぞれの道路の役割を明確に位置づけし
た道路交通網を計画しました。
また、将来(概ね10年後)を想定
した道路交通網のあるべき姿を設定し
ました。
◇ 道路整備の基本となる計画◇
これからの道路の整備はどうあるべ
きなのか、また、現在ある道路をどのよ
うに活用し維持管理していくべきなの
かについて、基本的な考え方をまとめま
した。
また、将来道路交通網についての整備
プランを示しました。
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