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特集 「ごみ」ってなんだろう

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特集 「ごみ」ってなんだろう
特集 「ごみ」ってなんだろう
特集 「ごみ」ってなんだろう
私たちの生活環境は
今!
地球温暖化は未来の大きな問題ではありません
もうそこに、いや! あなたの足下までもう破壊は始まっているのですよ
気づいてください、そして少しだけ生活習慣を見直してください
あなたとあなたの家族のために
ここ 100 年間で・・・地球の平気気温は 0.6℃上がりました
たった 0.6℃?・・・と気軽に捉えてはいけません
大宇宙の中の小さな星、地球。その星に人間は、喜怒哀楽を持って生活しています
そして、多くの生物がこの星から水と空気と大地の恵みを受けています
地球を直径 1 メートルの大きさに例えたお話の本があります
それによると、地球上の生物が生きていくために必要な空気の層は、直径1メートルの
大きさの表面をたった1ミリしか覆っていないと伝えています
1ミリですよ、1ミリ!!
その空気を利用することで人間は様々な物を作り、便利な生活を送っています
しかし、今、その物作りのためにこの小さな星、地球はひどく傷つけられています
さらに、傷つけることに止まらず、膨大なエネルギーを消費してたった 1 ミリしかない
空気の層に沢山のガスを出してきました
私たちは、地球にこうした犠牲を強いる一方で、便利な物を次々と生産し、生活を豊かに
してきました。
しかし、今、そうやって作られた物たちが何も無かったように捨てられています。
そう、それが「ごみ」なんです
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特集 「ごみ」ってなんだろう
もう一度振り返ってみましょう
0.6℃の上昇って言われても、なかなか実感できませんよね。人間の皮膚ではその変化が
わからないかもしれません。でも、自分自身の体温が 0.6℃上がったら、と考えてみてくだ
さい。ちょっとした微熱の状態になって、なんとなくいつもと違うだるさを感じることでし
ょう。
2007 年の夏を思い出してみてください。今までにない暑さでしたよね。日本では、各地
で最高気温の記録を次々と更新しました。このように極端にバランスを欠いた暑さ、寒さ、
多雨、少雨が世界各地で、年毎に違う形で起こるのも、地球温暖化がもたらす影響のひとつ
と考えられています。
そう、地球温暖化はもうここまできているのです。
このまま何の対策もしなければ、21 世紀末には最大 5.8℃の気温上昇が予測されています
5.8℃ですよ!
人間の体温に置き換えて考えてみてください
そのときの状況が、想像できると思うのですが・・・
クーラーがある!?
技術の進歩が解決する!?
どちらにしても物を生産し、資源とエネルギーを消費することには変わりありません
現代社会において、私達人間は資源やエネルギーを消費しなければ生きていけない状況に
置かれています
しかし、
資源やエネルギーを消費すればするほど、ごみが発生していきます
資源やエネルギーを消費すればするほど、地球は暖かくなっていきます
今あなたが何とかしなければ、この先の環境も、
あなたとあなたの家族の健康も守ることはできないのです
その、何とかしなければならない問題のひとつ、
最も身近な存在が、そう「ごみ」なのです
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特集 「ごみ」ってなんだろう
あなたにとって「ごみ」とは?
写真を見てあなたは何を感じましたか?
ごみ置き場か…、汚いな! 別に何にも!
早く片付けろよ!
今日は出す日か!
などの答えですか?
そう、ここは、立川市内にある家庭や事業所から出た、役に立たなくなった不要なもの、
いわゆる「ごみ」の集積場です。
では、「ごみ」って何を指すのでしょうか?
