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o9jf
高齢者 の
、2
「墨書社会I量鎧睡暑喜らし童迩調査」
1999年壹如02素調査⑩祷黒報告
C
2004年3月
東京都老人総合研究所/東京大学/ミシガン大学
》』
あいさつ
本研究プロジェクトは、高齢者がより健康で幸福な老後を送るた
めの条件を明らかにすることを目的とし、1987年(昭和62年)より
3年ごとに全国の高齢者を対象とする調査を実施してまいりました。
2002年(平成14年)には、多くの皆様からのご協力をいただき第6
回目の調査を実施することができました。
この小冊子は、1999年(平成11年)の第5回調査と2002年の
第6回調査の結果を中心にまとめたものです。1999年の調査結果
につきましては、東京都老人総合研究所よりすでにご報告申し上
げておりますが(平成13年7月発行)、今回の第2報では、日本とア
メリカの高齢者の比較、3年間の変化の様子や心身の健康をより
良く保つための条件など、前回よりさらに発展させた内容となって
おります。また、子どもへの援助や社会貢献・余暇活動についても
とりあげ、援助されるだけではない高齢者像にも光をあてました。
近年、高齢者の大幅な増加、介護保険制度の導入など、高齢者
をとりまく社会状況は大きく変化しており、本研究がスタートした17
年前にも増して高齢者研究の重要性が高まっています。これまで
のご支援に深く感謝いたしますとともに、今後とも、私どもの研究
にご理解.ご協力をたまわりますようお願い申し上げます。
2004年3月
「長寿社会における暮らし方の調査」
2002年調査実施メンバー一同
どこが同じでどこがちがう?
ほかの国と比較することで、日本の高齢者の特徴がよりはっきりすることがありますc
ここでは私たちの調査の結果をアメリカでの結果と比較してみました。
いずれも65歳以上の結果です。
日本の高齢者は健康状態が良好
ただし男性の喫煙率は高い
まず、健康や他L|〔に彩粋をtFえる'12活W
Ifliについてみてみましょう〔図1〕・
健康に害を,えるといわれている喫煙fW
If1については、11米とも男性のほうが女性よ
’1本の高齢行は米llilの商齢者にくらべて、
りもたばこを吸う人の判合がI巧いことがわか
11常ノlaiiIi動作(入浴、食リド、外(1)など)に支脈
ります。米11:1のjj肚合、この男女ノ膳はわずかな
のある人の割合や、糖》I(病と診断されている
ものですが、lMNの場合、H)性の喫煙率が
人の割合が低く、健AI〔状態は良好といえます。
女1'1:の61門もあI)ます(ソj性の約35%に対し、
その一〃で、女|ゾ'1のほうがりj性よ1)11`iii生1門
女性は約6%)。日本の男性の喫煙率は米国
動作に文障のある割合が高く、男性のほうが
の男性にくらべてもきわめて高いといえます。
女性より緋尿洲iiにかかっている割合が商い
という男女差のIIji向はノキ迦してみられます。
ごう
〔図1〕健康状態と喫煙率
日本
日
本
米独鬮 僻鬮
9、
、、 、
璽饗|嵩|藍
、
13.9M
、
慨{ 》一
日常生活動作に
支障がある人の割合
データ:
曰本
日本
米国
米匡
米国
34.4乳
3
4 4%
■
|男性
17.8%
'17.8%
闘蘆I鶴|壜
鬮蘆I 鱸
10.7%
犀》
|男性
、
日本
日本
男性
。女性
米国
14.3乳
糖尿病に
かかっている人の割合
1 0 8%
u§2692雛
篭||患|震
》園
層 瑠鬮
■
たばこを吸う人の割合
日常生活動作…(日)1996年鯛査
(米)NationalLon91brmCa『eSu「vey(1994)InlheOldB「Ame「icans2000:Keylndicato「soiWell・Beinc
滅尿病、喫煙…(日)1999年嗣査、(米)CDCNalionalHeaⅡhlnleMewSurvey(2003)
-1-
女性のひとりぐらしか多いが、その割合は米国の半分以下
〔図2〕は、満齢昔が雛と1711,!)しているかを
すると、女性では50%に満たないのに対し、
炎しています。'1米とも、女性のほうがソj性よ
Ⅶ|ソIiでは70%以12にのぼります。女I'|;はりj
りひとりぐらしが多くなっています。米国では、
