Comments
Description
Transcript
米国FCC基準認証制度の最新状況について
FCC最新動向 総務省MRA国際研修会(東京) 米国連邦通信委員会 工学・技術室 ジョージ・タナヒル [email protected] 概要 FCCの役割 FCCウェブサイトの変更 FCCルール策定と公表 認証とMRAの現状 市場監視 インフォメーションソース February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 2 連邦通信委員会 FCCは公益のために、民間の電気通信産業を規制 している -無線業務への干渉発生を最小化するため、送信機 やその他の設備に技術的な規制を定める -市場に出た機器が技術要件に適合していることを保 証するための、認可プログラムを管理する February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 3 OET Lab の主な役割 TCBの監視も含めた無線設備認可プログラム 市場監視と執行を通じて、コンプライアンスを確保する 規制方針と規定の制定をサポートする技術研究 ウェブによる、包括的でタイムリーな技術基準と手続き の明確化 February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 4 FCC電子ファイリングシステム グランティコード – – – – 5桁のグランティコードを企画 FCCIDは現在の最大17文字から、19文字になる 最初のソフトウェアは2013年1月30日にリリースされた 公式稼働は、実施の前に通知される予定 2013年1月のセキュリティ強化 – 以前のリンク: http://apps.fcc.gov/EAS – 現在のリンク: httpS://apps.fcc.gov/EAS – 入力されたものから不適切な特性を制限する、ウェブフォ ーム領域の検証 – 旧式サーバーを業務から外す February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 5 FCC 無線設備認可プロセス 提出されたFCC13-19策定の告知 – 2013年2月15日にリリースされた – 連邦登録簿公表後のコメント期間は45日 – FCCが管理する無線設備認可プロセスの継続的、 効率的かつ効果的オペレーションを保証するための 修正 • この10年で構築された現在のプロセスを体系化 • プロセス改善を提案する機会 – 適合性認定・認証の要求条件を含む、適合評価に おける問題の対処 February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 6 NPRM FCC 13-19 要旨 NPRM無線機器認可 ハイライト/提言 – TCBは全ての無線設備を認証している • 事前承認ガイダンス手続き (許可すべきかどうか)を正式 に策定し、現在のTCB除外リストを移行する • TCBは、基準に準拠しない申請を却下することや、関連 情報の更新を許可されている – TCBのパフォーマンスを査定するための付加的な基準 – TCBによる市場調査の体系化 – 現在のISO/IEC スタンダードを参照するためのルール整備 – テストラボの更新要件 • 全てのテストラボに、コンプライアンス認定のためのパフ ォーマンステストを要求する • Section2.948による、テストファームの一部廃止 • テストサイトの検証 – 測定方法の更新と代理認可 February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 7 NPRM FCC 13-19 基準に関 連した問題 ANSI C63.4-2009 – 非意図的放射の試験 – C63.4-2003 差し替え版 – 1GHzを上回る試験場の検証 – 現在、2003又は2009のバージョンが使用可能 • 公示DA-09-2478に準拠 – ルール策定において使用の強制が提案される ANSI C63.10-2009 -未認可無線設備のテスト – 現在、2003又は2009のバージョンが使用可能 • 公示DA-09-2478に準拠 – ルール策定において使用の強制が提案される Calibration ANSI C63.5-2006 – 周波数測定アンテナの較正 – C63.4-2009によって必須とされる ISO/IEC Guide 65~17025 採択と移行 February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 8 NPRM 無線機器認可 FCC 無線機器承認 NPRM 草案下/内部的な議論 – 提案された議題 • 異なる自己確認手続きの統合 – 適合宣言 – 承認 • ルール緩和化 • ソフトウェア修正の、規則への明文化 • 認可事業におけるモジュール状無線設備 の必要条件 February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 9 FCC 実験局免許 R&O FCC13-15 報告と指令 – 実験局免許を試験するための一般的なコンプライ アンス • 電波暗室外で製品テストをしている米国のラボの ために • テストを受ける設備のために、実験局免許の必要 性を排除 – FCC規則の試験に申し込むだけ – 製品開発と市場検査のための輸入限度 • FCC Rules 47 CFR 2.803 • 検査と開発のための輸入制限は、200装置から 4000装置へ変更された February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 10 KDB 公告 www.fcc.gov/labhelp KDB 過去の公告 – 447498 –モバイル・ポータブル機器の周波数公開 条件 – 941225 – 3G機器のSAR測定手順 – 865664 – 3-6GHz帯無線設備のためのSAR測定 ガイダンス – 616217 – スクリーン表示による送信器付きラップ トップのSAR評価上の問題 – 648474 –複数の送信機とアンテナ付きの送受話 器またはワイヤレス充電器のSAR試験手続き February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 11 FCC委員会 会合 2013年2月20日 運用可能で技術的に新しいシグナルブ ースターの登録要件に対処する報告と 指令 5GHzのバンド(UNII/Wi-Fi)で利用でき る免許不要の帯域の拡大の公示 February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 12 FCC 無線設備承認 KDB ウェブページ 草案出版物 – 採択前に提案された方針についての、チェックとコメント – https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/reports/PublishedDocumentList.cf m 期限切れの草案出版物 – レビュー・コメント – 出版物の最終的な校正を閲覧 – 主要なガイダンス出版物 – https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/reports/GuidedPublicationList.cfm • • • • • • February 27, 2013 行政指導アプリケーション 技術的ガイダンスアプリケーション ラベリング/輸入 RF暴露 TCB/テスト組織 試験方法 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 13 無線設備の承認・認証プロセスの傾向 