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Myotest パフォーマンス分析システム クイックスタートガイド
Myotest パフォーマンス分析システム クイックスタートガイド Ver 1.10 スイス myotestSA 社製 myotest 輸入販売総代理店 S&C 株式会社 〒612-0019 京都市伏見区深草平田町 7-3-208 TEL/FAX 075-643-7507 [email protected] www.sandcplanning.com 目次 はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 Myotest の初期設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 Myotest で実行可能なテスト ベンチプレス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 ハーフスクワット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 ジャンプ-リバウンドジャンプ(Jump-Plyometric)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 ジャンプ-CMJ(カウンタームーブメントジャンプ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 ジャンプ-SJ(スターティックジャンプ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 ベンチプレス・プロファイル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 ハーフスクワット・プロファイル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 フリー「トレーナー」テスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27 Myotest 仕様書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29 2 はじめに どうすればパフォーマンスを向上させることができるのだろうか? 種目やレベルに関係なく、スポーツ選手やコーチは常にこの問題と向き合ってトレーニングに取 り組んでいます。 Myotest は、この問題に対する答えを見つけ出すお手伝いをするために、パワー、筋力そして 速度といった筋の発揮する機能についての情報を提供します。 パフォーマンス分析のための指標 Power パワー: 仕事率、つまりパワー出力の値をワット(Watt)という単位で示します。スポーツパフォーマンス と最も関係の深い指標だといえます。 Force 筋力: 物体を加速または減速させるために必要な作用で、ニュートン(Newton)という単位で測定され るものです。スポーツでは、あらゆる動作において、自分の身体や物体を動かしたりブレーキをか けたりするための決定的な要因となります。 Velocity 速度: 物体が移動した距離を要した時間で割った値で、Myotest では、1 秒間あたりのセンチメートル (cm/s)で測定されます。優れたスポーツパフォーマンスを発揮するうえで極めて重要となります。 筋機能テスト Myotest にはそれ自体で完結するいくつかの標準テストプロトコールが組み込まれています。こ の標準テストを実施することにより、常に一定のエクササイズ動作の質が保障されます。そのため、 いつでもどこでも同じやり方で実行されたテスト結果を比較することが可能となります。このマニュ アルと DVD を良くご覧になって、正しい方法でエクササイズを行ってください。もちろん、標準テス ト以外にも、それぞれの目的に応じたテストを自由に実施することも可能です。 テストの選択 インターネットサイト www.myotest.com に、各種のスポーツ種目でどのテストを用いればよいか の情報を発信しています。 正確なテスト結果を得るための必要事項 テスト動作の質: テストごとに決められた指示に従って正確にそして全力でテストの動作を実行してください。 3 DVD やマニュアルを良く見て、テストの実行方法や動作の質を良く理解してからテストを行ってくだ さい。まず、Myotest なしで何回か練習し、次に結果を保存せずにやって見ましょう。動作の「用 意」や「開始」の合図はすべてビープ音で知らされます。姿勢やタイミングなどのテストの実施方法 と、よい結果を出すための動作のコツが理解できたところで、本番を開始しましょう。 ウォームアップ: テストの前には適切なウォームアップを忘れず実行し、測定を始める前に数回の練習をするこ とをお勧めします。疲労状態のまま本番のテストに入らないよう注意してください。 ウォームアップの例: 5-10 分間の低強度でのジョギングまたは自転車エルゴメーター。 1セット 30 秒程度の体幹のスタビリティーエクササイズを 2-3 セット。 テストで実施する動作を以下の要領で反復する。 低強度(ウェイトを使用するエクササイズでは軽いウェイト)で 5 レップ×2 セット。 中強度(ウェイトを使用するエクササイズでは軽いウェイト)で少しスピードを意識して 5 レップ× 2 セット。 高強度(ウェイトを使用するエクササイズでは中程度のウェイト)で 3 レップ×2 セット。 各セット間には 1 分間の休憩を入れるようにしてください。アップ終了後、3 分間休憩してから、 テストを実施してください。 Myotest の ウ ェ ブ サ イ ト www.myotest.com や S&C プ ラ ン ニ ン グ 社 の ウ ェ ブ サ イ ト www.sandcplanning.com にもスポーツ種目に応じたテストの実施方法が紹介されていますので、 ぜひ参考にしてください。またパフォーマンスを改善するためのさまざまな情報もアップされていま すので定期的にチェックすることをおすすめします。 各キーの説明 1.「enter」キー:選択した項目の決定 (6 秒間なが押しするとリセットキーとしても使用)。 2.「esc」キー:一つ前のメニューに戻る。「-」キー:数値を下げる。 3.「on-off」キー:Myotest のオンとオフのスイッチ (2 秒間のなが押し)。 「+」キー:数値を上げる。 4.「∧」キー:カーソルをロールアップ。 5.「∨」キー:カーソルをロールダウン。 4 Myotest の初期設定 音が鳴って Myotest のロゴが現れるまで on/off キーを約 2 秒間、長押ししてスイッチを入れてく ださい。最初に、セッティングのための「Settings」メニューが表示されます。 +-∧∨キーを押してすべての項目を調整し、最後に「Exit」を押すと、Save するかどうか聞い てきますので、Yes または No で決定してください。 次にユーザー「Users」の設定を行います。User1*の性別「Sex」を+/-キーを押して男 M、女 F で選択します。項目間の移動は∧/∨キーを押してください。体重「Weight」、身長「Height」を +/ -キーで適切な値に設定し、Level には次の基準で 3 つのカテゴリーのいずれかに設定してくださ い。 