Comments
Description
Transcript
グラヴィノール - キッコーマン バイオケミファ
ぶどう種子ポリフェノール グラヴィノール KPA-CU 1 2 抗糖化 グラヴィノール KPA-CU 抗酸化力 フリーラジカル 消去能 チロシナーゼ 活性抑制 3 4 「グラヴィノール KPA-CU」はブドウ種子を精製水で加熱抽出し、エタノール溶液とした化粧品素材です。 ポリフェノールの一種であるプロアントシアニジン(以後「PA」と記す)を主成分としており、PA は他のポリフェ ノールに比べ、特に抗酸化作用が強いということが示されています。 女性の肌トラブルの中でも大きな悩みである「肝斑・シミ」は、紫外線の刺激を受けることで発生する活 性酸素が原因の一つと考えられています。 天然物由来の抗酸化物質である PA は活性酸素消去機能、抗炎症効果に加え、チロシナーゼ活性抑制能 によるメラニン生成の抑制、更にメラノサイト増殖抑制能力を持つことが知られています。 これにより、肝斑を予防、薄くする効果が期待できるという点がグラヴィノール KPA-CU の大きな特徴です。 また、グラヴィノール KPA-CU は強い抗糖化作用を示すことがわかり、肌の透明感・弾力を改善する効果、 すなわちアンチエイジング効果が期待出来ます。 グラヴィノール KPA-CU の特長 H OH 抗糖化(AGEs 生成阻害) OH HO 肌の透明感・弾力アップ O 肌のアンチエイジング n OH OH チロシナーゼ活性抑制 活性酸素除去効果 OH HO O 色素沈着抑制効果 OH 肌への美白効果 OH しみ・肝斑の改善 OH 化粧品・医薬部外品への添加可能 主成分:プロアントシアニジンの代表的構成式 糖化・AGEs 生成のしくみ メラニン生成のメカニズム タンパク 糖 タンパク タンパク 糖 タンパク 糖 タンパク 糖 糖 タンパク 糖 肌 タンパク フリーラジカル発生 血管 体温 日光の熱 糖のうちグルコース 糖 熱などの刺激で アマドリ転位 チロシナーゼ活性化 ラジ カル ラジ カル タンパク ラジ カル 酸化・分解・重合 サイトカイン(エンドセリン等) 解糖 糖 タンパク カルボニル 化合物 ラジ カル 紫外線 壊れた グルコース TRP-1・2 の活性化 メラニン生成 メラニン蓄積 AGEs 糖化最終生成物 (糖化生成物の総称) 硬い・くすみ・臭気 (コラーゲンの変性) 参考文献 FRAGRANCE JOURNAL 2014.11 抗糖化(AGEs 生成阻害) 試験方法 サンプル 20μL と 0.1mol/L PBS 500 μL および 40mg/mL ヒト血清アルブ 100 A G E s 生 成 阻 害 ︵ % ︶ ミン 20μL、2M グルコース 100μL を混合し、60℃40 時間インキュベー 80 トし、溶液 200μL 励起波長 370nm、 60 蛍光波長 440nm にて蛍光を測定し た。サンプル添加区におけるグルコー 40 ス添加群と非添加群の測定値の差を A、蒸留水添加区におけるグルコース 20 添加群と非添加群の測定値の差を B 0 0.1% 1% 0.01% 0.05% 0.1% 0.5% グラヴィノール KPA-CU アミノグアニジン (ポジティブコントロール ) とし次式により算出した。 AGEs 生成阻害活性 (%)={1-(A/B)}×100 活性酸素生成抑制 試験方法 80 D P P H ラ ジ カ ル 消 去 活 性 ︵ % ︶ サンプル 40μL に DPPH 溶液を加えて 室温で 1 時間反応後、517nmOD 値を 60 計測 (DPPH 終濃度 60μmol/L)。希釈 液をブランクとし、サンプル添加区にお 40 ける DPPH ラジカル添加群と非添加群 の 差 を A、ブランク 添 加 区 に おける 20 DPPH ラジカル添加群と非添加群の差 を B とし、DPPH ラジカル消去活性は 0 10 100 0.001% トロロックス 0.01% 0.1% グラヴィノール KPA-CU (ポジティブコントロール) (μmol/L) 次式により算出した。 DPPHラジカル消去活性 (%)={1-(A/B)}×100 チロシナーゼ活性抑制 試験方法 サンプル 20μL に 1/15 mol/L リン酸 80 緩衝液 (pH6.8) 100μL および 40U/mL 70 マッシュルーム由来チロシナーゼ 40μL 60 を添 加しよく混 合し、2.5 m mol/L L‒ 50 ドーパを 50 µL 添加して 15 分反応後、 490nm 吸光度を測定した。サンプル添 40 加区における L‒ドーパ添加群と非添加 30 群の測定値の差を A、ブランク添加区に 20 おける L‒ドーパ添加群と非添加群の測 10 0 定値の差を B とし、チロシナーゼ活性 0.1 1 4- ブチルレソルシノール (ポジティブコントロール) (μg/mL) 0.01% 0.1% グラヴィノール KPA-CU 1% 抑制性は次式により算出した。 チロシナーゼ活性抑制性 (%)={1-(A/B)}×100 抗酸化物質の相対抗酸化力 ∼アンチエイジング・美肌∼ 9 8 抗酸化成分で知られている 7 ビタミン C やビタミン E などより ずっと強い抗酸化力 6 5 4 体をサビにくくする 3 2 1 0 ブドウ種子 ポリフェノール カテキン ビタミン E L- トリプ トファン 没食子酸 アンチ エイジング ビタミン C 美肌効果 L‒ドーパ染色で検出されるチロシナーゼ蛋白レベルによるPA(プロアントシアニジン)の効果 試験方法 A B16 メラノーマ細胞を前培養した後、PA を添加した培地でさらに培 養した。 