ここで改めて、その定義を探ってみましょう。
フリー百科事典「ウィキペディア」では、
ごみ(塵・芥・ゴミ・護美・Refuse)は、役に立たなくなった不要なもの。くず(屑)や
かすとだいたい同じ。また、クズ(くず)やカスとともに他人に言う悪口として、または揶
揄語として使われることがある。
ごみは、誰がその物体をごみと考えるかに依存した相対的な定義である。ある集団にとっ
てはごみでも、別の集団にとっては宝の山という状況が存在する。そこに含まれているもの
に対して価値をいかに見出すかであり、そのためリサイクルやオークション、フリーマーケ
ットなどにより両者の接点を設けることがごみの減量においては重要となる。たとえば、日
本では昔から原材料から液体成分を抜き取った残留物をかすとして再活用している。一方誰
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特集 「ごみ」ってなんだろう
にとっても価値を生じない物体、たとえば路傍の石などは、ごみとはされない。誰かが、何
らかの理由で一度は所有し、その後価値を失った物がごみとなる。
と、定義しています。
さらに、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法とか廃掃法と呼ばれています)では、
第2条において、
「廃棄物とは、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃
アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であって、固形状又は液状のもの(放射性物
質及びこれによって汚染された物を除く。
)をいう」と規定されています。
さらに、廃棄物に当るかどうかの判断基準は、占有者が自ら利用し、または、他人に有償
で売却することができないために不要になったもののことをいい、これらに該当するかどう
かは、占有者の意思、その物の性状、排出の状況、通常の取扱い形態、取引価値の有無及び
占有者の意思等を総合的に勘案すべきものとされています。
なお、廃棄物には大きく分けて「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分けられます。産業廃
棄物は、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、
廃プラスチック類など法令で定める 20 種類をいい、それ以外の廃棄物は一般廃棄物とされ
ています。一般廃棄物には、家庭から出されるごみ、粗大ごみの他に、し尿、事業所から出
される産業廃棄物以外の廃棄物(事業系一般廃棄物)が含まれています。通常、し尿を除く
家庭(生活)系・事業系合わせた一般廃棄物を「ごみ」として区市町村が処理に責任を持ち、
産業廃棄物は排出業者が自ら処理をすることが原則となっています。
まぁ、学術的な話はこれくらいにして、次に一般的に多くの方がイメージする「ごみ」に
ついて、どんなものがあるのか見ていきましょう。
ごみは、大きく分けて一般的に次の4つに分類されています。
①
可燃ごみ
②
不燃ごみ
③
粗大ごみ
④
資源ごみ
立川市での収集は、以前は、次の5分別で行われていました。
燃やせるごみ
燃やせないごみ
有害ごみ
粗大ごみ
市では処理できないごみ
しかし現在は、更に資源化を求めて、次の 14 分別で収集・処理を行っています。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
①燃やせるごみ・・・・・・・・・・立川市で燃やして処理することが出来るごみ
例:台所の生ごみ・貝がら、皮製品、くつ、使い捨て
カイロ、紙くず、木くずなど
残念ながら、多くは燃やさなければならない状況です。
燃やした後に残った灰はエコセメントの材料として活
用しています。
②燃やせないごみ・・・・・・・・・立川市では燃やすことが出来ないか、燃やすことが困
難なごみ
例:ゴム類、陶器くず、食器などのガラス類、金属類
(資源ごみに当たる金属は除きます)、混合ごみ(金属や
プラスチックなど複数の素材で出来ている物)、ポット、
時計、小型の家電製品
ガラス、鉄、アルミ、銅等に分解・分別して再資源と
して活用されます。
③新聞紙・折込チラシ・・・・・・・新聞と一緒に配布される広告類も一緒に出せます。
多くは新聞紙に再生されています。
④ダンボール・・・・・・・・・・・ちょっと厚い紙です。色は茶色が多いのですが、表面
が白いものもあります。見分け方は、表と裏の紙の間
に波上になった紙が挟まっています。
再びダンボール製品として再生されます。
⑤雑誌・本・雑紙・・・・・・・・・雑紙とは、領収書・メモ用紙・お菓子の箱・薬の箱・
ティシュ箱・付箋紙・ダイレクトメール等で、小さな
紙切れですが積もれば大きな資源です!
全て資源化しています。
⑥古布・牛乳パック・・・・・・・・古着等の布類全て大丈夫です。古着は洗濯したものを
出してください。木綿の下着も OK!燃やせるごみの
日ではなく、布の日に出してください。
牛乳パックは開いて束ねて出してください。
全てリサイクル。再資源化して活用されています。
⑦プラスチック・ポリ・ビニール・・ポリバケツ、CDケース、発泡スチロール、など。
おもちゃ等も含まれます。
布と同じに中身は使い切るか、水ですすいで細かくし
