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防火地域と準防火地域における建築物の種類 防 火 性
技術資料 防火性 火災により、人命および財産である建築物が毎年大きな損害を被っています。貴重な人命・財産の安 全確保の立場から建築物の火災に関する法規制が種々定められています。 1 防火地域と準防火地域における建築物の種類 ■ 防火地域と準防火地域 都市計画法第9条に、市街地における火災の危険を防除するため、防火 地域と準防火地域が定められています。 主要な道 防火地域、準防火地域及び指定区域における建築物の基準が下表のよ うに定められています。 防火地域内においては、階数が3以上であり、又は延べ面積 防火地域 路線防火地域 (法第61条) が100㎡を超える建築物は耐火建築物とし、 その他の建築 物は原則として耐火建築物又は準耐火建築物としなければ なりません。 準防火地域においては、地階を除く階数が4以上である建 築物又は延べ面積が1, 500㎡を超える建築物は耐火建築 物とし、延べ面積が500㎡を超え1,500㎡以下の建築物は Station 鉄道 準防火地域 耐火建築物又は準耐火建築物としなければなりません。 ま (法第62条) た、地階を除く階数が3である建築物は耐火建築物、準耐火 建築物又は外壁の開口部の構造及び面積、主要構造部の 防火の措置その他の事項について防火上必要な政令で定 める技術的基準に適合する建築物としなければなりません。 防火地域又は準防火地域以外の市街地で、特定行政庁が 市街地の火災を防除するために各市町村で下記の種類の地域が定められ ています。 (凡例) 防火地域 A 準防火地域 B 法22条指定区域 C 町の中心部、主として商業地域に指定されることが多い。 防火地域をとりまき、比較的防火上重要な地域が指定さ れます。 都市計画区域内外にわたり指定されている準防火地域を 囲むように指定されています。 法22条指定区域 指定する区域において、屋根を準不燃性能※、外壁で延焼 (法第22・23条) のおそれのある部分を準防火性能のある構造とするなどの 規制があります。 その他の区域 延べ面積が1,000㎡を超える木造建築物等については、外 壁や軒裏で延焼のおそれのある部分を防火構造とし、屋根 《大規模木造建築物等》 を準不燃性能※のある構造とするほか、防火壁によって床面 (法第25・26条) 積1,000㎡ごとに区画するなどの規制があります。 建築物が防火地域又は準防火地域とこれらの地域として指 建築物が異なる地域に またがる場合 (法第67条) 定されていない区域をまたがる場合は、 その全部についてそ れぞれ防火地域又は準防火地域の規定が適用されます。 ま た、防火地域と準防火地域をまたがる場合は、防火地域の 規定が適用されます。原則として、厳しい方の地域の規制を 受けます。 耐火建築物と準耐火建築物 建築基準法で、耐火及び準耐火建築物はそれぞれ以下のように定められ ています。 耐火建築物 主要構造部を耐火構造とした建築物で、外壁の開口部で延焼のおそれ のある部分には、政令で定める遮炎性能を有する防火設備を設けたもの をいう。 ( 法第2条第九号の二) 準耐火建築物 耐火建築物以外の建築物で、主要構造部を準耐火構造とするか、又は 準耐火構造と同等の準耐火性能を有するもので政令で定める技術的基 準に適合するものとし、外壁の開口部で延焼のおそれのある部分には、 政令で定める遮炎性能を有する防火設備を設けたものをいう。 (法第2条 第九号の三) 338 ※ここでいう 『準不燃性能』 とは、 「通常の火災を想定した火の粉による建築物の火災の発生を防止 するために屋根に必要とされる性能 (法第22条) 」のことで、 その技術的基準は、令第109条の5に 定められています。 