Amateur アマチュア Advanced 上級 Expert エキスパート 初めてウェイトトレーニングを行う人、またはしばらく休んでいて再開する 人 週に 2-3 回のウェイトトレーニングを実施している人 ウェイトトレーニングを常に実施しているエリートアスリート User を設定したら、「Exit」で出て、「Save」Yes か No を選んでください。 新しいユーザーを設定するには「New User」を選択します。最大で 5 名まで同時に登録できます (4.a の項参照)。 メインメニューの「Settings」と「Users」からいつでもこれらの初期設定情報は変更することが可 能です。 スイッチオンの直後に示されるメインメニューには、以下の 5 項目があります。 Tests Results Settings Users License 1. 「Tests」メニュー a)テストの実行 テストを実行する前に「Users」メニューで、Height 身長、Body Weight 体重といった項目が正しく 設定されているか確認し、User が 2 名以上登録されているときは、テストしたいユーザーにカーソ ルを合わせ、enter を押した後「Activate」を押して選択してください。User の数字の後に*が付き ます。(4.c の項参照)。 esc キーでメインメニューに戻り、「Test」を選びます。各テスト項目で、あらかじめ設定されてい る値(負荷の推奨値や以前に設定した体重など)を変更するには、∧/∨キーと+/-キーを操作 5 してください。「Next」を押し、画面に示される指示に従ってテストを進めます。テストの詳細は各テ ストの箇所で説明しています。 2. 「Results」メニュー a)テスト結果の確認 Result を押して次に表示される Users の中から参照したい User を選ぶと、実施したテストの一 覧が表示されます。結果を見たいテストを選び、「View」を押すとテスト結果が表示されます。最大 で 230 個のテストを保存することができます。画面上部の「MEM」のバーにどれくらいメモリーが残 っているかが表示されます。 b)テスト結果の消去 実施したテスト結果を消去するには「User」を選んだ後「Test」を指定して、「Delete」を選んでくだ さい。消去の確認画面になりますので、「Yes」または「No」で選びます。「No」を押すと消去せずに 前の画面に戻ります。 c)1 人の User の全テストの消去 User を選んだ後、「Delete all tests」を押すと確認画面となりますので、「Yes」「No」ですべてのテ ストを消去するかどうか選んでください。「No」を押すと消去せずに前の画面に戻ります。 3.「Settings」メニュー このメニューに入ると、初期設定の内容を変更することができます。項目間の移動は∧/∨キー、 項目の内容や数値は+/-キーを操作して変更できます。 Languages 言語:English 英語のほか、4 ヶ国語に対応しています。 D.format 月日の表示方法:dd/mm/yy 日/月/年または、mm/dd/yy 月/日/年を選びます。 Date 年月日の設定:今日の日付を設定します。 T.format 時刻の表示方法:24h24 時または 12h12 時を選びます。 Time 時間:現在の時刻を設定します。 Units 単位:cm/kg または in/lb インチ/ポンドですが、通常は前者を選んでください。 Volume ボリューム:ビープ音の大きさを 1~3 の 3 段階で選んでください。 Device info ソフトウェアのバージョンなど装置情報を表示 すべて設定し終えたら「Exit」で出ます。 4.「Users」メニュー a)新しいユーザーを作る 新しいユーザーを新規に登録するには、「Users」メニューの中から「New user」を選びます。各 項目を設定したら「Next」を押してください。 User’s setting saved「新しいユーザーが登録されまし た」という意味の英語が一瞬表示されてすぐ消えます。 6 b)既存のユーザーのプロフィールを変更する 変更したい User を選び、「View/Modify」確認と変更を押し、必要事項を変更したら、「Exit」で出 ます。「Save changes?」変更を保存しますか?と聞いてきますから Yes/No で答えます。 c)ユーザーの削除 必要なくなった User を削除するには、User を選んで「Delete」削除してください。その User のプ ロフィールとテスト結果が同時に削除されます。 d)テストを行うユーザーのアクティブにする User 番号の後に*が付いたユーザーのみがテストを実行しデータを保存するためのアクティブな 状態にあることを示しています。他のユーザーをアクティブにするには、 User を選んだ後、 「Activate」を選んでください。User 番号の後に*がつき、そのユーザーがアクティブになっている ことを示しています。 e)ユーザー名の入力について ユーザー設定画面でユーザー名[Name]項目にカーソルがある時に、[enter]で編集モードになり、 カーソルを使って文字を変更することができます。入力文字は英数文字[A-Z, a-z, 0-9]が使用可 能です。 5. 「License」メニュー ライセンスナンバーを新に購入することで、オプション機能を追加することができます。 (現在国内未対応) Myotest をコンピュータに接続する 特別なソフトウエアをインストールしなくても、付属の USB ケーブルを使ってコンピュータに接続 するだけで Windows パソコンでも Mac でもすぐに認識されます。数秒後にファイルの内容を示すウ インドウが表示されますが閉じてください。そしてコンピュータをインターネットに接続された状態に してください。 充電 コンピュータに接続した状態にすると自動的に充電を開始します。USB 接続で 3-6 時間でフル 充電状態になり、連続 6-8 時間使用可能となります。 テスト結果のインターネット上へのコピーと過去の結果との比較 Myotest が接続された状態でウェブサイト www.myotest.com にアクセスし、「my account」をクリ ック。login 画面が表示されますので、始めての場合は「register」から登録し、個人情報の機密保 持規定を読み、一番下のチェックマークにチェックを入れます。「Next」をクリックすると、user 登録 画面に入りますので、user name をインプットし、すぐ横の 「Check if this username available」をク リックしてこのユーザーネームが利用可能かどうかをチェックします。「available」と表示されれば使 7 えますので OK を押して次に進み、「pass word」パスワードを入力します。つづいて「confirmation」 確認画面にもう一度同じパスワードを入れます。Login 画面が表示されますので、決定した user name と pass word ユーザーネームとパスワードを入力します。 セーブしたいテストを選択して「save tests」をクリックします。 Myotest PRO ソフトウエアのインストール (プロフェッショナルキットに付属するソフトウエアのインストールです。