て出して下さい。腐敗する食品などがついていると臭
気が発生するとともに、処理に大変な労力を要します。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
⑧ペットボトル・・・・・・・・・・もちろん、キャップは外し、ラベルは取って分けて出
してください(キャップ、ラベルはプラスチックごみ
として出してください)。そうです!見た目に透明であ
ることが大切ですね。もちろん、中身がないもの汚れ
が無いものですよ。プラスチック同様、汚れがあるも
のは再資源化が困難です。
全てリサイクル。再資源化して活用されています。
⑨透明色のビン類・・・・・・・・・ビン類は色別にきちんと分けて、リサイクルボックス
⑩茶色のビン類
に出してください。出すときは、キャップを外して、
⑪透明、茶色以外のビン類
中身は空けて、軽くすすいできれいにしてから出して
ください。
⑫缶類・・・・・・・・・・・・・・中身を空け、すすいでからリサイクルボックスへ。
これってちょっとしたことですが、非常に大切なこと
なんです。中身が付着したままですと、臭ってしまい
ますし、ポストの設置にご協力いただいている周辺住
民の方に大変失礼です。
アルミ缶、スチール(鉄製)缶、どちらも一緒に出せ
ます。
⑬粗大ごみ(大きなごみ)・・・・・ 普通のごみの回収日には収集できない大きなごみ
例:布団、机、椅子、タンス、など
⑭市で収集できる有害ごみ・・・・・蛍光管、乾電池、水銀体温計
この 14 分別収集方式で、市民の皆さんのご理解とご協力をいただくことで、着実に資源
化の成果を上げてきています。
また、この 14 分別の他に、15 年度の途中から、庭木や樹木などのせん定枝(せんていし)
を収集し、これに学校調理場などから出る生ごみと混合して、畑などの堆肥を作っています。
この 14 分別の他、洗濯機、テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫は家電リサ
イクル法の指定品となっており、また、パソコン、オートバイはメーカ
ーによる回収システムがあるため、市では処理できないものです。
その他にも、危険物、建築廃材、土、石、消火器、耐火金庫、自動車部品、
タイヤ、バッテリー、仏壇、ピアノ、医療系のごみなどは市で処理が出来
ませんのでしっかりと他の物と分けて出すことがルールとなっています。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
このように分別すればするほど資源化の道は開けてくるのですが、要らなくなった時に一
人ひとりがきちんと分けて出すのと、無造作に出されたごみを集めてから分けるのでは、そ
の労力は雲泥の差となってしまいます。
アルミ缶、スチール缶、紙、ペットボトル、びんなどは
資源物として、リサイクルして別の物に生まれ変わること
ができるものです。これらのものを分別せずに、出してし
まうとせっかくの資源がリサイクルできずに「ごみ」とし
て埋立処分の道をひたすら歩むこととなります。
必ず分別をお願いいたします。
「たちかわし環境ブック 2006」の表紙にも
採用された竹内沙希さんのエコポスター
では、続いて立川市内でどのくらいのごみが出され、処理されているのかについて、見てい
きましょう。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
立川市のごみの量はどれくらいなのだろう?
平成 18 年度のごみ収集・持込量と集団回収量の総量は、69,538tで多摩地域全体の約
5%の量となっています。
これを、どのように処理されたかという方法別に分けると
49,963t
が集められたり、持ち込まれたりしたごみのうち「焼却」処分、つまり燃や
して処分された量です。
23,163t
が資源ごみとして集められたものと、不燃ごみとして集められたものの中か
ら選別により資源化に回ったもの、焼却によって発生した灰のうちエコセメ
ントの原料として活用されたもの、自治会などで資源物として集団回収され
たものを合わせた「資源化」されたものの合計です。
1,722t
が焼却灰のうちエコセメントの原料にも不適合だったものと、リサイクルセ
ンターでの資源化選別作業の結果資源化できなかったもので、最終的に「埋
め立て」処分に回された量です。
えっ、合計が合わない!?
それはですね…、
「資源化」された量の中には、一旦「焼却」の過程を経た後にエコセメン
トの材料として資源化に回ったものが含まれていることや、
「埋め立て」
された量の中にも、
「焼却」の過程を経て最終的に埋め立てに回ったもの
が含まれているからなんです。
これら、ごみ処理の流れについては、ごみ対策課が発行している冊子「目で見る立川市の
ごみ」や「清掃事業年報」などの統計資料に詳しく載っているので、ぜひご覧ください。
これらの数値が示すとおり、焼却によるごみ処分の割合が多いことが見て取れます。焼却を
行うということは、CO2(二酸化炭素)の排出につながり、地球温暖化に結びつきます。
なお、立川市の清掃工場で 18 年度に焼却処理されたごみは 51,512t(前年度に収集さ
れ、ごみを溜めておくピット内に残っていた分を含む実際に焼却処理した量)となっており、
CO2排出量では年間 24,708tで、人口一人当たりに換算すると約 144kgを排出している
ことになります。
