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NewsLetter No.25

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NewsLetter No.25
第 46 回大会(広島)のご案内(第 2 報)
原生生物フェスティバル 大阪 2013 開催レポート
FASEB Ciliate Molecular Biology Conference 参加
報告
14th International Congress of Protistology
(ICOP XIV) 参加報告
平成 24 年度大会 BPA 受賞者コメント
若手の会 通信
原生動物学関連の学会開催情報
会員による近刊出版物のご紹介
日本原生動物学会会報( No. 25 )
URL: http://protozoology.jp/
編集委員会からのお知らせ
事務局からのお知らせ
第 46 回 日本原生動物学会大会(広島)のご案内(第 2 報)
大会長
細谷 浩史(広島大学大学院 理学研究科)
第 46 回 日本原生動物学会大会を 11 月 8 日から 10 日までの 3 日間、広島大学大学院理学研究科東広島キャンパス(東広島市)にて行います。
皆様のご参加をお待ちしております。
大会ホームページ: https://sites.google.com/site/protozoology2013/
【各種締切】 参加申込み: 10 月 13 日(日)
プログラム掲載用和文要旨: 10 月 13 日(日)
英文要旨: 11 月 7 日(木・大会前日)
1.会期
2013 年 11 月 8 日(金)~ 11 月 10 日(日)
2.会場
広島大学大学院理学研究科 東広島キャンパス
E 棟 E102 号階段大教室(一般講演、総会)
E 棟 E104 号教室、E002 号、E202 号、E203 号大会議室
(シンポジウム、評議員会、その他)
大学生協・北 2 食堂(教育学研究科近接)(懇親会)
3.大会事務局
〒 739 - 8526 東広島市鏡山 1 - 3 - 1 広島大学大学院理学研究科
第 46 回日本原生動物学会大会事務局
大会長
細谷 浩史
事務局
濱生 こずえ ・ 木根原 匡希(まさき)
Tel: 082 - 424 - 7445
E-mail: [email protected]
大会事務局ホームページ:
https://sites.google.com/site/protozoology2013/
4.一般講演の
発表
口頭発表 15 分(発表 12 分、討論 3 分)
・発 表に は液 晶 プロ ジェ クタ ー を使 用し ます。各 自で パソ コン
(PC)をお持ちください。
・PC の操作は発表者にお願いします。前もって動作を確認してお
いてください(午前中の発表の方は 8:10 - 8:50 の間または中休み
の間に、午後に発表の方は昼休みにお願いします)。35 ㎜スライ
ドおよび OHP は使用できません。
5.若手の会・
評議員会
合同懇親会
11 月 8 日(金)18:00 より、大学生協・北 2 食堂(教育学研究科
近接)にて行います。どなたでもご参加いただけます。
6.大会懇親会
11 月 9 日(土)19:00 より、大学生協・北 2 食堂(教育学研究科
近接)にて行います。
7.参加費
大会当日に会場受付にてお支払いください。
大会参加費: 一般会員 3,000 円
学生会員 1,000 円
若手の会・評議員会合同懇親会費(予定): 2,500 円
大会懇親会費(予定): 一般会員 5,000 円 学生会員 3,000 円
8.参加申込み
右 上 の「参 加 申 込 用 フ ォ ー マ ッ ト」に 従 っ て、大 会 事 務 局
([email protected])へお送りください。件名は「参加
登録」としてください。なお、電子メールをご利用にならない場合
は、木根原(Tel: 082 - 424 - 7445)までお問い合わせください。
締切は 2013 年 10 月 13 日(日)です。
9.一般講演の
発表申込み
右の「プログラム掲載用要旨作成要領」に従って作成し、< 8 >の
