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第 5 次篠栗町総合計画策定のための 各種団体ヒアリング調査報告書

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第 5 次篠栗町総合計画策定のための 各種団体ヒアリング調査報告書
第 5 次篠栗町総合計画策定のための
各種団体ヒアリング調査報告書
平成23年11月
目
次
1
各種団体ヒアリング(1回目:産業関連)の概要 ............................. 1
2
各種団体ヒアリング(2回目:福祉・ボランティア・文化・スポーツ関連)の
概要 ..................................................................... 4
3
各種団体ヒアリング (3回目:次世代・コミュニティ関連)
の概要.......... 8
1 各種団体ヒアリング(1回目:産業関連)の概要
平成23年10月4日(火)中会議室
開始 午後1時30分
出席者:篠栗町商工会 会長 藤 源次
篠栗町観光協会 会長 村嶋 喜章
篠栗四国霊場会 会長 印
和博
篠栗町観光商店会 会長 井上 昭弘
篠栗町旅館組合 組合長 藤木 秀幸
篠栗町食堂組合 組合長 高野 一彦
若杉霊峰会 会長 合屋 敏和
篠栗町シルバー人材センター 理事長 横山 安光
㈱ぎょうせい 竹谷 博司
事務局(城戸、佐伯、田村、中尾) (敬称略)
■各団体の活動課題及びまちづくりに向けての主要課題
●観光客の減少
○過去は団体で来て宿泊していたが、個人あるいは家族で日帰りする人が多くなり、観光
客が減少
○団体客はほとんど皆無
○参拝者の減少と売り上げの低下
○お参りに来るよりも親御さんたちがどこか観光地、テーマパークとかに連れていってし
まう。
○地域との連携を推進
●観光の振興や後継者問題
○観光産業の繁栄とか商業振興策、それから後継者の問題
○後継者問題、参拝者・観光客の減少、PRの方法、基盤の整備、霊場や森林セラピーな
どの森林資源の観光振興への活用
●山を守ることの大切さ
○山が荒廃したら、霊場も森林セラピーも、山の間伐のおじさんもいなくなってしまう。
1
■これからの各団体の活動やまちづくりに向けての主な意見
●観光の振興・観光客の誘致
○スポーツ大会など各種大会への宿泊の誘致のため、旅行業者やスポーツクラブ、その他
各種団体へPR活動に努めていきたい。
○参拝者の増加を図るための啓発活動を実施
○食堂組合各店や森林セラピー、町の特産物や篠栗の見所を紹介した組合独自のリーフレ
ットづくりと町内外へのアピール
○篠栗霊場をもっと観光に利用
○札所の管理強化による荒廃防止
○森林セラピーやスポーツ関係のお客様を取り込む。
●経営支援
○経営革新の推進と巡回訪問を重点的にやって、商工会会員のニーズを見つけ出して経営
支援を図る。
●交流・連携
○各団体や商工会との連携。例えば、地元の高田区・金出区の米、若杉区の水を使った篠
栗伝説という焼酎を発売しており、観光商店会の会員の店舗で販売している。このよう
に地元産のものを使った観光土産、観光資源としたい。
(観光協会)
○観光商店会では、身体障がい者の施設に製造依頼をして、米を原料としたクッキーを作
っている。
○知多四国霊場(愛知県)といったところとの相互交流
○森林セラピーなどの町の観光施策との連携(霊場会)
○参拝者・観光客の誘致に協力
●基盤整備
○参拝道の見直しと順路の確定、案内板整備などの基盤整備
○山間地が振興することと一体となって札所の位置づけの向上
○霊場は観光資源であり、特にインフラ整備、参拝道の自動車の離合場所の確保、バイオ
マストイレの整備
○道路行政についてのお願い。その地に住む人たちの意見を聞く。
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●地元商業の振興
○消費者に町内消費、町外から消費者の呼込み
○町外企業に負けないような魅力のあるまちづくり
○空き店舗対策
●中山間地の振興
○篠栗町は中山間地であり、中山間地の振興が重要
○中山間地振興が篠栗町に人が寄ってくる条件
○高齢化と人口減少で限界集落となっており、基本的なインフラ整備を思い切って実施し、
受け皿をしっかりとつくる。