一方、資源化率を見てみますと総量の約 33%となっておりますが、せっかく資源化のため
に分けていただいても、その中に不適切なもの、例えばプラスチックとして分別したものの中
にマヨネーズやソース、醤油などの容器が中身が残ったまま混入していたり、不燃ごみの中に
リサイクルできるプラスチックや空き缶などが混入していたり、不燃物として破砕処理し埋立
できない電池・金属・可燃ごみ・ビニールが混じっていることがあります。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
また、ペットボトルには、キャップやラベルが付いたままのものや中が汚れているもの、ま
たシャンプーのボトルが混じって出されることもあり、このような状態ではリサイクルするこ
とができません。
ごみを出す時のちょっとした行動で、ごみの流れが決まってしまうのです。
資源化できない不適切なものが入った袋
電池や金属などの混入物
プラスチックでは資源化できない混入物
不燃物の混入除去作業
写真のプラスチック類に関しては年間約 3,000tが立川市のリサイクルセンターに搬入さ
れ、1 日 15∼16tの選別作業を行っております。また、不燃物に関しては、年間約 2,700
tが搬入され、破砕し、資源物の回収をした後に、手作業で1日3t強の選別を行っておりま
す。市民の皆様のちょっとした心遣いによって分別が徹底されれば、選別の労力と経費が削減
でき、何よりも環境が守れます。
けっして「ごみ」ではありません。集めるごとに出てくる古着や自転車、まだまだ使える物ばかり
これらは資源(商品)として再利用されています
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特集 「ごみ」ってなんだろう
しかし、分別だけでは、必ずしもごみを減らすことには結びつきません。不要なものをなく
す努力をしなくてはなりません。そこで、よく言われている3Rが必要となるのです。
3Rとは、Reduce(リデュース:減らす)、Reuse(リユース:再び使う)、
Recycle(リサイクル:資源として再利用する)の頭文字をとった言葉で、廃棄物の削
減に努めるための考えを表現しています。
この中でも、ものを大切に長く使ってごみになるものを出さないといったReduceの心
がけが最も大切で、これを常に心がけ不要なものを発生させないことが大きな効果をもたらし
ます。
物があふれ、飽食の時代、一度、美酒におぼれたら中々つつましく生きるのは今となっては
難しいものです。でも、ヒットした映画「三丁目の夕日」のように、どこかで昔を懐かしむ風
潮があるのも事実です。
「貧しかったけど、人が生き生きしていた時代」と映画のキャッチフレーズを思い出しま
せんか?
しかし、昔を懐かしむだけでは、解決の糸口が見つからないのも事実です。
最近では、個人レベルでの努力や取り組みの推進を図るだけでなく、社会構造的にごみを減
らす取り組みも進められています。その一つが、生産者が製品の生産・使用段階だけでなく、
使用後の廃棄・リサイクル段階まで責任を負い、費用についても負担する、
「拡大生産者責任」
という考えに基づいた法整備の推進です。
OECD(経済協力開発機構)によって提唱されたこの考えでは、生産者は商品を設計・開
発する段階から、使用後の処理コストのことを意識せざるをえなくなり、自ずと処理に手間や
お金のかからないものづくりが進むことが期待されていて、循環型社会形成推進基本法やその
後の容器包装リサイクル法、家電リサイクル法、自動車リサイクル法などにも取り入れられて
います。
これらの社会的な取り組みが進み、その一方で一人ひとりの意識が少しずつ変わっていけば、
今後は不要となるものはなくなるかも知れません。つまり「ごみ」という言葉が死語になる日
が来るかもしれません……。
う∼ん、またまた、難しいお話になりかけてきましたけれど、
あなたにとって、「ごみ」がなくなりますように・・・!
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特集 「ごみ」ってなんだろう
さぁ、そろそろ、終わりにしましょう
いろいろ述べてきましたが、ごみ問題は、ごみの減量化や分別の徹底だけで解決するもので
はありません。まして、市や都、国の問題ではなく、基本的にはあなた自身の問題なのです。
そう、一人ひとりが問題なのです。
あなたが物を使う(消費)ことで、必ず付いて回るのが「ごみ」です。
今、私たちは、空気を、水を、大地を、物を使う(消費)ことで汚したり破壊したりしてき
ています。
ごみ問題は、あなたの将来の設計図になるかも知れません。
そして、あなたの家族、子供、恋人が人として健康でよい環境にいられるかということにつ
ながっていることを知っていただきたいのです。すべて、あなたのためなのです。
余談ですが、
ごみと一口に言っても、人によっては宝物であったり、人によっては汚らしいものであった
りと百人百様です。
今まで着ていた服が不要になり、集積所に出しに来た方がいます。たまたまその日は資源ご
みの日ではありませんでした。収集員に注意され、持ち帰ることになりました。
その方は、その服を持って来られたときはいとおしく、捨てがたいようにお持ちいただいた
のですが、一旦集積所に出した後、注意され持ち帰るときには、汚らしいものであるかのよう
に、つまんで家に持ち帰っていきました。何故なんでしょう?