B この細胞を採取し、0.25mol/L スクロース、1m mol/L PMSF 溶 液で細胞溶解液を調製した。 C これを遠心分離し、得られた残渣を 0.5%デオキシコール酸 Na、 1m mol/L PMSF で溶解して SDS-PAGE を実施した。 D このゲルを 0.1% L‒ドーパ溶液に浸漬し、PBS(−)中で浸漬しチ ロシナーゼ由来のバンドを検出した。 コントロール PA (100μg/mL) 出典:日本香粧品科学会誌 別冊 Vol. 27, No. 4, December 2003 L‒ドーパを基質としたチロシナーゼ活性抑制 試験方法 試 料 1mL、1/15mol/L リ ン 酸バッファー 5mL お よ び 40U/mL チロシナーゼ溶液 2mL を混合し 5 分以上静置し たのち、2.5m mol/L L‒ドーパ溶液 2.5mL を添加して 10 ∼ 20 分後の着色を確認した。 ネガティブコントロール 水 グラヴィノール KPA-CU 0.5% ポジティブコントロール 4- ブチルレソルシノール 1μg/mL マンズワイン(株)との共同開発 キッコーマングループのマンズワインでは、1962 年からワイン造りを始め、 国内外で高い評価をいただいている「ソラリス」シリーズなど、「品質主義」 をブランドのコンセプトとしてこだわりのワインをご提供してきています。 「ブドウ種子ポリフェノール(グラヴィノール ®)」はこのマンズワインとの共同 開発から生まれました。 キッコーマンは、ブドウ種子ポリフェノール「プロアントシアニジン」を主 成分とする物質の抽出を独自の技術によって成功させ、1999 年日本農 芸化学技術賞を受賞しました。 日本農芸化学 技術賞 T ●●●● ●●●● ●●● ●● ● 規格 規格項目 規格値 性状 本品は、かっ色∼赤かっ色の透明な液体で特異なにおいがある 確認試験(タンニン) 塩化第二鉄試験で液は緑かっ色を呈する pH 3.5∼5.0 比重 1.010∼1.025 エタノール含量 25∼35 vol% 純度試験(1)重金属 10ppm 以下 純度試験(2)ヒ素 1ppm 以下 固形分 10∼15 w/v% 強熱残分 1.0% 以下 TF(全フラバノール含量) 5.0 w/v% 以上 T ●●●● ●●●● ●●● ●● ● 保存方法・品質保証期限 保存方法 品質保証期限 T ●●●● ●●●● ●●● ●● ● 冷暗所(2̶8℃) 3年 T ●●●● ●●●● ●●● ●● ● 包装形態 1kg 250g 250g(プラスチック容器)×4 本/カートン 250g(プラスチック容器)×1 本/カートン 表示名称 医薬部外品に 添加、配合する場合 日本化粧品工業連合会 医薬部外品の成分表示 名称リストより 化粧品に 添加、配合する場合 日本化粧品工業連合会 化粧品の成分表示 名称リストより 表示名称 成分コード 濃度(wt%) 簡略名 精製水 001370 約 64 なし 無水エタノール 001076 約 24 なし ブドウ種子エキス 999999 約 12 なし 表示名称 成分番号 濃度(wt%) INCI 名 水 550001 約 64 Water エタノール 550003 約 24 Alcohol ブドウ種子エキス 555699 約 12 Vitis Vinifera (Grape) Seed Extract 「プロアントシアニジン」を含む ブドウ種子ポリフェノールが、 あなたの体を酸化から守ります。 ポリフェノールは、 植物由来の第7の栄養素「フィトケミカル」の仲間です。 植物はもともと酸素や日光などによる酸化から自らを守る ため、抗酸化成分を豊富に備えています。光合成によってで きる植物の色素や苦みの成分であるポリフェノールは、植物 細胞の生成、活性化などを助ける働きをします。 香料や色素として古くから食品、化粧品に使われていまし たが、近年、ビタミンやミネラル、食物繊維に次ぐ第 7 の栄 養素として研究が進んでいます。 様々な種類のポリフェノールが発見・抽出・開発され、健 康食品・医薬品として多くの商品が生まれています。 【フィトケミカル】 フィト (phyto) はギリシア語の 「植物の」 を意味し、 ケミカル (chemical) は 「化学物質」 で、 植物由来の化学物質の意。 7 大 栄 養 素 フィトケミカル(植物栄養素) 6 大 栄 養 素 食物繊維 5 大 栄 養 素 3 大 栄 養 素 ミネラル ビタミン 炭水化物 タンパク質 脂質 しょうゆ づくりから始まった技術力と研究力。 キッコーマンの研究開発は、今から100 年以上前の 1904 年(明治 37 年)に 当時の「野田醸造組合醸造試験場」 設立された野田醤油醸造組合醸造試験所からはじまりました。当時の先端 技術であった純粋培養による種麹の製造研究が行われ、その成果はしょうゆ 醸造の品質と生産性の向上、安全性の証明にも貢献してきました。 History History 現在では、 「食と健康」を研究対象領域とし、しょうゆ醸造、食品、バイオ・健 康食品の 3 つの研究体制で、研究開発に取り組んでいます。 現在の「研究開発本部」 http://biochemifa.kikkoman.co.jp 東京 大阪 〒105-0003 東京都港区西新橋2 -1-1 TEL 03-5521-5084 FAX 05-5521-5498 〒 556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70(なんばパークス内パークスタワー5階) TEL 06-6636-6867 FAX 06-6636-6903