○まず、インフラ整備、その次にソフト事業やPR
○私たちも家の前の草刈りなど自分たちでやれることは自分でする。
●休耕田・耕作放棄地の活用・イノシシ対策
○休耕田が非常に増えています。休耕田を町が開発して、何かいい方法はないか。
○山の方はもう休耕田ではなくて、耕作放棄地
○草を刈っていなければ、イノシシの隠れ場になってしまう。
○毎日のように荒らしまわっていて、家まで入ってくる状態
○もっと自由にイノシシを捕まえられる体制と鳥獣保護区の廃止要請
○イノシシ被害を逆手にとって、イノシシの肉をソーセージに加工して、資源として活用
●その他のアイデア
○森林スポーツフェスタでドングリやクヌギ等を植えて、カブトムシの養殖等をしてはど
うか。
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2 各種団体ヒアリング(2回目:福祉・ボランティア・文化・スポーツ関連)の概要
平成23年10月4日(火)中会議室
開始 午後3時27分
出席者:篠栗町社会福祉協議会 事務局長 岡本 一男
篠栗町民生委員・児童委員
副会長 松本 秀治
篠栗老人クラブ連合会 会長 土屋 昭敏
篠栗町ボランティア連絡協議会 会長 黒瀬 寛
篠栗町区長会 会長 仲村
正義
篠栗町文化協会 会長 井佐子 慶子
篠栗町体育協会 会長 柴田 正行
篠栗町障害児(者)親の会「栗の実会」 会長 末松 博明
篠栗町身体障害者福祉会 会長 合屋 吉晴
粕屋地区精神障害者福祉会「ヒューマン21」 会長 一木 猛
㈱ぎょうせい 竹谷 博司
事務局(城戸、佐伯、田村、中尾) (敬称略)
■各団体の活動課題及びまちづくりに向けての主要課題
●団体の会員数等の減少
○会員の減少と高齢化(身体障害者福祉会)
○会員数が少しずつ減少している。
(栗の実会)
○団体の会員数の減少対策(体育協会)
○会員数を増やす努力(老人クラブ)
○みんなで行動するのを嫌がる傾向がある。
(栗の実会)
○会員に入るメリットというのが薄くなっている。
(栗の実会)
○若者の参加を増やすためのボランティア活動内容や条件の検討(ボラ連)
○高齢化が進み脱退される方が非常に多く、会員の確保促進(文化協会)
●住民の意識と啓発の必要性
○マンションだけならいいけれども、戸建も建っている状況の中で、区・組合へ加入して
いただけないことが、大きな問題
○前から住んでいる人と新しく入ってきた人との交流がない。
○役員になりたくない、自分は会社に勤めているからそういうことはできないという人が
多い
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○会社の理解が、公的行事でないから、なかなか得られない。ボランティアなどの活動を
通して理解を求めることができないかと思う。
●高齢化と団体の活動のあり方
○家族が高齢化(ヒューマン21)
○世の中の流れは少子高齢化という時代の流れは決まっており、その中で、どういう対策
をするかを各団体、各セクションで考えなければならない。
●子どもの体力低下
○子どもの体力の低下がものすごい。もう走れない子どもが多くなっている。
●向こう三軒両隣づくり
○まちづくりをどうしていくかで福祉も決まっていく。向こう三軒両隣のまちづくりをど
うするかというのは、行政も含めて、我々の宿題である。
●障がい児(者)への対応
○高齢化が進み、会員で一番年配の方は90歳を過ぎており、子どもの面倒を見るよりも
自分の面倒を見ることができない状態(栗の実会)
○みんなでなにかやろうとしてもなかなか浸透しにくい。(身体障害者福祉会)
○歩道や施設の改修(バリアフリー化)による行動しやすい環境づくり
○一般就労したくても、なかなか勤めるところが見つからない。就労機会の拡大のための
啓発活動の実施
○遊休の町有地に積極的にグループホームの建設促進
○A 型事業所*の建設促進
○障がいがあってもなくても、地域の中で安心して暮らせる環境づくり
* 障害者自立支援法における就労継続支援のための施設(事業所)。同事業所には、A・B
の2種類があり、
「A 型」は障害者と雇用契約を結び原則として最低賃金を保障するしくみ
の『雇用型』
。
「B 型」は雇用契約を結ばず、利用者が比較的自由に働ける『非雇用型』。
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■これからの各団体の活動やまちづくりに向けての主な意見