また、お台所でもそうですよね。
食事の支度をしているとき、素手で食材を調理しています。そして、不要な部分は生ごみの
容器や袋の中に・・・
そうなのです。このときにはじめて、「ごみ」という意識になるのです。
でも、今の今まで味見して口にしていたものです。それなのに、手から離れてごみ容器に飛
んでいく瞬間に「ごみ」になるのです。そしてこの瞬間から人は、ごみを汚いと感じてしまう
のです。人間はなんて身勝手なのでしょう。
私たちの身の回りの物全てが、人工的に作り出された物ではありません。多かれ少なかれ、
元をただせば全て自然の恵みを利用していると言っても過言ではないのです。
現代人は、精神的な安らぎを求め、自然に触れるため、自然の中に行きます。河原でのバー
ベキュー、ハイキング、キャンプ、ドライブ、釣り、自然観察、海水浴、森林浴・・・。そし
て代表的なのが富士登山です。
しかし、富士山の山ろくには、ごみが散乱しています。不法投棄をはじめ、富士山を訪れた
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特集 「ごみ」ってなんだろう
人たちの中には心無い方がいるのです!
人間は、自然と共に生活しているようですが、知らず知らずにその自然を破壊し、汚してい
るのです。ごみは、人と共に付いて回ります。避けられないものなのですけれど・・・
ですから、出来るだけ、ごみを出さない生活を維持しなければ、私たちの生活環境は計り知
れないダメージを受けます。
立川市の「ごみ」も、お隣の県の「ごみ」も、全国の「ごみ」も、お隣の国の「ごみ」も、
皆同じ運命を背負っているのです。
もう一度、立川市の「ごみ」を振り返ってみましょう。
14 分別収集制度が行われていますが、一人ひとりの 14 分別はしっかりと徹底されている
んでしょうか? あなたは、どうですか?
胸に手を当てて考えてみてください。
集まったごみの状況からは、まだまだ分別の合格点をいただけない状況です。
立川市が 14 分別を取り入れた十数年前、世間から大きな注目を浴びました。
そんなに分けることが出来るの?
収集はどうするの?
市民が協力するの? 無理だよ!
でも、ご覧ください。今では、14 分別なんて当たり前の社会となっています。
十数年前から立川市は、ビンや缶のリサイクル回収に取り組んできました。また、全国都市
清掃会議や都を通じて国に対し、食品トレーの回収等、リサイクル回収の制度を確立して欲し
いと訴えてきました。そこでようやく、国の制度として、平成 12 年には容器包装リサイクル
法、食品リサイクル法が平成 13 年には家電製品リサイクル法が法的に整備されました。
こうした取り組みは、市や自治体だけでは為し得ません。市民や事業者のご理解、ご協力と
行動があってのことです。地震と同じです。少しずつの力が溜まって、大きなエネルギーとな
って地殻変動を起こしたのです。
立川市に住む皆さんにも、その力があるのです。
今、その力をもうひと踏ん張り発揮してみてください。
毎日の生活から発生するごみを減らすためには、生活そのものを見直さなければなりません。
今、手に入れようとしている物は本当に必要なの?
使い終わったらごみで捨てるだけでいいの?
捨てる前に何かに役立てる方法はないの?
など少し考えてみてください。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
(ごみ減量一口メモ)
まずは、一人ひとりのちょっとしたごみの出し方からはじめませんか?
その1(やめます)
レジでもらう袋
5∼10gの減量
紙製の手提げ袋
50gの減量
ブックカバー
5gの減量
商品トレー使用品の購入
20∼60gの減量
紙コップ・紙皿・紙タオルの使用
その 2(やります)
洗剤等は詰め替え用を使用
5∼10gの減量
30∼60gの減量
フリーマーケットの活用
→Tシャツ1枚で
140gの減量
クリーニングのハンガーの返還
40gの減量
このように、一人ひとりの心がけ次第で、少しではあるかもしれませんが、確実にごみ減量
が行え、環境への負荷が減っていきます。
また、リサイクルできるものはきちんと資源として出すことで、大きな効果が望めます。是
非、実行してみてください。
新聞 1 日分
140gの減量
雑誌1冊
300gの減量
牛乳パック1本
ペットボトル1本
・
25gの減量
20∼50gの減量
あなたの毎日の生活習慣をちょっとだけ変えてみてください。
あなたの家族と子ども達のために、そして、何よりも、あなたのために!
