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== VAT 標準税率引き上げ (P.7)== 2012 年 10 月 1 日より、オランダの VAT 標準税率が従来の 19%から 21%に引き上げられ ました。 食料品、医薬品、書籍などの生活必需品に適用されている軽減税率は 6%のままで変更はあ りません。 == 研究開発のための奨励制度 人件費関連 WBSO 2013 年度の控除率 (P.3) == 研究開発に従事する従業員の賃金源泉徴収税企業納付総額(賃金税および社会保険料企業 負担分の合計)の一部を割り引く R&D 奨励制度、WBSO の第 1 枠の対象金額および控除 率、2013 年度は以下の通りです。 2012 年度 最初の 110,000 ユーロまで 企業納付総額のうち 一般企業の場合: 控除率(第 1 枠) 42% 上記を超える部分 14% 新規事業(テクノスターター)の場合: 控除率(第 1 枠) 60% 上記を超える部分 14% 2013 年度 最初の 200,000 ユーロまで 38% 14% (変更なし) 50% 14% (変更なし) 企業あたりの年間(暦年)最大控除額は 1400 万ユーロで、変更はありません。 なお、R&D 従業員給与平均を算出するにあたり、従来は末尾を 5 ユーロの倍数(5 か 0) に切り上げていましたが、2013 年 1 月 1 日より、給与額をそのまま使用することになりま した。 == 研究開発のための奨励制度 R&D 費用 RDA 控除率引き上げ (P.4)== 適格な研究開発に関わる直接費用の一部を特別控除できる RDA 制度の控除率は、2012 年 の 40%から 2013 年度は 54%に引き上げられました。 == イノベーションボックス 簡便スキーム追加 (P.4)== 自社開発の適格無形資産から得られた利益の実効税率を軽減するイノベーションボックス 制度に、2013 年から簡便スキームが追加されました。無形資産から生じる利益の 25%にあ る一定の料率をかけるというものですが、この計算方法を利用した場合はイノベーション ボックスに算入できる上限は 25,000 ユーロまでとなります。 == 研究開発のための奨励制度 TKI == オランダ政府がイノベーション推進分野に指定した 9 産業分野における、民間企業と学術 研究機関とのイノベーションのための連携事業体 (TKI) を促進する 2013 年からの新制度。 ラボでの研究からプロトタイプ作成など、あらゆるイノベーションを支援。企業が TKI に 投資する 1 ユーロ毎に政府が 25 セントを支援する。TKI allowance と呼ばれ、TKI を支援 する制度。ただし、一企業の投資額のうち最初の 20,000 ユーロまでに対しては 40%を支援。 (2013.1) ⿕⿐ǺdzǓǵ 1),$ ( 1HWKHUODQGV)RUHLJQ,QYHVWPHQW$JHQF\ 企業誘致局) は、 オランダ経済・農業・イノベーション省の実務機関です。 1),$は、外国企業のオランダでの新規事業の設立、既存ビジネスの拡大、再編を促進、援助しています。 1),$は年以上前に 設立され、以来、約カ国の社を超える外国企業のオランダ進出をお手伝いしてきました。 1),$はオランダ、 ハーグ市に 本部を、 そして英国、 トルコ、北米、 アジア、中東の各地に拠点を置き、 ブラジルにも代表事務所があります。 また、世界各国にあ るオランダ大使館・総領事館やオランダ政府機関、 そしてオランダ国内の様々な機関とも協力しています。 記載された情報には、変更や更新があり得ますので、最新情報については1),$オフィスにお問い合わせください。 また、 オランダ お近くの1),$オフィスのウエブサイト (全サイ でのビジネスチャンス、進出投資機会について最新の情報を得ていただくために、 トはZZZQILDQOでご案内しています) をご参照ください。 