2 防火戸に関する建築法規制 ■ ●防火戸の種類と構造 防火設備の種類 防火設備の構造方法 防火設備には、使用の目的と場所によって次の種類があります。 防火設備及び特定防火設備の技術基準に適合する構造方法については 建設省 (現、国土交通省) 告示により、以下のように規定されています。 特定防火設備 材料の種類 火災の拡大を防止するものであり、防火区画や防火壁の開口部、外壁 特定防火設備 の開口部、避難階段の出入口部分などに用いられています。 鉄板厚さ1.5㎜以上のもの 鉄 製 防火設備 主として、開口部の延焼防止を目的として、防火区画の一部や外壁の開 口部などに用いられています。 鉄骨コンクリート製 鉄筋コンクリート製 土 蔵 造 防火設備の規定 防火設備は、政令で定める技術的基準に適合するもので、国土交通大臣が 定めた構造方法を用いるか、国土交通大臣の承認を受ける必要があります。 《防火設備の規定》 遮炎性能に関して、法令で定める技術的基準に適合するもの 防火設備 (平成12年建設省告示第1369号)(平成12年建設省告示第1360号) 鉄板厚さ0.8㎜以上1.5㎜未満 骨組が鉄製で、両面にそれぞれ厚さ のもの 0.5㎜以上の鉄板を張ったもの 厚さ3.5㎝以上のもの 厚さ15㎝以上のもの 厚さ3.5㎝未満のもの 厚さ15㎝未満のもの 鉄と網入ガラス 鉄及び網入ガラスで造られたもの 骨組に防火塗料を 塗布した木材製 屋内面に厚さ1.2㎝以上の木毛 セメント板又は厚さ0.9㎝以上の せっこうボードを張り、屋外面に 亜鉛鉄板を張ったもの 防火塗料を塗布した 木材及び網入ガラス で造られたもの 開口面積が0.5㎡以内の 開口部に設ける戸 ●防火戸を使用しなくてはならない開口部 国土交通大臣が定めた 構造方法を用いるもの 国土交通大臣の認定を 受けたもの 防火設備の技術的基準 防火設備は、建築基準法及び建築基準法施行令により、 その性能につい ての技術的基準が規定されています。 名 称 特定防火設備 防火設備 法令※ 令第112条第1項 設置場所 令第109条の2 令第136条の2の3 耐火建築物または準耐 防火地域または準防 火建築物の外壁の開口 火地域内の建築物の 防火区画 部で延焼のおそれのあ 外壁で延焼のおそれ る部分 のある部分 遮炎性能 準遮炎性能 火炎の種類 建築物の屋内または周囲で発生する通常火災 遮炎時間 1時間 要 件 建築物の周囲で発生 する通常の火災 20分 加熱面以外の面に火災を出さない 建築基準法 改正前の対応 甲種防火戸に相当 乙種防火戸に相当 する防火戸 ●防火設備の安全性能 平成17年12月に建築基準法施行令112条14項が改正され「通行の用に 供する部分に設ける防火設備について安全性能についての下記規定が追 加されました。 ①閉鎖作動時の運動エネルギーが10J (ジュール) 以下であること。 ��������� 1ジュールは、1N ��������������� (ニュー トン) の力が物体を1メー ������������ トル動かす時の仕事量。 ②防火設備の質量が15kg以下であること。 (質量が15kgを超える場合は、 対象建築物 対象部位 対象建築物 対象部位 外壁の開口部で延 耐火建築物 外壁の開口部で延 耐火建築物 焼のおそれのある部 外壁の開口部で延 焼 のおそれのある 耐火建築物 分 準耐火建築物 焼 のおそれのある 部分 準耐火建築物 部分 準耐火建築物 防火地域内又は準防火 外壁の開口部で延焼 防火地域内又は準防火 外壁の開口部で延焼 のおそれのある部分 地域内の建築物 外壁の開口部で延焼 防火地域内又は準防火 のおそれのある部分 地域内の建築物 のおそれのある部分 地域内の建築物 防火設備の種類 防火設備の種類 遮炎性能を有防火 遮炎性能を有する 設備 遮炎性能を有する 防火設備 