...

大学生・大学院生に地球惑星科学について聞いてみ

by user

on
Category: Documents
35

views

Report

Comments

Transcript

大学生・大学院生に地球惑星科学について聞いてみ
日本地球惑星科学連合アウトリーチ企画
「大学生・大学院生に地球惑星科学について聞いてみよう」
を開催しました!
開催日時:5 月 20 日 15~17 時
会場:幕張メッセポスター会場
参加者:高校生、大学生・大学院生
日本地球惑星科学連合では高校生に地球惑星
科学を身近に感じてもらうために、高校生と大学
生・大学院生との交流企画「大学生・大学院生に
地球惑星科学について聞いてみよう」を行いまし
た。2009 年に始まって、今年は第 3 回目(2011
年は休会)となります。
最初に、本企画の趣旨について説明致します。日本地球惑星科学連合は毎年、「高校
生によるポスター発表」というセッションを開いています。これは、高校生が自分たち
の研究をポスターで紹介するというものです。本企画はこれに連動した形で、上記セッ
ションのコアタイム(13:30~15:15)の後に行われました。ポスター発表の会場内に大
学生・大学院生(以後、相談員と呼びます)が待機しているトークデスクを設けて、高
校生がそこに訪ねて、ざっくばらんに相談員と話をします。話す内容は、研究分野のこ
と、研究生活、受験勉強、大学生活、進学、恋愛の話など友人と話しているような感じ
で相談員と交流してもらう企画です。
それでは、当日の雰囲気をお伝えします。今年の「高校生によるポスター発表」は
55 校の発表があり、会場には 150 人を超す高校生が一生懸命自分の研究を説明し、ま
た他の発表を熱心に見ていました。さて、高校生たちによるポスター発表のコアタイム
が終わりに近づいた頃、この企画が始まりました。トークデスクには飲み物とお菓子が
置いてあり、発表で渇いた喉と小腹を満たしていました。
最初のうちは高校生も遠慮していたのか、トークデスクは閑散としていましたが、時
間が経つにつれて、たくさんの高校生が訪ねてくるようになりました。30 分も経つと、
どのテーブルからもにぎやかな話し声が聞こえてきました。訪ねてくる高校生は 1 人か
らグループまで、性別・学年も様々という感じでした。トークデスクに座った多くの高
校生は長い時間相談員の大学生・大学院生に日々の疑問を投げかけ相談していました。
それでは、どんなことを話していたのか、ちょっとだけ聞き耳を立ててみると、こんな
会話が聞こえてきます:
高校生 A「研究ってどんな感じですか?」
相談員 A「まず研究には、大まかに言って理論的な研究、実験的な研究、観測的な研究
があるね。僕のやっている研究は、…」
高校生 B「大学の生活ってどんな感じですか?」
相談員 B「そうだね、勉強やサークル活動、アルバイトなんかでかなり忙しいよ。」
高校生 C「受験勉強っていつぐらい始めましたか?」
相談員 C「僕の場合、高 2 の夏ぐらいから始めたかな~。でも、本格的に始めたのは…」
高校生の皆さんはポスター発表に負けないぐらい本当にたくさんの話を聞いていま
した。一方、相談員の方々に本企画終了後、どんな話をしたのか聞いたところ「受験す
る大学の学部とか学科が決められないと悩んでいたので相談にのった」とか、「受験の
話、大学生活の話、自分の研究の話、高校生の研究の話、高校生の夢や目標の話」とい
ったことを話されていたようです。高校生とワイワイと話をして、相談員の方々もかな
り楽しんだようです。以下、トークデスクの様子です。
トークデスクの様子:
右図:1 班の様子です。受験やキャンパスライフ、
サークル活動などについてお話をしたようです。
左図:2 班の様子です。受験や研究の話が出たようです。
右図:3 班の様子です。こちらも受験や大学の様子の
話が多かったようです。手分けして話をしていますね。
今回、各デスクにいた学生さんの所属と名前と一言コメントです。
① 大気海洋・環境科学テーブル
阿部 隆博(北海道大学大学院理学院自然史科学専攻)
「地球環境のこと、受験のこと、北海道のこと・・・何でも聞いて下さい!」
植松 慎一郎(東京大学大学院
農学生命科学研究科
生物・環境工学専攻)
「地球の陸地の表面を覆っている,土壌中の物質移動を研究しています。土壌が環境問
題に関わっているの?理系の大学ってどんな雰囲気?農学部って何ができるの?・・・
気になることを質問してください」
② 宇宙惑星科学テーブル
羽村 太雅(東京大学新領域創成科学研究科)
「宇宙人や地球外生命体っていると思いますか?もしいたら、会ってみたいと思いませ
んか?地球外生命に会ってみたい。そんな思いで私は今の研究を始めました」
井口 恭介(総合研究大学院大学物理科学研究科宇宙科学専攻/宇宙航空研究開発機構宇
宙科学研究所太陽系科学研究系)
「『はやぶさ』が生まれた宇宙科学研究所で研究をしています。どんなことでも、気軽
に話しに来てください!」
③ 固体地球科学テーブル
田中 優作(北海道大学大学院理学院自然史科学専攻)
「高校生の皆さん、こんにちは。僕は普段、北の国にて人工衛星を使った研究をしてい
ます。お話なんでも OK です。気軽に気楽に、ゆっくりしていってくれたら幸いです」
松本 恵子(東北大学大学院理学研究科地学専攻火山学・地質流体研究分野)
「高校は物理・生物選択で受験は文学部と悩み,今は火山にはまっています.高校の話
から研究生活まで,自由におしゃべりしませんか」
本企画にご協力いただき、誠にありがとうございました。
Fly UP