このソフトは Windows XP ま たは Vista でのみ使用可能です)。 CD からインストール CD をドライブに挿入すると自動的にインストールが開始します。もし自動的にインストールが開 始しない場合は、CD のファイルを開き、「Myotest PRO program」をダブルクリックし、後の指示に したがってインストールを進めてください。 8 1.ベンチプレス テストの目的: 上肢、特に胸筋群と三角筋による肩関節の水平内転と上腕三頭群による腕の伸展能力(パワ ー、筋力、スピード)における進歩の度合いを測定する。 実施する動作: 最大スピードでの挙上を反復する。 負荷 女子 男子 アマチュア 1 10kg 20kg 上級者2 20kg 30kg エキスパート 30kg 40kg 用意するものと準備: フリーウェイトまたはスミス・マシーンを使用してください。 十分なウォームアップをします(4 ページ参照)。 軽いウェイトでひととおり練習をして、テストの実施手順について十分理解をしてからテスト本 番を開始するようにしてください。 Myotest 本体をバーベルのグリップ位置のすぐ内側に付属のクリップで装着してください。 テストの手順: 1. 音が鳴ってロゴが表示されるまで on/off キーを押して Myotest をスタートさせる。 2. テストしたいユーザーをアクティブにして「Tests」から「Bench Press」を選ぶ。 3. 「Test parameters」で目的のトレーニングにあった測定レップ数を入れ、測定負荷プレート(表 を参照)をラック上のバーにかける。任意のレップ数や重さでテストすることができるが、その 場合はカーソルを「Repetitions(レップ数)」 「Suggest.load(負荷)」へ移動させ、+/-で調整 する。 4. 「Clip sensor on bar」でまだ Myotest をバーに装着していなければ付属のクリップとマジックテ ープで装着し、「Next」を押す。 5. 「Press enter to start」で enter キーを押す。 6. 「Grab the bar Wait still for beep 5 (1-15)repetitions」と表示されるので、バーをラックからは ずし、腕を伸ばして構える。 7. 「GO!」と表示されて少し長めのビープ音が鳴るので、バーベルを胸まで降ろし少し待つ。 8. すると短めのビープ音が鳴るので、バーベルをしっかり握ったまま、最大スピードが出るよう にバーベルを勢い良く上方に加速させ腕を完全伸転させる。この時、上体がベンチから少し 9 浮いてもかまいません。 9. 腕の完全伸展を保ったまま静止していると、再び長めのビープ音がするので、先ほどと同じ ようにいったん胸の高さまでバーを下げて静止する。そして次の短いビープ音で爆発的にバ ーを挙上する。これを繰り返す。 10. 設定した測定レップ数が終了すると、ビープ音が 2 回鳴ってテスト完了を知らせます。 エラー: 手順が正しく実行されなかった時には低い音のビープ音がしてエラーを知らせ、テストを自動的 に中止します。Myotest はエラーを 2 回検知した段階でテストを自動的にストップさせますので、1 回だけエラーをしても実行中のテストが無効となることはありません。 以下に示すポイントが識別されない場合にエラーメッセージが表示されテスト中止となります。 1.Myotest が識別できるようにメリハリのある動作であること。ラックからバーを外して持ち上げる、 降ろす、挙上するという 3 つのポイントを明確にすることが重要です。 2.長いビープ音でバーを降ろした後、挙上する合図である短いビープ音がするまでバーを静止さ せること。 3.長いビープ音で降ろし、短いビープ音で挙げること。 4.胸の上でバーをバウンスさせるような反動動作が入らないこと。 5.設定した測定レップ数を実施すること。 6.Myotest がエクササイズ中、垂直に保たれていること。 結果: テスト終了後、スクリーンにテスト結果が自動表示されます。数値は全てのレップの平均値です。 数値の横の矢印は、それまでに実施したテストのうち直近 3 回の平均値と比べてどのように変化 したかを示しています。 Your results あなたの結果 Repetitions レップ数 5 Power パワー 569W P.Max 607W Force 筋力 255N Velocity スピード 204cm/s パワーは、W ワットで示され、単位時間あたりに大きな機械的エネルギーを発揮する能力に付 いての情報を提供します。パワーはさまざまなスポーツにおいて、優れたパフォーマンスと最も関 係が深いという研究結果が得られている指標です。 筋力は、N ニュートンで示され、静止しているものを動かし、動いているもののスピードをさらにど 10 れだけ加速できるかという能力を示します。 スピードは、cm/s センチメートル毎秒で示され、努力の結果を端的に表しています。スピードが速 ければ速いほど、パワーも大きくなります。 これらのテスト結果は Myotest 本体のメモリーに保存されます。また www.myotest.com にアクセ スしてテスト結果を保存し他の同じスポーツをしている世界中の同じレベルの選手やエリート選手 の値と比較することも可能です。 追加テスト: 「Tests」項目で「Pro.-Bench press」と示される bench press profile ベンチプレス・プロファイルを 実行すれば、ベンチプレスに関する筋機能の特性をより詳しく評価することができ、トレーニングで 用いる目的に応じた最適な負荷の大きさを簡単に知ることができます。 11 2.ハーフ・スクワット・ジャンプ テストの目的: 大多数のスポーツ動作に関与する下肢の運動能力(パワー、筋力、スピード)における進歩の 度合いを測定する。 実施する動作 最高の高さを目標としたスクワットジャンプを繰り返す。 負荷 女子 男子 アマチュア 1 20kg 30kg 上級者2 40kg 60kg エキスパート 60kg 90kg 用意するものと準備: フリーウェイトまたはスミス・マシーンを使用してください。 十分なウォームアップをします(4 ページ参照)。 軽いウェイトでひととおり練習をして、テストの実施手順について十分理解をしてからテスト本 番を開始するようにしてください。 Myotest 本体をバーベルのグリップ位置のすぐ内側に付属のクリップで装着してください。 テストの手順: 1. 音が鳴ってロゴが表示されるまで on/off キーを押して Myotest をスタートさせる。 2. テストしたいユーザーをアクティブにして「Tests」から「Half Squat」を選ぶ。 3. 「Test parameters」で目的のトレーニングにあった測定レップ数を入れ、測定負荷プレート(表 を参照)をラック上のバーにかける。任意のレップ数や重さでテストすることができるが、その 場合はカーソルを「Repetitions(レップ数)」 「Suggest.load(負荷)」へ移動させ、+/-で調整 する。 4. 「Clip sensor on bar」で、まだ Myotest をバーに装着していなければ付属のクリップとマジック テープで装着し、「Next」を押す。 5. 