防火設備 法令 法第2条第九号の二ロ 法令 法第2条第九号の二ロ 令第109条の2 法第2条第九号の二ロ 令第109条の2 法第2条第九号の三 令第109条の2 法第2条第九号の三 令第109条の2 法第2条第九号の三 令第109条の2 準遮炎性能を有する 法第64条 令第109条の2 準遮炎性能を有する 法第64条 防火設備 令第136条の2の3 準遮炎性能を有する 令第136条の2の3 法第64条 防火設備 防火設備 令第136条の2の3 防火地域内又は準防火地域内の規定は原則として上表のとおりですが、 建築物の規模によって以下のように定められています。 ①防火地域内の建築物 (法第61条) 延べ面積 延べ面積 50㎡以下の附属建築物 延べ面積 50㎡超100㎡以下 50㎡以下の附属建築物 50㎡超100㎡以下 50㎡以下の附属建築物 50㎡超100㎡以下 3以上 耐火建築物 3以上 耐火建築物 3以上 耐火建築物 耐火建築物 2 耐火建築物 2 又は 耐火建築物 2 又は 準耐火建築物 1 木造建築物 (防火構造) も可 又は 準耐火建築物 1 木造建築物 (防火構造) も可 準耐火建築物 1 木造建築物 (防火構造) も可 100㎡超 100㎡超 100㎡超 ②準防火地域内の建築物 (法第62条第1項) 延べ面積 延べ面積 延べ面積 500㎡超1500㎡以下 1500㎡超 500㎡超1500㎡以下 1500㎡超 500㎡超1500㎡以下 1500㎡超 4以上 耐火建築物 4以上 耐火建築物 4以上 耐火建築物・準耐火建造物 耐火建築物 耐火建築物 耐火建築物・準耐火建造物 3 ※適合建築物 耐火建築物 又は技術基準 3 ※適合建築物 耐火建築物・準耐火建造物 又は 又は技術基準 耐火建築物 3 又は ※適合建築物 準耐火建築物 木造建築物 (防火構造) も可 2又は1 又は技術基準 又は 準耐火建築物 (防火構造) も可 2又は1 木造建築物 準耐火建築物 木造建築物 (防火構造) も可 2又は1 ※ 技術基準の うち、 隣地境界線等か ら水平距離が1m以下の部分の開口部に設ける防火設備については、 階階 数 ︵ 階 地 数 ︵ 下下 地 をを 下 除除 を くく 除 ︶︶ く︶ 数 ︵ 地 ※「建築基準法」 は 「法」 と、 「建築基準法施行令」 は 「令」 と略します。 (防火性の章において、以下同じ。) 外壁の延焼のおそれのある部分で、防火設備を使用しなければならない 開口部は下記の通りです。 対象建築物 対象部位 防火設備の種類 法令 階階 数 ︵ 階 地 数 ︵ 下下 地 をを 下 除除 を くく 除 ︶︶ く︶ 数 ︵ 地 性 能 法第2条第九号の二ロ 法第64条 防火設備の必要な外壁の開口部 500㎡以下 500㎡以下 500㎡以下 ※ 技術基準のうち、隣地境界線等から水平距離が1m以下の部分の開口部に設ける防火設備については、 以下のいずれかの構造とする必要があります。 (令第136条の2第一号) する必要があ ります。 (令第136条の2第一号) ※ 以下のいずれかの構造と 技術基準のうち、隣地境界線等か ら水平距離が1m以下の部分の開口部に設ける防火設備については、 ①常時閉鎖式である もの ①常時閉鎖式である ものする必要があります。 以下のいずれかの構造と (令第136条の2第一号) ②随時閉鎖でき、 かつ火災を感知 して自動的に閉鎖する もの ②随時閉鎖でき、 かつ火災を感知 して自動的に閉鎖するもの もの ①常時閉鎖式である ③はめころし戸である防火設備 ③はめころ し戸である防火設備 ②随時閉鎖でき、 かつ火災を感知 して自動的に閉鎖する もの 但し、換気孔または居室以外の室に設ける換気窓で、開口面積が各々0.2㎡以内のものを除く 。 但 換気孔ま たは居室以外の室に設ける換気窓で、開口面積が各々0.2㎡以内のものを除く。 