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3-2-2-1 MSN
【技術分類】 3-2-2 【 H01Q3/26,H01Q3/26@C,H04B7/26@B,H04B7/005 FI 】 【技術名称】 信号処理/最適ビーム形成(指導原理)/最大 SNR 法(MSN) 3-2-2-1 MSN 【技術内容】 MSN アレーは、アレー出力 SNR を最大にすることを規範とするものである。MSN では、ステアリ ング信号と称される外部から与えられる制御信号を必要する。このステアリング信号が、MSN を特徴 付けるものである。 ステアリング信号は、受信機雑音のみの静状態、すなわち適応動作していない時の MSN アレーの ウェイトそのものを決定する制御信号である。一般に MSN アレーの静状態のウェイトは、所望信号 方向にアンテナ放射ビームを向けるように決定される。 MSN では、所望方向が事前除法として与えられることが必要である。 【図】 図1 MSN に基づく AAA の構成 出典:上野 元治,川端 一彰,諸岡 翼: 「線形ダイナミカルシステムとしてのアダプティブアレ ーアンテナと等価ステアリング信号の概念」,図 1,電子情報通信学会論文誌,Vol.J75-B2, No.11,pp.760-769, 1992 年 11 月 【出典/参考資料】 ・上野 元治,川端 一彰,諸岡 翼: 「線形ダイナミカルシステムとしてのアダプティブアレーアン テナと等価ステアリング信号の概念」,電子情報通信学会論文誌,Vol.J75-B2,No.11,pp.760-769, 1992 年 11 月 ・菊間 信良:「アダプティブアンテナ技術」,オーム社,2003 年 10 月 10 日 ・菊間 信良:「アレーアンテナによる適応信号処理」,科学技術出版,1998 年 ・L. E. Brennan and I. S. Reed, 「Theory of Adaptive Radar」,IEEE Trans. Aerospace and Electronic Systems, vol. AES-9, no. 2, pp. 237-252, Mar. 1973. ‐ 110 ‐ 【技術分類】 3-2-2 【 H01Q3/26,H01Q3/26@C,H04B7/26@B,H04B7/005 FI 】 【技術名称】 信号処理/最適ビーム形成(指導原理)/最大 SNR 法(MSN) 3-2-2-2 ハウエルズアップルバウムアダプティブアレー 【技術内容】 パルスレーダー系における妨害波抑圧のために考案された、所望波到来方向が受信側で既知の場合 に用いられる方式で、アレー出力での SN 比を最大化するようウェイトを決定する MSNR(最大 SNR 比)アルゴリズムを実現するアダプティブアレーアンテナが、ハウエルズアップルバウムアダプティ ブアレーである。 ハウエルズアップルバウムアダプティブアレーは、パルスレーダー系に限らず、所望波到来方向が 既知の通信系に対しても適用することができ、SN 比を最大化することができる。 【図】 図 1 ハウエルズアップルバウムアダプティブアレー 出典:小川 恭孝,菊間 信良: 「アダプティブアンテナの理論の進展と今後の展望」,図 8、Vol. J75-B-II,No.11,pp.721-732,1992,電子情報通信学会 【出典/参考資料】 ・小川 恭孝,菊間 信良: 「アダプティブアンテナの理論の進展と今後の展望」, Vol. J75-B-II,No.11, pp.721-732,1992,電子情報通信学会 ・菊間 信良:「アダプティブアンテナ技術」,オーム社,2003 年 10 月 10 日 ・菊間 信良:「アレーアンテナによる適応信号処理」,科学技術出版,1998 年 ‐ 111 ‐