参 加 申 込 み と 共 に、メ ー ル 添 付 に て 大 会 事 務 局
([email protected])までお送りください。締切は 10
月 13 日(日)です。翌 14 日にプログラム編成を行います。
発表は 1 人 1 題です。共同研究者が発表する場合には、発表申込
みは必要ありません。実際に発表する方は日本原生動物学会の会員
に限られます。学会未加入の発表予定者は、予め入会手続きをお願
いします。入会申込書は原生動物学雑誌の各巻 1 号末か学会ホー
ムページ(http://protozoology.jp)にありますので、記入後、日本
原生動物学会事務局に郵送してください。
【参加申込用フォーマット】
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
8)
9)
10)
郵便番号
住所
所属
氏名(ふりがな)
電子メールアドレス
電話番号
一般・学生 (どちらかを消去)
発表
あり・なし (どちらかを消去)
若手の会・評議員会合同懇親会
参加・不参加 (どちらかを消去)
大会懇親会
参加・不参加 (どちらかを消去)
【プログラム掲載用要旨作成要領】
※ 下記のフォーマットに従い、MS-Word で作成してください。
1)和文タイトル
2)和文発表者氏名 (全員)(所属)
※ 共同研究の場合は発表者の前に○を付けてください。所属が異なる場合は
上付きの 1, 2, 3...で区別してください。
3)英文タイトル
4)英文発表者氏名 (全員)(所属)
※ 共同研究の場合は発表者の前に○を付けてください。所属が異なる場合は
上付きの 1, 2, 3...で区別してください。
5)和文要旨(全角 250 字以内)あるいは英文を希望する者は 200 words 以内の
要旨
6)35 歳以下(平成 25 年 6 月 30 日現在)の筆頭発表者を対象とした「ベスト
プレゼンテーション賞(BPA)」が選考・授与されます。発表者は「BPA 審査
対象の演題」として登録を希望しますか?
登録する・登録しない (どちらかを消去)
7)発表者は日本原生動物学会の会員ですか?
会員である・会員ではない (どちらかを消去)
※ 発表者で日本原生動物学会会員でない場合は、大会までに会員登録をお済ませ
ください。
※ 英文の場合は著者の責任で適切な校閲を行ったうえでご提出ください。
※ 発表演題数により、発表時間の変更をお願いする場合がありますので、ご協力
をお願いいたします。
広島大学 東広島キャンパス
広大中央口バス停は、写真中央やや下に広がる大学駐車場付近にあります。
理学棟は、駐車場のすぐ上の茶色い高いビルにあります。
【英文要旨(学会ホームページ掲載用)作成要領】
編集委員会は和文・英文の要旨を学会ホームページに掲載します。一昨年の奈良大会から、原生動物学雑誌掲載用の長文の講演要旨の作成は不
要となっています。お気をつけください。
学会ホームページ掲載用の英文要旨の原稿は、下記の要領に従って MS-Word で作成してください。英文要旨は、プログラム掲載用要旨を和文で
提出した方のみ提出していただきます。英文要旨用原稿は、大会前日(11 月 7 日厳守)までに、大会事務局([email protected])まで
メール添付にてお送りください。
1)英文タイトル (和文要旨に記述したものと同じタイトル)
2)英文発表者氏名 (全員)(所属)
※ 共同研究の場合は発表者の前に○を付けてください。所属が異なる場合は上付きの 1, 2, 3...で区別してください。
3)英文要旨 (200 words 以内)
※ 英文は著者の責任で適切な校閲を行った上でご提出ください。
※ プログラム掲載用要旨を英文で提出した場合には、学会ホームページ掲載用の英文要旨の原稿を改めて提出する必要はありません。
※ プログラムの更新は、大会ホームページ上にて随時行います。また、最終版は大会当日に印刷して皆様にお渡しいたします。
10.宿泊
JR 西条駅周辺にホテルがありますので、各自でご予約ください。新幹線東広島駅周辺にもありますが、土日は極端に公共交通が不便です。西条駅
前については、下記以外にも複数のホテルがあります。
東広島シティホテル
ホテルグランカーサ