し、 ③はめころ し戸である防火設備 但し、換気孔または居室以外の室に設ける換気窓で、開口面積が各々0.2㎡以内のものを除く。 水平方向に閉鎖するもので、閉じ力が150N以下であること。) 339 技術資料 ●延焼のおそれのある部分 ●防火戸の認定と試験・評価方法 イ. 隣地境界線、道路中心線から1階で3m以下、2階以上では5m以下の距 離にある建築物の部分 ロ. 同一敷地内に2以上の建築物 (延べ面積の合計が500㎡以内の建築物 では、1棟とみなされる) があるときは相互の外壁間の中心から、1階で3m 以下、2階以上では5m以下の距離にある建築物の部分 防火設備の認定 L L L ※指定性能評価機関とは、国土交通大臣認定の事前評価を実施する機関で、原則とし て試験と評価の両方を実施します。 申請から認定までの流れ L 隣地境界線 L L 道路中心線 L 道路中心線 防火設備についての国土交通大臣の認定を受けるためには、指定性能評 価機関※において試験を実施し、事前評価を受けることが必要です。 申請書類の提出 L L 事前審査受付 L L L L 試験実施 隣地境界線 隣地境界線 相互の外壁間の中心 相互の外壁間 の中心 道路中心線 3F 2F 5m 5m 2F 1F 3m 3m 1F ※同一敷地内で延べ面積の合計が500㎡を 超える場合 5m 5m 2F 3m 1F 3m 指定性能評価機関 にて実施 評価・総合審査 隣地境界線 防火戸 不要 書類審査 評価書の交付 5m 5m 3m 3m 2F 大臣認定の申請 1F 大臣認定 ※同一敷地内で延べ面積の合計が500㎡ 以内の場合は1棟と見なす L:1階では3m、2階以上では5m 延焼のおそれのある部分 遮炎、 遮煙性能を併せ持つ防火設備 (複合防火設備) 防火設備���������� の��������� 必要������� な区画の��� 開口部 〈適用範囲〉 堅穴区画で遮煙性能を要求される部分の防火設備に適用する開き戸について規定する。 (エレベータの昇降路の防火設備) 防火区画により、 その開口部に必要な防火設備��������� は�������� 以下の通りです。 ただし������������������������� 、 これ以外に������������������� も������������������ 区画できない部分の緩和等があります。 対象建築物及び区画等の種類 区画面積等 防火設備の種類 法令 面積区画 主要部が耐火構造 主要部が準耐火構造 外壁耐火構造 不燃構造 床面積 特定防火設備※1 令第112条第1項 ≦1500㎡ 法第27条第2項、第62条第1項 に基づく準耐火建築物 (不燃構造 または1時間準耐火構造を除く) 床面積 ≦500㎡ ●法第21条第1項ただし書、第 27条第1項ただし書、第27条 第2項、第62条第1項に基づ き主要構造部を耐火構造また は1時間準耐火構造とした建 築物 特定防火設備※1 令第112条第2項 床面積 特定防火設備※1 令第112条第3項 ≦1000㎡ ●法第27条第2項、第62条第1 項に基づく準耐火建築物(不 燃構造) 高層区画 堅穴区画 11階以上の部分で内装仕上げが 難燃材料 床面積 ≦100㎡ 11階以上の部分で内装仕上・下 地とも準不燃材料 床面積 ≦200㎡ 特定防火設備 令第112条第6項 11階以上の部分で内装仕上・下 地とも不燃材料 床面積 ≦500㎡ 特定防火設備 令第112条第7項 主要構造部が耐火構造または準 耐火構造で、地階または3階以上 に居室のある建築物 メゾネット住 戸・ 吹抜き・階段・エ レベーター昇降 特定防火設備※2 路・ダクトスペー 令第112条第9項 防火設備※2 スその他竪穴を 形成する部分の 周囲を区画 異種用途区画 建築物の一部が法第24条に 該当する建築物 建築物の一部が法第27条に 該当する建築物 特定防火設備※1 令第112条第5項 防火設備※1 特定防火設備※2 当該用途部分、 令第112条第12項 防火設備※2 相互間およびそ の他の部分との 特定防火設備※2 令第112条第13項 間を区画 ※1 常時閉鎖または随時閉鎖方式とし、常時閉鎖以外の場合は、 煙感知器連動または 熱感知器連動とする。