lノヒよ()長'12きなので、iillIll者とタビ別し、配1M
実に女性高齢者の40%以上がひとりぐらしです。
行以外の親族(「どもなど)と住んだり、ひと
さらに、IiijⅣ}のIWMljl行がいる削介に注Ⅱ
I)ぐらしになるIIJ能性が,<iいからでしょう。
〔図2〕誰と一緒に住んでいるか
男'性
、
8.0乳
8.0%
配偶者85.4%
独居
族以外1.1%
その他の親族(子どもなど)
その他の親族(子どもなど)-、;現族以iI1j9
-、;ji
独
居
5.6乳
女'性
Ⅱ
その他の親族
i蝋jiYi:354髄
(子どもなど) 35.4%
配偶者43.5%
独居18.6%
L
L親族以外2.6%
親族以外2.6%
注)「配偶者」には、配偶者に加えて子どもなども同居している嶋合を含む
その他の親族(子どもなど)ョ親族以外3.0%
その他の親族(子どもぱど)可¥族以外3.0船
,I
男性
配偶者72.6%
女性
配偶者40.7%
配|禺者40.7%
7.0%
16.896
16.8%
I
11 独居17.3%
独居17.3%
独居40.8%
」L 親族以外1.7%
その他の親族(子どもなど)」L親族以外1.7%
その他の親族(子どもなど)
データ:
(日)1999年調査
(米)MarchCu『『enlPopu1alionSu「vey(1998)inIheOIderAme「icans2000KeylndicalorsoiWellBein〔
CFI
」_
廷》 〆雇鑑験、
i女性高齢者のl
、ひとりくらしが多いノ
Nk、1……---.
--□
-,-
曰本では高齢になっても働く人が多い
〔図3〕より、11本のI断齢群は米lIilの満齢
行にくらべ、lliIいている割合がI(・liいことが
わかります(注:IliIいているかどうかの判断
〔図3〕働いている人の割合
鯵
瞳 些團
4 %
54.9船
一
日
日本
本
は1m濡什本人に任されていますので、パート
箸I
28.596
や不定101のイMiも含まれます)。65-69歳の
-
米国
りj性をみると、'1本では50%以上がIIilいて
いますが、米''1では3()%未ilMiにすぎません。
Ⅱ本では、70歳以上であってもJBI'1;の25%
65-69歳
65-s9歳
以上、女性の11%以'2は働いています。
Ⅱ本の,Vi齢什の就労率がIlu5いIII1lllとし
ては、他A1〔状態が比'鮫1K)良いことや、このイ1ミ
齢1門には121憐雌粁が多いことなどがあげら
、l鐵
I蕊I
日本
11.7恥
フ0歳以上
70歳以上
些駿)
⑳
32.3髄
-
日本
26.O弘
26.0%
一~
18.4%
 ̄
れています。また、労llliIに対する考え〃の述
米国
いも入きいと考えられます。
B5-s9歳
65-s9歳
11.9%
FTlI
FFTl1l
5.5%
属再冒imh
~来園~、
70歳以上
データ:
(日)1999年綱査
(米)Cur「enIPopulalionSu「vey(1999)lnlheOlde「Americans
2000:KeV1ndicalorsofWell・Being
■■、丙ロ■■■■口面■■■■■■ppm■■■■■再回剪■■■■■■■ロ■典■■■■■■ロ回■画面■■=
■
■
ブが幸せであるため
iの条件ではありません。1999年から2002年の追跡調
:萱の結果をみると、活発な社会参加や適度な運動をし
ロ
幸せな生活をおくるための条件
●旅行、外食、趣味の活動をよくしている
;ている人ほど3年後の幸福感が高いことがわかりました。
●ボランティア活動をよくしている
:具体的には、1999年に右記のような条件にあてはま
●友人や近所の人との交流が多い
ロ
③軽い体操や散歩などの運動をしている
●軽い体操や散歩などの運動をしている
ロ
;る人は、1つもあてはまらない人に比べて、3年後の
:2002年に幸福と感じている害U台が高い傾向にあります。
iまた、1つより2つ、2つより3つとあてはまる数が多い
:人のほうが、幸福と感じている割合がより高くなります。
■
:3年後、幸せな生活を送れるようlE、合から生活リズ
ロ
③経済的に裕福である
●経済的に裕福である
③身体に障害がなく、健康状態が良い
■■■日日Ⅱn日■ロ■日日ロロ■■■日日Bロ■■日日■■■B■■■
たり、健康であった
:ムをかえてEBIませんか?
