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(火)開催結果、会場:音別町コミュニティセンター(PDF:294KB)

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(火)開催結果、会場:音別町コミュニティセンター(PDF:294KB)
市 政 懇 談 会
開催日時 平成22年8月3日(火) 午後6時30分~8時
場
所 音別町コミュニティセンター 研修室
参加者数 29人
(市長あいさつ)
【市長】
皆様、お忙しい中、またお仕事でお疲れの
ところを音別地区の市政懇談会にご参加
をいただきまして、感謝を申し上げます。
3市町が合併して5年目を迎えたところ
でございます。過日の議会の中でも、合併
についての検証が必要であろうというこ
とで、様々な取りまとめもいたしました。
本日も皆様の忌憚のないご意見をいただ
いて、是非とも市政の中に活かしていきた
いと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
これまで、音別の中でも産業や恵まれた自然を活かそうと、様々な取り組みを進めてきました。
音別地区では、消防署とコミュニティセンターの建設、また特養(特別養護老人ホーム)の開
設、そしてTMRセンター(飼料集散施設)の整備、公営住宅の建て替えなどを進めてまいり
ました。また、域内循環、つまりこの地域内の産業間で循環を高めていくように産業構造を転
換していきたいということで、地元の音別の木材を活用した産業作りを進めておりまして、こ
の6日に大規模運動公園の市民球場でプレオープンする屋内練習場の建設も行ったところで
あります。合併をしまして、市内の面積の7割が森林になっています。公共的な建物に地元の
木材を使うと、山が整備され、伐採もし、植林もしなくてはいけない、木材として加工をする、
こういう一連の作業を域内で循環させていくことができるようになるわけです。この「域内循
環」をベースとして考えて作っていくわけです。これからも地元の材を活用できるようにして
いきたいと思っております。この水も「釧路阿寒100年水」という名称になっております。
いろいろな会議に出ますと、牛乳だとか水だとかお茶だとか、様々な地域のものが(会議に)
出されてきます。それであれば、農協で牛乳でもいいのですが、水、それも地元の水があれば
いいだろうということで、今は試験的に作っているので、市内ではないのですが、それをベー
スに工場を作っていけば、雇用が増えたり、同じようにみんなが地元を使ってまた回転が進ん
だり、ということも考えて、この域内循環をベースに進めていこうとしているところです。
合併後の状況についてですが、合併時に目指した「新市建設計画」の進捗状況はおおむね計画
通りに実施され、着実にまちづくりが進んでいると考えております。また、市の財政状況が厳
しいことはご周知のとおりでございますが、「行財政改革」と言う言葉は、30年くらい前か
ら出ておりまして、様々な取り組みは行ってきております。ですが、やってもやっても改善が
されないということはもうひとつ違う視点で物事を進めていかなければいけないだろうと考
え、今年度から都市経営戦略会議を立ち上げました。市役所の行政運営に経営という感覚を持
つことで、いままでの予算編成等のやり方も変わっていくことになると思います。つまり、今
これだけやりたいから、これだけのお金が必要だ、これだけ足りないということではなく、あ
るお金でどういうことをするのかをしっかり考えていきましょうということになります。経営
感覚を持って、いまあるお金をいかに効率よく使うのかということで、外部の方々からの視点
で提言をいただきながら、改革を進めてまいりたいと思っております。
平成21年度の釧路市の財政も赤字かと新聞報道もされたところですが、本当は計上しなけれ
ばいけない経費を計上しなくてもいいルールがありまして、国民健康保険の償還金を1年か先
送りできまして、そのことで黒字に変えた、つまり実質的には赤字ということでございます。
そういった中で、しっかりと予算編成というものを考えていかなければいけないなという思い
もしております。私も2回予算編成をいたしました。昨年は現実的に自分の中で全部の事業を