この冊子は、 企業誘致局 (1),$) が制作時点で知りうる限りの正確な情報に基づき最大の注意を払って編集したものですが、 情報提供のみを目的とします。 年月 ⿔ ⿐⿓⿎ ᬶƷᓎ ● オランダはきわめて有利な税環境を提供しています はじめに オランダ税制の魅力的な特徴とは ■ 低い法人税率 ■ ルーリング・プラクティス:事前に把握できる確実性 ■ イノベーションボックス:実効税率%に ■ 研究開発費のための奨励制度:%62:%および%の賃金税額控除 ■ 5'関連の税額控除プログラム5'$:5'コストを減ずる一般税制度 ■ 資本参加免税:欧州本社にとっての原動力 ■ 税務連結体制度:連結納税 ■ 移転価格:独立企業間取引の原則 ■ 損失繰越し:最長年 ■ 広範な租税条約ネットワーク:二重課税の回避 ■ 源泉徴収税:租税条約による減税・免税 ■ %ルーリング:外国からの赴任者のための特別税制 ■ 9$7繰延べ制度:キャッシュ・フローに有利な効果 ■ オランダ税務当局:税務調査官への容易なアクセス ■ オランダ税関:実務的でプロアクティブな姿勢 ● ● ȲɱɻɈǾǜȞȐǵሱǹᲩᦹऴȡံϜǦǵǓȍǨ ǾǧȐǺ 何世紀も前から、 オランダは貿易国として栄えてきました。 そして、 この古くからの伝統を守り続けるため、 オランダ政府は起業や海外 からの進出や投資を促す有利な税制を整えてきました。 ヨーロッパ近隣諸国に比べて低い法人税をはじめ、 外国企業がビジネス拠点 としてオランダを選択する理由となる数多くの特長が、 オランダ税制にはあります。 世界中に広がる租税条約のネットワーク、保税倉 庫システム、事前に課税算出方法を確定できる 「事前税務裁定」 制度など、 オランダの税制は、 EUの他の国々と比べてきわめて有利 であることで知られています。 ȲɱɻɈᲩ֝ǽⷴמǹᣀ൰ǷǾ ● 比較的低い法人税率% ( 課税対象額の最初のĄまでは%) ● 税務当局との話合いにより税務上の取扱いを事前に確定できる 「事前税務裁定」 制度 ● 法人税の実効税率が%となる 「イノベーションボックス」 制度 ● 適格な5'活動に関する賃金コストに対する税額控除 (:%62) ● 5'運営コスト、 および5'資産に対する税額控除 (5'$) ● 有利な 「資本参加免税」 制度 ● 企業グループ内の税務連結により、 メンバー企業間で自由な損益の相殺を可能にする税務連結体制度 ● 2(&'のガイドラインに沿った移転価格基準、 および事前のプライシング協定 ($3$) を得る可能性 ● 損失の繰越し年、 繰戻し年が可能 ● 広範囲な租税条約ネットワークにより、 配当・利子・ロイヤリティーに対する源泉徴収税の軽減 ( 利子・ロイヤリティーは、 ほとんどの場合) ● オランダ居住法人が支払う利子・ロイヤリティーには、 源泉徴収税なし ● 海外からの赴任者に対する個人所得優遇税制 「%ルーリング」 ● 物品輸入時の9$7繰延べ制度:輸入の時点での9$7納付不要 ● オランダ税務当局:税務調査官への容易なアクセス ● オランダ税関:実務的でプロアクティブな姿勢 ǃóóȲɱɻɈǽᴗࢄᦹऴȡ╀ȚǷǜƸǓᗕ͆Ჩ᤹Ƿ˔ȢǶƸảᇉ ȘǦǓშಊǽȽɥʀɐǛǷǞǺ⦔┶ǹɟɱɁɥȬɻɐǶǑȚǷƸɝɀ ɝȬɳɨ᰷ǾǗȍǨƹDŽ )XMLILOP0DQXIDFWXULQJ(XURSH%9社 (年月) Ǔᗕ͆Ჩ᤹ 年度の法人税率: ● Ą∼Ąに対して % ● Ą以上に対して % 企業が独自に開発した無形資産については、特別な軽減税率 (イノベーションボックス、ページ参照) が適用できます。 イノベーション ボックスのもとで、 知的財産から得られた純利益に対する課税は実効税率%になります。 