;ムをかえてみませんか?注)1999年時点の幸栂感等を同じであると仮定した場合の結果1
N■
回
ロ画■■面面ロ■■匁画、■■■■面面■■■■戸■■■■、■■■■■■■■面r画面■■再■■■■■■=ご■■■■ロ■面■画■■■ロローロ函面■面■■■■■■pU
-3-
嶽纈、の
親需関係
多くの親にとって、子どもは独立後も大切な家族の一員です。
特に高齢期は、自分の健康の悪化や配偶者の死などをきっかけとして、
子どもとの関係を見つめ直す時期でもあります。
にこては、2002年の調査時に73歳以上だった回答者とそのお子さんについて分析しました)
子どもはどこに住んでいるか
liT1答什の〃には、、1を均して2.5人(子ども
`CWxの場合、半放近くは同Aliか"スープの
がいる人に限ると2.7人)のお子さんがいま
冷めない''10分/k満のBli雛に他んでいます
した。子どもの''11別ごとにどこに住んでいる
が、娘の場合は1人に1人にすぎません。
かをみると〔図4〕、息子のほうが娘よりも親
と同居している割合が高いことがわかります。
不明1%
1時
0分未満
曰|届
〔図4]親からの距離
時間宋満
0分未満
I
親はどの子を頼りにしているか
「寝たきりになったとき、「'七での介iM1iを1U1
また、距離が同じくらいなら、息子夫婦より娘
待できるイ'1手」を2人まで尋ねたところ、lLll騨
夫婦のほうを頼りにしていることもわかります。
什の約6判が子どもや「どもの配偶片(主に
たとえば、「1可Ⅳiしている既婚の’」という条('|:
息子の災)を1人以上あげました。
つきなら、Juf犬AIIの約7lliIに対し、奴ノミ蹄の
具体的にどの子(「の配偶者を含む)を
約8劉が親から介,漣行として期行されているこ
願りにしているかをみると〔図5〕、子が未ハド
とになります。ただ、現災には、liI11I)している奴
か既蛎かでも述いますが、親の近くに住む
は`ILlrよりノ〔l1liiiに少ないので〔図4〕、全休として
子ほど将来の介護者として期待していました。
は`1H1、子に)Ul行する人も娘と同じくらいいます。
〔図5〕親が介謹を期待している割合(%)
砺陥
82.6
娘
7M娘
iHON6
息子
息
子
816N;
65.5
蘆J1 鞆鬮 輝同 営門
薗序
娘
躯152
息子
息子
|,
C16HO
聰阿;
娘
30.930.8
30.930.8
帥既
30.2
學烏鵲
學鳥鵲
同居(既婚)
同居( 績婚
同居(既婚)|同居(未婚)’10分未満’1時間未満’1時間以上
10分未満
1時間未満
1時間以上
親からの距離別
-4-
鬮屏’
舅|『
全
本
全体
親から子への援助一子どものほうも親を頼りにしている?