チェックしながら進めてきたところでありますけれども、本当になかなか厳しいものがありま
す。しかしながら、その中で、我々大人の責任、また行政の責任として、最大に考えなければ
ならないのは、これから、釧路、音別、阿寒の地域へどのような街を残していくのか、どのよ
うな形にして子供たちに贈ってあげられるのか、もしくはどんなシステムを残していくのかと
いうことが大事だと思っています。先送りはとにかくしないで、まず課題を洗い出して、オー
プンにしていって、その中で出来ることをしっかりしていきたいなと思っているところであり
ます。そういった意味で、また皆様方のご協力をお願いしていきたい次第であります。
今、新しい公共ということも大きく動いています。これは国の方でも、言っているわけですが、
新しい公共という概念を私はしっかり持っていきたいと思っています。高度経済成長期のとき
は、どちらかというと価値観が1つにまとまりやすい状況だったと思っております。しかしな
がら、人口減少、少子化、こういった状況の中では、やはり多様な価値観が出てきていると思
います。それらの多様な価値観とともに、多様なニーズが社会の中で、地域の中で、生まれて
きているということになります。行政だけで、その多様なニーズに対応するのは現実的に難し
いことから、新しい公共、たとえば市民団体やNPO法人であったり、さまざまなボランティ
アであったり、そういう方々が、新しい多様な価値観から出てきたニーズに対応していくのが
重要になっていくのであります。そういった中には本当に高い評価を得ている団体もあります。
例えば、「就労自立支援プログラム」は、これは行政ももちろん入りながら、NPOと共同で
取り組んでいるものですが、全国で高い評価をいただいています。最小の費用で最大の効果が
得うる、こういう部分でも、新しい公共というものをしっかり取り入れ、街づくりをすすめて
いこうと思っておりますので、そういう意味でも皆さんのご協力をいただきたいと思っており
ます。
最後に、これだけは皆様方にしっかりとありとあらゆる機会を使いながらお話をしております
のが、この10月1日に行われる国勢調査へのご協力ということでございます。この国勢調査
の結果が、地方の交付税などの根拠になっていきます。子育て問題、介護の問題、医療、福祉、
教育、雇用対策、ありとあらゆるところに使われるのが、この国勢調査の結果であります。地
域の実態を正確に国に伝えていく、把握するということは大事なので、国勢調査へのご協力を
お願いいたしまして、ご挨拶を終わらせていただきます。
皆様方のいろいろなご意見を賜りながら、今日の市政懇談会を有意義なものにしていきたいと
思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
(質疑要旨)
● 鹿害対策への取り組みについて
【参加者A】
鹿害についての取り組みの体制につきまして、お願いを申し上げます。この件につきましては、
音別町だけではなく、全道広く、非常に大きな問題として取り上げられていて、いま、この地
域も一生懸命取り組んでもらっているところであります。全道的にも、副知事さんが会長とな
る全道エゾシカ対策協議会も作られていて、自衛隊の派遣だとかいろいろと対策は練っておら
れるわけですけれども、まだまだ機能しない状態であります。当地区でも平成11年、12年
と鹿柵を設置しましたが、非常に老朽化が著しい状態でありますし、また、最近は九州での口
蹄疫の問題、それと鹿との関連もあります。口蹄疫というのは、ツメが2本の偶蹄類の動物が
かかるということで、鹿もその偶蹄類であることから、地域では、鹿にその口蹄疫が、という
ことを非常に心配しているところであります。大きな面から言いますと農業ばかりじゃなくて、
国際交流の中でも心配される面がたくさんあるのではなかろうかと、そんな思いでもいるとこ
ろです。出入り口の消毒、避難道など、申し上げるまでもなく、もう既に万全を期してもらっ
ているわけですが、当地区のこの鹿柵につきましては、いろいろな問題があります。いろいろ
地域の人たちと相談しながら、これから包括的な地域問題として、市長さんにお願いしたいと
思っておりますので、この問題につきまして善処いただきますようお願いいたします。
【市長】