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特集 「ごみ」ってなんだろう
目で見るごみ処理の流れと様々な取り組み
ここからは、市内からごみとして集められたものが、どのように処理されているか、写真を
見ながら追ってみたいと思います。
まずは、西砂町にあるリサイクルセンターから見てみましょう。
左の写真は、緑の壁で囲まれているリサイクルセンターの入口。右の写真は、入口を入ると
すぐに見える計量棟です。矢印の先に四角く見える鉄板の部分が、大きな秤(はかり)になっ
ていて、まずここで車ごと重さを量ります。計量棟の右側には出口専用の秤が同じようにあっ
て、出る時にも同じように量ります。入る時と出る時の差で運び込まれたごみの重さを算出し
ているんですね。
収集車で運びこまれたごみは、ピットと呼ばれる貯留槽に投入されます。写真は燃やせない
ごみの山です。
粗大ごみや燃やせないごみのうち、複数の素材
で作られているものは、そのままでは処分出来ま
せん。写真のように人の手によって分解して、資
源ごと(鉄やプラスチック等)に分け、ようやく
資源化することができるんです。
- 15 -
特集 「ごみ」ってなんだろう
布は機械で袋を破くことができません。
中の衣服まで引き裂かれてしまいますので、やは
り人の手によって袋を破き、種類毎に分別する作
業を行います。
ライターや乾電池、危険物なども人手をかけて一つ一つ分けていきます。右の写真は分けら
れたライターや危険物。残念ながら、大部分は使い切られていない物ばかりです。
燃やせないごみの山に多くの職員が分け入って、何かを探しています。さて、探し物は何で
しょうか?
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特集 「ごみ」ってなんだろう
実は、下の写真のようなガスボンベ(左)や危険な注射針、薬品の容器(右)などを探して
いました。ガスの入ったボンベ類は、使い切った後でも中にガスが残っていることがあり、処
理施設内で爆発事故が起きる原因となり、非常に危険です。
必ず捨てる前に、風通しの良いところで穴を開け、中のガスを抜いてく
ださい! 皆さんのひと手間で爆発事故の発生を防いでください!
右の写真は、プラスチック系ごみ中に混じって
出された不適物を選別し取り除く、コンベアでの
作業風景です。
ちなみに、コンベアの流れる速さは「回転ずし」
の約3倍!
初めての人は目が回る速さです。
そして、不適物を取り除かれたごみは、コンベ
アに乗せられて梱包機へと流れていきます。
上の写真は、燃やせないごみを細かくする破砕機の刃の部分です。左写真の四角く見えるの
が新しい刃ですが、約3ヶ月で右の写真のようにすり減ってしまいます。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
下の写真は
破砕機の内部です。例えて言えば、ヒゲそりの外刃にあたる部分ですが、こちら
もご覧のようにすり減ってしまっていることがお判りいただけます。
破砕されたごみは、左の写真のように一旦外のヤード(貯留場)に集められます。集められ
たごみは、機械による選別を経た後、機械で選別できないものについて、人の手によってさら
に選別されています。
細かくされた燃やせないごみの中には金属物、ボタン電池、可燃物等、最終処分地での埋め
立て条件に適する状態になるように、時間をかけて手作業で不適物を除きます。ここでの作業
は、分別が徹底されていればチェックだけで済みますが、実際には相当な手間と労力をかけて
行われています。
- 18 -
特集 「ごみ」ってなんだろう
左の写真は、センターの中枢部、中央監視室で
す。ここで、センターの機械装置のコントロール
と状況の把握をしています。
それでは次に、リサイクルポストで集められたビン・カンの処理の流れを見てみましょう。
リサイクル回収車によって回収されたビンは、ビンの色別にそれぞれの収容容器に入れられ
ます。また、リサイクルポストの回収容器は、定期的に洗浄機で薬品を使用して綺麗に洗い、
再びそれぞれの地域に戻っていきます。
回収されたビンの中には、そのまま再利用されるビンもあります。それを生きビン(いきび
ん)と呼んでいます。代表的なものは「ビールビン」
「お酒の一升ビン」
「ウイスキービン」な
どで、それぞれの種類ごとに分けられメーカーや問屋に引き取られていきます。割ったりしな
いで、そのままリサイクルポストへお願いします。
また、出すときは忘れずにキャップを外してください。回収してからキャップを外すのは大
変な労力がかかります。
- 19 -
特集 「ごみ」ってなんだろう
リサイクルセンターで行っているもう一つの資源化への取り組みに、「せん定枝」や「木
の葉」を活用した「堆肥」作りがあります。
大きく伸びた街路樹や庭木を切って出る「せん定枝」は、以前は全て清掃工場で燃やされ、
資源化の対象ではありませんでした。こちらの施設は、平成 15 年 8 月から稼動し、現在で
は年間約 438 トンのせん定枝が堆肥づくりのための資源として活用され、約 532 トンの堆
肥が市内で再利用されています。(運び込まれた量以上に堆肥ができるのは、発酵のため生ご
みや水分が投入されるためです。
)
では、堆肥ができるまでの流れを順を追って見てみましょう。
右の写真は、持ち込まれた木の枝や葉っぱ等を、重機を使って機械に投入できるサイズにま