では、「どもが同じ家や近D『に11§むことは、
〔図6〕子どもが親から受けた援助
(最終学校卒業以降)
親である,Vi齢者の側だけに利点があるの
⑪不動産の譲渡(%)
でしょうか。〔図6〕は、’どもが学校卒業以
降に、ilIj親('''1答打とそのIwill偶荷)から受
婚のjxは、ガリルキの子にくらべて、親からイ<
27.9
息
子
息子
けた援助を小しています。''1屈している既
動産を誠I)受けたり(特にALI子の場合)、係
親との同居は子どもにとっても利点がある
同居
(既婚〕
(既婚)
側の経済的余裕とも強く111述していました。
同居している未婚の子にこのような金銭的
て提供されることが多いためと考えられます。
同居
10分
□聖
口型
鶏|鴬|朧
以上
未満
(未婚)
未満
1時間
、囮
5.4
1時間
②100万円以上の金品(%)
321
弓268
満型|譜2`』
31.3
28.2戸
2802 ̄
息|娘
蘆娘
子
■
iin
1,6浬I
援助を受けた人が少ないのは、まとまった
額のお金は、結婚や住宅購入時の資金とし
[;鼬
親からの距離別
-〃、100〃I']以上のお金やilh物の提供
らず3iIil1ii後の卜どもが経験しており、肌の
120
12.0
1鱸 |iIiFl |rllLi圏忰
,;iIi雪
といえそうです。
については、どこに住んでいるかにかかわ
12.8
12.8
娘
のja守1)や家,1Fの下伝いなど金銭liii以外
の援助を受けたりしてお()(特に娘の場合)、
14.6
’14.6
同居
(既婚)
同居
(未婚)
10分
未満
29.2
lili
鶏|難
未満
1時間
Hl8iZ
28.4
庁型
酩僻
1時間
以上
親からの距離別
01年以上にわたる金銭以外の援助(96)
(子守り、家事など)
34.0
2501娘
25.0娘
息子
息
子
同居
(既婚)
(既婚)
即彫
20.2
15.1
弓1回」
同居
(未婚)
9.910.5
~■ iM型’
ii;F’
岼厭
鶏|難
未満
10分
未満
1時間
樺
影
1時間
以上
親からの距離別
注)孫への援助も(その親である)子への援助に含めている&
-5-
高齢糞鯵②
き,
くら
<遇しI電き‘
女性は男性にくらべて収入が少なくなりがちです。
その原因をさぐるとともに、収入の少ない女性は
どのように"やりくり',しているのかをみてみました。
夫との死別によるくらしむきの変化
夫との死別により、女性は経済的に大き
な影響を受けます。これは、1999年と2002イ1:
〔図7〕夫との死別により年収120万円未満
にぱる危険性の大きさ
(1999年-2002年)
の1111にノととタピ別した人と、タビ別していない人
'11唾iiI
:唾ii
を比1校することでIillii,認できます。
たとえば、夫との死別により、イ1ミ収12()ノゴ11]
イミilMiになってしまう危険性は15傭I『liま(〕ます゜
危険性
〔図7]。
1
弓
夫と
死別していない女性
こうした所イリの変化は、どのような収入が
〔図8〕夫と死別した女性の年収の
平均的な変動
減ることによって起こるのでしょうか。人との
3m
タビ別Iii後の))T1lトを比較すると、(平均119に
その他の収入
そ
の 他の収入
いって)就労収入が人きく減少し、また公的
25C
年金が約半分近くに減少していることがわ
21010
1m0
100
510
0
6
|’一
。■● ⑰ ■ 公的年金
公随年金
年収額(万円)
かります〔図8]。
夫と
死別した女'性
■
◆
●
● 勺 ⑤
仔魔 一悪
夫との死別前
(1999年)
(1999年)
⑤ 甲
や 寺 ● ● ⑪ □
■ ■ ● ●
● ● ▲ ⑥
|・
の。●■ C
就
労収入
就労収入P
C
射、自一
夫との死別後
(2002年)
(2002年)
■
収入の少ない女性の生活のやU<⑳
ただし、イ1ミリXが12()刀11M§満になったから
また、イ|畠収が12()〃|リイと満の女Iソ|:の多くが、
といって、すべての人がノk活のやり〈(〕に|イ《|
実際には、親族などから'12活lYの父援を受
ろわけではありません。2()02イ1畠の調盃Iけ点
けてお()〔図10〕、こうした調盃結果は、年金
において、′Iiii1iのや()くりにIlf労している人
IIiⅡ庇が成熟しつつある現在でも、依然として、
が約2割いる‐ノ(jで、lIf労していない人も約
私的な経済的支援が重要な役割を果たして
半数います〔図9〕。
いることを示しています。
〔図9〕年収が120万円未満の女性の毎月のやりくり
(2002年調査)