鹿の被害、これは、災害だという考えで、さまざまな場面で私どもも道に要請しているところ
であります。白糠、音別、阿寒、この地域は鹿がもっとも生息しやすいことから、広域的に鹿
の防護柵、鹿柵を作っていきました。早めにやっているから、老朽化しているということもあ
るんですが、いま、そこで鹿の被害の問題につきましては、全道的にこの災害をどういう風に
食い止めていくか、防ぐのではなくて、駆除していくという観点で進んでいるところです。現
実的に今、市町村などで単独で、鹿柵等々を補助しながらやっていこうというところは、北海
道には、1つもありません。昭和58年以降の道の施策でここまで増えてきたところでありま
すから、これはいち早く、しかも効果のある対策を早くやらなきゃいけないということで、先
週、道へ要請してきたところであります。また、猟友会の方とも連携を取りながら、とにかく
大量に駆除、ということで対応していこうというのが今のところであります。
次に口蹄疫の件ですが、10年程前に本別で終息したといって3ヵ月後に発生したので、まだ
10月まで気の抜けない状況になっている状況であります。市の公共的な施設、空港などもあ
わせて、とにかく、口蹄疫を北海道に入れないというスタンスの中で継続的に進めております。
しっかり対応していきたいと考えておりますので、この点もご了解いただきたいと思います。
【参加者B】
せっかくの機会ですので3点ほど市長のお考えをお聞きしたいと思います。
まず、1つは、市有林間伐事業の計画的継
続の推進です。間伐につきましては、従来
から計画的に実施していますことは十分
承知しています。しかし、今後も途絶える
ことなく、継続されることをお願いいたし
たいと思います。なお、音別地域では、ご
承知のように間伐事業を必要とする山林
がたくさんあります。将来の立派な丸太の
生産のために、もっとも大事な間伐作業を
しっかりと続けていただきたい、また、この作業の面積が毎年大幅に増減のないように計画的
に配慮をお願いしたいと思っております。この間伐を実施することにより、二酸化炭素の吸収
が活発になり、間伐をしない森林より多いという研究結果も国の林業試験場から出されている
ところであります。長期にわたる継続をぜひお願いしたいと思いますので、今後どのような考
えを持っているか、市長にお伺いしたいと思います。
2番目ですが、植林事業の継続化であります。市有林の更なる資源増強を図る意味からも植林
の拡大、これを特に要望したいと思います。音別地域ではしばらく植林がありませんでしたが、
担当の皆さんの尽力によりまして、平成21年度、22年度、この2年間、尺別の山において
実施されました。これを途絶えることなく実施していただきたいと思います。将来におきまし
て、森林から安定的に継続して収入を得ようとするならば、やはり長期的な考え方を持って、
今以上に面積を拡大して植林を続けていただきたい。音別の奥の方にはもうすでに伐採をして
も良い山がたくさん見られます。ですから、思い切って、現在のところわずかな面積ですが、
5ヘクタールでも10ヘクタールでもまとまった面積の開伐作業をして植林をしていただけ
たら、将来に伝わる理想的な事業経営が出来るとそのように思っておりますので、よろしくお
願いします。
それから、3番目は先ほど市長さんがお話していましたけれども、地材地消の大いなる促進で
す。市民球場の屋内練習場、あるいは動物園の方で地材地消の趣旨が十分に生かされていると
いうことは、承知しております。しかし、地域の林業、林産業を活性化させさまざまな経済効
果を生み出すためには、もっともっと地材地消というものを積極的に推進していかなければな
らないと思います。これを積極的に進めるためには立木の所有者、素材の生産者、作業者、そ
れから運送業者、それから製材工場、建築の工務店、こういう関係者がしっかりとしたネット
ワークを構築し、金銭が地元に還元できるようなスタイルを作ることが何より大事だと思いま
す。また木材の持つ、ぬくもりや香り、そういうものは他の材料にない特徴があります。たと
えば、市の中で公営住宅、公共施設、学校の校舎、農業の畜産施設、畜舎、堆肥舎、あるいは
農機具の格納庫、そういうものにも十分使えますし、また特別養護老人ホームあるいはそのほ
かに十分に使えると思います。釧路市の市民憲章の中に第3章に、緑を育て、自然豊かなきれ