で砕いている様子です。ある程度砕いた後、左に見える機械に投入します。右の写真、右奥の
機械が第1段階の破砕機で、真ん中の機械がさらに細かく均一に砕く装置です。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
左の写真は最終段階の装置で、堆肥の発酵に適した約 8 ミリの大きさにする装置です。こ
の段階まで細かくチップ化されたものに、学校調理場などから集められた生ごみを発酵させた
ものや水分を加えて、堆肥にするための発酵を促していきます。
右は、生ごみと混ぜられ発酵を繰り返している段階で、白く立ち昇っている煙は湯気です。
堆肥の中は発酵の際に出る熱で約 60 度位の温度になっています。
このように発酵を繰り返してできた堆肥は、リサイクルセンター内で市民に無料で配られて
いるほか、市内の農家や造園業者に販売され、立川市内で出されたものが資源としてリサイク
ルし、立川市内で再利用されています。
また、この堆肥は市内の農林総合研究センター(旧農業試験場)でも使われ、上質な堆肥と
して好評を得ています。
では次に、燃やせるごみを処理している清掃工場の様子を見てみましょう。
左の写真は、若葉町にある清掃工場の入口。右の写真は、清掃工場の象徴でもある煙突です。
高さ 98 メートルあるこの煙突の直径は、一番太いところで 10 メートルもあります。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
ここで、ちょっと一息入れて緑と花の世界をご紹介します。
清掃工場に隣接しているガラス張りの施設、グリーンセンターです。ここでは、ごみを燃や
す時に出る熱を利用して熱帯植物を育てています。また、2 階には地域の方々が利用できる集
会施設もあります。
グリーンセンターには誰でも入れます。開園時間など詳しくは清掃工場に事前にお問い合わ
せください。
さあ、もう一度、燃やせるごみの処理の流れに戻りましょう。
清掃工場に運ばれてきた燃やせるごみは、こ
こでひとまず車からピット(貯めておく所)へ
落とし込まれます。
この大きな扉は、ボタンひとつで開いたり閉
じたりします。でも、投入(落とし込み)の時
以外は、扉はしっかりと閉まっています。衛生
面と危険防止に十分配慮しているんですね。
さて、左の写真は何だかわかりますか?
ここは、清掃工場の中央操作室です。
ここで、投入するごみの量から燃やす温度、
機器類の状況まで全てをコントロールしてい
ます。リサイクルセンターとは異なり、ここ
では 24 時間不眠不休・・・
そう、つまり日夜燃やし続けているのです!
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特集 「ごみ」ってなんだろう
次の写真は、ピットに溜められたあなたのご
みを、クレーンバケットで焼却炉の入口に落と
し込んでいるところです。
いよいよ焼却炉の中に突入します。
この洞窟か鍾乳洞の中のような写真、これが
焼却炉の中の様子です。このように焼却炉の壁
には、燃えかす(クリンカ)がごつごつと壁に
こびりついています。
立川にはこのような焼却炉が3つありますの
で、点検や補修を行いながら交代で使用してい
ます。
次の写真は炉の中で整備、補修の作業を行っ
ている様子です。
この中は、火を止めるのに3∼4日かかり、
十分に冷めてから中に入って作業をします。
作業に約1週間、そしてまた火をたき始めて
ごみを燃やせるようになるまでに2、3 日かか
るのです。このような整備作業を3ヶ月に1回、
火を止めて行います。
この写真は階段状になっている炉の上から、階段下にカメラを向けたものです。炉の上から
下までは、ビル3∼4階分位の高さがあります。
作業員は、炉の壁にこびりついたクリンカを取り除いています。これがまた堅くて大変な作
業です。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
下の写真は、清掃工場の裏方の作業の様子です。何をしているかって?
清掃工場では燃やせるごみを燃やしていますが、燃やした後に出る「灰」を活用するため、
灰の中に混じっている金属類などの不適物を取り除く選別をしています。
少しでも、資源化向上を目指し、最終処分地(埋め立て地)の延命化と環境への影響を極力
減らすために、こうした地道で手間のかかる作業が行われています。
こうした人たちの労力により、燃やしたごみから出る焼却灰は各市町によって組織されて
いる東京たま広域資源循環組合へ運ばれて、埋め立てだけでなく資源として再利用される道を
開く努力をしています。
上の2枚の写真は、その焼却灰を活用した「エコセメント」
の製品の一部です。公園のイスや道路などに使用するブロックや花瓶などとして
活用されています。
右のイラストは、エコセメントのシンボルマーク
「エコタロー」です。
東京たま広域資源循環組合は、多摩地域における 25 市 1 町の自治体(組織団体)によって構成・運営されています。
なお、あきる野市、日の出町、奥多摩町および檜原村は含まれていません。
東京たま広域資源循環組合のホームページは
http://www.tama-junkankumiai.com/about/outline/index.html
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特集 「ごみ」ってなんだろう
その他にもごみに関するこんな活動をしています
下の写真を見て何か解りますか?