「Press enter to start」で enter キーを押す。 6. 「Grab the bar Wait still for beep 5(1-15) repetitions」と表示されるので、バーをラックからは ずし、肩に乗せた姿勢で待つ。 7. 「GO!」と表示されて少し長めのビープ音が鳴るので、膝を 90 度まで曲げ、体幹を安定させて 静止する。 8. すると短めのビープ音が鳴るので、バーベルをしっかりと肩に押し付けたまま、反動をつけず 12 (カウンタームーブメントを使わず)できるだけ高くジャンプする。そしてできるだけ柔らかく膝 で衝撃を吸収して着地する。 9. 立位姿勢に戻り、次の長いビープ音を待つ。ビープ音が鳴ったら再び膝を 90 度まで曲げた姿 勢で短いビープ音の合図を待って再びジャンプし、着地する。これを反復する。 10. 設定した測定レップ数が終了すると、ビープ音が 2 回鳴ってテスト完了を知らせます。 エラー: 手順が正しく実行されなかった時には低い音のビープ音がしてエラーを知らせ、テストを自動的 に中止します。Myotest はエラーを 2 回検知した段階でテストを自動的にストップさせますので、1 回だけエラーをしても実行中のテストが無効となることはありません。 以下に示すポイントが識別されない場合にエラーメッセージが表示されテスト中止となります。 1. Myotest が識別できるようにメリハリのある動作であること。ラックからバーを外して肩に担ぐ、 膝を曲げて降ろす、ジャンプするという 3 つのポイントを明確にすることが重要です。 2. 長いビープ音でバーを降ろした後、挙上する合図である短いビープ音がするまでバーを静止 させること。 3. 長いビープ音で下に降ろし、短いビープ音で上方にジャンプする。 4. 反動動作(カウンタームーブメント)が入らないこと。 5. 設定した測定レップ数を実施すること。 6. Myotest がエクササイズ中、垂直に保たれていること。 結果: テスト終了後、スクリーンにテスト結果が自動表示されます。数値は全てのレップの平均値です。 数値の横の矢印は、それまでに実施したテストのうち直近 3 回の平均値と比べてどのように変化 したかを示しています。 Your results あなたの結果 Repetitions レップ数 5 Power パワー 569W P.Max 607W Force 筋力 255N Velocity スピード 204cm/s パワーは、W ワットで示され、単位時間あたりに大きな機械的エネルギーを発揮する能力に付 いての情報を提供します。パワーはさまざまなスポーツにおいて、優れたパフォーマンスと最も関 係が深いという研究結果が得られている指標です。 筋力は、N ニュートンで示され、静止しているものを動かし、動いているもののスピードをさらに 13 どれだけ加速できるかという能力を示します。 スピードは、cm/s センチメートル毎秒で示され、努力の結果を端的に表しています。スピードが 速ければ速いほど、パワーも大きくなります。 これらのテスト結果は Myotest 本体のメモリーに保存されます。また www.myotest.com にアクセス してテスト結果を保存し他の同じスポーツをしている世界中の同じレベルの選手やエリート選手の 値と比較することも可能です。 追加テスト: 「Tests」項目で「Pro.-Half Squat」と示される half-squat profile ベンチプレス・プロファイルを実行 すれば、ベンチプレスに関する筋機能の特性をより詳しく評価することができ、トレーニングで用い る目的に応じた最適な負荷の大きさを簡単に知ることができます。 14 3.ジャンプ-リバウンドジャンプ( Jump-plyometric ) テストの目的 脚の筋肉の特性(柔軟性、硬度またはスティフネス)、反応特性および脚全体の筋のコーディネ ーションを測定します。このテストで測定される数値から、スプリントやアジリティーなど、短い時間 で地面に対して大きなインパルスが作用するタイプのスポーツパフォーマンスを左右する弾性特 性についての情報を得ることができます。 実施する動作 接地時間をできるだけ短くなるようにしながら、最 高の高さを目標としたジャンプを繰り返す。このテス トでは、筋や関節などに強い負荷が瞬間的にかか ります。ケガや疲労など、そうした負荷にたいする 不安がある場合はテストを実施する前に専門家に 相談してください。 用意するものと準備: 底が柔らかすぎないシューズ。 硬い地面 十分なウォームアップ(4 ページ参 照)。 テストの実施手順や動作について十分理解をし、練習をしてからテスト本番を開始するように してください。 Myotest 本体を付属のベルトに装着してください。常にまっすぐに、腰の左側につけるようにし てください。 テストの手順: 1. 音が鳴ってロゴが表示されるまで on/off キーを押して Myotest をスタートさせる。 2. テストしたいユーザーをアクティブにして「Tests」から「Jump- Plyometry Plyometric」を選ぶ。 3. 「Test parameters」で測定レップ数(1-20)の設定を行い、体重 Weight を確認し、変更が必要 な場合∧キーでカーソルを移動させ、正しい値になるように、+/-キーで調整する。 4. 「Next」を押し、「Place sensor on the belt Press enter to start Wait still for beep 5 (1-20) repetitions」が表示されたら、「enter」ボタンを押す。 5. 両手を腰に当て、直立姿勢で待っているとビープ音が鳴るので(モニターには「Go」と表示)、 両手を腰に当てたまま、できるだけ高く、かつ接地時間ができるだけ短くなるようにして連続 で、跳ねるようにジャンプする。トランポリンで跳ねるように、膝の曲げ伸ばしをできるだけ使 15 わず、足のバネだけで跳ねるようにする。 6. 設定した測定レップ数が終了すると、2 回ビープ音がしてテストの終了を知らせる。 エラー: 手順が正しく実行されなかった時には低い音のビープ音がしてエラーを知らせ、テストを自動的 に中止します。Myotest はエラーを 2 回検知した段階でテストを自動的にストップさせますので、1 回だけエラーをしても実行中のテストが無効となることはありません。 以下に示すポイントが識別されない場合にエラーメッセージが表示されテスト中止となります。 1. Myotestが識別できるようにメリハリのある動作であること。 2. スタートの合図となるビープ音がするまで静止していること。 3. 接地時間が短く、滞空時間よりも長くないこと。 4. 測定したレップ数を連続でジャンプすること。 結果: テスト終了後、スクリーンにテスト結果が自動表示されます。数値は全てのレップの平均値です。 数値の横の矢印は、それまでに実施したテストのうち直近 3 回の平均値と比べてどのように変化 したかを示しています。 Your results あなたの結果 Repetitions レップ数 5 Height 跳躍高 27.42cm Contact.t 接地時間 148ms Reactivity 反応指数 3.19 Stiffness スティフネス 42.35kN/m 跳躍時間から計算される跳躍高と接地時間がテストで検知される主要な 2 つのパフォーマンス データですが、この値を基にしてさらに 2 つの情報が提供されます。