ホテルサンライズ21
11.大会スケジュール
(Tel: 082 - 422 - 8686)
(Tel: 082 - 421 - 3111)
(Tel: 082 - 431 - 3232)
東横イン東広島西条駅前
割烹ホテル一ぷく
11 月 8 日(金) 大会参加受付を 12 時より開始します
11 : 00 - 12 : 00
13 : 00 - 14 : 00
編集委員会(E202 号教室)
大会本部・若手の会合同企画 重中義信先生講演会
「プロチスタからの贈り物」(E002 号教室)
14 : 00 - 16 : 00 若手の会企画「新研究手法」シンポジウム(E002 号教室)
15 : 00 - 17 : 45 評議員会(E203 号教室)
18 : 00 - 20 : 00 若手の会・評議員会合同懇親会(大学生協・北 2 食堂)
11 月 9 日(土)(E102 号教室)
09 : 00 - 12 : 00
12 : 00 - 13 : 00
13 : 00 - 15 : 45
16 : 00 - 16 : 50
17 : 00 - 18 : 45
19 : 00 - 21 : 00
12.アクセス
口頭発表(12 演題分)
昼食 ※ 生協食堂が 2 カ所(西 2 および北 2 食堂)
営業しております
口頭発表(11 演題分)
大会本部・若手の会合同企画 野澤義則先生講演会
総会
大会懇親会(大学生協・北 2 食堂)
(Tel: 082 - 422 - 1045)
(Tel: 082 - 424 - 3955)
11 月 10 日(日)(E102 号教室)
09 : 00 - 12 : 00
12 : 00 - 13 : 00
13 : 00 - 14 : 00
14 : 00 - 15 : 00
口頭発表(12 演題分)
昼食
口頭発表(4 演題分)
BPA 授賞式
※ スケジュールは、発表演題数により変更されることが
あります。
※ 11 月 10 日(日)は生協食堂は営業しておりません。
9 日のお昼まで、受付にて 10 日のお弁当の注文を受け付
ける予定です。
JR 西条駅(山陽本線)改札口(現在駅舎改築中)、駅前バスターミナルより、広島大学行きバス(芸陽バス/JR バス)に乗車、「広大中央口」バ
ス停で下車してください。バスの乗車時間は 15 分くらいです。新幹線東広島駅は、土日は公共交通(バス)が極端に不便なため、利用をおすすめ
できません。やむを得ない場合は、東広島駅よりタクシーをご利用下さい。
広島大学(東広島キャンパス)への交通アクセス
交 通 ア ク セ ス の 詳 細 は、「http://www.hiroshima-u.ac.jp/
top/access/higashihiroshima/」をご参考にしてください。
なお、広島空港へ来られる方は、右記地図 JR 白市駅が空
港からの最寄り駅となります。空港から白市駅まではバス
が運行しています。
バス
バス
シンボル塔
(フェニックスタワー)
最寄りのバス停
広島大学(東広島キャンパス)の地図
http://www.hiroshima-u.ac.jp/add_html/access/ja/saijyo/print.pdf
一般講演、総会、評議員会、若手の会シンポジウム
は理学研究科 E 棟で、懇親会は教育学研究科近隣
(左図左下)の大学生協・北 2 食堂にて開催しま
す。
懇親会開催場所(北 2 食堂)
大会会場(理学研究科 E 棟)
原生生物フェスティバル 大阪 2013 開催レポート
早川 昌志
(HAYAKAWA, Masashi)・
洲崎 敏伸
(SUZAKI, Toshinobu) 神戸大学大学院 理学研究科
2013 年 6 月 30 日。大阪梅田にて「原生生物フェスティバル」を開催致しました。「一日だけの原生生物博物館」として、原生生物を中心としたミ
クロ生物の顕微鏡展示、教材用のミクロ生物の無料配布、原生生物学パネル展示、原生生物関連グッズ販売など、さまざまなイベントを行いました。加
えて、岩国市立ミクロ生物館の末友靖隆館長による教育講演会も開き、多くの方々とって、原生生物の魅力を身近に感じる事のできるイベントになった
と思います。