いな街を作りましょうという立派な憲章があります、これを達成するには私ども林業関係者の
力が大きいと思います。市でも林業が農業水産業、これらに肩を並べられるようにこれまで以
上にぜひ力を入れていただきたいと思います。
この3点について、市長の考えをお聞かせ願いたいと思います。
【市長】
森林につきましては、冒頭でも話しましたとおり、何とか活用しながら進めていきたいと思っ
ております。これまで、北海道の中でも下川町ですとか、北網、西興部などでは、林業といろ
いろなものとの連携をとっていますけれども、全体的に林業政策を進めているところがほとん
ど道内にはなかった、という実態もありました。私どもは阿寒、音別と合併して、地域に大量
の森林があります。その森林と消費地たる旧釧路市街とで連携をとることで、北海道の中でも
モデル的なものが出来るのではないのか、と考えています。今までの木材の振興というと、高
くても地元のものを使いましょう、高くてもいいから木を使いましょうという形で進めてきま
した。しかし、財政が厳しい中で、そういうことでは出来なくなってきました。ですから、一
定程度、市の方でこういうものを木材にしたいと思っていますという、計画的なものを出して
いって、そして、価格をしっかりあわせてもらう。このように行政の進めていくことと団体の
進めていくこと、これをあわせていくことでさまざまな展開が出来ると思っております。たと
えば、市民球場の屋内練習場も音別の市有林の間伐材を使っているから安く出来ています。し
かし、最終的には予算というものがありますので、是非団体と連携をとって進めていきたいと
思っています。ありとあらゆるところで木材を使っていきましょう、ということを言っていま
すけれども、まだまだそういう状況には至っていません。やはり、価格と言うのは大事です。
その価格を下げるために、どうすればいいのか。ロットをこれくらい増やせば、いくらになる
とか、そういう話を業界、団体の中でしっかり進めていただきたいと思っています。地元の木
材だから、高くても使う、これは絶対に無理が来ます。長くは続きません。ですから、価格を
あわせながら、地材地消を方針として、ぜひ皆さんと意見交換しながら進めていきたいと思っ
ておりますのでよろしくお願いします。これを進めていきますと間伐も、活用しましょうとい
う方向につながっていきますし、植林も少しずつでも進めていけますし、そうすると伐期を迎
えた山も伐採することが出来ます。最終的には、使い先とその価格の厳密なところ、こういう
ものをあわせていくことによって回転が出来ていきます。何とか木材の消費地と山がある、こ
の釧路市の中で、そういうモデル的なものが出来てきて、これが他のものにつながっていくと
いう仕組みを作っていきたいと考えております。これは音別地域が一番、完成度が高いと思っ
ていますので、よろしくお願いいたします。市の方も、木材の専門的な分野がいままで組織の
中になかったものですから、道から林務の専門職員を2年間、お借りしました。総合振興局の
林務の担当部門とタックを組みながら進めていきますので、よろしくお願いいたします。
【参加者C】
市営牧場の家畜の預託頭数ですが、4~6月で昨年は36420頭の預託を受けて、本年は4
2917頭と6500頭くらい増加しています。音別町時代にバンガーサイレージを2棟作っ
てもらったんですが、預託頭数が増えているということで、昨年、21年度も飼料不足を生じ
まして、最終的には4月、5月は苦慮したところであります。また、サイレージの作業中、そ
ういう状況なのでどうしてもサイレージをバンガーの上に盛ってしまい、事故が起きてしまい
ました。今回は人身事故ではありませんでしたが、今の状態では、いまの2基のバンガーサイ
ロでは、サイレージに対応できません。現状の飼料不足の解消とサイレージ作業の事故の防止
のためにぜひともバンガーサイロ1基を作っていただきたいとのお願いです。出来れば、来年
6月末まで作っていただきたいとお願いに参りました。
【市長】
預託頭数が増えていて、サイレージの処理をしきれないということでもう1基作って欲しいと
いうことですね。確かに良質な牛乳のためには、いい飼料を与えなきゃいけないというのは当
たり前のことですが、1基建設するのに1千5,600万円くらいの費用が必要でしたよね?