接地時間を短くしつつ、できる だけ高く跳ぶと反応指数が大きくなります。この指数は、いかに短い接地時間でいかに高く跳ぶか という反応筋力を示しています。スティフネスと呼ばれる筋の硬度は、ランニングやジャンプなどで 必要となる理想的な筋の緊張が得られているかどうかを示す興味深い指数です。 これらのテスト結果は Myotest 本体のメモリーに保存されます。また www.myotest.com にアクセ スしてテスト結果を保存し他の同じスポーツをしている世界中の同じレベルの選手やエリート選手 の値と比較することも可能です。 注意:このテストでは、測定の精度を高めるため、サンプリング周波数は、自動的に 500Hz に設 定されます。 16 4.ジャンプ-CMJ(カウンタームーブメントジャンプ テストの目的 垂直跳びにおける最大跳躍高の測定。 実施する動作 できるだけ高く跳び上がることを目的とした垂 直跳びを繰り返す。 用意するものと準備: 底が柔らかすぎないシューズ。 硬い地面 十分なウォームアップ(4 ページ参照)。 テストの実施手順や動作について十分理解をし、 練習をしてからテスト本番を開始するようにして ください。 Myotest 本体を付属のベルトに装着してください。常にまっすぐに、腰の左側につけるようにし てください。 テストの手順: 1.音が鳴ってロゴが表示されるまで on/off キーを押して Myotest をスタートさせる。 2.テストしたいユーザーをアクティブにして「Tests」から「Jump- CMJ」を選ぶ。 3.「Test parameters」で測定レップ数(1-20)の設定を行い、体重 Weight を確認し、変更が必要な 場合∧キーでカーソルを移動させ、正しい値になるよう に、+/-キーで調整する。 4.「Next」を押し、「Place sensor on the belt Press enter to start Wait still for beep 5(1-20) repetitions」が表示されたら、「enter」ボタンを押す。 5.両手を腰に当て、直立姿勢で待っているとビープ音が鳴るので(モニターには「Go」と表示)、両 手を腰に当てたまま、反動をつけて(膝をいったん曲げて)できるだけ高くジャンプする。膝を曲 げて衝撃を吸収ながらやわらかく着地する。 6.着地したら再び直立姿勢に戻りじっとしていると 2 回目のビープ音が鳴るので最初と同じように してジャンプする。これを繰り返す。 7.設定したレップ数が終了すると 2 回ビープ音がなってテストの終了を知らせる。 エラー: 手順が正しく実行されなかった時には低い音のビープ音がしてエラーを知らせ、テストを自動的 に中止します。Myotest はエラーを 2 回検知した段階でテストを自動的にストップさせますので、1 回だけエラーをしても実行中のテストが無効となることはありません。 17 以下に示すポイントが識別されない場合にエラーメッセージが表示されテスト中止となります。 1. Myotest が識別できるようにメリハリのある動作であること。 2. 合図となるビープ音がするまでスタート前やジャンプ間に静止していること。 3. ビープ音を聞いてから必要以上に遅れずタイミングよくジャンプすること。 4. カウンタームーブメント(膝を曲げた反動動作)をしっかりとおこなうこと。 5. 設定した測定レップ数、ジャンプすること。 結果: テスト終了後、スクリーンにテスト結果が自動表示されます。数値は全てのレップの平均値です。 数値の横の矢印は、それまでに実施したテストのうち直近 3 回の平均値と比べてどのように変化 したかを示しています。 Your results あなたの結果 Repetitions レップ数 5 Height 跳躍高 27.42cm Power パワー 33.1W/kg Force 筋力 22.1N/kg Velocity スピード 204cm/s 跳躍高は cm で示されます。パワー出力と筋力の値は、コンセントリック局面だけでなく、カウン タームーブメントの動作中から含めて計測されており、それぞれ体重に対する Watt と Newton で表 示されます。体重の相対値を用いることによって他の人と比較することが可能となります。スピー ドは、1 秒間あたりの最大速度が絶対値で示されています。 注意:反動をつけてジャンプするときの各関節の屈曲や伸展の角度やその変化の特徴がパワ ーと筋力に大きく影響します。したがって、専門家にその動作をチェックしてもらえない状況では、 跳躍高を最も重要な指標として参照することをおすすめします。 これらのテスト結果は Myotest 本体のメモリーに保存されます。また www.myotest.com にアクセ スしてテスト結果を保存し他の同じスポーツをしている世界中の同じレベルの選手やエリート選手 の値と比較することも可能です。 注意:このテストでは、測定の精度を高めるため、サンプリングレイトは、自動的に 500Hz に設定さ れます。 18 5.ジャンプ-SJ(スターティックジャンプ) テストの目的: 反動動作を伴わず、静止姿勢からのコ ンセントリック筋活動局面だけで発揮され る爆発的な動作特性の測定。 実施する動作: できるだけ高く跳び上がることを目的と した垂直跳びを繰り返す。 用意するものと準備: 底が柔らかすぎないシューズ。 硬い地面 十分なウォームアップ(4 ページ参照)。 テストの実施手順や動作について十分理解をし、練習をしてからテスト本番を開始するように してください。 Myotest 本体を付属のベルトに装着してください。常にまっすぐに、腰の左側につけるようにし てください。 テストの手順: 1. 音が鳴ってロゴが表示されるまで on/off キーを押して Myotest をスタートさせる。 2. テストしたいユーザーをアクティブにして「Tests」から「Jump- SJ」を選ぶ。 3. 「Test parameters」で測定レップ数(1-15)の設定を行い、体重 Weight を確認し、変更が必要 な場合∧キーでカーソルを移動させ、正しい値になるように、+/-キーで調整する。 4. 「Next」を押し、「Place sensor on the belt Press enter to start Wait still for beep 5(1-15) repetitions」が表示されたら、「enter」ボタンを押す。 5. 両手を腰に当て、直立姿勢で待っていると長めの低い音のビープ音が鳴るので(モニターに は「Go」と表示)、両手を腰に当てたまま膝を 90 度まで曲げて静止姿勢をとる。 6. 短めの高い音のビープ音が鳴るので、静止姿勢から反動をつけずにできるだけ高く跳ぶ。膝 を曲げて衝撃を吸収ながらやわらかく着地する。 7. 着地したら再び直立姿勢に戻りじっとしていると 2 回目のビープ音が鳴るので再び膝を曲げ てジャンプの準備姿勢をとり、次のビープ音で最初と同じように反動をつけずにジャンプする。 これを繰り返す。 8. 設定したレップ数のジャンプが終了すると 2 回ビープ音がなってテストの終了を知らせる。 19 エラー: 手順が正しく実行されなかった時には低い音のビープ音がしてエラーを知らせ、テストを自動的 に中止します。