非常に苦労している
わからない
やや苦労している
13%
17孔
まったく
苦労していない
■■■■■
19%
どちらともいえない
30%
あまり苦労していない
〔図10〕生活費(衣食住に関する支出)を
親族などに負担してもらっている女性の割合
(年収別、2002年調査)
62.1%
画
年収
62.1%
120万円未満
年収
36.7%
36,7%’
120~800万円未満
年収
300~500万円未満
年収
500万円以上
轍
函
20.3%
13.5%
li12壁’
注)支出の一部のみを負担してもらっている場合を含む
-7-
寝鰭謬璽や
痴蒙に
鱸iiIii砿iik:
寝たきりや痴呆にならないようにするには
毎日の生活の中で
どのようなことを心がけたらよいのでしょうか。
家族や地域への貢献が介護を防ぐ
今1,1の,1Mイiミでは、家,|Iや枕ツナ、ちょっとし
手伝いといったii1i1IiIjを合計して111あたり
た奉仕1門動(たとえば進路や公lポ|のhI}除、
111『M1LIと満しかしていなかった人では、身体
友人や近〃『の人の手助け、地域のiI1imlや
的なIllif1ifや痴呆lijiliIがだんだんWi〈なって
趣味などの会の手伝い、など)をしている人
いくのに対して、このような活動を111あたり
では、経たきりや痴呆になる可能性が少な
411fI11I以|こしていた人では、あまり忠化して
いことがわかりました。
いないことがわかります。
特別なことをしなくてもかまいません。
〔図11〕は、1999年の,ilWfから20()2イI畠の
,サガ沓の3年'111に、身体119な障害と痴呆IqFili1I
家庭や地域の中で自分にできることを見つけ、
がそれぞれどのように変化したかを,」《して
それをやることが、寝たきりや痴呆を防ぐこ
います。これをみると、家'1「や就労、準Ⅱ;や
とにつながるといえます。
〔図11〕1日あたりの活動時間別にみた「身体的な障害」と「痴呆傾向」の変化
注)1999年時点の健康状態や年齢等が同じであると仮定した場合の変化を示した。
得点が高いほど陳害や痴呆の傾向が強い。
1日あたり1時間未満しか
活肋していなかった人
1
0N;
身体的な障害
06
…>」 ̄ 1日あたり4時間以上
04
活動していた人
0彫
P可
L■
'0
1999年
2002年
」
1.8
「■
●■● ̄■ ̄■
L」
1.2
1日あたり4時間以上
活動していた人
0Hg
[OX8
9鴎’
ロ
1999年
-8-
11
痴呆の傾向
))
15
1日あたり1時間未満しか
活動していなかった人
2002年
外に出かけてみませんか
体の具合が悪く外出できない場合もありますが、そう
調査結果をみると〔図12〕、この1年間に旅行した人は
でない場合はなるべく外にでかけることをおすすめ
男性が58%、女性が46%で、約半数の人がどこかに
します。家の外に出かけ、人と触れ合ったいさまざ
旅行しています。外食については、男女とも約60%の
まな刺激を受けることは、前ページのように体にも
人が、趣味・けいこごとなどの活動については男性の
よい影響をあたえるのです。(刀
87%、女性の83%が「おこなった」と答えています。
〔図12]活動をした人の割合(%)
6
0 割Ⅲ % 6 0 8 %
60.1%60.8船
■
53.5%
F-へ戸一=L
男性
つぎに、これらの活動をした人はいったいどれくら
愚憲’
一弧
女性
旅行
-
煙對33,1%
唖奥33.1,
男性
女性
愚意
女性
|男性
口46.6%
|Z雷1,坐!】船
外食趣味・けいこ
近頃は、200円くらいでコーヒーを飲めるお店があ
いのお金を使ったか、調査結果をみてみましょう〔図13〕・
ります。趣味やけいこごとの活動は、市町村や老人ク
旅行、外食、趣味・けいこごとすべてにおいて、1ヵ
ラブが1ヵ月あたり数百円~3千円くらい、場合によっ
月あたりの支出額は5千円未満と答えている人がもっ
ては無料で開催しているものもたくさんあります。外
とも多くなっています。特に、外食、趣味・けいこごと
に出かけるのにちょうど良い気候になってきました。
の活動については、およそ半数の人が1ヵ月あたりの
市町村役場、老人クラブで、どのような活動があるの
支出額は5千円未満と答えており、お金をかけすに
か調べてみましょう。そして、「お金をかけずに」さま
工夫して外食や趣味。けいこごとの活動を楽しん
ざまな活動に取り組んでみませんか。
でいることがわかります。
〔図13〕
支出なし4.8%6万円未満
旅行費用
Ⅱ
(1年あたり)
9.0乳
42.5%
42.