原生生物の仲間たちは、小・中・高等学校の理科生物学教育の中で頻繁に紹介されています。その頻度は、モデル生物研究が主流である現代のアカデ
ミック研究の世界よりも多いかもしれません。しかし、原生動物学会の皆さまもご存じのように「原生生物」、すなわち「原生動物、藻類、菌様生物な
どから構成される広大な多系統グループ」は非常に複雑で、アカデミック業界においても、その全貌と実体を理解している生物学者はごく一握りです。
この現状は、アカデミック研究分野以上に、教育現場での原生生物の扱いにおいて、さまざまな混乱を招く結果となっています。
そのような理科教育における原生生物学の現状を変えていく事を一つのコンセプトとして、前身として開催してきた「西日本原生生物コロキウム」や
「原生動物フェスティバル」から引き続いて、今回の「原生生物フェスティバル」を開催致しました。まだまだ課題は山積みですが、今回のフェスティ
バルには 100 人を越える幅広い層の方々に参加いただき、多くの方々に原生生物の仲間たちに触れる機会を提供できたと思います。原生生物フェス
ティバルに参加いただいた皆さまに、この場を借りてお礼申し上げます。
アカデミックの研究と理科教育を繋ぐ場にするという事も、フェスティバルのもう一つのコンセプトとして掲げ、第 6 回日本進化原生生物学研究会
(JSEP)とジョイント開催させていただきました。JSEP に参加された多くの研究者の方々に、実際に研究されている原生生物株の提供をお願いし、
顕微鏡展示に協力いただきました。加えて、フェスティバル開催中には、参加者の方々への顕微鏡解説もしていただいて大変お世話になりました。特
に、若手研究者の方々からは、自分の研究を市民の方々に解説する良い機会になったという声も頂き(ボランティアの解説員として、なかば強引にお願
いしてしまった側面もありましたが)、研究集会と市民向けイベントを同時開催する事の意義を実感させて頂きました。今回のフェスティバル開催にあ
たって、お世話になった全ての皆さまに感謝申し上げます。
原生生物フェスティバルでは、妊娠中のトキソプラズマ・サイトメガロウイルス母子感染症の予防を目指して活動されている「トーチの会(http://
toxo-cmv.org)」、原生動物学会の皆さまには馴染みの深い「岩国市立ミクロ生物館」、ミドリムシを題材とした漫画「ミドリムシは植物ですか?虫で
すか?」の紹介もさせて頂きました。次回のフェスティバル開催は未定ですが、これからも、原生生物や微生物に関する活動を、多くの人々の間で共有
できる場を提供していければと考えています。
※ フェスティバルの情報は「日本ミクロ生物研究会(https://sites.google.com/
site/wjproto/)ホームページからもご覧いただけます。
フェスティバルのようす
展示生物リスト
FASEB Ciliate Molecular Biology Conference 参加報告
長田 恵梨子
(OSADA, Eriko) 金沢大学大学院 自然科学研究科 博士後期課程 3 年
何もかもが初めての国際学会は、いろんな意味でとても思い出に残るものになりました。
「サンフランシスコで飛行機落ちたって。」7 月 7 日、母の衝撃的な一言で私は目を覚ましました。成田空港で岩本さん、福田さんと合流しました
が、結局、その日の飛行機には乗れず、翌日、ニューヨーク・デンバーを経由してコロラド州スチームボートスプリングスの学会会場へ到着しました。
日本を出発してから 24 時間以上経っており、学会初日からへとへとでした。しかし、一日遅れて到着した私たちを、みなさんが温かく迎えてくださ
り、苦労しましたが来てよかったなと思いました。
私の発表は学会 4 日目の最後だったので、学会期間中はなんとなく緊張が続いていました。というのは嘘です。日本での練習回数はそれほど多くは
ありませんでしたし、英語力に自信があったわけではありませんが、せっかくの初海外なので楽しもうという気持ちの方が大きかったです。なので、発
表前でしたが、ダウンタウンを観光したり、ケーブルカーで山に登って散策したりと、存分に楽しみました。そしていよいよ発表直前になって私はもの
すごく緊張しました。原稿を読みながらではありましたが、なんとか発表を終え、会場のみなさんに助けられながら、質疑応答も乗り切ることができま