ただし、階段室、 エレベーターの昇降路の場合には、煙感知 器連動、 かつ遮煙性能を有する構造とすること。 ※2 常時閉鎖または随時閉鎖方式とし、常時閉鎖以外の場合は、 煙感知器連動、 かつ 遮煙性能を有する構造とすること。 340 〈防火������ 設備の適用� 〉 建築基準法施行令第112条第14項二号に規定する区画に用いる防火設備。 〈遮煙性能〉 遮煙性能は、指定性能評価機関の防火設備性能評価業務方法書「自動的に閉鎖又は作動 し、遮煙性能を有する防火設備」による認定試験で大臣が認定したものです。 新認定番号 旧認定番号 開閉形態 CASー0257 鋼製シャッター・鋼製 CASー0002 開き戸/複合防火設備 (準耐火構造壁・床付き) CASー0258 鋼製開き戸・ 木質系開き戸・ 鋼製シャッター・ CASー0040 鋼製折りたたみ戸/ 複合防火設備 (準耐火構造壁・床付き) 遮炎仕様 区画方法 主用途 団体名 直前区画 ビル用エレベーターの (社)日本シャッター・ 随時閉鎖 平成12年建設省 又は 直前区画、又は 告示第1369号に ドア協会 又は 空間を形成す (社)日本サッシ協会 ホール区画 常時閉鎖 よる特定防火設備 る区画 直前区画 ビル用エレベーターの (社)日本シャッター・ 随時閉鎖 平成12年建設省 又は 直前区画、又は 又は 告示第1369号に ドア協会 空間を形成す (社)日本サッシ協会 ホール区画 常時閉鎖 よる特定防火設備 る区画 CASー0260 認定番号 耐熱板ガラス入り EB−9131 鋼製開き戸/ CASー0003 常時閉鎖 EB−9132 複合防火設備 による防火設備 (準耐火構造壁・床付き) ・ビルのエレベーターホール区画 ・地下駐車場のエレベーター 空間を形成す (社)カーテンウォール・ ホール区画 る区画 防火開口部協会 ・ホームエレベーターの ホール区画 CASー0262 ・ビルのエレベーターホール区画 平成12年建設省 網入板ガラス入り (社)日本サッシ協会 空間を形成す ・地下駐車場のエレベーター 鋼製開き戸/ CASー0014 常時閉鎖 告示第1360号に (社)カーテンウォール・ ホール区画 る区画 よる特定防火設備 複合防火設備 ・ホームエレベーターの 防火開口部協会 (準耐火構造壁・床付き) ホール区画 平成19年2月現在 (注) 1. “CAS” ����������������������������� は 「��������������������������� 煙�������������������������� 感知器と連動した防火設備の自動閉鎖機構」の意味です� 。 Close automatically when the ocurrence of a fire has led to generation of smoke (注) 2.CAS������������� 認定は遮煙性能合格品を証明し、 �� 証紙貼り付けと ���������� する� 。 (注) 3.�������������������������� 遮煙性能認定品は上記以外でも、個別認定品があります。 防火設備の試験・評価方法 耐火標準加熱曲線 防 火 設 備についての国 土 交 通 大 臣の認 定を受けるためには、指 定 性 能 評 価 機 関において以 下の方 法で試 験を行い、評 価を受けることが 必要です。 