Myotest はエラーを 2 回検知した段階でテストを自動的にストップさせますので、1 回だけエラーをしても実行中のテストが無効となることはありません。 以下に示すポイントが識別されない場合にエラーメッセージが表示されテスト中止となります。 1. Myotestが識別できるようにメリハリのある動作であること。 2. 合図となるビープ音がするまでスタート前やジャンプ間に静止していること。 3. ビープ音を聞いてから必要以上に遅れずタイミングよくジャンプすること。 4. 反動動作を用いずに静止姿勢からジャンプすること。 5. 設定した回数を、実施すること。 結果: テスト終了後、スクリーンにテスト結果が自動表示されます。数値は全てのレップの平均値です。 数値の横の矢印は、それまでに実施したテストのうち直近 3 回の平均値と比べてどのように変化 したかを示しています。 Your results あなたの結果 Repetitions レップ数 5 Height 跳躍高 27.42cm Power パワー 33.1W/kg P.Max 最大パワー 36.1W/kg Force 筋力 22.1N/kg Velocity スピード 204cm/s 跳躍高は cm で示されます。パワー出力と筋力の値は、コンセントリック局面のみについて計測 されており、それぞれ体重に対する Watt と Newton で表示されます。体重の相対値を用いることに よって他の人と比較することが可能となります。スピードは、1 秒間あたりの最大速度が絶対値で 示されています。 これらのテスト結果は Myotest 本体のメモリーに保存されます。また www.myotest.com にアクセ スしてテスト結果を保存し他の同じスポーツをしている世界中の同じレベルの選手やエリート選手 の値と比較することも可能です。 20 6.ベンチプレス・プロファイル テストの目的: 上肢、特に胸筋群と三角筋による肩関 節の水平内転と上腕三頭群による腕の 諸機能(パワー、筋力、スピード、筋肉量) を向上させるための最適な負荷を決定す る。 実施する動作: 負荷を漸増させながら、1 レップ最大 8 セットのベンチプレス。 負荷 女子 男子 最初のセット 20kg 20kg 以降のセット Myotest による個人別の指定 注意:指定される重量はシャフトとカラーを含んだ総重量です。 用意するものと準備: フリーウェイトまたはスミス・マシーンを使用してください。 十分なウォームアップをします(4 ページ参照)。 軽いウェイトでひととおり練習をして、テストの実施手順について十分理解をしてからテスト本 番を開始するようにしてください。 Myotest 本体をバーベルのグリップ位置のすぐ内側に付属のクリップで装着してください。 テストの手順: 1. 音が鳴ってロゴが表示されるまで on/off キーを押して Myotest をスタートさせる。 2. テストしたいユーザーをアクティブにして「Tests」から「Prof. Bench press」を選ぶ。 3. トータルで 20kg になるようにバーベルをセットし、Myotest をバーベルに装着して「Next」を押 す。 4. 「Press enter to start」で enter キーを押す。 5. 「Grab the bar Wait still for beep 1 repetitions」と表示されるので、バーをラックからはずし、腕 を伸ばして構える。 6. 「GO!」と表示されて少し長めのビープ音が鳴るので、バーベルを胸まで降ろし少し待つ。 7. すると短めのビープ音が鳴るので、バーベルをしっかり握ったまま、最大スピードが出るよう にバーベルを勢い良く上方に加速させ腕を完全伸転させる。この時、上体がベンチから少し 浮いてもかまいません。 8. 腕の完全伸展を保ったまま静止していると、すぐにビープ音が 2 回鳴ってセットの完了を知ら 21 せますので、バーベルをラックに戻します。 9. Myotest のスクリーンに、次に何 kg の負荷をセットするかが表示されますので、トータルでそ の重さになるようにセットします。Myotest のスクリーンでは 30 ~ 90 秒間の休憩時間がカウ ントダウンされていきます。 10.ビープ音が休憩の終了を知らせたら、「Next」をクリックし、次に enter キーを押してからバーを ラックからはずして構える。次のビープ音で胸まで降ろして少し待ち、その次のビープ音で勢 い良く腕を完全伸展させる。 11.以上の手順をテストの完了を示す 2 回のビープ音がなり、「Test completed」と表示されるまで 繰り返す。(最大で 8 セット繰り返すことあります。) エラー: 手順が正しく実行されなかった時には低い音のビープ音がしてエラーを知らせ、テストを自動的 に中止します。Myotest はエラーを 2 回検知した段階でテストを自動的にストップさせますので、1 回だけエラーをしても実行中のテストが無効となることはありません。 以下に示すポイントが識別されない場合にエラーメッセージが表示されテスト中止となります。 1. Myotestが識別できるようにメリハリのある動作であること。ラックからバーを外して持ち上げ る、降ろす、挙上するという 3 つのポイントを明確にすることが重要です。 2. 長いビープ音でバーを降ろした後、挙上する合図である短いビープ音がするまでバーを静止 させること。 3. 長いビープ音で降ろし、短いビープ音で挙げること。 4. 胸の上でバーをバウンスさせるような反動動作が入らないこと。 5. Myotest が指示するトータルのセット数をすべて実施すること。 6. Myotest がエクササイズ中、垂直に保たれていること。 結果: テスト終了後、スクリーンにテスト結果が自動表示されます。まず、ベンチプレスのプロフィール が表示されます。それまでに実施したテストのうち直近 3 回の平均値と比べてどのように変化した かも矢印で表示します。 Your results あなたの結果 1RM(最大挙上重量) 171kg Reliability 信頼性 95% Power パワー 1604W at load 負荷 85kg Training info トレーニングで用いる推奨負荷 22 Velocity スピード load 負荷 <53kg Exec 目標速度 >160cm/s Power-speed パワー-スピード load 負荷 53-84kg Exec 目標速度 130-160cm/s Power-strength パワー-筋力 load 負荷 86-116kg Exec 目標速度 104-130cm/s Hypertrophy 筋肉量増大 load 負荷 117-145kg Exec 目標速度 50-104cm/s Force 筋力 load 負荷 146-171kg 1RM は、あなたが持ち上げることのできる理論的な最大重量を示します。信頼性は、実施され たテストの質によって決まります。信頼性が 50%以下だった場合は、数日後に再テストを行うこと をおすすめします。最大パワーは、すぐその下の欄で示される負荷を用いたときに得られることを 示しています。 次に、トレーニングの目的に応じた最適な負荷の大きさが示されます。最大スピードを向上させ るためには Velocity で示された負荷よりも軽い負荷で最大スピードを発揮するトレーニングが有効 です。