ヨーロッパ諸国の法人税率比較 国 名 2012 年度 法人税率 アイルランド オランダ フィンランド オーストリア デンマーク イギリス スウェーデン イタリア ノルウェー スペイン ドイツ ベルギー フランス 12.50% 20.00%− 25.00% 24.50% 25.00% 25.00% 25.00% 26.30% 27.50% 28.00% 30.00% 22.825%− 33.325% 33.00% 33.33% 出所:2(&' 法人税制が事業活動の妨げとならない国 ((8カ国) 8.31 アイルランド 6.47 オランダ スウェーデン 6.09 ルクセンブルグ 6.04 オーストリア 6.00 5.51 フィンランド 5.29 デンマーク 4.95 ドイツ 4.51 ベルギー フランス 4.24 イギリス 4.21 スペイン 4.15 ポルトガル 4.12 3.42 ギリシャ 3.14 イタリア 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 8.00 9.00 出所:,0':RUOG&RPSHWLWLYHQHVV5HSRUW2QOLQH8SGDWHG0D\ ɳʀɲɻȸɿɟɱȷɎȫɁ⿉̗֭Ǻ၂ǶǜȚીම 事前税務裁定 ($75) および事前価格合意 ($3$) は、 オランダ税制の中でも最も魅力的な制度の一つです。 外国からの投資を誘致 するために、 確実な税務状況を事前に把握できるように創られた制度です。 オランダ税務当局は、 事前税務裁定および事前価格合意を専門に取り扱うチームを、 ロッテルダムに置いています ● 事前価格合意 ($3$) は、 オランダ居住のグループ会社がグループの国外会社から受け取った、 あるいは供給した、 サービスま たは物品の価額 (=移転価格) について、 その税務上妥当性を事前合意するものです ● 事前税務裁定 ($75) は、 資本参加免税の適用可否など、 国際的な企業組織に特有の税務について事前に合意するものです ȬɖɡʀȿɯɻɤɋȷɁ⿉ીᲩ᤹⿄⾴Ǻ ● 企業が独自に開発し、特許を取得した無形資産、 あるいは特許を取得していなくても、独自に開発し 「:%62認定」 (下記参 照) を受けた無形資産から得られた利益については、 実効税率5%で課税するという優遇措置を得ることができます。 ● 他社者によって開発された無形資産であっても、 オランダ納税企業の責任負担のもとに開発されたものであれば、 イノ ベーションボックスの対象となります。 ● イノベーションボックスの主な特徴: 一つ以上の特許もしくは:%62認定を受け、独自に開発された無形資産から生じた純利益に対する課税は、実効 税率でという軽減税率になります。 納税者の法人税申告書上で、 イノベーションボックスに割り当てられた利益の を免税とする、 という形で実現されます。 つまり、課税対象額の残り%に対して標準法人税率である%をか けることで、 実効税率が%となります。 無形資産の開発にかかった経費や損失については、標準法人税率%の課税対象額から控除可能です。 つまり、 イ ノベーションボックスは、 開発経費や損失を差し引いた後に適用となります。 年から、 イノベーションボックスに割り当て可能な対象金額の上限はなくなりましたが、 その利益が適格な無形 資産によって得られたものであることを証明する必要があります。 そのため、算定方式についてオランダの税務当局 の同意を事前に得ておくことをお勧めします。 オランダ税務当局はいつでも、 事前合意に応じます。 イノベーションボックスの採用は、 任意です。 計算例:「イノベーション B.V. 