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自民党看議連が総会を開催
発行所 No. 日本看護連盟 279 2012 年 4 月18日 号 自民党看議連が総会を開催 4 月 13 日、自由民主党の看護問題対策議員連盟(看議連)は、衆議院議員会館にお いて平成 24 年度総会を開催しました。看議連事務局次長のたかがい恵美子参議院議 員が司会を務めました。折しもこの朝、北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイルといわ れる人工衛星の打ち上げが失敗に終わったとの報道があり、国会も慌ただしく動いて いるため、早々に退席される会員議員も少なくありませんでした。 看護関係団体からは日本看護連盟の役員・各県看護連盟会長をはじめ、日本看護協 会、日本助産師会、日本精神科看護技術協会、日本訪問看護財団、全国訪問看護事業 協会、 国立病院看護部長協議会、 全国国立病院附属看護学校副校長・教育主事協議会、 国立大学病院看護部長会議、 全国助産師教育協議会の役員が出席。 また、 厚生労働省、 文部科学省の看護関係担当者も出席しました。 伊吹文明会長(衆議院議員)の挨拶の後、たかがい議員が平成 23 年度の活動報告 を行いました。その後、草間朋子日本看護協会副会長、葛西圭子日本助産師会専務理 事、仲野栄日本精神科看護技術協会専務理事が、それぞれ要望書を伊吹会長に手渡し ました。 ※各団体の要望書は、日本看護連盟のホームページ、日本看護連盟 ムービー「看議連総会開催」のページから見られます。 [日本看護協会の要望事項] 1 看護師特定能力認証制度の早期法制化を行うこと 2 看護職の労働条件・環境の改善を図ること このニュースレターは、職場で看護政策や政治について考える時の資料になるよう、日本看護連盟が施設連絡員や代 表者、役員等に対し特別に配布するものです。ミニ研修会や会議の資料等として積極的にご活用ください。 [日本助産師会の要望事項] 1 産後うつの予防や子ども虐待予防につながる、助産師の行う母乳育児ケアに関し て、乳房ケア補助券の発行、産後ケア事業の充実等産後支援事業の充実を図られた い。 2 妊婦健康診査における公費負担は、継続して、地域や施設による区別なく、日本 中どこでも同じ方法で平等に受けられるように整備されたい。 3 助産師が現行制度の範囲の中で行うことができる業務内容を医行為ではなく助産 業務として位置づけられたい。 4 災害弱者である母子の支援のために災害時、あるいは災害対策に助産師を活用さ れたい。 5 助産所を包含した周産期医療ネットワークが全自治体に整備された場合は、助産 所の嘱託医・嘱託医療機関は確保されたとみなされたい。 [日本精神科看護技術協会の要望事項] 1 東日本大震災で被災した精神科病院及び地域精神科医療への支援 被災地への中長期的な職員の派遣を行った病院に対して、一定期間、看護職の人員 配置等についての特例的な配慮を行い、移動費、生活費等の公費負担をお願いした い。 2 こころのケアの充実と「こころの日」の制定 精神科看護師の職能団体である当協会は、精神保健法施行の日に因んで 7 月 1 日を 「こころの日」と位置づけ、メンタルヘルスの向上や精神疾患の正しい理解を進め てきた。 地域医療福祉に携わる支援者も含めた心のケアに関する施策の充実を図っていた だきたい。また、 「こころの日」の制定にもご尽力いただきたい。 3 精神保健医療福祉領域の施設における看護師の活用 1)看護師を配置することで「医療サービスが提供できる生活支援施設」等を地域に 整備し、精神科病院での入院が長期化している医療依存度の高い患者の退院促進を 図る施策を展開していただきたい。 2)地域における小中学校や諸団体への精神科疾患、メンタルヘルス等の基礎知識の 普及啓発活動に、精神科認定看護師や専門性の高い看護師等が中心となって参加で きる環境づくりを行っていただきたい。 4 専門性の高い看護職の養成と業務拡大 精神科医療においては、隔離拘束時のケアや適切な薬物療法の実施など、看護師の 判断が効率的な治療の実践につながることが多い。そのために専門性の高い看護師 の養成の促進と、精神科医療における看護師の業務拡大についての検討を行なって いただきたい。 このニュースレターは、職場で看護政策や政治について考える時の資料になるよう、日本看護連盟が施設連絡員や代 表者、役員等に対し特別に配布するものです。ミニ研修会や会議の資料等として積極的にご活用ください。