●社協のあり方
○大きな社協の活動方針として、社協の姿がまちの中に、町民の方に見えるような仕組み
をつくっていきたい。
●観光の振興・ブランドづくり
○篠栗町のまちづくりとしては、山林、お遍路を生かした観光づくり
○篠栗町のブランドづくり
○観光のまち篠栗の目玉のブランドとなる米の山から篠栗駅までロープウエイの整備
●休耕田の活用
○休耕田を生かした名産、食べ物の開発
●向こう三軒両隣づくり・地域のつながり・見守り
○災害時、平時の要援護者への支援体制づくりのための向こう三軒両隣づくり
○向こう三軒両隣が、昔の親交をつなげるために重要
○民生委員というのは、老人の方を災害時だけじゃなくて、年間通して見守っている。
○団体同士でも、地域でも付き合いをしながら人脈を広げていく中で、役員や責任者を決
めていくことが大切であり、そういった意味での向こう三軒両隣の地域社会、まちづく
り、校区づくりが重要
○高齢化社会になっても役のなり手があると、「あんたが頼むなら役員を引き受けよう」と
言ってくれる。そういったまちづくりを推進
●まちづくりのコミュニティづくり
○高齢者、障がい者の支援だけではなくて、まちづくりのコミュニティづくりが重要
●交流・連携
○他市町と交流し、他市町でやっているイベントや活動を参考にして、篠栗町のボランテ
ィア活動に活用
○各方面のボランティアやボランティア先、あるいはこれから参加しようというグループ
が参加したボランティアの日の創設
○各界の応援をいただく。
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●高齢者や子どもにやさしい環境づくり
○篠栗町は周囲を山に囲まれており、坂が多い。お年寄りは、歩くのも大変な状態であり、
福祉バスの循環など交通利便性の向上
○小さなバスを町の隅々まで走らせ、買い物や通院ができるようにする。
○安心して子どもが育てられるまちづくり
●防災対策
○河川の氾濫防止対策の強化
●スポーツの振興
○自分が運動している間に子どもを預けられる場所の確保
○軽スポーツへの参加促進による健康な体づくり
○競技性が高いスポーツクラブ(団体)などの場合は、子どもたちは入りづらいので、も
う少し(初心者でも)入りやすいクラブへの環境づくり
○地域のコミュニティづくりを町ぐるみで実施
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3 各種団体ヒアリング(3回目:次世代・コミュニティ関連)の概要
平成23年10月4日(火)中会議室
開始 午後6時57分
出席者:篠栗町PTA連絡協議会 副会長 玉置 正和
篠栗町子ども会育成会連絡協議会 会長 鶴岡 始
篠栗町消防団 団長 八尋
俊二
篠栗町分館長会 会長 廣石 陸郎
篠栗小校区づくり実行委員会 委員長 十時 宏徳
せとっ子を育てる会 会長
園田 彰
北勢門校区地域づくり協議会 代表 栗須 信治
㈱ぎょうせい 竹谷 博司
事務局(城戸、佐伯、田村、中尾) (敬称略)
■各団体の活動課題及びまちづくりに向けての主要課題
●活動参加者の減少や固定化
○共働きの夫婦が多く、PTA 活動、育成会活動、町内奉仕活動に出てくる顔ぶれが同じに
なっている。
○参加者を募るのが難しいというような悩みを抱えている。
(PTA連絡協議会)
○一定の人が複数にわたって PTA の役員をされているケースが多い。
○役員のなり手が少ない。
(育成会連絡協議会)
○保護者が、子ども会に子どもを加入させると自分が役員にならなくちゃいけないので加
入させない。
○消防団も団員の確保が困難
○地域の都市化や団員年齢層住民のサラリーマン化などにより、実際に活動できる団員の
確保が困難な状況になっている。
○団員がサラリーマン化しており、仕事の都合で出場できない団員もいるので、班の間の
格差がある。そのため、分団・班の再編成を検討して、実働体制を確立することが必要
○活動によっては参加者がどうしても限られてくる。
●交流・連携の必要性
○町の中には、PTA、育成会、老人会などいろいろな会があって、それぞれ活動してい
るが、横のつながりが全然ない。
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●子どもたちの遊ぶ時間や場所
○子どもたちは、学校から自宅に帰る時間が4時から5時近くになり、遊ぶ時間がない。
