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次世代自動車燃料イニシアティブ

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次世代自動車燃料イニシアティブ
次世代自動車燃料イニシアティブ
次世代自動車燃料イニシアティブ
~エネルギー安保・環境保全・競争力強化の同時達成~
~エネルギー安保・環境保全・競争力強化の同時達成~
1.バイオ燃料
2.クリーンディーゼル
1.バイオ燃料
バイオ燃料
3.バッテリー次世代化
4.燃料電池・水素社会
~ プラグイン・ハイブリッド自動車とは ~
3.バッテリー次世代化
ガソリン
エンジン
ガソリンと混合するバイオエタノール、軽油と混合するバイオディーゼルの2種類
<バイオエタノール>
サトウキビ、トウモロコシなどの糖分を発酵させて作られるエタノール燃料
食料と競合することから、コスト、安定供給に課題
中長期的には廃木材や稲わらなどを原料とするセルロース系バイオの技術開発が重要
<バイオディーゼル>
菜種油、パーム油などの植物油を合成して作られる燃料
酸化(腐敗)することから、将来的には水素化技術の実用化が重要
充電
回路
充電回
路
電池
家
庭用電源
家庭
用電源
エネル
ギー
エネルギー
バッテリーの次世代化により自動車の可能性は広がる
次世代自動車用電池開発プロジェクト
H19年度要求 50億円
通勤・通学は電気中心で走行
・普段は主に電気を利用することにより石油消費を大幅に削減。
週末は遠出も可能
・ガソリンでも走行が可能であるため、遠出も可能。
先進型電池
(2015年)
改良型電池
(2010年)
セルロース系バイオ
営業用小型
電気自動車
食料と競合しないセルロース系バイオ技術の開発を促進
家庭用小型
電気自動車
プラグイン
ハイブリッド自動車
革新的電池
(2030年)
本格的電気自動車
燃料用
エタノール
・酵素等による糖化
・酵母菌等による醗酵
廃木材等
・クリーンディーゼル乗用車はガソリン車と比べ燃費が約2割良く、世界で最もクリーン
な我が国の軽油の利点が活きる
・GTLなど多様な燃料の受け皿としても重要
ディーゼル乗用車販売比率
コモンレールシステム
欧州は約5割、日本はほぼ0
燃料噴射を電子制御することにより
排出ガスのクリーン化を実現
1.5倍
1/7倍
バッテリーの次世代化(電池の性能向上)
水素供給
燃料電池自動車
水素自動車は燃料電池・水素社会へのつなぎ手として重要。
2年
4年
20
0
0年
20
0
20
0
6年
8年
19
9
4年
19
9
19
9
0年
水素自動車
2年
7倍
1/40倍
・「炭素のサイクル」から「水のサイクル」へ移行する「水素社会」の鍵となる燃料電池開発を強力
に推進
水素ステーション
欧州
日本
19
9
19
9
1
1/2倍
4.燃料電池・水素社会
2.クリーンディーゼル
50%
45%
40%
35%
30%
25%
20%
15%
10%
5%
0%
電池の性能目標
電池のコスト目標
※GTL:天然ガスからの合成で製造される燃料
○ガソリンなどの化石燃料の代わりに水素を燃焼させて動力
とするもの。
○ほぼ水しか排出しないため、排出ガスは非常にクリーン。
~エンジン、燃料、インフラの革新を5つの戦略で実現
戦略1:バッテリー ~ 次世代自動車バッテリープロジェクト
エン ジ ン 革 新
○ 次世代バッテリー技術開発プロジェクト【07年度:49億円×5年間】
○ 充電スタンド整備、安全性確保などの制度整備
○ 2010年コンパクトEV、2015年プラグイン、2030年EV車本格普及を目指す
戦略2:水素・燃料電池
~ 燃料電池技術開発とインフラ整備
○ 燃料電池研究開発プロジェクト【07年度:320億円、今後も同額で実施予定】
○ 水素・燃料電池実証プロジェクト(将来の水素インフラ整備を念頭に実証試験を実施)
○ 2030年までに、ガソリン車並みの低価格を目指す
戦略3:クリーンディーゼル ~ 低燃費・クリーンへとイメージ一新
○ クリーンディーゼル推進協議会の設置
(産学官が連携してイメージ改善、導入優遇策などを検討)
○ 軽油系新燃料研究開発(GTL【07年度:69億円、5年間で240億円】、水素化バイオ軽油など)
○ 2009年以降、世界で最も排出ガス規制が厳しい日本市場にもクリーンディーゼル乗用車本格導入を目指す
燃料革新
戦略4:バイオ燃料 ~ 「安心・安全・公正」な拡大と第二世代バイオ
○ バイオ燃料技術革新協議会の設置
(産学官が連携して次世代バイオ技術開発加速化)
○ 品質確保、脱税防止のための制度インフラ整備(次期通常国会)
○ 2015年 国産次世代バイオ 100円/リットル を目指す(バイオマス・ニッポン)
更に、40円/リットル を目指す(技術革新ケース)
イ ンフラ
革
新
戦略5:世界一やさしいクルマ社会構想
~ ITを活用した世界一やさしいクルマ社会の構築
○ 次世代自動車社会関連技術開発プロジェクト【08年度からの新設を目指す】
(自動運転・IT技術開発、次世代交通制御用ソフトウェアなどの技術開発)
○ 産学官の検討体制を創設し、実証プロジェクトの具体策を検討【07年度から】
○ 2030年までに都市部の平均走行速度2倍を目指す(現在東京:18km、パリ:26km)
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