1000 945℃ 900 800 ︵特定防火設備︶ ︵防火設備︶ 但し、Tは平均炉内温度 (℃) 、tは試験の経過時間 (分) とする。 781℃ 700 600 温度 ︵℃︶ 加熱方法 次の式で表される数値となるよう、特定防火設備は60分、防火設備は20 分加熱する。 遮炎性能は屋内外両面を、準遮炎性能は屋外面についてのみ加熱する。 T=345log10 (8t+l) +20 500 400 300 200 100 判定方法 ○非加熱側へ10秒を超えて継続する火炎の噴出がないこと。 ○非加熱側で10秒を超えて継続する発炎がないこと。 ○火炎が通る亀裂等の損傷及び隙間を生じないこと。ただし、防火戸のくつずり 及びシャッターの床に接する部分の隙間(10㎜以下) は除外する。 0 0 10 20 30 時間 (分) 40 50 60 3 アルミニウム合金製防火戸について ■ ●代表的な仕様規定 ■網入板ガラス及び耐熱板ガラス面積 枠見込みは70mm以上 ガラスは角・菱網入板ガラス 又は耐熱板ガラス グレイジン材は建築ガスケット 工業会・日本シーリング材工業 会が指定する防火戸用ガス ケット材及びシーリング材。 戸主要部の肉厚は1.8mm以上 枠主要部の肉厚は1.5mm以上 材質はJIS H4100に 規定するA 6063 S 平成12年建設省告示第1458号「屋根ふき材及び屋外に面する帳壁の風 圧に対する構造耐力上の安全性を確かめるための構造計算の基準を定め るの件」及び「耐熱板ガラス品質規格」によります。 ■ガラスの代わりに用いるパネルの最大面積 板厚3㎜以上のアルミニウム板、板厚0.8㎜以上の鋼板及びステンレス鋼 板としパネル1枚1.2㎡以下とします。 ●防火戸の基本形式の大きさ 開閉形式 FIX窓 ガラス ブロック 最大面積 A (㎡) 7.2 (4.8) 開閉形式別の最大寸法 (内のり寸法) 一辺の最大長さ (m) 幅 W 使用上の制約条件 高さ H ・横方向に入れる中骨の長さは、1.2m以下とする。 3.0 3.0 ・平面Rとする場合は、曲率半径0.35m以上 (枠内側) とし、幅は円弧で2.4m以下、高さは2.0m以下とする。 (2.4) (2.4) ・網入り板ガラスの厚さ6.8mmを用いる場合は、 ( ) 内の寸法以下とする。 窓 14.4 4.0 3.6 8.0 4.8 2.4 ・平面Rとする場合は、曲率半径1.0m以上 (枠内側) とする。 ・戸1枚の幅は1.2m以下、面積は2.4;以下とする。 引き窓 ・召合せに煙返しのない構造は召合せ中骨を有する形式に限る。 その高さは、1.5m以下とする。 ・引き窓等のFIX部分の最大寸法は、FIX窓の基本形式の最大寸法以下とする。 上げ下げ窓 2.0 1.0 2.0 ・戸1枚の高さは0.9m以下とする。 ルーバー窓 1.2 1.0 1.4 ガラスルーバー窓のとき プロジェクト窓 2.0 2.0 1.2 ドアセット 開き窓 4.8 2.4 2.4 ・戸1枚の幅は1.2m以下、面積は2.4;以下とする。 ドレーキップ窓 4.0 2.0 2.0 ・ ドレーキップ窓のみに適用。 回転窓 4.0 2.0 2.0 引き窓 9.6 4.8 2.4 開き窓 4.8 2.4 2.4 引き自動ドア 9.6 4.8 2.4 ・戸1枚の幅は1.2m以下、面積は2.4;以下とする。 ・戸1枚の幅は1.2m以下、面積は2.4;以内とします。 ・引き自動ドアのFIX部分の最大寸法は、FIX窓の基本形式の最大寸法以下とします。 ●最大面積は 「幅×高さ」 とし、幅と高さは枠の内のり寸法による。幅及び高さが制限内で、 かつ面積も制限内であること。 ●上下左右の寸法が異なるときや円形、 だ円形、隅R付などの変形サッシの場合も各開閉形式の最大寸法以内とする。 ●製作寸法は使用するガラス、耐風圧性能要求値などに左右されますので当社営業窓口までお問い合せください。 341