【参加者C】
建設の方法はいろいろありますので、担当
者と相談して、出来るだけお金のかからな
い形でおこないますので、その点も考慮い
ただきたいと思います。
【市長】
予算の関係はこれからヒアリング等をし
ながら、来年の2月に向けてさまざまな状
況を踏まえながら進めていくものであり
ますので、色々な手法等につきましては、担当やセンター長もおりますので、相談しながら進
めていく形になると思います。現状の中で、予算の問題をまだ何もしてない段階で明言は出来
ませんが、厳しい財政状況の中ですので、手法につきましては、相談しながらということにな
ると思います。
【参加者C】
もうひとつ、サイレージの飼料の不足と事故の防止と両方のことで考えていただきたいと思い
ます。
【市長】
よく相談しながら、そして、どんな仕組みがあるのか、などを踏まえながら検討したいと思い
ますので、ぜひ相談する機会を与えていただきたいと思います。
【参加者D】
2点ほどお願いしたいと思います。
1点目は森林整備に関する奨励事業の継続についてお願いいたします。国全体では環境の保全、
教育、やすらぎと、森林への期待は増加しております。役に立つ森林という認識を地元から発
信できる理解を得ながら、この小さな地方から大きな国へということで、国民規模で育てる森
林資源を事業につなげることが重要ではないかと思います。昨年より、地産地消ということが
地元の森林の有効活用が打ち出されまして、民有林で、この地域の活力をもたらしております
けれども、ここ数年、特に支援事業は徐々に低空飛行という状況になっております。そういう
ことで今後とも少しでも希望の持てる山作りを目指す森林所有者の森林整備への意欲の低下
防止対策及び所有者の負担軽減のための造林事業に関します奨励事業の継続を切にお願いし
たいと思います。
2点目は農業関係と重複しますけれども、エゾシカ対策です。森林もここ数年、鹿害にあって
います。そこで、餌付けをいたしまして、なんとか市有林の中に簡易な鹿柵を作ってはいかが
なものかと。狩猟者の後継者の育成もお願いしたいと思います。それから、捕獲の支援見直し
ですが、捕獲した人に聞きますと、従来よりも価格、1頭あたりの支援策がそれも低空飛行の
状態だと聞いておりますので、今後、その点の対策もよろしくお願いしたいと思います。
【市長】
奨励事業の継続ですが、なんとか頑張っていきたいと考えています。これを進めていきますと、
組合としましても委託されながら林業を進めていけるということでございますので、厳しいと
ころではございますが、しっかり続けてまいりたいと考えていますので、よろしくお願いした
いと思っています。やはり、最後の出口ですよね。出口を作っていかないとなかなか、難しく
なってきますから、なんとか消費地の釧路で出口を作っていきたいと思っています。今まで、
山は大切だ、という社会的な部分で、出口のことを考えないでやってきたと思いますが、域内
で循環させていくためには、この奨励事業につきましても厳しい財政状況の中でも進めていき
たいと思います。造林だとか山をしっかり整備していくことで、低気圧の際の川の氾濫、流木
の被害など、そういう被害を防げることになります。ですから、なんとか前に進んでいくよう
な仕組みというものを作りながら、この奨励事業も合わせながら、そして出口もしっかり踏ま
えながら進めていきたいと考えておりますので、よろしくご協力のほどお願いいたします。
また、エゾシカの部分でありますけれども、この餌付け捕獲の取り組みですが、阿寒で行って
いるようです。長い間やっていく間には、一定の効果があるということですが、スポットでや
ったときにどれだけ有効なのかは研究していかなければいけないと思っています。
そして、狩猟後継者の育成ということですが、音別の猟友会の皆さんは22人いますね。先ほ
ども言いましたけども、防御から駆除へと完全にシフトしている、そういった意味で、狩猟と
いうものが重要視されると思います。ただ、後継者の育成が難しいですよね。確か、散弾の免
許を取って10年経たないとライフルにいけないですよね。さまざまな事件の中で法律が改正
等されてきましたから、狩猟後継者の育成には時間がかかりますので、いま狩猟免許を持って
いる方を、銃を所持している方をいかに活用していくかということが即効性のある対策につな
がると考えております。一定程度の後継者の育成というものも出てくると思いますが、その辺
はまた相談しながら進めていきたいと思います。鹿については、災害ということでしっかり対
策を進めていきたいと考えております。
【参加者D】
(ライフル免許を取るのに10年かかる点についての)緩和をぜひお願いしたい。若い人たち
が(ライフルを)持てるようにお願いしたい。難しいことだとは思いますけども。
【市長】
緩和、これは難しいですね。
(銃による)事件があったので、
(規制を)強化してきましたから。
自衛隊に対応してもらうという話もありましたが、やはり銃は難しいということで、鹿がいる
という情報は提供します、というのが自衛隊の協力になっています。銃の規制は、やはり、ス
トレートには、難しいですね。
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