February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 14 フェーズI/EMC協定とMRAの現状 米国は、以下の国で試験デ ータの承認をするために、 MRAを運用: • • • • • • オーストラリア カナダ 台湾 欧州連合 香港 日本 – 62 • 韓国 • シンガポール • ベトナム February 27, 2013 地域 北米 欧州 アジア 中東 合計 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan FCCに公認さ れたラボ数 121 42 140 2 305 15 MRAの現状 相互承認のためのMRAは、以下の国で運用可能: • • • • • カナダ 欧州連合 香港 シンガポール 日本 合計33のデータ認証機関(TCB)は、FCCによって認めら れている • • February 27, 2013 国内TCB 18 国外TCB 15 • 日本 1 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 16 市場監視 FCC – – – – TCB Grantsの審査 グランティとTCBからのサンプル要求 サンプル品購入 集中的なサンプリング・プロジェクト TCB – FCCは、毎年認可した製品の約5%の監査を、各TCBに要求 する • 該当する場合、1%のRF 暴露 • www.fcc.gov/labhelp KDB 610077 – https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearch ResultPage.cfm?switch=P&id=20540 Other – 一般の方からの申し立て/試験 – 競合先からの申し立て/試験 February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 17 市場監視の報告と対応 FCCの活動 – ノンコンプライアンスの問題: – – – – 説明要求 罰金 無線設備の回収 無線設備の修理 TCBの責任 - 問題をFCCとグランティへ報告することが要求さ れる 申込者の問題 – レスポンスがない場合 • グランティコード発行延期 February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 18 2012 TCB市場監視概要 34のTCB報告は、レポートを必要とする – 2013年1月31日に予定されるレポート – すべてのTCBに提出された情報 – レポート概要 • 現在まで審査した結果のうち、 – ブロックされた54のグランティコード – 11件の検証 – FCCへ通知されるとすぐに、コンプライアンス違反 が調査される – 779件のTCBサンプル・テストは、全体の5%という 要件を満たす必要がある February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 19 FCC市場監視 不正な試験結果を報告している疑いのある、 もしくは不正な試験結果を出している施設を サードパーティに使用させているテストラボを 調査するために、FCCはTCBと共同作業を行 っている FCCはTCBと、認証済み無線設備の虚偽報 告の調査について共同作業を行っている February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 20 トレーニングの機会 TCBカウンシルと毎月の電話会議 – 一般的には、月の最初の火曜日、ワシントン時間 午前10時30分 TCBとのミーティング – 問題を議論し、トレーニングするために、毎年2回の TCB/FCCワークショップ 他のトレーニング機会 – 必要に応じて予定される FCC ノウリッジデータベース – www.fcc.gov/labhelp ベータ・テスト/プラクティスウェブサイト – http://appsdemo.fcc.gov/oetcf/eas/index.cfm February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 21 Thanks! February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 22 オンライン情報 無線設備認証ウェブページ – 測定技術、EAプログラムの説明、情報、MRA、TCB、 EA発表、その他を保管など: http://www.fcc.gov/oet/ea/ 情報の共有と配布の手続き – 更新された解説データベースとウェブ照会用の新しい窓口: http://www.fcc.gov/labhelp OETオンラインインフォ(指令、公示など) – http://www.fcc.gov/oet/info/ FCCルールとレギュレーション – http://www.fcc.gov/oet/info/rules 一般的なFCC情報 – http://www.fcc.gov FCC MRAウェブページ – www.fcc.gov/oet/ea/mra February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 23 日米 テレコム MRA スコープ:電気通信端末設備と無線設備 – 無線設備と電気通信端末の証明に、目的が限定 されている • ISMと非意図的ラジエーターを含まない – アメリカ合衆国 – FCC規則(47CFR) – 日本 –電気通信事業法、電波法、関連した法令 – 製造者の住所または設備の原産国は関係ない February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 24 日米テレコムMRA 協定発効 – 米国と日本の当局によって、2007年2月16日にワ シントンで署名される – 日本の国会は、2007年6月19日にMRAを許可し た – 電磁両立性(EMC)に関する取り決め –外交文書 の交換 – 2007年12月 • 公式実施日付2008年1月1日 日米MRAに関する情報: – http://gsi.nist.gov/global/index.cfm/L1-4/L2-16/L3-92 – http://transition.fcc.gov/oet/ea/mra/Japan.html February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 25 MRA ウェブページ FCCが関係するMRA情報が全て、この一箇所 でまとまられている: – www.fcc.gov/oet/ea/mra • 協定についてのリンク集 • 実施情報 – CAB公認の要件 – CBの要件 » TCBガイド65チェックリスト » TCBの役割と責任 » 検査手順 • 業界関係者への連絡先 February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 26 FCCのMRA参入 US-EU相互認証協定 – 2国間、マルチセクター US-EFTA相互認証協定 – 2国間、マルチセクター 日米テレコムMRA – 2国間、シングルセクター アジア太平洋経済協力(APEC) – 多国間、シングルセクター アメリカ大陸データ通信委員会(CITEL)相互認証協定 多国間、シングルセクター US – メキシコ(運用中でないが、これまでに署名) 2国間、シングルセクター US – イスラエル(運用中でないが、2012年10月15日に署名) 2国間、シングルセクター February 27, 2013 MIC MRA International Workshop Tokyo Japan 27