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カモ狩り

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カモ狩り
宮島沼水鳥 ・ 湿地センター┛ニュース 2016秋号 ┗
発行 ; 宮島沼水鳥 ・ 湿地センター 電話 ; 0126-66-5066 メール ; [email protected]
住所 ;〒072-0057 美唄市西美唄町大曲3区 FAX; 0126-66-5067 URL ; http://www.city.bibai.hokkaido.jp/miyajimanuma/
▽ カモを見ながら猛禽ウォッチング
春と秋の渡りシーズンになると、 マガンやヒシクイなどの雁だけ
でなく、 カモも渡りの中継地として宮島沼に飛来します。 カモは
マガンとは生活パターンが逆で、 日中は宮島沼で休息を取り、
夜になると周辺田んぼへと採餌にでかける夜行性の野鳥なので、
日中の宮島沼バードウォッチングにはもってこいです。
※” 鳥目” と言うくらいだから夜は見えないのでは?と心配する
必要はありません。 夜に極端に視力が低下するのはニワトリだけ
です (ニワトリも少しは見えているそうです)。 野鳥のほとんどが
昼行性のため” 鳥は夜は目が見えないから活動しないんだ!”
と誤解されたことが” 鳥目” の由来だそうです。” 鳥目” の医学
的な正式名称は 「夜盲症」 と言うそうです。
宮島沼では、 オナガガモ、 ヒドリガモ、 マガモ、 コガモ、 ハシ
ビロガモ、 キンクロハジロ、 ホシハジロ、 カイツブリ、 ミコアイサ、
カワアイサ、、、 などなど、 十数種を普通に観察することができま
す。 ただし、 残念ながら、 秋のカモは雄も雌も地味な茶色の羽
色 (非繁殖羽) をしているので識別するのには、 少しコツが入り
ます。※コツが知りたい方は、 毎週土曜日9時~9時半のお気軽
バードウォッチングに、 是非、 ご参加ください。
と、 長々とカモの紹介をしてしましたが、 実は、 今回ご提案した
いのは、 カモ観察ではなく、 猛禽類観察です。 春と秋の渡りシー
ズンになると、 ガンカモなどの水鳥以外にも猛禽類が良く観察で
きるようになります。 理由は簡単。 「餌」 となるガンカモが宮島
沼に集まるからです。
カモたちも狙われている
のを自覚しており、
猛禽
ノスリ(タカ目タカ科)
類が近くを飛ぶと、
一斉
学名 Buteo japonicus
に飛び立ち、 右へ左へと
逃げ惑います。 実際に
お腹の茶色の
狩りをしていなくても、
ベルトが特徴
右往左往と逃げ回って
いますので、 カモの動
きを見ていれば、 猛禽類を発見
することができ ます。 チュウヒ、 ノスリ、 オオタカ、
ハヤブサくらいの大きさであれば、 驚いているのはカモのみ。
オジロワシ級の大きさだと、 沼にいるマガン全部が飛び立ちます。
(ハクチョウは、 オジロワシが飛んでも平気。 全く飛び立ちませ
ん。) たまに、 チゴハヤブサ級の小さな猛禽類も姿を現し、 ム
クドリの群れを追い回しています。
▽ おすすめ図書
図書の貸し出しはしてません!
「野生動物に餌をあげる」 ことについて、
どんな考えをお持ちでしょうか?宮島沼
では、 2004年から給餌の自粛を行い、
2007年湿地センターオープンに合わ
せて餌付けに関するルール作りを行い
ました。 (” 水鳥にエサをあげてはイケ
ない10の理由” を配布中。) この本を
読むと、 現在の日本における餌付け問
題についてが一通りわかります。 餌付
けと生態系バランスの問題、 疾病リス
ク、 希少野生動物への餌付け問題。
野生動物とどうかかわっていくべきか、
再度考え直すきっかけとなります。
▽ 宮島沼イベントガイド
11/3( 木 ・ 祝 )10時~16時
湿地の文化シリーズ~わら草履作り
冬水田んぼの稲わらで 「わら草履」 作りを行います。
宮島沼でのわら草履作りは 「ちょっぴり体験」 程度では終
わりません! 「わらをすぐって」 「たたいて」 「芯縄をあむ」
ところから行います。 1日かかりますが、 世界に一つだけ
のわら草履 (履けます) ができますよ。
【持ち物】 霧吹き、 はさみ、 お弁当
【定 員】 先着10名
【申込み】 10/31まで
11/23( 祝)&27 (日) 10時~12時
湿地の文化シリーズ~米麹からの味噌作り
手作りの手前味噌を作ってみませんか?
ふゆみずたんぼin宮島沼のお米で米麹を作り、 美唄産大
豆を使ってお味噌を仕込みます。 仕込んだお味噌は持ち
帰っていただき、 ご自宅で熟成。 1年後には美味しいお味
噌が食べられますよ。
【参加費】 1000円 (仕込んだ味噌2kgは持ち帰り)
【定 員】 先着8組
【申込み】 10/31まで
【備 考】 両日参加できることが条件です。
持ち物等はお申し込み時、 お知らせします。
12/4( 日) 10時~12時
湿地の文化シリーズ~しめ縄作り
冬水田んぼの稲わらで 「しめ縄」 作りを行います。 手作り
しめ縄で、 年末年始の神さまを迎える準備をしませんか。
【参加費】 無料 (お飾り代が1個に付き 200 円かかります)
【持ち物】 霧吹き、 はさみ
【定 員】 先着10名
【申込み】 11/30まで
【備 考】 玄関用玉飾り、 神棚用宝船が作れます
12/18( 日 )10時から 農家ランチ付きガイドウォーク
『あぜ道フットパス』 と 『農家の奥さま食堂 (こめ粉食Love)』
のコラボイベント。 オリジナルのフットパスルートをスタッフと
一緒に気持ちよく歩いた後は、 旬の地場産食材を中心とした
ランチをいただきます。
【参加費】 2000円 (含、 昼食代)
【申込み】 12/11まで
センターボランティアはいつでも募集しています!
来館者対応やイベントサブスタッフ、 手作り展示作成などの普
及啓発活動、 草刈&除雪、 ゴミ拾い、 冬囲いなどの環境整
備活動、 鳥類 ・ 魚類 ・ 植物・昆虫などの調査研究活動など、
やりたいことをやれる範囲で、 楽しみながら活動しています。
興味のある方はお気軽&お気楽にセンタースタッフまで。
団体プログラム、 学校の授業 (出張講師OK)、 講演などの
相談 ・ ご依頼も受け付けています。
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