した。学会に参加して、もっともっと勉強しなければいけないなと実感しました。また、期間中はたくさん英語で話しかけられましたが、私はそれに対
してとても短い返事しかできず、ネイティブのようには無理だとしても、自分の言いたいことは英語でしっかり伝えられるようになりたいなと思いまし
た。
最後になりましたが、成田からアメリカ、そして羽田まで、岩本さん、福田さんにはたいへんお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げま
す。ありがとうございました。
14th International Congress of Protistology (ICOP XIV) 参加報告
柴田 あいか
(SHIBATA, Aika) 立命館大学大学院 生命科学研究科 博士後期課程 1 年
7 月末から 8 月頭にかけてカナダはバンクーバーで開催された第 14 回国際原生生物学会議(ICOP XIV)に参加しました。これが私にとっての初め
ての国際学会参加で、さらに初めての海外旅行で研究室から一人だけの参加であったため、学会申込から旅の手配、発表準備と不安と緊張の連続でした
が、いざ参加してみると学会では皆さんに気遣っていただき、学会自体もアットホームな雰囲気でとても楽しい旅となりました。夏のバンクーバーはと
ても気候がよく、食べ物は何を食べてもおいしいし、すごしやすく良かったです。また、学会受付で渡されたプログラム用の袋がケイ藻柄で原生生物屋
さんらしさを感じ少し緊張が和らぎました。
発表ではポスター発表を行ったのですが、生理学的な発表をされる方が私以外に少なく正直誰も聞きに来ない
のではないかと思っていました。しかし実際始まってみると、分子生物学や分類を専門とする方も私の話を聞い
て下さり、「面白いね」と言って下さいました。他の人がやっていない分野だからこそ、他分野と融合するとき
に伸びしろを発揮するのではないかと自分の研究に自信が持てました。英語が拙く思うように考えが伝えられず
もどかしい思いをしましたが、ミドリゾウリムシ共生藻の面白さだけは伝えられたみたいでよかったです。次回
はもっと充実したディスカッションができるよう勉強しようと心に誓いました。私の所属する研究室では私以外
が全員バクテリアの研究をしているので、原生生物研究者のお話を聞く機会は貴重で、自分の研究の位置づけ
と、原生生物研究のトレンドを知る良い機会となりました。不安だった初の国際学会参加は、楽しく充実したも
のとなり、このような機会があれば次回も是非積極的に参加したいと思いました。
平成 24 年度 大会 Best Presentation Award 受賞者コメント
谷口 篤史
(TANIGUCHI, Atsushi)
岸本 有加
兵庫県立大学大学院 理学研究科 博士後期課程 3 年
この度はベストプレゼンテーション賞と
いう栄えある賞を頂き、ありがとうござい
ます。ご選出頂きました評議員の先生方に
この場をお借りして御礼申し上げます。私
は小学生の頃、理科が好きだったので学校
から顕微鏡を借りて微生物をよく観察して
いましたが、卒業後は原生生物と接する事
が無くなってしまいました。ところが、大
学に入って園部先生の講義でモジホコリの
皮 体 を 頂 い た り、新 免 先 生 の 講 義 で デ ィ
ディニウムのお話があったりと久しぶりに原生生物の話を聞きました。
そして4回生になり、オオアメーバの膜運動という興味深い研究をさせて
頂きましたので、研究室の先生方には大変感謝しています。オオアメー
バは観察が容易であるため様々な研究がなされてきましたが、その動く
仕組みにはまだまだ分からない事が沢山あります。このように、アメー
バに限らず原生生物には謎が満ち溢れていますので、これからもその謎
を解き明かしていきたいと思います。
若手の会 通信
(KISHIMOTO, Yuuka)
兵庫県立大学 理学部 生命科学科 学部 4 年
「Craticula sp.(ガイコツケイソウ) から
のアクチンフィラメントの単離」という研究
テーマで受賞させていただきました。学部 4
年から研究室に配属され、研究をスタートし
て 1 年足らずの私が、このような素晴らしい
賞を受賞出来たのも偏に熱心に御指導してく