5%
24.9%
支出なし10.3%5千円未満
外食費用
(1カ月あたり〕
52496
支出なし9.0%5千円未満
趣味・けいこ費用
(1カ月あたり)
6-12万円12-36万円86万円以上
55.1%
18.9%
5千円-1万円1-3万円3万円以上
20.7%
13.2%
、「
3.3恥
5千円-1万円1-3万円3万円以上
/
19.0%
12.0兜
|I
4.8乳
ロ国璽■U■画戸一酉■■=■■卓U■■■■貢■■再剪■嵐回戸函■■画面■面、■埠■■■■■■画■■再■肛■■■■■■直■■0■■■■■=■■瓦■■■■■輯毎回■■■■■座
-9-
日ⅡⅡ日日Ⅱ日日Ⅱ■ⅢⅡⅢⅢⅡⅡ88日88日Ⅱ日Ⅱ■ⅡⅡⅡⅡⅢH8NHN日日ⅡNNNNNII日日Ⅱ日88088日888日28Ⅱ■■回ⅢⅢ日日目日日ⅡⅢⅢN2NfIk旧Eu88E8
旅行や外食、趣味・けいこごとについての2002年の
男性
BHN8日Ⅱ■HHN5NN回且月月且■ⅡNⅡⅡⅢNNNⅢHNN日ⅡⅡNINIⅢⅢ日日ⅡⅢⅡⅡ日日■■■■日日ⅡⅢⅡ回ⅡⅢⅢⅢⅡNⅢⅡⅡ日日■且日日■且ⅡINN日日N8IEⅣEr
みなさんは日々の生活をどのようにお過ごしですか?
調査の概要
調査方法
第1回調査は1987年(昭和62年)に全国から無作為抽出された60歳以上の
方を対象におこない、その後、新しい対象者を加えながら3年ごとに実施してきま
した。1999年(平成11年)には、過去4回のいずれかの調査にご協力いただいた
方と、新たに加わった70歳以上の方を対象として調査し、3,482人(回収率74%)
の方にご協力いただきました。さらに、2002年(平成14年)には、1999年からの
参加者を含む過去5回のいずれかの調査にご協力いただいた方(66歳~)を対
象とし、2,825人(回収率73%)にご協力いただきました。いずれも調査の実施は
社団法人中央調査社に委託し、10月~12月に訪問面接法でおこないました。
研究組織(2002年調査実施メンバー)
【東京都老人総合研究所]
【ミシガン大学(UniversityofMicI1igan)]
小林江里香
杉原陽子
深谷太郎
ジヤーシー・リヤン(JerscyLiKmg)
原川雛
念本尚美
[東京大学】
秋山弘子*1
金児忠趣
水野一鰯谷いずみ難2
判ミシガン大学客員研究員
*2束京都老人総合研究所非常勤研究員
ニール・クラウス(Ncll11(rausc)
ジョアン・ベネット(JoanNLBennett)
【その他の共同研究者】
i#[ブト道子(東京学芸大学)
杉潔秀博(桜美林大学)
柴'111#(桜美林大学)
木村好美(大阪市立大学)
IlIlIl篤裕(慶應義塾大学)
金忠京(韓国・湖西大学校)
西村日記(ダイヤ高齢社会研究財団)
2002年の調査実施にあたり、厚生労働科学研究費補助金(研究代表:秋山弘子、
H14-政策-007)、および米国国立老化研究所(NationallnstituteonAging)
の研究助成(研究代表:JerseyLiang、R37-AG154124)を受けました。
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2004年3月発行
高齢者の健康と生活2
「長寿社会における暮らし方の調査」1999年、2002年調査の結果報告
編集・発行/(財)東京都高齢者研究・福祉振興財団
東京都老人総合研究所社会参加・介護墓盤研究グループ
東京都老人総合研究所社会参力U・介護基盤研究グループ
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