社」―イノベーションボックス利用のモデルケース 前年度までにかかった、無形資産の開発費用 €500,000 25%課税の対象額から全額控除可能 1 €200,000 25%課税の対象額から全額控除可能 初年度 年間損失(申告収入総額のうち認定された額) 税率 25%の課税対象額から控除できる総額 (その後の納税申告に使用できる「基礎控除持ち分」となる) €700,000 2 年目 年間利益 1 €300,000 全額 25%で課税 「持ち分」残高 €400,000 3 年目 年間利益 1 €500,000 そのうち: €400,000 25%で課税分 2 €100,000 5%で課税分 4 年目 年間利益 €700,000 全額 5%で課税 実効税率の計算: 無形資産によって得られた純利益総額 3 A €800,000 総納税額 4 B €40,000 実効税率 B÷A 5% 総収入額 (損失または利益) のうち、 イノベーションボックスに割り当て可能であるとして、 事前にオランダ税務当局と同意した額 (例えば総額の%) ここで税率%での課税対象総額がĄ (ĄĄ) となり、 先に認められた控除額Ąと同額になる ²² ×%×% ᮾ᳣⫳⛻ǽǮȐǽ֝״ಏ⿑⿉ ⿃⿁⾴ǙȗȂ⿀⿃⾴ǽ✃⦘Ჩⲥလ⭒ ● :%62プログラムは、研究開発 (技術的・科学的研究、新技術を用いた製品または生産プロセスの開発、新技術を用いたソ ● 5'控除は、賃金税および社会保険料の控除という形をとります。 原則として、暦年当たりの5'要員に関する賃金源泉 フトウェアの開発など) を行う企業に対する奨励制度 (以下、 5'控除という) を提供します 。 徴収税企業納付総額のうち、最初のĄまでは%、 それを超える部分は%を控除するものです。 各年度における 最大控除額は、 企業あたりĄ万です。 ● 新規事業、 いわゆる 「テクノ・スターター」 のための5'控除は、暦年当たり5'賃金源泉徴収税企業納付総額のうち、最初 のĄまでは%、 それ以上の部分は%が控除されます。 各暦年における最大控除額は、 企業あたりĄ万です。 ● 上記数字は年現在の数字です。 ⾵⿓⬄⢪ǽᲩⲥလ⭒ɟɵȸɱɨ⿓⿐⿉ ⾵⿓ȻɁɐȡ᚛ǩȚʶⅺᲩ֝ಏ ● 5'$制度は、 企業にとっての5'運営コストや5'資産投資の負担を減ずることを目的とした一般税制です。 5'関連賃 金、 あるいは、 外注、 委託による5'費用には適用されません。 ● 適格な費用項目に直接かかわる5'支出に属する場合、 かかった費用全額に対するパーセンテージで税額控除が受けられ ます。 5'$は年度の課税基礎 (利益) から控除する形をとります。 適用の法人税率 (最高税率%) により、純控除額は変わ ります。 ● 5'$は、 全産業分野の、 オランダ在のすべての法人税納税者に対して適用可能で、 各年度に関して限度額がありません。 ● 5'$は年月日発効で、前述の:%62にリンクするものです。5'$申請には、:%62ステートメントが必要ですが、 年月日より、 :%62と5'$の申請は同時に行えます。 年度5'$税額控除は、 %です。 ✇ቊףڹӣᲩ⿉ᓔఎቊ᰷ǺǷDzǵǽמؔڤ 資本参加免税は、オランダ法人税制の最も重要な制度の一つであり、オランダに欧州本社が多数設立される理由でもあり ます。子会社が得た利益を親会社に分配する際に二重課税を回避しようというのが、この制度の目的です。 ● 資本参加免税のもと、配当およびキャピタルゲイン、 キャピタルロスは、法人税から全額免除されます (つまり、 キャピタルゲイ ンは課税されなくてすむ一方で、 適格な清算損失以外のロスは控除することができません)。 ● 通常の資産運用による運用益獲得を目的とした株式保有でない限り (動機テスト) 、 ポートフォリオ投資とはみなされません。 このことは、株式保有の機能や資産などによって判断されます。 この動機テストは数々のオランダ判例に基づいており、 オラ ンダ資本参加免税適用の税務裁定を得るための、 フレキシブルな基準となっています ● ポートフォリオ投資を目的とした株式保有である、 と判断された場合でも、次の条件に当てはまれば資本参加免税を適用す ることが可能です。 