また、遊ぶ場所もない。
●子育てに関する家庭の弱体化
○地域で私の子どもを育ててくれている人がいる。それには感謝しているが、本当にほっ
たらかしの家庭が多くなってきている。これは社会現象なのかなと思ったりもする。
●昼間の火災対策
○一番心配しているのは、昼間の火災あるいは昼間の災害である。団員が町外に仕事に出
かけていて、町内に居ないので実際に活動ができない。
○町内の事業所に勤めている人も、消防団員としての参加をお願いすることで、昼間の火
災の人員確保を検討する必要がある。
●ごみ問題
○町を歩くとゴミだらけである。
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■これからの各団体の活動やまちづくりに向けての主な意見
●連携・協働
○いろいろな団体と連携を深めていく。
(PTA連絡協議会)
○地域の人が本当に子どもたちを見守っておられるので、この環境を維持していきたい。
○団員確保の課題対策として、各種団体と連携していく必要がある。
○老人クラブ、地域の育成会、行政区、分館長会などと話し合いをしながら、連携をして
裾野を広げたい。
(北勢門校区地域づくり協議会)
○講演会で先生を呼んだり、勉強会をしたり、イベントをしたりしているが、それぞれ単
独でやっている。子どもの育成を主体に置いたら、どこかメインの場所にみんなが集ま
って横の連絡を取り合いながら協働しようということで、当時は篠栗北中学校に事務局
を置いて、いろいろな団体が集まってひとつの形にしたのが、みずすましの会である。
○子どもの立場から考えると、今日は子ども会の行事で廃品回収をして、来週はPTAの
廃品回収をする。個別の団体で実施するのではなく、それをまとめる組織をつくる。
○斜めの関係を築こうということです。各種団体が集まって、各団体の行事を出してもら
って、お互い助け合おうという話をする。餅つき大会や夏祭りなど、いろいろな行事は、
いろいろな関係団体がみんなで応援しないとできない。そういうものが仕組まれてくる
と、夏祭りでは消防団は焼き鳥をしてなど、役割分担をしてやる。全員がそれぞれ、役
割分担をしながらやっていく。
(篠栗小校区づくり実行委員会)
●団塊の世代及び多様な人材の取り込り
○団塊の世代が退職する時代になっているので、その人たちを取り込んで、育成会を結成
できればいいと思っている。
○子どもが子ども会に入っている親が会に入っている。親の世代だけしか指導者がいない
ので、それ以外の人にも育成会に入ってもらう。いろいろな世代の人が役員になってい
る育成会になればいい。
●アピール・PR
○消防団の活動内容と団員募集のさらなるアピール
●格差の解消
○地域間の格差や世代間の格差をなくして、子どもたちが残れるような町。仕事は博多だ
が、篠栗に住もうと思うような施策を実施。
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●ソフトの充実
○篠栗町を見ていたら、ハード面はもう十分あるので、ソフト面を充実させる。
●きれいなまちづくり
○美しい、環境のきれいな町にしたい。
●あいさつができる町
○住民が「おはようございます」などのあいさつができる町
●地域の人材の活用
○地域の人も一緒になって公民館などで、定期的に子どもたちにとって魅力ある講座を開
催する。例えば、昔の遊びなどの講座を地域のお年寄りにお願いする。このように、地
域の人と一緒になった活動をする。
●情報収集
○いろいろな新しいものを提案していかないと魅力がなくなると思う。そのため、いろい
ろな情報を仕入れている。
(北勢門校区地域づくり協議会)
●町民主役のまちづくり
○これからのまちづくりは、町民主役のまちづくり
●人間関係づくり
○人間関係をしっかり構築しておくことが一番大事
○人間関係がしっかりしており、顔がずっと見えてさえいれば、何かできるのではないか
と思う。
●活動経験が活かされる
○若い人たちが消防団で活躍したら、引退しても、元気なお年寄りになって、違うところ
で力を発揮してもらえる。
●校区大運動会の開催
○北勢門校区大運動会をやる。
○区長会も分館長会も育成会もみんな関わらなければならない。そういう行事をつくる。
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