左は、どうしようもない集積所の状態です。もうごみを入れられない状態ですね。それも、
燃やせないごみも燃やせるごみもごちゃごちゃの状態!
ドアに張ってある注意書きも、成す術がなく・・・一部の住人のマナーの悪さによって多く
の住人が迷惑しています。これでは、ごみの収集もできません。
しかし、管理人さんやオーナーさんのご協力と活動によって、右の写真の通り綺麗になりま
した。その後も、この集積所は綺麗に使われています。心がけ次第で気持ちよく使える場所と
なりました。
不法投棄は犯罪です。不法投棄される場所は特徴があります。やはり捨てる人も後ろめたさ
があるのでしょう。人気のないところや汚くされているところは要注意。市では、そうしたと
ころを中心にパトロールしています。街中でも不法投棄される場合がありますが、警察と協力
して取り締まりにあたっています。今年度も、逮捕者が出ています。
右上の写真は、集合住宅の集積所に大量のごみが不法投棄されたときのものです。ごみは分
別されず、腐った食品から靴、ペット用の缶詰等々ごちゃごちゃです。警察と連携して投棄者
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特集 「ごみ」ってなんだろう
を突き止めます。ちなみにこの時は、幸いにも投棄者が解りましたので・・・
右の写真は、新聞や雑誌など紙資源を早朝から
不法に集めている車に対して、止めるよう注意し
ているところです。
こうしたパトロールも定期的に行っています。
この日も7∼8台の車両に対して注意や警告(警
察官が行います)を行いました。
こうした行為を見かけた方は、車の番号や車体
の色、運転手の特徴などを市にお知らせください。
また、リサイクルポストからのカン類ビン類の抜き取りも同様に、警察と連携して取り締まり
をしています。
リサイクルポストは市が設置した資源回収施設です。市の許可無くそこに入れられたビン・
カンを持ち去ることは出来ません。発見したときは、人相、車両等の特徴をつかんでご連絡く
ださい。
ごみ対策課では、職員自らが自分たちの働く職場の環境を守ろうとの観点から、リサイクル
センター周辺にポイ捨てされたごみを拾う清掃活動を毎週実施しています。
また、センターには多くの見学者が来られます。
小学生はもちろん、自治会や、個人のグループな
ど、ごみ問題に意識の高い人達です。
説明の職員が答えるのに苦労する場面もありま
す。ぜひ、あなたも見学に来て下さい。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
右の写真は、
「たちかわ楽市」での風景です。
楽市には、ごみ減量とリサイクルを訴えるため
毎回参加しています。
ただ、やはり人気は東京一の堆肥ですね。
また、リサイクルトイレットペーパー「里が
えり」も、このときは特別サービスで販売!?
皆さん、来て・見て・触って・使って下さい。
目で見るごみ処理の流れと様々な取り組みについての紹介は、これでひとまず幕を下ろしま
す。見ていただき、ありがとうございました。
リサイクルセンター屋上から望む富士山と奥多摩の山々。緑と空気がキレイです。
でも、その下の私たちの身の回りには右の写真
のように、心ない人による不法投棄や、ルール
を無視して出された廃棄物が多く目につきます。
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特集 「ごみ」ってなんだろう
私たちの、そして何よりもあなたのためのすてきな街、立川をこれ以上傷つけないよ
うにちょっとだけ力を貸してください
本当に必要な物だけを買い、物を大切に使い、物がごみとなるとき・・・・・
その時の分別が、これからの環境を守ることにつながります
PR のページ
市内で集めた古紙で作った古紙 100%のトイレットペーパー
「里がえり」
企業や事業所、市民の方々の分別で集まった比較的上質
な白い紙が主に利用され、作られています。
芯無しで最後までしっかり使えます。
ロールは硬そうだけれど一枚一枚さわってみると
大変ソフトです。
マイ・箸
マイ・バック
マイ・ペーパー
は、環境に優しい賢い行動です。
もちろん「里がえり」はお肌にも優しい製品です。
そして、
「里がえり」はなんと 130 メートルも巻いてあるんですよ!
一般的な製品の約2倍もお得だから、パッケージを持った時に少し重く硬く感じてしまうか
もしれません。ここでやっぱりやめた・・・これ普通の人。
でも、賢い消費者の方にリピーターが多いのも事実です。
「里がえり」は立川市内の各取扱店で購入できます。ぜひ一度お試しください。
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