受動的な持株自体が、 税率%以上の課税対象である場合 子会社の総資産のうち、 課税率%未満のポートフォリオ投資の占める割合が%未満である場合 ǃóóȞǛ᰷Ǜ⢳լȡᖑǦǮ⭾ǺǾƸᗕ֝ƸᲩ֝ƸǬǽ͙ɛɀɕɁ ᦹऴǺdzǓǵȲɱɻɈǛံϜǨȚǤȍǥȍǹ෬෴ǺdzǓǵƸȑǰȜȢƸ ඔⲗǺǑșȍǦǮƹDŽ )RUHYHU社 (年月) Ჩؘ⢪ệΧ֝ಏ⿉⢪ệẐᲩ ● 税務連結体を利用することによって、 グループ企業の連結納税が可能になります。 親会社、子会社ともに、税法上のオランダ 居住法人であることが必要です。 ● この制度の最大の特長の一つは、 グループ内のある会社の損失と別の会社の利益とを相殺できることです。 ● グループ内では、 会社間の資産の移転に法人税はかかりません。 ● グループ企業間における取引についても、 法人税は免税となります。 Ს⟵Ϣ⿉ᴗͽᏡ⫻ۄǽ֧ڤ ● オランダ法人税法において、 グループ企業間における物品およびサービスについての価格は、独立企業間取引の原則に従う ● 2(&'租税条約モデルおよび2(&'移転価格ガイドラインで定める、独立企業間取引の原則に従って、 グループ内価格に よう規定されています。 関するガイドラインが定められています。 ● 移転価格については、 事前価格合意 ($3$) 取得が可能です。 ၏ডᾎ❟Ǧ⿉ሬ⫧⿈౫ ● オランダが認める損失繰越しの取扱いは、寛大なものです。 ● オランダ居住法人、非居住法人ともに、最長年の繰越しと、年の繰戻しが可能です。 損失については、損失計算書による 税務調査官の確認が必要です。 ● 主たる株主に大幅な変更があった場合には、 繰越しに制限がかかることもあります。 ● 事業活動の停止、 または以上縮小の場合には、 大幅な変更が生じます。 ● 会計年度年および年に限っては、景気対策として、通常は年の損失繰戻しを最長年まで可能とする特別措置 がとられました。 ただし: この特別措置による繰戻しを利用した場合、 損失繰越しについては最長年までとします (年度は最長年)。 年度および年度前の期への繰戻しは、 年当たりĄ万を限度とします。 ౺ᶽǹᲩቷẇɕɋɐɷʀȷ⿉̘⦔☁Ჩǽࡋ⤀ 所得、資本に対する二重課税を回避するため、 オランダはカ国以上と租税条約を締結しています。 これは、 ヨーロッパの中でも最も 広範なネットワークの一つです。 国 名 アルバニア アルゼンチン アルメニア アルバ オーストラリア オーストリア アゼルバイジャン バーレーン バングラデッシュ バルバドス ベラルーシ ベルギー ボスニア・ヘルツェゴビナ ブラジル ブルガリア カナダ 中国 クロアチア チェコ デンマーク エジプト エストニア フィンランド フランス グルジア ドイツ ガーナ ギリシャ 香港 ハンガリー アイスランド インド インドネシア アイルランド イスラエル イタリア 日本 ヨルダン カザフスタン 韓国 コソボ クウェート キルギスタン ラトビア リトアニア ルクセンブルグ マケドニア マラウイ マレーシア マルタ メキシコ モルドバ モンゴル モンテネグロ モロッコ オランダ領アンティルス ニュージーランド ナイジェリア ノルウェー オマーン パキスタン パナマ フィリピン ポーランド ポルトガル カタール ルーマニア ロシア サウジアラビア シンガポール スロバキア スロベニア 南アフリカ スペイン スリランカ スリナム スウェーデン スイス 台湾 タイ チュニジア トルコ ウガンダ ウクライナ アラブ首長国連邦 イギリス アメリカ ウズベキスタン ベネズエラ ベトナム ザンビア ジンバブエ ᛠᗏ൰ہᲩ⿉ᲩቷẇǺȗȚ᚛ᲩɿӣᲩ ● オランダ居住法人は、全世界から得られた収入について課税されます。 しかし実際には、国外源泉所得の多くが、租税条約 によって非課税となります (ページ参照) 。 ● 二重課税の多くは、租税条約 (相互に効力をもつ) またはオランダの一方的規則により、免税・減税措置もしくは税額控除と いう形で回避されます。 ● 配当にかかる源泉税のオランダ法定税率はです。 その他いくつかの控除の適用もあります。 ● オランダ居住法人が支払う利子およびロイヤリティーについては、 いかなる源泉税も課されません。 また、 オランダ居住法人 ● (8の利子、 ロイヤリティーに関する指令により、 条件を満たせば、 利子に対する外国および(8源泉税が免除されます。 が得る利子およびロイヤリティーについての外国源泉税も、 多くの場合、 租税条約によって免税もしくは減税となります。 ⿂⾿⾴ɳʀɲɻȸ⿉ঋ࡛ǚȘǽ❖ͷǽǮȐǽᣀᲩ֝ ● オランダには通称 「%ルーリング」 という、外国からの赴任者のための個人所得税の減税措置があり、最長カ月間にわた り、 従業員報酬の最高%が非課税となります。 海外駐在の際に追加的に発生する特別な経費負担を補償するものです。 ● この制度により、従業員報酬について最大%を非課税手当として与えることができます。 適用対象となる報酬とは、 ボーナ スやストック・オプションなどの臨時あるいは変動給付金等を含みます。 退職金、 年金は含みません。 ● %ルーリングの適用条件は、 下記のとおりです: 雇用主は、当該赴任者が、 オランダ労働市場では見つけられない、 もしくは見つけにくい、特殊な技能や知識を持っ ていることを立証でき、 次の最低課税賃金レベルを満たしていること。 ■ 最低グロス所得Ą (一般要件) ■ 最低グロス所得Ą (歳以下の修士06F、 博士3K'の場合) ■ 最低グロス所得要件なし (科学者、 研究者の場合) 当該赴任者は、 オランダ国外で雇用された従業員であること。 雇用主は、 オランダの賃金税源泉徴収義務者であること。 ● この非課税手当は最長年間 (カ月間) 適用することができます。 開始から年経過した時点で、 税務当局から雇用主に対 して、 当該の赴任者が継続して適用条件を満たしていることを証明するよう要請があります。 ǃDž⿂⾿⾴ɳʀɲɻȸdžǾ͆ቦ᧸ǺⰞǺሱᬖǹɌʀɳǶǑșƸȸ ɵʀɘɳǹ͆ቦЄǺǚǚȚȻɁɐǽǜˁǡǺൃᴗDzǵǓȍǨƹDŽ 1HW$SS社 (年月) 計算例:30% ルーリング適用の場合 税引き前所得 €100,000 30%ルーリングによる非課税分 €30,000 課税所得 €70,000 最初の €18,945 までに対して − 所得税 33.10%と社会保険料 次の €18,945 ∼ €33,863 に対して − 所得税 41.95%と社会保険料 次の €33,863 ∼ €56,941 に対して −所得税 42% 次の €56,491 を越えた分に対して − 所得税 52% 税金と社会保険料の支払合計 €100,000 €6,271 €6,258 €9,504 €7,025 €29,057 純所得 €29,057 €70,943 計算例:30% ルーリング適用がない場合 税引き前所得 €100,000 課税所得 €100,000 最初の €18,945 までに対して − 所得税 33.10%と社会保険料 次の €18,945 ∼ €33,863 に対して − 所得税 41.95%と社会保険料 次の €33,863 ∼ €56,941 に対して −所得税 42% 次の €56,491 を越えた分に対して − 所得税 52% €6,271 €6,258 €9,504 €22,625 税金と社会保険料の支払合計 €44,657 純所得 €100,000 €44,657 €55,343 ⿐ᾎೄȈ֝ಏ⿉ȵɫɋȿɭɿɝɵʀǺሱǹእ ● ヨーロッパの物流拠点として特別な地位にあるオランダには、四半期毎の定期申告時まで9$7支払いを延期できる、9$7繰 ● この制度により、本来は物品の輸入時に納付する9$7を、実際にはその時点で納付せず、後日の定期申告時まで繰延べるこ 延べ制度があります。 とができます。 