速度を強調したパワーの向上には、Power-speed の欄に示された負荷を用いて最大スピー ドでトレーニングすることが最も効果的でス。筋力を強調したパワーを向上させるためには、 Power-strength に示された負荷を用いてトレーニングすることが最も効果的であるといえます。筋 肉量を増やすには、Hypertrophy に示される負荷を用いたトレーニングが効果的です。そして最大 筋力を最も効果的に向上させるためには Force に表示される負荷を使ってください。 これらのテスト結果は Myotest 本体のメモリーに保存されます。また www.myotest.com にアクセ スしてテスト結果を保存し他の同じスポーツをしている世界中の同じレベルの選手やエリート選手 の値と比較することも可能です。 23 7.ハーフスクワット・プロファイル テストの目的: 下肢(臀部、大腿部、下腿部)の筋機能 (パワー、筋力、スピード、筋肉量)を 向上させるための最適な負荷を決定する。 実施する動作: 負荷を漸増させながら、1 レップ最大 8 セットのスクワット。 負荷 女子 男子 最初のセット 20kg 20kg 以降のセット Myotest による個人別の指定 注意:指定される重量はシャフトとカラーを含んだ総重量です。 用意するものと準備: フリーウェイトまたはスミス・マシーンを使用してください。 十分なウォームアップをします(4 ページ参照)。 軽いウェイトでひととおり練習をして、テストの実施手順について十分理解をしてからテスト本 番を開始するようにしてください。 Myotest 本体をバーベルのグリップ位置のすぐ内側に付属のクリップで装着してください。 テストの手順: 1.音が鳴ってロゴが表示されるまで on/off キーを押して Myotest をスタートさせる。 2.テストしたいユーザーをアクティブにして「Tests」から「Prof. Half-squat」を選ぶ。 3.トータルで 20kg になるようにバーベルをセットし、Myotest をバーベルに装着して「Next」を押 す。 4.「Press enter to start」で enter キーを押す。 5.「Grab the bar Wait still for beep 1 repetitions」と表示されるので、バーをラックからはずし肩に 乗せた姿勢で待つ。 6.「GO!」と表示されて少し長めのビープ音が鳴るので、膝を 90 度まで曲げ、体幹を安定させて静 止する。 7.すると短めのビープ音が鳴るので、バーベルをしっかりと肩に押し付けたまま、反動をつけず (カウンタームーブメントを使わず)できるだけ高くジャンプする。そしてできるだけ柔らかく膝 で衝撃を吸収して着地する。 8.すぐにビープ音が 2 回鳴ってセットの完了を知らせますので、バーベルをラックに戻します。 24 9.Myotest のスクリーンに、次に何 kg の負荷をセットするかが表示されますので、トータルでその 重さになるようにセットします。Myotest のスクリーンでは 30 ~ 90 秒間の休憩時間がカウン トダウンされていきます。 10.ビープ音が休憩の終了を知らせたら、「Next」をクリックし、さらに enter キーを押し、バーをラッ クからはずして構えます。次のビープ音で再び膝を曲げて静止し、その次のビープ音で 1 回 目と同じ要領で反動をつけずにできるだけ高くジャンプします。 11.以上の手順をテストの完了を示す 2 回のビープ音がなり、「Test completed」と表示されるまで 繰り返す。(最大で 8 セット繰り返すことあります。) エラー: 手順が正しく実行されなかった時には低い音のビープ音がしてエラーを知らせ、テストを自動的 に中止します。Myotest はエラーを 2 回検知した段階でテストを自動的にストップさせますので、1 回だけエラーをしても実行中のテストが無効となることはありません。 以下に示すポイントが識別されない場合にエラーメッセージが表示されテスト中止となります。 1.Myotest が識別できるようにメリハリのある動作であること。ラックからバーを外す、膝を曲げる、 ジャンプするという 3 つのポイントを明確にすることが重要です。 2.長いビープ音でしゃがんだ後、ジャンプする合図である短いビープ音がするまで静止している こと。 3.長いビープ音で膝を曲げ、短いビープ音でジャンプすること。 4.反動動作(カウンタームーブメント)が入らないこと。 5.Myotest が指示するトータルのセット数をすべて実施すること。 6.Myotest がエクササイズ中、垂直に保たれていること。 結果: テスト終了後、スクリーンにテスト結果が自動表示されます。まず、ベンチプレスのプロフィール が表示されます。それまでに実施したテストのうち直近 3 回の平均値と比べてどのように変化した かも矢印で表示します。 Your results あなたの結果 1RM(最大挙上重量) 171kg Reliability 信頼性 95% Power パワー 1604W at load 負荷 85kg Training info トレーニングで用いる推奨負荷 Velocity スピード 25 load 負荷 <53kg Exec 目標速度 >160cm/s Power-speed パワー-スピード load 負荷 53-84kg Exec 目標速度 130-160cm/s Power-strength パワー-筋力 load 負荷 86-116kg Exec 目標速度 104-130cm/s Hypertrophy 筋肉量増大 load 負荷 117-145kg Exec 目標速度 50-104cm/s Force 筋力 load 負荷 146-171kg 1RM は、あなたが持ち上げることのできる理論的な最大重量を示します。信頼性は、実施され たテストの質によって決まります。信頼性が 50%以下だった場合は、数日後に再テストを行うこと をおすすめします。最大パワーは、すぐその下の欄で示される負荷を用いたときに得られることを 示しています。 次に、トレーニングの目的に応じた最適な負荷の大きさが示されます。最大スピードを向上させ るためには Velocity で示された負荷よりも軽い負荷で最大スピードを発揮するトレーニングが有効 です。速度を強調したパワーの向上には、Power-speed の欄に示された負荷を用いて最大スピー ドでトレーニングすることが最も効果的でス。筋力を強調したパワーを向上させるためには、 Power-strength に示された負荷を用いてトレーニングすることが最も効果的であるといえます。筋 肉量を増やすには、Hypertrophy に示される負荷を用いたトレーニングが効果的です。そして最大 筋力を最も効果的に向上させるためには Force に表示される負荷を使ってください。 これらのテスト結果は Myotest 本体のメモリーに保存されます。また www.myotest.com にアクセ スしてテスト結果を保存し他の同じスポーツをしている世界中の同じレベルの選手やエリート選手 の値と比較することも可能です。 26 8.フリー「トレーナー」テスト テストの目的: このテストはトレーニング指導の専門家が、 いろいろなタイプの動作で自由に測定できるように するためのものです。 このモードでテストを行うためには、使用法と 結果の解釈についてのある程度の専門的知識が 必要となります。 