ださった先生と先輩方のお力によるものが大
きいと思います。また、ケイソウの滑走運動
の様子を見ていただこうということで、ポス
ター発表でありながら、動画を投影したこと
が、斬新なプレゼンテーションであると思って頂けたのかもしれません。
このようなアイデア、そして、ケイソウと出会うきっかけを下さった園部
誠司先生には感謝の言葉が尽きません。様々な原生動物に出会い、私はそ
の独創的な形態に興味を惹かれるのです
が、やはり、自分のテーマであるケイソ
ウが一番美しいと思ってしまいます。
ガイコツケイソウはシンプルな美しさが
魅力です。
若手の会HPをぜひご覧ください
https://sites.google.com/site/youngprotozoologists/
若手の会メーリングリストへのご登録をお願いします
[email protected]
に空メールを送付
例年、若手の会では会員同士の研鑽を目的としたワークショップを行っています。今年は関係の先生方にお誘いを頂き、「繊毛虫の形態分類」に特
化したプログラムを実施しました。繊毛虫は原生動物のなかでも代表的な分類群のひとつで、若手の会でもこれを研究対象とする役員がいます。繊毛
虫の銀染色は形態分類における重要な手技であり、専門家の先生と膝を交えて修得する機会は、我々若手にとって大変貴重なものとなりました。な
お、本ワークショップは滋賀県立琵琶湖博物館の楠岡先生、西九州大学の高橋先生の暖かいご協力のもとに実現したものであり、両先生には改めて御
礼申し上げる次第です。(松原)
繊毛虫の銀染色ワークショップ
参加報告
梁瀬 隆二 (兵庫県立大学大学院 理学研究科)
8 月 21、22 日の 2 日間にわたり、滋賀県立琵琶湖博物館にて、西九州大学の高橋忠夫先生を講師に迎え「繊毛虫の銀染色ワークショップ」が催さ
れました。
銀染色は繊毛虫の繊毛基部や銀線系と呼ばれる表層構造の染色に用いられている方法であり、繊毛虫の分類に不可欠な手段です。今回はこの銀染色
の中でもプロタルゴールと呼ばれるタンパク銀を用いた染色法について学びました。
当日は参加者が持ち寄った繊毛虫や、その日琵琶湖で採取したサンプルを実験に用いました。銀染色には多くの手順を要し、さらにその操作も簡単
なものではなく参加者は四苦八苦しながら染色を行いました。その甲斐もあり、実際に構造が観察できたときの喜びは大きいものでした。
プランクトンネットによる採集
銀染色法を用いた観察
若手の会
活動予告
若手の会会長
松原 立真 (筑波大学大学院 生命環境科学研究科)
2013 年 11 月 8 日から 10 日にかけて、第46回日本原生動物学会大会(広島大会)が開催されます。若手の会もブースを頂ける運びとなりまし
た。皆さまに喜んで頂けるよう、楽しい企画を検討中ですので、どうか奮ってご参加ください。
私たち若手の会は、研究者はもちろん、一般の人にも原生生物の魅力と研究の今を発信すべく日々活動しています。また、いっしょに原生動物学を
盛り上げていってくれる仲間をいつでも歓迎します。最後になりましたが、私たちの活動を温かくご支援くださる先生方に厚くお礼申し上げます。今
後とも、ご指導ご助言のほどよろしくお願いします。
若手の会 役員一同
原生動物学関連の学会開催情報
2nd Asian Congress of Protistology(ACOP 2014)
日時: 2014 年(詳細未定)
会場: Calcutta, INDIA
詳細情報: 未定
7th European Congress of Protistology(ECOP VII)
日時: 2015 年 9 月(詳細未定)
会場: Sevilla, SPAIN
詳細情報: 未定
会員による近刊出版物のご紹介
「日本の海産プランクトン図鑑 第 2 版」(共立出版 刊)
著者: 末友 靖隆(編著)、松山 幸彦、上田 拓史、上野 俊士郎、久保田 信、鈴木 紀毅、木元 克典、佐野 明子、副島 美和、濱岡 秀樹、中島 篤巳
価格: 2,500 円(税抜き)
ページ数: 288 ページ
判型: A5
ISBN: 978 - 4 - 320 - 05728 - 9
発売日: 2013 年 7 月 12 日