定期申告時には、繰延べられていた輸入9$7支払いと、還付されるべき9$7の請求が、一枚の申告書上で同 時にできるため、 キャッシュ・フローへの負担を回避することができます。 ● この繰延べ制度を利用するためには、 オランダ国内に法人あるいは恒久的施設を持って9$7 登録をし、定期的に輸入活動 を行っていることが必要です。 ( 居住法人がない場合でも、 オランダ税務代理人を任命する方法で繰延べ制度の利用が可 能です。 ) (8各国の9$7税率 国 名 VAT標準税率 ルクセンブルグ 15.0% スペイン 18.0% オランダ 19.0% ドイツ 19.0% フランス 19.6% オーストリア 20.0% イギリス 20.0% ベルギー 21.0% イタリア 21.0% アイルランド 23.0% フィンランド 23.0% ギリシャ 23.0% ポルトガル 23.0% デンマーク 25.0% スウェーデン 25.0% 新規加盟国 キプロス 15.0% マルタ 18.0% エストニア 20.0% チェコ 20.0% スロバキア 20.0% ブルガリア 20.0% スロベニア 20.0% リトアニア 21.0% ラトビア 22.0% ポーランド 23.0% ルーマニア 24.0% ハンガリー 27.0% 出所:(XURSHDQ&RPPLVVLRQ ȲɱɻɈᲩؘഝୋ⿉Ჩ☈ؘዶહȇǽᆂǹȪȷɃɁ オランダの税務・税関管理は、 それぞれのケースに税制税法がどのように絡んでくるのか、前もって確実なことが分かるということが 投資家や進出企業にとっていかに重要であるかを、 よく理解しています。 そのため、 できるだけオープンで、 アクセスしやすいように、進 出検討中の企業にとっての中央窓口を設けています。 この中央窓口では、進出企業が企図する事業とその事業から派生することについて、税制面の確実性を前もって知らせてくれます。 その事業がおこなわれる場所を管轄する税務調査官は、 この中央窓口で交わされた合意書の内容に拘束されます。中央窓口は、 $3$$75チームと連携します。 このチームが、移転価格に関する事前価格合意 ($3$) と国際ビジネスに絡むさまざまな事項に関する 事前税務裁定 ($75) を結びます。 税関の調査官も、企業にとって信頼できる政府パートナーを持つことの重要さを理解しています。 商品の輸入や輸出について、 調査官は企業にとって最も適切な税環境を確認するために、 よく、 相談に応じてくれます。 オランダの税制、 税務管理は、 納税者に対して協力的で、 信頼、 透明性、 相互理解に基づく関係の強化を図っています。 この目的のた めに、 オランダでは 「水平モニタリング」 プログラムを導入しています。 水平モニタリングの最大の利点は、税務に関する確実性が前もって得られるということです。 その結果、事後チェックが減り、事務管理 負担も軽減されるのです。 ȲɱɻɈᲩ⬄⿉ીؘǶɟɵȪȷɎȫɞǹਖء (8域内に持ち込まれる物品は、貨物到着の時点から、(8関税法の規定に沿って税関の管理下に置かれます。 オランダの税関当局 は、実務的かつ前向きな姿勢で国際貿易を促進し、通関手続きを最適化していることで知られています。 このことが、輸入活動の拠 点としてオランダが選ばれる理由となっているのです。 ǃóóঋ࡛Ƕ̗Ꮱȡ▚ᴗǨȚई۰ƸǤȍǥȍǹ☁ⲤǽȁǷdzǾƸᅝ᮪ ǽȑǽǷᨵǹȚɳʀɳȡᭀཆǺǨȚǢǷȓƸർ┶ሤⲲȓᄙሤǛƸǬǽ ࡛ǽ╵◭ǯǠǽǢǷǛএǓǷǓǕǢǷǶǨƹȲɱɻɈǽᲩ⬄ǾƸǢǽ ᠊Ƕȑএগǹნ၇ȡǦǵǞțȍǦǮƹDŽ 115*OREDO/RJLVWLFV社年月 オランダ経済・農業・イノベーション省 企業誘致局 駐日代表部 〒 東京都港区芝公園 オランダ大使館 7HO: )D[: WRN\R#QILDMDSDQFRP 大阪オフィス 〒 大阪市中央区城見 ツイン0,'タワー階 在大阪・神戸総領事館 7HO: )D[: RVDND#QILDMDSDQFRP ZZZQILDMDSDQFRP