適用: 身体、バーベル、マシーンなどさまざまな部位に Myotest を装着してテストを実施することが可 能です。 使用条件: この方法でテストを実施するときは、テスト動作のプロトコールや動作の質についてよく理解して いるトレーニング指導の専門家と一緒に行うようにしてください。Myotest は、垂直方向に行われ た動作について正確な測定を行います。垂直ではない動作を測定した場合の値は正確ではあり ませんのでご注意ください。 テストの手順: 1.音が鳴ってロゴが表示されるまで on/off キーを押して Myotest をスタートさせる。 2.テストしたいユーザーをアクティブにして「Tests」から「Trainer」を選ぶ。 3.「Weight/load」体重/負荷に、測定される人の体重と測定で用いるバーベルなどの負荷を合計 したトータルな質量を表示させる。 4.「Sampling rate/accuracy」サンプリング周波数/精度で、500Hz または 200Hz を選択してくださ い。500Hz の場合測定時間は最大 30 秒、200Hz では 1 分 30 秒となります。 5.「Next」を押したあと、Myotest を所定の位置に装着して「enter」を押す。 6.「GO!」と表示されてビープ音が鳴るので、テストを開始します。 7.テスト動作が終わったら、2 秒ほど静止してください。それから「enter」を押してテストを完了さ せます。テスト時間いっぱいまでテスト動作を継続している場合(30 秒または 1 分 30 秒)、テ スト終了が迫っていることを連続ビープ音で知らせます。このビープ音がなっている間にテス トを終了させてください。 エラー: 測定上のエラーが発生した際には低いビープ音でそれを知らせます。エラーとなるのは次のポ 27 イントが確認できなかった場合です。 1.「enter」を押してテスト動作を開始する前に静止していること。 2.テスト動作終了時に静止していること。 結果: テスト終了後、測定結果は自動的に表示されます。他のプロトコールと異なり、パワー、筋力、速 度、すべて最大値の絶対値が示されます。これらの測定値をより正確に分析するには、Myotest PRO のソフトウエアにデータをアップロードする必要があります。 PRO ソフトウエアを使えば、すべてのデータが PC に転送されますので、専門的な見地からすべ ての動作について分析することが可能となります。 基本的な測定結果は Myotest 本体に記憶されますので、いつでもそれらにアクセスし、測定結 果を確認することができます。しかし、テストのプロトコールが変わると測定値の持つ意味も異なっ てきますので、それらの値を単純に比較することはできませんので、ご注意ください。フリー「トレー ナー」テストが Web サイトにアップロードできないのもこの理由によります。 28 MYOTEST 仕様書 サイズ:(W×L×H)54.2×102.5×10.7mm 質量:58g 3 軸加速度センサー 接続インターフェイス:USB2.0 メモリー 5 ユーザー 最大テスト保存数:230 テスト www.myotest.com への無料データアップロード Myotest PRO ソフトウエアによる Raw データ分析/管理 測定アルゴリズム 測定範囲±8g サンプリング周波数 200-500Hz(テストタイプによる) 電源供給 公証電圧 3.7V 充電電圧 4.2V(+/-50mV) 最短連続稼働時間:6-8 時間 容量 320mAh 最短バッテリー可動時間 6‐8 時間 充電時間 3‐6 時間(USB 経由) 充電温度 0℃~45℃ 環境 屋内および屋外 気温‐20℃~+60℃ 湿度 45%~85% アクセサリー USB ケーブル デモビデオ収録 DVD 身体装着用アタッチメントベルト バーベル装着用アタッチメントクリップ マシーン装着用マジックテープステッカー キャリーケース ユーザーマニュアル 29 ご注意 Myotest は動作によって生み出される加速度を測定しますが、このマニュアルに従わない場合、 正確な測定結果が得られない可能性があります。 テストで用いられる運動を実施するための適切な健康状態と身体的なコンディショニング状態に あるときにのみ Myotest による測定を実施してください。 常に、資格のある専門的指導者の指示 に基づいて、Myotest をご使用ください。自分にとって重すぎると感じる負荷はご使用にならないで ください。Myotest が推奨する負荷の量はあくまで参考値です。かならず専門的指導者による検証 を受けてください。Myotest を用いた運動中に何らかの身体的な異変を感じた場合、すみやかに それらの運動を中止し、医師およびトレーニング指導者に相談してください。 スポーツ活動への参加、トレーニング機器の稼動、およびテストの実施に伴う動作に関係した障 外の発生につきましては、Myotest はいかなる責任も負いかねます。いかなる場合におきましても、 Myotest の責務は製品の交換に限定させていただきます。 補足事項 ■ 操作上の注意点 ・信号音をしっかり聞き、動作を合わせる。 ・メリハリのある動作で行なう。(あいまいな動作はエラーの原因になります) ・本体、中央の[ENTER]ボタンは長押しすると、リセット機能となり、設定 (日付等)がリセットされますので、注意してください。 ■ 取扱い上の注意点 ・ベルトに本体を取り付ける場合は、落下しないようにしっかり密着させてください。 ・マジックテープが劣化したら、交換用シールを張り替えて下さい。 30 保証について(必ずお読みください) ■保証期間(マイオテスト) 保証期間は、お買い上げの日より1年間です。 マイオテストはフィールドでの使用頻度が高いため、以下の保障条件を定めておりますのでご確認ください。 購入から 1 年以内のバッテリー不具合(※注1)、自然故障に関しましては無償交換、それ以外の破損(液晶割れ など)は有料での対応とさせていただきます。 購入から 1 年以上 2 年未満のバッテリーの不具合、自然故障、破損に関しましては有料での対応とさせていただき ます。 購入から 2 年経過以降はバッテリー不具合、自然故障、破損いずれに関しましても、対応いたしかねますので ご了承ください。 ■修理について 修理に関しましては、基本的にはセンドバック修理をお願いいたします。 センドバック修理とは。 センドバック修理とは、ご購入いただいた製品に異常が発生した場合、製品を販売店もしくは、当社にお送りいた だき、保守作業をおこなうサービスのことです。 明らかに故障と判断できるものは、その旨を記載した資料(使用状態、故障の内容など記載された書面、ご返却先 の住所、電話番号等)と共にご返送ください。この場合でもご返送前には、販売店宛 ご一報ください。 尚、ご返却時に発生する梱包費用や運送費などは御客様負担とさせていただきます。 ■バッテリーについて 内蔵バッテリーの寿命は充電約 1000 回です。本品は電池の交換はできません。 (本品は 2 時間充電で約 8 時間使用可能です。3 日に一度の充電を想定して約 3000 日、約 8 年の使用が可能 です。(実際には、環境条件、充電頻度などにより違ってきます。) ※注1 バッテリーの不具合とは、マイオテストを起動できない、充電できないなどの現象です。 充電の消耗が早くなったなどは対象外となります。 31