内容: 初版で好評を博した特色はそのままに、海産プランクトンの採集道具作りから採集・観察・同定まで、本書が 1 冊あれば全
てカバーできるよう、丁寧なデザインを心がけました。全ての掲載種に「写真」と「図」を、そして多くの掲載種に「映像」を収録
しておりますので、初見の生物でも「生」の姿を容易にイメージすることができます。初版でご好評いただきました全掲載種の「大
きさ比較一覧表」、「各分野で活躍する研究者の手による楽しいコラム」などは更にパワーアップ。豆知識情報も満載で、科学読み
物としてもお楽しみいただけます。海産プランクトン学習の初~中級書として、小・中・高等学校の課外授業や自由研究、海産プラ
ンクトンや赤潮・貝毒問題に関心を持つ漁業者・技術者まで、幅広い層にご活用いただける 1 冊です。
※ ミクロ生物館では、日本原生動物学会会員限定で著者割引特別価格(税込 2,200 円・送料別)にて販売いたします。ご入り用の
方は末友([email protected])までお気軽にお問い合わせくださいませ。
※ 編集委員会では皆様の「近刊出版物」に関するご寄稿をお待ちしております(掲載条件等は原生動物学会ML「[jsp-member:00020] を参照ください)
編集委員会からのお知らせ
学会員の皆様へ 編集委員会からのお知らせとお願い
本年度の原生動物学雑誌第 46 巻は、先のニューズレター等で周知しました通り、1, 2 号の合併号として今秋に発刊を予定しております。どうぞご期
待ください。
原生動物学雑誌では、原著論文(Regular Articles, Short Communications)の他、総説(Reviews, Mini Reviews)、解説(Commentaries)、書評を
掲載します。すべての投稿論文に対して、すみやかな査読と、受理後の迅速なウェブ公開に努めております。次の論文の発表先として、是非とも原生動
物学雑誌をご検討ください。皆様からの積極的なご投稿をお待ちしております。
なお、総説と書評は原則、編集局からの依頼原稿となりますが、投稿をお考えの方がおられましたら、遠慮なく編集局までお問い合わせください。
原生動物学雑誌 編集委員一同
事務局からのお知らせ
庶務
島野 智之(宮城教育大学)・ 北出
理(茨城大学)
会員の皆様へのお願い
所属や雑誌送付先、電子メールアドレス等の変更が御座いましたら、速やかに事務局へご連絡いただけますようお願い致します。また、経費節減の
ため、会費の納入は、ゆうちょ銀行の電信振替(口座番号:00810 - 7 - 46123,加入者名:日本原生動物学会)をご利用頂けますと幸いです。
学会名称変更に関するアンケートへの回答のお願い
日本原生動物学会会員各位
2013年 8月 28日 日本原生動物学会事務局
本学会の名称変更について、1. 学会名称は改称すべき、2. 変更するとすれば「日本原生生物学会」にすべきであるという評議員会の決議(2013 年 6
月 17 日)にもとづいて、アンケート調査を実施させていただきます。このアンケート結果は、同第 46 回日本原生動物学会大会で開催される評議員
会、および、総会の参考資料とさせていただく予定です。以下のアンケートに会員の皆様の回答を頂ければ幸いです。
URL: https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dFhUbmRyUXRCVG01b1lPVkhMMjlXWFE6MA#gid=0
締め切り:2013 年 9 月末日
編集・刊行
日本原生動物学会 編集事務局
〒 651 - 2492 神戸市西区岩岡町岩岡 588 - 2
情報通信研究機構 未来 ICT 研究所 バイオ ICT 研究室 (編集長: 岩本 政明)
Tel:078 - 969 - 2247
Fax:078 - 969 - 2249
E-mail:[email protected]
ニューズレター担当
末友 靖隆(岩国市立ミクロ生物館)
Protozoology Newsletter 25 号は学会ホームページからも
ダウンロードできます.非会員の方への宣伝等にぜひご活用
ください.
http://protozoology.jp/journal/nl_letter/NL25.pdf
Fly UP